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2025/06/17

【全治療例の経過】




 人工関節露出症例についてのメール
 この状態で、大学病院の医師が「とりあえず様子を診ましょう。」となった事が凄い事ですよね。
 こういう症例の積み重ねで、少しずつ正しい「なつい式湿潤療法」が世に広まっていくと信じております。
 仮に明日、切断となっても、多感な青春時代の11年間、脚が有ったか無かったかの違いは計り知れないと思います。
 後10年、20年、いや、もっともっと、この脚が持ってくれることを願って止みません。
 この症例は、国際学会で発表、少なくとも、国内の「日本整形外科学会」で発表すべき症例です。(学会会場の教授達の目が点になるでしょうが・・・。)
 いつ拝読いたしましても、感動しか御座いません。いつも、勉強させて頂いております。有難う御座います。

 やはり英語圏で認知されないと日本には広まらないのかとも思い、(情けない話ですが・・・)、恥ずかしながら、英語での症例ブログも最近書いております。
 少しでも正しい「なつい式湿潤療法」が広まる様、微力ながら尽力して参ります。
 
 この患者さんは普通に仕事もしているし、車の運転もしています。初診時は19歳でしたが、もうすぐ31歳です。ビジュアル系バンドのコンサートのたびに東京に来るのが楽しみ、ということでした。


【いろいろな小ネタ系】
  1. コウテイペンギンが従来の予測より「急速なペースで消えている」と判明
     海氷の面積に変化はなくても、氷の質が悪化したために子育てができなくなっているらしいです。

  2. 「トランプ・モバイル」始動、米国製うたう新スマホT1も投入
     アメリカ国内の部品だけを組み合わせて白人アメリカ人が組み立てたという触れ込みですが、嘘っぽいな。あんな図体だけでかいアメ車しか作れない国で精密部品の塊を作れるわけ無いだろ。しかも金ピカの筐体って趣味悪すぎ。

  3. 全米人文科学基金の職員100人が解雇。トランプ政権による文化機関の「解体」に労働組合が警鐘
     「文化で飯が食えるか!」とトラ様が吠えていらっしゃいます。自己愛性パーソナリティ障害のこのじいちゃんには何を言っても無駄、馬耳東風。

  4. ChatGPTが利用者を陰謀論的な考えに導いているとの報告、その後ChatGPTは操作を認めてOpenAIとメディアへの通報を指示
     私にとっては生成AIさまが陰謀論に加担しようが自殺を助長しようがどーでもいい話ですが、こういうしょーもないChatGPTとの会話をしている間にも、大量の電力と冷却用の淡水が使われている、ということは見逃しちゃダメだと思います。超くだらない問題をChatGPT様が解決するために人類全体が支払わされる債務がどんどん膨れ上がっていきます。

  5. サム・アルトマン「ChatGPTは環境にやさしい」と主張(そんなわけない)
     OpenAIの生みの親、アルトマン様が根拠もなしに「ChatGPTは環境に優しいのさ」と仰られたそうです。言ったもんがちですね。多分、トラ様と相性が良さそう。

  6. 「安住アナ」も「イット!」も騙された! 中国発の「衝撃映像」が“AIフェイク”で業界に緊張
     テレビ番組には「衝撃映像100連発」的なネット投稿動画のコピペ(と思われる短尺映像)が氾濫していますが、そのうち何%が生成AI系嘘動画なんでしょうか?

  7. 気象庁長官が「デマ」と一刀両断 “7月に日本で大災害”の噂… 「科学的な観点から外れた判断をする人多く残念」 日頃の地震への備えも呼びかけ
     昭和時代のノストラダムスといい、今回の漫画といい、日本人って本当に暇なんだなと思います。

  8. まともな人なら「新幹線の激遅フリーWi-Fi」は使わない…車両内でアクセスしてはいけない「三大サイト」
     通信料の上限が低いようです。道理で遅いわけだ。

  9. 報復が報復を呼ぶ…イラン・イスラエル全面戦争の可能性も、ネタニヤフの「瀬戸際作戦」に世界が巻き込まれる日
     戦闘国家イスラエルを率いる我らがネタ様ですが、戦争をやめたら、収賄などの様々な罪で逮捕・有罪間違いなしらしいし、それがなくても大統領選挙での再選は不可能な状態です。だから、何が何でも戦い続け、戦争を止めるわけには行かないのです。諦めたらそこで試合終了なんです。




【医学の話題など】
  1. タレント・小島可奈子さんの顔を犬が“ガブリ”「傷跡が残ります」医師が断言…30針も縫う大けが
     これまで数え切れないくらいの動物咬傷を治療してきた私からのアドバイス。

  2. 鼻は年齢を重ねると大きくなるって噂は本当?鼻を肥大化・老けさせないための簡単マッサージ法
     東北大学での恩師は「歳をとると耳も鼻も大きくなるのは皮膚が張りを失った分、軟骨が弾力で拡がるのを防げなくなったためだろう」と言っていましたが、40年ぶりに思い出しました。

  3. 身寄りのない高齢者、転院できず苦慮 身元保証前提の慣習課題 静岡県内救急病院
     病院としては運ばれてきた患者は受け入れるしかありません。その患者が独居老人だろうと身元不明だろうと、病人・けが人である限り、受け入れるのが仕事です。緊急受入時に身元保証人なんて言っていられません。そして、病気・怪我を治した後に地獄が待っています。




【ミニエッセイ】
 いつも行く飯田橋の某立ち飲み居酒屋での話。
 新顔の外国人のアルバイトの若い女の子がいて、まだ日本語の会話も得意ではない様子でしたが、店長が大声で「どんどん大きな声を出してね。それだけでお店が明るくなるからね。このお店の客はみんな優しいから、間違ったって誰も文句を言わないよ。怖がらなくていいよ」だって。それを聞いて店長の真ん前にいた常連客が「それって俺のことか?」。
 いいお店です。




【今日の虚言】
難儀なことがあったら、工夫して乗り越えるか、要領よく回避するか、寝そべって見なかったことにするか・・・。

難儀は怠惰の基

大疑は大吾の基

これまでの虚言一覧


2025/06/16

【全治療例の経過】




【いろいろな小ネタ系】
  1. 「すべての侵略的外国人を通報せよ」 トランプ政権、キリスト教ナショナリズムに共鳴
     もうここまで来ちゃったら、すべての国との外交や交流や貿易を含む全ての国交を絶ち、トラ様アメリカの国は鎖国して一人でやってほしいっす。実際、「アメリカは面倒くさいんで、放っておこうぜ」という動きは世界的に出てきています。
     となると、トラ様のお祖父様は移民でしたが、現在となっては「最大の侵略的外来種」の始祖です。

  2. 「おとぎ話をされても困る」石破政権“肝いり”の「関係人口」増大政策に島根など地方から疑問の声も
     私は一応、「秋田県、頑張れ(・・・今更頑張ってももう手遅れっぽいけどね)」派の一人です。石破様のいう「秋田県の関係人口」といえます。でも、秋田県の足を踏み入れることはもうないだろうから、私みたいな「関係人口」がいくら増えたって、秋田県消滅を遅らせる効果はありません。実際に秋田県に住んで仕事をしている人が増えない限りは、どうしようもないのです。
     まぁ、石破首相閣下の出身地の鳥取県より県消滅が早いということはないだろうけどさ。

  3. 《ウンコは資源》排泄大国ニッポンが抱える“黄金の資源”を活用できてない問題「江戸時代の取引金額は10億円前後」「北朝鮮では売買・窃盗の対象にも」
     腸内細菌の菌体成分などを含む有機物の塊ですからね。とは言っても、うんこの有用性の証明として、江戸時代や北朝鮮の話を持ち出されてもピンとこないと言うか、時代遅れなんだよな。もうちょっと先を見て議論しましょう。

  4. ヒトラーとプーチン、トランプに共通する「自己愛性リーダーシップ」 その起源を探る
     何がどうあっても自分だけが正しい、という信念を持つという意味では、あの某党の立候補者とか某県の知事様とかも同じかな。はたから見れば皆様、自己愛性パーソナリティ障害です。だから、あれほど暴走できちゃうし、自分だけは間違っていないと思っていらっしゃいます。

  5. 水資源豊富なスイス、渇水を「災害」扱いに
     ヨーロッパの水源地スイスでもこのありさまです。

  6. 2万円給付の衝撃根拠「庶民の食費は年25万円」に批判続出でネット炎上中
     森山幹事長閣下の1日の食費は平均25万円と噂されています。




【糖質制限・食の話題】
  1. 50代女性は基準値の2倍以上の糖質を摂っているという事実…50代が健康とダイエットを見直す最後のチャンスである理由〈医師が提唱〉
     

  2. 万博会場産のユスリカ食べてみた
     佃煮風にして食べたところ、「小エビ(アミ)味」だったそうです。万博会場内は生物採集は禁じられているため、会場外で集めた少量のシオユスリカを食べたそうです。どうせなら、野食系昆虫食系のYouTuberを集めて「大阪湾の命をありがたくいただく会」を開催できたらいいのにね。命は美味しくいただいてこそ輝きます。

  3. 週5~6日の“酒飲み”は糖尿病リスクが20%低下する
     久しぶりに「酒の有害性」を指摘しない、それどころが飲酒の有用性を証明する(かもしれない)データが出てきました。とは言っても、私の周囲の酒飲みの大半は糖質セイゲニストなんで、そもそも糖尿病のリスクゼロですけどね。





2025/06/15

【全治療例の経過】




「エビデンスでなくとも」というメールです。
 この記事 ( https://president.jp/articles/-/96476 ) を書いたドクター、自らの身体を張って様々な食品の血糖値バトルの結果をYouTube ( https://www.youtube.com/channel/UCz00ZA_kf1_MUXTBAo28VpA ) で披露なさっています。糖質必須論者からは「こんなのエビデンスでない」と非難されそうですが、一つのファクトであることは覆せないと思うのですけれど…。
 

 私は何度も繰り返し、
フィブラストスプレー®を噴霧するとスズメバチに刺されたのと同じ拷問級の激痛が味わえるゲーベンクリーム®を塗布すると激痛で歩けなくなり傷も深くなるアクトシン軟膏®はゲーベンの上を行く激痛、と書いていますが、全て自分の体に傷をつけて実験した結果です。
 ですが、フィブラストスプレーの製造販売会社に質問しても、ゲーベンクリームの製薬メーカーに聞いても、「弊社の製品で痛みがあるとは聞いていません」という回答しか返ってきません。これらは明らかに副作用なんですが、いずれも命に関わるような副作用ではないため、不問に付されているのです。
 そしてさらに重要なことは、実験動物は人間に「これは痛くてたまらない」とは教えてくれないんですね。彼らは人間の言葉は話せませんから。だから、治療薬の痛みについては、人体実験するしかないのですが、製薬メーカーは人体実験することはありません。せいぜい、健康な皮膚に塗布してアレルギーや皮膚炎などが起きないことを確かめる程度です。健常な皮膚なんで痛みは感じません(痛みを感じるためには、角質に傷を作って塗布前と後で痛みに違いがあるかを評価するしかない)
 しかも、一度厚生省の認可を受けた「治療薬」は重篤な副作用(死亡事故とか胎児奇形の多発とか)が起きない限り、認可を見直すことはありません。だから、軟膏などの外用薬は50年以上前に認可された薬が現在も「安全な薬剤」として使われ続けます。

 これは糖質も同じ。なにせ、1万年前から「安全で美味しくてなくてはならない神が賜った食べ物」として崇拝されてきた植物であり、そもそも「糖質は危ない食べ物かも」という発想すら浮かびません。空気や水と同じ存在かもしれません。だから、研究も遅れるし、エビデンスとなる研究があっても微々たるものです。


【いろいろな小ネタ系】
  1. 米ミネソタ州で州議員らが銃撃受け死亡 知事「政治的暴力」と非難
     トラ様支持者による民主党議員の虐殺の始まり?

  2. ネパール館、万博2カ月で一度も開館せず 工事費用トラブル? 装飾も未完成のままむき出し
     万博閉幕時に、「ネパール館さえ開いていたら入場者が爆増して黒字化が可能だったのに」という言い訳に使えます。

  3. 小学校の給食に問題相次ぎ、児童が弁当持参 大阪市が業者と契約解除
     大阪は万博景気でウハウハ状態と思っていたら、小学校は違うんですね。びっくりしました。子どもたちが不憫です。

  4. 大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!
     万博と「アカントアメーバ+レジオネラ属連合軍」の戦いが始まったようです。でも、アメーバの生態から考えると万博側に勝ち目はあるんだろうか、なんて思ってしまいます。

  5. トランプ大統領にこそ反乱法を適用できないものか
     普通に考えればこうだよね。





2025/06/14

【全治療例の経過】




ヒルドイドソフト関連メール
 保団連のポストです。
 
https://x.com/hodanren/status/1933151943293382851
 ヘパリン類似物質(ヒルドイド)が抜き出ている。
 関連コメントやポストを見ても、ヒルドイドが無いと困る、が多数。
 宗教かな?
 薬価安いから、マルホも処方薬のヒルドイド出したくないだろうに。
 薬価だけ見て、処方箋点数、調合料点数、管理料点数を勘案しない連中ばかりなので、話にならない。
 ですね。鎮痛用にロキソプロフェン頓用で5日分処方してもらうより、OTCのロキソプロフェン12錠買った方が安いのに。
 生保は医療券使えないけど。
 



【いろいろな小ネタ系】
  1. 地球温暖化で大西洋海流システムに崩壊の恐れ、欧州では氷点下48度に達する都市も
     少し前から大西洋子午面循環(AMOC)が弱まっていることが指摘されています。北極圏の海水温の上昇でグリーンランド沖などに始まる冷水塊の沈み込みが減弱しているからです。
     その結果、多分こんな感じになると思われます。[北極から熱帯地域への温度の移動が停止する]⇒[海水温の上昇で北極上空の水蒸気が増加]⇒[極地の積雪量が増加]⇒[海氷が増加]⇒[海氷による太陽光の反射が増加して温度が低下(大洋の熱エネルギーが地表に届かなくなって地表が温まらない)]⇒[高緯度地域は寒冷化して温暖化はストップ]⇒[熱帯はしばらく高温が続くが、太陽光を反射する面積の拡大とともに次第に温度が低下]・・・。

  2. WikipediaでAIの生成した要約を記事冒頭に表示するテストが編集者の反発で中止に
     Google検索でも一番最初に生成AIによる回答を示していますが、時々「本当かな?」というものがあり、結局は自分で一次資料を探すことになります。

  3. 「最も安全なウェブブラウザ」はどれ? 詐欺広告やスパムに強いブラウザ3選
     私はPCではFirefoxかBrave、スマホとタブレットはFirefoxです。

  4. 【速報】「中国館」「マルタ館」の下請け業者が倒産の危機訴え 万博パビリオン工事代金の未払い相次ぐ「国家プロジェクトと信じてやってきた」
     万博栄えて下請け業者滅びる・・・の図。

  5. トランプ米大統領のカリフォルニア州兵派遣、裁判所が違法と判断
     これを受けてトラ様は、全米の裁判所を閉鎖するとの大統領令に署名し、裁判官全員に関税を課すと宣告。とりあえず大統領令を出して関税で脅せば、この世の中はトラ様の思う通りに動くはずです。神様であるトラ様がそう仰られています。夢疑うことなかれ。

  6. 動画生成は別次元、思ったより深刻だったAIの電力問題
     ただより高いものはない、ってやつだな。
     アホでも愚図でもおバカさんでも、能力も努力も工夫もなしに素敵な動画が作れるんだぜ、と鳴り物入りで登場した生成AI様ですが、どうやら底なしの胃袋に電気を飲み込み、食い散らかして動画を作って下さっていたんだとさ。そのうち、「生成AIは電気のブラックホール」と化すんじゃないっすか。

  7. このままでは「地球の土は失われる」…動物が陸に上がってから4億年。「肥沃な土を追い求め続けたヒト」が目にした、この星の「暗澹たる土壌」
     不毛の大地だった4億5000万年前の地球に植物が上陸し、節足動物が上陸し、やがて奇跡の物質「土壌」が作られるようになる奇跡の歴史についてなら、私は資料を一切見ずに1時間の講演をする自信があります。

  8. まもなく中国EVに「大倒産の波」がやってくる…補助金だのみの「大躍進」が終わり「生き残れるのはBYDぐらい」の理由
     数年前から、中国のあちこちで、放置されたEVが積み重なった「EVの墓場」が問題になっているしね。EVブームはバブルです。バブルは必ずはじけます。

  9. 世界一人口が増えているのはイスラム教徒――若さと出生率の高さで世界を席巻する勢い
     キリスト教は結局、科学に圧倒されて力を失ったけど、イスラム教はそうならなかった。同じ一神教なのに、どこでこんなに差がついたのかを考えてみるのも一興。




【糖質制限・食の話題】
  1. 本物のカニが悔しがっている…神戸発の「世界一ズワイガニに近いカニカマ」が売れ続けている「味」以外の理由
     それまでのカニカマとは次元が異なるズワイガニへの肉薄ぶりがすごすぎます。こういう創意工夫の発明話、大好きです。




【医学の話題など】
  1. 認知症治療薬「レカネマブ」に300万円の価値はない…訪問診療の医師が教える「認知症寝たきり患者の本当の姿」
     古くからの当サイトの読者ならご存知のように、私はアミロイドβ除去薬は最初からインチキだと繰り返し書いています。アルツハイマーの原因はアミロイドβ蓄積だとした最初の論文の画像にインチキがあったから。アミロイドβをいくら除去したところでアルツハイマーも認知症も改善しません。私の母親(92歳で私のことを死んだ夫と思っているくらいの認知症患者)にレカネマブを飲ませたら私が夫でなく子どもだと思い出した、というのなら謝りますけどね。
     アミロイドβは原因物質でなく、アルツハイマーの結果として発生する物質でしょう。これは「動脈硬化とコレステロール」の関係と同じ。通常はコレステロールが動脈硬化の原因物質とされているけど、損傷を受けた動脈内壁を修復するために周囲の細胞から遊離して補修を始めるのがコレステロールです(何しろ、コレステロールは細胞膜の最も重要な構成成分なので、細胞が損傷を受けるとすぐに遊離する)。わかりやすく言えば、火事場に消防士がたくさんいるのと同じ。ところが、どっかのおバカさんが「火事場に消防士が大勢いたから消防士が火をつけたんだろう」って論文を書いちゃった。アホですな。そのアホの戯言を大前提として動脈硬化学会とか高血圧学会が立ち上がっちゃった。
     アミロイドβは火事場に残された燃えカスであって、火災の原因は別にあるんですよ。

  2. クローゼットから血液へ 衣類に潜むマイクロプラスチックの静かな危機
     先日も「化学物質が怖いからお店でもらったレシートは素手で触れないようにしている」という記事がありましたが、それがいかにナンセンスかがわかります。衣服を脱いで洗濯するだけで大量のマイクロプラスチックが作られているんですぜ。
     多分、現代文明っていうのは「便利な生活」と「安全な生活」が両立できないようになっているようです。便利であれば安全でなく、安全であれば便利ではない・・・ってね。





2025/06/13

【全治療例の経過】




虫刺症についてのメールです。
 わたしは痒みの対策として フェミニーナ軟膏S を使っています。小林製薬です。
 これには局所麻酔薬のリドカインが 2% 含まれていて、けっこう効きます。

 ボラギノールA軟膏はリドカインが 3% なので更に効きそうですが、ステロイドも含まれているので要注意かな。
 
 キシロカイン入り軟膏は盲点でした。結構あるんですね。難点は、フェミニーナ軟膏はおっちゃんが薬局で購入するのにはちょっとハードルが高いことか?
 ちなみに、ステロイドですが私は全く気にしていません。数日間、局所的に使用するだけなら影響なんてありません。アトピー性皮膚炎のように前身に何年間も連続使用していればステロイド軟膏は副作用が問題になる、というだけです。
 ステロイドと言っても所詮は道具の一つです。道具は安全に使えば有用です。果物ナイフは果物の皮を剥くには有用ですが、使い方を間違える(?)と殺人にも使えます。それと同じです。


【いろいろな小ネタ系】
  1. DAISO、たった300円で地動説を証明してしまう 「こんな時代が来たか…」と驚きの声
     週2はダイソーに行っていますが、これは気が付かなかったな。なんと三球儀が300円で買えるんだって! すごい世の中になったもんだよ。これは買うしかないでしょう。

  2. トランプ氏がデモ参加者は「動物だ」 LAから全米に広がる抗議活動…「反乱法」発動を示唆も【news23】
     その後、「トラ」は動物のTigerの意味であることを知ったトラ様は、「トラは動物でない」との大統領令にサインしました。

  3. 矢印信号「←↑→」なぜ? 別に普通の「青信号」でいいですよね? 実は「驚愕の理由」があった! 信号機OBが語る「交通安全上の工夫」とは
     なるほど、そういう意味があったのか。長年の疑問が解消しました。

  4. USB-C充電できる「乾電池」型リチウムイオン電池--単1〜4対応 4本2000円台で発売
     type-Cで直接充電できるタイプの乾電池も次第に安くなってきました。もうちょい安くなったら買おうっと。
     ちなみに、クリニックで使っている充電式乾電池エネループは15年くらい前から使っている年代物ですが、未だになんの問題もなく働き続けてくれています。

  5. キャッシュレス決済をやめる店舗が増加?「現金払い」への回帰のメリットとは?
     現在、キャッスレス大国・先進国と言われている国はそもそも、偽造紙幣の数が多く、紙幣への信頼性がなかったからキャッシュレスしか信頼できるお金がなかった、という事情があります。偽造紙幣を作るハードルが高い日本とは違います。




【糖質制限・食の話題】
  1. 飯田橋「NewDays」のコンビニ角打ちでちょい飲みが最高だった(朝飲み&昼飲みも)
     飯田橋駅東改札口の真ん前にあるコンビニNewDaysの2階でちょい飲みができるようです。NewDaysで買ったお酒やツマミを持ち込むシステムらしいっす。これは行くしかないでしょう。

  2. 若者に大人気:2000円食べ・飲み放題の「おすすめ屋」は平日18時でもほぼ満席! 8年前に繁盛することを予測していた男がいた!!
     なんと2000円で食べ放題+飲み放題♡ マジっすか。年齢層が若いため、じいちゃんは入りにくそうなのが難点か。ちなみに、私の生活圏内では、神田、上野、新宿西口にありました。

  3. 清水ミチコ、コメ×替え歌の“最終章”「米がない」 反響続々「ななめ上の発想」「笑ってしまった」
     仕事が早い、といえば清水のみっちゃんといらすとやでしょう。まさかの『雪が降る』のパロディーとは!




【医学の話題など】
  1. マイクロプラスチックを避けるため、その研究者は紙のレシートをもらわない
     「まだ調べられていないけど、実はマイクロプラスチックを含んでいました」という商品、工業製品は結構あるんじゃないかと思います。レシートに触らなければマイクロプラスチックの害から身を守れる・・・とはならないんじゃないでしょうか。工業製品以外の自然の産物でも、生物濃縮などでマイクロプラスチックが含まれている可能性だってあるわけだし。





2025/06/12

【全治療例の経過】




【いろいろな小ネタ系】
  1. 【速報】万博・レジオネラ属菌 再び指針値を『上回る数値』ショー中止時点よりも数値が2倍に増加 水上ショー再開の見通し立たず
     自然界のレジオネラ属は単独生活しているものより、アカントアメーバ(アメーバの一種)の細胞内共生体として生きているものが多いことが知られています(以前は、アメーバはレジオネラ属を捕食すると考えられていた)。レジオネラ属はアカントアメーバの体内で増殖し(通性細胞内増殖)、アメーバの有害物質などの分解をしていると考えられています。
     アカントアメーバはあらゆる水のある環境(海水、淡水、汽水、土壌)の他、人工的な環境でも水さえあれば生息でき、コンタクトレンズの洗浄液からも発見され、結膜炎の原因になったりするそうです。そして、何らかの条件が揃うとレジオネラはアメーバの体外に飛び出し、それをヒトが吸い込むと在郷軍人病などのレジオネラ肺炎となります。
     となると、レジオネラが検出されたからレジオネラをやっつければいい、とならないことは明白でしょう。何しろレジオネラの多くはアメーバの体内で暮らしている生物で、アメーバ内のレジオネラを検出する方法は顕微鏡観察以外にはありません。
     しかも、アメーバは環境が悪化(乾燥、寒冷、化学物質への被曝など)があるとcystという休眠状態になり(これは細菌のVBNCと同じ状態)、活動を停止して環境の改善を待ちます。このcystが強固な殻をまとったようなもので、「死んだように見えるが死んでいない」のです。だから、アメーバの根絶は極めて困難です。
     というわけで、万博会場では[ユスリカの大量発生]⇒[殺虫剤散布]⇒[アカントアメーバにも作用]⇒[アメーバ体内のレジオネラが飛び出す]・・・という可能性だってあるわけです。

  2. 生成AIは学術論文を誤って要約することが多く、新型モデルはより悪化している
     大昔はインディアン嘘つかない、今は生成AI嘘つかない・・・のはずでしたが、どうやらそれは幻想だったようです。「論文なんて生成AI様に要約していただき、人間はそれを読ませていただくだけいいのだ」と考える無邪気な人は注意したほうがいいです。生成AIはどんどんアホになっていくか、嘘つきになっているんですから。
     生成AI様も学習に飽きてくると手抜きをすることを覚えるんだな。それってほぼ人間じゃん。

  3. トランプ氏「中国はレアアース供給し、米国は中国留学生を許容」
     「どうせトラ様はtaco(Trump Always Chickens Out)になるよ」というプーさん様の読みが当たっていました、とさ。

  4. 対アメリカ、4勝0敗で中国の勝ち…習近平に「トランプの関税攻勢」がまるで効かない理由
     トラ様はtaco(Trump Always Chickens Out)だって見透かされているから足元を見られています。
     国際的にも「トラ様はまともに相手にしちゃダメ。思い付きでコロコロ方針を変える信用が置けないやつだ。トラ様政権のアメリカは信頼が置けない相手だ。だったら、まだプーさんのほうがマシ化・・・」ってな計算が成り立っているようです。

  5. マスク氏、トランプ氏への批判「行き過ぎだった」と後悔
     マスク様もtaco(Trump Always Chickens Out)だった模様。仲良きことは美しき哉。

  6. LAデモの背後としてメキシコ大統領を名指した米国…根拠はなかった
     これまで、口から出任せ、口先三寸で大金持ちになった人だからなぁ・・・。嘘を嘘を認識する能力が欠如しているのかな? だからこそ大金持ちになれたんだろうけどね。

  7. 中国のAIカンニング対策がガチすぎ。大学入試中は国内AIをオフに
     ひところ、中国の若年層、特に大学卒業者の失業率の高さが報じられていましたが、最近はどうなんでしょうか。AIカンニングして大学に入学できてもその先が・・・では本末転倒のような気が・・・。

  8. iPhoneの値段が「爆上がり」しそう⋯トランプの「スマホを国内で作れ」政策がもたらす「アメリカ経済の自殺行為」
     iPhone製造過程での複雑なサプライチェーンの構造をトラ様に理解させるのは、ダチョウ(鳥類で最も頭が悪いと言われている)に双曲線を理解させるより難しいらしいです。




【医学の話題など】
  1. ケネディ米厚生長官、CDCのワクチン諮問委員17人を全員解任
     反ワクチン馬鹿がアメリカの医療現場を牛耳る。世も末だな。これでアメリカの医学や科学は世界水準から大きく後退するのは間違いなし。

  2. マイナ保険証、国家公務員でも「3割」切る利用率 一本化後も利用は伸び悩み、むしろ「登録解除」に勢い
     厚生省方面から毎朝のように(・・・いわゆる誇張表現ってやつです)、「患者さんにマイナ保険証の使用を呼びかけてください」的なメールが来ます。一応、下々に通知はしたから普及が進むはず、ということなんでしょう。




【ミニエッセイ】
 先日、旅行先でブヨに刺されて痒みがひどい、という患者さんが受診されました。治療法と言っても対処療法しかないのでステロイド軟膏を処方しただけですが、その日の夜、こういう患者さんの刺し傷の部分に局所麻酔を打ったら効くんじゃないだろうか、と気が付きました。というのは、スズメバチに刺された強烈な痛みは刺された部位への局所麻酔(キシロカイン 0.5ml)で瞬時のうちに痛みが消失するからです・・・当たり前だけど。そして、1時間後に麻酔が切れる頃には痛みは消失しています。
 ブヨの痒みはスズメバチに刺された痛みより長引くのが普通ですが、それでも、最初の1時間でも「痒みなし」状態になればかなり楽になるんじゃないかと。





2025/06/11

【全治療例の経過】




【いろいろな小ネタ系】
  1. 「PDFからコピペしたら文字化けした」……それってPDFが「構造化」されてないからかも!?【教えて!助けて!! Adobe先生】
     そうだったのか、という納得の説明。レイヤー構造が保存されているかどうかの問題だったようです。

  2. アメリカ企業の決算説明会で起きた異変!不確実なトランプの世界で企業が選択すべき最善策とは?
     「冒頭の「トランプのやり方では長期計画の策定は無駄で、企業にとり最も合理的な対応は様子見である」という分析がすべてを物語っています。得意技は朝令暮改、というTACO様ですから、まともに相手にするのは時間のムダ、というところでしょうか。何しろ、トラ様ご本人が「ブレーキが壊れたブルドーザ」、周囲を固める茶坊主様たちは首を縦に振るだけのYESマンだけ。ブレーキ役は皆無です。ましてや、長期展望という言葉から最も縁遠い政権です。

  3. バイデン氏あざ笑ったトランプ大統領、自身も専用機のタラップ踏み外す
     人を呪わば穴二つ。バイデンさんが通った道はあなたも通る道なんです。

  4. ChatGPTがチェス対決で「Atari 2600」に負ける
     ChatGPTがタコなのか、Atari 2600が神すぎるのか? このマシンが世に登場したのは1977年でもう50年近く前です。コンピュータの世界では立派な骨董品。
     ちなみに、1977年といえばカーターさんが大統領になり、ロッキード事件の裁判が始まり、天王星の環が初めて観測され、初代の気象衛星「ひまわり」が打ち上げられ、文化大革命が終わり、ボイジャー2号が打ち上げられ、最後の天然痘患者が報告され、チャップリンが死去した年です。同じ年、イグルスの【ホテル・カリフォルニア】とABBAの【ダンシング・クイーン】がヒットし、映画では【ロッキー】、【未知との遭遇】、【スターウォーズ】が封切られています。
     このように並べると、未だに現役なのはボイジャー2号と今回のAtari 2600だけでしょうか。すごいなぁ。

  5. WWDC基調講演が始まって数分後、アップルの時価総額は約11兆円減少した
     siriに火が付く、という諺の爆誕。一番最初にsiriが登場したときは世界最先端だったのに、今では生成AIの後塵を拝すると言うか、尻尾すら捕まえられていない状態、周回遅れ状態です。

  6. 国民・山尾志桜里氏、SNSの批判は「想定以上」も「出馬断念の気持ちにはならなかった」
     批判は真摯に受け止めるが自分が間違っているとは考えていない・・・って、どこかで聴いたことがあるセリフだな。誰のセリフか思い出せないけど。




【糖質制限・食の話題】
  1. ベジタリアンほど「反抗心が強く、野心的」であると判明
     新鮮な野菜も果物も一切食べない私は、反抗心がなくて協調性に富み、野心を持たない人間だよね・・・ということはないようです。
     「日本人なら米を食え! コメを食べないのは非国民!」的な瑞穂の国で糖質セイゲニストであることは、米食う人々からすると「伝統の破壊者/食文化の破壊者」であり、「社会秩序の破壊者」と同じです。彼らは「米=日本」と考えているからです。実際、糖質制限が静かなブームになった2013年頃は、「糖質制限が普及すると日本農業が終わる/日本の食糧自給が破綻する」と猛烈な反対がありました。
     「米」となるとそれは宗教論争になっちゃうんだよ、この国は。単なる穀物の一種だろ、なんて言ったら異端審問所送りになるんだぜ。

  2. 後悔:ワンコインでポークビッツが盛り放題丼!好きなだけ盛っていいって言ったよね? 私、信じたよ?
     ビールでなくハイボールだったら行ってみたいんだけどなぁ。場所は新橋のようです。

  3. 小泉進次郎農水相の「備蓄米、大盤振る舞い」で倉庫はすっからかん? 今年凶作ならコメが店頭から消える事態も
     おら、米なんて食わねぇから、備蓄倉庫がすっからかんになっても、そんなの関係ねぇ~♡




【医学の話題など】
  1. ヒトの傷の治癒スピード、他の動物より3倍遅い 不都合な進化の理由
     先日も同じような研究紹介記事がありましたが、

  2. 崩壊寸前の地域医療 「病院の約7割が赤字」日本病院会会長が訴え 倒産加速の可能性
     久しぶりに相澤先生の顔を拝見しました。お元気そうで何よりです。
     結局、24時間365日の救急医療に対応し、入院患者を必ず受け入れるというのは、現在の保険診療のシステムでは持続可能ではないということです。





2025/06/10

【全治療例の経過】




【いろいろな小ネタ系】
  1. 戸籍情報システムが管理する文字「約70万字」…日本のデジタル化が進まない原因は「法務省」のせい?
     旧字体も面倒くさいけど、異字体がさらに面倒。この漢字、おかしいよね、というものまで普通に使われています。これは患者さんの名字を見ているとよくわかります。高と髙なんて拡大フォントにしないとじいちゃんには違いがわからねえよ。

  2. マスク氏、ベッセント財務長官にタックル?:大乱闘のトランプ政権
     もはやホワイトハウスが学級崩壊レベル? 前回の「トランプ ver.1」ではペンスさんのような良識派重鎮が睨みを効かせていてなんとか秩序を保っていたけど、良識や常識を持つ人間が皆無になった「トランプ Ver.2」では烏合の衆状態となって、お山の大将様が行先も見ずにひたすら暴走。

  3. トランプ氏、マスク氏のスターリンク「良いサービス」 中止の意向なし
     世界中に成田離婚の醜態をさらしたトラ様ですが、スターリンクについては早くも「TACOモード」に入っています。それ見たことかと世界中失笑♡

  4. レアアースで中国に「泣き」?トランプが“折れる瞬間”を市場は知っている【ストラテジストが解説】
     世界中の経済界が「どうせ放っておいてもトラ様はTACOになる」と見透かされています。
     「人格は五流、政治家としては三流、金儲けの才能は一流」と言われてきたトラ様ですが、金儲けの才能についても疑問符付きで語られるようになってきました。

  5. 【深刻】カナダ山火事がNYにも煙到達…アメリカ全土の約3分の1覆われ健康被害の懸念も 延焼止まらず208カ所で火災
     この事態を受けてトラ様は、「国境を超えて押し寄せる煙を防ぐため、アメリカとカナダ国境に壁を作る。火災の煙を輸出しているカナダには関税500%をかける。アメリカに不法侵入した煙はカナダに送り返す」と発表しましたが、具体性に乏しいとして市場は「いつものTACOさんだな」と楽観ムード。

  6. 米電力の加州山火事AI予測、過小評価か 実際の焼失面積は10倍超
     AIがタコなのか、AIに頼りまくっているサザン・カリフォルニア・エジソン社がアホなのか・・・。

  7. ついにDH制不採用はセ・リーグのみ 東京六大学と関西学生も導入で強まる「圧」
     セ・リーグでは、「1点差を追うジャイアンツは9回表、ノーアウト満塁で一打逆転のチャンス。打席にはピッチャーの〇〇。あっ、ボテボテのピッチャーゴロ。3塁走者はホームでアウトとなり打ったピッチャーも1塁アウト。隙をついて本塁突入した3塁走者までアウトとなり、ジャイアンツは絵に書いたようなタコぶりを発揮しました」という場面が来年も再来年も見られそうです。

  8. 体外受精クリニック爆破で注目…米国で静かに広がる「反出生主義」とは?
     そのうち、「胎児の同意なく出産をした母親は禁固刑」とかの方向に暴走して、出産する場合は「同意書への胎児本人のサイン」が必須となったりするんだろうか?

  9. スマートフォンは人間にとっての「寄生虫」なのか?
     昨日読んだいろいろな記事で一番面白かったのがこれ。なるほどね。たしかに、共生体と言うよりは寄生体だな。

  10. DOGEがエラーだらけのAIツールを使って医療サービス関連の契約をキャンセル可能かどうか判断していたことが判明
     DOGEはドジっ娘♡

  11. トランプ氏とマスク氏の対立、ロシア各界から嘲笑や皮肉
     世界中に大喜利ネタを提供し続けるトラ様とマスク様。

  12. 「万博で恥ずかしくないように」大阪公立中で2時間“集団行動訓練”に疑問の声…博覧会協会は関与否定、では誰の指示?
     軍事教練だな。NHKの朝ドラと連携している模様。




【医学の話題など】
  1. 福岡厚労相ついに“白旗”…健康保険証の代わり「資格確認書」の一律送付「最後は自治体の判断に委ねる」
     国民全員に固有の番号を振って様々な行政手続きなどを省力化しよう、というのは絶対に必要なシステム改変なんですが、[なかなかマイナンバーカードが普及しない]⇒[それなら保険証のような生活の絶対必要なものとセットにすれば嫌でもマイナンバーカードを使わざるを得なくなって一気に普及する]・・・となったあたりからすでにボタンの掛け違い。
     見切り発車的にマイナ保険証制度が始まったものの、カードリーダーの不具合とか、患者情報が正確に反映されていないとか、いろいろな問題が出てきて、しかも「マイナカードは5年毎に書き換えが必要」ときたもんだから、マイナ保険証失効者が続出するおそれが!





2025/06/09

【全治療例の経過】




【いろいろな小ネタ系】
  1. 地域の緑の量と警察による射殺の間には驚くほど強い関連性があることが判明
     国民が銃を乱射する権利を有する国のお話。

  2. 短期的な利益追求型経営が製造業の弱体化を招いた! 世界で非難を浴びる「トランプ関税」の目指すところと自動車産業の行く末
     自動車専門サイトの記事ですが、本質を突いています。ウクライナ戦争も、アメリカが本来の武器弾薬製造能力を持っていればこれほど泥沼しかなった、と指摘しています。
     車にしろ兵器にしろ、その開発には長い時間と研究が必要で、そういう長い目で見て研究と開発に投資し続けられたもののみが勝者となります。しかし、アメリカでは四半期ごとに成果を出して株主配当を増やすことのみが会社の理念となり、その結果「ものづくり」が衰退しました。関税を上げればものづくりが復活するはず、と考えているのは脳みそお花畑のトラ様とその支持者だけ。

  3. 弦を捨てたら売れた⋯Z世代に刺さった「スマートギター」、発売1年で驚異の売上高200億円
     「楽譜の読み方を覚え、ギターを地道に練習するなんてタイパもコスパも悪すぎ」と考えるZ世代にうってつけのギターが爆誕!
     唯一の問題点は、この会社が潰れてスマートギターが販売中止となったら、ユーザーは「ギターが弾けない人」に逆戻りすることでしょうか。
     なんだか、「冷凍食品をレンチンするだけで料理人になれる」みたいなもんかな?

  4. ブラジル・アマゾン 1か月で東京23区の1.5倍の面積の森林が消失
     カナダの森林火災は凄まじいけど、アマゾンの森林火災は規模はカナダに負けるものの、桁違いの破壊力を見せつけています。

  5. マスク氏の怒り爆発!トランプ氏との決裂「巨額支援の裏切られた約束」
     トラ様という人間を信じ込んだほうが悪い。
     「人間見た目が99%」とかいう本がありましたが、初対面の時に「この人は信用が置けないかも。注意したほうがいい人間かも・・・」という勘が働くことがありますが、私の場合、こういう勘は大体当たります。トラ様もその一人。瑞穂の国の政治家だとあの人とかあの人、あの県知事様もその一人。

  6. 随意契約“小泉米”をホメているのは新聞とテレビだけ…専門家の評判はからっきし
     農政のことはよーわからんけど、備蓄米って無限にあるわけじゃないから、売り払ってしまったらそれでおしまい。




【医学の話題など】
  1. どうなる地方の病院…25年度末にも資金枯渇?新潟県立病院が過去最大46億円の赤字 医療再編避けられない状況に「地域住民には理解を」
     24時間体制の救急医療を行い、患者が減少している小児医療や出産も扱いつつ、それでいて儲けも出すように、というのは最初から無理ゲーなんですよ。これらの医療は「今日も元気だ病院に行こう」的な高齢者医療とは切り離して考えるべきで、いわば社会インフラとして捉えるべきでしょう。少なくとも、社会インフラ医療部門とそれ以外は切り離さないとダメでしょう。





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2025/06/08

【全治療例の経過】




【いろいろな小ネタ系】
  1. 「AIの案内に従い登山する人間」に救助隊員が苦言
     AI道案内に命を預ける無邪気な無謀さ! 私はAIに命を預ける勇気はないです。

  2. AIモデルがお互いに共食いをはじめ、崩壊の兆候を見せ始めている
     飽くことなく学習を続ける生成AI様はついに、過去に生成AIが出した答えを学習し始めた、という報告。その結果、生成AIが出した嘘情報、クズ情報まで別け隔てなく学習し始め、さらに嘘とゴミとクズを吐き出すという地獄絵図。
     もちろん、生成AIの研究者や企業は対策を取っていますが、何しろ生成AIが日々吐き出す膨大な嘘とゴミとクズの数が多すぎて、もはや手遅れのようです。
     というわけで、私は死ぬまで自分の脳みそを使えるだけ使って、生成AIに頼らずに自分なりの答えを模索し続けようと思います。もちろん、それで出てくる答えの大半はゴミかクズでしょうが、それでも他人や生成AI様に教えてもらったゴミやクズよりはマシです。

  3. 【なまはげより怖い…】出生率29年連続ワースト「日本一の高齢化県・秋田」で起きている「悲惨すぎる若者離れ」の現状
     ちなみに、本物のなまはげは大半が酔っ払っていることもあり、かなり怖いです。

  4. 焦るトランプ、じらす習 見え透いた「ディール」術、中国に通用せず
     どうせトランプはtacoだから、と足元を見られてオロオロしているトラ様。ディールの相手すらしてもらえない、ディールのテーブルにすらつこうとしないプーさんに、ただただ呆然とするだけ。その鬱憤をマスク様への悪口で晴らしています。

  5. ビッグバンは宇宙の始まりではない?ブラックホールの内部から誕生したとする新説
     ビッグバンがあったら宇宙の構造も進化もすべて説明できるのに、密度無限大という特異点が絶対必要となります。その特異点問題が解決できないまま21世紀に突入してしまったのが天文学の世界です。
     そこで、「宇宙はブラックホールの中にあるんじゃないの」という新理論の登場。これなら特異点問題は消滅するし、ブラックエネルギーなんていう「そりゃ何だよ」的な仮説を持ち込む必要もなくなるようです。
     数学的にはこれですべての謎が解決しそうですが、ブラックホールの内部に直径900億光年とも言われる全宇宙が内包されているなんて、もう私の理解の範疇を遥かに超えていて、構造を想像することすらできません。

  6. 東北大学がトップ研究者500人採用へ、5年計画…卓越大助成金活用し300億円投じる
     トラ様のお陰で、失業中のアメリカの研究者は喜んできてくれるんじゃないでしょうか。





2025/06/07

【全治療例の経過】




【いろいろな小ネタ系】
  1. 氷河の39%がすでに消失確定。そこから先は「0.1度」の違いで運命が変わる
     世界各地の氷河の状態について知ることができる記事。ヨーロッパアルプスやヒマラヤの氷河がよく話題になりますが、実はアメリカやカナダの方がヤバいようです。そして、僅かな気温上昇が壊滅的な氷河融解に繋がることもわかります。

  2. カナダで200万haを超える大規模な山火事「制御できない状態」 アメリカ全土の約3分の1に大量の煙が到達し健康被害のリスクも
     そのカナダでは全国200ヶ所以上から火の手が上がっていて、制御不可能状態。
     ちなみに200万haは2万km2ですから、おおよそ140km四方か。東京駅から140kmというと常磐線なら日立駅、長野新幹線なら軽井沢駅、中央本線なら韮崎駅あたりのようです。とんでもない面積だな。東京ドーム43万個分と言われてもよーわからんが、東京駅から軽井沢まで全部消失とすると実感できます。

  3. 何千冊もの本が学校から「消されて」いる、米国の異常事態 | 『絵本戦争』著者、堂本かおるに聞く
     虎様流の焚書坑儒。ちなみに、トラ様的にはハーバード大学は儒学者の巣窟ってことらしい。

  4. 「ユスリカ大量発生」は“必然”だった? 万博協会が“無視し続けた”夢洲の生態系価値
     万博会場を作る前の夢洲は野鳥の貴重な生息地で、ラムサール条約湿地登録の条件を軽々クリアできるほどの豊かな生態系が保たれていたそうです。また、多くの鱗翅目、直翅目、半翅目、クモ類が生態系を作っていて、その中でユスリカも生態系の一員として数が一定に保たれていたようです。また、皆様御存知のように、ユスリカは富栄養化の汽水域で大量発生して水質を浄化する役目を果たしています。
     そんな夢のような夢洲を万博会場にしちまったもんだから、野鳥は飛来できず、植物が減ったためにクモ類も減少し、その結果、ユスリカは捕食されずに大量発生したわけです。
     アホだな、ホモ・サピエンスって。欲に目が眩んだホモサピエンスはたいてい碌でもない選択をする生き物です。

  5. 早くも「万博リング」の押し付け合いが始まった…「保存も地獄、再利用も地獄」のどうしようもない建造物の実情
     だから、万博閉幕時に巨大なキャンプファイヤーにして燃やそうよ。そして、「世界最大のキャンプファイヤー」としてギネスに申請だ♡

  6. マスク氏が暴露連発「トランプ氏は私なしじゃ勝てなかった」──大富豪が政治に踏み込む理由とは
     まさに泥仕合となっています。この泥試合、大統領選挙中にしてほしかったです。

  7. マスク氏「弾劾」 トランプ氏「気が狂った」…泥沼化する「世紀のブロマンス」
     世界を巻き込んだ成田離婚、ってか。

  8. マスク氏、スペースX宇宙船の「退役」表明 トランプ氏の脅しに対抗
     国際宇宙ステーションへのクルーの移動、どうするんだろう? 地球に戻ってこれなくなる?




【糖質制限・食の話題】
  1. 本当は"米離れ"完了済…米どころ東北でさえパン・麺が7割の日本で、それでも備蓄米騒動が起きる深いワケ
     普段は「米なんてダサいよね。パンやパスタで十分じゃん」と言っていた人たちが、手のひら返しをしたように「日本人と言ったら米食う人種だ。米食わないと死んじまうだ」と大騒ぎした、という構図を説明する記事。
     私がこのサイトで糖質制限について紹介したのは2011年10月末ころで、マスコミに取り上げられるようになったのは2013年後半ですが、その頃から糖質制限がメジャーな食習慣になることはないだろうと考えていました。理由は[2:6:2の法則」です。糖質制限に切り替えられるのは全体の2割、何が起きても糖質に固執するのは2割、そして6割は様子見状態です。この6割がどちらにつくかで「世の中の常識」が変わりますが、今回の米騒動を見てもわかるように、2025年の日本人の6割は「なんだかんだ言っても、日本人は最後は米だよね」なんですね。





2025/06/06

【全治療例の経過】




【いろいろな小ネタ系】
  1. 「やったのはAIだから…自分じゃできない…」ChatGPTに頼りすぎる学生は”成績”と”学ぶ意欲”が低下する
     思考能力をすべて生成AIに丸投げする学生が多発。アホ生成マシンの誕生。

  2. AIを使った科学研究が注目を浴びる一方で膨大な間違いを指摘した「論文のファクトチェック」が無視されている
     膨大な間違いを含む生成AI論文でも、内容がセンセーショナルなら研究者が着目し、それを引用、孫引きするようになると、既成事実化します。その頃になると、発端となった論文の間違いを地道に指摘した論文には誰も見向きもしません。
     科学の世界も「言ったもん勝ち」になりつつあるのかも。

  3. 巨大地震の前兆なのか 北海道で相次ぐ震度4、専門家の見解
     日本地震学会はこの北海道沖の群発地震を南海トラフ巨大地震の前兆と発表。日本全国各地で起きる地震はすべて南海トラフ巨大地震に関連すると定義し直す模様。

  4. 出生率が30年連続全国最下位の県、出生数3282人のみ…婚姻率やがん死亡率はワースト
     もちろん、秋田県のことです。絶望的な数字が並んでいる記事です。私が生きているうちは「県消滅」はないと思いますが、秋田市以外で人口10万を超える市が一つもないんだから秋田市以外すべて消滅、は時間の問題でしょう。

  5. ファーストレディーに「有罪」の影 韓国新政権、イ・ジェミョン大統領が抱える「夫人リスク」
     前大統領令夫人も疑惑のデパートでしたが、新ファーストレディーは疑惑を通り越して有罪が確定する公算大。

  6. 米政権、移民の子ども500人を連行して施設に収容 家族との再会困難に
     トラ様の考え方が如実にわかります。

  7. 「斎藤氏の指示で学校トイレきれいに」は誤り 知事就任前からの取り組み 県教委がSNSの言説否定
     ガセネタとSNSは極めて親和性が大きいことが如実にわかります。

  8. ヒトとチンパンジーのDNAは実は15%も違うと判明:なぜ1%と言われ続けたのか?
     「人の脳細胞で活動しているのは1%」という有名なガセネタがありますが、それと同じ構図ですね。最初期の研究者がテキトーに算出した1%という数字が独り歩きした形です。
     ちなみに、「人間の脳細胞の~」という嘘は、ニューロンもグリア細胞もごっちゃにしてカウントしていた結果です。グリア細胞のほうがはるかに多いことが原因でした。

  9. 「豚肉が売れない」「会社が暗くて気分が落ち込む」 韓国"新大統領"を待ち受ける《経済復活》の険しい道
     結局は経済が低迷状態から抜け出せず、早晩、反日に走ると思います、この人は。




【ミニエッセイ】
 7月12日の「持ち込み宴会」はピアノがあるレンタルスペースで行いますが、久しぶりに人前で演奏するわけなので、休日には数時間、練習しています。当日は『ワルキューレの騎行(左手版)』、『幻想即興曲(左手版)』、スクリアビンの『練習曲嬰ハ短調 Op.42-5(左手版)』、Chopin/Godowsky『大洋のエチュード(左手版)』などを演奏する予定。
 というわけで、ピアノ曲の左手化はしばらくお休み。


2025/06/05

【全治療例の経過】




【昨日寄せられたコメント】




【いろいろな小ネタ系】
  1. ブレーキ不在の絶対権力・李在明政権誕生、行政・立法府の圧倒的な優位で司法府の大幅な入れ替えも可能
     李在明マンセー体制を作り上げ、もはや対抗勢力も反対者も皆無となった与党を率いるイ様。トラ様共和党を率いるトラ様と同じ状態です。なんでも好き勝手できる、ってことです。

  2. 「すぐ『反日』と腐すな」橋下氏 韓国・李在明大統領「芯のある政治家。日本に対峙できる人いる?」
     現在の韓国の経済状態と若年層の失業率の高さから考えると、1年以内に盛大な反日が始まる確率は、南海トラフ巨大地震が起こる確率より大きいのは確実。困ったら反日でガス抜き、は韓国政治の定番メニュー♡

  3. 「地方女子の流出」は誰のせい? 地方女子100人にインタビューした女性が語る…最大の原因は仕事
     「東京が令和だったら、地方は江戸時代」がすべてを物語っています。脳みそ江戸時代人が家庭と職場、社会を牛耳っている田舎には戻りたくないよな。そして、そういう江戸時代以外を知らない男が家を継ぐから、江戸時代脳の継代培養が成功します。

  4. 高度8589メートルからのパラグライダー“奇跡の生還劇”動画に疑惑 セキュリティー会社「最初の5秒がAIで作成」…ヘルメットの色や下半身が変化 中国
     最初にこの奇跡の感動劇が報じられたのは5月28日で世界中に動画が配信されました。ただ、なんとなくヤマ勘で、この生きるか死ぬかという緊急時にこれほどきれいな動画が都合よく撮影できるもんだろうかと、ちょっとクエスチョンマークでした。氷漬けになってもカメラ目線だったし・・・。

  5. 出生数70万人割れ、国の推計より14年早く 社会保障制度に暗雲、背景に若者の経済不安
     現在の日本で「世界最高水準」と言えば、もちろんそれは少子化です。出生数70万人割れが予想より14年早く達成できました。何しろ、過去30年で所得は全然増えてないもんなぁ。

  6. ベトナム、「二人っ子政策」廃止 出生率低下に歯止めかからず
     現在の地球において、少子化とは経済発展の一つの帰結です。ベトナムが経済大国になれば、出生数はさらに減少します。ふたりっ子政策だろうが、五つ子政策だろうが何をしても少子化は進行します。

  7. 「犯罪なんですよ」斎藤知事 公益通報者保護法の改正案審議で議員らが怒りの訴え…大臣も「選挙で勝ったから免罪符という話ではない」
     法律に違反することを私たちは犯罪と呼びます。犯罪を犯した人間は犯罪者と呼ばれます。その人間が総理大臣だろうが大統領だろうがローマ教皇だろうが兵庫県知事だろうが、犯罪を犯した人間は犯罪者です。選挙で当選したから犯罪はチャラね、とは行かないのです。犯罪は犯罪であり、法によって判定するだけです。

  8. 「原状回復は困難」…リニア工事で水位や地盤が低下 JRが住民説明会 地盤は十数年にわたりさらに最大20cm程低下か
     リニア新幹線様だろうがなんだろうが、20cmの地盤沈下は絶対にまずいです。




【医学の話題など】
  1. 悪名高い黒死病の病原体、何世紀にもわたり生き延びる仕組みが明らかに
     最初のペスト菌は宿主のネズミもヒトにも致死率が高く、ペスト菌を保持するネズミが減少。それを受けて、低毒性の変異株が登場したものの、これは現在では絶滅しているそうです。

  2. 世田谷区が国に反旗を翻した…!3兆円の血税投入もトラブルだらけ「マイナ保険証」の残念な顛末
     5年毎に更新があって、役所に直接で向かないと更新したマイナカードを受け取れない、というシステムがクソなんだよな。ちなみに、私もまだ取りに行っていません。取りに行くヒマがないのです。





2025/06/04

【全治療例の経過】




介護施設勤務の先生からの質問メールを頂きました。
 6月1日の治療例を見て、人体の復元力に感銘を受けました。かまぼこ状に盛り上がった瘢痕組織の中央部分を切除して上皮化させると、低くなった上皮の高さに合わせるかのように両端部の瘢痕組織も減少・減高しているように見えます。

 お聞きしたいことがあります。
 表層に壊死が無かったとしたら、陳旧性瘢痕組織を軟化・減少させるのにケナコルト局注は効果あるでしょうか?
 私の勤めている介護医療院で、足底に径4cmほどの皮下硬結があり、中央部に浅い潰瘍ができたり上皮化したりを繰り返している患者さんがいます。皮下の硬結は何かの原因でできた瘢痕組織と想像しており、この硬結が軟化・減少しないと難治性潰瘍は治らないのではないかと考え、お尋ね申し上げる次第です。
 

 まず、この症例についてですが、60年前の熱傷瘢痕が60年間、固く盛り上がった状態を保ち続けたのは、瘢痕に張力という物理的刺激が24時間連続でかかり続けるため、それが常に瘢痕内の線維芽細胞を刺激し続け、新たな線維組織が作られ続けます。60年間、瘢痕が固く盛り上がっていた理由はこれです。
 ヒトの上肢は手関節部を含めて「屈筋優位」であり、安静時・睡眠時でも屈曲状態が力学的に最も安定した状態となり、常に屈曲位になろうとします(幽霊の手の形がこれですね)。だから、脳梗塞を起こして上皮麻痺になると手関節は屈曲位で固まりますが、背屈状態で拘縮することは絶対にありません。この患者さんの熱傷瘢痕にかかる「張力」の正体はこれです。
 そこで、この症例の瘢痕の変化ですが、瘢痕部を横断するように割を入れた結果、手関節は常に屈曲位を取るようになり、「手首が伸びた状態」で上皮化するしかなくなります。その結果、手首は伸びた状態を維持し、しかも瘢痕の盛り上がりは平坦化します。前述の「張力」がなくなったためです。

 ご質問の「皮下瘢痕へのケナコルト局注は効くか」ですが、「理論的には有効だが、現実的には有効な部位にケナコルトを注入るのは結構難しい」となります。
 保険診療で認められているケナコルトの使用量は1回あたり0.5mlと少量です。皮膚の瘢痕やケロイドは目に見えるため、その部位にピンポイントで注入できますが、皮下直下以外の皮下組織となると、どうしてもヤマ感で注射することになり、瘢痕中央部に注入するのは難しいはず。しかもケナコルトは懸濁液で周囲に拡散しないため、正確に瘢痕内に入らないと効果はありません。皮下の場合、ケナコルトが瘢痕内に入ったかどうかの判断は視認できません。
 また、瘢痕内注入にはかなりの力が必要なので針付きシリンジを使用していますが、その注射針は15mmと短いのでちょっと深い瘢痕には届かないと思われます。

 では、このような「皮下組織内の瘢痕」はどうしたらいいかと言うと、切開して瘢痕切除するのが最も現実的で確実です。実際、陥没型の瘢痕に対しては、深部の癒着部分の切離が有効です。


 糖質制限と認知症についての知見、というメールです。
 型糖尿病、低糖質・高タンパク食がモデルマウスの認知機能を改善-群馬大

 2型糖尿病モデルマウス(ob/obマウス)と健康なマウス(C57BL/6Jマウス)を、LC-HP食摂取群(炭水化物25.1%、タンパク質57.2%、脂質17.7%)、または通常食摂取群(炭水化物58.9%、タンパク質24.0%、脂質17.1%)で飼育した。
 4週間の食餌介入の後に、すべてのマウスにモリス水迷路試験(空間学習・記憶機能を評価する行動試験)を課して、空間記憶機能を評価した。
 その結果、LC-HP食摂取によりob/obマウスの空間記憶機能が改善することを確認した。また、ob/obマウスの海馬において、Lrp6、Wnt3aやIgf1rのmRNA発現も改善することを見出した。
 このことから、LC-HP食による2型糖尿病モデルマウスの空間記憶機能の改善には、海馬LRP6やWnt3a、IGF-1Rの変化を通じた神経可塑性の改善が関わることが示唆された。

 糖質制限たったの4週間で認知症が改善、理由はなんと海馬細胞の復活

 明日から年寄りにも推奨します(自分プチセイゲニストですが、最近物忘れが)
 怪しくてバカ高い✖✖ネバブ退場!
 



【昨日寄せられたコメント】




【いろいろな小ネタ系】
  1. 李在明(イ・ジェミョン)とは?韓国大統領選で当確。小卒で「少年工」→弁護士に。これまでの経歴は
     ちなみにこの方は、公職選挙法違反で有罪が確定しています。大統領に就任して最初の仕事は、自分への恩赦となりそうです。
     それにしても、公職選挙法違反の罪人でも大統領に選ばれるって、なんだかすごい国だなぁ。

  2. 北海度で相次ぐ地震 危機感高まるなか日本海側巨大地震の被害想定を初公表 死者は最大約7500人
     日本地震学会では、南海トラフ巨大地震の予想震源域に北海道沖と日本海も含めると発表しました。これにより、「30年間で南海トラフ巨大地震が起こる確率」はほぼ100%となり、地震発生が100%近い精度で予想できることになります。

  3. 自殺カプセル「サルコ」運営団体代表が死亡
     47歳だったそうです。自社製品の性能をアピールするための自殺?

  4. 万博想定来場者数、下方修正も 大阪市長「混雑し快適さ失う」
     結局、「毎日16万人が有料で入場すれば赤字にならない」という開催前の予想がいい加減だったということですな。何しろ、交通手段が2つしかないんだから、そこに16万人が押しかけたら収集がつかなくなることも初めから分かっていたことでしょう。

  5. 「ナルシスト」「別におかしくない」トランプ大統領のスマホ画面に賛否。写っていたのは…
     ギリシャではナルシスは湖に写った自分の顔に見とれて水仙になっちゃいますが、トラ様はスマホ画面の自分の顔を見てうっとりしています。四六時中自分の顔を見ていたい自分ラブです。
     ちなみに私は自分の顔が大嫌い。髪を整えるのに鏡を使うときも、なるべく顔を見ないようにしています。自撮りする人の気持が全然理解できません。というわけで、最近の写真がほとんどないので(せいぜい、孫を抱っこしている写真があるくらい)、私の葬式では遺影にする写真が見つからないかも。

  6. 金採掘後にアマゾンの森林が復活しない理由を解明!
     ブルドーザによる金採掘よりたちが悪いのがアマゾンで行われている「強力な水流ですべて洗い流す」採掘法。もともと熱帯雨林は土壌は肥沃でないのですが、この方法で表面土壌を洗い流すと、残るのはペンペン草も生えられない無栄養の土の塊。

  7. トランプ大統領、バイデン氏は「クローンによる替え玉」との陰謀論 コメント添えずも拡散
     トラ様の執念深さというか偏執狂ぶりがよく分かるニュース。自己愛性パーソナル障害だからしょうがないか・・・。

  8. 「アメリカ人」を理由に解雇された。度を越したトランプ政策の代償
     きっと、トラ様がなんとかしてくれますよ。全知全能の神様トラ様ですから。

  9. スイスの氷河崩落、損害巨額に上る可能性 保険協会
     「損害額は数億スイスフラン」とのことです。ちなみに、昨日のレートでは1スイスフラン=174.1円です。

  10. 世界の氷河の39%、すでに消失の危機 新研究
     

  11. プロのボディビルダーたちの突然死が相次ぎ、健康リスクへの懸念が高まる
     過ぎたるは猶及ばざるが如し。




【医学の話題など】
  1. 吸入麻酔薬、仕組みの一部解明 投与後、たんぱく質活性化―東大など
     吸入全身麻酔の最初の実験が行われたのは1840年代で、それから180年ほど経過し、毎日膨大な数の全身麻酔手術が行われていますが、実はその作用機序はいまだにわかっていません。





2025/06/03

【全治療例の経過】




【昨日寄せられたコメント】




【いろいろな小ネタ系】
  1. 【グップラ】絶景「中国の氷河」解け続け…4年後までに消滅か 麓の町では洪水が
     氷河融解と言うとヨーロッパアルプスやヒマラヤが取り上げられますが、中国南西部の氷河ももはや消滅寸前。
     それにしても、標高4000メートルを超える高山にミニスカートで登るバカがいるってことが衝撃的。

  2. イスラエル主導の食料配給所は「処刑場」か? 飢えたガザ住民200人以上が銃撃で死傷
     敬虔なるユダヤ教徒の皆様は、「餌をまいてパレスチナ人をおびき寄せ、集まったところで一気に銃撃すればまとめて殺せるよね」と気がついたようです。選ばれし民の皆様、やることがエゲツナイっす。多分、「異教徒は同じ人間ではない。動物と同じに扱ってよし」というヤハウエからの啓示があったんでしょう。

  3. 国民民主・玉木代表「備蓄米は動物のエサ」発言で政党支持率大幅ダウン…公認は “問題議員” ばかりで先行き不安
     古米だか古古米だか古古古古米だかよーしらんけど、たかが穀物にウンカのごとく群がっては我先にと買い漁る人達を見ていると、今は終戦直後? なんて思ってしまうのが糖質セイゲニストの本音。

  4. 田中真紀子氏が鳴らす警鐘、備蓄米より大切なこと「もう4、5年したら…」「お米が消滅して…」
     「小泉さんちの息子さんはニワトリで『古古古古』でいいかもしれないけど」に座布団一枚! 真紀子さん、お元気なようで何よりです。

  5. 「地球最悪の侵略植物」水田に 爆発的繁殖…コメ収穫半減も 休耕田から広がることも
     長柄蔓野鶏頭様の繁茂のため、休耕田はすぐに水田に戻せないそうです。生物の世界は人間に都合よく動いてくれるわけではありません。

  6. AIを使ったカンニング爆増で筆記試験復活。答案用紙が売れまくる
     自分で考えて答えを出す、というホモサピエンスの能にしかできない能力を放棄して生成AI様に思考を丸投げ。SNSの情報を鵜呑みにする人も日々増えているみたいだし。

  7. 「本当の死者数に気付かれることを警戒したのでは」 中国政府が“醤油の生産量”をひた隠しにする驚きの理由
     調味料の消費量、電力消費量、人の移動量・・・などはその国の経済活動を如実に表します。いわば、「嘘がつけない数字」です。

  8. TACOにFAFO、別のMAGAも トランプ氏皮肉る略語が流行
     




【糖質制限・食の話題】
  1. 牡蠣不使用なのに驚きのカキライフ!夏季限定「大粒ほぼカキフライ(R)」発売
     「ほぼ〇〇」シリーズ路線を果敢に突き進むカネテツがまたまたやってくれました。なんと「ほぼ牡蠣フライ」!




【医学の話題など】
  1. 「自分に医療のアドバイスを求めるべきではない」…ケネディ保健福祉省長官の仰天発言に騒然(シェリーめぐみ/ジャーナリスト)
     この人、脳みそはバカだけど正直な人なんです。アメリカ人が大好きな「聖なる愚者」ってやつだな。映画で言えば『フォレスト・ガンプ』の主人公。





2025/06/02

【全治療例の経過】




【昨日寄せられたコメント】




【いろいろな小ネタ系】
  1. トランプよ、これ以上プーチンに騙されるな!停戦交渉すら乗らないロシア、制裁に踏み込まない米国、ウクライナと世界が待っていること
     プーチン様が停戦に応じる気がないことは世界中のみんなが知っています・・・トラ様以外のみんなが。

  2. 『母をたずねて三千里』出稼ぎ先がなぜアルゼンチン? いまでは考えられない当時の話
     なるほどなぁ。初めて知りました。
     『母をたずねて三千里』は、イタリアのジェノヴァで病院を経営する医者を父に持つ9歳のマルコ少年が、病院経営を助けるためにアルゼンチンに出稼ぎに行って行方不明になる母親を探しにアルゼンチンに行く、という物語なんですが、物語が作られた19世紀末では、イタリアは人口爆発で貧困者が増えた貧乏国家、一方、アルゼンチンは畜産業が大当たりした経済大国だったんですね。

  3. 8000mAh“デカバ”のスマホ「HONOR Power」ならモバイルバッテリーは不要だ
     なんと、iPhone16より薄くて軽いのに8000mAh! 神だ! これなら、よほどバッテリーが劣化しない限りモバイルバッテリーは不要です。ちなみにチャイナスマホはバッテリーの性能向上と改良で、来年には10,000mAhが標準搭載になるという噂も。

  4. NZ女性議員、議会で自身の“ヌード写真”を掲げる…前代未聞の行動の理由とは
     どうやらホモサピエンス様は、生成AIという道具を手にした途端に「オナニーを覚えた男子中学生」になってしまうようで、何も考えずに1日中、エロいことばかり考えては妄想を暴走させてしまう生物のようです。オナニーに支配されるようになるのに時間はかかりません。

  5. メイドならぬ「冥土喫茶」雇用条件は65歳以上「喪え喪えきゅん」の異次元空間が地方の高齢者を救う訳
     冥土の土産に一度は行ってみたい冥土喫茶ですが、めったに散歩もしなくなった私にとって、桐生市は冥土なみに遠いんだよなぁ。成仏するのが先か、冥土喫茶に行くのが先か・・・ってな感じ。

  6. 止まらない温暖化。今後5年間で世界平均気温がさらに上がるのはほぼ確実
     「世界の平均気温」君はまだまだ伸び盛り、成長期にあるようです。よほどのことがない限り、クソ暑い夏がまたやってきます。

  7. 中国・習近平「脳梗塞で左半身マヒ」極秘情報とマイボトルで持ち歩く「薬」
     ガセネタっぽいけどね。ちなみにプーさんは今月で72歳になられます。

  8. 暴走するSNS政治を先導するのはこの10年でスマホを手にしたシニア層、デマや陰謀論の拡散は食い止められないのか
     スマホとネットに目覚めた中高年も「オナニーを覚えたての男子中学生」化して暴走しちゃうようです。だから、この連中が陰謀論に夢中になると歯止めがきかないのか。

  9. 「目覚めた保守層」は、なぜ外国人に牙をむくのか 新興政党の登場で顕在化する排外主義
     上の記事と重ねて読むと面白い。





2025/06/01

【全治療例の経過】




【昨日寄せられたコメント】




【いろいろな小ネタ系】
  1. カナダで異常に早い山火事シーズン、数万人が避難 米国にも煙到達
     本来、大規模山火事が稀だったカナダですが、2020年代に入ってからは大規模森林火災が年中行事となっています。カナダ建国以来の異常事態でしょう。

  2. ナイジェリア、「前例にない洪水」で151人死亡 続く災害の背景は
     過去数十年間で経験したことがない異常降水と洪水とのことです。しかも、人口増加が続いているナイジェリアでは、水路近くに居住する人が増え、事態をさらに悪化させたようです。

  3. ブラジル・アマゾン川流域で洪水 水に浸かったままエサを食べる牛の姿も 農家の男性「本当に勘弁してくれ」
     アマゾン流域もここ何年か続いて、歴史的大旱魃と大洪水が交互に襲われています。
     世界のどこでも異常気象、という感じです。

  4. 米国防長官、トランプ氏をシンガポール初代首相になぞらえ反感買う
     「一方はヒストリック(歴史に残る偉人)、もう一方はヒステリック(感情変化の激しい人)だ」というコメントが秀逸! リー・クアンユーさん、天国で苦笑してます。

  5. アメリカの一部の州では女性の平均寿命が1世紀にわたってほとんど変わっていない
     ちなみに、トラ様の鉄板的岩盤支持州が「女性短命州」に名前を揃えている印象が・・・・。まぁ、偶然の一致でしょう。しかも、『ランセット』などの医学雑誌を攻撃する脳内お花畑の反ワクチン陰謀論者がアメリカ厚生長官ですから、寿命は更に短くなりそうな気配が・・・。

  6. 存在しない論文を「引用」 ケネディ厚生長官の米政府委報告書
     という記事を書いていたら、またも厚生長官様がバカぶりを発揮。あの栄光のケネディー家も堕ちたもんだな。
     ChatGPTの答えを盲信する人は同じ間違いをします。ケネディー家のおバカさんと同列に見られたくなかったら、生成AIのご利用は控えめに♡

  7. 蛾は以前のように「光に引き寄せられないよう進化している」【ハーバード大学】
     蛾だってバカじゃないっすよ。学習能力、ケネディー家のあの方より上です。
     ちなみに、この研究はハーバード大学から出たものですが、トラ様政権下ではこのような「面白くて、いろいろ考えさせる研究」はもう出てこないかもね。

  8. 人類が歯痛に悩まされるのは歯が古代の魚の感覚器官だったからかもしれないとの研究結果
     多細胞生物の外胚葉とはそもそも何なのか、という生命の根源に迫るであろう発見です。こういう性質を外胚葉が持っていたからこそ、中枢神経系は外胚葉由来であり、外胚葉以外では中枢神経系は作れなかったのでしょう。




【医学の話題など】
  1. 「人間を内側から蝕む」真菌、地球温暖化で拡散か 備えなき世界
     とは言っても、我々人類様はアスペルギルス属の胞子なんてひっきりなしに吸い込んでいるわけで、胞子を吸い込んでも大多数の人は真菌症を発症しないんですよ。つまり、真菌症を発症する人側に「発症を手助けする要因」があったから発病していたわけです。そういう事情をすっ飛ばして、抗真菌剤の開発を・・・というのはおかしな方向だと思います・・・私は。





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