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2008/09/30
- これぞB級映画,《ゴースト・オブ・マーズ》について。馬鹿馬鹿しくてパワフルでムチャクチャ面白い映画です。
- 来年5月の日本整形外科学会のパネルディスカッションに参加しますが,演題締め切りが本日正午のため,慌てて抄録を作り,なんとか投稿しました。泥縄式,というやつですね。
- 先日の整形外科系の会合での講演の前,座長の先生に「そういえば,先生はよく整形とか外科で講演しているようだけど,形成外科とかでは全然呼ばれないの?」という話になったので,「それは私の講演を聴けばわかります」と答えました。
で,講演後の懇親会でのその先生との立ち話。「確かにこれは形成外科や熱傷学会が講演に呼ぶわけがないですね。よくわかりました。手の外傷では皮弁も植皮も不要,熱傷は素人でも治療でき,むしろ熱傷専門医が一番危険な治療をしている,という内容ですから,彼らにとっては一番聴きたくない講演ですね」と,ご理解いただきました。
2008/09/29
- 先週お見せした「指PIP関節背側の皮膚軟部組織欠損」のその後の経過です。
- 先週金曜日は三重県伊勢市の山田赤十字病院で講演でした。100人ほどの人が参加され,質疑応答も活発でした。その後は副院長先生と6人の研修医の先生たちと懇親会へ。遅くまでお付き合いいただき,ありがとうございました。
そして翌日は東京に戻り,日大医学部整形外科教室関連の桜整形外科セミナーで講演でした。ここでも多くの質問をいただき,かなり盛り上がりました。その後は7人ほどの先生方とホテルのステーキハウスで懇親会。久し振りに東北大学整形外科の井樋教授にお会いでき懐かしかったです。高級ステーキと高級ワインを前に舞い上がってしまい,かなり喋り捲ってしまいました。「ロマーネ・コンティ級に高い」という赤ワイン,さすがに美味でした。
- この数日でめっきり秋らしいというか寒くなりましたね。
先週の2連続講演のために出立した金曜日の昼はまだ暑く,講演用のジャケットとスラックスをバッグに入れ,そして移動時の服装はジーンズと半袖ポロシャツにしました。金曜日の昼の時点では皆さん,同じような格好で歩いていました。
ところが金曜日の夜から全国的に寒気が流れ込み,気温が一気に下がりました。しかし私のバッグには半袖のポロシャツしか入っていません。日曜日,池袋のホテルから池袋駅に向かい,山手線で上野に向かいましたが,電車の中でも上の駅のホームでも半袖ポロシャツ姿は私一人でした。何だかすごく格好悪かったです。
- 土曜日の移動で初めてN700系のぞみのグリーン車に乗りました。座席の肘掛のところにコンセントがあって自由に電源が使えるが便利ですね。
2008/09/26
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,鹿児島県奄美市に奄美市住用国民健康保険診療所 野崎義弘先生にも加わっていただきました。ありがとうございます。
- 来年3月1日の第11回日本在宅医学会大会の公式サイトにリンクしました。
- またもや「端にも棒にも」級のクズ映画を紹介。《ヴァン・ヘルシング VS スペースドラキュラ Doracula 3000》です。
- 今日は10:30まで外来診療をして,それから石岡駅を出発して,上野,東京,名古屋で乗り換えて伊勢に行き,山田赤十字病院で講演です。そして明日は東京に戻り,桜整形外科セミナーで講演。
- そういえば,さっきの『ズームイン』の辛坊さんのコーナー(9月26日,午前5時44分頃)での一こま。
「麻生総理ですが,英語で "ASOU" の発音は "asshole" と完全に同じなんですよ。アメリカ人100人に "ASOU" って言ったら,100人全員がプッって噴出すんだ。これからアメリカに向かうようですが,"Prime Minister Asou" ってアナウンスされた途端に失笑の渦にならないか,本気で心配しています」
なるほど,発音が全く同じですね。なるほど,「総理大臣 うんこたれ」,「総理大臣 くそったれ」か・・・。こりゃ,笑うよ。日本で言えば,「では次は,アメリカのウンコターレ大統領の演説です」というのと同じだもんな。
2008/09/25
2008/09/24
- 現在,光文社新書の原稿を書き進めていますが,そろそろ「熱傷治療に見るパラダイムの構造」なんてあたりを書こうかと思っています。
現在の標準的熱傷治療のどこが間違っているか。それは,治療行為(=消毒し,軟膏ガーゼで創面を乾燥させる)そのものが熱傷の状態に影響・悪化させているのに,その「治療による悪化」を「熱傷の自然な経過」と混同している点にあります。これは要するに,肺炎の治療薬に咳を悪化させる成分が含まれているのに,「このように治療の経過中に咳がひどくなるが,これは自然の経過である」と教科書に書かれていて,その「自然に悪化した咳」に対する治療をしているようなものです。
これはどういう状況なのか。たとえて言えば,100年前の地図を搭載したカーナビ情報で運転する車のようなものといえます。100年前の地図情報でカーナビがガイドし,それに従って車を走らせているわけですから,通ろうとしても行き止まりだったり,道そのものがなかったり,広い道路が目の前にあるのに表示されません。その結果,運転者は右往左往してなかなか目的地に到着できません。それが標準的熱傷治療の現状です。
ところが運転者にはカーナビしか目に入らないため,目の前に広い道があることに気がついていません。現実を見ないでカーナビ画面しか見ていないからです。このカーナビが熱傷治療の教科書でありガイドラインです。
普通なら「このカーナビはおかしい」と気が付きそうなものですが,何しろ熱傷専門医は専門医になったときから「このカーナビだけが正しい」と教え込まれてきたため,カーナビがおかしいという発想だけができません。逆に,カーナビがおかしいんじゃないのと言われると逆ギレする始末です。なぜなら,「運転(=治療)することはカーナビ(=ガイドライン)通りにすること」だからです。
ちなみにパラダイムシフトとは必然的に,専門家の専門知識が紙くず同然になって専門家としての地位を失う現象を伴います。専門家の失業です。
天動説の専門家は「天文学の専門家」でしたが,地動説へのパラダイムシフトが起きた時,天動説の専門知識は紙くず同然,役立たないものになったのと同じです。要するに,天動説という「古い地図」が役に立たなくなった時代になっただけのことです。その業界の専門家ほど,その業界のパラダイムシフトに抵抗しますが,それはこういう単純な図式があるからです。
- 「素人の自主制作映画」よりひどいんじゃないの,というくらい悲惨なクズ映画,《ユニバーサル・ソルジャーズ アルティメット》について。上には上があるものですが,下には下があるものです。
- 普段,病院や移動先では富士通の超小型ノートパソコンFMV-BIBLO LOOX Uを使っています。発売から1年数ヶ月経った今年8月にフルモデルチェンジされ,FMV-BIBLO LOOX U/B50Nとして新登場しました。かなり期待していたのですが,液晶画面のサイズが5インチのままで解像度が1024×600ドットから1280×800ドットに変更され,文字がさらに小さくなってしまったため,老眼初期の私は購入を諦めました。さすがにこの極小サイズの文字は私の目には無理みたいです。
1280×800ドットにするなら液晶サイズを7インチにして,筐体を横長にして厚みを少なくして欲しかったです。
2008/09/22
- 「湿潤治療の講演をしている医師」に,福島県二本松市の佐久間内科小児科医院 佐久間秀人先生にも加わっていただきました。ありがとうございます。
- 11月23日の茨城県獣医師会臨床部会での講演ですが,同会の会員以外の参加も可能とのことで,参加問合せ先について追加しました。
- 湿潤治療や外傷の治療について多くの方から質問,相談を受けます。それはそれで非常に嬉しいのですが,反面,治療をしていて判断に困った時に私が相談する相手がいないというのはちょっと辛いです。8年近く,一人外来をしているからです。また,幸か不幸か,全く新しい治療に足を踏み入れてしまったために従来の教科書の記述も全く役に立ちません。嫌でも自前の脳味噌で何とか解決するしかありません。
こういう状況にだいぶ慣れて来ましたが,最後の決断がつかない時は誰かに相談したくなります。
それと,たまにでいいから,治療とか創感染とか今後の方向性とか,そういうのを議論したくなります。医学だけでなくて色々な事に幅広い知識を持っていて,物事を深く考えるのが好きな人が近くにいてくれないかな,なんて思ったりします。一人で思索をめぐらせるのも好きですが,新しい方向に考えを進めるきっかけがなかなか得られないんですよね。
2008/09/19
- 「外傷を湿潤治療している医師」,そして「湿潤治療の講演をしている医師」に,広島市の総合病院福島生協病院 院長 外科・総合診療科 田代忠晴先生にも御登録いただきました。ありがとうございます。
- 豪華絢爛お馬鹿クズ映画の見本ともいうべき《ヴァン・ヘルシング》を紹介。西洋モンスターのオールスター戦,という感じですが,内容はスカスカです。
-
Eee PCの大ヒット以後,ノートパソコン売り場の様相が一変した。それまで20万前後のものが普通で,13万円なら低価格ノートと呼ばれていたのに,今では49,800円なんてノートがゴロゴロしているのだから,一挙に10万円くらい値段が下がったわけだ。国内メーカーでは工人舎などのマイナーメーカーが同種類のノートパソコンを販売したが,メジャーなところは静観模様だった。しかしついに,ソニー,東芝という大メーカーも動き出さざるを得ない状況になったのだろう。
今までノートパソコンといえば23万円前後のものが中心だった。最新の機能を満載したノートパソコンしかなかったからだ。逆に言えば,値段を維持するために機能満載,だった。
しかし,実はほとんどのユーザーはその最新機能を必要とはしていなかったと思う。大多数のユーザーは,インターネットに繋がり,オフィスソフトが普通に動き,動画が見られればそれで十分なのである。つまり,Eee PCはそういう「この程度のノートパソコンで十分仕事ができるし,別にこれで困らない」というユーザーの本音を白日の下にさらけ出してしまったわけだ。
Eee PCが販売された日,パンドラの箱が開いたのだ。
2008/09/18
- 「熱傷で創感染を防ぐために」を追加しました。創面を覆うゼリー状の膜除去のTipsを写真付きで紹介。
- 11月2日(日)に青森県の大間町で開かれるむつ下北地区地域医療研究会で講演することが決まりました。
- 例の「三笠フーズ 事故米事件」についてはさまざまに報道されているが,日経の「米農政は社会主義のようだ」という猪瀬直樹氏の分析が面白かった。
しかし、本当のことを言ってしまうと、三笠フーズに依存していた事故米在庫処分システムが崩れてしまう。農政事務所もおそらく知っていて、暗黙の了解でやっていたのではないだろうか。
恐らく,問題の本質はここにあるのだろう。
2008/09/17
- ニコラス・ケイジ主演の怪作映画《ウィッカーマン》について。伝説のカルト映画のリメイク版なのですが,救いようのない戦慄のラストシーンにはちょっとびっくりすると思います。まさか,このように終わるとはなぁ・・・。
- そういえば,上海問屋に「リチャージャブル ポータブルバッテリー 2機種」というのがありました。携帯電話,PDAなどでUSBから充電できるものなら何でもこいつで充電しちゃいましょう,という商品です。移動が多くて,いつもバッテリー残量を気にしながら携帯電話を使っているという人には,結構オススメかもしれません。
ちなみに,1800mAhモデル(重量54グラム)と5400mAhモデル(重量153グラム)があり,前者は携帯電話のフル充電が2回可能,後者は6回可能です。また,後者は懐中電灯としても使えるみたいです。
2008/09/16
- 先日の「これは3度熱傷?」のその後の経過です。この経過写真を改めて見直していますが,熱傷の深さは見た目では本当にわからないなぁ,と溜息をついてしまいます。まだまだ修行が足りないのでしょう。
- 先週金曜日は福岡市整形外科医会で講演でした。当初,70名ほどの参加予定でしたが,最終的にはその倍の130人を越える方が参加されたそうです。質疑応答でも多くの質問を頂きました。多数ご参加いただき,ありがとうございます。
講演後は3人の先生方+αで食事を兼ねて懇親会。生命進化の歴史などについてしゃべりまくっていたような記憶が・・・。遅くまでお付き合いいただき,ありがとうございました。
- 来年2月6日(金)に熊本県の桜十字病院で講演することが決まりました。
- 「クーリエ・ジャポン」10月号購入。詳しくは「買い物」コーナーをご覧下さい。
- 久しぶりに上海問屋の公式サイトを見ていたら,USBメモリは64GB, SDカードは32GBのものが売られているじゃありませんか。現時点はどちらも売り切れですが,お値段はどちらも\19,999! いずれ再入荷されるでしょうから,大容量のストレージを探している人はこのサイトを頻繁にチェックしておいたほうがいいかもしれません。それにしても,USBメモリもついに64GBになっちゃったか。
ちなみに,上海問屋では「USB接続 3つのUSBハブ搭載 SDHC対応11in1カードリーダー」なんてのも売っていました。3つのUSBハブと各種のカードリーダーが一緒になったものです。USBが1つか2つしかないミニノートパソコンにはかなり便利かも。
- 前にも書いたが,今回の福田首相の突然の辞任,そして総裁選挙騒動で一番得をしたのは太田農水大臣だろう。事務所費問題はそれだけで辞任どころですまない大問題のはずだが,晋内閣で彼が再指名される可能性はゼロだろうから,この問題が再び蒸し返されることはないんじゃないだろうか。
2008/09/12
- 「外傷を湿潤治療している医師」で茅ヶ崎徳洲会病院で登録していた早田台史先生が,神奈川県茅ヶ崎市の青木クリニック に移動されました。
- 奇術師たちの世界を舞台に観客を騙しまくる見事なトリック映画,《プレステージ》について。気合いを入れて見ないと騙されるぞ。
- 今日は午前中は外来診療をして,それから石岡⇒上野⇒羽田と移動し,夜は福岡臨床整形外科医会で講演です。
台風13号が気になりますが,移動がゆったりとしているため遭遇せずに済みそうです。
2008/09/11
- 10月31日の石岡市医師会での講演の詳細を追加しました。
- 来年7月4日に東京で開かれる「臨床歯科を語る会」で講演することが決まりました。
- こんな質問いただきましたコーナーに,薬剤師さんからいただいた「傷に使っていい軟膏と駄目な軟膏の見分け方」を追加しました。
- 金総書記、脳卒中から回復中=「深刻な状況でない」-韓国当局
北朝鮮という国はいわば単一パラダイムで運営されている国家である。一つのパラダイムで運営しているということは,システム変更を最初から考慮していない国だということであり,変化に対応できない国ということではないかと思う。
- 私は症例の写真は全て,普及型のコンパクトデジカメで撮影していて,デジカメ購入時には予備のバッテリーも必ず購入し,バッテリー切れがないようにしています。
現在使用しているのは4年前に購入したLUMIX DMC-FX7でほぼ毎日使っているのですが,数日前から突然,二つのバッテリーが同時に充電できなくなり,充電したのに数分使用するとバッテリー切れという状態になりました。どうやらバッテリーの寿命が尽きたようです。もともと,バッテリーの持ちが悪い機種でしたが,2つのバッテリーが申し合わせたように同時に寿命が尽きるなんて,バッテリーの性能がいいんだか悪いんだか,よくわかりません。
とりあえず,新しいデジカメを買い換える必然性がないため(何しろ,500万画素のカメラなのに300万画素相当の条件でしか撮影していないから,最新の1100万画素なんてのはそもそも必要がない),バッテリーだけ購入することにしました。新しいバッテリーの寿命が尽きたら,新しいデジカメにしようかと・・・。
2008/09/10
- 「これは3度熱傷?」シリーズ第3弾。特異な経過をたどった下腿熱傷です。
- 熱傷治療で超有名な●●病院に勤務されている先生からタレコミのメール(?)をいただきました。
熱傷に関しては超侵襲的治療で凄まじい治療をしています。患者の状態に関わらず植皮を繰り返し,植皮をするのが治療の目的のようです。
軟膏はテラジアパスタ(=スルファジアジン+マクロゴール)とカデックス軟膏をミックスしたものを使っています。
患者さんが高張性脱水になるのも日常茶飯事です。
この病院では恐らく,周囲の病院が全て「熱傷は湿潤治療」をするようになっても,まだなおテラジアパスタ+カデックス軟膏を使い,植皮をしているはずです。そういう治療(=パラダイム)を作り上げ,提案したのがこの病院だからです。
パラダイムシフト(=旧パラダイムの破壊)が旧パラダイム内部から起こったことはありません。パラダイムシフトは常にパラダイムの外部から始まっています。
- 以前から「シャンプーを使わず,温水のみでの洗髪」をしていますが,最近相次いで,女性の読者からの「私もシャンプーを止めました」というメールをいただいています。そしてほぼ全員が
- 痒みがなくなった。
- フケが出なくなった。
- 髪の質が良くなったと美容院で驚かれた。
- 髪がまとめやすくなった。
- 臭いは気にならない(・・・パートナーや家族が確認)
という感想でした。
また,「息子(乳児)の頭から酸っぱい臭いがして気になっていたため,思い切ってシャンプーを止めてみました。そうしたら臭いがなくなりました」というメールもいただいています。私も実感していますが,枕カバーの臭いは毎日シャンプーをしていた時期の方が強く,シャンプーを止めると臭いが減ります。
ちなみに,△社のシャンプー「ツ○キ」のTVコマーシャルがよく流れていますが,美容師さんの間では,「○バキを使うと髪の質が悪くなる,髪の毛の艶がなくなる,髪の毛がパサパサになる」という評価なんだとか・・・。
- 「火曜日だよ,哀の劇場」は絶好調。お見事,松村師匠! 特に,最後の星野さんと北の湖と福田さんが顔を揃える場面で福田さんが「私は客観的」という場面なんて最高です。
2008/09/09
- 先日の「この熱傷は3度?」のその後の経過です。植皮なしに上皮化が進んでいます。瘢痕拘縮,運動障害なども起きていません。
- 10月31日(金)に石岡市医師会で講演することが決まりました。
- 「プラスモイストP取り扱い薬局一覧」に幾つか薬局が追加されました。現時点では取扱店は次の通りです。
- 出戸調剤薬局(新潟市秋葉区出戸164,0250-21-1277)
- かみのて調剤薬局(佐波郡玉村町上之手2025-5,0270-64-1300)
- みどり薬局(水戸市千波町301-7,029-241-6312)
- 南山堂薬局 石岡本店(石岡市東府中13458-92,0299-36-1011)
- Yショップ 石岡第一病院店(石岡市東府中1-7,0299-22-3367)
- ペンギン薬局(品川区南大井6-21-3,03-5762-1459)
- おぎの薬局(杉並区下井草2-15-4,03-5310-1830)
- イワノ薬局 諸磯店(三浦市三崎町諸磯978,046-881-4641)
- ツジ薬局 清須店(清須市東外町36、37番地,052-401-8536)
- コーシン薬局赤穂店(赤穂市加里屋駅前町65-17,0791-42-9411)
- そうごう薬局川尻店(呉市川尻町東1丁目21番2号,0823-87-0501)
- 有田共立病院 売店(西松浦郡有田町立部乙2485-3,0955-46-2121
- 「金総書記の動静注目 北朝鮮きょう建国60年」
結局,金総書記は姿を見せなかったようです。糖尿病などの持病悪化説から「既に死亡している」説まで,さまざまな憶測が飛び交っているようです。
2008/09/08
- インタープレス社から発行されている,学校保健室向けの壁新新聞形式のニュースに次の二つの記事が掲載されました。
- まだ確定ではありませんが,10月31日(金)に石岡市医師会で,さらに11月2日(日)に青森県大間町で講演することになりそうです。
- 「じゃがポックル」といえば新千歳空港で売り切れ率ナンバーワンのカルビーのお菓子です。これまで数年間,新千歳空港に降り立つたびに探してきましたが,いつ行っても売り切れという私にとっては幻の存在です。ちなみにネットで購入しようとしても,単品での販売はすぐに売り切れになり,他の商品との抱き合わせでないと買えないようです。
そういう話を先日の神戸での研究会の後の懇親会で話したところ,偶然いらっしゃった北海道の先生から「じゃ,見つけたら送りますね」という言葉があり,程なく送っていただきました。ありがとうございます。
「じゃがりこ」よりソフトな食感で,塩味の加減も絶妙でおいしかったです。
- 「買い物コーナー」にFranco Giovanniの靴を追加。消費税を入れても4000円の靴ですが,とてもスタイリッシュでデザインもよく,作りもしっかりしていて,4000円の靴には絶対に見えないです。
- 「大相撲の大麻問題」で分かったことは,北の海理事長は事態にどう対処したらいいのかを自分で考える気もなければ,そういう能力を欠如しているのではないかと思えてくる。これまでさまざまな問題が生じるたびに,最初のうちは適当な言い訳をして,「責任は各部屋の親方にある」と責任転嫁し,言い訳が通用しなければひたすら沈黙。そのうちに何とかなる,と思っているのだろうか。
今回の精密検査は科学的見地に立てば,万引きをしている映像がバッチリ鮮明に防犯カメラに映っているのとほぼ同じだろう。それほど精度の高い検査である。
それなのに,「このカメラがおかしい。俺は万引きはしていない」と映っている本人が言い張り,その親も「この子が万引きしていないというのですから,絶対に万引きしていません。防犯カメラは故障しています。故障しているからこんな画像が映るのです。他の防犯カメラで犯行現場を再度撮影してください」と言い張っているようなもの。
相撲業界内部では「親方が白といえばカラスも白い」というのが常識だろうが,相撲業界の外ではそれは常識ではない。親方が白だと言い張っても,カラスは黒いのだ。
- 光文社新書の原稿で最近ずっと「パラダイム論」を書いているが,上記の「親方が全て正しい」という相撲業界の慣習も見事なパラダイムの例だということに気がついた。パラダイムとは「ある時代において皆が信じていたこと」だが,幾つかの特徴がある。
- 皆はそれが正しいと信じているが,なぜ正しいのかは誰も問わない。
- パラダイム内部(角界)にいると,パラダイムは絶対に正しく思える。パラダイムに疑問を持つことは御法度となる。
- しかし,パラダイムの外側(角界以外の日本人)からみると,パラダイム内部の人がこだわっていることは,別に大したことではない。
- パラダイムの大原則がくずれると,その業界全体が潰れる。
2008/09/05
- ホラー系のサスペンス映画,《JIGSAW ジグソー EYES OF CRYSTAL》について。ま,暇つぶしくらいにはなるかな?
- いつも夕食を食べている居酒屋のマスターとの雑談。
- 「福田首相の突然の辞任,どう思います?」
- 「あれは,2代目,3代目の人間しか政治家にいなくなったからじゃないですかね。今,どこの会社に2代目の社長がいます? 大きな会社ではいないです。自分の息子に社長を継がせているのは3流以下の会社ばかりで,いずれその会社は潰れます。」
- 「確かにそうだね。料亭でも会社でも,2代目はうまく行っても3代目で潰しちゃうもんな。落語家だって俳優だって息子や娘に継がせた例は多いけど,大概下手だよね。」
- 「大体,辞める時ってのは何がしかトラブルが起きて辞めるわけですよ。だから本来は,そのトラブルを治めるとか,同じようなトラブルが二度と起きないようにシステムを修正するとか,そういう対策をとってから辞めるのがトップの仕事です。トラブルをそのまま放置して辞めるのは,トップとしては最悪の姿でしょうね。」
- 「なるほどね。バイトのお兄ちゃんなら「かったるいからバイト辞めます」で済むけど,そういう理由で店長が辞めちゃったら駄目だよな。そんな店,すぐに潰れるよ。」
- 「結局,2代目,3代目のボンボンばかりで,人間的にもまれることもないし,困ったことがあっても親や周囲の人が何とかしてくれたんでしょう。そういう人ばかりが政治家になっているから駄目。でも,そこらの会社の社長に政治を任せたら,今の日本の問題も財政赤字も10年くらいで解決しちゃうんじゃないですか。そういう能力がない社長だと会社は潰れてますから。」
- 「人材が払拭しているのは政治の世界だけなんだな。」
- 一躍時の人となったのがサラ・ペイリン@アラスカ州知事。「環境問題なんて知らないわ,自然保護なんていらないから開発よ」,という人らしい。おまけに「進化論を学校で教えるなんて,なんて恐ろしい! 聖書を信じなさい」なんてことも言っているらしい。どうやら,聖書馬鹿おばさんらしい。
2008/09/04
- 11月23日(日)の午後,茨城県獣医師会臨床部会で講演することが決まりました。会場は筑波国際会議場です。
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,碧南市民病院 整形外科・リハビリテーション科 森下俊哉先生もご参加いただきました。ありがとうございます。
2008/09/03
- 「これは3度熱傷でしょうか?」第2弾。この症例は私も「これは3度熱傷だろう」と覚悟した症例です。皆さんはこういう患者さんを診たら,どう考えますか?
- 湿潤治療で熱傷治療をするようになった形成外科医から,「植皮が激減し,売り上げが落ちて困っている」と言われることが多い。実はこういうことは昔から何度もあったのだ。
例えば,私が学生の頃にはまだ胃潰瘍は手術治療するのが常識だった。当時は恐らく,多くの外科医は胃潰瘍の手術で飯を食っていたはずだ。ところがH2ブロッカーなどの登場で胃潰瘍は外科的疾患から内科的疾患になってしまった。当然,胃潰瘍の手術で飯を食っていた外科医は困ったはずだ。収入が減った,どころではなかったはずだ。
同じようなことは,虫垂炎の手術,胆石の手術にもあった。さらにその前の時代まで遡ると,20世紀初頭までは虫垂炎も胆石も内科疾患であり,アヘンと下剤が唯一の治療薬だった。そういえば,多くの精神疾患を脳外科が治療していた時代もそんなに昔ではない。御存知,ロボトミーである。向精神薬が開発され,一番困ったのはロボトミーで食っていた脳外科医だった。向精神薬の開発者に「お前のおかげで俺たちは喰えなくなった。どうしてくれるんだ」と,さぞかし食って掛かったことだろう。
要するにある疾患をどの診療科が担当するかは,常に変化してきたのだ。そのたびに,担当部署から外れた医者は飯が食えなくなり,そのつど新しい飯の種を見つけた者のみが生き延びてきたのだ。
そして,21世紀になり湿潤治療の出現で,熱傷治療が外科的疾患から内科的疾患に変わる番になっただけのことだと思う。だから,胃潰瘍手術で飯を食っている外科医が医者が困ったように,植皮術で飯を食っている医者が困る時代になるのだ。まさに,時代は繰り返す,である。
- 「首相は無責任」の再現、その根源は?
突然の「もう,や~めた」首相にまだまだ余波が続いている。上記の記事では「首相が2代続けて政権を放り出した事態は、今の自民党に政治のリーダーを育成するシステムが崩壊しているのではないかという疑念を抱かせる」と指摘しているが,まさにこれが問題の根源だと思う。
今の日本に政治的リーダーがいないかというと,実は有能なリーダーはいる。地方自治体,とくに県知事には先の先を読み,どんどん手を打っていくタイプの人間がそれなりにいるのではないか。彼らに共通しているのは,それまでは政治家ではないが政治の勉強をしていて,その県の問題の根源がどこにあり,その問題を解決するために何がもっとも効果的なのかを的確に判断し,それを実行するためにどうするのがいいのかを判断して実行している,という点だと思う。
要するに,自民党の内部だけリーダーになるべき人材が払拭しているのは自民党内部だけのような気がするのだ。
なぜ自民党に政治的リーダーがいないか,それは小泉の「自民党をぶっ潰し,派閥をぶっ潰した」結果だと思っている。要するに,生徒会長が学級を破壊したために学級委員長がいなくなり,その結果として次世代の生徒会長がいなくなるという結果を生んだのだ。派閥にはさまざまな弊害もあったが,派閥ごとの対立があり,そのリーダーになることは政治のリーダーとなる訓練期間だったのではないだろうか。
しかし,小泉政権下で派閥は解体され,その後に残された派閥は以前の派閥と似て非なるものになった。現在も自民党には幾つもの派閥はあるが,派閥同志の対立はかつての対立の比ではない。だから,その派閥の長になっても政治的リーダーとして論戦の場で鍛えられたわけではない。
麻生氏は確かに人気はあるが,政治的カリスマではない。それどころか,日本人の多くがオバマとマケインの政治理念や外交政策を知っているのに,麻生氏の政治理念についてはほとんどほとんど誰も知らないはずだ。
そして不幸なことに,自民党に対抗できる唯一の政治勢力である民主党にしても,次世代政治リーダーを作るシステムを欠如している。いまだに民主党のトップは,小沢,菅,鳩山であり,30代,40代の次世代リーダーは登場していない(・・・というか自滅した)。麻生太郎に対抗する選挙の顔は,旧態依然とした小沢一郎なのだ。多分,小沢一郎民主党は善戦するだろうし,選挙で票を伸ばすかもしれない。しかし,絶対的勝利はないだろう。小沢民主党の限界はそこにある。
あっ,そういえば,太田農水大臣以外にも事務所費問題を抱える福田政権の閣僚がいて,それが表に出る前に辞任した,という噂があることも付け加えておこう。
というわけで,現時点で,今回の福田辞任で一番得をしたのは太田農水大臣じゃないだろうか。
このあたりの事情を一番うまく説明しているのはこのサイトかもしれません。松村さん,お見事!
- 上海問屋でついに32GBのUSBメモリが8500円割れ! 通常でも10000円ちょっと。16GBだと4500円。
2008/09/02
- エルビス・プレスリーはまだ生きているんだ,という熱いメッセージを伝える良質なファンタジー映画,《グレイスランド》を紹介。偽者エルビスが一度だけ舞台で熱唱します。この時エルビスは舞台に降臨します。熱いロック魂が炸裂します。
- 先日の日本褥瘡学会では「3年以内にラップ療法(OpWT)についての扱いを決める」と明言されたとか。どうも,治療の一つの選択枝として認めるんじゃないの,という観測もあるようだが,どうなんでしょうか。
そんなことより,OpWTが普及すると学会が恐らく瓦解することになるんだけど,そこまで学会側は読んでいるのだろうか。例えば次のようなシナリオだ。
- (学会が認めようと認めまいと)OpWTは在宅を中心に普及しつつある。研修医や医学部学生で湿潤治療はもはや常識になっている。素人にも知識が少しずつ広まってきた。
- 褥瘡治療が,褥瘡についての知識があまりない医者や看護師でもできるものになる。なにしろ,穴あきポリ袋さえあれば治療できるのだから。
- 手術の出番が少なくなる。
- 形成外科医はすることがなくなり,学会から離れる。
- 軟膏を使わなくても褥瘡治療ができる。軟膏の出番がなくなる。
- 軟膏が使えないから皮膚科医も学会から離れる。
そしてこれは以前にも指摘したことだが,褥瘡の研究会を作ってみるとわかるが,テーマがすぐになくなってしまうのだ。局所治療,全身管理,予防と来て,その次のテーマがなくなってしまう。それでもまだ,現時点のスタンダードの日本褥瘡学会の治療マニュアルだといろいろな軟膏の使い分けとか,被覆材の使い分けなどの「いかにも難しそうな専門知識」が必要そうに見えるが,これもOpWTを覚えてしまうと,このような知識が全く不要になってしまう。するとさらに研究テーマがなくなってしまう。
そしてその次の段階として,苦労して学会に参加しても得られるものがないのでは,ということになってくるはずだ。学会とは最先端の専門知識に触れる場であり研究を披露する場だが,そういう「場」を日本褥瘡学会が提供し続けられるのか,極めて疑問だ。何しろ,専門知識がなくても褥瘡が治療できてしまうからだ。
現在,褥瘡学会の発表は "Wound Bed Preparation", "Critical Colonization" というヨコモジが大流行だが,これは要するに,学会側が無理矢理ひねり出した研究テーマだと思う。実際,これで少なくとも,3年分くらいの研究テーマはひねり出せそうだ。しかし,OpWTをしてみるとわかるが,こういう概念は全く不要というか,そういう概念が登場する余地がないのである。
要するに,OpWTは「褥瘡治療の化けの皮」を剥がしてしまったのだ。褥瘡なんて,学会を作って研究するほどのものではないということを示してしまったのだ。
- 【福田退陣】どうなる総裁選
いきなりの辞任演説,さすがにびっくりしましたね。確かに,内閣改造をしても支持率は上がらず,公明党からは「福田じゃ総選挙は戦えない」という声が公然と上がっているし,「いきなり解散総選挙」をしても「1年後の衆議院任期終了を待って総選挙」をしても,民主党によほどの失態・失敗がなければ与党側に勝ち目はありませんから,政権を放り出したくなる気持ちはわからないでもないけれど,それなら最初から首相なんてやるなよ,と感じるのが当たり前だろう。
それにしても,安倍さん,福田さんと二代続けての「政権放り投げ,敵前逃亡」,情けないなぁ。福田さん,首相になって一体何がしたかったんだろうか? それが最後までわからない福田政権だった。
2008/09/01
- 「この症例は2度熱傷,3度熱傷?」の答えです。もちろん2度熱傷でした。
「これは(3度熱傷で回復しないから)手術しなければ治らない」という某病院形成外科の専門医の診断は完全に誤診だったということです。そして,全国にはこういう形成外科医の言葉で手術を受けている患者がまだまだ掃いて捨てるほどいる,ということを私たちに教えてくれます。
- 先週金曜日は第2回創傷ケア研究会でシンポジウムに参加。20分ほど喋らせていただきました。医療におけるパラダイムシフトについての話でしたが,我ながら不消化というか時間切れの内容でした。
- その後の懇親会での立ち話。
- 【下肢切断の義肢装着に伴う断端形成部のスキントラブルがどうにかできないか】
- 歩くための道具だが,必ずしも足の格好をしていなくてもいいのではないか,という視点から基本設計をする必要があるのではないか。
- 膝と足首の2関節である必要もないかもしれない。
- 【ゲーベンクリーム】
- ゲーベンクリームを傷に塗ると痛いし,傷も確実に深くする。
- どうしてもゲーベンの効果(私はそれに対しても疑問を持っているが)が治療上必要というのであれば,痛みを生じる成分を除去したゲーベンとか,傷を深くする成分を除去したゲーベンを開発する,という方向に進むのがまともな医学の考えだ。
- それなのになぜ,大昔に開発されたゲーベンなどを無批判に使っているのだろうか。痛みという副作用があるのは明らかなのだから,さっさと見切りをつけて新しい軟膏を開発すればいいのに・・・。
- 【日本褥瘡学会への医師の参加が減っているようだ】
- 褥瘡学会での医師の発表が年々減っているような感じがある・・・確かめたわけじゃないけど。
- 数年前はもっと医者が参加していたし,発表していたような感じがする。
- 医者の関心を惹く学会でなくなったということではないか。
- 【植皮になる熱傷が本当に少なくなり,手術件数が減って病院に文句を言われている。これだけが悩みの種だ】
- ある形成外科の先生との会話。
- 現時点で,湿潤治療で最大の利益を得るのは患者さんだけど,最大の損失を蒙るのは熱傷治療を一生懸命にしている形成外科医と皮膚科医のうちで湿潤治療をしている医者だね。
- 考えてみると,江戸時代までは代書屋,つまり,他人の手紙を読み上げたり手紙を書いてあげる職業があったが,教育で識字率が上がるとともに廃れて行った。時を読めない・書けない人が多ければ代書屋は職業として成立するが,時代が変わると廃業するしかない,というのが単に熱傷治療で起こりつつあるだけではないか。
- いずれにしても,「形成外科は植皮で稼ぐ」時代ではなく,職業としての形成外科も構造改革が迫られる時代になるはず。そして,植皮しかできない形成外科医は使い物にならなくなるのでは。