2014/03/31

【06:00】

　［練馬光が丘病院での治療例］に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0331-06:00-1）

　『つぎはぎだらけの脳と心』／『溺れる脳』の2冊の本をまとめてレビュー。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0331-06:00-6）

　「外傷を湿潤治療している医師」に，香川県坂出市のたかはし整形外科医院／髙橋裕彦先生を追加しました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0331-06:00-7）

　こおりたひろ整形形成外科クリニックの郡田先生に治療をお願いした症例の経過報告です。

　本年2月27日にご紹介して頂いた患者さん（左中指指尖部損傷）のご報告をさせて頂きます。
　プラスモイストで創部を被覆し、加療させて頂きました。爪はまだ生えてきておりませんが、3月27日にとりあえず創部は治りましたので、ご報告申し上げます。もちろん、指尖部の感覚障害は御座いません。

　父親も若いころに同じ怪我をされ、短縮変形治癒されておられます。わが息子の指も変形すると思われていたのでしょう。自分の息子に同じ怪我を自分の会社でさせてしまい、責任を感じ、父親は非常に心配されておられました。
　治った（伸びた）指をみて、外来で泣いておられました。

　湿潤療法をさせて頂いておりますと、患者さん及びご家族の方々が治癒した際に、しばしば感動され涙されることが御座います。
　本当に医師としてのやりがい、幸せを感じる瞬間です。

初診時 8日後 12日後 28日後 28日後

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0331-06:00-5）

　先日、アルツハイマーでグループホームに入所中の父が「仙骨周囲にできた褥瘡」で治療を受けている、との連絡があり、３月21日に訪問し、看護師の方に患部の様子を確認しました。以下に、御礼方々ご報告致します。

　担当の看護師さんのお話では、３月初めころはかなり酷い状態（5cmでその部分が周りよりかなり皮膚が赤黒くなっていた）でしたが、既に上皮化し３月25日の診察を最後に一応の治療も終了する、とのことでした（デジカメで撮った初期の状態をみせてもらいましたが確かに赤黒くただれた様になっていました）。
　私は、先生がアップされた多数の症例を見ており、変な治療をされたら困るな、と思っていましたで、ストレートに「どんな治療方法ですか？」と尋ねたところ「穴あきパッドとフィルムのシートを使っています」との回答でした。これを聞いてとても安心しました。
　その看護師さんは「夏井先生の著書を読んで勉強しました。医師にも『この方法で治療をしたい』と訴えて認めてもらった」とのことでした。

　そのグループホームは、ある病院に併設されており、上記の通り医師の方も認めているので、傷の治療は全て湿潤療法で行われている、とのお話でした。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0331-06:00-2）

　「雑感です」メールです。

　養老孟司先生が「NHKの報道は公平・客観・中立がモットーである」を受けて、「ありえない。どうしてそんなこと言える。お前は神様か」とツッコんでらっしゃいましたが、報道題材を取り上げた(あるいは取り上げる上げないを決めた)ジャーナリストの視点・観点は抜きにできないことですね。そしてその上司や会社や利害関係者の考えも。

　私の子育て期(１０年以上前)の有名な話です。
　ある大学の先生がいじめに関する大きい調査をし、その結果の新聞報道が、朝日では「学年が進むほど特定化、先生が動けば好転」読売では「いじめを止める子、親と仲よし。おもしろがる子、親にむかつく」。
　見出しがすべて。同じ統計を記事・論説してどこに視点を向けるかでこれだけちがうのか、でしたよ。全部の統計結果をこの目で確認したいくらいでした。どちらもウソは言ってない。これを書いた記者さんの個人的体験、学校観、新聞媒体のカラーでこれだけちがうのか、でした。

　HPVワクチンの被害の方は、お気の毒です。せっかくネットがあるのだから、接種前に「HPVワクチン　副反応」で調べればよかったですね。虚々実々いっぱい出てきて、リスクとベネフィットを秤にかけて自分で選べたでしょうに。投資商品と同じく「最悪の場合どうなりますか？」と、接種前にお医者に問う、迷うならやめる、とすればよかった。
　そんなこと、あとで言っても本当にしかたがないのですが。

　２７日の先生のテレビ番組は、とても気持ちのよいものでした。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0331-06:00-3）

　「刑務所の食事」についてのメールです。

　袴田事件の名前だけはガキのころから（３０年以上前）から、存じておりました。
　ふっくらと車イスで入院された袴田さんはちょいと認知症の症状もみられるとか？ホテルでは，出された焼サケには手をつけず“甘いものが食べたい”と、ショートケーキをペロリと完食されたとの記事を見ました。
　刑務所（拘置所）の食事に関しましては花輪和一の“刑務所の中”が詳しく面白いです。映画にもなりました。
　　　　　⇒【「刑務所の中」で学ぶムショグルメの世界】

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0331-06:00-4）

　歯科の先生からのメールです。
　歯科に関する厚生労働省のおバカな現状を報告させてください。厚生労働省の議事録からです。
　　　　　⇒【田中延子先生】

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0331-06:00-5）

　「子宮頸がんワクチン」についてのメールです。

　2013年12月、グラクソ・スミクライン(GSK)社の社員が身分を隠して、”東京女子医科大学医学病院管理学講師”として子宮頚がんワクチンは医療費を節減する効果があるとの論文を発表していたことが判明した
　　　　　⇒【子宮頸がんワクチン、社員が論文＝身分伏せ「医療費減」、助成根拠に】

　この「若年女性の健康を考える子宮頸がん予防ワクチン接種の意義と課題」は、厚生労働省の「ヒトパピローマウイルス（HPV）ワクチン作業チーム報告書」に文献No.38として引用されている。

　筆頭著者の荒川一郎氏、過去には社員であると公表して論文執筆している
　現在は帝京平成大学の教授である
　　　　⇒資料1，資料2

　薬害オンブズパースン会議からは糾弾されている

　すでに2013年3月頃にNovartis社員が身分をふせて大阪市大の肩書で論文に出ていたことが大騒ぎになっている。その時点で『自首』すればいいものを利益相反の隠ぺいを続けたわけである

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0331-06:00-8）

　本の紹介です。

　今、「寄生虫なき病」という本を読んでいます。
　著者は科学ジャーナリストということですが、自らアレルギーや自己免疫疾患で苦しだ末、寄生虫感染による実験的治療を試みたという強者です。
　しかし、本の内容は、その経験談だけではありません。
　膨大な数の医学文献と有名な医学研究者たちへのインタビューに基づき、「人体内生態系の破壊」が、近年増加するアレルギーや自己免疫疾患の根本的原因であるという考え方にいざなってくれます。
　適切な時期に、適切な量の、しかもヒトの進化上、「旧友」ともいえる微生物群に触れ合うことが、免疫系を適切に制御するために必要なんだ。
　ヒトが、ビタミンCの合成能力を捨てて、外来の植物に託したように、免疫系の制御システムも、多種多様な微生物たち（これがいわゆる常在菌なのか）に託したのではないか、という話です。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0331-06:00-9）

　「売れている本週間ベスト10の第3位」というメールです。

　先生にとって、大切なことかどうかわかりませんが、一応報告しておきます。
　今日の朝日新聞の「読書」の欄で、売れている本週間ベスト１０の、なんと第３位に、「炭水化物が人類を滅ぼす」がランクインしていました。
　これってすごくないですか？書き手としてはいかがでしょうか？

　「本が売れて印税が入るとしばらくはお小遣いには事欠かないな」という点ではちょっと嬉しいし，糖質制限を実行する人が増えるのはもっと嬉しいし，それを通して多くの人が健康になるのは更に嬉しいし，提唱者である江部先生が世の中や医学界から賞賛を集めたら一番嬉しいです。
　糖質制限に関しては，私は提唱者ではなく宣伝係・旗振り役という立ち位置で，提唱者たる江部先生が栄光を勝ち取る手伝いがしたいだけです。その手段の一つとして，私の本が売れるのであればそれはそれでいいと思います。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0331-06:00-10）

　「大食いの方達の不思議」というメールをいただきました。

　[大食いニューヒロイン誕生戦]という番組を観ての疑問です

大食い選手全員が細くてスタイルがよいのは、なぜか

　寿司・ピザ・麺類(いずれも主に糖質)を、数十人前食べるのに、なぜ太らないのでしょうか？

　唾液のアミラーゼでαデンプンがマルトース（麦芽糖）に分解され，マルトースはαグルコシダーゼ（膵臓が分泌）でブドウ糖に分解されて小腸から吸収されますから，αグルコシダーゼの分泌量が少ないとか，酵素活性が低いなどの異常があるんじゃないかと想像します。つまり，糖質をいくら食べても消化管をスルーしちゃう。
　皆様は「痩せの大食い」についてどう考えますか？

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0331-06:00-11）

　「妊娠中の糖質制限は？」についてのメールです。
　妊娠中の糖質制限に関して、昨日のNHKスペシャルで興味深い実験が紹介されていたので、紹介します。

【実験内容】
妊婦を4つのグループに分ける。
第一群：糖質制限食(番組では「炭水化物を取らず、タンパク質主体の食事」と紹介)の食生活を行う
第二群：炭水化物主体の食生活を行う。摂取量は少なめ
第三群：炭水化物主体の食生活を行う。摂取量は中位
第四群：炭水化物主体の食生活を行う。摂取量は多め

その上で、生まれた子供の太りやすさを調査する。

【実験結果】
第一群の子供は、他のグループの子供に比べて太りやすいという結果を得た。
【考察】
番組では、下記のような考察をしていた。

第一群の胎児は、与えられる栄養から、周囲が飢餓状態にあると認識していた

<そのため、脂肪細胞が他のグループの子供よりも多く作られた/li>
結果、太りやすい体質となって生まれてきた

妊娠中の栄養バランスが悪いと、太りやすい子供が生まれてくる
　番組での考察は上記のとおりでしたが、疑問点を1つ挙げると、「子供はどのような食生活をしていたのか？」ということです。子どもたちは全群同じような食生活をしたと仮定すると、この実験結果からは「母親が糖質制限をしていると、子供は糖質に敏感な体質になって生まれてくる」という因果関係が導けると思います。

　現在の食事情として、どうしても炭水化物主体の環境になっていることを考えると、妊娠中はある程度は炭水化物を摂って、胎児を炭水化物に慣れさせてあげた方が良いのかも…と思いました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0331-06:00-12）

2014/03/29

【06:00】

　27日に放送されたTBS【予約殺到！スゴ腕の専門外来ＳＰ４】についてのメールです。

　いつも通りの治療、素晴らしい治療経過、いつもながら感激しました。
　当院（山陰地方）では湿潤療法は全く普及しておらず、外科医６人中、同治療を実践しているのは私だけです。なんともお恥ずかしい限り・・・

　さて、今朝の更新での症例写真、4歳のスポーク外傷への安静度の対応、全く同感です。常々先生のサイトに記載されていることですが、「歩行を制限される精神的ストレスは4歳時には過酷すぎると思うからだ。」の文、3歳の息子の右上腕骨顆上骨折でギプス固定を余儀なくされた父親としての立場からも、素晴らしい考え方だと思います。あの時は本当に我が子がかわいそうでした。

　当院での外科上司（残り５人ともに上司です）の一人は「湿潤療法は制限が多いから、俺は患者に従来通りの乾燥させる治療との選択をさせている」とのたまっています。少なくともその上司が消毒をしていない場面を見たこともないし、そこまで丁寧に説明しているとも思えません。
　丁寧に説明すれば、入浴もOK、安静指示もなし、適当(失礼！)な創処置でも十分に完治する湿潤療法の方が制限が少ないことは誰の目にも明らかだと思うのですが・・・（いまだに濡らさないように、入浴禁止、ですからね）
　下っ端外科医一人だけではなかなか変えられないのだな、と無力感を感じるとともに、絶対に湿潤療法を当院で広めようと思った限りです。

　山形で10年前に治療をしてもらったものです。あの頃，「布教活動をしている」とおっしゃっていましたが、10年経って、大分一般的になってきましたね。
　娘の小学校の“保健だより”でも、「水道水できれいに洗って、消毒はしないで、乾かさないようにするのが今の手当の仕方です。」と紹介されていて、嬉しく思っていたところでした。
　さいわい、元気のいい我が子でも、それほど大きな怪我もなく育っていますが、小さな擦り傷などを作った時には、とにかく水できれいに洗って、市販の被覆材風絆創膏、が定着しています。
　昨日の番組では、「画期的な治療法」という紹介をしていましたが、「もう既に画期的なんかじゃなくって、普通になってるのよ～」などとツッコミを入れておりました。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-06:00-1）

　「甘いものを食べるとバカになる」についてのメールです。

　「甘いものを食べるとバカになる」というメールを紹介されていましたが、性別、年代が限られるものの医学論文でもこのとは証明されているそうです。
　　　　⇒【肥満女子は成績不良になりやすい】

英国の小児5,966人のデータを分析した結果、11歳時に肥満だった女子は正常体重の女子に比べ、11、13、16歳時の成績が低かった。
英語、数学、科学の全体の平均成績はCだったが、肥満の女児ではDだった。肥満と成績との関係は男子ではさほど明確でなかった。

　脂肪を体内に蓄積するのは、ほとんど糖質の摂取であることを理解している糖質セイゲニストであれば、「肥満＝糖質の過剰摂取」という図式が即座に思い浮かび、糖質摂取後の眠気で勉強が捗らないことや、すぐにエネルギー（グリコーゲン）切れしてしまうことが容易に想像できると思います。
　ただ男子では相関関係がなかったそうなので、今後の研究に期待ですね。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-06:00-2）

　テレビ朝日の「侃侃諤諤」が動画で見られるそうです。
　　　　　⇒【炭水化物は食べるな!?】
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-06:00-4）

　「袴田事件の袴田さんを見て」というメールです。

　当方、DM(糖尿病)と言われて13年ほどになります。
　昨日(3/27)、袴田事件と呼ばれている袴田さんが釈放されました。そのニュースを見ていて、DMを煩っていると。
　彼は、元プロボクサー。約50年前が今のように飽食だった時代とも思えないし、彼の家系がDMだったのかもわからないけど。
　拘置中にDMとなったのなら、原因はなんだろう。”拘置所食事” で検索すると、ご飯は欠かせないようです。刑務所や拘置所のDM率ってどうなんでしょうね。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-06:00-5）

2014/03/28

【24:00】

　【第3回豚皮揚げを揚げて食べる会 in Saitama】ですが，定員になりましたので，募集を打ち切らせていただきます。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-24:00-1）

【16:30】

　【第3回豚皮揚げを揚げて食べる会 in Saitama】ですが，23名の参加申し込みを頂いております。残り7枠です。

　参加希望のメールを寄越して頂いた福井さん，こちらから出したメールが届いていないようです。docomoの携帯電話からのメールですので，メール受信ができるように携帯電話の設定を変えるか，gmailかYahoo mailなどからもう一度出して下さい。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#）

【12:30】

　【第3回豚皮揚げを揚げて食べる会 in Saitama】ですが，13人の方から参加希望を頂いています。残り17枠です。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-12:30-1）

【10:00】

　【第3回豚皮揚げを揚げて食べる会 in Saitama】ですが，「処女でなければいけないのでしょうか？」という問い合わせを頂いたので，ちょっと文面を修正しました。
　更に，5月下旬に【第4回豚皮揚げを揚げて食べる会 in Osaka】を開催する予定ですので，関西地方の方は少々お待ちください。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-10:00-1）

【08:30】

　【第3回豚皮揚げを揚げて食べる会 in Saitama】ですが，4名の方から参加申し込みを頂いています。残り26です。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-08:30-1）

【06:00】

　［練馬光が丘病院での治療例］に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-06:00-1）

　その「ポークおじさんの豚皮揚げ」ですが，「レンジで作る豚皮スナック」みたいなものの発売を考えているようです。
　そこで皆様にお願いなのですが，この魅力あふれる新商品のネーミングを考えて欲しいのです。【レンジで簡単♥コラーゲンチップス】みたいな「ダイエット志向女子のハートを掴む」名前がいいかなと思ったりしますが，いかがでしょうか。
　これはという商品名を思いついた方はポークおじさんまでメールでご連絡下さい。
　　　　　⇒ポークおじさん
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-06:00-3）

　来週火曜日（4月1日）発売の週刊「女性自身」に，先日（23日）に開催した【第2回豚皮を揚げて食べる会】の記事が掲載されます。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-06:00-4）

　「糖質制限と膠質浸透圧との関係」についてのメールです。

　鍼灸師さんからご質問のあった件についてです。
　アメリカの生化学者　Barry Sears　が、”Zone Diet（ゾーンダイエット）”という彼の推奨する低炭水化物ダイエットによって、体内の細胞レベルの炎症をおさえ、結果的に肥満、慢性疾患、老化の改善、予防につながると提唱しています。炭水化物：たんぱく質：脂質の割合を、４：３：３に保つと、体内のホルモンバランスが適正になり、抗炎症物質（良性エイコノサイド）がリリースされ、自然と健康な状態になるとのこと。
　　　　　⇒【What is Cellular Inflammation?】
　彼の書籍が日本語になっているようですが、編集されて肝心の部分が割愛されていると、amazonのレビューにありました。

　この糖質制限が、むくみや水分過剰状態を是正する＝＝細胞レベルの慢性炎症を抑える働きについて、日本語で詳しく説明してくださっているサイトがあります。
　インスリンが過剰に分泌されると、炎症性の悪性エイコサノイドが過剰に産生される（糖分増加　→　インスリン増加　→　Δ５デサチュラーゼ増加　→　悪性エイコサノイド増加）というメカニズムだそうです。逆に、ＥＰＡとグルカゴンが、活性の強い炎症性の悪性エイコサノイド群の発生を抑制するそうです。
　喘息や花粉症（炎症反応）に、青魚を一日一尾食べる、または、フィッシュオイルのサプリを取るとよいと言われるのは、こういうことかと、すっかり合点がいきました。
　糖質制限で、なかなか成果が出ない方は、オメガ３系のオイル（フラックスシードオイル、フィッシュオイル）を摂取されると、よいかもしれません。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-06:00-5）

　「魚屋の主人が老けていて肉屋の主人が若い件」というメールです。

　ちょっと面白い記事を見かけたのでご報告。
　【魚屋の主人が老けていて肉屋の主人が若い件】
　某ラジオでお笑いの博多大吉さんが語ったそうなのですが…70代で比較すると若く見えるのは肉屋さん。(やっぱりお肉はいっぱい食べていると)
　魚屋さんは80代に見え、炭水化物ばっかり食べてる中年は…パサパサだそうで…

　糖質制限が云々されているわけではありませんが面白く拝見しました。個人的な印象としても、マクロビ菜食を徹底している30代女性(タンパク質はグルテンとか徹底してました)は…なんか干からびた感じでしたね。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-06:00-6）

　「子宮頸がんワクチン」についてのメールです。

　もともとHPVVは成人女性対象でした。私はそのパンフレットを持っています。
　ところが震災後に突然10代の女子が対象になったのです。その経緯、そしてHPVVの正体を知ると、背筋が凍りますよ。

　突然始まる痙攣、意識消失、あちこちの痛み。それを毎日見ていて何もしてやれない親御さんたちの辛さ。
　誤診されてさらに生物学的製剤を打たれて断薬のため1ヶ月以上入院していた子は食物アレルギーが出て転院しました。私も花粉症がひどいです。ゴムアレルギーにもなりました。
　相貌失認、半側無視の子もいます、お母さんの顔が一瞬判別できなかったのです。文章が読めない。読んでいるうちに始めのほうの文章を忘れてしまうからです。異常な倦怠感で通学もままならない、
　歩けない、動悸、頻脈、高血圧、低血圧、息切れ・・・とにかく自律神経がめちゃくちゃです。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-06:00-7）

　「子宮頸がんワクチン」についてのメールです。

　私は昨年からこの問題を追跡しており、一人でも多くの女性達の助けになればと思い書いてみました。
　いただいたご意見は以下のようなものでした

こういう誤解(曲解)は残念ですね。(などと書くと、わたしも「御用」のレッテルを貼られてしまうのかもしれませんが、医療関係者でも役人でもありません。事実に基づかない議論は非生産的だと悲しんでいるだけです。)

　私が「事実に基づかない議論」をしていると言われましたので、事実関係を明らかにして反論いたします。

　厚生労働省の検討会の後の記者会見では一貫して「心身の反応によって惹起された症状が慢性化したもの」という説明がされていると報道されています。
　つまり心因性(ヒステリー)を正しいものとし、それ以外の説、例えばワクチン製剤自体が毒性を持つことは公式会見の場で否定されており、ワクチン製剤自体には問題がないのでワクチン接種の勧奨を再開する方向で動いていたという事実があります。
　その報道記録(証拠)は保存してあります(下記参照)(他にも報道記録は持っていますが、一部の報道記録のタイトルをご紹介します):

医療介護CBニュース 1月21日子宮頸がんワクチン「早く勧奨再開を」－日産婦など4団体声明
読売新聞2014年1月21日子宮頸がんワクチン副作用は「痛みに心身反応」
NHKニュース2014年1月21日痛みは接種時の不安などがきっかけ
朝日新聞2014年2月6日「痛みは心身の反応」結論に抗議子宮頸がんワクチン
時事通信2014/02/06「勧奨再開、反対」と訴え＝子宮頸がんワクチンめぐり集会－東京
共同通信2014年2月7日接種再開しないよう要望　子宮頸がんワクチンで集会
読売新聞2014年2月24日副作用の見解「非科学的」ワクチン接種中止要望
共同通信2014年2月25日副作用被害の疫学調査を子宮頸がんワクチン
産経ニュース2014.2.26子宮頸がんワクチン、接種前に「痛み」十分説明を　厚労省部会が注意点まとめる
時事ドットコム2014/02/26「心身の反応」が原因、見解維持＝子宮頸がんワクチン－厚労省部会
日経新聞2014/2/26専門家招き対処方法議論子宮頸がんワクチン接種
読売新聞2014年2月27日子宮頸がん接種説明手厚く…厚労省検討会
朝日新聞2014年2月27日子宮頸がんワクチン、検討会が注意点　痛みの可能性説明

　2014年2月26日に開催された堺先生たちのグループと厚生労働省及び審議会の学者との会合である「子宮頸がん予防ワクチンに関する意見交換会」の後の報道でも『「心身の反応」が原因、見解維持』という状態であり、ワクチン製剤自体の毒性は否定され、ワクチンには問題がないとされています。
　これらの日本の一流報道機関の記者達の報道は、全て事実に基づいたものであり「嘘」ではありません。
　私はこれらの「事実に基づく議論」をしているのであり、嘘をついているのではありません。

　この心因性(ヒステリー)の発表を信じた医療現場の医師の対応は、以下のように報道されています:

①	○○さんの長女は、(中略)脳神経外科など13カ所の病院を回った。理解のない医師から「ヒステリー障害だ」と心ない言葉に傷つけられたこともあった(毎日新聞2014年2月22日子宮頸がんワクチン被害者の孤立防げ母2人、実名会見来月、連絡会北海道支部設立)
②	茨城県の中学2年生は、「いろんな病院で、精神的、気のせいと言われた。悔しく怒りを感じた」と話した(読売新聞2014年2月6日悔しく怒り…子宮頸がんワクチン、国の再開反対)

　これらの医師達がこのような対応をしたのは、あの心因性(ヒステリー)という発表を信じたのが原因です。
　このように、厚生労働省のあの発表は、現実に医療現場を動かしたのであり、その責任は大きいものがあります。このような事実があっても私のことを嘘つきと言われるのでしょうか?

　尚、この論点の詳細な解析に関しては、医薬ビジランスセンターの浜六郎先生の下記の論説を読まれることをお勧めします。
　　　　⇒【HPV ワクチンの勧奨接種再開は極めて危険】NPO 法人医薬ビジランスセンター（薬のチェック）浜六郎
　2014年3月26日付けで、メディカルトリビューンのサイトMTProに下記の記事が掲載されました。
　　　　　⇒【HPVワクチン接種後の疼痛は脳内免疫異常のASIA症候群か】
　日本線維筋痛症学会の予備調査結果

①	疼痛は免疫応答を高めるアジュバントにより誘発される脳内免疫異常のAutoimmune Syndrome induced by Adjuvants（ASIA）症候群の可能性
②	心身反応を否定
③	学会はHPVワクチン接種を受けた者を対象に，本格的な調査に乗り出すと発表
④	同氏(日本線維筋痛症学会理事長で東京医科大学医学総合研究所所長の西岡久寿樹氏)によると，3月24日に厚労省健康局長が面会に来訪し，種々話し合いを行った。同氏は，同ワクチンの副反応が心因性ではなく，重篤な副反応が決して少なくない頻度で認められていること，さらに効果にも疑問を持っている人々も多いので，厚労省を始め関連学会が真剣に調査を行い，問題があれば接種を全面的に中止するのが妥当ではないかと述べた。健康局長らは，早急に種々の検討をすると言ったという。

　どうやら検討する人が変わると、評価も全く違うものに変わるようです。今までの「心因性(ヒステリー)」という発表は、いったい何だったのでしょうか?
　この発表は、ワクチン製剤に使用されているアルミニウム・アジュバントが原因である可能性を示しており、堺先生や浜先生の見解に類似しています。詳細は、該当サイトをご覧ください。

　この問題は、本質的な検討をしないと何も解決することはできません。
　そのためには、2つのワクチンを投与された約328万人を長期間追跡する大規模な疫学調査とメカニズム・治療方法の検討が必要であり、国が大量の資金を提供して優秀で誠実な人材を投入しなければ不可能です。
　この問題に関与される方々は、対応策を検討されて、多くの女性達を救っていただくようお願いいたします。私の願いはそれだけです。それは、この問題に取り組んでおられる多くの方々の願いでもあるはずです。

　最後に、一連の情報を掲載してくださり、お手数をおかけした夏井先生に心から感謝申し上げます。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-06:00-8）

　「子宮頸がんワクチン」についてのメールです。

　参議院内閣委員会山谷えり子の質問
　　　　　⇒【H25年3月21日】

　この子宮頸がんというのは、このヒトパピローマウイルスという百種類ぐらいあるウイルスに感染してそれが発展していくというふうに考えられているんですが、今多く使われているサーバリックス、これは百種類あるウイルスのうち16型と18型にしか効かないと、しかもこれ5割ぐらいから7割ぐらいしか効かないんじゃないかと言われていますね。日本人に多い52型と58型にはほとんど効かないわけです。それから、ほとんどの場合が自然治癒するという、これも案外知られていないことであります。
　　そしてまた、サーバリックスの説明書には、「本剤の予防効果の持続期間は確立していない。」というふうに書いてありますし、私はメーカー側に何度も問い合わせましたが、これは子宮頸部の粘膜に抗体がにじみ出続けることによって効果があるんではないかと思われるけれども、子宮頸部の粘膜に抗体がにじみ出続ける副作用というのはデータがないから分からないと言っているんですね。平成22年、厚生労働省のがん対策室長も、長期データがないので副作用の情報はまだ不十分だと。

　　　　⇒【H25年6月18日】

　実は、保健所や病院で接種を受ける前にこの説明書を読んでもらうということをやっていたようでございまして、実は先週の金曜日まで、子宮頸がん予防ワクチンは「有効性とリスクを理解した上で受けてください。」というものが、月曜日の朝に、随分早いですね、「積極的にはお勧めしていません。」という、本当にいつ作ったんだろうと思いますけれども。
　この中で、読んでもよく分からないんです、実は。「子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルスというウイルスの感染が原因で起こるがんです」と書かれています。その一方で、「子宮頸がん予防ワクチンは新しいワクチンのため、子宮頸がんそのものを予防する効果はまだ証明されていません。」と、虫眼鏡で見なきゃ分からないような字で書いているんですが

　(ワクチンの)販売会社が13歳セクシャルデビューという、とんでもない言葉を使って漫画冊子を作って進めていったと。しかも、これは子宮頸がんにもう一生かからないと誤解させるような文章であったわけですね。これも私、国会で何度も質問をいたしました。もちろん民間会社ですからどのような宣伝をしても自由なのかもしれませんけれども、やっぱり誤解を招くような、また性モラル的にも、13歳セクシャルデビューという、そういう言葉を使っていいのかどうなのかという。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-06:00-9）

　「メディアのあり方」というメールです。

　「予約殺到！スゴ腕の専門外来ＳＰ４」を拝見しました。
　劇的に治癒されていく様を映像で目の当たりにすると、確かな知識と技術が裏付けられている治療法と感じさせられます。

　結局は糖質制限も同様だと思いますが、これまで先生が出演されたメディアでは討論形式のものが主体なので、制作サイドの意向や討論相手に左右されている感は否めません。
　「TVタックル」の時は討論相手が2人ではあったものの、同じリング上で且つ格下（失礼）だったので先生も苦ではなかったと思いますが、「侃侃諤諤」は、例えるなら原野の中で多勢を相手にしなければならず、中に動物（大変失礼！！）も混じっていたので、かなり苦慮されたと思います。（TVタックルでの森田先生がまだ紳士的に見える）

　夏井先生も対戦方法を構築されているとのことですが、TVだけではなく雑誌でも糖質制限の話題が賑やかになっている最中で、正しい知識と実証を伴って普及していくのは意外と困難なのではないかと思っております。

　私は糖質制限で2回テレビに出ましたが，番組を企画したプロデューサーは「話題になっているから取り上げよう」ではなく，「自分でもちょっと糖質制限してみたけどすごくいい感じだ。もっと広く知られていいんじゃないだろうか」という発想から番組を提案しています。だから，「テレビの討論番組に出演して下さい」と日本糖尿病学会サイドの著明な先生に必死になって申し込んでくれました。つまり，「中立ではなく，糖質制限賛成寄り」ですね。
　また，雑誌の特集を企画してくれた編集者も，だいたい自分で糖質制限を実行しています。その上で記事にしようと動いてくれています。だから，この場合も出発点は「中立ではなく，糖質制限賛成寄り」です。

　「標準熱傷治療の批判記事を掲載する中日新聞」の記者の方もそうですが，記者にしろプロデューサーにしろ，原点は「個人としての感想（この治療はいい／悪い）」です。そして，そういう個人的な思いを広く届けようと思って番組や記事を発案し，上層部に提案して説明・説得を繰り返し，なんとか納得してもらい，やっとの思いで番組・記事になります。テレビ番組なり新聞・雑誌記事にするためには，とてつもなく強い意志と熱意が必要です。
　多分，中立の立場の人はそもそも，番組や記事にしようとは考えないだろうと思います。「上層部との粘り強い交渉と説得」なんて面倒なことは誰もしたくありませんからね。
　そういうわけで，「マスコミは中立」というのはタテマエとしてはありですが，実際には机上の空論のように感じます。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0328-06:00-10）

2014/03/27

【10:30】

　「子宮頸がんワクチン」についてのメールです。

　昨日投稿した者ですが、もう一回だけHPVワクチン（子宮頸がんワクチン）について意見を述べさせてください。
　私は小児科医ですが、夏井先生と同じく目の前の患者を何とかしたい気持ちは、HPVワクチンを勧める婦人科医も同じだと思います。
　子宮頸がんで年間5000人が死亡しています。性器出血で発見された時は多くの例で全身に転移しているそうです。転移がなくても子宮全摘が必要です。また、検診で見つかり、子宮頸部円錐切除で癌を取り除いた場合でも妊娠しにくくなります。
　そのような例を目の前で多く見てきた婦人科医にとってHPVワクチンは十数年先にはなりますが、目の前の患者の苦痛を減らす光明であるわけです。小児科医がHibワクチン、肺炎球菌ワクチンによって髄膜炎の子どもたちが激減し、目の前の患者の苦痛が少なくなったことを実感したように。

　問題は厚労省のダブルスタンダードの姿勢です。
　数年前、世界で10数年前から導入されていたHibワクチンの使用を認めることを厚労省に陳情したさい「安全性が確認されていない」世界で普通に行われていると言っても「日本人の安全性がわからない」といって、認可さえせず、自費による接種も不可能でした。
　やっとフランスのメーカーから輸入し日本のラベルを貼ったワクチンが認可された時でさえ、副反応の発生率を確認するまで公費にできないということで自費でした。さらに「製造過程で牛の血清を使用しているのでBSE（牛海綿状脳症）のリスクを説明し、保護者が納得した上で接種すること」なんていういけずとしか思えない条件を付けられました。しかし、数万円かかってもHibワクチンの重要性を理解している親たちが列をなし、接種されました。

　翻ってHPVワクチンの導入、公費化は、あれよあれよという間でした。Hibワクチンのように数年自費で接種し副反応の発生率をみる期間はほとんどありませんでした。無料だから接種する、みんなが接種しているから接種する。TVできれいな女優さんが勧めているから接種する。とっても異様でした。
　対象者は中高生の女の子です。見知らぬ医者に覚悟もなくワクチンを接種されたら、それは恐怖でしょう。友人から痛いと脅されていますし。
　また、HPVワクチンは筋注ワクチンです。日本の医者は筋注に慣れていません。しっかり筋注しないと痛みも強いです。HPVワクチン接種後の複合性局所疼痛症候群（CPRS）の原因の一部はこんなことにもあるかもしれません。

　蛇足ですがHPVワクチン接種「後」に起こったことは間違いはないですが「因果関係」があるかどうかは不明です。さらに蛇足ですが「御用学者」という言葉は、議論を拒否するかのような響きを感じます。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0327-10:30-1）

　「子宮頸がんワクチン」についてのメールです。

　ワクチン推進派は、全国民がワクチン接種して病気の撲滅を！と訴えますが、ウィルスという大自然相手には、ちょっと戦い方が違う気がします。
　全員予防接種集団には、ウィルスと接触して免疫を強化する「ブースター効果」を得る機会がありません。世界中の人が飛行機で短時間で移動するグローバル化の世界では、短期間のビザなし滞在者も多く、とても脆弱な集団になってしまいます。
　風疹の流行を見れば分かりますが、罹患者は大人ばかりで、子供の流行はありません。罹患者には予防接種未接種成人もいれば、免疫が弱くなった成人もいます。子供に予防接種を受けさせるのは簡単ですが、成人に10年毎に追加接種を徹底するのは不可能です。（正社員に対しては徹底できるかもしれませんが、激増中の非正規雇用に対しては無理。）

　ウィルスは大自然そのもので、予防接種で撲滅させても、別の病気が出てくるだけでは？夏井先生が言う、「脳血管障害、心臓疾患、がん、どれで死んでもダメなら、老人はどうやって死ねばいいのか？」と同じように、人間もウィルスも自然そのものなので、「ウィルス全滅無病社会」は無理ではないかと。
　ウィルス撲滅ではなく、どうやって上手く付き合っていくか？が、今後の課題になると思います。

　主婦がエラソーで済みませんが（笑）、感想を送ります。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0327-10:30-2）

　「子宮頸がんワクチン」についてのメールです。

　私は世の中を回している人間のあられもないものの一つに「利益」があると思うのです。儲かる、健康に良い、美しくなる、東大に入れるetc．大企業だって、社会貢献のためというのは一側面で、利益が第一なのは自由主義経済社会の中では当たり前。(←悪いこととは思っていません。当たり前。)

　HPVワクチンを作ったグラクソ社が、いったいいくら儲かったのか？公費で接種費用の助成があったらグ社はウハウハじゃないか？って想像します。公費助成の経緯はどうだったのか？ワクチン産業が形成されている？厚労省とだって、コラボしているに違いない。
　なにかのニュースを聞いたとき、「それば誰のトクになるのか？」という視点は外せません。

　以前、週刊文春だったか、記事でJR問題を取り上げたとき、JRが怒ってキオスクで文春を売らなくし、発行部数が落ちて困った文春は謝罪文、JRネタは立ち消え、ということがありました。三菱の空飛ぶタイヤだって、大企業、大スポンサーだから早い段階で記事やテレビ特集ができなかったのだと思います。
　ティファールだってテレビCMをいまだに打っているのだから、これを記事にした東京新聞には大エールですよ。
　糖質制限だって、糖尿病の製薬会社、農協、明治製菓やフジパンが本気で怒ったら、大きく新聞全面で意見広告を出すことでしょう。利益がいちばんなんです。(←当たり前)
　先生の出演されるTV番組では、糖質推奨派有利誘導に編集されていないかという視点で見ようと思います。マスメディアはマスメディアの利益がかかっています。

　閑話休題、
　３／２６の３７歳の乳がん患者さんの症例は、とてもつらく思いました。その若さが、つらかった。

　がんのことを；　夏井先生に「勉強しろ」と言われ、さまざまに今もちょこちょこ本読んでます。高校生物の教科書、ミトコンドリアに関するの本、福岡伸一先生のエピジェネティクスの本が大変参考になりました。これらの知識をベースにして、ドクターの書かれたがん指南書、完治された方の闘病記を読むと、何となくそういうことかと理解が深まります。
　私のがんの友人は、いろいろ考えて治療を選択しています。とても元気です。

　インターネットはたいへんな恩恵です。HPVワクチンの副反応もポンポンッと出せます。ミトコンドリアの日本の研究者が誰でどんな著書があるかというのもポンポンッと出せます。魔法の箱。でも膨大な情報が流出しウソもでたらめもある。それを判断して取捨選択するには、今まで以上の知識が必要と感じます。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0327-10:30-3）

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#）

【06:00】

　［練馬光が丘病院での治療例］に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0327-06:00-1）

　8月10日（日）に愛知県豊橋市で開催される「第15回ハートの日」で糖質制限の講演をすることが決まりました。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0327-06:00-2）

　今日の19：00からのTBS【予約殺到！スゴ腕の専門外来ＳＰ4】に出演予定です。今回は湿潤治療での登場です。
　糖質制限でマスコミに取り上げられるのも嬉しいですが，やはり本業の湿潤治療で取り上げてもらうほうが更に嬉しいです。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0327-06:00-8）

　「子宮頸がんワクチン」についてのメールです。

　まずHPVワクチン接種後、複合性局所疼痛症候群（CPRS）になられた方の一刻でも早い回復を願っています。
　筋筋膜性疼痛症候群（MPS）の痛みに悩まされているものとして痛みがどれほど日常生活を阻害するかはよくわかっています。

　ところで、HPVワクチン（子宮頸がんワクチンという呼び方は正しくないと考えています）による今回の事態はいろいろな意味で問題です。疾病予防という観点から見ても今回の事態が及ぼす影響は重大だと思います。
　たとえば妊婦が風疹にかかることによって起こる先天性風疹症候群の子どもたちが増えています。流行もおさまりません。
　とうに排除されていてしかるべき麻しんが流行しています。
　これはMMR事件により、日本の予防接種行政が世界から大きく遅れたためです。羹に懲りてなますを吹いたのです。風疹や麻しんの流行による被害者は新生児であり、乳幼児です。
　麻しんや風疹は自然に罹ったほうがいいというのは、生き残った子だけを育てるという考えで、それはそれでありですが、抗体を持たない子たちに被害を及ぼさないために、アーミッシュのように同じ考えの方だけで隔離して生活していただきたいです。

　翻って今回のHPVワクチンの公費補助化、定期接種化には胡散臭いものを感じるのも事実です。
　専門家による公費接種化の優先順位が、Hibワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、成人の風疹ワクチン、水痘ワクチン、おたふくかぜワクチン、成人の肺炎球菌ワクチンよりも低いにもかかわらず、子宮頸がんワクチンだけが公費補助になりそうでした。ギリギリで、Hibワクチン、小児肺炎球菌ワクチンも入り、「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金」事業が発足しました。世界で当たり前のHibワクチン、小児肺炎球菌ワクチンが「等」だったとに呆れたことを覚えています。
　このような拙速な公費接種化が、今回の事態を招いた一因かもしれません。

　日本の予防接種行政もアメリカのACIPように、独立した機関による主導が必要だと強く感じます。
　ワクチン行政については私は知識はありませんが，上記の内容が本当だったら，かなり胡散臭さというか，作為を感じます。
　このあたりについて，厚労省内部からの「内部告発」が欲しいところですが，ムリだろうなぁ・・・。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0327-06:00-3）

　「子宮頸がんワクチン」についてのメールです。

　厚生労働省の資料を読めば、

①	接種を受けた人の一部に、慢性的な疼痛や運動障害が残っていることは「事実」として厚労省の委員会も認めていること。
②	それが大きな問題だと認識されていること。

　がわかります。
　ただ、その痛みや障害の原因が、接種の副反応からどういう機序で起きたかが不明なため、ひとつの仮説として「心身の反応が引き起こされたためではないか」という説が検討されている。次の会の委員会では、それに対するケアの手段も検討されている。これは『現実の痛みや障害の原因が、心身の反応によるのではないか』と言っているわけで、『痛みは気のせいだから放っておけ』などとは決して言っていないですね。

「子宮頸がんワクチン」のひどい副作用と痛みに関しては、「単なる心理的な反応(ヒステリー)であるから問題はない」という厚生労働省と御用学者の見解が出され…

ワクチンを接種すべきかは、本人だけの問題です。風疹ワクチンを接種しなかったら、自分が発症し、他の人にまで感染していきます。子宮頸がんワクチンはそのような心配はありません。

　自分(およびパートナー)が決して他の人と性行為をしない、という仮定を置けばそうなのかもしれませんが、しかし、現実にHPVウイルスに感染して子宮頸がんになる人が相当数いるので、その仮定はちょっと現実離れしているのではないかと思います。

　厚生省の資料とか通達とかはどうでもよくて，現実にこのワクチン接種で健康被害が生じた方々が，実際問題として，「自分たちの苦痛が放置されている」，「医療現場に苦しみを解決する手段がない」と実感していることが問題の本質じゃないでしょうか。
　私のような現場で働く医者には目の前の患者しか見えません。目の前の一人の患者の苦痛を取り除けるか，取り除けないか，それだけが問題です。統計処理された数万人という「顔のない患者群」ではなく，目の前の患者という「顔のある生身の患者」で勝負するのが臨床医の世界です。だから，子宮頸がんワクチン接種後に苦痛を感じる患者さんが受診されて，それに対して有効な治療ができなければ，臨床医は「負け」と感じ，無力感に苛まれます。
　厚労省の資料を見ても，こういう「一人ひとりの苦しみ」は見えてきません。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0327-06:00-4）

　「糖質制限関連の論文」についてのメールです。

　糖質制限関連の文献、最近の学会誌から抜粋しておみせします

 【母性衛生54(3)号57-58, 2013】

【日本臨床外科学会雑誌74巻増刊704】

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0327-06:00-5）

　【カリフォルニアで地盤沈下が深刻化】
　以前から「水問題」を取り上げていますが，このカリフォルニアの地盤沈下（＝帯水層の水位低下）の原因は［旱魃］⇒［地下水汲み上げが加速］が引き起こしたものです。カリフォルニアの歴史的旱魃はなんとか終わりを告げたようですが，この時降った雨水が地下水になるのに数万年～100万年ほどかかると考えられているので，地下水位低下の解決にはなりません。どう考えてもかなりヤバイです。
　そして，危機的状況にあるのは中国です。ほとんど綱渡り的状況です。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0327-06:00-6）

　「日本の農業と漁業の現実」というメールです。

　先日「糖質セイゲニストIN北九州」の定例会で〇〇さんのお話を伺いました。
　日本農業の現実に衝撃をうけました。それは漁業にもあったのですね。
　　　　　⇒【プレジデント2013年11月4日号　日本の農業と漁業の現実.doc (482KB)】

　大前研一さんのコメントです。
　　　　　⇒【自分だけでも変われ、国に期待するな.doc (144KB)】

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0327-06:00-7）

2014/03/26

【06:00】

　［練馬光が丘病院での治療例］に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0326-06:00-1）

　昨日は秋田県の鈴木先生，そして昨日と今日の二日間，都内の佐々木先生が見学に見えられています。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0326-06:00-2）

　今，少しずつ読み進めているのが『素粒子論はなぜわかりにくいのか　ー場の考え方を理解するー』（吉田伸夫，技術評論社）です。これがすごく面白く，抜群のわかり易さです。なぜ，素粒子論の入門書がわかりにくいのか，なぜわかりやすく解説してくれないのか・・・という「素粒子論サイドの舞台裏」からの説明のため，目からうろこがボロボロと落ちました。なるほど，そういうことだったんだ。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0326-06:00-10）

　「ラードで育菌スキンケア」についてのメールです。

　このことを聞いて、ハッと思いついたのが水虫です。
　水虫だと傷口がありジュクジュクしているため、正常な皮膚常在菌は劣勢種になっているのだと思いました。水虫の傷を湿潤治療で治しつつ、ワセリンの代わりにラードを塗ることで皮膚常在菌を育てるように仕向ければ下手な抗生物質よりも早く効くかもしれませんね。
　母の水虫はまだ治っておりませんし、今までの治療方針に軽く疑問を感じているようなので提案してみます。聞き入れてもらえたら続報が出せる…かもしれません。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0326-06:00-3）

　「ラードで育菌スキンケア」についてのメールです。

　糖質制限のお陰で体調もよく、健康に過ごせる様になりました。
　元は作業中怪我が絶えないので、と湿潤療法からお世話になっていたのですが、いつも体調が悪く、太り気味で血液検査はいつも再検査の状態でしたが糖質制限を始めた所、C型肝炎を持っていますがすべて、正常値に収まり、10年前からの鬱も改善し、軽い安定剤だけになりました。

　ラードで育菌スキンケアの関連で、私は北海道の出身で小さい時から焼肉といったら　ラム・マトンでした。今でも１～2ヶ月に1度無性に食べたくなり、通販で入手し、食べています。
　今回のラードで育菌スキンケアの関連で気がついたのは私は　首、や耳たぶ、腕、目の周りにアトピーがあり，ワセリンでもカサカサは直らず、仕方なくステロイドのお世話になっていましたが、振り返ってみると、ラム・マトンを食べた後には、アトピーの症状が軽減している事です、小さなときから食べているので、ラム、マトンの白身（油）もバリバリたべて、います。　さすがに塗っては居ないのですが、翌日から顔とか、肌はテカテカ、少し羊の匂いも。
　羊の油は融点が高いようなので、肌に残りやすいのでしょうか。羊肉、糖質制限＆スキンケアになっているみたいです。
　気になって調べてみると、犬・猫の皮膚病に羊の肉が良いらしく、犬、猫用の肉も売られていました。人にも効果ありそうです。

　流行のたれ漬けこみ（糖質たっぷり）ではなく　フレッシュなラム・マトンを焼いて食べています。
　私はここで長年購入しています。
　　　　　⇒【なみかた羊肉店】

　ちょっと気がついたのでメールしてみました、羊の臭みが苦手な方も多いかも知れませんが、冷凍していないフレッシュな物は癖はないとおもいます。（私の場合は小さな時から食べているので参考にはなりませんが）
　スキンケア＆糖質制限に羊肉　お勧めです。
　ちなみに私は，沖縄のヒージャー（ヤギ汁）も睾丸の刺し身も平気で食べちゃいます。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0326-06:00-4）

　「大豆と甲状腺機能」についてのメールです。

　大豆の大量摂取と甲状腺機能への影響について、やや古いですが、1991年に、日本で、日本人の被験者（成人健常者37名）が、通常の日本の食生活を続けたまま、酢大豆を30g/日摂取した時の、甲状腺機能の変化を観察した実験報告を見つけました。
　こちらによると、1ヶ月、3ヶ月の期間別の実験で、3ヶ月の投与では、有意に影響が見られると結論付けています。「以上から健常者でも大量大豆を長期に摂取すれば、甲状腺は腫大し、甲状腺機能は軽度に抑制される事が示唆された。」

　大豆イソフラボンについては、内閣府食品安全委員会から、安全な一日の上限摂取量（70～75mg/日）が提示されており、平均的な豆腐（３００ｇ～４００ｇ、イソフラボン含有量20-40mg/１００ｇ）だと、１丁で、上限に達します。豆乳で、３００ｇ。イソフラボンに関しては、発酵した大豆食品（味噌、納豆）も含めての摂取量です。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0326-06:00-6）

　「主婦手湿疹」についてのメールです。

　主婦湿疹で手の指先が荒れて、ひび割れがなかなかよくならず，皮膚科に受診。ステロイドと抗生剤の混合軟膏をもらって塗っていましたがなかなか良くならず逆にひどくなるようだったので先生のサイトを思い出し寝る前にワセリン、ラップ療法を試みましたら
　なんと！3日目の今朝きれいに治ってうれしくてうれしくて！思わずメールをさせていただきました。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0326-06:00-7）

　【はんこ自作機「ポムリエ」が超面白い！】
　うわぁぁ，欲しい！　何に使うかよく考えてないけど，私も「生きる化石」のはんことか， [e^iπ＋ 1 ＝0] のはんことか作りたいぞ！

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0326-06:00-8）

　「子宮頸がんワクチン」についてのメールです。

　ワクチンを接種すべきかは、本人だけの問題です。風疹ワクチンを接種しなかったら、自分が発症し、他の人にまで感染していきます。子宮頸がんワクチンはそのような心配はありません。
　また、ワクチンを接種しなくても、癌検診を充実させれば発症は抑えられます。現在の中高生が、30歳を過ぎた頃には遺伝子検診が本格化しているでしょう

　【子宮頸がん一次検診へのHPV DNA検査導入に満場一致で賛成―米FDA諮問委員会】

　3月12日に開かれた米食品医薬品局（FDA）の諮問委員会で，子宮頸がんの一次検診にHPV DNA検査（商品名cobas^(R) HPV test）の導入の是非に関する投票が行われた。同検査システムを開発，販売するRocheによると賛成票13，反対票0の満場一致の結果であった。

　「HPV16/18の検出により高度病変ハイリスク例の層別化が可能」
　cobas^(R) HPV testは2011年に米国で承認。子宮頸がんの70％に寄与する最もハイリスクのHPV（遺伝子型16/18）のDNAを特異的に検出するが，メーカーによると同時に他の12のハイリスクHPVを検出可能。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0326-06:00-11）

　「ラードで育菌スキンケア」についてのメールです。
　皮脂腺の機能が化粧で低下・破壊されている場合の例として、ラードをメイク落としやマッサージオイル、化粧下地などに使っておられる皆様のブログを紹介します。
http://ameblo.jp/h7-n9/entry-11760159953.html

http://ameblo.jp/karinn119/theme-10079723444.html

http://plaza.rakuten.co.jp/nkawagohan/diary/201401140000/

http://plaza.rakuten.co.jp/nkawagohan/diary/201401270000/
　ラードは市販のメイク落としと違って、べたつかず目にはいっても不快感がなく、マスカラもばっちり落とすことができ、化粧下地に使えば化粧崩れもせず唇しっとりだそうです。
　洗顔はお湯だけにして、メイク落としや化粧下地にラードを使うことを基本とすれば、従来通りの化粧品や化粧法を活かしながら、皮膚常在菌の環境を保つことができそうに思えます。

　『冷蔵庫で食品を腐らす日本人（魚柄仁之助）』で著者自身による沖縄の食生活フィールドワークが紹介されています。1970年代までの沖縄は、台所の柱にひもでぶら下げた高さ30cmのつぼ陶器「アンダーガーミ（油甕）」にたっぷりと白いラードを入れて様々な料理に多用していたそうですが、復帰後の保健師などの食生活指導によって、たった10年で「ほぼ使わない」レベルにまで激減したそうです。
　『日本人だからこそ「ご飯」を食べるな肉・卵・チーズが健康長寿をつくる（渡辺信幸）』においても、当然ながら特におすすめの食用油はラードです（ハンドクリームや乳液代わりにもラード）。伝統食の肉やラードが敬遠されたことで沖縄が長寿県から脱落したことや、動物性油脂をとったほうが長生きするというエビデンスも同書で紹介されています。

　育菌スキンケアにも高脂肪健康食にも大変有用なラードですが、誤解や偏見によって、かなりの量が廃棄されているのが日本の現状です。
　スーパーや肉屋で豚バラ肉のブロックを買う時にも、わざわざ脂を削ぎ落としてあることが多くて非常に残念です。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0326-06:00-12）

　「化粧品販売業界って変」というメールです。

　先日、友人とのつき合いでN化粧品へ行き、スキンカウンセリングカルテなるものを作り、レジのバーコードスキャナーみたいな端末を顔に当てて、お肌の温度、水分、脂分を測ってもらいました。「あなた、たいへんよ！こんなに水分が少なくて。そんな時はコレ」って、セールスされちゃうんだろうなって、内心ドキドキしていました。
　私の結果は、温度が35.3　水分が75　脂分が81でした。そのセールスマネージャーの話だと、私の肌の水分は少なめ、脂分は平均的なんだそうです。

　私は全くわからなかったので「これらの単位はなんなのですか？温度は℃ですよね。では、水分、脂分の単位はなんなのですか？」と尋ねたら、知らないというのです。
　今まで何百人のお客さんにスキンカウンセリングをして、誰も疑問に思わなかったのかしらと、そっちのほうにびっくりしました。

　ことほどさように、化粧品販売は愉快です。

　どうやら「肌の水分の平均値に対するパーセント」を表示しているみたいですが・・・。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0326-06:00-13）

　「侃侃諤諤を見ました」，というメールです。

　私は15年前に渡米したときに、アトキンスやサウスビーチなどのダイエット法を知り、短期間の糖質制限による体重減少は経験していましたので、日本で糖質制限が知られるようになってからは、白米信仰の厚い日本でもそんな時代になったのかと、少々驚きながら経過を見ていました。

　侃侃愕愕の先生の放送回では、まあそんな反応でしょうねと思いながら、私も同じだったよと言いたい気持ちで一杯でした。　今はほとんどスーパーの日々ですが、以前は糖質、特に砂糖依存が激しく、4日スーパーをしては突然お菓子やパンの過食（菓子パンだと10個はいけてしまいます）に走るという摂食障害を繰り返していました。　量も多いので、翌日は体中がむくみまくり、関節痛・だるさ・うつがなくなるまで、スーパーに戻してから回復までに丸二日かかってしまいます。　鍼灸師の方のメールにもあったように、むくみで顔もパンパンなのに、普段はそれほどない法令線がくっきりと刻み込まれ、顔色が冴えないという状態にもなります。　糖質摂取によって真皮のコラーゲンが破壊されてしわができやすくなることは、女性誌を読む方ならどなたもご存知かと思いますが、まさにその通りです。

　木下さんの発言から多くのことが分かるのに、本質を見ようとされない方々には響かなかったようです。「あなたは太ってるんじゃない、腫れてるんですって言われたんですよ。」これは半分本当ですよね。　過食の後のスーパーでは2.3日後から、びっくりする量の排尿があります。

　「炭水化物の依存なら他の人には迷惑をかけないでしょ。」と言われましたが、日頃不摂生をしている人が罹患した、悪性腫瘍まで含めた生活習慣病を治療するために、健康に気を遣って糖質制限をしている元気な人が医療費を負担することは、間接的に迷惑をかけていることになると思います。

　「炭水化物を制限すると、いらいらしたり短期になったりフラフラしたりする。」　それはそうでしょう。　糖質依存からの離脱症状ですから。　肝での糖新生に体が順応するまでには時間がかかることは、江部先生もブログで示されていました。　炭水化物依存の人は、満腹感はあっても満足感がなく、炭水化物を摂るまでは食べたという実感が得られにくいとも書かれています。　私が摂食障害を克服できたのは、この文章を読んでからです。　3日で糖質制限に慣れる人もいれば、1ヶ月かかる人もいる。　私は2週間目がカギだったと思います。　それを超えることをできた人のみが、成功者なのかもしれません。

　アメリカでは糖質制限を主とするダイエット（食生活）は基本いや常識です。　10歳の娘でさえ、学校ではピザのクラストを食べる友達はほとんどいないと言います。　ただ意思が弱いとそれを続けることはできないし、実際できない人の方が多いでしょう。　それを十分に分かっているからこそ、健康的で長続きする食生活として、プチレベルの糖質制限と、糖質を摂るならできるだけ未精製のものを少量にというような推奨をしているのでしょう。

　放送中に女性医師と栄養士が、眼を合わせて不満そうな表情をしたり、「極論なんですよ！」「それがほんとだったらノーベル賞級ですよ！」と醜い対応をしていたのが、同じ女性としてとても残念でした。　先生、よく我慢されましたね・・・。

　侃侃諤諤を拝見しました。
　同番組もTVタックルも録画しており、それぞれ何度も視聴して勉強しております。マスコミというものは、放映のされ方（番組のスタンス）で、「如何様にも着色されてしまうもの」という危惧を改めて認識しました。
　TVタックルの際は、夏井先生の圧勝というのは明らかでしたが、侃侃諤諤は夏井先生の立場が不利に見えました。（ちなみに、TVタックル放映の際に夏井先生を初めて知りました）
　個人的には、「多数が詭弁を制圧している」ようにも受け取られる内容のように見えました。恐らくカットされているシーンもあるかもしれませんが（先生のスマッシュヒットなど）、TVの見方について少し考えさせられました。

　そろそろ，『侃侃諤諤』収録舞台裏情報も出しますか。

収録後にプロデューサーが「この形式での討論は失敗でした。中立の立場の参加者を置くべきでした。もうちょっと番組構成を考えてみます。さすがに討論で1対4は無理でした」と話していました。
この番組はどういう形で討論を組み立てていくかを手探りで進めているようなもので，まだ「番組の形」が決まっていない発展途上の番組のようです。
番組中で私が2年前の顔写真を出した時に，あの女医と栄養管理士は「2年前のほうが健康で，今のほうが不健康に見えます」と言い張ったんですよ。こいつら，掛け値なしのアホかと思っちゃいました。白い犬が見えているのに「これは黒い猫です」と言い張る人間がいるなんて，予想外の反応だったので，これで歯車が狂っちゃいました。だって，医者がこれほどアホな主張をしてくるとは想像してなかっただもん。
論理と科学的思考ができない／最初から放棄している相手とのバトルの仕方も研究しなきゃダメだな。
どうやらこの番組は4月から形式を変えたものになるようで，既に出演のオファーを頂いております。
ちなみに，視聴率はこの「侃侃諤諤」シリーズ最高だったようです。番組的には成功，ってやつですね。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0326-06:00-14）

　「子宮頸がんワクチン」についてのメールです。
　皆様のお役に立つかどうか分かりませんが、私が知っている関連情報をまとめてみました。

　「子宮頸がんワクチン」のひどい副作用と痛みに関しては、「単なる心理的な反応(ヒステリー)であるから問題はない」という厚生労働省と御用学者の見解が出され、定期接種の勧奨が再開される気配であり、日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本婦人科腫瘍学会、子宮頸がん征圧をめざす専門家会議は勧奨再開の要望を出しています。

　厚生労働省のサイトに堺春美日本臨床ウイルス学会総務幹事が、2014年2月26日開催された厚生労働省及び審議会の学者との会合である「子宮頸がん予防ワクチンに関する意見交換会」に提出された資料が公開されています。
　この資料に記載されているサーバリックスの重篤な有害反応発生率のデータは、Lancet Oncologyの論文のTable 3に記載されています。

　堺先生の論文「臨床とウイルス　Vol. 41 No. 5 2013.12　子宮頸がんワクチン」によれば、サーバリックス(アルミニウム・アジュバント配合)の推計接種者数は258万人です。
　Lancet Oncologyの論文のTable 3のグラクソ・スミスクラインのサーバリックス臨床試験の有害反応発生率に基づいて、日本の有害反応を推計すると次の結果になります (これは小学生でもできる簡単な計算ですから、高名な学者先生や高級官僚の方々は、こんなことは百も承知のはずです):
医学的に重要な状態(有害反応) --- 258万×3298／9319 = 91万3063人

重篤な有害事象 --- 258万×835／9319 = 23万1173人

新たな慢性疾患 --- 258万×285／9319 = 7万8903人

新たな自己免疫疾患 --- 258万×99／9319 = 2万7408人

死亡 --- 258万×10／9319 = 2768人
　アルミニウム・アジュバントを配合していない生理食塩水の注射3回では、注射時の痛みはありますがサーバリックスのようなことは起きません。

(備考: この臨床試験のコントロール群は、生理食塩水のような不活性なものではなく、アルミニウム・アジュバントを配合したA型肝炎ワクチンhepatitis A vaccine (GlaxoSmithKline Biologicals)です。このため2群ともアルミニウム・アジュバントによる有害反応が同率で高頻度で発生しているにもかかわらず、2群間に統計的に差が無いから安全であるという詭弁を弄しています。本来ならば、アルミニウム・アジュバントを配合していない生理食塩水のようなものをコントロールに使用すべきであり、この臨床試験は致命的な欠陥を持っています。こんな代物を国は安全だと言い張って承認して子供達に打たせているのです。)

　サーバリックスによる有害反応の被害者91万人、重篤な有害反応23万人、新たに発生する慢性疾患7.89万人、新たに発生する自己免疫疾患2.74万人、死者2768人、しかも被害者のほとんどが10代の若い女性というのは、想像を絶する悲惨な薬害です。サーバリックスは、こんな悲惨な薬害を若い10代の女の子達にもたらすと予測できます。

　医薬ビジランスセンターの浜六郎先生は、
「ワクチン接種後3、4年以降で740人に1人が死亡」(備考: 推定死者は258万人÷740 = 3486人)

「一般人口と比較して自己免疫疾患が数倍から15倍に上ること、接種後3.5年以降には害が極端に増加していることなどから、今後ますます害が重大になりうる」
　と警告されています。
　また、子宮頸がんの発生率と脂肪やたんぱく質の摂取量は逆相関しているため、動物性脂肪を多く含む肉・卵などを多く食べる方が、子宮頸がんワクチンを打つよりも安全だと説明されています。
　要は、糖質制限食は、脂肪やたんぱく質の摂取量が増加しますから、子宮頸がんの予防に役立つだろうということです。(補足:浜六郎先生の講演スライドのスライドNo.31に、子宮頸がんの発生率と脂肪やたんぱく質の摂取量が逆相関することが示されています)

　子宮頸がんワクチン薬害の無料公開資料のアドレスを以下にまとめます。尚、各サイトの紹介文は、各専門家の方の記事から抜粋したものであり、私が書いたものではありません。
子宮頸がんワクチン、堺春美　日本臨床ウイルス学会　総務幹事，臨床とウイルス　Vol. 41 No. 5, 2013.12　
　「子宮頸がん予防ワクチン」というのが行政における正式名称である本ワクチンの意義は，子宮頸がんの予防にある．しかしながら，本ワクチンが子宮頸がんの発症を予防したという報告は国内外を通じて存在しない．
　サーバリックスは2010年11月26日（販売開始日）から2013年３月31日の間に6,957,386回接種がなされ，１人あたりの平均接種回数を2.7回と仮定して出荷数より推計した接種者数は258万人である．
　「子宮頸がん予防ワクチン」が2010年11月末に発売されて以来，わずか2年4ヶ月の間に蓄積された副反応例は，わが国でこれまでの60年間になされたすべての定期予防接種で起こった予防接種事故例の総数に匹敵する．
　予防接種事故発生頻度は，過去のすべての定期予防接種で，100万接種あたり4.0，子宮頸がんワクチンでは100万接種あたり240である．
　サーバリックスは2010年11月に発売され，2013年3月末まで公費負担任意接種のワクチンという位置づけであった．その間に報告された1,796例の副反応症例について分類し，子宮頸がんワクチンの副反応の全貌を把握した（表２，表３）．一般に，病因とdisease entity は1 ：1の対応をなす．ところが，サーバリックスの副反応は重篤かつ多種多様な病気のオンパレードであった．
　サーバリックスに含まれているアジュバントであるAS04は，3D-MPL（Monophospholipid A グラム陰性桿菌のリポ多糖体）をリン酸アルミニウムアジュバントに吸着させた物質で，いわばアルミニウムアジュバントをLipid A（内毒素）で包んだものである．生体はこれをグラム陰性桿菌と認識してしまうであろう．しかも中身はアルミニウムアジュバントである．3D-MPLは強力な自然免疫賦活剤であり，単球/ マクロファージにサイトカインを放出させる．そのために，サイトカイン過剰症（サイトカインストーム）を誘発する可能性がある．サイトカイン過剰症（サイトカインストーム）の主たる病態は全身性炎症反応症候群（systemic inflammatory response syndrome：SIRS），ショック，播種性血管内凝固症候群（disseminated intravascular coagulation ： DIC），多臓器不全である．失神・意識障害がサーバリックス接種直後に多発するが，その病態は明らかではない．
　アナフィラキシーショックで血圧低下，脳循環不全を来たして卒倒，転倒，打撲ということかと考えたが，発症があまりにも即時的，劇的である．したがって，サーバリックス接種直後のエンドトキシンショック/ サイトカインストームの可能性も考えられる．炎症性サイトカイン過剰症（サイトカインストーム）に起因すると考えれば，サーバリックスの副反応の多くを一元的に全身性炎症反応症候群（自己免疫／自己炎症症候群も含む）ととらえることができる．
　炎症誘導因子受容体（TLR）は炎症誘導因子（リガンド/ アゴニストと呼ばれる）（免疫賦活剤すなわち病原体成分─自然界に存在する物質）を認識し，活性化する．炎症誘導因子のうち代表的なものは，グラム陰性桿菌のリポ多糖体（LPS）である．LPS はTLR4のアゴニストであり，TRL が活性化すると樹状細胞はIL-6を分泌する．IL-6の異常産生は炎症性自己免疫疾患の発症につながる．アポトーシスがおこった場合に非メチル化CpG が増加し，活性化したB 細胞が自己反応性T 細胞を活性化して全身性炎症反応症候群・自己免疫／自己炎症症候群発症にいたる．また，全身性炎症反応症候群・自己免疫／自己炎症症候群では，自然免疫反応が発症病理そのものである．グラム陰性桿菌のリポ多糖体（LPS）はサーバリックスのアジュバント　AS04の主要成分である．LPS はTLR4に認識される．その結果，TRL が活性化すると樹状細胞はIL-6を分泌する．IL-6の異常産生は炎症性自己免疫疾患の発症につながる．
　表2　サーバリックス副反応報告のまとめ
　本集計は平成22年11月26日（発売開始日）から平成24年12月31までに厚生労働省に報告された全事故例と，第1回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会配付資料（平成25年5月16日）に加えられた平成25年1月1日から3月31日までに報告された症例の合計である．（後略）

2014.02.28『薬のチェックは命のチェック』インターネット速報版No167
　HPVワクチン（いわゆる「子宮頸がん予防ワクチン」）の害について、2月25日午後、国際シンポジウムが開催され、約150人が参加しました。主催は、子宮頸がんワクチンの重篤副反応に関し警鐘を鳴らす医学者・研究者のグループ（会長; 堺春美前東海大学医学部教授）。
　講演要旨
　シン・ハン・リー博士（米国、病理学者）は、HPVワクチンの一つ「ガーダシル」の未開封バイアル中や、ガーダシル接種後に突然死した少女の血液と脾臓中にHPVウイルスDNAの断片を認めたことを報告しました。厚労省の「心身の反応」説に対して、「気の持ち方だけで、脳の中に失明や激烈な神経障害を起こすほどの強い炎症反応を起こすことはない」と、病理学者の立場から強い口調で批判しました。
　フランソワ・ジェローム・オーチエ教授（パリ大神経筋疾患部門医師）は、ワクチンを注射すると筋肉内で白血球の一種「マクロファージ」が、異物であるアルミニウムを取り込み、注射局所で炎症反応を起こして痛みの原因になるとともに、全身でもこの反応を起こして痛みの原因となり、脳内でも炎症を起こして認知障害や知的な障害、広範な神経障害の原因になると説明。接種後数年以降の長期間経過後の悪化例が多く、今後も増加することを警告しました。
　ルチア・トムルジェノビック博士（カナダのブリティッシュ・コロンビア大学、現在イスラエル、テルアビブ大学医学部）は、HPVワクチン接種後に急死した３人の少女の脳を調べ、脳の中でワクチンのウイルス様粒子タンパクに反応する抗体や、出血も見つけたことから、ワクチンが原因としました。
　堺春美会長は、ずっとワクチンに関わってきた専門家の立場から、報告されているHPVワクチンの副反応例を自らデータベースを作って分析し、あまりの激烈さと多様さに驚いたこと、結果は、これまでのワクチンとは比較にならないくらい重篤で様相が異なっていること、ワクチンは対象とする疾患を予防しなければならないが、このワクチンは子宮頸がんを予防したとの報告はなく、人類がこれまでに経験したことがないほどの害をもたらすこと、したがって中止すべきであり、これまでに接種した全員の追跡調査をすべきである、と述べました。
　当センターの浜は、国が安全との根拠にしている毒性実験（メーカーの実験や中山氏の実験）でも、長期の毒性が示されていること、厚労省が安全証明の根拠としている臨床試験や疫学調査の結果は解釈が間違っていること、一般人口と比較して自己免疫疾患が数倍から15倍に上ること、接種後3.5年以降には害が極端に増加していることなどから、今後ますます害が重大になりうることを警告しました。詳しくは、講演スライド、要旨、English abstractを参照してください。
　塩沢俊一教授（九州大学、リウマチ膠原病学）は、「自己免疫現象は、自己を攻撃対象として起きているのではなく、正常者で起きる反応である。ただし、ある臨界点以上の非常に強い刺激が持続することで起きる」という画期的な研究結果「自己臨界点説」を述べました。いわゆる「自己免疫現象」の発症機序としてのこの説は、HPVワクチン注射後の組織傷害-疼痛刺激が極めて強く、自己免疫疾患が多発する現象をよく説明しているものであり、非常に意義のある講演でした。
　記者会見
　シンポジウム後の記者会見では、かなり前からすでに判明しているこのような研究の成果が、なぜ国レベルでの政策に反映されないのか、との質問がありました。これには浜から、「日本の厚労省はすべて把握したうえで、接種再開に都合の悪いこれらの研究結果を意図的に否定し、その否定の根拠として、根拠にならない質の悪いデータを提示し、意図的に無理なデータ解釈を行なっている。そのために一般に知られないのだ」と答えました。
　また、ルチア・トムルジェノビック博士がメディアの質問に答えて述べた「被害は世界中で起きている。すべての国で接種を即刻中止すべきだ」との意見は、シンポジスト全員の意見でありました。
　2月26日の厚労省主催公聴会と合同検討会
　厚労省は因果関係の否定に躍起ーしかし接種勧奨再開できず
　なお、このシンポジウムが開催され、これらの成果を人々が知ったため、翌日の厚労省主催の公聴会では、海外の研究者の意見に対して、多数の政府側研究者から根拠のない反論があり、午後からの合同検討会には、さらに、因果関係を否定する厚労省側の意見に偏った報告がされました。しかしながら、2月26日の内容では接種勧奨の再開を決める根拠に乏しく、なお保留となっています。
　厚労省研究班長談：ワクチン成分による脳内炎症誘発の可能性
　また、2月28日の毎日新聞は、厚労省研究班の班長がワクチンの成分による脳内炎症誘発の可能性を認める発言と、研究班の2014年度の調査実施を、以下のように報じています（毎日新聞 2月28日(金)3時0分配信）
　「子宮頸（けい）がんワクチンの接種後に痛みを訴える中高生が相次いでいる問題で、日本線維筋痛症学会と厚生労働省研究班は27日、発症原因を探るための調査を始める方針を明らかにした。ワクチンの成分が発症のきっかけになっている可能性があるという。」「子宮頸がんワクチン接種後に痛みを訴えている患者の中に、線維筋痛症と診断された人がいる。また海外では、ワクチンのアジュバント（免疫補助剤）が線維筋痛症などの病気を誘発するとの報告があった。」「研究班長で桑名市総合医療センター（三重県）の松本美富士（よしふじ）顧問は「ワクチンの成分が脳内の炎症を誘発している可能性がある」と話す。
　「心身の反応」の根拠が破綻 - 適切な調査を期待する
　厚労省の研究班班長がこのような見解を述べ、調査を実施する方針を明らかにしたことは、少なくとも厚労省においても、「心身の反応」では片付けられない問題を抱えていることを示しています。
　報道の内容だけでは調査計画の具体的な方法は不明ですが、因果関係の有無について、きちんと判断ができるような調査計画を立てたうえで、誠意ある適切な調査が実施されることを強く期待します。

IWJ Independent Web Journal　(1)2014/02/25 子宮頸がんワクチンの重篤な副反応に警鐘を鳴らす医学者・研究者グループが国際シンポジウムを開催～製薬会社のロビーイングを告発
記事目次（略）
(2)2014/02/26 医学者・研究者グループが訴える子宮頸がんワクチンの危険性～厚労省ワクチン副反応検討部会の判断に異議
記事目次（略）

2014.01.29号-2『薬のチェックは命のチェック』インターネット速報版No166　HPVワクチン（いわゆる「子宮頸がん」ワクチン）勧奨接種再開は極めて危険　NPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチェック)　　浜　六郎
2014.01.29号『薬のチェックは命のチェック』インターネット速報版No165　HPVワクチン（いわゆる「子宮頸がん」ワクチン）再開は危険　重篤反応が100～200人に1人の可能性
<2014.01.28号『薬のチェックは命のチェック』インターネット速報版No164　HPVワクチン（いわゆる「子宮頸がん」ワクチン）再開は危険　アジュバントの毒性とアジュバント病を徹底検証/li>
2013.11.18号『薬のチェックは命のチェック』インターネット速報版No163　　HPVワクチン（いわゆる「子宮頸がん」ワクチン）は危険　HPVワクチンの害に関する情報一挙公開

浜六郎の臨床副作用ノート～HPVワクチンは中止を～

浜六郎の臨床副作用ノート～HPVワクチンの失神－神経傷害～

浜六郎の臨床副作用ノート～HPVワクチン後の疼痛とAPS～

浜六郎の臨床副作用ノート～アジュバントの害：その（1）～
　なお，頂いたメールがあまりに長大・膨大なため，申し訳ありませんが通常なら行っている「読みやすくするための整形作業」ができず，読みにくいままでの紹介となりますが，悪しからず。また，一部（？）を割愛させていただきましたし，著作権に抵触する恐れのあるとかんがえられる引用，リンクは全て削除してあります。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0326-06:00-9）

2014/03/25

【06:00】

　［練馬光が丘病院での治療例］に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0325-06:00-1）

　「糖質制限と膠質浸透圧との関係」についてのメールです。

　インスリンのNa貯留作用により浮腫をきたしますが、糖質制限によりインスリン分泌が減るため（他の要因もあるかもしれません）だと思います。

　インスリン抵抗性を改善させる糖尿病治療薬「アクトス」の副作用に浮腫があり、SU薬など、インスリン分泌を促進させる薬剤よりもアクトスのほうが浮腫になりやすいのは、アクトスの作用機序に関係していると思いますが、詳しいことは私にはわかりません(^_^;)

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#）

　江部先生の講演についてのメールです。

　一般社団法人日本糖質制限医療推進協会主催講演会（東京）
　糖質制限食の有効性・可能性 ―食のパラダイムシフト―　　　　～糖尿病・メタボ・生活習慣病・がん・・・～

日時： 2014年3月30日(日) 13：00～14：40頃　※入場受付（開場）は、12：40～

場所：銀座ルノアール貸会議室プラザ八重洲北口　5階-2・3号室　　　東京都中央区八重洲1-7-4 矢満登ビル

講師：江部康二

定員：90名

受講費：賛助会員　2,600円　／　一般（非会員） 3,200円

補足：「賛助会員連絡会」開催のご案内

講演会終了後15：00より、講演会に参加頂いた賛助会員の皆様を対象に、同会場にて連絡会を開催いたします。

理事長をはじめ協会からのご報告と意見交換会、賛助会員の方の糖質制限食推進に関するご活動のミニ発表会などを予定しております。

賛助会員（3/30現在）限定の会合です。あしからずご了承ください。

16：30頃終了予定です。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0325-06:00-3）

　「甘いものを食べるとバカになる」というメールです。

　「甘いものを食べるとバカになる」で検索してみてください。いっぱい出てきます。
　　　　　⇒【やばいぞ！お菓子を食べると馬鹿になるらしい】

　花粉症には

糖質の過剰摂取による高インスリン血症→反動で低血糖→血糖を上昇させるためにコルチゾール（副腎皮質ステロイド）の過剰分泌→副腎疲労

　というメカニズムが関係しています（砂糖による腸内細菌の乱れ、カンジダの増生も関係しているかもしれません）。糖尿病や肥満があり花粉症を合併している患者さんが糖質制限により花粉症が軽快することはよく経験します。
　花粉症治療のために来院された患者さんに甘いものが好きか尋ねると、嬉しそうに「大好き」と答える方が少なくありません。すかさず、その患者さんの目の前で「甘いものを食べるとバカになる」で検索した結果を見せるとたいてい目を丸くしますので、お試しあれ！

　アルツハイマー型認知症はアミロイドβという物質が脳に蓄積されるためと考えられています（アミロイド仮説）。NHKの「ためしてガッテン」でも放送されていたようです。
　インスリン分解酵素とアミロイドβの分解酵素は同じなので、

糖質の過剰摂取→高インスリン血症

　つまり糖尿病や肥満は認知症のリスクになります。

　「アルツハイマー病が劇的に改善した！」という本もあります。
　私は糖質摂取による脳機能低下には大きく分けて２種類のタイプがあるように感じています。ひとつはスイーツ（異性化糖などを多く含む）の食べ過ぎによる、「多幸感を伴う脳機能低下」、もうひとつは睡眠時無呼吸症候群のように「ぼーっとした脳機能低下」です。
　「甘いものは好きですか？」と尋ねた時に嬉しそうに「大好き！」と答えるのが多幸感です。

　認知症を３型糖尿病と呼ぶこともあるように、認知症は脳が糖尿病状態、すなわち脳がインスリン抵抗性によりブドウ糖を利用できない状態と考えられています。
　アルツハイマー病がココナツオイルで改善するのは、油脂を摂取するとケトン体が生成され、脳がケトン体をエネルギーとして利用するためです。一般的な油脂ではなく、ココナツオイルがいいのは、主成分の中鎖脂肪酸の吸収、利用が早いためです。

　ひどい壊疽になっても無頓着、HbA1c10%以上のコントロール不良でも平気など、糖尿病患者さんの病識のなさは、脳におけるインスリン抵抗性が関連しているのではないでしょうか？
　ただし、酒飲みには、ウェルニッケ脳症やナイアシン欠乏症による脳・精神機能低下が待ち受けていますから、私を含め、夏井先生も糖質制限しているからといってゆめゆめ油断なさらないように（笑）

　ということは、糖質摂取が多い酒飲みがいちばん危険かもしれませんね。
　ちなみに統合失調症に糖質制限＋ナイアシンが有効という記事は過去の更新履歴にありますね。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0325-06:00-4）

　「ラードで育菌スキンケア」についてのメールです。

　脂質栄養学において脂肪酸の摂取量だけでなく摂取比率も重要であることから、豚ラードと人間の皮脂の脂肪酸組成を比較してみました（石鹸情報サイトのデータを元に皮脂の組成比順にソート）
脂肪酸組成の比較（重量％）

	人間皮脂	ラード	牛脂	オリーブ油
オレイン酸^※菌	48	45.1	38.7	71.1
パルミチン酸^※菌	25	24.8	25.5	13.7
リノール酸	11	9.9	2.2	10
パルミトレイン酸	9	3.1	3.4	1.2
ステアリン酸^※菌	4	12.3	21.6	2.5
ミリスチン酸	3	1.5	3.3
ラウリン酸			0.1
リノレン酸		0.1	0.6
ミリストレイン酸			0.2

^※菌：常在菌による皮脂分解産物であり、他の常在菌の増殖を促進する脂肪酸

　昨日のメールとは数値が若干違いますが、ラードの上位8割を占めるオレイン酸，パルミチン酸，ステアリン酸は、いずれも皮膚常在菌による皮脂分解産物とやはり共通です。
　皮脂の上位8割を占めるオレイン酸，パルミチン酸，リノール酸が組成比も含めてラードに非常に近いのは注目すべき点です。人間皮脂に含まれる脂肪酸6種がラード全体の96.7％を占めるのも素晴らしい一致です。
　ラードが皮脂と同様に皮膚常在菌に利用されるのかは分かりませんが、脂肪酸組成がこれだけ似ていれば、プロペトよりも肌に馴染みやすい理由としては納得できます。
　スキンケアとしては、ワセリンでもラードでも嫌気性環境を作る効果は大差ないはずです。

　実は，今から10年近く前，鳥谷部先生と同じ病院で働いていた時に，「ワセリンは最適なの？」ということについてちょっとだけ話し合ったことがあります。当時は皮膚常在菌について勉強し始めたことで，深い知識はない時代です。こんな会話だったと思います。
　鳥谷部師匠：

皮膚の常在菌にとってワセリンってどうなんだろう。「こんな不味くて食えないものを塗りやがって」って思っているかもしれないよ。

　私：

そうかもしれないけど，皮脂腺が正常なら皮脂は必要なだけ分泌されますよね。ワセリンの効果は，皮脂腺分泌物が乾燥しないように守っていると考えられないですかねぇ。つまり，皮脂腺分泌物は外から補うんじゃなくて，内側から分泌されるもの。違うかなぁ？
ワセリンを塗るのは「ご飯を安心して食べる住居」を提供しているようなものじゃないかと思います。

　というわけで，皮脂腺の機能が何らかの原因（例：長年の化粧，紫外線，皮膚移植術）で低下・破壊されている場合にはラードがベスト，皮脂腺分泌が正常レベルならワセリンでもラードでもいい，という感じかもしれません。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0325-06:00-5）

　「子宮頸がんワクチン」についてのメールです。

　私は現在49歳ですが、45歳の年に子宮頸がんワクチン（サーバリックス）を打ちました。その後の体調不要の原因がワクチンの副作用と知ったのは昨年の11月頃です。
　現在被害者会に入り被害者の方々と情報交換しておりますが、有効な治療法はなく、数名はステロイドパルス療法を受け，やや良くなったり、逆に悪化したりとさまざまです。

　先生の推進する炭水化物制限を2月から始めております。食後の眠気がなくなり、腰まわりがすっきりしました。（別にダイエット目的ではありませんが）
　炭水化物制限を始めたきっかけは、それで花粉症が治ったと知人から教えてもらったからです。で、その頃ケトン食の記事をみつけ、その話を友人にすると夏井先生の「炭水化物・・」の本を教えてくれました。今は「傷はぜったい消毒するな」を読んでいる最中です。

　11月にワクチンの副作用と気がついた理由のひとつは、とてつもない頭痛です。実際には頭痛ではないのですがそれ以外の表現方法がないので・・・文字通り病院へかけこみ頭部のCTを撮ってもらっても異常なし。鎮痛剤を処方されましたがまったく効果なし。

　あとからわかったのですがどうも低血糖を起こしたようです。他の方がやはり同じような頭痛をブログで訴えたところ、それを読んだカイロの先生が低血糖だから飴を舐めるように教えてくれました。
　え、あれは低血糖だったのか。確かにいつもはアイスなんてそんなに食べないのに、昨年の夏はとてもアイスが食べたくなり、熱中症予防でスポーツドリンク・・・それがいけなかったようです。
　栄養不足、脱水、糖の過剰摂取による脳の低血糖・・？という事でしょうか。他の被害者の方も甘い物を欲しがるようです。

　ワクチンのせいでなぜか異常に糖や栄養素を分解し，でも食欲がなく必要な栄養が摂れずやせる被害者が多いです。（私は症状が軽いせいか食欲は普通、炭水化物制限をしてからは旺盛です）　10ｋｇ以上やせた子もいます。
　私は左の背中が痛む事が多く、カイロの先生からは脾臓だと言われました。医者からは否定されましたが・・。

　今月5日間入院して検査を受け、来月結果が出ます。これはとても難しく、症状がひどくても何も所見がなかったり，また軽くても所見があってすぐにパルス療法を受ける人もいます。すぐに出た検査（MRI、スペクト、神経伝導）ではとりあえず異常なしでした。髄液検査も受けました。
　結果でどうなるかわかりませんが、私はパルス療法は勧められても様子を見ようと思います。

　先生のお勧めに従い石鹸、シャンプー、ハンドクリーム、顔のクリームは止めました。外から帰ってきても手洗いはお湯だけ。手指消毒やめました。もともと歯磨き粉は使いません。洗剤もほとんど使っていませんでしたがさらに減らしました。使ってもシャボン玉石鹸か「海へ・・」という分解する洗剤。食器洗いも石鹸です。
　以前「花粉、鼻でブロック」も買いました。5ｇで800円くらい・・全く効果なし。白色ワセリンで充分です。肌もつるつるになります。手、顔、唇、踵・・全て白色ワセリンです。

　夏はスポーツドリンクをやめて味噌汁にします。認知症のような記憶障害が出ている人もいるので、ボケ防止でココナツオイルを摂っています。
　薬は飲んでいません。脱毛がひどかったのでミドリムシを飲んでいます。腸のために亜麻仁油を摂っています。

　私は以前看護師でした。現在はケアマネージャーをしております。外科、整形にいた事もあり、先生が全否定のゲーベン、ボチ、ソフラチュール・・・当然使いまくっておりました。ブログを読んでガクゼンとしました、あれは何だったのかと・・。
　たしかに頭部の傷って毛が生えているのでガーゼ浮いてるし・・。痔の傷は消毒しないし・・・ああ・・もう・・・なぜ今まで誰も気が付かなかったのか・・。
　髄液採る採られる時にはイゾジン、ハイポでしっかり消毒されました。（見えなかったですけど）　心で「やめて～」と叫んでいました。
　入院先の病院ではケトン食もあるのに、希望したら却下されました。

　先生の「消毒しない、炭水化物を制限する」という理論が早く一般に浸透して欲しいです。糖尿病学会が滅んで欲しいです。同時に子宮頸がんワクチンを推進する婦人科学会や小児科学会も滅んで欲しいです。

　子宮頸がんワクチンと同じようにアジュバントが添加されたワクチンが一般的になると（実際インフルエンザワクチンの治験が始まるようです），免疫力が異常に高められた状態が数年～数十年に渡り続き、体が異常事態になる被害者が続出するでしょう。
　夏井先生は創傷治療のパイオニアです。ぜひ、ワクチンに対しても反対の態度をとっていただければと思います。
　被害者に必要なのは、ワクチンを推進する医者、被害者患者の症状を否定する医者に対抗できる医師です。
　推進する医者もけしてワクチンに対して本当の専門家ではありませんので、反対する医師もワクチン専門家である必要はありません。

　どうかひとりでも多くの医師に味方になっていただきたいと思います。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0325-06:00-6）

2014/03/24

【06:00】

　［練馬光が丘病院での治療例］に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0324-06:00-1）

　昨日（23日），都内某所で「第2回豚皮を揚げて食べる会」を開催しましたが，その前日に私が参加者に出したメールが受けまくりました。こんなメールです。
23日はお天気も良さそうで，絶好の「豚皮日和」と思われますが，以下の様な事情で急遽参加できなくなった，ちょっと遅くなりそうだ，という方は〇〇までお電話下さい。
「しょっかー」とかいう黒ずくめ集団に拉致されてました。

「めろす」と名乗る若い男にシラクスの街への道を尋ねられ，一緒に走ることになりました。明日の日没まで走るそうです。

「のーべるしょう・せんこういいん」から電話ができてストックホルムに行くことになり，今，成田です。

私，子どもがいないのですが，子どもと名乗る男から「母さん，助けて」と電話があり，1千万円入りのカバンを持って東京駅に行くことになりました。タンスに1千万円を隠しておいてよかったです。

渋谷のマルキュー前を歩いていたら，「すかうと」と名乗るチャラい兄ちゃんから「熟女モデルになりませんか？詳しいことは事務所で」と言われたのでそっちに行ってみることにしました。

タクシーに乗って「泉岳寺駅まで」と言ったら，いつの間にか車は山奥を走っていて「はい，ここが浅学寺」と寺の前で降ろされました。ここはどこなんでしょうか？

駅を降りたところで「とむ・くるーず」と名乗る格好いい外人にいきなり求婚され，今，市役所で婚姻届を書いているところです。

目の前にオオカミ，後ろにトラがいます。この状況に合うことわざが思い出せなくて動けません。「虎口となるも、狼後となるなかれ」じゃないし，「虎穴に入っても狼児は得られない」じゃないし，「虎の皮をかぶった狼」でもないし・・・。「禅門の虎，校門の狼」も違うよなぁ？

一昨日，ユダヤ教に入信しました。日曜日は安息日ですので外に出られません。

朝，目が覚めたら巨大な一匹の毒虫に変わり，名前もグレゴール・ザムザになっていました。毒虫の爪ってスマホが操作できないんですよ。ガラケーなら操作できるのに！
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0324-06:00-2）

　歯科の先生が「歯の病気」についてのブログを立ち上げたそうです。

　ブログを立ち上げてましたので、自分なりに情報を発信したいと思っています。
　　　　⇒【歯の病気の本当の原因】

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0324-06:00-3）

　「再生医療：工学系研究者の見方」というメールをいただきました。
　職場回覧で機械学会誌が回ってきたのですが、表紙に書かれていた「再生医療に挑戦…」という文字が目に留まりました。
　　　　⇒
【再生医療に挑戦する機械工学】
　堅い物が相手の専門誌らしからぬタイトルだな、と思って読み進めたところ、創傷治療も広い意味では再生医療に含まれると考えられる（素人の印象論ですが）訳で、湿潤治療とも関係ありそうに思いました。
　専門知識がなく的確な表現ができず歯がゆいのですが…
再生医療における3要素+1要素（p.12）は、原理的的に湿潤治療と同じではないか。

物理刺激による分化のコントロール（p.15）は、受傷部位を動かすことによる拘縮防止と関係あるのだろうか。

マイクロ流体デバイスによる再生（p.26）やマイクロ流路技術による組織形成（p.38）は、傷が治癒するには湿潤状態であるべきことと同じ理屈なのか。

幹細胞の分化（p.35）とは、肉芽が組織になるプロセスと同様なのだろうか。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0324-06:00-4）

　「糖質制限と膠質浸透圧との関係」についての質問メールです。

　私は鍼灸院を営んでおり、先日来、糖質制限の素晴らしさに感動の毎日です。いつも情報発信、本当にありがとうございます。
　おたずねしたいのは、血糖値が高い時、もしくはインスリン分泌の高い時に、血液の膠質浸透圧が下がる、もしくはアルブミンやグロブリンの濃度が下がってしまうという生理学的な仕組みはあるでしょうか？

　糖質制限は、こうした細胞組織内への血中からの水分流入をとめてくれる効果があるのではないかと、臨床的に感じています。
　パンパンにはちきれそうな浮腫みをしているおばあちゃんや、ボーリングのピンのような足の女性に糖質制限をしてもらうとすーと細くなります。私自身経験いたしました。
　膝の水もたまらなくなります。
　また、そうした腎臓系ではない、押しても戻る、パンパンで、皮膚がピカピカ光るような浮腫みをしている女性には、チョコダイスキ、もしくはピル服用（ホルモンにより糖代謝能が下がった状態）の方がとても多いのです。
　また、むくみというより、皮膚皮下から筋肉まで、まるで精神安定剤を服用した人のような無力、ダルダル、な筋肉の状態で、片頭痛やめまいを訴える人も多いです。

　こうした水液の代謝が悪く、筋無力の状態を、東洋医学的な診断で、「脾気虚」（東洋医学には膵臓がありません。一説には、死後自己融解してしまうので見つからなかったのではと言われていますが、生理機能的に脾臓として扱われています。）ととります。脾気虚の人は、水分代謝が悪いので、「痰湿」「淤血」となりやすいと説明されているのですが、せめて1日1食からでも主食オフしていただいたり、白米にも雑穀を混ぜたり、玄米にしていただくと、筋肉ダルダル、浮腫み、血虚（血流量の不足で、貧血そのものをさしません）淤血が改善してきます。
　脾気虚の特徴は、兎に角「下に下がる」、ほうれい線、脱稿、子宮脱、軟便、湿度の高い日の下痢便などがあたります。
　以前から、お世話になった始原東洋医学会の内田匠治先生や後藤学園中医臨床センターの鎌田剛先生が、脾気虚の水液の運化の問題（水捌きが悪いと表現します）は、「膠質浸透圧」のことだと説明されていたのです。
　そのような見方で先生のサイトのよくなった症状を拝見しますと、東洋医学的にとても納得がいくのです。

　たとえば、耳鳴りやめまいはメニエールのような血管浮腫が原因のものが解決します。漢方でも、苓桂朮甘湯のように、血流をよくして、浮腫みをとる処方が著効する場合が多いです。
　アトピーは、カサカサ血虚ベースのものと、ぐじゅぐじゅ痰湿ベースのものにわけますが、カサカサは組織中に水分が流入し、血流量が少なく、表皮を養えない状態、ぐじゅぐじゅは組織中の水分がおおすぎる上に、血流量もすくないため、炎症がおこると浸出液が多く出過ぎる状態と説明できます。
　ニキビも東洋医学では痰湿と熱が結びついたものと考えます。特に顔面は胃熱ととりますが、胃で本来消化すべきタンパク質の分解より、もたれる原因になる炭水化物が多く入った状態では、特に反射区の顔面にひどくでてくるのは当然ではないかと思います。
　肩こり腰痛も、膠質浸透圧が下がり、血流量が少ないと、筋肉に痛みが出やすくなりますが、これが改善しているのではないかと思っています。

　実際、血虚とみた五十肩の患者さんには、現在100パーセント、糖質制限の説明をしていますが、漢方の併用をお願いするケースもあるものの、血液データに何の異常もない方であっても、糖質制限をしっかりしてもらうと、症状が緩和いたします。

　逆をいえば、インスリン分泌とは、糖質を身体にとどめるだけでなく、水分もとめておく、保水の機能でもあると考えています。
　つまりインスリン分泌を過剰にしないＧＩ値の低い糖質は、適度にとることによって、急性症状の脱水から身体を守る機能もはたしていたのではないかと思うようになりました。
　糖質の少なかった時代、特に子供は点滴がなければ、あっという間に死んでしまいますが、精製しない糖質をとることで保水が可能になった身体は病に勝つまで脱水を免れ、人類の繁殖に寄与したのではないかと。
　夏の脱水や下痢に五苓散という漢方薬を使いますが、もち米の粥とともに服用させるのです。糖質を利用し、保水を促し、脱水から守る知恵だったのではないかと思います。

　このところをどうしても知りたいのですが、生理学の基礎研究論文を読み解くだけの語学力もなく、ネットの検索では思うようなデータが見つかりません。
　大変厚かましいお願いですが、先生のネットワークで、このような考えをバックアップするような根拠があれば、ぜひともご教示いただきたく、なにとぞお願い申し上げます。

　ＰＳ．糖尿病治療薬ですが、メトグルコを多量に服用している患者さんは、淤血の症状が確実に悪化します。アシドーシスの影響か、結局のところ一度は血糖を上げるような状態が続いているからか原因はわかりませんが、所見から血液の凝固能は高まっていますし、血虚も酷い印象です。むくんで、皮膚はカサカサ。膝痛も多くの方が訴えます。
　ＳＵ薬もそうなのかもしれませんが、最近はメトグルコが処方のベースの患者さんが多く、聖路加では7割に処方していると、患者さんがおっしゃっていました。
　その患者さんは、40代の時、糖尿病学会の1600カロリー推奨メニューで1年で20キロ痩せたのにＡ１ｃがあまりよくならず、栄養失調状態で朝起きられなくなり、ちゃぶ台ひっくり返したように食事に関心を払わなくなってしまい、薬を服用しつづけ、何度も酷い五十肩を繰り返し、60代で肝硬変から肝臓がん、2回のオペの後、大動脈解離。主訴五十肩でいらっしゃったのですが、食事の話を持ち出すと「先も長くないのに、もうそれはイヤだね」とおっしゃいまして、通院なさらなくなりました。毎日麺類を多量に召し上がっておられるのです。
　私の父親は、糖尿でインスリン自己注射→うつ病（今思えば酷い肩こりかも）→アモキサン→血糖上昇→アクトス追加処方→膀胱がん（アクトスの副作用とも言われます）で全摘出→抗がん剤で脳梗塞、と目も当てられない状態になりまして、医師に言われた通りでこのような目にあったのはまさしく自分たちの責任、家族一同、自分で調べない無知を恥じるばかりです。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0324-06:00-8）

　「肉・卵・チーズの歌（Oh, How I Love MEC）」というメールをいただきました。
　「肉・卵・チーズを一口３０回噛むこと」を提唱されている渡辺信幸先生の『日本人だからこそ「ご飯」を食べるな肉・卵・チーズが健康長寿をつくる』発売を記念して『肉・卵・チーズの歌（Oh, How I Love MEC）』（原曲：19世紀U.S.讃美歌、編曲：きときとバハマ）をレコーディングしました。サイマル放送でネット上でも聞ける「なべちゃんのレキオでダイエット」番組内でもテーマ曲として毎週ヘビーローテーションされています。
　　　　⇒【MECsong.mp3】

　夫婦で糖質制限を試した切っ掛けが、「桶谷式」の母乳育児中の推奨食への疑念でしたが、健やかに育っている2歳の娘への英才教育を兼ねて作った曲です。1日30品目よりも、肉・卵・チーズの3品目中心に一口30回噛む方が、簡単確実に必須栄養素を揃えることができて糖質ほぼゼロであり、食べ過ぎも防げます。（時々、ブロッコリーやゴーヤーも食べる）

　渡辺先生は以前よりラードを顔や手に塗ったり、褥瘡の治療にも使っておられます。
　夏井先生ファンである私は3年半前からプロペトを自宅や職場に常備しているので、つい最近まで、敢えてラードを塗る意味なんて全くないと考えていましたが、渡辺先生が楽しそうにラードを塗っている動画に影響されて試してみたら考えが一変しました。

　自身の体験だけでは納得できず、なぜラードが良いかについて色々調べたのですが「育菌」に至りました。ラード100gの組成ですが、オレイン酸41.2g、パルミチン酸23.8g、ステアリン酸13.5gが8割近くを占めます。
　「人体常在菌　―共生と病原菌排除能(牛嶋彊，医薬ジャーナル社，2001）」p.163 図1によると、ラードの主成分であるオレイン酸，パルミチン酸，ステアリン酸は、いずれも皮膚常在菌による皮脂分解産物と共通することが分かります。これら3種の物質はP.acnes，P.ovale，P.orbiculareの増殖を促進し、皮膚を弱酸性に保つことで有害な通過菌の侵入を防ぎます。
　動物由来の脂を皮膚に塗ることによるアレルギー発症への懸念がありますが、経口免疫療法の考え方では、日常的に豚肉やラードをたくさん食べることで予防できそうです。
　白色ワセリンよりラードの方が安価でスーパーで普通に買えるのも大きなメリットです。
　ワセリンコスメの本は既に何冊か出ているようですが、育菌の観点からはラードコスメの方が良さそうです。世間的なイメージの悪さから、女性がラードを顔に塗っているなんて他人には絶対言わない方が良いのが唯一最大のデメリットです。（笑）

　ラードは料理やお菓子作りに使っても美味しく、コーヒーにいれてもコクが出て良いです。（見た目はラーメンスープみたいになりますが）
　日本文化における、食肉や脂に対するネガティヴなイメージが払拭されますように。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#）

　「風邪をやり過ごす安価で簡単な方法」についてのメールです。

　先生のサイトに紹介されていた風邪対策法を追試してみましたので報告させて頂きます。
　　　　　⇒拙ブログ『「風邪をやり過ごす安価で簡単な方法」を追試しました』

　詳しくは拙ブログをご覧いただきたいのですが、今回不思議だったのは、「喉が痛い間は食欲があったが、喉痛が治まると同時に特に朝の食欲が無くなった」ことです。「白血球がウィルスや細菌と戦う必要が無くなった」、つまりいつもより余分にタンパク質を消費する必要が無くなったからかなぁと妄想しています。
　糖質は昨日（金曜）の夜に少し摂取しましたが、基本的にはほとんどタンパク質のみ（焼酎も少々）の食事でした。もちろん胃がもたれたりといったことは皆無でした。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0324-06:00-6）

　幕内秀夫先生の「糖質制限批判本」についてのメールです。

　２月の末に話題に上った管理栄養士の幕内秀夫氏の本が６月に出る予定だそうです。ブログを見てあまりに腹が立ったのでたがしゅう先生のブログにコメントを入れました。以下その文書です。

『世にも恐ろしい糖質制限食ダイエット』（仮）
糖質制限に対する批判本だそうです。
装丁を御自分で考えられているようですが、その中の文章に異様に腹が立ってしまいました。「美食家・大酒飲み「道楽健康法」に女性や子どもを巻き込むな！！
この方本当に糖質制限の何たるかを知っているのでしょうか。単なるダイエットだと思っているのでしょうか。あとがきの一部が紹介されているのを見ても糖質制限について勉強されているようには思えないのですが・・・。

　先の糖質制限でうんちは臭うか・・・の方も楽しみに待っておられるようです。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0324-06:00-7）

2014/03/21

【09:00】

　「糖質制限とMPSについて」のメールです。

　とうとう、湿潤療法・糖質制限の夏井先生と、MPSの加茂先生が交わる時が来たようですね。御二方とも既存の常識を科学的に打ち破る先駆者であり、当方は門外漢ながら、そのスタンスを尊敬しております。
　あとお一人、認知症治療の世界に河野先生という、夏井先生、加茂先生と相通ずる先駆者がおられます
　夏井先生と江別先生のセッションがあったように、いつの日か、診療科を越えた【本物の医師】通しのセッションがあれば…と、夢想しています(笑)　実現すれば、確実に世の中が変わります！

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0321-09:00-1）

　「大豆と甲状腺機能」についてのメールです。

　「大豆と甲状腺」に関してヒトの医学論文を探していましたが、みつかりました

【Unawareness of the Effects of Soy Intake on the Management of Congenital Hypothyroidism】

　引用文献も充実しています。結論的には、健康成人には大豆摂取は甲状腺機能に影響を与えない。甲状腺機能低下症の成人は、チラーヂンS (levothyroxine)を増やすことが必要かもしれない。
　ただし新生児にはそうではない。TSHの上昇した、はっきりとした先天性甲状腺機能低下症の場合では、大豆製品は確かによくない

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0321-09:00-2）

　今日のNHKラジオ「かれんスタイル」の話題です。

　今日のNHKラジオ番組の「かれんスタイル」で歯のメンテナンスについて話が盛り上がっていました。
　スウェーデンでは80過ぎても入れ歯は少なく、日本は入れ歯が当たり前…とのことで、デンタルフロス等の使用や、歯科医師でケアをこまめにとのことでした。
　「スウェーデンは糖質制限を国が認めている？バターが品薄になっている？」そんな記事を目にしたことがありますが糖質の摂取量の違いでしかないのでは？と感じました。
　日本はお米、炭水化物、糖質溢れの国ですからどんなに腕のいい歯科医師がいてもお手上げなのでは無いでしょうか。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0321-09:00-3）

　「糖質制限とうんち」というメールです。

　こんなブログを見つけました。

低炭水化物ダイエットを実践している方に質問します「あなたのうんちは臭いですか？臭くないですか？」

　どうもこの方、玄米菜食は臭くなくて動物性たんぱく質をとっている人は臭い（体に悪い）といいたいようで・・。
　よろしかったらコメントに回答を投稿してください・・ということなのでよろしければ・・。
　というわけで，お暇な方は書き込んでみてください。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0321-09:00-4）

　「ワセリンの鼻腔内塗布」についてのメールです。

　ワセリンの内服（経口摂取）なのですが、アメリカでは、割と知られた療法のようです。
　以前、飼っている猫が便秘でいろいろと調べていたところ、ワセリンを食べさせればいいというのを知り、食べてもいいんだと驚いたことがありました。猫の場合は、えさに混ぜたり、鼻の上や前足の上にワセリンを適量のせると、自分で舐めるとのことです。
　それで、もしや人間でもやってるのかと検索したら、ひどい便秘で内科医へ行ったら、医者の指導により、ワセリンを凍らせて、小さく丸めたものを飲み込む、一日三回、と言われたとか。老人ホーム等でも、便秘対策に、ワセリンを小さく丸めて砂糖の粉をまぶしたものを与えているそうです。Vaseline, Conspitation　で検索すると簡単に見つかります。英語で検索したので、イギリスでの事例もでてきました。
　鼻からではないですが、欧米でこれだけワセリンが経口利用されているなら、安心していいのではないでしょうか。

　それからインド・アーユルベーダで、ターメリック（うこん）を白ごま油に抽出させた、ターメリックオイルを鼻にたらすと花粉症にいいと知り、実践しています。ターメリックに、抗菌、殺菌などの薬効があるは知られていますが、オイル自体も、ワセリンと同様、鼻の粘膜を遮断して、花粉の進入を防ぐ効果があるのだろうと思います。
　このターメリックオイルは、皮膚炎、アトピー、外傷（けが、やけど）などにも効果的とのこと。自宅で簡単に作れます。ターメリックには除毛効果もあるそうで、鼻毛もなくなってきています。
　肌に長くつけておくと黄色く着色しますが、石鹸（私はハーブ使用）で簡単に落とせます。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0321-09:00-5）

【08:00】

　今日もいつもの様に午前5時に目覚めてしまったので，とりあえず読書タイムに突入。『溺れる脳』を2時間ほどで読了。依存症を生む脳のメカニズムが大体わかりました。明日の朝は『つぎはぎだらけの脳と心』かな？こっちは2時間では読めないな。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0321-08:00-1）

2014/03/20

【11:30】

　「糖質制限とMPSについて」のメールです。

　整形外科医です。
　糖質制限が“ＭＰＳ”を悪化させる関連性はない（むしろ改善する）と私も感じております。ロコモ（運動器症候群）と呼ばれる、腰痛、膝痛をはじめとする様々な（原因が、神経所見も画像所見でもわからないと言われる）疼痛も、糖質制限により、体重、体質、そして性格などの改善により痛みのほうも克服できると考えております。
　また、西堀先生のおっしゃるとおり、“ＭＰＳ”はじめさまざまな疼痛には、トリガーブロックは有効で、当院でも積極に実施しておりますが患者さんからとても好評です。
　参考までに、この様なＨＰもございます。
　　　　　⇒加茂整形外科医院

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-11:30-1）

【10:30】

　「おバカな糖尿病研究」についてのメールです。

　今日のおバカ研究は強烈ですね。
　昼食後の間食って何ですか？デザートのことを言いたいんでしょうか？　デザートなら食後にとるんであって3時半に食べるのはおやつ。このセンセー曰く、昼食後のデザートは3時半に食べましょうってことになりますね。

　「間食しない方が望ましいが」、ではなく「これこれは血糖値を上げないことがわかったのでこのようなものを間食としておすすめします。」って言う研究をしようと思わないのでしょうか？
　府大は府民の大切な税金をこんなくだらない研究に使ってるんですね。
　怒れよ！大阪府民。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-09:30-1）

　「抱腹絶倒系の医学常識」についてのメールです。
　抱腹絶倒ネタです。

【神経の圧迫では痛みは起きない】
　現在、多くの日本人がヘルニアなどによる神経の圧迫で腰痛などの痛みが起きていると思い込まされていますが、これは人体の生理学から見たらトンデモな理論です。
　「痛み」は侵害受容器（痛みを感じるセンサー）が刺激され、その刺激（電気的興奮・インパルス）が神経を通して脳に伝わって初めて「痛い」と認識できるのですが、神経細胞そのものには侵害受容器はありません。

「臨床医のための痛みのメカニズム」より引用

痛覚線維の生理的興奮は、その末梢の自由終末にある痛覚受容器（侵害受容器）が刺激されたときにみられる。
自由終末と脊髄を継ぐ部分（※神経細胞）からインパルスが発生することはめったにない。

　従ってヘルニアや脊柱管狭窄症などといった構造的異常による神経の圧迫では痛みは起こりえません。
　実験でもそのことは確認されています。前述の「臨床医のための痛みのメカニズム」より

バルーンカテーテルを使って正常人の脊髄神経根を圧迫すると、錯感覚（paresthesia）と感覚鈍麻が誘発されるが痛みではない。

　ここからは私の推論ですが、恐らく骨折、捻挫、脱臼といった滅多に起きない外傷性疾患を元々相手にしていた整形外科医が，「（生活のために）腰痛とかの外傷でない痛みも診よう」と考え、ちょうど手近にあった検査機器がレントゲンだったので骨構造の異常（ヘルニア等）を痛みの原因と考えたのだと思います。
　なので「糖質制限とMPS（筋筋膜性疼痛症候群）」のメールにもありましたとおり、「整形外科にかかったところ「頸椎ヘルニア」と言われましたが、半年リハビリに通ってもよくならず」となってしまうのです。

　現在、先生がご紹介されていた『人はなぜ太るのか？』を読んでいるのですが、そこに出てくる現場を知らない医師が間違った理論（カロリー神話）を肥満の原因として広めてしまったのとほとんど同じことが，「痛み」治療でも起こってしまっていると思います。

　「痛み」治療に関わっている一人として，一日でも早くパラダイムシフトが起こることを願っています。
　もし「神経の圧迫で痛みは起こる」と主張される先生がいらっしゃいましたら、是非ともinfo☆ebato-harikyu.com（☆を@に変えてください）までご一報下さい。

　ちなみに膝関節の半月板は軟骨組織であるため、侵害受容器はおろか神経細胞そのものがありません。
　詳しくは拙HPもご覧いただければ幸いです。
「椎間板ヘルニアについて」

「半月板の異常で痛みは起きるのか！？」
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-09:30-2）

【08:30】

　最近，Kindle用に買った本（・・・大半は漫画だけど）。『トコノクボ』，『結婚しないと思ってたオタクがDQNな恋をした』，『百姓貴族』が面白かったよ。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-08:30-1）

　「糖質制限とMPSについて」のメールです。

　昨日ＭＰＳの報告をさせていただいたものです。私自身糖質制限とは関係ないとは思いつつ、ちょっと不安になっていたので「疲労やストレスなどがきっかけで発症したしたのだろうと思います。」との西堀先生のお言葉は、心強かったです。

　またＨＰも拝見させていただきました。
　わたしも最初に行った整形外科は麻酔科の先生が開業したところだったので、痛みの治療はプロだと思って言ったのに、頸椎にヘルニアの所見があったというだけで頸椎ヘルニアと断定。あとはお決まりの痛みどめ、湿布、首の牽引・・・
　それでもよくならないので、あとは別の整形外科、カイロプラクティック、マッサージ、接骨院とドクターショッピング中でした（苦笑）
　でも西堀先生のＨＰを見てそういう方法もあるのかと目からうろこでした。ありがとうございました。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-08:30-2）

【06:00】

　［練馬光が丘病院での治療例］に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-06:00-1）

　雑誌「Number Do 2014年春号」に取材記事『ランナーにとって糖質は敵？それとも味方？』』が掲載されました。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-06:00-5）

　「美味しい糖質制限食が楽しめる飲食店」に，東京都港区芝公園のクレッセントを追加しました。
　ちなみに，ランチでも12,000円からという高級店です。多分，私は一生縁がないでしょう。12,000円あったら面白そうなデジタルガジェットを買っちゃいますから。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-06:00-7）

　テレビ朝日の【侃侃諤諤】の放送ですが，1週早くなり，3月20日（木）の深夜25:51からとなるようです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-06:00-4）

　「事実を踏まえぬ農耕説」についてのメールです。

　代読人です。今回の代読案件は「薬のチェックは命のチェック53号」です。
　本日の夏井ブログに大櫛陽一先生の話が掲載されていことから、「薬のチェックは命のチェック53号」で糖質制限の結果、白内障が治癒した、と言う大櫛先生の記事を思い出しました。

　「糖質制限は長期的なデータがない」「糖質制限は危険だ」「糖質制限をすると癌になる」などなど数々のネガティブキャンペーンにもかかわらず、次から次へと糖質制限の有効性を示すデータが現れ、素人がみていても反糖質制限派はそのデータ量に圧倒されてなすすべがない、と言いった感じがします。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-06:00-2）

　「おバカな糖尿病研究発見」というメールです。

　すでにご存知かも知れませんが、こんな「おバカ研究」が行われていました。それも、バルセロナくんだりまで行って発表とは！

　ビスケット３枚の間食をさせて血糖値を心配するくらいなら、トコロテンとか「豚皮」を食べさせれば良いでしょう。
　一体、この研究者は「糖質だけが血糖値を上げる」という事実をご存知なのでしょうか？あるいは、余程ヒマなのでしょうか？
　一方、どうしてこんな記事を何のツッコミ（論評）もなしに垂れ流すのかな、とも考えてしまいます。

　世界糖尿病会議の研究発表リストを見ても「何だかなぁ」と言いたくなる様な研究が沢山ありますね。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-06:00-3）

　先日，外来見学にいらっしゃった金沢先生の感想です。
　　　　⇒【深谷赤十字病院形成外科ブログ】
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-06:00-6）

　「依存症の本質に迫る本」についてのメールです。

　以前より先生のサイトは拝見していましたが、先生が依存症の本をお探しとのことなので、僭越ながら『快感回路なぜ気持ちいいのかなぜやめられないのか』をお勧めさせていただきます。
　私などが稚拙な文章で本書を評するよりも、アマゾン等のレビューをご覧になった方が分かりやすいと思いますので、ここでは割愛させていただきますが、人の行動原理が脳の報酬回路に支配されていることを、私のような無学の者にも分かりやすく説明されています。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-06:00-8）

　「日野原先生と糖質制限」というメールです。

　日本総合健診医学会第40回大会・市民公開講座(2012年1月)　【100歳からの健康メッセージ―私の健康法】

◇食べない方がいいもの・食べた方がいいもの
　運動をしたり、ジムに行く人はたくさん食べてもいいのですが、それをしない人は食事の量を制限することです。しかし制限してはいけないものがあります。それは筋肉や脳の細胞をつくる蛋白質です。蛋白質は制限してはいけません。その蛋白質にも動物性と植物性があります。動物性蛋白は、肉もいいのですが、脂のない肉にしてください。植物性蛋白としては大豆があります。豆腐などは非常にいいです。これらの蛋白質は、年をとっても十分に摂ることです。

　全体のカロリーを増やすのは、ご飯とか麺類(ラーメンなど)、それから甘いものです。この糖質といわれるものはできるだけ絞る。そして蛋白質とビタミン、ミネラルをきちんと摂る。ミネラルは、貧血を防ぐ鉄分とかマグネシウムですが、そういうものを摂れば保健薬を飲む必要はまったくなくなります。

　そうやって運動量を増やすことができない場合には、カロリーを落とすことです。蛋白質やビタミン、ミネラルは制限しないで、糖分とか、麺類、ご飯を少なくするようにすることです。

　日本総合健診医学会第41回大会・市民公開講座(2013年1月)【長寿をゴールに】

そして夜はしっかりといただきます。ごはんを茶碗半分ほど、それにたっぷりの野菜、タンパク質として脂身のないヒレ肉か魚のどちらかを毎日食べます。これで約800キロカロリーになります。

ごはんやうどんなどのでんぷん質はカロリーを増やしますので、できるだけ少なめにします。ただ、タンパク質は十分に摂ります。それとビタミン、ミネラルもきちんと摂ります。お肉を食べるときは脂身を除きます。これでタンパク質は十分に摂れます。

…日野原先生の金言は、日本糖尿病学会の重鎮達の説教よりはるかに価値があります
　日野原先生の発言は概ね納得できますが，いまだに「カロリー神話」からは脱却できていないようです。そこらへんが「日野原先生，ちょっとツメが甘い」ところですね。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-06:00-9）

　「大豆と甲状腺機能」についての質問メールです。

　どこかで、「大豆の過剰摂取は甲状腺に悪影響を及ぼす」という記事を読んだことがあります。
　あらためてGoogleで「大豆　甲状腺」を検索してみましたら、たくさんの関連記事が出てきました。しかし、オリジナル文献を引用していないものばかりで、信じてよいのかわかりません。
　未発酵の大豆や納豆を好きなだけ食べてもよいのでしょうか？

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-06:00-10）

　「スポーツと糖質制限」についてのメールです。

　自転車のホビーレースをやっています。とはいっても、マイナーなＭＴＢという競技です（一応、オリンピック種目なんですよ）。

　レース自体は、１時間ほどなんで、練習もそれに特化しています。人によっては、何時間も練習していますが、当方はサラリーマンなのでそんな時間もなく、限られた時間で最大限の効果を発揮するしかないので、短時間でガッツリ、練習しています。
　さて、自転車乗りの中では、走りながら補給することが常となっています。補給を怠ると「ハンガーノック」という症状に陥るというのが理由です。精神的なものだけでなく、肉体的な反応もあるようです。幸い、当方は肉体的な症状はでたことがありませんけど・・・
　確かに、ペダルを常時動かすわけなのでエネルギーは平時より必要でしょう、きっと。しかも、無酸素系（スプリント系＝ダッシュ）であれば、比較的短時間で血糖を消費してしまう、、、かと思います

　でも、血糖値を上げるホルモンによって、速やかに解消され、実は問題ないんですよね・・・
　当方は、レースでも水以外の補給はしませんが、全く問題ありません。（ただ、レース前に「コーヒー」は多めに飲んだりします）
　ハンガーノックは、肉体的なダメージもあるかもしれませんが、むしろ「空腹感」によるところじゃないかなと推察しています。
　当方が糖質制限（昼、夜の炭水化物抜き）をはじめて、まだ２ヶ月ほどですが、（平日の）夕方練習は普通にこなせています。朝しか糖質を摂っていないにもかかわらず、です。

　あんぱんまん（←糖質の塊！）の「ち、ちからが出ない」は、脳の指令なのかもしれませんね。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-06:00-11）

　「妊娠中の糖質制限は？」についてのメールです。

　現在出産後4か月になりますが、妊娠初期に妊娠糖尿病と診断されました。
　入院し食事療法の指導を受けましたが、毎食200gの米飯摂取をし、血糖値がコントロールできなければインスリン導入とのことで、１日7検の血糖測定を退院後も続けました。やはり指導通りの食事では血糖値が落ち着くことはなく、１日6回に分けて食事するという6分食をすすめられました。
　が、やはり１日600gの米飯は摂取するようにとの指導。血糖値が下がるはずはなく、食後の血糖値は130オーバー。医師からインスリン導入の話がでるようになりましたが、途中から自己判断で指導通りの食事療法から糖質制限に切り替えました。医師や栄養士には理解してもらえそうになかったので無断で。

　その直後から血糖値は順調で、インスリン導入することなく経過し母体の体重は8キロプラス。
　予定帝王切開で37週に出産し2635gの子供でした。糖質制限していなかった上の二人の子供達より大きく産まれました。
　今は授乳中のせいかやはり空腹感が強く糖質制限は夕食のみしかしていませんが子供は成長曲線の真ん中をたどる感じで成長しています。石鹸、シャンプーレスで肌トラブルもなしです。
　おかげさまで産後の検査で血糖値は正常に戻り、妊娠糖尿病は治癒とのことでした。

　私もこれから始まる子供の離乳食、どのようにすすめるか悩みます。でも4月から保育園に預けるので決められたやり方でやらざるを得ないのかなと思います。よい腸内細菌を増やすためにもあまり炭水化物漬けにしたくないのですが。

　私は施設で看護師をしており、褥瘡ケアの勉強のために時々先生のサイトを覗かせて頂いていました。そこで糖質制限を知ることができて本当によかったです。
　スキンケアの仕方も学習してアトピーの長男の肌も私のひどかった手荒れもおかげさまでかなりよくなりました。感謝しています。妊娠中3度も火傷をしましたがすべてキレイに治すこともできました。ただ新しい方法は職場や子供を通わせている保育園や学校ではなかなか受け入れてもらえないのが残念です。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0320-06:00-12）

2014/03/19

【11:00】

　「糖質制限の講演用スライド＠試作バージョン」を公開します。理由は皆様に内容チェックをしていただきたいからで，これはまだ未完成品です。
　ここは間違っているよとか，ここはこうしたほうがわかりやすいとか，これじゃ意味が通らないとか，これも追加した方がいいとか，いろいろ指摘していただき，完成バージョンにしようと思っています。ご協力のほど，よろしくお願い申し上げます。なにか気がついたことがありましたらメールでお知らせください。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0319-11:00-1）

【09:00】

　「ワセリンの鼻腔内塗布」についてのメールです。

　薬剤師です。
　ワセリンの鼻腔内塗布について質問がありましたが、バクトロバン軟膏という鼻腔内のMRSA除菌に使用する軟膏があります。これの基剤が白色ワセリンです。
　１日３回鼻腔内への塗布という使用法で、添付文書上にも重大な副作用の報告もありません。
　夏井先生のおっしゃられるように、鼻に入れるの意味が違うのかな？と思います。
　花粉症対策で使用する分には、何ら問題無いと思います。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0319-09:00-1）

　「糖質制限とMPSについて」のメールです。

　にしぼり整形外科　院長　西堀靖広です。私はMPSに対するトリガーポイント注射を積極的に行っている医師の一人です。

　MPSの原因は重いものを持ったり、長時間の同じ姿勢、筋肉に負担のかかる姿勢などによる筋肉のへの過負荷が大きな原因です。一般的に筋肉に対する過負荷は本人が自覚できる場合とできない場合がありますので、自覚できるきっかけの有無がこの病気であるかどうかの判断には必ずしも繋がりません。筋肉の損傷に加えて、貧血、カルシウム・カリウム・鉄分、ビタミンC/B-1/B-6/B-12不足なども筋筋膜性疼痛症候群発症(MPS)の一つの要素になっていると考えらています。（MPS研究会HPより引用）
　糖質制限をはじめると、ミネラルやビタミンB群の含有量が多い豚肉の摂取量が増えるので、むしろMPSになりにくくなる可能性が高いと思います。

　今回の患者さんは、糖質制限とは無関係に疲労やストレスなどがきっかけで発症したのだろうと思います。

　残念ながらMPSに対するトリガーポイント注射は整形外科やペインクリニックなど、痛みの治療の専門家にはあまり受け入れられていません。（その点は、湿潤療法が形成外科医に、糖質制限が糖尿病専門医に受け入れられていないのと同じ理由だと思います。）しかし、トリガーポイント注射は圧痛点に局所麻酔を打つだけなので、医師なら誰でもできます。もし、周りに話をよく聞いて理解してくれそうな医師がいたら、内科でも外科でも構わないので、トリガーポイント注射を頼んでみたらいかがでしょう？私にメールで相談した方の中にもこの方法でよくなった患者さんがいます。詳しい経過はこちらをご参照ください。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0319-06:00-7）

【06:00】

　［練馬光が丘病院での治療例］に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0319-06:00-1）

　4月2日（水）の文化放送【大竹まことゴールデンラジオ】に生出演することが決まりました。14:25～14:50頃に登場する予定です。先日，「TVタックル」に出演した際，大竹さんとちょっと話をさせていただきましたが，「糖質制限についてもうちょっと詳しい話が聞きたい」とのことで連絡をいただきました。

　3月27日（木） 19：00からのTBS【予約殺到！スゴ腕の専門外来SP】に湿潤治療で，同日深夜25:51からのテレビ朝日【侃侃諤諤】には糖質制限ネタで出演します。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0319-06:00-2）

　「ダイオウグソクムシ」についてのメールです。

　6年間絶食し死んだダイオウグソクムシの体内から正体不明の液体(菌も発見)が検出されましたが、腸内細菌(らしきもの)側から宿主の役割を終わらせたとしたら怖いですね。
　宿主の移動により、細菌自身も他のエリアに繁殖域が広がるのを期待していたが、いっこうに移動しない宿主を見限り、他の個体又は外敵に捕食させるための最終移動手段を行使したのかも。(新たな環境化でのリスクを覚悟したうえで。)
　穀物も糖質(アメ)を用いてヒトを利用し、効率的にその生存領域を拡大したが、増えすぎたヒトをコントロールするための安全弁として、糖尿病などを引き起こす(ムチ)の役割も組み込んだのかも。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0319-06:00-3）

　「ワセリンの鼻腔内塗布」についての質問メールです。

　私は，まだ花粉症になっていないのですが，就寝前に目の周りや鼻の穴にワセリンを塗布しています．目ヤニや鼻づまりが減る気がするのと，花粉症が予防できないかと期待してのことです．

　ところが，メルクマニュアル医学百科18版の「予防」の項目の最後に，

「ミネラルオイルやワセリンは、肺の中へ吸いこまれるおそれがあるため、絶対に鼻に入れてはいけません。」

　とあり，また，「誤嚥性肺炎」にも

「油またはワセリンの誤嚥は，線維化を伴う慢性肉芽腫性炎症を組織学的な特徴とする外因性のリポイド肺炎を引き起こす。」

　と書いてあって，急に怖くなってしまいました．鼻の穴の中に塗るのはそんなに危ないのでしょうか．
　最終的には自己責任ではあると思うのですが，どう判断していいか知識がなくて迷っています．
　「鼻に入れてはいけません」という表現が気になります。医学書で「鼻に入れる」とは，通常，「ガーゼを鼻腔に入れる」とか「パチンコ球が鼻に入った」とか「生食を鼻に入れて洗浄する」というように鼻甲介より奥に何かを入れる行為を指す表現じゃないかと思います（違うかもしれないけど）。鼻前庭部に塗布することを「鼻に入れる」とは表現しないんじゃないでしょうか。
　あと，鼻前庭に塗布した軟膏を肺胞まで吸い込めるのかなぁ？
　この問題，皆様はどのようにお考えでしょうか？
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0319-06:00-4）

　「事実を踏まえぬ農耕説」についてのメールです。

　大櫛陽一氏著「１００歳まで長生き出来るコレステロール革命」のｐ１５２の

「日本人は遺伝的に糖尿病になりやすい」は誤りだった。

　の中で

日本人は欧米人に比べてインスリン分泌量が少ないと言われる根拠なるグラフ（井村裕夫）は誤りだった。このグラフでは、米国白人と日本人の糖負荷試験結果を一つのグラフにまとめられていますが、米国白人はブドウ糖１００ｇ摂取後、日本人は７５g摂取後のグラフで人種の差では無く、単に糖負荷の差であったと。
また、該当研究者に知らせ、誤りを認めさせたとのこと。

　先日、大櫛先生の「間違っていた糖尿病治療―科学的根拠に基づく糖尿病の根本的治療」を読みましたら、「西欧人に比べて日本人のインスリン分泌能力が低い」とする定説が誤りであり、基本的な差異がないとの記述に出会いました。
　その理由が抱腹絶倒です。
　グラフの元になった２つの糖負荷テストのブドウ糖摂取量が違うことに、糖尿病の研究者が誰も気づかなかったからだとか。

　医学にはこういう抱腹絶倒系のヘンテコ定説が少なくないんですよ。
　例えば，私がこのサイトを立ち上げて「傷はどんどん洗ってよし」と明言するまで，医学界では「術後は風呂に入ってはいけない。バイキンが入って傷が化膿するからだ」という定説がまかり通っていました。でも，傷を化膿させる細菌で淡水中で生息しているものって全くいないんですよね。細菌学的に見ると，まさに抱腹絶倒ヘンテコ定説です（今でも信じている人が多いけどね）。

　「〇〇業界でまかり通っている抱腹絶倒系の常識」という投稿を待っています。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0319-06:00-5）

　「皮膚から始まるアレルギー」についてのメールです。

　「皮膚から始まるアレルギー」の記事を読ませて頂きました。私の実体験と食い違っているため、一例として報告させていただきます。

　私は乳児期からアレルギー体質でした。今も重度のアレルギーで、アトピーです。
　私は幼少時、唯一の嫌いな食物が牛乳で、まったく牛乳は飲んでいませんでした。（乳製品は多少とっていたと思います。）
　その後、小学校に上がって、給食で強制的に飲まされるようになりました。（飲み終わるまで先生に遊ばせてもらえなかった。）
　今は牛乳は好きです。好き嫌いはありません。母の作った普通の家庭料理をまんべんなく食べて育ちました。
　現在、RAST検査をすると、牛乳を除く全ての食べ物にアレルギー反応がでます。全てです。唯一、牛乳のみが「ゼロ」判定です。（IgG（遅延性アレルギー）検査では、牛乳も反応がでます。）
　つまり、私は何十年と色々な食べ物を食べて生活してきたけれど、食物アレルギーは治っていない。唯一、乳児期に摂取していなかった牛乳にはRAST反応がでない。

　上記が私の体験です。私の場合、乳幼児の時期に牛乳を摂らなかったことには一定の効果があったようです。

　私が非常に気になるのは「スキンケアは大切です」とい最後の一文。現在の皮膚科学会は、ステロイド推奨です。一患者として、糖尿病学会の糖質推奨（？）と、似たものを強く感じています。
　この文章全体が、最後の一文、つまり「スキンケアが大事なので、ステロイドをしっかり塗りましょう」を言いたいためのものではないかと感じました。（実際には、ステロイドは皮膚のバリア機能を弱めるのですが、皮膚科学会はステロイドを使わない治療を一切認めない勢いです。）

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0319-06:00-6）

　「糖質制限とMPS（筋筋膜性疼痛症候群）」というメールです。

　糖質制限アンケートの記述欄を拝見していたら、

「糖質制限2年経過することに下肢のしびれ、痛みが出現。 MPS（筋筋膜性疼痛症候群）と診断された」

　との文章を読み、わたしも同じだ！と思いメールさせていただきました。
　わたしも糖質制限を初めて半年後、右前腕から親指にかけて鈍痛が起き、特にパソコンのキーボードを打つのが苦痛・・・整形外科にかかったところ「頸椎ヘルニア」と言われましたが、半年リハビリに通ってもよくならず、自分の感触としてこれは「筋肉の痛み」ではないかと思うようになり、パソコン環境の改善、毎日のストレッチを欠かさず行っていますがなかなかよくなりませんでした。

　アンケートに書かれていたＭＰＳという病名を早速インターネットで調べたところまさに自分の症状にぴったりでした（わたしも病院でリリカなどを処方されましたが効果なし）
　私の場合も糖質制限開始と前後関係はありますが、もともと運動をしていなかったので老化によるものが（４０代女性）たまたま糖質制限の始めたあとに痛みが出始めただけかもしれません。ちなみに貧血は糖質制限で劇的によくなっています。
　トリガーポイントの注射については近医では扱っていないので、とりあえずテニスボールを買ってマッサージ？しています。

　同様の症状に悩まされた方，いらっしゃいますか？

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0319-06:00-7）

　【検証：「3秒ルール」の真偽は？】
　医療現場の人間としては「床に落としたピンセットは3秒以内ならほぼ無菌」とか「床に落としたガーゼは3秒以内なら細菌汚染なし」というような研究をして欲しいです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0319-06:00-8）

　こんなメールもいただきました。

　「自立は依存先を増やすこと」の熊谷晋一郎先生のインタビュー記事を拝見し、思い出しました。「依存症」に代表される依存ということ、なにかとても悪いもののように考えてしまっていたけど、そうじゃなかったです。
　忘れていましたが、わが子の通った幼稚園の園長先生は、折に触れては「依存から自立へ」ということをおっしゃっていました。子育ての最終目標は子どもの自立と自律。そのためには、依存体験を十分させてあげることが大切でした。
　病的な依存を考えるなら、まずは「正しい依存って何？」「依存から自立への人の醸成って何？」を考えないことにはなーと思いました。自立している人は、依存の上手な人ですね～家族／仕事／仲間／アイドル／小説家／趣味／絵描きさん／ミュージシャンなどなど。
　依存の対象が「パチンコだけしかない」「アルコールだけしかない」のがよくないと、思い至ったことです。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0319-06:00-9）

　【「新聞を読んでいる人」は８３．６％】
　私は10年以上前から「新聞を読んでいない16.4％」生活です。みんな，そんなに新聞を読んでいるのかなぁ？　私が乗る地下鉄を見渡しても，新聞を読んでいる乗客はほとんどいないよ。
　「習慣的に毎日読んでいる」，「自宅に新聞が配達される」，「職場に置いてある新聞を読む」，「ネットの新聞社公式サイトを毎日チェックしている」，「Yahoo!ニュースなどで読んでいる」，「出張の時に駅のキオスクで買う程度」，「駅やコンビニで夕刊紙を買う程度」・・・だとどれが多いんでしょうね。アンケートを取ってみるのも面白いかな。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0319-06:00-10）

2014/03/18

【06:00】

　［練馬光が丘病院での治療例］に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0318-06:00-1）

　雑誌「AERA with Kids」2014年春号に『子どもの傷，やけど』が掲載されました。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0318-06:00-5）

　「事実を踏まえぬ農耕説」についてのメールです。

　「事実を踏まえぬ農耕説」で思い出しました。

「ヨーロッパ人は，インスリンの分泌が多いから糖尿病になりくいけど日本人は元々少ないから糖尿病になりやすいんだ。」

　と聞かされましたがその理由が気になっていました。
　農耕によって糖質の摂取が増え，人はインスリンの分泌が増えるように進化する。しかし，日本人は農耕の歴史が浅いのでインスリンの分泌が少なく，糖質をバカスカ食べれる体に進化できていない(日本人<ヨーロッパ人)という風に考えましたが，どうでしょうか?
　「日本人のインスリン分泌量」について久留米大学内分泌代謝内科の准教授は次のように説明しています。

欧米人はもともと狩猟民族で肉食や高脂肪食の習慣が数千年も前からありました。高脂肪食や肥満によりインスリンの働きが悪くなり（次項のインスリン抵抗性参照）、したがってインスリンを出す膵臓のβ細胞はそれにうち勝とうとして、この数千年の間に欧米人では非常に鍛えられて強くなっているのです。ところが、日本人は農耕民族で、和食、ごはんといった低脂肪食を食べてきました。したがって膵臓のβ細胞はそれほど鍛えられなくても十分に対応できる状態だったのです。その結果日本人のインスリンの分泌量は欧米人に比べて現在５０％から７５％低いという体質を持っているのです。

　この説明，私は全く理解できないんですよ。「西洋人のβ細胞は鍛えられている」とか，「低脂肪食だとβ細胞は鍛えられない」とか，ムチャクチャなことを言っているとしか思えませんが，これが糖尿病業界の常識なんでしょうか。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0318-06:00-2）

　「糖質制限による体臭の変化について」というメールです。

　2012年初頭より（普段はスーパーに近い）糖質制限をしています。最近、ジーンズのサイズが34→33→32と減少し、31インチも間近です。

　さて、表題の件です。糖質制限を開始してから、体臭が減ってきたように感じます。汗をかいても、汗臭さがなく、2日ほど着ていたシャツも匂いません（主観的な判断ですが）。一番顕著なのは足の臭いがしないことで、夏でも靴が臭くないのです。
　恐らく、血糖が下がると汗に滲み出してくる糖分（汗糖とでも呼ぶのでしょうか）も下がり、皮膚の常在菌も変化し、ニオイ成分を発する菌が繁殖しなくなるからではないかと想像します。
　よく秋葉原に出没するでぶのオタクが汗臭いのは、血糖（そして汗糖）も高いため、不快成分を発する常在菌を飼っているからではないかと考えています。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0318-06:00-3）

　「事実を踏まえぬ農耕説」についてのメールです。

　松木武彦氏の主張
　　　　　⇒【人間の心の変化が分かる進化考古学】

　狩猟と採集を生業として、転々と移り住んでいた時代には、身の周りにたくさんの道具を置くことに制約がありました。持ち運べるものは限られ、恒久的な住まいを持つことができなかったのです。
　ところが、農耕生活が始まり定住する社会になると、住まいが作られ道具も一気に増えました。また、墓地なども発達し、それらは自分達と祖先をつなぐ記念物として入念に管理され、後世に継がれることになります。そうした人工物を、血縁を超えたたくさんの人々が共有することで「知」を共有し、仲間意識も徐々に育まれ、民族としてまとまっていったのです。
　定住と農耕の始まりは、集団同士の間に抗争を生み出しました。その戦いから身を守るため、集団がまとまったり、同盟を結んだりしてさらに大きくなっていったのです。
　(中略)
　日本でも、縄文時代の人骨を調べたところ、弥生時代に比べると圧倒的に少ないとはいえ、頭蓋骨陥没や防御創など、戦いの跡が見られる骨が多数存在することが分っています。
　戦いの歴史が本格的に始まるのは弥生時代、つまり農耕の普及以降のことです。そうして現在に至るまでに、社会において戦争は「文化化」していったのです。

　人類が最初に定住に入ったのは，最終氷期の末期に地中海のレバント地方の林が針葉樹林から広葉樹林に変化してからだと考えられています。この時代は「定住採取生活」，そして小麦栽培開始以後が「定住農耕生活」です。
　これ以前の人類は「遊動・採取生活」ですが，人口を見ると2万年前が200～500万人，1万年前が500～1000万人と推定されています。現在の人口70億と比べるといかに少ないかがわかります。
　「遊動・採取生活」時代の人類史の研究書を読むと，この頃のホモ・サピエンスは数人～10数人程度の集団で常に移動して生活していて，他の集団と出会うこと自体が極めて稀だったというのが定説です。そして，偶発的に出会ったとしても接触することは避けていたと考える研究者が多いです。
　つまり，「遊動・採取生活」時代の人類は「他の人間と戦う」事自体が物理的に不可能だったと考えられます。だって，接触する機会がほとんどない生活をしているのですから，戦う相手そのものが見つからないのですよ。
　人類が人類相手に戦いを始めるのは，穀物栽培で人口が増え，狭い地域に集まって暮らすようになり，農耕に有利な土地の奪い合いが生まれてからです。

　また，『食と文化の謎』ではカンニバリズムを取り上げていますが，その中で「人間は人間を狩りの対象としにくい。相手が自分と同程度に強く，自分と同程度に工夫してくるからだ」というように書いてあったと記憶しています。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0318-06:00-4）

　【やっぱり人類は滅亡することがNASA出資の調査で判明。資源浪費と貧富二極化で】
　○万年後に滅亡，なんて悠長な話でなく，△十年後に滅亡する可能性が高い，というかなり緊迫した研究結果です。
　私は『炭水化物が人類を滅ぼす』を執筆した時，泥縄的に農業の始まりと現状について勉強しましたが，調べれば調べるほど「今の農業生産は持続不可能な環境破壊型産業であり，環境を破壊することで食料を作っているシステムである」ことを確信しました。
　更に，原油生産の現場では「1バレルの原油を生産するための費用」は右肩上がりのようです。要するに，「掘ると出てくる石油」はなくなって「苦労して費用をかけて掘らないと出てこない石油」ばかりになり，その「苦労と費用」は増大するばかりなんだとか。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0318-06:00-6）

　「１日３食は食べ過ぎ」というメールです。

　昨日（３月１７日）の笑っていいとも！を見ていたら、タモリさんが興味深い事を発言していました。

「１日３食は食べ過ぎ」

　この発言の詳細は、

時間になったからといって、食事を採るのは間違い。
１日３食の習慣は、人類の歴史からしてみるとつい最近の事。
食物摂取が更なる空腹を招く。
一度食べ始めると、飢餓を回避しようとする本能が働き、尚更食べたくなる。
朝食べないと、意外と昼も空腹感がない。

　だそうです。
　タモリさんが糖質制限をされているかどうかはわかりませんが、糖質制限の趣旨と関連がありますね。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0318-06:00-7）

　「依存症の本質に迫る本」についてのメールです。

　私の専門とする障害者支援関係ですが，ご自身も脳性まひがありますが，そのお話はとても説得力があり，「依存」についての考え方について違った知見を提供して下さいました。
　　　　⇒【自立は依存先を増やすこと・希望は絶望を分かち合うこと】

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0318-06:00-8）

　「乳児のアレルギー」についてのメールです。

　低糖質、高蛋白の離乳食でアレルギーになると不安になっているお母さんに

大丈夫です。最新のアレルギー専門医の知見では、皮膚からアレルゲンが侵入するとアレルギーが増悪し、経口摂取すると免疫寛容がおこりアレルギー症状が軽減するということがわかってきました。
　　　　⇒【皮膚から始まるアレルギー】

　また、

鶏卵のアレルギーがある子でも鶏肉で症状が出るということはほとんどありません。
　　　　⇒【ローカーボ・プラスワン】

　母乳のカロリーの１／２が脂質であることより、離乳食に動物性脂肪を積極的に摂ることを１０ヶ月検診で勧めています。沖縄の渡辺先生のサイトですが、大変参考になります
　体と脳を作るのはお肉です。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0318-06:00-8）

　「素敵な動画を見つけました」というメールです。

　心の疲労回復にちょっといい動画見つけちゃいました。ライトを消して、少し暗い院内で目を閉じ聞いてみるとうっすら涙が出てしまいました。
　　　　　⇒【Celtic Woman - amazing Grace】
　聞き終わると「よし！やるか！！」って気持ちになります。
　またあの映画を引っ張り出して休日にでも見てみようと思います。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0318-06:00-9）

　新南陽整形外科クリニックの花岡先生からの「鶏眼（ウオノメ）治療について」という投稿です。

　以前、鶏眼について投稿しました。ダクトテープの方法など、有益な情報が集まり感謝しています。

　鶏眼についてオリジナルな方法を考えついたので紹介してみます。
　ポイントは道具にあります。よく、トイザらスなんかで売っているおもちゃ的な安い顕微鏡セットに写真のようなヘラがついています（その１，その2）。これが素晴らしいツールとなります。
　スピール膏貼り付けで鶏眼を柔らかくしたあと、メスや１８G針などで浮いた皮膚の一部を切開し、切り口からこのヘラで写真のように剥離していきます。
　ヘラの丸さと薄いブレードの柔らかさが絶妙に機能します。
　すると、写真のようにきれいに鶏眼を剥ぐことができます（その1，その2，その3）
　短時間で処置ができて、出血することも少ないです。この方法、いかがでしょうか？

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0318-06:00-10）

2014/03/17

【12:45】

　　【糖質制限に関するアンケート：正式版】ですが，問題を解決しましたので，回答の閲覧を再開します。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0317-12:45-1）

【12:30】

　【糖質制限に関するアンケート：正式版】ですが，「回答欄に名前も住所も電話番号もメルアドも書き込んでしまった。さくじょしてください」と連絡が入りました。それを削除するまで「アンケート結果」の閲覧はできなくなります。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0317-12:30-1）

【06:00】

　［練馬光が丘病院での治療例］に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0317-06:00-1）

　そろそろ異動の時期ですが，「湿潤治療をしている医師」などに登録している先生で4月に病院を移動される先生は，ご面倒をお掛けしますが新しい勤務先を教えていただけると助かります。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#）

　「沖縄の食事」についてのメールです。

　昭和１５年から３５年間のフィルドワークの記録です。本全体としては「白米の多食」は短命とし、大豆・海藻・緑黄色野菜を進めています。
　ｐｄｆは、南西諸島部分と、目次です。
　　　　　⇒【日本の長寿村・短命村】

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0317-06:00-2）

　「依存症の本質に迫る本」についてのメールです。

　「つぎはぎだらけの脳と心―脳の進化は、いかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか?」リンデン著
　は、とても面白いです。絶版になっているのは残念ですが(中古本あり)。一口でいうと、ヒトが神を信じるのは、脳の構造に由来する錯覚である、と著者はいうのです。脳科学者である著者の進化論的議論は、非常に説得力があります。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0317-06:00-3）

　「事実を踏まえぬ農耕説」という新聞記事の紹介メールです。

　3月13日の東京新聞夕刊記事に「歴史への冒険」（月一の連載記事）---考古学の今・・松木武彦・・・ってのがありました。夏井先生にとっては、もうとっくに分かっていることでしょうが、「日本人＝農耕民族」への反論のネタとして使えそうです。

　日本文化が考古学でどのように扱われているかという問題を、調べて発表する機会があった。
　一口に日本文化といっても、立場や分野によってとらえ方はさまざまで、まずはそこから見きわめる必要ががあるのだが、百人百様の日本文化論を整理するのはむずかしい。だが、一定の傾向というか、流行りのようなものを見つけ出すことはできる。
　それについて近頃あらためて気づかされたのは、日本文化の底流や本質を農耕に求めようという主張の根深さだ。この種の主張でもっとも端的なのは、「狩猟」対「農耕」という対立の図式を前提として、「欧米人はもともと狩猟民族、日本人は農耕民族、だから云々」という論理のもとに展開された一連の日本文化論だろう。

■すべて狩猟民族
　欧米人が狩猟民族で、日本人は農耕民族というのは、はたしてほんとうだろうか。
　もともと人間は、他の類人猿と明らかに区別されるヒトとしての進化的特徴を備えるようになって以来何十万年ものあいだだ、すべて狩猟民族だったといってもよい。狩猟によって得られた動物の肉のタンパク質が、脳の発達を支えたといわれている。
　そののち約一万五千年前ごろに氷河期が終わり、植物の生育に有利な暖かい気候に変わってのち、中国や西アジアなどのいくつかの場所で農耕が始まり、農耕民族とよんでいい人々が国を作るようになった。
　文化論で「欧米」というときにはもっぱら「欧」のほうを指すのだろうが、そのヨーロッパでは、西アジアに近いギリシャのあたりで八千年ほど前に農耕が始まり、遅くとも約六千年前にはブリテン島（イギリス）にまで広がっていた。
　かたや日本列島では、縄文時代の終わりごろに簡単な雑穀栽培が始まったのが約四千五百年前、水田を営む本格的な農耕民族があらわれた弥生時代の始まりが、早く見積もっても約三千年前。
　しかもそれは、当初は九州の一角でのことで、列島東西の広い範囲に農村があらわれたのは、せいぜい二千数百年前にまでしかさかのぼらない。
　つまり、農耕民族としての歴史は、日本より欧米のほうがずっと古いのである。日本列島に農耕民族が出現したころ、ヨーロッパの主要域には狩猟民族などそんざいしなかった。欧米人は、日本人がそうなるずっと前から農耕民族だった。歴史的経緯を踏まえるかぎり、日本-農耕、欧米-狩猟の図式が成り立つ余地はない。
　欧米の農耕は日本にない牧畜とセットになっているから、動物の支配という点で狩猟にちかいのだ、という声もあるだろうが、日本も弥生時代には豚を飼っていたことが分かっているし、古墳時代以降は牛馬の飼育がたいへん盛んになった。日本でも、動物の支配はしっかりとなされてきたといえる。

■だから、和を好む？
　日本人や日本文化の底流を農耕に求める人に多いのは、そうだからこそ支配よりも共生を、対立よりも和を好むのだという論調だ。だがこれについても、考古学や人類学の研究は、狩猟社会よりも農耕社会において、対人用の武器や戦争がより発達することを明らかにしている。
　狩猟社会がそのまま、支配と被支配の関係に根差した国家や都市の社会に発展した例はない。武器や戦争、国家や都市はつねに農耕社会の中から生まれてくるのである。
　欧米とひき比べて「日本文化は農耕に根ざしているから協調的なのだ」とするような論説は、以上にみてきたように、歴史的事実に照らせば前段も後段も正しくない。二弾重ねの誤りだ。
　国や民族の由来を深いところに求めたくてたまらない人々増えているかのようなご時世だとわかっていても、歴史を参照しながらさまざまな文化論が展開されるのは、歴史学者としてうれしいことでもある。だが、歴史は事実を踏まえていなければ意味がない。事実をきちんと踏まえる努力はたいへんな時間と手間がかかるけれども、それを怠った文化論は、単なる思い込みと思いつきの羅列といわれてもしかたがないだろう。

（まつぎ・たけひこ）＝考古学者、岡山大学教授

　この記事、「日本糖尿病学会」を牛耳る「あの人」に読んでもらいたい！！

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0317-06:00-4）

　「スピリチュアルな人と糖質」という面白いメールです。

　一時期、精神世界にすごく傾倒していたことがあって、そこで、言われていたのが、肉を食べては、いけないということでした。米を中心とした食事をすることで、神の存在に、繋がることができるような、感覚を得られると、信じられているようでした。
　今、糖質制限をして、改めて振り返ってみると、霧が晴れるように、クリアーになっていく、頭の中の状態から、もうスピリチュアル的なことは、無理だな、と思うようになっているのです。

　神社にしろ、お寺にしろ、神様に捧げるのは、決まって糖質です。それを神官や巫女が食べる。神に仕える人は、そうした状態の脳が、要求されるのだと思います。
　一方、その宗教を、支える裏方の人は、クリアーな脳が要求されるので、「糖質を多くとるような食事をしていない」のではないかと思っています。

　かつて宗教と政治が一緒に動いていた日本では、よりはっきりと、そのことがみられたのではないかと、想像しております。
　逆に考えれば、糖質を多く取ってくれるような国民は、政治が最も扱いやすい、集団ヒステリーになりやすい状態であると、言えるのかと思います。

　もうここまでくると、誰もが想像がつくような、結論に行き着いてしまいます。重労働を含め、人を思うように動かすには、糖質は、最高の食品なのかも知れないのですね。根が深いどころか、社会の成り立ちにまで関わっているということなのでしょうか。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0317-06:00-5）

　「妊娠中の糖質制限は？」についてのメールです。
　2013年12月4日に妊娠出産授乳の糖質制限についてのレポートをサイトに掲載していただいた者です。
　その時に書いたものの追加です。
　2人目は妊娠前から糖質制限をしていたので、自然と妊娠中も糖質制限をしていました。私の糖質制限は、米、麦、芋、果物なし、たまにお菓子（コンビニスイーツ）、多く見積もっても一日糖質は100g以下です。妊娠中体重増加は10kg、出産日は出産予定日ちょうど、子どもは3164gと、何も問題なく出産しました。

　問題は2点、
妊娠中の血液検査で、しばしばケトン体プラス（それがどういう値かはよくわかりませんが）になり、看護師から体が飢餓状態にあると説明を受けました。

妊娠糖尿病の負荷試験が糖質制限中では結果がでないと、24時間の血糖値測定を自宅で行いました。（実費で針などを買ったので4000円くらい）
　私の体験では、1人目の糖質制限なしの時よりも、2人目の糖質制限中の妊娠（つわり）、出産の方が楽でした。
　そして大きな違いは授乳です。糖質制限をしながらの授乳は、現在6ヶ月ですが母乳が一回も詰まっておらず、またお乳も張ることが無く大変楽です。かと言って、おっぱいが出ないわけでもないようで子どもも順調に成長しています。

　今の目下の課題は離乳食と自分の体重です。6ヶ月の乳児にまず野菜と魚や肉などが入ったお味噌汁の汁から与え始め、香辛料なしの肉野菜炒めの肉汁などを少しずつ与えています。看護師は高タンパク、高脂質の離乳食ばかりを与えているとアレルギー体質になると言っていて、そういうものなのかなぁと、不安になったりしつつ、迷い悩みながら与えています。
　妊娠前の私の体重は47～49kg（身長161）だったのですが、今は52kgで安定してしまい、昔のズボンがきつくて悲しい毎日です。。。糖質制限でみなさん痩せているようですが、私は妊娠前の体重には戻れないのかもしれません。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0317-06:00-7）

　「依存症の本質に迫る本」についてのメールです。

　認知的不協和に耐えるため神を創造したなんてのはどうでしょうか？
　認知的不協和について一番わかりやすく解説しているサイトに勝手にリンク。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0317-06:00-8）

2014/03/15

【06:00】

　感謝のメールをいただきました。

　先生の著書を拝見して、糖質制限を始めました。
　２年前、足を料理中に火傷した時に先生のＨＰに出会い何とか通える範囲の湿潤療法を行っている先生に診ていただき、きれいに治すことができました。しかし先生のおっしゃる通り火傷するおっちょこちょいはなおらず、今年の年初めに湯たんぽで低温やけどをしてしまいました。（自分だけは…と思っていました。）
　傷の方はデブリを必要とする３度熱傷でしたが、先生のＨＰを見ていたので安心して治療を受けることができました。先生もおっしゃる通り２か月弱たってまだまだ時間がかかりそうな傷です。（ただ通院が少なくて済むので本当に助かっています。）

　つい先日これも何かのご縁と先生の『炭水化物が人類を滅ぼす』を拝読しました。
　今まで炭水化物や甘いものが大好きで，朝はごはんと納豆、昼は麺類やパンやホットケーキ等のみ、夜は少ないおかずとご飯（もしくは麺類）にビール、おやつは焼き菓子という糖質まみれの生活を送っていました。糖質制限なんて考えられないと思っていましたが、きちんとした理論にふれ目からうろこが落ちました。
　まだ糖質制限を初めて５日ですが、産後我慢して食事を抜いても変わらなかった体重が簡単に1ｋｇ2ｋｇとおちてきて、体重計の乗るのが楽しみで仕方ありません。
　昨夜（糖質制限４日目）びっくりしたのが、火傷の傷の上皮化が急に進んでいました。時期的なものなのか、タンパク質をたくさん取るようになったおかげかわかりませんが…。たった５日ですがもう一度炭水化物まみれに戻して、上皮化の進み具合を実験する勇気はありません。

　また今まで夜になると理由もなく「死にたい」と思う気持ちを持て余していたのが、気づいたらそんな気持ちがわくこともなく、３人の息子にイライラをぶつけることが少なくなっていました。子どもを傷つけたくないのに…。と思っていたので本当にうれしいです。育児雑誌で「子供をほめて伸ばす。怒らない」等特集がよくあるのですが、その中に糖質制限をのせてほしいくらいです。

　先生もお忙しいでしょうしこんな短期間の話をメールしても…と悩んだのですが、どうしてもお礼を言いたくてメールをしてしまいました。子どものころからフケに悩んでいたので今度勇気を出してシャンプーレス、石鹸レスに挑戦しようと思います。
　先生のＨＰに出会えたことを本当に感謝しています。これからもいろいろと勉強させていただきます。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0315-06:00-1）

　「依存症の本質に迫る本」についてのメールです。

　私のおすすめは

廣中直行　ヒトはなぜハマるのか　岩波科学ライブラリ
廣中直行　「ヤミツキ」の力　光文社新書

　です。
　廣中先生は心理学者ですが，怪しい方ではなく，きわめてまっとうな「科学としての心理学」者です。廣中先生のご専門領域ではかなり神経科学の成果が近年多く取り入れられています。
　参考になりましたら幸いです。(ちなみに私も大学で心理学の非常勤をしております)

　すでにご存知のはずですが。
　　　　●「溺れる脳: 人はなぜ依存症になるのか」
　炭水化物依存症も記載されてます。

　日本の仏教会に最も評判の悪い著者の本です。・・・・・「糖尿病学会ｖｓ糖質制限」の如き？

　「なぜ、脳は神を創ったのか?」苫米地英人著
　をお勧めします。私には良書でした。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0315-06:00-2）

　「食品交換表ダイエットから糖質制限へ」というメールです。

　毎日の更新、本当にお疲れ様です。ありがとうございます。
　糖質制限アンケートを記入させていただき、フォームの自由記入に書き始めたら、長くなってしまいましたので、失礼かとは思いましたが、直接メールにさせていただきます。

　サイトを拝見するようになって1年になります。先生を中心に、みなさん（医療の専門家も、素人も）活発に意見を交わされ、考察をされているの様子がすばらしく、毎朝楽しみにしています。私もメールを出して、先生やみなさまとお話してみたいなぁと思いながら、直接メールをさしあげるのには少々気後れしておりました。

　以下、私の話になります。少々精神的に不安定なせいか無茶食いも多く、10年サイクルぐらいで、10キロ以上の体重の増減を繰り返してきました。2011年冬ぐらいには、158センチで70キロに迫るところまで増加してしまいました。仕事が医療系のライターですので、糖尿病関係の取材などもしますので、さすがにまずいなと思いました。
　そこで、「糖尿病患者さんの気持ちを知る」という目的もあり、糖尿病の食品交換表を使って1日18単位（1440kcal）を厳格に守ってダイエットをしてみました。劇的に（そして、まぁまぁ健康的に）体重は落ちましたが、空腹感が耐えがたく、お酒も大好きなのに我慢の連続。「これは、糖尿病患者さんが続かないのも無理はない、指導する医師やＣＤＥさんも大変だ」と身を持って理解できました。

　体重が落ち始めてから半年ぐらいして、先生のサイトに出会う前・全く糖質制限のことを知らずに、我流で食品交換表の表1（炭水化物）を、表3、表4＝（たんぱく質、乳製品）に「交換」して食事をとるようになりました。食品交換表ではＮＧとされている方法です。
　標準では1日9単位の表1（主食）、5.5単位の表3、表4　という割り振りですが、「おかずが少なくて物足らない！」という感じが耐えがたかったのです。「私は糖尿病ではないし、カロリーさえ増加させなければ厳格に守る必要もないだろう」と考えて、表1を6単位、表3、表4で8.5～9単位にしてしまいました。
　すると、非常に食事の満足度が上がって、同じカロリーでも空腹感を感じなくなりました。
　体重も順調に落ち、ほぼ目標の10キロを落としたところで、夏井先生のサイトにめぐりあいました。（実は、「動物の創傷治療」からでした。これについてもお礼を申し上げたいのですが、長くなるので割愛します）

　創傷治療とともに、糖質制限の考え方に触れ、衝撃を受けました。「糖質以外は血糖値を上げない」ということは、私は「知っていた」のです。これまでものすごく理解が浅かったなと感じました。医療ライターなんてしながら、本当に「医療の常識を疑う」ことを知らなかったと反省するに至りました。

　ともあれ、もうすでに、食品交換表で18単位、というようなダイエットはやめました。油脂も、たんぱく質も（お酒も）、好きなだけ食べる、でも、主食は1日1回ぐらい、麺類もパンもお菓子も（残念ながら、大好きなので^^;;）「ごちそう＝ハレの食事」として、たまにしか食べなくなりました。
　ＢＭＩが23程度に落ち着いて維持できており、太っていたときに悩まされていた、冷え、じんましん、片頭痛が劇的に改善しています（ただし、体重の減少とのかかわりもあるので、私の中で糖質制限だけ、と結論付けられてませんが）

　私の様子を見て、糖質制限で劇的に体重を減らした人が何人か出てきています。みな、夏井先生のサイトのファンです。糖質がアディクティブなものだということは身を持って理解しましたが、なかなか周りには伝わりません。甘いものも主食も、やめられるわけがないと。それはたぶん、10年ほど前の、禁煙に成功する前の私の状態にそっくりそのまま、あてはまるのだと思います。

　「ご自由に」と書いて下さったのを幸い、ついつい長くなりました。先生のサイトに出会えたことに、心から感謝をこめて…。

　ＰＳ　腸内細菌のことが、今いちばん興味を持って読んでいるところです。
　もうすでに、ほかの方からメールが入っていそうなのですが…
　ご存知でしょうか、このニュース。5年以上「絶食」していたダイオウグソクムシの話。
　彼、Ｎｏ１は、胃の中で「酵母様真菌」を育てて、それを栄養にしていた…かもしれない？　もちろん結論はわかりませんが、こういう話が大好きです。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0315-06:00-3"）

2014/03/14

【12:30】

　【糖質制限に関するアンケート：正式版】ですが，結果はここでリアルタイムに見られます。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#）

【11:00】

　オピニオンブログ「炭水化物は嗜好品」の作者からのメールです。
　先日紹介させてもらった糖質制限についてのオピニオンブログ「炭水化物は嗜好品」ですが、当面のあいだは巷に溢れるトンデモ糖質制限否定記事を各個撃破していくことに決めました。
【LBR記事 “危険！「炭水化物抜き」ダイエットでみるみるおブスになっちゃう理由” は信頼性ゼロ】

【無責任極まりない糖質制限否定。 @sixpack00000 氏の場合】
　TwitterとGoogleアラートでチェックしていると、このレベルのひどい記事がわんさか公開されています。基本的にはモグラ叩きみたいなもので、撲滅できるとは思いませんが、オープンにドンパチやっているうちに注目する人が増えてくれれば、Web空間で新たな展開が見えそうだな、と考えています。
　まだまだ不勉強なことも多いので、ぜひみなさんの力も拝借しながらやっていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-11:00-1）

　宗教の成り立ちについてある仮説を思い付き，いろいろ考えているところです。それに関連する情報を集めてみようかと考えているところですが，「依存症の本質，脳と依存症」なんてあたりについて勉強するならこの本を読んだほうがいいよ，という書籍をご存じの方がいらっしゃったらご一報いただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-11:00-2）

【10:00】

　「妊娠中の糖質制限は？」についてのメールです。

　私が糖質制限を知ったのが長女の火傷で夏井先生を訪れてからなので、妊娠6、7ヶ月辺りだと思います。
　今回の妊娠はつわりがひどく、体重も6キロ落ち、つわりが終わったその後3週間で6キロ戻るという増減をした後からの糖質制限ですので、参考になるかはわかりませんが、メールさせていただきます。私は夜のみ、または朝と夜のみのスタンダードとプチの間くらいの糖質制限で、お昼はパンなども食べていました。

　驚いたのは最後の2ヶ月、殆ど体重が増えなかったことです。むしろ少し減ったりしたり。里帰りでしたので、実家に戻ってぬくぬくとした生活をしていたにもかかわらず、です。最後の1ヶ月などは、赤ちゃんの成長めざましいので、増えて当たり前なのですが、この2ヶ月増えないことはかなりの驚きでした。
　ですが、糖質制限する前から増え過ぎだったこともあり、結局トータルプラス10キロといったところです。
　赤ちゃんも予定日より1週間早かったんですが、3060gと至って普通の体重でした。
　あと、一人目も二人目も妊娠中は常に口の中が気持ち悪く、舌ブラシ？が欠かせなかったんですが、糖質制限を始めてから必要なくなりました。

　入院中はドップリ糖質食を摂取したので、退院したら糖質制限を始めようと思ったのですが、とにかく授乳でお腹がすいて仕方がないので、残念ながら米が手放せない状態です。もう少し余裕が出てきたら復活するつもりです。

　私はいたって健康体なので、参考になるかわかりませんが、妊娠中でも糖質制限しても大丈夫かと思います。むしろ、妊娠発覚から糖質制限していたら、もう少し体重が抑えられたのではないか、と。3人目に期待です。

　石鹸、シャンプーレスも赤ちゃんに実践中です。生後11日目ですが、今のところ問題ないです。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-10:00-1）

【09:30】

　「妊娠中の糖質制限は？」についてのメールです。

　江部先生のブログに「妊娠糖尿病」のカテゴリーがあり、詳しいお話があります。読まれるといいと思います。

　私自身ですが、長男妊娠当時は「糖質制限」のことなど知りませんでしたが、高齢出産プラス曾祖母・叔母が糖尿病でもあり、産婦人科医だった父から妊娠中の食について注意され「高タンパク・低塩」を心がけ、仕事がスポーツ・インストラクターなので運動もし、妊娠中に体脂肪がかなり減りました。結果、妊娠糖尿病も妊娠中毒症もなく、元気に過ごすことが出来ました。
　ご参考になれば、と思いメールしました。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-09:30-1）

【08:30】

　【糖質制限に関するアンケート：正式版】ですが，68人の方にご回答いただいています。
　　　　　⇒【集計結果】
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-08:30-1）

【07:30】

　アマゾンのアフィリエイト結果を見ていたら，「水切り袋　三角コーナー用　きっちんばたけ」という商品（穴あきのポリ袋と思われます）が売れていることに気が付き，そのページみたら，なんと紙おむつとセットで買っていく人が多いようです。ということは，使用目的は百発百中「穴あきポリ袋＋紙おむつ」でしょうね。「穴あきポリ袋がなかなか買えない」という場合はアマゾンをポチりましょう。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-07:30-1）

【06:00】

　［練馬光が丘病院での治療例］に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-06:00-1）

　お待たせいたしました。【糖質制限に関するアンケート：正式版】を公開しました。糖質制限をしている人もしていない人も，糖質制限に賛成の人も反対の人も，とりあえずお暇な時にでも回答していただけましたら幸いに存じます。また，テスト版で回答いただいた方も，再度ご回答をお願いします。
　今回の修正点などは次の通りです。
1. ［性別］，［年齢］，［糖質制限をしているかどうか］の3点を必須回答項目にしました。
2. ［糖質制限をしない理由，糖質制限に反対な理由］も加えました。
3. 回答を送信した画面から［前の回答を表示］を選ぶと全回答の集計がグラフ表示され，さらに，Excelデータも閲覧できます。
　このアンケート結果はフリーのデータとしますが，マスコミ関係でのご使用には，一応ご一報下さい。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-06:00-8）

　昨日紹介した琉球新報に掲載された渡辺先生の記事はここでまとめて読めます。
　　　　　⇒【琉球新報 Google検索結果】
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-06:00-2）

　「沖縄の食事」についてのメールです。

　沖縄が以前は長寿だったのに現在ではそうではないという事でいわゆる「沖縄クライシス」という言葉が叫ばれていますが、はたしてそうでしょうか？
　確かに以前の男性女性とも寿命は１位の時期がありましたが、それが徐々に下がり男性は最近では３０位となっています。この順位だけを見ると確かに沖縄で何かとんでもない事が起きてるかのような印象があります。

　ところが、この青森と沖縄の平均寿命の推移グラフを見て下さい。
　実際の寿命の比較を見てみれば、沖縄の男性は特別ずば抜けて長寿なわけでもなく、いたって全国平均的な推移で、たまたまどんぐりの背比べ的なランキングでたまたま１位になっていたに過ぎず、現在ランキングが落ちたと言っても特別危機感を感じるものではないと私は思うのですが。。。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-06:00-3）

　ある薬局からの「社会が変わってきたようだ」メールです。

　昨日、［消毒＋ガーゼ　おさらば患者さん］の家族がプラスモイストを買いにきました。
　娘が（母親の年からして大人と思われる）熱傷受傷し、近医で消毒＋ガーゼで治療しているがよくならず、ガーゼをはがすときに出血までしてしまった。
　ネットで調べて湿潤療法を知り、リストに載っているうちの薬局にプラスモイストを買いに来ました。

　ジクジクしてきたので心配になってとの訴えに治りつつあるとサイトを見ているので説明できました。
　ジクジクがなくなってきたら、絆創膏なしで簡単に貼れるハイドロコロイド包帯に切り替えてもいいと両方勧めました。ハイドロコロイドは傷や靴擦れなどにも使えるので一家に一つあると便利ということでセットで買っていかれました。

　消毒＋軟膏ではなかなか治らないというので、今はこちらの湿潤治療が標準治療ですと説明するとうなずいていました。
　消毒＋ガーゼは時代遅れの治療ですね。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-06:00-4）

　学校薬剤師の方から「小中学校の保健室には消毒薬がいっぱい」という相談メールをいただきました。さて，どうしましょうか？

　学校薬剤師です。
　それはさておき私、小、中学校の保健室にもいろんな備品を納入しております。その中であまりにも消毒薬が多いことです。口頭では何度も言っているのですが、改善されません。
　何かいい方法がありますか？よろしくお願いします。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-06:00-5）

　「炭水化物は悪者か」という昨日の日経BPの記事に対するメールです。
　昨日のの？論文です。
　特に探しているわけではないのですが、目に入ってくるということはトレンドというか関心を持つ人が多いのかもしれません。
　以下は全く個人的な思いです。

　寿命に関しては、人間の可能性とそこにどこまで近づけるのか、に興味があります。125歳と言われているのが本当なのか、それは何によって決まるのか、ということです。
　生きる、あるいは生きたいということに関しては、上記の「最高値」にどこまでQOLを落とさずに近づけるかだろうと個人的には考えます。QOLの定義も難しいですが。倫理的なものを離れれば、アルツになって、もしくはパイプだらけになって125歳まで生きたいとは思いません。つまり、QOL維持年齢/死亡年齢で一つの比が定義できるかもしれません。
　一方で、いくら上記の比が1でも、大動脈瘤かい離で50歳で逝くものももったいない。

　さて、食事でどこまで寿命がコントロールできるかということは問題としてあると思いますが、仮定の話として、以下のような話が成立するのかどうかも興味があります。
横軸に0と1をとり、0を炭水化物100%、タンパク質0%(もちろん簡単化しています)。1を炭水化物0%、タンパク質100%とします。

縦軸に疾病のリスクを取ります。

糖尿病などは、右下がり、心臓疾患などは右上がりのカーブが描けるのではないかと想像します。ほかの疾病についてもまた違ったカーブが描けるでしょう。

炭水化物とタンパク質の比率を変えていけば(横軸を0から1まで移動すれば)、総合的にさまざまな疾病からのリスクが最小になるような比率はあるのでしょうか。
疾病を総合する単一リスクの定義が難しいですが。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-06:00-7）

　「妊娠中の糖質制限は？」という質問をいただきました。

　妊娠２７週の妻が妊娠糖尿病の検査に引っかかってしまって、糖質制限をするべきなのか悩んでいます。
　空腹時が94、６０分が180、１２０分が142と、ぎりぎりでアウトになってしまいました。
　今はまだ検査結果が出たばかりで、内科的な処置やアドバイスは何もない状態です。
　ケトン体は胎児に悪影響を及ぼす、という話も聞くので妊娠時は糖質制限はしないほうがいいのでしょうか。またするとしたらどの程度制限するのがいいのでしょうか。
　この質問，いかがでしょうか。実際に「糖質制限で妊娠・出産しました」という方はいらっしゃいますか？
　もちろん，「胎児・新生児は高ケトン体」という研究結果が出ていますし，エスキモーの伝統食は糖質完全ゼロに近いもので，それで正常に妊娠・出産しているという事実から，答えは出ているようなものかもしれませんが・・・。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-06:00-9）

　「塩分摂取＋ミヤリサン」で足白癬が治った，という報告メールをいただきました。

　ブログ読者の方からのアドバイスでここまで回復しました。
　ナトリウム摂取とミヤリサンの摂取、糖質offは脱線しながらも守っています。ミヤリサンを摂取しだしてから、角質が消えまして…驚いてます。
　先日皮膚科を受診しましたがやはり水虫白癬菌陽性とのことでした。薬を処方していただきましたが薬への抵抗があり，相変わらずワセリンのみです。のんびり行きたいとおもいます。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-06:00-10）

　「小説の中に湿潤治療が登場」というメールです。

　代読人です。今回の代読は小説です。
　文芸春秋社が発行している文芸月刊誌の文學界3月号は短編小説特集です。その中で平野啓一郎が「火を乞う男」なる13頁ほどの小説を発表しています。

　いい大人が火遊びの末、Ⅲ度の火傷となり、救急病院では植皮と言われたものの、転院先で幸い湿潤療法の施されて、1年半で傷跡はほどんど目立たなくなったと言うところで小説は終わります。
　全頁スキャンは著作権の問題もありますので、書き出しと湿潤療法の部分をスキャンしました。

　小説家は往々にして時代を先取りします。夏井先生が切り拓かれた湿潤療法の道を、平野啓一郎さんは小説家の想像力から「ヤケドは植皮ではなく湿潤療法」だ！と、直観で分かったのでしょう。湿潤療法はヤケドばかりか小説の作法も変えることになりました。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-06:00-11）

　【こんな仕事があったとは…時代と共に消えてなくなった11の職業】
　時代が変われば不必要になる職業がある，という記事です。
　糖質制限が普及すれば糖尿病治療医はほぼ不要になるし（需要があるのは1型糖尿病のみ？），湿潤治療が普及すれば皮膚移植をする医者が不要になります。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0314-06:00-12）

2014/03/13

【14:00】

　今日は茨城県の小玉先生が見学に見えられています。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-14:00-1）

　「どういう病気で死んだらいいの」についてのメールです。

　「どういう病気で死ぬかが問題でなく，死ぬまでどう生きるかが問題」について、考えること多々ありです。
　当たり前のことですが、人間は生まれた瞬間から「死」に向かって生きています。どんなに望んでも永遠には生きられません。正直、何百年もここにいたい、と思うほど、現世はやさしくもありません。そして、ほとんどの場合、自分が死ぬのはいつか、見当もつかないというのが事実ではないでしょうか？　誰でも、事故にあう可能性はあるし、変な話、空から飛行機の部品でも落ちてくればお陀仏かもしれません。

　糖質制限を始めて丸1年、10㎏近く減量し貧血や冷え性も治り、顔色がよくなりスタミナもつき、気分は20年若返りました。糖質大天国のニュージーランドにいますが、この「元気な自分」を手放す気にはなれないので、誘惑にも負けなくなりました。

　「お迎え」が来るときは、出来れば好きなスキーをしている時に、ポックリ行きたいです。大好きな人達を忘れてしまうのは悲しいのでアルツハイマーは困る。白内障や透析も出来れば、避けたいです。癌なら、弱虫の私でもその時までに多少の心の準備が出来るかもしれませんね。

　そんな、こんなで糖質制限を辞めるなんて、考えられません！

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-14:00-2）

　「もしも私が死んだら」についてのメールです。

　今朝の「更新」でインターネットのアーカイブの紹介をしていただきましてありがとうございました。
　以前、拝読して、もう一度読みたいと思っていた貴エッセイ「すばらしき日本医学」を見ることができました。「イモ静注｣、『神道圧』、・・・面白いです。
　玉石混交、魑魅魍魎跋扈のネット界で夏井様のサイトが私にとって最高の「玉」です。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-14:00-3）

　「沖縄の食事」についてのメールです。

　『炭水化物が人類を滅ぼす』もとても興味深く，ある意味，感動して読ませていただきました．私も糖質制限ニストです．
　今回は、沖縄の食事についてですから，既に多くの投稿がありますが沖縄原産の私からも報告したいと思い書いています．役に立つかは心配ですが．

　私は1955年生まれですが，その当時から既に日本食（朝昼夜）の米は毎日食べていました。従って“「1960年ころまでの沖縄では米をほとんど食べず，1990年ころから本土の米が入るようになってから米を主体とする食文化が広まり，それを境に平均寿命が短くなった」”というのではなく，既に1950年を境にして米を主食とする食文化は始まっていた様に思います．また, 私の記憶では，戦後の食料は配給制でした．その後，豪州米，カルフォルニア米が安く輸入された様で，戦争が終わって2～３年後には米食は始まっていたと思います。姉が1949年生まれで，”朝昼晩はお米を食べた“と言っていました．新米が食べられる様になったのが，本土復帰後(1972年)以降になってからだと思いますが，その美味しさに感動した覚えがあります．

　ところで，母は87歳(1927年生)で，母の話でも，戦後すぐにお米が食べられる様になったとのことです．母が子どものころは(1940年以前)，米はほとんど食べられなかったようです．沖縄では，毎月（太陰暦）１日と15日には，ご先祖様にお祈りする風習があり，その時に白米が食べられたとのことです（１食だけ）．沖縄の食事も朝昼晩の三食で，いわゆる主食はサツマイモだったそうです。当然ですがお腹いっぱい食べることはなかったようです．この頃，大衆食堂は沖縄にはなかったと思います．本土でも大衆食堂の原型は昭和の初期でしょう．

　戦前の食事は母によると

　朝：イモと味噌汁
　昼：輪切りのサツマイモ（ほとんどおかずなし）
　夜：イモ　おかず　みそ汁　豆腐　アブラ味噌（三枚肉入り）
　おかずの野菜：ゴーヤー　ナーベーラ（ヘチマ＝本土では食べない）
　　　　シブイ（冬瓜）ニンジン（赤・黄色）ゴボウ　
　　　　シマナー（カラシナ？）ヨモギ　カンラバー（イモの葉っぱ）
　　　　キャベツ　ネギ　もやし　ニラ　ラッキョウ　パパイヤなど
　肉：豚肉（ほとんど捨てるとこなし）卵　ヤギ　など
　魚：海の幸は比較的豊富，夕食のみそ汁の具として入れた，海藻
　果物：島バナナ，バンシルー（グァバ），シークァサーなど

　肉は祖先に感謝する特別な日（お盆など）に食べられたそうです
　沖縄には在来種の大豆があった様で，自家製のお味噌を作っていたそうです．母の実家が豆腐屋で豆腐はよく食べ，一般庶民の口にも入っていたとのことです．
　戦後すぐに，米軍関係から，小麦粉が大量に入り，その後沖縄そばが復活しています．肉・シチュウーの缶詰と同時に，洋菓子や甘いものが米軍から流れてきました．

　これから考えると，沖縄で日本食になったのは1950年前後ではないかと思います．戦前と戦後を比較すると食事は炭水化物が中心ですが主食がイモで食物繊維は多かったかもしれません．おかずも食物繊維がいっぱいです．戦後は主食が米に変化し，小麦粉や大量の砂糖を使った洋菓子，コーラなどの糖水が入ってきて更に炭水化物（糖質）中心の食事に変化した様に思います．

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-14:00-4）

【06:00】

　練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-06:00-1）

　「沖縄の郷土料理」についてのメールです。

　標記の件で次の本に著者のフィールドワークの結果がp153-164にまとめられています。日本の食文化についてもなかなか面白いまとめをしているのでもし未読でしたら上記のページだけでも読む事をお勧めします。
　分量が膨大なのでまとめられずすみません。
　いつも更新を楽しみにしています。
　私はつい先月自前のHPを閉めました。時代の要請があると思って開き、その必要が無くなったと考え閉じたのですが、先生のページは少なくとも数十年は要請が続くと思います。
　インターネットアーカイブで残ればそちらを参考にする事になるのかも知れませんが，何より先生が長く更新され続けられる事を願って止みません。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-06:00-2）

　「沖縄の郷土料理」について，渡辺信幸先生からのメールです。

　夏井先生、「沖縄クライシス」にも切り込んでください。孤軍奮闘しています。
　沖縄の琉球新報と、広報やえせ、に掲載された私の記事です。沖縄クライシスは「食の本土化」が原因だと、しつこく書いていますが、いまだに、玄米が身体に良い、粗食が身体によい、食の欧米化が悪いなどと説教する医師、栄養士が多くて困り果てています。特に「管理」された「栄養指導」には困っています。

　こちらのフェイスブックにも資料を上げていますので、お時間のあるときに眺めてください。「沖縄クライシス」は「食の本土化」が原因です。奥が深いです。御協力をお願いします。
　　　　⇒【DR.WATANABE】

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-06:00-3）

　「中高年期の高タンパク食は、特に癌による死亡リスクを大幅に高める」についてのメールです。

　上記についてですが、下記のようなサイトをみつけました。
　　　　⇒【Low carbohydrate-high protein diet and incidence of cardiovascular diseases in Swedish women: prospective cohort study】

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-06:00-4）

　「糖尿病治療はおかしい」についてのメールです。

　ＴＶタックルを見て構成に腹をたててた主人ですが，糖尿病で１年８ヶ月前にHbA1c9.8が糖質制限で5,2コントロールできています。
　夏井先生がＴＶタックル出演する事によって透析技師さんのような方が増えれば幸いです。編集されて納得のいかない事のほうが多いと多いと思いますがファイトです。
　40年も前から糖質制限で色々な病気を治してた故三木一郎先生がいました。阿部進が糖尿病からの生還を書いています。とてもオモシロク書かれているので制限ニストにとって当たり前の変化が書かれています。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-06:00-5）

　「松山あげ」情報です。
　松山あげですが，熊本にも似たような(というかまったく同じ)食材があります。
南関揚げ(熊本)
　共に、以下の様な特徴があります。
通常の油揚げに比べ(冷蔵7日)、長期保存(常温90日)が可能。

乾燥時はサックサクの触感。

汁物と合せると、ジューシー、ふわっふわの触感。
　豆腐がある地域なら発明可能な食材なので、恐らく地方に一県位は特産として存在するのでないでしょうか。
　私はこれをお味噌汁に入れたものが大好物であります。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-06:00-6）

　「沖縄の郷土料理」についてのメールです。
　先生が求めておられる「復帰前の沖縄の食事」の話ではありませんが、とりあえず。

　統計局のサイトで、51都市（県庁所在地＋政令指定都市）の家計調査があげられています。
　これは、いくつかのボランティア家庭に頼んで、実際のレシートを分析した結果です。なので、「その家庭が何をどれぐらい食べたか」がかなりの精度であぶり出されると思われます。
「穀類」を見ると、那覇市は米購入で5位と上位。

対して、「肉類」では49位と低迷、「乳卵類」では51位と最下位。
　ここから、最近の那覇市民の食動向として、「米を多く食べ、肉や乳卵類を食べていない」との傾向がくっきりと見えてきます。
　※ただし、外食はこの限りではありません。
　というわけで、「食の欧米化」によって平均寿命ランキングを下げたという考えにはどうにも眉唾な印象しか受けないのです。

　「昔は米を食べていなかった」という点についてはこちらのサイトから推測できます。
　沖縄県には現在も、田んぼがほとんどありません。琉球王朝時代にも、米は獲れなかったはずです。ここからも、過去の沖縄県民が米食でなかったことがうかがえます。

　話は変わりますが、私はずっと「なぜ青森県民は短命なのか」を考えています。
　その点、「飲料」に一つのヒントがあるかもしれません。
　先の統計の「飲料」の中で、「その他の飲料」「果実・野菜ジュース」「炭酸飲料」の3つの項目において、青森市は断トツです。
　「果実・野菜ジュース」の2位が高松市というのも、何だか示唆的ですね。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#"0313-06:00-7）

　「沖縄の郷土料理」についてのメールです。

　かつて私達が食べていたコメはオーストラリア産の豪州ローズ、アメリカ産の加州ローズなどでした。復帰前から日本産の標準米が入り、やはり日本産は美味しいね、と言った記憶があります。さらに復帰後は自主流通米がヤミ米として入るようになって歯止めがきかなくなって合法化され美味しいコメを食べることができるようになりました。炭水化物の摂取についてですが、当時庶民には外食の習慣はあまりありませんでした。したがってウチではタマナァイリチャー(キャベツ炒め)、ソーメン汁、焼きめし、ひらやーちー、肉はほんのたまに食べるご馳走でした。なにしろ保存のための冷蔵庫などありませんでしたから。
　なおたまにいく食堂で食べるものはまず沖縄ソバ、豆腐チャンプルー、やきそば、オムライスなどかな！

　当時、沖縄ソバは家庭の食卓に上ることはまずありませんでした。それは食堂で食べるもの。またソバの専門店もまずなく、今は未曾有の沖縄ソバ、ラーメン、パスタ、ピザ、うどん、パン、スイーツなどの炭水化物ブームだと思います。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-06:00-8）

　「沖縄の郷土料理」についてのメールです。渡辺先生のFacebookへの書き込みからの転載です。

　〇〇さんの仰るように確かに鰹節は使わなくなりましたね。
　私が小さい頃の祖父母宅では朝食前起き抜けにはミィークファヤーと言って濃いさんぴん茶と黒砂糖を一粒二粒口にして、一時間後位に朝食でした。その時は蒸かした芋と必ずゆしどうふのお汁に卵焼きとかチャンプルーした野菜炒めだったような、、お汁の出汁は鰹節削りで厚めに削った鰹節で必ずとっていたし、朝から豚肉を甘辛く煮付けて食べてたりしてました。
　お肉は確実に豚肉でしたよ。脂も全てラードでしたね。味噌汁の最後の仕上げはラードをひとさじ入れてましたよ。
　私の父親は生前味噌汁は大和式ではクンチが出ない(力が出ない)から必ず脂は仕上げに入れて欲しいとも言ってました
　夏バテ防止にちぃーいりちゃー(肉と野菜の血炒め)も食べました。

　あと、あんだかしぃと言って豚の脂身を脂で揚げて炒め物に使ったり味噌汁にいれたりはたまたおやつがわりにバリバリ食べたりもしていました。
　保存食としてはスーチカーと言って豚肉の塩漬けもあり適度に塩抜きをして食べてたり、思い出したらキリが無いなぁ…
　あと、テビチはよく食べてました。

　野菜といえばカンダバーと言って芋のつるとか、今でこそ有名な空芯菜(沖縄ではウンチェーと言います。)キャベツとかニガナとか葉っぱものが多かったです。(^-^)」

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-06:00-9）

　「沖縄の郷土料理」についてのメールです。
　1970年代に本土返還を機に米食が広まり…という向きもあるかとは思いますが，私は以下の要素が強いと思います。
米軍占領下、ハンバーガーを始めとする炭水化物過多のジャンクフードがもたらされた。

沖縄の外食は本当に安い。500-600円が定食の相場です。弁当屋もあちこちにあり、本土と違ってご飯の上に各種おかずが乗るスタイルが普通です。全部のり弁みたいにご飯が沢山。ご飯で量増ししてるという見方もできる。

沖縄県では県民の一人当たりの所得が低いので、必然的に共働きが増えます。そうすると外食の比率も上がり、てんこ盛りのご飯を食べざるを得ない為、糖尿病が増えた。

沖縄県の基幹産業は観光を中心とした第三次産業、即ちサービス産業であり、食べる量に対して軽い負荷しかかからないので、食べた分を消費する程ではない。

沖縄県の平均年齢は日本一若い。沖縄戦で命を亡くなられた方が余りにも多かった為に若返り現象が出た(ベトナムと状況は似ている)。高齢者の割合が低いので、伝統的な食生活を送る人が少なくなってきている。手間のかかる伝統的な食事は容易くない。
　複合的な事情が重なって、炭水化物過多の状態が慢性化し、平均寿命も下がってきたのではないかと思います。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-06:00-10）

　「もしも私が死んだら」についてのメールです。
　サイトのことは、遺言をしてください。「私亡き後には。。。。」と。先生の遺志を継ぐ方は、必ずいますから。

　ネットって不思議ですね。
　ある老婦人が、ボケちゃった７０代のだんなさまの預金がなくなったと相談にみえたことがあるんです。（中略）

　ネットって、人間はいつまでもボケない、死なないのが前提の機械なのだなあと、思ったことです。
　最近、自分が死んだら、ネット上に書き込みをしたしょうもないモノたちを全部削除してくれるサービスが現れたとか。不思議な機械です。記憶も風化させてくれないような。記憶はだんだん曖昧になってこそ、恥ずかしげもなく生きてゆけるものなのに。

　先生のサイトは、平成の記録遺産ですよ。残してくださいね。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-06:00-11）

　「もしも私が死んだら」についてのメールです。

　先生「www.wound-treatmet.jp」は永遠です！をお伝えしなければと思いメールを差し上げる次第です。
　「永遠」のキーワードは：「The Internet Archive」

　名称を見てお分かりの通りインターネットのアーカイブです。世界中のネットのページを集めている巨大なサーバーです。

　先生はその昔、"http://www.ne.jp/asahi/piano/natsui/"のようなURLで『超絶技巧的ピアノ編曲の世界』を展開されていました。いまのこのアドレスをブラウザーに入力しても："Not Found"です。
　しかし、https://archive.org/web/のWayback Machine：にアドレスを入力すると、あら不思議、1999年からのデータがアーカイブされています。
　次にhttp://www.wound-treatment.jp/を入力してチェックするとSaved 367 times between 1月 2, 2005 and 2月 9, 2014.と記録されています。

　と、言った次第で先生に万が一、あるいは何等の事情でサーバー契約が切れたとしても、ネット上には、すべてではないにしても相当数の情報が貴重な遺産として残ります。安心して明日から更新をお願いします。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-06:00-12）

　「どういう病気で死んだらいいの」についてのメールです。

　「どういう病気で死ぬかが問題でなく，死ぬまでどう生きるかが問題」には感慨深いものがありました。
　ここが科学者と宗教者の違いだとも思いました。宗教者は「絶対」を主張しますが、良識のある科学者は「絶対」を主張しません。
　どこかで自説や研究に矛盾がないかを日々研鑽をかさねて精度を高めていくのが真の科学者だと思います。自説に固執する科学者は傍から見たら「宗教者」と変わりません。糖尿病学会の方々がそうかもしれませんね。
　確かにどの健康法を選択しても、必ず「死」は待ち受けているわけなので、あとは個々の選択に委ねるしかないかもしれません。
　ただ、人間の生物的特質に適した健康法を選択した方がベストであるとは思います。糖質制限がその布石になる事を願っております。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-06:00-13）

　【ビキニセクシー美女だと思った？　残念！　〇〇でした！（動画）】
　Photoshop，すげぇ！　ネット画像のすべてが信じられなくなります。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0313-06:00-14）

2014/03/12

【08:30】

　下記の「中高年期の高タンパク食は、特に癌による死亡リスクを大幅に高める」という論文を読んで思ったのですが，「中高年は癌を発症しない食生活を」，「中高年は肥満にならない食生活を」，「中高年は高血圧にならない食生活を」，「中高年は脳血管疾患にならない食生活を」，「中高年はボケない食生活を」・・・というのが世の風潮かもしれませんが，そうなったら人間は何で死ぬんでしょうか。癌が予防でき，脳血管疾患もなくなり，心臓病もなくなり，糖尿病にもならず，交通事故も撲滅し，自殺も予防し・・・となったら人間は死なないようになるんでしょうか。
　もちろん，80歳前後で大体死にます。癌で死ななくても脳血管疾患で死ななくても心臓病で死ななくても自殺で死ななくても，みんな必ず死にます。病気を全て予防しても，死ななくなるわけではありません。

　ここで発想を変えると，「どういう病気で死ぬかが問題でなく，死ぬまでどう生きるかが問題」ではないかと思います。癌発生を恐れてタンパク質を控えれば必然的に炭水化物が増えますが，その結果，肥満と糖尿病とアルツハイマー病が待ち受けています。つまり，蛋白質を控えて癌にならなければ健康になる，というわけではないはずです。
　つまり「これを食べれば人間は病気にならず300歳まで健康に生きられる」なんて食事はなく，「糖尿病にはならないが癌になる可能性が高い食事」とか，「アルツハイマーにはなるが心臓病にはならない食事」とか，「癌にはなりにくいが脳血管疾患で死ぬ確率が高い食事」とか，「いろいろな病気にはなるが美味な食事」などから，どれか一つしか選べないんじゃないだろうかと愚考するわけですよ。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0312-08:30-1）

　ついでに，死ぬ話をもう一つ。

　私くらいの年齢になると，やがて自分は死ぬし，今日，突然死ぬこともあるんだよな，ということをごくあたり前のこととして感じるものだと思う。
　さて，私が突然死んだ場合，このサイトはどうなるだろうか。作り手の私がいなくても，ずっとネットに存在して閲覧できるのだろうか。
　実はそうならないのである。私が突然死んでしまったら，それから数ヶ月から数年で自動的に開けなくなってしまうはずだ。それはいつかというと，私が死亡してクレジットカードの使用期限が来た時だ。

　私は10年ほど前に独自ドメインを取得するためにあるサーバ会社と契約し，同時にこのサーバでこのサイトを運営している。そして，サーバの年間使用料はクレジットカードで支払っている。更新は1年ごとだがほぼ自動的に行われ，1年に1回，決まった額が口座から引き落とされている。
　ところが，クレジットカードには使用期限がある。私のカードの場合，期限は来年春だ。もちろん，信販会社からは新しいカードが送られてくるが，この時，サーバ会社の専用サイトを開いて（もちろん，この時にはIDとパスワードが必要），クレジットカードの番号と使用年限を更新しなければいけない。それをしないと，銀行からの自動引落ができなくなり，サーバ会社側は自動的に契約を打ち切ることになる。
　私が生きている場合はこの作業を行えるが，問題は私が死亡している場合だ。私以外，パスワードを知らないからだ。この場合は，カードの使用期限が過ぎた時点でサーバ会社に年間使用料が振り込まれなくなり，その時，このサイトはアクセス不可になる。

　今から無料サーバに引っ越すとか，公的なサーバを使わせてもらう，なんて手もあるかもしれないが，そうなるとサイトアドレスが変わってしまう。何しろ，このサイトは莫大な数のファイルから成り立っていて，それらが相互にリンクしているのだ。リンクが相対アドレスで書かれている場合はいいが，絶対アドレスでリンクしている場合には，それらを全て書き直さないといけない。この手間を考えると絶望的なのである。
　それに何より，「www.wound-treatmet.jp」というアドレスに愛着があって変えたくないのだ。

　というわけで，私が死んだらこのサイトはおしまいなんですね。人生に終りがあるように，サイトにも寿命があるんでしょう。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0312-08:30-2）

【06:00】

　練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0312-06:00-1）

　【糖質制限に関するアンケート：テスト版】ですが，質問項目や選択肢についての要望メールがなければ，いったん終了して閉鎖し，新たなアドレスで作り直します。その後，内容をチェックして校正をかけた上で，数日後に正式版・決定版を公開し，アンケートを受け付ける予定です。アンケート結果は誰でもリアルタイムに閲覧できるようにしておきます。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#）

　「透析技師さんの感想」についてのメールです。

　腎臓専門医兼透析専門医の立場からの意見です。
　透析患者の原疾患（透析になる原因になった疾患）が糖尿病性腎症が一位になって久しいですが、更に毎年その実数も右肩上がりになっています。一方、慢性腎炎は実数は右肩下がりです。抗生剤の普及で急性腎炎が減ったなどという事情を差し引いても、検診や治療の進歩によるものと思います。

　なぜ違いが生じるのか？
　糖尿病の患者さんは普段はかかりつけの医師にかかっており、腎臓が相当悪くなってからしか腎臓内科へは紹介されません。そして糖尿病性腎症への有効な治療は現在なく、気休め程度にACE阻害薬やアンギオテンシン受容体拮抗薬を使うくらいです。
　しかし、膵臓移植で腎症が病理学的にも寛解したという報告もありますので血糖コントロールがもっとも重要ではないかと考えています。
　腎臓内科に紹介があっても糖尿病のコントロールは糖尿病の先生がされますので、結局腎臓内科でできるのは補助的治療とタイミングを逃さずに透析導入を行うことくらいです。

　つまり、糖尿病性腎症から透析に至るのは、糖尿病の治療がうまく行っていないからなんです。技師さんのおっしゃる「病院の腎臓内科の先生」は、またか…と思いながら糖尿病の先生の後を引き継いで透析導入をしているだけなんですよ。
　患者さんのコンプライアンスなどの要因も大きいのは理解できます。それでも透析医の側からするともう少し何とかならないのかなあというのが本音です。

　集団訴訟についてのお話ですが、いま透析を受けている患者さんの糖尿病発症は10年以上昔にさかのぼると思います。裁判所は「当時の医学水準」に基づいて判断しますので、今現在糖尿病の合併症で困っている患者さんは「10年以上昔の時点の医学水準」で誤った治療を受けていなければ訴訟は難しいでしょう。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#）

　「高タンパク食のリスク」という研究の紹介です。
　一つ記事を見つけましたのでお知らせいたします。
　　　　⇒【高タンパク質ダイエットのリスク―長期的にダメージも】
　結果は、中央左の図に集約されていますが、いろいろな研究があるものだとしか言えないようです。
　後半のマウスの実験は鵜呑みにできないかも。私の記憶では，小型のネズミは哺乳類の中で数少ない「穀物が食事のメイン」の動物で，初期の実験用糖尿病マウスは穀物でなく脂質を大量に与えて作ったんじゃなかったでしょうか。多分，タンパク質に対する反応も人間とネズミでは異なっているはずです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0312-06:00-4）

　「スーグラの講演会に参加しましたが」というメールです。スーグラとは2型糖尿病の治療薬ですね。

　スーグラのWEB講演会があったので出席しました。オンタイムで質問を受け付けてくれるシステムでしたので、『糖の再吸収を抑制する薬剤であることは理解できたが、元来糖質の摂取が少ないか、抑制している患者についてはどう影響するか？』と質問してみました。
　却下されるかと危惧しましたが、幸いにも（？）すぐに返答がありました。
　しかしながら、質問に対した直接的な回答はなく、演者からは、日本糖尿病学会が提唱（50～60％の糖質を含有する）食事療法を遵守するのが前提であって、どんな薬剤であろうがそれを度外視した治療はあり得ないと言われてしまいました。
　その上で、今までどの質問からも沈黙を守ってきた座長から『糖尿病学会が提唱した食事療法があるのだから、それを守らない上での治療は論外だ』とだめ押しされてしまいました。

　どうやら私の質問は、日本糖尿病学会の御重鎮のお怒りをかってしまったようです。
　日本糖尿病学会のお偉方がいかにアホで，頭を使わずに生きているのかがよくわかりますね。脳ミソがお味噌でなく炭水化物でできているんでしょう。だから，こんな簡単な質問にまともに回答できず，恫喝することしかできないのです。
　こんなアホどもが糖尿病治療をするから，医者の言いつけを守る従順な糖尿病患者は腎不全まっしぐら，網膜症まっしぐら，下肢切断まっしぐらです。
　というわけで，武闘派の先生はどんどん「スーグラ講演会」に出席し，爆弾質問をぶつけましょう。

先生は糖尿病患者はカロリーの6割を炭水化物で，とおっしゃいましたが，今年の1月の厚生労働省の食事の指針は【カロリーではなくBMIに】と変わったはずです。それなのに糖尿病患者だけはカロリーを指針にするのは矛盾していませんか？

　なんていう質問も面白いかも。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0312-06:00-8）

　一昨日，大腿部3度熱傷の70代後半の患者さんが受診されました。3週間ほど前に受傷され，近くの内科・外科クリニックで軟膏治療を受けた後，「手術が必要かも」ということで〇〇医科大学付属病院形成外科を紹介されたわけです。
　すると，初診でいきなり「これはすぐに手術しないと治らないし，命が危ない。幸い，ベッドが一つだけ開いていて，次に開くのはいつになるかわからないから，明日入院して，明後日手術しましょう」と説明を受けたそうです。
　びっくりしたのは家族で，「こんな体の弱っている年寄りに手術をしても大丈夫だろうか。手術しないで治す方法があるならそっちがいい」と考え，大学病院から帰る途中にスマホで検索し，湿潤治療を知り，その足で当科を受診されたそうです。現在，私の外来では，更に高齢で，更に広範な3度熱傷を通院治療中ですから，「この程度の熱傷は大相撲で言えば前頭三枚目クラス。横綱どころか関脇にもなれません」と笑い飛ばし，治療開始となりました。

　それにしても，〇〇医科大学付属病院形成外科での「今ならベッドが一つだけ空いています」という説明って，本当なんでしょうか。もしかしたら，「ヤケドで植皮が必要な患者が来たら絶対に逃すな。どんなヤケドも植皮が必要だと説明して入院させるように」と医局会とかで命令されているのかも・・・。だって，この大学病院からはよく熱傷患者さんが逃げてくるからです。多分，植皮件数は以前より減っているはずです。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0312-06:00-5）

　糖質制限関連の情報です。

　本日、「松山あげ」という油揚げを発見しました。ぱっと見、揚げせんべいのようです。かなり軽く、もろい。
　このままでも美味しいのですが、何か作れそうな気がします。ピザの皮がわりとか、スナック菓子風とか。

伊豫名産　　ひと味ちがう油揚(株)程野商店　四国松山あげセット
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TV番組でも紹介！「もちっふわっ」の食感の松山あげ【程野商店　愛媛】【送料490円（沖縄除く】...
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（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0312-06:00-6）

　「沖縄は以前は長寿県だったが，現在ではそうではない。これは和食，つまり米食が広まったためだ」というのを読んだことがあります。要するに，「1960年ころまでの沖縄では米をほとんど食べず，1990年ころから本土の米が入るようになってから米を主体とする食文化が広まり，それを境に平均寿命が短くなった」という説です。

　そこで，沖縄の食に詳しい方に教えていただきたいことがあります。本土復帰前の沖縄の普通の家庭料理では，どういう種類の炭水化物をどのくらいの量，摂取していたのでしょうか。そして，米が普通に食べられるようになってから，食生活はどのように変化したのか。例えば，「米がなかった時代の食堂の定食」と「米時代の定食」におけるメニューの組み立て方の違いとか，「米以前の時代のゴーヤチャンプルーの味付け」と「以後の時代の味付け」の違いとかです（ヤマ勘では後者のほうが味付けが濃いはず）。
　これらについてご存じの方はご一報ください。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0312-06:00-7）

2014/03/11

【06:00】

　練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0311-06:00-1）

　そういえば，先週火曜日に発売された「週刊女性自身」に私の取材記事，『専門家が推奨「ダイエットには“豚皮揚げ”を食べなさい」』が掲載されていました。こんな記事です。

　豚皮揚げはともかく，厚労省の「BMI 21を目標とする食べ方をしましょう」という指標は意味がないと思います。どういう食事を食べればいいのか，この指標は何一つとして指し示していないからです。BMIはあくまでも数ヶ月後に達成されるだけで，その数ヶ月間食べたもののどれが良くて，どれが悪かったか，食べている時点ではわからないからです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0311-06:00-2）

　透析クリニックの技師さんからのメールです。

　1月末のＴＶタックルで糖質制限を知った職歴20年の透析クリニックの技士です。
　資格取得のために専門学校に行っている頃の91年、透析導入第一位は慢性糸球体腎炎で糖尿病性腎炎は3位か4位だった記憶があります。しかし就職して数年後には糖尿病性のものが1位になっていました。その当時あまりの患者の多さに導入病院の腎臓内科の医師は何をしているんだろうとその治療法に疑問を持っていたのですが、日々の業務に追われその疑問も追及せずに早数十年が経過しました。

　ＴＶタックルを見た際は今にしてみれば大変失礼ですが初めて見る夏井医師よりもメディア露出の多い森田医師や医学博士である仲さんの糖質制限否定派の目線で見ていました。しかし放送終了後、いろいろと情報を集めるうちに事の重大さに驚愕し、今では180度視点が変わり、糖質セイゲニストデビューしました。現在一月経過し-3キロです。
　現在の心配の種は糖質制限を知った原疾患が糖尿病である透析患者さん方から何故透析に至ったか等の質問が来るのではないかと戦々恐々としています。

　また本日サプリメント服用により肝機能の悪化を見た患者さんと話ているうちに透析導入に至った話になってしまい，地元の基幹病院に通院していた際、いずれ透析になることばかり強調され、ロクな指導もされなかったと、、、、、、
　話の流れから糖質制限していたら、、、と言いたくなったのですが、、、、先生方の著書を紹介する形で話を終了しました。

　先生のご指摘するように、いずれ糖尿病腎症から透析導入に至った患者の集団訴訟はありえるかも知れませんね。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0311-06:00-3）

　糖質制限体験記です。

　私は１０年来自律神経の不調に悩まされていました。抗うつ剤を服用していた時期もあります。
　最近の状態は寛解といえるものではありましたが、完治にはほど遠く、常にめまい、動悸、手足の極度の冷え、極度の肩こり、疲労感に悩まされ続けていました。
　それが、糖質制限を始めて、徐々に薄皮がはがれるように元気になってきたのです。めまい、動悸はおこらなくなり、今冬は、暖房を入れ忘れるほど冷えがなくなりました。疲労感もすっかりなくなり、長時間出かけても疲れなくなりました。
　それ以上に驚いたのが、気分が安定したことです。小さなことでくよくよしたり、イライラしたりしなくなり、すっかり前向きになりました。また人前で話すのが苦手だったのですが、あまり緊張しなくなりました。
　これらはもともとの性格のせいだと思っていたのですが、そうではなく、糖質の悪影響だったようです。

　さらにおまけがついて、近年ないくらいお肌がつやつやになりました。ちなみに化粧をやめてワセリンだけにして、さらにつやつやになっています。

　糖質の悪影響は人それぞれで、肥満とそれに起因する糖尿病などの病気になる人もいれば、精神面に影響がある人や、頭痛になったりする人もます。原因不明の病気の中には、糖質が影響を及ぼしているものがあるでしょう。特に太れない人が肥満以外の糖質の影響を受けやすいような気がします。
　様々な病気や不調で苦しんでいる方が、糖質制限で軽快する可能性があると思います。少しでも多くの方に糖質制限を知ってほしいと願ってやみません。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#）

　【糖質制限に関するアンケート：テスト版】の自由入力欄に寄せられた感想をピックアップして紹介します。

　一番大切な家族、親族に理解してもらうプレゼンができない自分が悲しいです。
　なんとなく始めたプチ糖質制限ですが、もともとBMI18のやや痩せ気味でしたが体重は20歳の頃までになり、腹囲も5cm以上減りズボンがゆるくなりました。ただ、もう少し筋肉量を増やす必要があるかなと思っています。
　一番実施して欲しい家内は興味が無く、家族でしているのは私だけです。急に痩せて頬がこけたので、悪い病気に罹ったと勘違いされ、説明するのが大変でした。
　疲れにくくなったのを実感しています。また、風邪も引かなくなりました。

　６２歳で初のフルマラソン４時間２７分で完走。LDL/HDL比が＜１になった。２９インチのジーパンがはけるようになった。
　次男も６ヶ月で２０kg減量。妻も１３ｋｇ減量

　入眠がスムーズにまた中途覚醒がなくなりました。そのためか睡眠時間も４，５時間で足りるようになりました。
　冬季でも肌の乾燥・かさつきがなくなり、ハンドクリームが全く不要になりました。
　頭皮からの脂分が減ったせいか、枕に敷いているタオルの臭いが気にならなくなりました。また小鼻の脂分もなくなりました。
　たまに糖質の多い食品を食したり、飲酒時につまみで摂ると、数時間後の胸焼けや翌日の頭痛を伴った二日酔いが以前よりも顕著に感じられるようになりました。

　γーGTPと中性脂肪の数値が劇的に改善しました。
　いつもアルコールのせいだと言われていましたが、すべて糖質のせいでした。その反動でアルコールと毎日仲良くさせてもらっていますが、体調も全く問題ありません。

　伸長177㎝、体重52kg
　以前はずっとやっていたが、食費の問題により継続不可（食事の絶対量が足らない状態による？体調不良）になり、以降は気が向くときに（おかずの品数が多いときのみ）糖質制限をしている。
　糖質制限による諸々の状態の改善の一原因に、脂質とタンパク質の余剰が増えることによる、新陳代謝の正常化があるのではないかと思う今日この頃。とくに髪の毛、体臭、ニキビのあたり

　整形外科医です。
　一日２食、夜のみ米なし、最初６か月６１キロ変化なし。現在５５キロ。筋肉量やや減少しました。歩くとき膝すこしぐらつくことがあります。江部先生に講演時このこと質問しました。食事量が減るためカロリー不足になる傾向となり、減るのではないかとのことでした。
　こちら広島です。せんじ肉すなずりは毎週買ってます。
　最近はまってるのは天使のミックスナッツ　白トリュフ塩使用　龍屋物産です。１袋５００円と高めですが、コクがあっておいしいですよ。

　とにかく体調が悪く、残された道は糖質制限しかないと思っていますが、糖質中毒から抜け出せません。長崎在住ですが、ネット等で調べても糖質制限に理解のある医師に出会えません。

　はじめはダイエット目的でしたが、やり始めてからの体の軽快さがとても気持ちがよくてどんどんはまってます。
　午後の眠気はすぐに効果があり、夜も子どもと一緒に寝てしまっていたのが、寝かしつけてからまた一仕事できるようになりました。
　冷え性、肩こりも少しずつよくなってきています。

　一番驚いているのは便秘が改善していることです。若いときから便秘がちで、酷いときは何日も便秘し、挙げ句にひどい腹痛、嘔吐→固まって出ない→仕事中トイレに3時間→トイレ掃除に来た用務員さんに同僚に伝えてもらい、そのまま病院で点滴と浣腸ということもありました。10年位前から毎晩マグラックスを2錠とビオフェルミン3錠を服用していました。それでも便秘になってしまうときもあって薬を増やしたり、浣腸を使ったりもしていました。
　私の場合、朝は軽い糖質制限、昼は普通食、夜はできるかぎりの糖質制限をして2ヶ月くらいです。その程度のゆるい糖質制限で今はビオフェルミンを毎晩3錠のみでたまに2日くらい出ないときもありますがマグラックスは使わずに済んでます。
　肉は便が固くなり便秘になると思っていましたが、今はほぼ毎晩肉料理です。なのに長年苦しんできた便秘が改善しているのが不思議でなりませんこのままビオフェルミンまで飲まないでも大丈夫になるんじゃないかと期待して糖質制限を続けています。

　石けん・シャンプーレスもしているのでどちらの効果か分からないが、かかとのガチガチも改善。指先まで潤っている。唇が乾燥気味の時に、ナッツ類を食べたら改善した。
　甘い物を多めに取ると、低血糖症状が出るようになった。炭水化物を食べると眠気がすごく、起きた時身体が怠く重い。身体中が痒くなったりもする。

　痩身目的の動機です。残念ながらまだ結果が出ておりませんが、嬉しい誤算がありました。
　まずはっきりしたことですが、歯がしみるといった知覚過敏症状が出なくなりました。更に口臭が減りました。糖質制限食以前は、ご飯やポテチ等を食べた後、すぐに電動歯ブラシを使用しているのにも拘らず、ムシ歯や歯周病に悩んでました。

　また、鶴見大学の方による、主食とムシ歯に関する興味深い論文を読みました。
　私は、砂糖摂取には気をつけてはいたのですが、ご飯やデンプン質の多糖類も口腔内にて虫歯になるということで納得しました。
　これからはあらゆる糖質に十分気をつけて、良い歯を残して、80歳になっても美味しくステーキを噛みしめたいです。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0311-06:00-5）

　【カロリー表示が肥満を誘発？】
　カロリー神話に疑問を投げかけている研究の紹介です。
　「ピスタチオに含まれるカロリーは食品ラベルの表示よりも5％少なかった」とあるように，「食品をすりつぶして得られた栄養成分」は「その食品を食べて得られる栄養成分」とは異なるのです。細胞壁に守られた細胞質にいくらビタミンCが多くても，細胞壁を全て歯ですり潰さない限り，大半はウンコになって出ている可能性があります。
　同様に，「ニンジンは根菜類で糖質（＝デンプン）が多い」というのも加熱した場合だけで，生のニンジンに含まれるデンプン（βデンプン）は人間に消化できないはずですから，腸内細菌の食べ物になっているだけです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0311-06:00-9）

2014/03/10

【09:30】

　【糖質制限に関するアンケート：暫定バージョン】ですが，また修正作業に入るため，アクセスできなくなります。今日の昼ころまでには修復しておきますのでお待ち下さい。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#）

【06:00】

　練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0310-06:00-1）

　「糖質制限に関するアンケート：テスト版」ですが，Google driveを利用すると集計まで行えることがわかったため，こちらに移動しました。これで携帯電話からのアクセスも可能になったはずです。
　　　　　⇒【糖質制限に関するアンケート：暫定バージョン】

　とりあえず試作バージョンですので，正常に動いていることを確認したり集計をしてみたいので，御覧の皆様は適当に回答してみてください。
　また，「この質問項目は修正した方がいい」，「こんな質問も加えて欲しい」というご意見がありましたら，上記アンケートの最後に「自由に入力できるテキストボックス」を設置しましたので，こちらに書き込んでください。文字化けしないかどうかのテストにもなりますし・・・。

　ちなみに，アンケートフォームの作成手順は次のようになります。実際にやってみるとわかりますが，あっけないほど簡単です。

gmailのIDを取得
Google driveをインストール
gmailのIDでGoogle driveを開く
［作成］⇒［フォーム］
後は質問項目のタイトル，質問項目の様式（チェックボックス，ラジオボタンなど）を決めてアンケートを作っていく
完成したら［フォームの送信］をクリック
フォームのアドレスが表示されるので，それをコピーして自分のサイトにペースト
Google Sheetsを開くと解答がExcel形式で読み込まれる
集計する

　ちなみに，「簡単にアンケートフォームが作れます」という無料サービスはいくつかありますが，アンケート項目が10から20個までとか，アンケート回答数は100～1000以下というような制限がありますが，このGoogle driveの場合にはスプレッドシートのサイズの上限（256列，40万セル，20MBまで）がアンケート項目・回答数の上限となっているようなので，実際上は「制限なし」みたいなものでしょう。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0310-06:00-7）

　こんな面白い論文がありますよ，と教えていただいたのがこれ。

【主食による歯の喪失】

　「カロリー重視で作られた主食の概念」という洞察が鋭いです。「古墳時代以降，白米の主食化が進むに連れて日本人の身長は低くなり，江戸時代から明治初期にかけて日本人は歴史上最も低身長になった」なんてのも示唆に富んでいます。
　また，人類史における齲歯の発生は穀物が主なエネルギー源になってからだそうです。古代人類の齲歯は成人の病気，現代の齲歯は子供の病気，というのもなるほどなぁ。
　「天武天皇が肉食を禁じたのは仏教思想ではなく，税制（租庸調）の確率のため」というのも納得です。それが後の「主食神話」に結びつくわけか。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0310-06:00-2）

　「虫垂炎退院後の食事」について最初に質問された方からのメールです。

　今回、私の質問を、取り上げていただき、ありがとうございました。また、ご自分の、経験をお教えいただいた方にも、感謝申し上げます。
　メールをさせて頂いた時には、入院中で、どうしたものかと、悩んでおりましたが、お蔭様で、退院できまして、自宅で冷静に考えてみると、食べるものは、たくさんあることに気がつき、また、夏井先生をはじめ、糖質制限の先生方の、ブログなど改めて見直してみると、たくさんのヒント、どころか、回答がすでにあることに、気がつきました。大変お騒がせして、申し訳ありませんでした。

　私の、職場の仲間も、友人達も、私の糖質制限の食事や、不思議なことに、それまで私が、子供の頃から全く食べることができなかったマヨネーズを食べられるようになったり、妻は、全くチーズが食べられなかったのに、食べられるようになったり、夫婦して、アレルギーがなくなっていく姿を見て、１日の中で、私は夜だけ、とか、私は昼だけ、とか、どんどん、糖質制限の輪が広がっています。

　病後の食事も含めて、今回のことで改めて、とても勉強になりました。先生には、そんなきっかけを作って頂きました。ありがとうございました。とりあえず、お礼まで。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0310-06:00-3）

　最近，本屋さんに行くと，いきなり自分の顔写真入りの大きなポップに出くわすことが多く，意表を突かれます。おまけに，「顔写真付きポップ」を置く書店が増えているような感じです。
　なんだか，気分は指名手配犯です。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0310-06:00-4）

　「糖質オフのレストラン・飲食店」情報です。
　「糖質制限」を行っている、神戸の勤務医です。
　低糖質のパンやケーキのお店は、何となく増えてきたのですが。飲食店はまだ少ないようです。
　最近、下記を見つけました。
【西宮　明和病院にできた低糖質レストラン】

【大阪船場　ひさ屋】
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0310-06:00-5）

　先日紹介した岐阜県の低糖質レストランについての情報です。

　キッチン源喜さんに早速食べに行きました。
　率直な感想は、おいしかったです。(ローカーボと言われなければ判りません。)　価格はお値打ちと感じました。
　オーナーさんご自身が糖質制限効果を体験して開業されたようです。地方都市で低糖レストランは貴重な存在なのでありがたいです。名古屋周辺在住の方もドライブがてら如何ですか。

　以下、食事(本日のランチ、追加デザート含む)の血糖値推移です。「２型糖尿病　５０代男性」の私の場合糖質１グラムで血糖値が約３上昇いたします。

	食　前	３０分後	６０分間後	９０分後	１２０分後
血糖値	１１６	１２４	１３４	１５２	１４０

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0310-06:00-6）

　糖質制限体験記です。

　BMI22.5ですが、BMI20に絞りたい女性160cmです。
　糖質制限始めてから体重やや微増です。糖質制限始める以前より、一日2食プラスお夜食の生活で、ご飯は朝のみ80グラム程度しか食べず、飲酒も食前酒を小さなグラスに赤ワインを一杯、それも二週間に一回あるかないか。肉は大好物で毎度肉か魚かどちらか食べてます。お夜食にチーズ、ツナ缶にサラダです。
　そんな感じで、無意識に糖質控えめ状態でした。でも、もうちょっとスリムになりたいものです。やはりよく食べますので、糖質制限食でも、トータルでみるとかなり糖分摂ってるようです。

　ところで、糖質制限中の方がオフィスにいて、その途端に手土産のクッキーやらお菓子を食べないからといって私にくださるようになりました。ご自身が食べて不健康になるものを…私の気持ちとしては残念です。若干引いてます。余程美味しそうなのを除いて、ゴミ箱行きです。
　…果たしてこの男性、食べて血糖値乱高下してブクブク太り、ニキビができ、心身ともに不調になるってわかっている上で、それでも思春期の娘達に糖質タップリ菓子を勧めるのだろうか？
　糖質制限は結構ですが、自分に良くないって実感してるものを、どうぞ食べて～って言うのもね。相手を思いやる心が欲しいですね。本当に相手を思えば、体に良いものを差し上げるべきじゃないだろうか。
　そういえば，「出張帰りのお土産選び」って結構大変ですよね。糖質制限以前の時代なら「これ，地元で有名な老舗のお菓子。こってりと甘いけど，美味しいよ」ってな感じのお菓子を買ってくればよかったのですが，糖質制限を知ってしまった今，そういうお菓子系のお土産を買えるか・・・という問題が生じます。お土産の大半はお菓子系ですからね。
　「自分は食べないけど，会社の同僚は糖質たっぷり系のお菓子が好きなので，同僚が喜ぶようにそういうお菓子を買って帰る」というのが無難な選択？　頭の痛いところです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0310-06:00-8）

2014/03/09

【06:00】

　「糖質制限に関するアンケート」をバージョンアップしました。
　メール送信できない場合は，回答画面をコピペしてメールに貼り付けて送ってもらう，という苦肉の策で対応してもらうことにしました。メール送信に頼らないアンケートも作れそうなんですが，ちょっと面倒なんですよ。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0309-06:00-1）

2014/03/08

【22:00】

　「糖質制限に関するアンケート」をバージョンアップ。現時点での問題点。

ユーザーの環境によっては送信できない
自由にメッセージを書き込めるようにすると，ユーザーの環境によって文字化けが起こる
私のjavascriptの知識ではこれらに対処できるかなぁ？
とりあえず，質問項目を増やして対処してみよう
そういえば，集計の方法を全然考えてないぞ。Excelで「集計マクロ」を作ってみるのも悪くないけど・・・。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0308-22:00-1）

【08:00】

　糖質制限に関するアンケートをしてみようかと思い，よくあるタイプの「ブラウザ上でフォームに入力してメールで回答」というアンケートで，独力でプログラミングして作った手作り感一杯のフォームです。
　質問項目の数，選択肢の設定など改良の余地があるかと思いますので，ご意見がありましたらご連絡ください。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0310-08:00-1）

【06:00】

　「虫垂炎退院後の食事」についてのメールです。

　私の体験を申します。
　私は血糖値上昇がカロリー制限で改善できなかったので2012年3月から糖質制限食を試みました。糖質制限食を開始してから血糖値は少しずつ下がり初めて３ヶ月でHbA1cが５ヶ月でGAが基準値内に入りました。検査値では中性脂肪やγ-GTPも基準値内に入りました。そして体重が減少してきました。多いときで78kgあったのが70kg以下になりました。

　2012年12月にたまたまGIST（消化管間質腫瘍）が見つかり急速に成長したもので，大きいのでhigh riskと診断されました。胃の全摘手術の適応だったのですが腫瘍内科医に相談して腫瘍の縮小を目的にした分子標的薬による化学療法を2013年1月に開始しました。腫瘍が縮小してきたようなので2013年7月に腹腔鏡による局所切除手術を受けました。
　入院に際して外科医に糖質制限のことを伝えたら栄養士が協力してくれまして糖質は1日50グラム以下（実質は主食抜き）の食事を術後3日目の夕食からその後の入院期間中の4日間続けてもらいました。入院中は補食はしませんでしたが糖質制限で慣れていたので空腹感は殆ど感じませんでした。
　退院して家での食事は胃の局所切除部分が小さく胃の容積は手術前と殆ど変わらなかったので入院手術前と同じ糖質制限食を再開しました。数日間は手術創があり抗潰瘍剤の処方がありましたので少しずつゆっくりと食べましたが問題は起こりませんでした。
　現在GISTの再発はありませんが腫瘍内科の主治医からは3年間分子標的薬を続けるよう指示を受けてまして通院を続けています。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0308-06:00-1）

　「WHO，砂糖は1日25g以下に」についてのメールです。

　米とか小麦に含まれて糖分となるものに関しても適用されるのかどうか疑問だったのでWHOのサイトに出ていた担当者宛にメールで問い合わせてみました。
　その回答です。なおWHOのサイトには根拠になった論文が挙げられています。

No, these recommendations are only for free and added sugars.

　質問してからほんの数時間で回答がありました。やはり感心すべきと思いました。シロップ、フルーツジューズ、ケチャップなどに含まれる糖分は対象です。
　というわけで，WHOは直接的に砂糖として使用するもののみを想定し，ジュースやシロップの砂糖，穀物（＝体内でブドウ糖になる）は考慮していないようです。量的には後者のほうが多いので，肥満退治の道なお遠し，というところでしょうか。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0308-06:00-2）

　「岐阜で低糖質専門キッチンをやっています」というメールをいただきました。岐阜方面の糖質セイゲニストの皆様，是非，お店を盛り上げましょう。
　岐阜県にて低糖専門キッチンをこの２月にオープンいたしました。小麦粉や砂糖を使わず、デザートやドレッシングにいたるまで、おから粉やラカントで店内調理しています。
　お近くについでがございましたら、是非お立ち寄りくださいませ。

食べる喜び、げんきの源
低糖専門キッチン源喜（げんき）
岐阜県安八郡神戸町安次503
0584-28-0707
毎週火曜日定休
11:00～22:30 (os22:00)
14:00～18:00はドリンク＆デザートのみのご提供

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0308-06:00-3）

　昨日，背部粉瘤で40代男性が受診されましたが，たまたま書店て見かけた私の本を購入し，「簡単そうだからやってみるか」と興味半分で糖質制限をしてみたら，半年ほどで [167cm／85kg] ⇒ [167cm／67kg] への劇的減量に成功したそうで，そのお礼も兼ねての受診とのことでした。同時に，150mmHgを超えていた収縮期血圧も正常化したそうです。
　お酒が飲めない方で，これまでは宴会が苦手だったそうですが，糖質制限では「お肉・魚はいくら食べてもいい」ので，宴会が苦痛でなく楽しみになったそうです。
　ちなみに，彼の大変身を見て会社の同僚3人が糖質制限を始めたそうです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0308-06:00-4）

2014/03/07

【11:30】

　【砂糖は１日２５ｇまで…炭酸飲料１缶でアウト】
　ちなみに，コカコーラは355mで39ｇの砂糖が含まれ，ポカリスエットは500mlで33.5ｇです。つまり，無糖のお茶とか水以外の飲料を1本飲むとアウトです。糖質制限を実行している人には「砂糖1日25gどころかゼロでも楽勝」ですが，そうでない人にはちょっとつらい数字でしょうね。
　ちなみに，世界各国の砂糖消費量（1日の消費量）を見ると，世界平均で50g，ブラジルは133ｇ，日本は47gのようです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0307-11:30-1）

【06:00】

　練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0307-06:00-1）

　足背の熱傷で治療中の患者さんが自身のブログで湿潤治療を紹介してくれました。能楽師の殿田謙吉さんです。ありがとうございます。
　それにしても，「職業は能楽師です」という人が普通に外来のソファーに座っているって，ちょっと面白いです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0307-06:00-2）

　「甲状腺機能亢進症と糖質制限」についてのメールをいただきました。

　日本眼科学会のホームページに甲状腺眼症についての記載があります。学会会員以外は転用・複製・転載・頒布・切除・販売に許可が必要ということですので、「甲状腺眼症」で検索して、日本眼科学会のホームページにたどりついてください。

　要するに、筋肉の炎症と脂肪の炎症、脂肪の体積が増えることなどが原因です。
　糖質制限により、血糖の乱高下がなくなる。つまり、

［糖質摂取→インスリン分泌→反動による低血糖または血糖の急降下→副腎からコルチゾール分泌→副腎疲労］を招くことがなくなるため、炎症が改善する。
糖質制限により眼窩底の脂肪が減る

　などの機序により甲状腺眼症が改善するのかもしれません。
　ただし、糖質制限を行う際、海藻類を過剰に摂取すると、ヨード過剰で甲状腺に悪影響を与えることがありますので注意が必要です。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0307-06:00-3）

　「全治療例の経過」についてのメールです。

　治療例についてのメールが載っており、治療例UPのご苦労も書いておられたのでメールしました。

　私は海外で養護教諭をしています。
　毎朝、PCを立ち上げたら最初に先生のHPをチェックして、気持ち新たに仕事を始めます。薬剤師の方もおっしゃっていますが、先生の治療例を毎日見ることで学んでいます。学校のけがじゃ毎日毎日大きなけがには出会いませんので。
　後進国ですので手に入る資材は日本にあるようなすばらしいものはありませんし、親御さんの知識も「消毒・ガーゼ」という方も少なくありません。
　それでも、できるだけ痛くないきれいに治るけがの処置法を私のできる範囲で、理解してもらえる範囲で実践しています。

　更新はとても大変だと思いますが、毎日治療例を楽しみ？にしている読者がいます！　毎日更新してくださる先生にはとても感謝しています。頑張ってください！！

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0307-06:00-4）

　「糖質オフのオヤツ」についてのメールです。

　先日頂いた広島県のお土産が、糖質制限にぴったりだったのでご紹介します。「せんじがら」という豚の胃を揚げた物です。サンゼフーズという会社が出しています。
　化学調味料の味が気になりますが噛みごたえがあって、良いおつまみになります。大きさがばらばらで大きい物は噛み切れないので全部調理ハサミでカットして楽しんでいます。

　ポークおじさんの豚皮揚の会、遠方なのでエントリーも出来ず参加出来る方が羨ましいです。おじさんに問い合わせしつつ、自分でもいろいろやってます。
　今はノンオイルフライヤーで鳥皮チップスを自作する事にハマってます。塩とブラックペッパーか一味唐辛子のみで加熱するだけです。安くて簡単でお勧めです。

　「せんじがら」は以前にも紹介され，私も早速取り寄せて食べてみました。とても美味しいですよ。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0307-06:00-5）

　「虫垂炎，退院後の食事」についての質問です。

　先生の御著書、また、江部先生の御著書で、糖質制限を知り、昨年の夏から実践させていただいて、スタンダードからはじまり、現在では、ほぼスーパー糖質制限をして、かれこれ７ヶ月になります。とくに糖尿病等の既往症は、ありませんが、子供の頃から、アレルギーがあり、花粉症や、鼻炎に、悩んでおりました。

　それなのですが、実は、私、先週から、虫垂炎を発症して、入院しております。
　これまで、糖質制限をしていると、炎症性の病気には、なりにくいのではないかと、考えていました。と言うのも、私自身、毎年冬場に、喉の腫れ、持続的な咳、そして、ひどい花粉症を、繰り返しておりましたが、今年は、喉も咳も、そして現在、花粉症も、全く症状が、出ません。
　また、一緒に糖質制限をしている妻も、手の痒みとただれで、長年苦しんでいた、主婦湿疹が、全く出なくなり、いよいよ、これは、炎症には、強いのだと、喜んでおりました。

　しかし、今回、私が、このような状態になり、いったい何が、問題であったのだろうかと、病院のベッドで、思い返しております。確かに、腹痛が起こる直前、海外との交渉で、十分な睡眠時間も取れず、メールのやり取りなどしたり、上司との折衝が、重なったりしていまいした。食事を変えた覚えは、ないのですが、

　そこで、お聞きしたいのは、退院後の食事です。
　当たり前のように、動物性と油は、控え目に、ということになるようなのですが、病み上がりの糖質制限食は、どのようにすれば、よいのでしょうか？
　誠に不躾で、申し訳ありませんが、何か、アドバイスをいただけると、幸いです。

　私自身は、食事に問題は、なかったと思っています。ただしっかりと休養せずに、いたことが、今回の事態を招いたのでは、ないかと思っています。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#）

　「糖質制限のオピニオン・ブログ」というメールです。

　夏井先生コミュニティのみなさま、コストコの記事やシャンプーレスの記事を紹介してくださってありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。

　本日は、糖質制限についてのオピニオン・ブログを立ち上げた報告をさせてください。
　　　　⇒【炭水化物は嗜好品】
　サイトタイトルはもちろん、『炭水化物が人類を滅ぼす』にて夏井先生が「糖質は嗜好品だ」と表現していたところからいただきました。
　個人的には、炭水化物が体に良いか悪いかにはあまり関心がなく（結局は価値観の問題なので）、むしろ栄養学の常識が間違っていた点に驚き、深い面白味を感じました。
　インスリンをドバドバ分泌させたままで適正体重を維持しようとしたら、禁欲的に食事量を減らす必要があるし、それなりの強度の運動を迫られるのは、自分自身で嫌というほど実感してきました。好きでやっているのならいいんですが、そうではない人にとっては苦行でしかありません。
　「炭水化物は嗜好品として楽しむものである」という発想の転換さえできれば、みな体重管理が容易になり、悩みではなくなり、生活がしやすくなると思うんですよね。そんな思いを込めながら、発信していきたいと思ってます。

　今のところ、糖質制限の基本的な情報を整理している段階で、あまりオリジナル情報はないのですが、しいて言えば、糖質制限開始3ヶ月時点で筋肉量の減少がなかった事実が確認できたので、記事にしています。

【糖質制限開始3ヶ月でのタニタ体組成計データ】
男性34歳、身長174cm、運動らしい運動無し
体重65.0kg（ピーク時より-5.0kg超）
体脂肪率15.0％
筋肉量52.4kg（スコア0＝平均的）
基礎代謝1536kcal / 日（20歳並み。糖新生の影響力、すごいですね）

　何かの参考にしていただければ幸いです。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0307-06:00-7）

　「砂糖は１日スプーン６杯分限度にＷＨＯ指針案」についてのメール2通です。

　楽天infoseekにて、目に留まりました。
　　　　⇒【砂糖は１日スプーン６杯分限度にＷＨＯ指針案】
　「食品業界の反発も予想されそうだ」に苦笑です。

　これって結構なニュースではないでしょうか。
　記事によれば、糖分を一日に摂取する総エネルギー量の5％未満、およそ25gとする指針を考えているようです。肥満/虫歯対策のようですが、まさに糖質制限ではないでしょうか。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0307-06:00-8）

　「2型糖尿病を指摘された人を待ち受けているトラップ」についてのメールです。

　カルピンチョ先生のブログで以下の記事はお読みになりましたか？
　　　　⇒【2型糖尿病を指摘された人を待ち受けているトラップ】
　「妄想」とことわってありますが、糖尿病専門医のみごとなトラップに背筋が凍る内容でした。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0307-06:00-9）

　「糖質制限と体重」についてのメールです。

　糖質制限を始めてから１か月近く経ちます。体重は、高校卒業時の値である６０Kgで落ち着いています。
　日々の増減否めませんが、その値が基準になっています。要は、増えても減っても６０Kgに戻ろうとする傾向があるという事です。
　６０Kgは高校卒業時の体重です（身長は１８２cm）。これは、「標準体重」よりも１０Kg以上少ない事になります。

　あくまでも私感ですが、

「２０才前後時に痩身の人は、その当時の体重がその人にとっての適正体重」

　という気がします（痩せすぎは別ですが）。その場合、標準体重に合わせる必要はないと思います。（肥満型ならば標準体重に合わせた方が良いとは思いますが）
　私はジムに通っていた頃は、糖質含有量がプロテインを牛乳（これも糖質が多い）に混ぜて飲み、丼飯を喰らっていましたが、６５Kgくらいにはなっていました。（それでも標準体重よりも少ないですが）
　その後運動は継続しつつ、糖質だけを少しづつ減らしていくと、体重は６０Kgに向かって減り続けて行きました。その後糖質制限を始めると体重は６０Kgになり、そこで落ち着いています（日々の多少の増減は除く）。
　そこで改めて思ったのですが、「標準体重よりも少ないが、それが自分にとっての適正体重である」という事です。

　加齢で太ってしまった元痩身の人は、糖質制限をすると痩せるというよりも「その人にとって適正な２０才前後の体重へ落ち着く」といった表現が当てはまると思います。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0307-06:00-10）

2014/03/06

【08:30】

　今日は夕方に経済産業省関連の会議に出席するため，午後休診となります。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0306-08:30-1）

　【通常はタッチペン、着信時には通話もできるペン型Bluetoothヘッドセット】
　これ，ちょっと欲しいかも。こういうスパイグッズみたいなの，大好きです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0306-08:30-2）

【06:00】

　練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0306-06:00-1）

　昨日は兵庫県の大内先生，埼玉県の金沢先生が見学に見えられました。大内先生は今日の午前中も見学されます。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0306-06:00-2）

　「ビタミンCと腸内細菌」というメールをいただきました。

　リハ医をしているものです。主として神経難病を診ています。江部先生のブログ経由でたどり着き、特に書評など楽しませていただいております。
　『炭水化物が人類を滅ぼす』、しばらく前に大変面白く読了させていただきました。その中でとても目から鱗だったものが、牛は肉など食べないのに、どこからタンパク質を得ているのかについてでした。そうですよね、どうして今まで散々肉を食べ散らかしてきて（糖質セイゲニストです）、疑問にも思わず来たのか…

　そうか、腸内細菌！

　じつは、「ヒトは本来何を食べる動物なのか?」は私の長年の疑問でした。ビタミンCを生合成できない数少ない動物であることを考えると植物も食べるべきなのでしょう。（ちなみにWikipediaによると、ビタミンC生合成のための遺伝子の再獲得はスズメ科の鳥などでは頻繁に行われているようで、それほど難しい問題ではないのか？と思います。）
　しかし、品種改良のなされていない葉っぱなどを、喜んで口にしている先祖の姿が想像できないのです、特に火を使用するようになる以前には。
　ご存知のとおり、植物はアルカロイドを作って食べられないように工夫しています。その中には毒になるものも多くあります。だいたい苦いし。「食べてもらう」ことを目的とした果実は甘いのでごちそうだったでしょうが、ビタミンCは摂りだめのできないものなので、季節性の果実から摂っていたとも思えません。

　それに、成人の1日あたり摂取量としての厚生労働省による推奨量は100mgとされていますが、ほんとにそれだけの量のビタミンCを植物から摂取している人が、現在でも世界中でどれだけいるのでしょう？
　マサイやイヌイットは近年までほとんど植物を摂取してきませんでした。中国でも野菜を生で食べるようになったのは最近のことです。それでも健康に過ごせているのに、大航海時代の船乗りは壊血病で次々亡くなっていった…

　そこで、はっとしました。乳酸発酵でアスコルビン酸は得られることを考えると、腸内細菌で賄って来たのでは?　大航海時代の船乗りが壊血病になったのは、単純極まりない食事（腐ったビスケットと塩漬け肉がほとんどと聞きます）のため、腸内細菌がまともに働けなくなったからではないのか？　野菜など植物を摂取するのは、必要とされるビタミンCの全量をそれから摂るためではなく、腸内細菌の手助けをする目的なのでは?…いかがでしょう。

　しかし、ヒトって面白い動物ですよね。片やヴィーガンの様にベジタリアンでも生きていける（問題はあると思いますが）し、マサイやイヌイットの様に動物性のものばかりでも生きていける、炭水化物に寄りかかっていても子孫を残せる（子孫を残せなくなった後は生活習慣病が待っていますが）…
　この食の多様性こそが、世界中にヒトをはびこらせた原動力なのでしょうね。
　この方も書いているように，植物の葉は毒物の塊です。理由は単純明快で，昆虫や動物に葉を食べられては光合成ができなくなるからです。動くことができない植物は，食べられないように様々な毒物を葉に溜め込み，気孔から放出しているのです。
　最初の陸上植物が登場するのはオルドビス紀中期で，それを追うようにして植物に寄生する菌類が上陸し，シルル紀初期には節足動物も上陸に成功し，これらは植物に攻撃を仕掛けました。それに対し，植物はさまざまな化学兵器（＝アルカロイド）を繰り出して身を守ったわけです。植物の葉が苦くて美味しくないのには理由があったのです。植物は「葉は食用じゃないよ。食ったら死ぬよ」と警告を発しているのですから不味いのは当然です。
　しかも，植物の葉にビタミンCが含まれていたとしても，セルロースで出来た細胞膜を物理的に破壊しないと細胞質に含まれるビタミンCは摂取できません。よく噛まずに飲み込んだ生野菜からはビタミンCは摂取できていないはずです。
　どう考えても，植物の葉からビタミンCを摂取するのは大変そうです。

　また，このメールを読んで気がついたのですが，「水溶性・摂りだめのできない・必要量は微量」というビタミンCの性質はそのままブドウ糖の性質になります。ということは，ビタミンCにしてもブドウ糖にしても食物から摂取するものではないはずです。「微量だが常に必要とする物質」を食物から摂取するためには，「睡眠時も絶えず少量ずつ食べ続けなければいけない」からです。
　成人が1日に消費するブドウ糖は150g（脳が120g/day，赤血球が30g/day）くらい，つまり1時間あたり6gほどです。一方，ビタミンCの必要量が1日100mgだとすると1時間あたりでは16mgほどです。一方，ブドウ糖もビタミンCも貯蔵に不向きな物質ですから，「1日3回の食事ごとにブドウ糖50g，ビタミンCを33mgずつ摂取」しても，不必要な量が一気にどかっと入ってくるだけなので，その大半は使い道のない無駄なブドウ糖・ビタミンCでしかありません。
　このように考えると，ブドウ糖にしてもビタミンCにしても，食事から摂取するものではないな，という気がします。

　哺乳類のような恒温動物は体温を維持するために多くのエネルギーを使います。しかも体温は寝ていても起きていても，安静時でも運動時でも一定に維持する必要があります。つまり，体温を維持するためのエネルギーは四六時中，休みなく供給されなければいけません。
　これは原子力発電所の発電量と同じです。原発が作り出す電力量は24時間，365日，一定です。原発は同じ出力を維持するように設計されているため出力を微調整することはできません。いったん発電が始まれば四六時中一定量の発電をしますが，消費電力が多いからといって出力を増やせないのが原発です。
　これは，高速道路では時速80kmを維持するのが最も経済的，というのと似ています。時速80kmをキープして走るのが最も効率的なのに，いきなり200km/hrに速度を上げたり，突然20km/hrに落としたりしたらガソリンを食います。これが「糖質摂取による血糖値の上昇⇒下降」の正体です。なぜ，糖質食で体にガタがくるかといえば，時速80kmの定速運転するように設計されている車に急加速と急ブレーキをかけているからです。

　恒温動物も同じで，「一定量のエネルギーを持続的／連続的に消費する」のが基本的な生き方です。体温を一定に保つためには，それしか方法がないからです。
　このような生き方を可能にするためには，「経口摂取した食物から直接エネルギー・栄養素を得る」方式は不向きです。食事量は常に変動するし，食事が摂れないこともあるからです。「食事が摂れないから体温が下がった」では恒温動物ではありません。
　恒温動物として生きていくためには，「体温を維持するためのエネルギーは体内に備蓄しているものから得るしかない」，という結論になります。それが脂肪細胞に備蓄された中性脂肪を起点とするATP生成系です。同様に，脳や赤血球の活動に必要なブドウ糖（＝150g/day）も食事からではなく，肝臓の蛋白質を起点とした糖新生で作らなければいけないし，水溶性のビタミンも腸内細菌に少量ずつ持続的に作ってもらうのが理に適っています。「貯蔵に不向きで，持続的／連続的に消費する物質」を，食事という不安定なシステムに委ねるのは命取りです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0306-06:00-3）

　「練馬光が丘病院の全治療例」についてのメールです。

　治療例、いつも感心してみています。
　先生の経験からくる治療のコツもわかり、医療は経験の積み重ねが重要であることを再認識させられます。
　私は薬剤師なので治療をすることはありませんが、患者さんの状態を冷静に判断し適切な説明と処置をする先生の医療に対する姿勢は画面からも学んでいます。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0306-06:00-4）

2014/03/05

【06:00】

　練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0305-06:00-1）

　「熱傷を湿潤治療している医師：東京都」に，東京都江戸川区のはるやま小児科アレルギー科／春山次男先生を追加しました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0305-06:00-8）

　6月13日（金）に KLP ビジネスマン健康カレッジで講演することが決まりました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0305-06:00-5）

　TBSテレビの特番『予約殺到！スゴ腕の専門外来SP』の収録が昨日なんとか終わりました。本業の方の湿潤治療です。2月27日，28日，3月4日と3日間，外来に撮影陣が張り付いていましたが，なんと奇跡的に「ついさっき，怪我をしました・ヤケドをしました」という患者さんが受診され，治療開始から数日後の状態までを撮影できました。これまで何度かテレビで湿潤治療について取り上げていただきましたが，こんなにタイミングよく（？）新患患者さんが受診されたことはありません。
　放送日は3月27日（木）の19：00ころかな？　決まり次第，お知らせします。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0305-06:00-4）

　シャンプー・レスについての情報です。

　一昨日のネットの記事に、『傷はぜったい消毒するな』を参考に2ヶ月シャンプーレス生活をしてみた、という体験がありました。
　私も糖質制限を始めて2年が経過し、せっけんレス、シャンプーレス、練り歯磨きレス、も継続し快適な生活を送っています。歯医者の定期健診も怖いもの無しです。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0305-06:00-2）

　ナイアシンについてのメールです。

　夫が長らく不眠症状に悩み、時々睡眠導入剤も使用していましたが，根本的な改善に結びつく訳でもなし、どうしたものかと思っていたところ，ナイアシンについての記事を拝見し、さっそく試してみました。結果、非常に良好です。
　気持ちの落ち込みを感じていた私も一日一カプセル。こちらもいいかんじです。
　弾むような高揚感で毎日がキラキラ、というふうではありませんが，心穏やかに落ち着いて過ごしている、というかんじです。（私にはこれが最良の状態です。）
　夫も眠れるようになったことに加え、ポジティブな印象になりました。

　夫婦での糖質制限も３年近くになりました。最近は気の緩みもあり、改善の余地大いにありですが，以前のように野放図に糖質を摂るようなことはないでしょう。

　音楽やモノ情報もありがたいです。スマホ・タブレット用USBメモリ、ウィッシュリストに入っています。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0305-06:00-3）

　「ADHDにナイアシンが著効」についてのメールです。

　２００６年４月に溝口先生が「ナイアシンの作用」と題してADHDに対してナイアシンが著効することを報告されています。

例えば、ADHDと診断されてしまったような落ち着きがないお子様にナイアシンを使用すると驚くほど落ち着くことがあります。
その変わり様に驚き、お母さまが飲んでみると、イライラすることが無くなったなどの報告を頂きます。

　海外でも同様の報告があるようです。
　　　　⇒「ビタミンB3（ナイアシンアミド）を用いたADHDの治療」

　 ADHD（注意欠陥多動性障害）は、薬が足らなくて生じるものではない。しかし、深刻な栄養素欠乏、もっと正確な言葉で言えば栄養依存によって生じる可能性は確かにある。栄養素はすべて重要であるが、ADHDの子どもが最も必要としている可能性が一番高いのは、ビタミンB3、つまりナイアシンアミドである。
　60年以上も前に、ナイアシンアミド療法のパイオニアであるWilliam Kaufman, M.D., Ph.D,は、以下のとおり書いている。

　「ナイアシンアミド療法に対し、一部の患者には、実験動物に見られる『走り回りの減少』と臨床的に相当すると思われる反応がある。特定の必須栄養素を実験的に欠乏させた動物には、「過剰な走り回り」、つまり多動が見られる。こうした欠乏状態の動物に、その必須栄養素を十分な期間にわたり十分な量与えた場合には、著しい『走り回りの減少』が見られている。」

　藤川先生の症例とも合わせて、今後ＡＤＨＤに対してナイアシンによる治療が普及するといいですね！

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0305-06:00-6）

　「甲状腺機能亢進症と糖質制限」というメールをいただきました。

　アメリカ西海岸在住、エンジニアをしています。子供の頃から、喘息、アトピーがあるアレルギー体質でしたが、アメリカに来て、たまたま転地療養になったのか、喘息、花粉症はぴたっとおさまっていました。ただ、仕事が忙しくなると、皮膚のトラブルには悩まされており、以前に、先生のサイトに行き当たり勉強させてもらっていました。
　最近、別のサイトで）、たまたま先生のシャンプーレスの理論を紹介しているのを見て、懐かしく思い、のぞきにきました。糖質制限という新たな切り口で議論を展開されているのを知り、記事を読み漁っていたところ、甲状腺亢進症の女性が、症状が改善したとの紹介があり、似たような事例を知っているので、お知らせしたいと思いました。

　2001年頃、CA州のシリコンバレーに住んでいたのですが、知人の中国人女性から紹介された、気功の先生のワークショップ（断食をして、デトックスするというもの）に参加したのですが、その先生に習った他の方々の体験談に、ひどい甲状腺症で、眼球の飛び出ていた女性がいて、70日ほどで治ったという方がいらっしゃり、私も直接お会いして、お話をうかがったことがあります。
　　　Qigong Heals Liang's Serious Thyroid Gland Disease
　この女性は、通常12日間の半断食（一日りんご2個分の生の野菜か果物）のメニューのところを、49日間の完全断食（絶食、水と中国緑茶のみ）、引き続いて、24日間の半断食をされたとのことでした。甲状腺症は完治。

　［糖質制限］よりもきつい、断食ですが、原理は同じことかと思います。中医でもあり、気功も極められた先生で、現代は、添加物等の多い食事は毒だという考えでした。できたら月１で断食するのがいいと。
　この先生に指導されたのは、半断食中は、豆もだめなので、豆腐等、大豆製品は不可でした。バナナもNG。生の野菜、果物のみで、調味料もなし。断食以外に、簡単な運動（気功の体操：2時間分のCDにあわせて）とスクワット10分くらい、毎日するように指導されていました。仕事は通常通り行ってました。
　今は、インストラクターを指導するプログラム中心で、断食指導のワークショップはないようです。

　イスラム教のラマダンは有名ですが、キリスト教にも断食をする習慣があるそうです。精神的な修行以外にも、医療・健康面での効果を狙っているんではないかと思います。
　以前（2012年8月）に「甲状腺機能亢進症に伴う眼球突出が，糖質制限2ヶ月で完治した」という方からメールを頂いています。眼球突出に関しては有効な治療法がないのが現状ですから，この症状でお悩みの方はチャレンジする価値はあると思います。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0305-06:00-7）

　「母乳と食事」についてのメールです。

　沖縄では、母乳が出る食べ物として、魚汁と青パパイヤが有名です。
　魚汁の中でも特にアバサー(ハリセンボン)が効くらしいです(入手難しいかもしれませんが)。青パパイヤ(熟していないパパイヤ)は、沖縄では野菜として食べています。せん切りにしてツナ缶と炒めて食べることが多かったです。
　ただ、糖質の多寡についてはわかりません。
　青パパイアといえばタイ料理のソムタムに入っているやつですね。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0305-06:00-9）

2014/03/04

【13:00】

　今日の朝の「日経新聞の記事」にリンクを貼り忘れていたようです。これで読めます。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#）

【06:00】

　練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0304-06:00-1）

　日経新聞の記事についてのメールです。

　日経に載ったという記事です。糖質制限の事は載っていませんが、参考にしてください。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#）

　【ももたろう予報】
　べつやくさん（ちなみに，別役実の娘さんですね）の「ももたろうシリーズ」はどれも面白いのですが，これは本当に面白いです。「ゲリラももたろうの時は外に出ないように」って面白すぎ！
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0304-06:00-4）

　たまには界面活性剤の勉強でもしようかと思って『トコトンやさしい界面活性剤の本』を購入し，暇な時に読んでいます。確かに，界面活性剤の歴史から最先端科学に使われる界面活性剤まで網羅されていて，ひと通り学ぶには悪くない本ですが，章ごとの「わかりやすさ」にばらつきが大きいです。なぜばらつきがあるかというと，この本の構成が原因です。
　本書は見開き2ページで1項目を説明する，という体裁を取っていて，右1ページは文章で説明，左1ページはイラストや表，という形になっています（こういう体裁の入門書は多いですよね）。この形式はたしかに「見開き2ページに1項目」なのでわかりやすそうに見えますが，文章の書き手側に「どんな項目も1ページの文章にする」という制約を課すことになります。

　界面活性剤に関する話題でも，1ページの文字数ではとても説明しきれない重厚長大型の話題もあれば，1ページの文字数が必要ない軽薄短小型の話題もあります。しかし，どちらも1ページの文章にしなければいけません。2ページ目にはみ出すことも，余白の多い1ページにすることも，本の体裁が許さないからです。
　その結果，前者の話題では箇条書き型・羅列型の説明になったり，専門用語がいきなり説明なしに登場することになります。文字数の上限が決まっているので，そういう書き方しかできないからです。逆に，後者の話題では関連するエピソードや喩え話を入れることで，なんとか1ページ分の文字数にしています。わかりやすいといえばわかりやすいのですが，「文字数の水増し」という言い方もできます。

　以前，ある出版社から「色々な傷の治療を見開き2ページにまとめた本を書きませんか？」と提案されたことがありますが，お断りさせていただきました。上記のような「1ページに押し込めた説明／1ページに膨らました説明」が生じてしまうのは明らかだからです。「見開き2ページに1項目。右側に文章，左側にイラストや写真」という本は体裁がいいが，本の書き手側からすると，かなり無理をしないと書けないのです。その結果，項目ごとの説明文章のばらつきが大きくなります。そういう本は書きたくありません。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0304-06:00-5）

2014/03/03

【06:00】

　練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0303-06:00-1）

　「外傷を湿潤治療している医師：神奈川県」に，神奈川県横須賀市の湘南グリーンクリニック整形外科／石渡義和先生を追加しました。これまで山形県で湿潤治療をして頂いてきた先生です。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0303-06:00-5）

　『エディアカラ紀・カンブリア紀の生物』，『オルドビス紀・シルル紀の生物』，『＜生きた化石＞生命40億年史』という3冊の古生物学の本についてのレビュー・・・というか，エッセイを追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0303-06:00-7）

　「スポーツと糖質制限」についてのメールです。

　糖尿人ではないのですが、江部先生の本を読み、プチ糖質制限をしていました。
　昨年末、『炭水化物が人類を滅ぼす』を読み、年明けから本格的な糖質制限をスタートしました。元旦に実家で、餅を１つ食べて以来、主食と呼ばれるものを口にしていません。

　その状態で２月９日にフルマラソンに参加、途中水分と岩塩以外補給せず、多少足の状態に不安があったので前半走りを抑えながらも、なんと自己ベストのタイムを出してしまいました。今まで聞いていた話だと、途中でグリコーゲンが切れてエンストするから、途中でゼリーなど糖質の補給がいるということだったので、どこかで足が止まるかなと心配していましたが、まったくそんなことはありませんでした。
　２時間前半で走るようなランナーならともかく、私のように３時間台で走るランナーには、糖質は不要だという人体実験に成功した気分です。これからも、糖質制限の有効さを広める活動を頑張っていただける事期待しています。

　なお、糖質制限推進者ではない中学校の養護教諭が、先日の先生のテレビを見られて、肌のつややはりだけ見ても、糖質制限の人のほうが説得力あったねと言っていました。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0303-06:00-2）

　「糖質制限と傷の治り」というメールです。

　過日、指に発疹ができて掻いたら傷になってしまい、そのままにしていたらひどい状態になってましたがいつものように放置していました（いまはすっかり治っています）。

　放置していると、食べたものの影響などよくわかって面白かったです。
　一番露骨に症状がでたのがりんごの濃縮還元果汁が主原料の砂糖なしのフルーツジャムを食べたときでした。糖質制限を心がけ始めてごはんや果物を絶ってみたものの、つい後戻り衝動で食べてしまったんですが。。。一気に傷が真っ赤になり、かゆみも倍増して驚きました。
　糖質制限は、傷の治りも早くするようですね。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0303-06:00-3）

　「Yahoo!の知恵袋のやりとり」というメールです。

　ご存知かもしれませんか、以下のようなサイト(Yahoo知恵袋における質問)があります。炭水化物が人類を滅ぼすに関するやり取りです。
　ほかにもこれや，湿潤療法に関する質問などがあります。類似の質問も関連質問で多数あります。
　論戦などのご参考までに。
　「Yahoo!の知恵袋」は見たことがありません。そこまで暇でないもので・・・。
　やってみるとわかりますが，「毎日治療例4例の経過をまとめる」だけですごく時間がかかるし（症例の写真を選び，サイズと向きを調節し，経過をまとめた文章に貼り付け，更にジャンルごとにまとめる），さらに，頂いたメールを転載して文章の前後関係がわかるようにリンクを張ったりしているわけで，このサイトの維持更新だけでかなりの労力を費やしています。その上でさらに，毎日40～50人の患者を診察・治療し，撮影した経過写真を整理し，メールでの治療の問い合わせに回答し，依頼された論文や記事を書き，記者の記事にチェックを入れるので，とてもじゃないけど「知恵袋」までは手が回りません。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0303-06:00-4）

　糖質制限体験記です。

　先生の著作『炭水化物が人類を滅ぼす』を拝見して実践しました。一か月がたちます。
　４ｋｇ減量しました。毎晩の晩酌は欠かさず、運動は一切しない事務職３９歳男性ですが本当に簡単に体重が落ちています。腹部と背中からスマートになり始めています。血圧も上下ともに５下がりました。私にとって体重と血圧は上がる一方だったので糖質制限生活開始は人生におけるターニングポイントと言えます。

　糖質制限生活をしていると周囲の「ケッ、日本人のくせにコメを食わないなんて」的な反応もありますが、今の私から見れば「世の中の太っている人が理解できない、糖質制限すれば痩せられるし、血圧も下がるし、糖尿病のリスクも減るのに」と感じます。ただ、「炭水化物が人類を滅ぼす」を読んで理解するには高等学校生物である程度成績が良い程度の基礎知識が必要と感じました。グルカゴンって言っても、「なにそれ？怪獣の名前？」という人もいますし。（こうして情報弱者と強者の格差が広がっていくんですね・・・）

　私が１０ｋｇ位減量すれば周囲の人も糖質制限生活と痩身の因果関係を理解するでしょう。先生のお陰様で健康と美容を手にすることができました。大変ありがとうございます。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0303-06:00-6）

　糖質制限体験記です。

　糖質制限を始めてから、満腹感というものがありません。なのでどうしても食べ過ぎてしまう感から脱却できていません。
　ただ、主食を摂取していた頃のように

①　食後の眠気
②　疲れを伴う脱力感

　もありません。
　逆に言えば、満腹感を満たすには主食（糖質）を摂取すれば「手っ取り早い」でしょう。（しませんが）

　しかし、糖質のこの「お手軽感」が落とし穴ですね。
　満腹感を満たすために、子供に対して「手っ取り早く」お菓子を与える、サラリーマンなら忙しい合間に「手っ取り早く」パンやおにぎりで済ます、など。
　小麦や米を大量生産するにあたっての障壁を解決するにあたり大脳は進化を遂げたのでしょうが、生み出された「お手軽感」が大脳の本来の機能を停滞させている事は皮肉なものです。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0303-06:00-8）

2014/03/01

【06:00】

「冷え症が糖質制限で治った」というメールです。

糖質制限で冷え性が治った方はご連絡をとありましたので、メールさせていただいています。

昨年８月末に夫がやっと糖尿病を自覚してくれて、ひと月ほどは普通にカロリーを抑える食事を始め、10月頃から糖質制限を始め、基本、私も同じ食生活になりました。糖尿病を自覚した時にはすでに10kg以上体重が減ってしまっていた夫はさすがに、昔より冷えるらしいですが。糖質制限を始めて数値も良く、体調もすごく良くなりました。夏、糖尿自覚するまでは、本当にしんどそうでした。
私自身はスーパーとスタンダード糖質制限の間ぐらいだとおもいますが、やはりいい感じです。体重は52kgから48kg に減ったところで止まっています。（身長155cm）

そして、この冬、本当に冷えません。知り合いには、いつも言ってます。糖質制限してから冷え性が治ったって。いろいろ、良いことあるんだよ。と言ってますが・・主食無しは、なかなか、理解不可能のようですね(笑）始めて見れば、なんてことないのですけれども。
私自身も一年前に知り合いが糖質制限で2ヶ月で９kgダイエットして、その時の食事内容を聞いて、この子、頭おかしいんやって思った記憶が・・でも、その時に、元々、糖尿病の食事として糖質制限があるって、言ってたのを、思い出して、ネットで調べてこれだ！って、思ったのでした。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0301-06:00-1）

「フルマラソン完走で体重はどのくらい落ちる?」というメールです。

糖質を摂取し続けた（グリコーゲンを蓄えた）状態で、フルマラソンを完走すると脂肪が何キロ燃えるかを計算したサイトがありましたのでお知らせいたします。
この記事を読むと、減量のために運動してる人が可愛そうになりますね。そして恐らく筆者は意図していないと思いますが、結果的に糖質を制限する（グリコーゲンを溜めない）ことが痩せる近道ということを指し示してくれていると思いました。

Q．【フルマラソン完走で体重はどのくらい落ちる？ : 数字でラン】， ... - 読売新聞

答えは１ｋｇ以下です。
ランニングを趣味にしている人たちの落胆の声が聞こえてきそうですが、実際には１ｋｇどころかせいぜい１００ｇ程度なのです。
手元の計算式によると、体重６０ｋｇの人が４２.１９５ｋｍを完走すると、１１２.５ｇの体重減という数値が算出されます（汗など水分の出入りは考慮に入れないものとします）。

「グリコーゲンは１６００ｋｃａｌ前後しか貯蔵することができません」など前提条件はありますが、やはり糖質を頻繁に摂取していると痩せにくいことが（食べ物でない）カロリー計算からも明らかかと。
そして絶望的な数字はさらに続きます。

一般的に、ランニングをしている人が日々の練習のためにわざわざグリコーゲンを最大値まで貯蔵してから走っているでしょうか。おそらくグリコーゲンは日常生活に必要な量をほぼ日常生活のためだけに使い切っているはずです。そう考えると、走って消費したエネルギーはやはり体脂肪の消費だと言うことができます。
ですからＡさんが1kg（1000g）のダイエットを達成するには
［1000g×8kcal＝8000kcal］

ここで、前に紹介した消費カロリーは体重×走った距離という式を思い出してください。体重６０ｋｇの人が８０００ｋｃａｌを消費するのに必要な距離は
［8000kcal÷60kg＝133.3km］
つまり、約１３３ｋｍ走ればいいのです。

たった1キロのダイエットに１３３．３キロ！！！なかなか常人には難しい数字かと思います。
グリコーゲンを溜め込まない（＝糖質を摂らない）で日々運動していれば（基礎代謝も含む）、溜め込んでいる人よりも楽に痩せられるということで、結果的に糖質制限食を支持しているかと思いました。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0301-06:00-2）

「ADHDにナイアシンが著効」についてのメールです。

糖質制限とナイアシン療法が各種精神疾患治療に有用である情報を拝見しつつ、一方で断糖とビタミンC大量投与が悪性腫瘍の治療に有用であるという書籍を最近読みました。
糖質制限とビタミンが合わさると、これまで知らされていなかった治療の世界が広がっていくのではと、こういった情報に巡り会える夏井先生のサイトに感謝いたしております。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0301-06:00-3）

「食物のカロリー数」についてのメールです。
栄養学の回しものではありませんが、昨日の先生のコメントに反論したいと思います。

440℃で燃やして得られた「ご飯1グラムは4kcal」という数字に何の意味があるんでしょうか

この一文には明確な答えを与えることができます。（ただし、文中のご飯を炭水化物に置き換えて）
「炭水化物（C₆H₁₂O₆）が持つ潜在的な熱量」です。言い換えれば、C₆H₁₂O₆が持っている共有結合のエネルギーの大きさです。
炭水化物が酸素と結合することで最終的に二酸化炭素と水に分解されたとき、得られる熱量は「過程を問わず」一定になります。

C₆H₁₂O₆+6O₂→6CO₂+6H₂O

酵素で反応させようが、熱で反応させようが、最初の物体（C₆H₁₂O₆とO₂）と最後の物体（CO₂+H₂O）が同じであればその値は変わりません（熱力学保存の法則（だったと思う））

そういう意味で、wikipediaの生理的熱量に載っている
【物理的燃焼熱】

脂質9.4kcal/g

炭水化物4.1kcal/g

タンパク質5.7kcal/g
この値は信用に足るものです。この値を疑うことは熱力学保存の法則に立ち向かうことと同義です。
栄養学のカロリー神話で問題となるべきは、

食事で得た栄養素が、全て二酸化炭素と水に分解されエネルギー源になる

　この一点なのではないでしょうか？
　炭水化物はまさにこの定義通りの物体ですが、タンパク質と脂肪は生体の構成成分になり、新陳代謝（垢や髪など）によって体外に出ています。このロスを見逃しているから、頓珍漢なのだと思います。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0301-06:00-4）

　「食物のカロリー数」についてのメールです。

　カロリーの話は多くの人に誤解を与えるので、補足説明しといたほうがいいかと。こんなことで足元をすくわれるのももったいないので。

　それは「燃焼」と言う言葉です。「燃焼」とは、「激しい酸化還元反応」のことです。たしかに、グルコースは体内で「燃焼」はしませんが、「酸化還元反応」は起こします。その際、当然のことながら化学エネルギーの出入りはあります。
　つまり熱量（カロリー）の視点で見れば、その激しさの違いだけの問題です。体内はグルコースを燃焼させるような高温ではないかもしれませんが、３６℃程度で酸化還元反応がすすみます。酵素と言うものがそれを可能にしているのです。グルコースが二酸化炭素と水になるまでにどれだけのエネルギーを放出するかは、その経路が違っても変わりません。

　食品のカロリーの問題点は、体内で燃焼できるどうかではなく、潜在的にそれだけの化学エネルギーを持っていたとしても、実際の所、どの程度エネルギーが体内で利用できるかは体内の生理条件によって大幅に変わるということです。つまり、単純に食材を燃焼させただけの熱量データだけでは、本当に体内で起きているエネルギーの出入りを正しく換算することはできないという事です。
　例えていえば、カロリーの数値に関しては、「昼飯食いにいくから、金くれ」と言う人へ１０００円を渡す程度のオーダーの話だと思っていただければいいかと。５００円で済むかもしれないし、８５０円かもしれないし、３００円かもしれない。確実に言える事は、１０００円以上の昼飯は食べられないということ。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0301-06:00-5）

　「スポーツ選手と糖質制限」についてのメールです。
　スポーツ選手と糖質制限に関してご見識を示していただき、ありがとうございます。
　一般的には、現役を引退してから一気に体重が増えてしまう選手の方が多数です。ならば、現役引退選手には糖質制限はうってつけだと思います。また、部活を引退した中高生にも最適ではないでしょうか？
　私も昨年９月にスポーツジムを退会したので、引退したスポーツ選手と半ば同じ状態ではあります。それから、糖質抑制（プチ制限にあたる）から2月に入ってから糖質制限に移行したわけですが、昨年９月から現在までの体重の増減はありません。

　しかも、糖質制限を実施してからあきれるほど食べているのですが（糖質以外のもの）、若干の増減に留まる程度です。
　食べたもの（特に脂質）はどこに行ったのでしょう・・・？　確かに以前から、「摂取した脂質は残らない、糖質はしつこく残る」というのが感覚的に気づいていたのですが、論理的には理解できていない状態です。「炭水化物が人類を滅ぼす」を読んだのですが、これは疑問が残りました。

　現在の体重は６０Kgですが、これは高校卒業時の体重です。
　身長が１８２cmなので、適正体重（と言われるもの）は７０Kg以上です。しかし、肥満でない限りは２０才前後の頃の体重が、その人にとって適正な（身の丈に合う）数値なのでは、と個人的に思います。なので、私がもし体重が７０Kgを超えたら、どこかしら調子が悪くなるような気がします。
　「食べた脂肪はどこに行った？」については以前にも書いたことがありますが，実のところはよくわかりません。ただ，私の野生の勘ではこんな感じです。
1. 炭水化物（糖質）は少量食べても確実に太る（皮下脂肪になる）
2. 蛋白質や脂質は多少過剰摂取しても太らない（⇒必要以上の蛋白質と脂質は便中に排泄される？）
3. 糖質さえ摂取しなければ，蛋白質と脂質の摂取量に関してはかなりアバウトでいい
4. 蛋白質や脂質の摂取量は，24時間での摂取量ではなく，3日間とか5日間というスパンでの摂取量が足りていればいいようだ。
　いずれにしても，経口摂取した食物の栄養価を論じても意味がなく，「腸内常在菌の生存に必要な成分の含有量」と「腸内常在菌が作り出す短鎖脂肪酸やビタミンの産生量」を含めての総合的分析が必要なことは確かです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0301-06:00-6）

　「猫の穀物アレルギー」についてのメールです。

　私が数年前に仔猫を飼い始めた時、仔猫が血液の混じった便を出してばかりいました。いくつかの獣医師の診療を受けて、抗生物質やら乳酸菌の薬やらを処方されましたが一向に改善せず、特に抗生物質を投与された時には逆効果でひどいものでした。

　動物病院で治療するのをあきらめ、自分なりに情報を集める中で、猫の穀物アレルギーと呼ばれるものがあることを知り、これに対応する穀物不使用のキャットフードがあることがわかり、早速入手して猫に与えたところ血液の付着した便はピタリとなくなりました。

　猫は完全肉食獣であるにもかかわらず、市販のキャットフードのほとんどは穀物が入っています。
　我が家の猫が穀物アレルギーなのかどうかは私にはわかりませんが、少なくとも穀物不使用のキャットフードを食べると便に血が混じらないことは事実で、後に獣医師にそのことを話すとたいへん興味深そうに聞いて、「獣医師としてもっと研究課題としなければいけないな」と言っていました。

　それにしても、完全肉食獣の飼料に穀物を混ぜるという不自然なことをしておいて、拒絶反応らしきものがあると「アレルギー」呼ばわりするのはいかがなものかと思った次第です。

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0301-06:00-7）

　「安藤美姫，ビートたけしと糖質制限」というメールです。
　昨年11月17日にスタートしたスーパー糖質制限も順調で、現在11㎏減です。腹囲の減少が顕著だったので、内臓脂肪から先に消えてしまったと推測致します。
　当方、年は取っても一応閉経前の女性なので、やはり皮下脂肪は落ちにくいですが、人間は毎月○㎏落ちることになっている、とプログラミングされているわけでもないので、停滞期や時にはちょっと体重増加もあるだろうとのんびり構えていることにします。

　表題の件ですが、まず安藤美姫さんがイベントで語ったことが文字起こしされてモデルプレスという女性向けサイトにアップされています。
　若い女性が一度は通るような極端な食事制限もなさっておられますが、最後には場内のお客様に

「お肉は、筋肉も付きやすくなるし、太らないのでたくさん食べても大丈夫です。その代わり、お肉だけにしてご飯は食べないようにしてください」

　と語っておられます

　次に、週刊ポストでビートたけしさんが「21世紀毒談」という連載をお持ちになっておられますが，現在発売中の3月7日号で食事とダイエットについて少し語っていらっしゃいます。
　夜は(飲みに行った時でも)米や麺を極力とらないようにしているとの事です。(でも「顔だけ痩せて腹は出る」と書いてあったのはどうかと思いますが、個人差があるのかもと言う事で……)芸能界に身を置いていると、どうしても食事も不規則になりがちですが、そんな中、食事に気を付けているというのはなかなかすごいと思います。
　実は，「ビートたけしのTVタックル」の収録の際，たけしさんはこんな発言をなさっていました（放送ではオンエアされたかどうかは不明ですが）

「コメを食うと太る，食わないと痩せる，というのは俳優の間では常識だよ。映画の『アウトレージ』では10キロ体重を増やすために，一日中コメばかり食っていた。確かに太るんだけど，一日中眠くて本当にしんどかった。それで，映画のロケが終わったらすぐにコメ食うのを止めたら体重が元に戻ったよ。炭水化物で太るっていうのは俳優の常識だと思うね」

（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#）

　3月20日（木）のテレビ朝日の深夜番組「侃侃諤諤」の討論相手が Rサイエンスクリニック広尾院長　日比野佐和子医師と柴田真希先生（管理栄養士）に正式に決まりました。スタジオ収録は3月3日の夕方です。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0301-06:00-9）


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