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2010/03/31
- 6月27日(日)に東京で開催予定の「第7回湿潤療法に関するセミナー」で講演することが決まりそうです。
- 看護雑誌「Expert Nurse」4月号がまたまた『どうする? どうなる? 褥瘡の(いわゆる)ラップ療法』というナイスな特集を組んでくれました。「鳥谷部抜きのラップ療法座談会」です。この雑誌,よほど鳥谷部先生が嫌いらしく,以前にも同様の特集をしていましたね。いわゆるひとつの「クズ企画」です。
だいたい私は,こんな座談会にホイホイと参加する先生方の気が知れません。私なら「なぜ鳥谷部先生を呼ばない。彼を呼ばないでラップ療法の議論をしても意味が無い。彼が出席しないこんな馬鹿げた特集には参加しない。私はそれほど馬鹿ではない!」と席を立ち,こういう特集企画があったことをネットで公開し,雑誌社に公開質問状を出すところです。それが科学の常識だからです。なぜかというと,10年以上前から苦労してラップ療法を一人で始め,工夫を積み重ねて安全な治療にしてきたのは誰でもない鳥谷部先生だからです。
だから,彼を抜きにラップ療法を議論しても無意味なのです。これは,ダーウィンを抜きにしてダーウィンの亜流を集めて進化論を議論するのと同じです。
創始者について言及するのは,先駆者に対する最低限の礼儀であり,創始者に対しては最大限の敬意をはらうのが科学者としての常識です。この特集には高名な先生方が参加されていますが,誰ひとりとして「科学の常識」をご存じなかったようで,残念です。
ちなみに参加された高名な先生方は,鳥谷部の名前を一度も出さずにラップ療法についてあーでもない,こーでもないと議論するという離れ業をしています。恐らく,雑誌社側から「鳥谷部の名前は出さないように」と事前に説明があったか,参加者同士が事前に「鳥谷部の名前はタブーね」と綿密に打合せしたものと思われます。お見事!
それどころか,「ラップ療法は自分が考え出した治療法なんだよ」と主張する名誉教授までいる始末です。なんとこの方の論文によると,ポリウレタンフィルムに開けた穴の数と間隔に最大の工夫があり,そこに自分のオリジナリティがあったんだとか。これほど情けない「オリジナリティ」を見るのも久しぶりです。ドクター中松の発明くらい情けないです。この名誉教授,数年前から同様の文章を発表なさっておられますが,他人の功績を盗むことがよほどお好きと見えます。さすが,偉くなる人は違います。
いずれにしても,このExpert Nurse4月号の特集は非常にレベルが低くて読んで笑えます。ある意味,必読と言えます。
なお,この文章は私の個人的な怒りと義憤から書いているもので,鳥谷部先生の同意をを得ずに書いています。恐らく鳥谷部先生は心が広いから笑って見逃すんでしょうが,残念ながら私は彼ほど心が広くないんで,すぐにこういう事を書いてしまいます。
なお,「Expert Nurse」4月号にはリンクを貼って売り上げに貢献してあげるから,照林社は感謝するように!
- 【下水から作る「再生食用油」を根絶せよ! 中国全土で年間200万~300万トンが調理に使われている】
とにかく読んでびっくりの記事です。中国全土で使われている食用油の1割が下水道にこびりついているゴミから作られた「再生食用油」らしいのです。要するに,中国で10回食事をしたら,そのうちの回は「下水油」を食べさせられているわけですね。しかも,毒性はヒ素の100倍! しかも,この再生食用油について研究して発表した大学教授は,「私はそういう研究はしていないし,毒性が強いというデータもない」とマスコミで発表というのですから,誰が考えても「ヤバい筋」がかなり絡んでいることがわかります。
- 【ヒューマンビートボックス超入門】
人間の口から,これだけ多種多様な音が生み出せるとはすごすぎます。
- 【auのAndroidはIS01、シャープ製5インチ スマートブック。】
個人的には非常にそそられるクラムシェル型のAndroid末端なんですが,中途半端感が否めません。サイズは83×149mmで新書(115×170mm)や富士通のLoox U(106×204mm)をひと回り小さくしたくらいですが,携帯電話として使うにはスピーカーフォンが必要だし,キーボード入力するにはキーの数が50個くらいと少ないためにスムーズな入力ができなさそうだしと,どっちつかずの感じです。少なくとも,キーボード登載の利点をうたうのであれば,アイソレートタイプのキーボードにすべきじゃないかと思います。
- 【ファイル変換だけじゃない! 知っておきたいPDF関連Webサービス】
私は日常的に色々なファイルをPDFに変換していますが,ここで紹介されているWebサービスは知りませんでした。かなり使えそうなサービスが並んでいます。
2010/03/30
- ナチス・ドイツ占領下のオランダに暮らしていた一人のユダヤ人女性の数奇な人生を描いた映画,《ブラックブック》を紹介。これは傑作です。
- 「図鑑@ピアノ楽譜」にさらにアルカンを2曲ほど追加。1810年代に生まれたピアニストたちが,次々と新しい演奏技法を生み出していった様子が判ります。
- 【1人箱根駅伝 何歩走ればゴール出来るのか?】
何歩歩けばゴールできるかを知りたければ,普通なら箱根駅伝往路の距離を調べ,自分の歩幅を測定して割り算して答えを出します。でも,実際には歩幅は疲労してくると狭くなるし,箱根の山登りを平地と同じ歩幅でできるとは到底思えません。
というわけで,自分の体で測定してみました。箱根駅伝往路を走って! 疑問に思ったら体を張ってやってみる,という発想,私は大好きです。
- 【ダイオウイカ標本化:樹脂化技術】
昨日のナショナルジオグラフィックにダイオウイカ関連の記事が並びましたが,一番印象的だったのがこの記事です。まさに生きているような迫力です。実物を見てみたいです。
- 【直葬 ~儀式のない弔いを生んだ社会状況】
生まれ故郷の秋田を出てから30年以上経ちます。田舎には母親が一人暮らしですが,歳も歳ですからいずれ私が喪主として葬儀を上げる日が必ず来ます。十数年前の父親の葬儀の時も喪主を務めましたが,あの時は母親が元気で,事実上母親が葬儀の手配をしてくれたため,私は会葬者に挨拶をするだけの役目でしたが,母親の葬儀となるとそうはいかないでしょう。これが考えるだけで大変なのです。30年以上,年に一度しか秋田に帰らない生活が続いているため,親戚もよく分からないし,知人もいないし,第一,父親のお墓の位置もうろ覚えだったりします。しかも,田舎の常としてお通夜にはお通夜のしきたりがありますが,これが結構大変だったと記憶しています。あれを自分で仕切らなければいけないのかと思うと,正直,やりたくないなぁ,という気分になってしまいます。
そして,あと25年もすると,今度は自分が葬式をあげてもらう番です。その時,どこで暮らしているかはわかりませんが,少なくとも故郷の秋田でないことだけは確実に言えます。となると,遺骨を秋田のお墓に入れてもらうために子どもたちが遺骨を持って移動しなければならなくなるはずです。これもかなり大変だろうなと思います。
だから,子どもたちにお墓や葬儀で苦労をかけるくらいなら,葬儀は形だけでいいし,火葬したら灰は海にでもばら蒔いてもらえばそれでいいと考えたりします。どうせ灰は灰であって,それ以上でもそれ以下でもない単なる「炭化したリン酸カルシウムとタンパク質」ですからね。それに第一,子どもたちに墓参りに来てもらったとしてもお墓の中の灰にしか過ぎない自分は嬉しく感じるわけでもないしね。
というわけでこの記事です。
2010/03/29
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,福岡県北九州市小倉南区の真崎クリニック/ 真崎 一郎先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 「プラスモイストP取り扱い薬局一覧」に,大阪府摂津市のおくやま整骨院 売店,大阪府箕面市のむらかみ整骨院 売店を追加しました。
- 『ダーウィンの夢』(渡辺政隆,光文社新書)を読了。『種の起源』の記述をベースに,38億年前の生命誕生の時から,その後の進化の歴史,そして人類の進化の歴史を手際よく紹介していて,最新の知見についても紹介されています。この分野について網羅的な知識を得ようと考えている人にはおすすめ本と言えます。
- 「図鑑@ピアノ楽譜」にさらにデータ(譜例)を追加。リスト編曲のベルリオーズの「幻想交響曲」,ビゼー編曲のサン=サーンスの「ピアノ協奏曲第2番」といった大物を追加しています。このサン=サーンスのピアノ協奏曲,高校生の頃,一時期夢中になっていました。30年以上前の話ですけどね。
同時に,アルカンもちょっと追加。難曲ぞろいで知られる「12の短調エチュード Op.39」です。第1曲目の「あたかも風の如く」は "Prestissiminmente" というテンポ指定が凄まじい曲ですが,私は大好きな曲です(・・・もちろん弾けないけどさ・・・)。そして第12曲目の「イソップの饗宴」。これもいい曲です(・・・弾く人があまりいないけど・・・)。
- 【辺野古の真実を書いて大丈夫か自分】
沖縄米軍基地移転問題について,探偵ファイルのBOZZは何度も予言めいた記事を書いていますが,ほぼその予想通りに事態が展開しています。さすがと言うところでしょう。
「アメリカが欲しいのは、普天間の基地が無くなった後の跡地。ヒント→軍事施設でも居住地でも無い。普天間から出て行きたいのはむしろアメリカの意思だったとしたら…。」
って,何なんだろうか?
- 【カードの悩み解消します】
今朝のNHKの「まちかど情報室」で紹介されていた商品。以前紹介した「電子マネーの残高を表示するカード」はかなり値段がこなれてきました。
- 【仕事を干されたあげく「運転手」に格下げ? 復讐を誓った若手営業マンの“蜂の一刺し”】
これは「リベンジ」シリーズの記事なのですが,読むとちょっと元気が湧いてくるような記事が並んでいます。
2010/03/26
- 共立女子大学家政学部の平成22年度入学試験問題(現代国語)に私の『傷はぜったい消毒するな』 (光文社新書)が出題されましたが,試験問題をご覧になりたいというご奇特な方はメールでご連絡下さい。この文章からこういう試験問題を作るのかと,ちょっと面白いです。
- 『熱傷治療“裏”マニュアル』の執筆を続けていて,「実際の治療例」について書いている最中ですが,あまりに症例が多すぎるため症例選びに一苦労です。「大学病院形成外科,熱傷センターで皮膚移植が必要と宣告された症例」という項目を作ろうかな,なんて考えていますが,何しろ数が多くて多くて・・・。
- 10年来の知り合いであるピアニストの山口雅敏さん(実は,彼が音大の学生だった頃からの知り合いです)から,彼が書いた論文『ラフマニノフのピアノソナタ第2番 変ロ短調 作品36における原典版(1913年)と改訂版(1931年)との比較,及びホロヴィッツ版の作成と考察』(神戸女子大学教育諸学研究,Vol 21,2007)が送られてきました。ラフマニノフ自身がなぜ改訂版を作ったのか,原典版と改訂版の「いいとこ取り」をしつつ,なおかつ最小限の音で最大限の演奏効果を上げるホロヴィッツ奏法が合体したことで,無敵の「ホロヴィッツ版」が生まれた経緯がよく判り,非常に面白かったです。
なお,山口さんの論文がお読みになりたければ,上記の山口さんのサイトからメールでご連絡下さい。
- 【アナログ放送終了まで500日 追い込まれた地デジ】
皆様ご存知のとおり,来年7月24日にテレビのアナログ波が停止し,地上波デジタル放送に完全移行します。そのあおりを食って,私のアパートのテレビ(超旧式のアナログテレビだぞ)は見られなくなるのですが,私のテレビだけかと思っていたら,全国1500万世帯は地デジに移行できずに取り残されちゃうんだとか。いわゆる難視聴地域のテレビなんですが,それじゃ困るというわけで,それらの世帯には衛星放送で対応するんだそうです。そして,その難視聴地域以外では衛星放送はスクランブルがかけられていて視聴できないんだと。
となると,「オイオイ,地デジですべての地域を網羅できず,それ以外の地域を衛星放送でカバーするなら,最初から地デジではなく衛星放送にすればいいんじゃないの?」という疑問が生じます。それに答えるのがこの記事です。
どうやら,地デジでなくて最初から衛星放送一本槍にすべきだったらしいです。そうすればお値段は地デジの1/5以下で済み,おまけに地デジの「難視聴地域をどうするんだよ」という問題も生じなかったとか。
というわけで,A案とB案の二つの可能性があったとき,「では,AとBではどちらの方がカネがかかるんだ?」と質問し,カネがかかる方を選ぶのがお役所なんですね。
- 【眼鏡拭きとワイシャツと私、wipe shirt】
眼鏡を拭くために,このパンダ柄のワイシャツを買うかといわれたら,私は絶対に買いません。開発の方向性がそもそも発端から間違っているような気がします。
- 【消費はいったいどこへ消えた?】
私のような経済学ど素人は,「経済学は、人が一生懸命働くのは、何か欲しいモノがあるからだということを大前提にしている。一方,社会学では物欲というものは無制限にわいてくるものではなく、むしろ欲望は社会的に作り出されると指摘する」という冒頭の文章で納得しちゃいました。なるほど,そういうことだったのか・・・ってね。あるいは,「世界のどこかでバブルが発生していなければ,なかなか世界経済が成長していかない」というのも納得です。
- 本日朝のNHK「まちかど情報室」で3種類の文具,「針を使わずに書類を綴じ合わせる2穴パンチ」,「アーチ状の形をした定規」,「切り口が直線状になるテープカッター」が取り上げられていましたね。ちょっと欲しいな。
2010/03/25
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,札幌市中央区の宮の森記念病院 外科・消化器内科/真崎茂法先生にも加わっていただきました。ありがとうございます。
- 「外傷を湿潤治療している医師」,「熱傷を湿潤治療している医師」に,東大阪市の八戸の里病院 外科/中西英樹先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 罰ゲーム級につまらないクズ・ホラー映画《ブラッド・フィースト 血の祝祭日2》を見ちゃいました。
- 【鳩山夫人の暴走に見る首相官邸の「堕落」】
そうそう,この「鳩山首相夫人が首相官邸に,夫人が個人的ファンである韓国人俳優を招いた」というニュースを聞いて,「これは絶対におかしい,公私の区別がついていないんじゃないか? このオバチャンは」と感じたのですが,なぜかマスコミはこのニュースをあまり報じていません。その中で,この花岡氏の記事はまさに正鵠を射ていると思います。
鳩山夫人はもしかしたら,首相公邸というものがどういうものなのか,首相夫人というのはどういう役割を果たさなければいけないかがわかっていないんじゃないでしょうか。そして,「幸さん,それは無理です。あなたがいくらファンでもそれだけはできません。それはあなたが日本国首相夫人だからです。どうしてもこの俳優を手料理でもてなしたかったら,首相公邸でなく鳩山家の屋敷でもてなすべきです」とたしなめる側近もいないんでしょうね。そうでなければ,こんなおバカなことができるわけがありません。
- 【タタ ナノ、インドで車両火災事故が頻発】
45分間の初ドライブで22万円が煙と消えてしまいましたとさ。22万円の車じゃ火を吹くのも仕様のうちかも。安物買いの銭失い,という日本人の古来からの知恵を教えてあげたくなります。
- 【<冷却ジェルパッド>女性2人がアレルギー性接触皮膚炎に】
朝までひんやりと熟睡できます,という宣伝文句で売っているけど,「ひんやりしているのは最初だけ。結局,体温と同じに温まります」とクレームが出まくっていた商品だな。物理的に考えると判りますが,熱さまシートや冷えピタと同程度にインチキな商品です。
- 【「解任」から一転「続投」へ “生方騒動”が民主党にもたらした意味】
【生方副幹事長解任という“誤報”で得をしたのは誰か?】
一つの事件でも視点を変え,力点を変えるとこんなにも違った解釈ができるんだな,という2つの論評です。この騒動が民主党が良くなっていく(政党として成熟していく,あるいは,まともな政党になっていく)キッカケになってくれれば,それはそれでいいと思いますが,実際はどうでしょうか。
- 【日本社会は中高年の雇用を頑なに守り、若者を見捨て続ける】
日本は高齢者に優しく子供に無慈悲な国です。高齢者には金を出しまくっているのに,子供の教育には金を使わない国です。高齢者は死ぬまで「票」を持っているが,子供は「票」にならないからです。この雇用問題も根は同じでしょう。
私も次第に老年に近づいていますが,はっきり言って老人に国の未来を託すのは不可能です。未来を託すのは子供しかいません。それを忘れた国は滅びます。
2010/03/24
- 『ニワトリ 愛を独り占めにした鳥』(遠藤秀紀,光文社新書)の書評を追加。面白かったです。
- 「図鑑@ピアノ楽譜」にさらにデータ(譜例)を追加。ベートーヴェンの弟子として音楽史に名前が残っているフェルディナント・リースですが,こんなピアノ曲を書いているんですね。あと,タールベルクの「ノルマ幻想曲」とかです。
- 本屋さんの平積み台を見ていたら,ブルーバックスのコーナーで『動かしながら理解するCPUの仕組み』という本を見つけました。あの幻の名プロセッサ「Z80」のシミュレータにマシン語のプログラムを読み込ませ,CPUがどのように演算処理していくのかを学ぶための本らしいです。
うわあ,面白そう。でも,衝動買い寸前で思いとどまりました。こんなの買ったら,しばらく夢中になって仕事が手につかなくなっちゃうじゃないですか。危ない,危ない。今書いている本が完成したら買ってあげるから,それまで待っててね。
そうそう,ブルーバックスといえば『高校数学でわかるフーリエ変換』も気になってしょうがないです。微積も三角関数も忘却の彼方の脳味噌だけど,今からでもしっかり勉強したら,ちょっとは分かるんじゃないかな・・・と。全然わからないまま死ぬのはちょっと悔しいよな・・・と。
- 【東京都は『源氏物語』を有害図書に指定しよう!】
日本が誇る最古のブンガクも,事実関係からすると「10歳の子供を拉致監禁し,14歳になった時に無理やりレイプし,少女はPTSDになった」という身も蓋もない有害図書でございます。この文章ではシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』も取り上げていますが,それよりさらにヤバいのはワグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』です。これはワグナーの最高傑作と呼ばれている作品ですが,ぶっちゃけて言えば,17歳のトリスタンと14歳のイゾルデが媚薬を間違って飲んでエッチしちゃう,となります。オイオイそれって,女子中学生と男子高校生が覚せい剤を使っちゃって勢いでエッチしちゃった,ということと同じじゃん。激ヤバストーリーじゃん。
- 【端子が不足しない無限USBプラグ】
これはまじで欲しいです。商品化して欲しいです。
- 【Google日本語入力に新版、「ATOK」「ことえり」からのユーザー辞書インポートが可能に】
Google日本語入力ベータ版,これで2回目の改訂です。最初のベータ版が出た時から使っていますが,どんどん使い勝手が良くなっていきます。もうMS-IMEに戻ろうとは思いません。
- 【土星の環、不安定で激変の状態と判明】
先日,「土星の環は人類が誕生した頃には存在せず,1000万年後には崩壊して消失している」と紹介しましたが,最新の観測結果では土星の環はもっと不安定な構造物で,短時間で刻々と変化しているようです。「最も密度が高いA環とB環の端部は、激しく波打つ水面のように大きく揺らいでいる」というのですから,むしろ液体の性質に近いと説明されています。
今私たちが,望遠鏡で「土星の環」を観測できているのは,地球の歴史の中ではほんの一瞬の偶然に過ぎず,むしろ僥倖,奇跡,「今,地球に生きていて超ラッキー!」なんですね。
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【サンディスク、世界初の32GB microSDHCカードを出荷開始。規格上最大容量に到達】
【新発売の32GB microSDHCカード、顕微鏡で見た内部】
microSDHCカードがついに32GBに達し,これで容量は規格上の上限に到達しました。お値段は200ドル(本日のレートで18,000円)で,現在ネットでゲットできる一番安い16GBのmicroSDHCカードが4,300円強,32GBのSDHCカードが7,000円強,32GBのUSBメモリが7,000円前後ですから,手軽に買える値段ではない感じですね。「同重量の純金の8倍」というのも頷けますね。
ちなみに,次世代規格のSDXCカードでは64GBの物が既に市販されていますが,お値段は600ドル(54,000円)! ちなみに,SDXCの規格では最大容量は2TBととんでもないことになっております。
- 【ほんとうにモヤシが一番安いのか】
安くて栄養満点,貧乏人の味方,正義の味方といえばモヤシです。そういう世の常識にまたもDaily Portal Zが疑問を投げかけ検証してみました。検証方法はシンプルです。近くのスーパーに行っていろいろな食材を購入し,100gあたりの値段を比べるだけです。すると,驚きの結果が!! なんとモヤシが一番安くない! それどころか,高級ウィンナー代名詞シャウエッセンと,安物ソーセージの代名詞魚肉ソーセージの間に値段差が殆どないことも明らかに!!
まとめのグラフが見事です。ミカンと鶏胸肉のお値段がほとんど同じとか,マックのフライドポテトと油揚げの値段が同じとか,いろいろなものが見えてきます。
2010/03/23
- 6月17日(木)に上野で開かれる「Congenital Dentists Club」で講演することが決まりました。
- 現在,『熱傷治療“裏”マニュアル(仮題)』を執筆中でしてこれまでに治療した全熱傷患者の経過を改めて見直している最中ですが,「受傷後250日」とか「受傷後330日」という写真が結構あることに改めて気がつきました。いずれも,上皮化が得られたのはもっと早い時期なのですが,私が患部の写真を撮影していることを覚えていて,「こんなに綺麗になりましたから,写真撮影してください」とわざわざ自腹を切って,安くもない初診料を払ってまで外来を受診してくれたおかげで撮影できたものばかりです。本当にありがたい事です。感謝感激です。
Ⅲ度熱傷や全層皮膚欠損を湿潤療法で治療すると,どうしても上皮化までに時間がかかってしまいます。完治までに長期間かかった患者さんには必ず「長い時間かかっちゃってゴメンね」と謝ることにしていますが,ほとんどの患者さんは完治までに時間がかかったことを気にしていないようです。外来通院は週に一度以下だし,普通に仕事はできるし,風呂にも温泉にも入れて日常生活にほとんど制限がないため,さほど苦にならなかったと言ってくださいます。
よく,「湿潤治療は完治までに時間がかかりすぎるから駄目な治療だ」と批判する人がいますが,それは医者の論理であって患者の評価は別じゃないかと思っています。少なくとも,完治してから半年たって,受診する必要もないのに,わざわざ写真を撮られるためだけに外来を訪れてくれる患者さんは「駄目な治療だ」とは思っていないはずです。でなければ,わざわざ自腹を切って受診はしてくれないでしょう。
治療がいいか悪いかは医者が判断すべきことでしょうか,それとも患者が評価すべきことでしょうか。もちろん,現在の常識では「治療の良し悪しは医者が判断すべきもの」です。
しかし私は,これは間違っていると思います。ラーメンが旨いか不味いかは客の評価がすべきであって,ラーメンを作った店主(=治療した医者)が評価すべきではないと思います。
- フランス製ダークファンタジーの傑作,《ハリー,見知らぬ友人 "HARRY, UN AMI QUI VOUS VEUT DU BIEN"》を紹介。よくも悪くもフランス映画です。
- 一作日,通算アクセス数が600万に到達しました。ご愛顧いただき,ありがとうございます。ちなみに,これまでのアクセスは次のような経過をたどっていました。アクセス数が亀の歩みのごとくゆっくりと増えていることが判ります。
- サイト開設:2001年10月1日
- 100万:2004年11月26日
- 200万:2006年1月25日
- 300万:2007年4月4日
- 400万:2008年5月9日
- 500万:2009年5月25日
- 600万:2010年3月21日
- 【「いっぱい作れば美味しい」は本当か】
これぞDaily Portal Z,という実験記事です。いっぱい作った方が美味いかどうかは実際に作ってみないとわからないのです。これぞ科学の精神です。
そういうわけで,1人前,5人前,20人前のカレーを実際に作ってみました。すると,驚愕の事実が!
- 【米グーグル、中国サイトの検索サービスで22日に検閲をhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100323-00000491-reu-bus_all停止】
【グーグル、中国の検索事業から撤退を発表】
最初の時事通信社の記事を読むと,「で,結局,グーグルはどうするのか」が全然分からない日本語になっていますが,後者の読売新聞の記事を読むと「グーグルは中国本土から撤退し,検索サービスは香港サイトを通じて継続する」ことが判ります。一応,グーグル社は商売より経営理念を優先させた形と言えそうです。
中国はいつまでこんな「情報統制国家・非常識国家」のままでいるつもりなんでしょうか。都合が悪くなると「中国はまだ発展途上国だから負担を求めないでくれ」と主張し,都合が良い場面では「中国はもう大国なのだから相応の利益を分けてくれ」と言い張るつもりなんでしょうか。以前にも書きましたが,現在の中国は「スネ夫の経済力とジャイアンの体力を持つ甘えん坊ののび太くん」です。
- 『ニワトリ 愛を独り占めにした鳥』(遠藤秀紀,光文社新書)を読了。面白かったです。これまた「目ウロコ本」です。生物学に興味を持っている人なら読んで損はないでしょう。
いずれ本格的な評論を書きますので,少々お待ち下さい。
2010/03/19
- 7月27日(火)に福岡で開かれる第11回 福岡透析フォーラムで講演することが決まりました。
- 「図鑑@ピアノ楽譜」にさらにデータ(譜例)を追加。キュイの「25の前奏曲」とスメタナの「Smetana's Virtuoso Compositons」です。それにしても,キュイはなんでこんな半端な数の曲集にしたんでしょうか。
- 【ファミレスのハンバーグでハンバーガーをつくる】
色々なファミレスのテイクアウトのハンバーグをパンに挟んで食べてみるという企画ですが,どれもこれも,すごく美味そうです。私くらいの年齢になるとハンバーガーとかファミレスとは次第に接点がなくなっていきますが,この記事を読むと食べたくなってきました。
- 【eneloopもモバイル機器もこれ1つで充電できる!】
乾電池を全てエネループに置き換えないと気が済まない「えねるーぱー」としては,素通りできない製品です。ちょっと欲しいっぽいです。
- 【大ヒット商品が続々「特許切れ」へ。 ー2010年以降、もう「新薬」は生まれない!?】
ご存知,「製薬メーカーの2010年問題」の分析記事。「これまでの薬は発症メカニズムがわかっている病気が対象だったから開発しやすかったが,アルツハイマーなどはそもそも発症メカニズムすら不明であり,治療薬の開発は難しい」というのがその本質のようです。
逆に言えば,「薬で治せる病気はほとんど治せるようになった。残っているのは,そもそも薬で治せるかどうか分からない病気と,そもそもそれが病気なのかも分からないものだけ」ということになるんじゃないかと思います。
- 光文社の担当編集者から2月,3月の新刊の光文社新書が送られてきました。中でも面白そうなのが『ニワトリ 愛を独り占めにした鳥』と『ダーウィン夢』の2冊です。連休中に読んでみようっと。
2010/03/18
- 2000年のラジー賞(最低映画賞)を総ナメした伝説のアホ映画,《バトルフィールド・アース》を紹介。有名俳優が何人も登場する金に飽かせて作った豪華絢爛映画ですが,ジョン・トラボルタとバリー・ペッパーの極太鼻毛姿が情けないですし,ストーリーも無茶苦茶です。宗教が絡むと人間はここまでバカになるといういい見本ですね。
- 「図鑑@ピアノ楽譜」にさらにデータ(譜例)を追加。
- 【「自由」と「民主」は仲良しか? よ~く考えてみよう/世界は分かったようで分からないものである】
「自由と民主は仲良しか?」というタイトルに虚を突かれました。自由と民主主義は常に(?)セットで語られる(・・・何しろ,自由民主党なんて政党があるくらいですから)ことが多いため,二つで一つ,という意識を持ってしまうんですね。だから,このタイトルを見るとビックリし,それと同時に,自分はいかにものを考えてこなかったかを思い知らされます。【自由主義者は,民主主義者のことを「破壊しか知らない馬鹿者」と衆愚政治の代名詞のように言い,民主主義者は自由主義者のことを「弱肉強食の正当化」と非難しました。
自由主義の基本哲学は経験論。民主主義の基本哲学は合理論】
このように説明されると,「自由主義」と「民主主義」は対立する概念であることがわかります。私にとってはまさに「目からウロコ」でした。
同様に「仲良しに見えて実は仲良しでない」ものに「自由と平等」があります。自由と平等は相対立概念です。「自由がいいか平等がいいか,二つに一つ。どっちがいい?」という関係です。
複数の人間を平等に扱うためには,個人の自由を制限する必要があります。走るのが早い人も遅い人も平等に扱おうとしたら,自由に走るのを止めさせるしかないからです。自由に走らせたら能力差,すなわち不平等が露わになってしまいます。だから,万人を平等に扱うためには競争も自由もあってはならないのです。
その意味で,フランス革命の3つの理想,「自由・平等・博愛」は見事です。自由と平等という共存不可能な「水と油」をミセルにして並立させるのが「博愛」という界面活性剤なんですね。互いを尊重しようね,という「非現実的理想」を想定したからこそ,自由も平等を追求しよう,という本来ありえないことをあたかも実現可能な理想のように提示できたのですね。
そう考えると,アメリカが建国の理念として「自由と平等」を掲げたこと自体に無理があったことがわかります。なぜアメリカは「博愛」を国是に入れなかったのか。それこそがこの国の成立に関わっているんじゃないかと邪推しちゃうんですね。
アメリカとは要するに,「イギリスを追い出されたカルト宗教の信者が,それぞれの神様に心行くまでお祈りするために作った国」ですから,そもそも「博愛」とは一番遠い位置にあった人達が作ったわけです。なぜかと言うと,「自分の神様が一番偉い」という人に「他の神様を信じている人も同じように愛する」ことを強制することが博愛だからです。
ちなみに,「他者への愛」を説いたイエス・キリスト様も,実は博愛を説いているわけではありません。新約聖書を読むとわかりますが,彼の説く「愛」は彼の信じる神を信じる人間に対する愛であり,異教徒(=別の神を信じる人達)に対してイエスは「奴らは人間ではなくてマムシのようなもの」として,徹底的に糾弾し,決して心を許してはいけないと説教しています。要するに,イエスの説く「愛」は条件付き・対象限定の「愛」であり,無制限の相手への愛ではありません。まぁ,こう言うところを見ないフリして「キリスト教@博愛の宗教」的な宣伝をする方が悪いんであって,イエス様の責任じゃないですけどね。
- 【国民は民主党が理解できなくなっている】
このタイトルが全てを物語っています。民主党は何をどうしたいと思っているのか,それが全く伝わってこないし,説明できる人間も民主党にいません。みんな勝手にバラバラに個人の見解を喋っているだけのように見えます。
この記事でも指摘していますが,「具体策を全く検討せずにマニフェストを作成した」ところに問題の根本があります。米軍基地の沖縄外移設を自民党に対する対案として提案するからには,当然,民主党はどこに基地を持っていくかを既に決めているんだろうな,と誰しも信じていましたが,実は全く具体案なしに「県外移設」というお題目を決めただけだったんですね。
一事が万事でして,民主党がマニフェストに掲げていた項目はお題目だけで,「じゃあ,どうするか」という具体策を全く決めていなかったことが明らかになってきただけのことです。「授業時間を減らします。帰宅後の宿題も出しません。でも学力は低下させません」というマニフェストは誰でも作れるし,これをマニフェストにしたら格好いいです。問題は「じゃあどうするの」なんですが,誰もそれを実際に行うことを想定していなかった,というのが民主党の姿でしょう。
2010/03/17
- 長年,ほぼ毎日使っていたコンパクトデジカメ「LUMIX DMC-FX7」がついにご昇天! SDカード読み込みエラーが時々出るようになり,そろそろヤバイかも・・・と思っていたら,オートフォーカスが突然働くなりました。このデジカメは発売直後に購入した記憶がありますから,恐らく購入したのは2004年9月頃のはずです。ということは6年半,週に5日,1日に30回以上撮影していましたから,まぁ,天寿を全うしたと言っていいでしょう。よくぞここまで働いてくれたなと感謝しています。
しかし,そういう感慨にふけっている間もなく,撮影すべき症例は次々と来るので,新たなデジカメを1週間前に注文しておきました。届いたのは「Lumix DMC-FX550」。1年前に発売されたちょっと古い機種で15,000円で買えます。なぜ最新機種にしなかったかというと,最新機種に登載されている機能を必要としていないからです。撮影画素数は300万画素もあれば十分だし,手ブレ機能も必要ないし,笑顔を感知して自動的にピントを合わせる機能も,夜景を美しく撮影する機能も不要です。要するに,8年くらい前のデジカメの機能で十分なんですね。でも,8年前のデジカメは売っていないので,現在売られている一番安いやつで十分,という選択です。
そんなわけで,届いたFX550で一番最初にしたのは「撮影画素数を低く設定する」ことでした。
- 「図鑑@ピアノ楽譜」にさらにデータ(譜例)を追加。
- 【人によって違う細菌,指紋同様に犯罪捜査に活用も=米研究】
「キーボードやマウスに残っている細菌のDNAを調べたら,いつも使っている人の手の細菌DNAに一番近かった」という研究結果から,これは犯罪捜査に使えるんじゃないか,ということらしいです。要するに,皮膚常在菌と通過菌のパターンに個人差があることを利用したものですね。
ただ,この研究をしている人には悪いけど,多分これは実用化しないでしょう。指紋は生涯変わりませんが,皮膚表面の細菌は恐らく,年齢とともに季節とともに変化していくことが予想されるからです。つまり,皮膚の状態が変われば細菌のパターンも変化し,多分,夏と冬でも細菌の種類の組み合わせは変化しているはずです。細菌は生息環境(=皮膚の状態)に応じて,それに最も適応した細菌が互いに影響を及ぼしながら生存しているからです。要するに,同じ庭なのに春と秋では咲いている花が違うのと同じです。
要するに,皮膚に対する基本的知識が欠落していると,こういうトンチンカンな研究をしてしまうという良い見本じゃないでしょうか。
- 【米,夏時間スタート:その起源と効果】
アメリカの大部分の地域で3日前から「夏時間」が始まったそうです。つまり,3月14日から時計の針を1時間進め,11月の始め頃,時計の針を元に戻すという制度です。なぜこんな面倒な制度が始まったのか,全ての州で採用していないのに不都合はないのか・・・というさまざまな疑問に答える記事です。
私は5年ほど前から,毎日朝5:25に起床する生活を続けています。もう体には「5:20頃になると自然に目が覚める」というリズムが出来上がっています。もしも日本で夏時間を導入したら,毎朝4:25に起床することになるのかな? これはちょっと辛いな。
- 【「何回離党したの?」 鳩山邦夫氏に冷ややかな声】
邦夫さんの自民党離島問題ですが,結局,邦夫さんの独り相撲に終わりそうです。
鳩山邦夫さんの経歴を見ると,宜(むべ)なる哉という気がします。1976年に新自由クラブから立候補して当選。その後離党して,1980年の総選挙で自民党に鞍替。1993年に自民党を離党し無所属へ。1994年に新進党に参加。1996年に新進党を離党して旧・民主党を結成。1999年に民主党を離脱し・・・という落ち着きのなさです。
2010/03/16
- 昨日から兵庫県の高砂西部病院の久保先生が見学に見えられています。偶然にも昨日は,「78歳,30%熱傷」症例の久しぶりの通院日でして,元気な患者さんの様子をお見せすることができました。これなら2ヶ月に1どの受診でも大丈夫そうです。
- 低予算B級ゾンビ映画なのに,人類とは何か,戦争とは何か,差別とは何かという重いテーマを鋭く追求する秀作(になりそこねた)映画,《ラストハザード 美しきジハード "ZOMBIES ANONYMOUS"》を紹介。予算をもっとかけていたら大傑作映画になったはずです。
- 「図鑑@ピアノ楽譜」にちょっと楽譜を追加。ショパンの「ピアノとチェロのための華麗なポロネーズ Op.3」のツェルニーによるピアノソロ編曲です。あのツェルニーとショパンにこういう接点(?)があったんですね。
- 【99ドルのオープンLinuxハンドヘルド 『本』 NanoNote】
今日のレートでは「1ドル=90.7円」ですから,99ドルは8977.1円になります。ということは,消費税を入れても9,400円ちょっとじゃないですか。すげぇ安いよ。
ちなみに,DSの液晶は3.25型,横137.0mm. 縦 74.9mm 厚さ 18.9mmで重さは214gですから,このNanoNoteがどれほど小さいかよく判ります。
もちろん,安いのには理由があります。今時,オイオイというくらいに低機能です。MIPS系 336MHz,RAM 32MB・・・って,いつの時代のコンピュータだよ。
でも,これってLinuxが動くんだよね。Linuxが動いて9,400円だったら悪くないかも。ううむ,微妙に気にかかります。
- 【公転周期わずか5分の超高速連星系】
二つの白色矮星が9万キロの距離でお互いに公転しあっているそうですが,9万キロといえば地球と月の距離の1/4の距離で,とんでもない「近さ」です。これで安定して軌道運動している事自体がちょっと信じられないくらいです。
- 【離党届を提出した鳩山邦夫元総務相「西郷さんに『いさぎよか』と言ってほしい」】
民主党政権がこれ程失点を重ねているというのに,自民党は追撃するどころか,内部崩壊しつつあるようです。
結局,自民党には「政権与党である」こと以外に理念も信念もなかったと言うことでしょう。政権与党だからと言う理由で集まってきた人間の集合体だったため,政権与党であるうちは一枚岩のように見えていましたが,政権与党でなくなったら集まっている理由そのものがなくなってしまったんじゃないかと思います。求心力が弱まったというより,求心力と見えていたものが実は実態がなかった,ということじゃないでしょうか。自民党の正体見たり枯れ尾花・・・という感じです。
そういえば,公明党も民主党にすり寄っていますが,これは,この政党が「何が何でも政権内部にいること」を目的にしているからとしか思えません。もちろん,「目的」としてはアリと思いますが,これって「理念」じゃないですよね。理念が低すぎます。
一方の民主党にしても,政権を取るまでは一丸となっていたけど,いざ政権をとってみたら,内部はバラバラで統一理念すらなかったことが明らかになりました。
2010/03/15
- 先週金曜日(12日),「西村しのぶさんの漫画で湿潤治療が紹介されていました」と書きましたが,なんといきなり西村しのぶ先生(?)からお礼メールを頂いてしまい,びっくりしています。
- 「ピアノの話題もたまに書いて欲しい」という昔からのコアなファンの方からの声を受け,「図鑑@ピアノ楽譜」というショーモナイ企画を始めました。とは言っても,楽譜の一部を並べただけというやっつけ仕事ですけどね。
いろんなピアノ曲があるもんだなぁ,ショパンやリストの先輩・同僚たちってこんなピアノ曲を書いていたのか,と眺めていただけましたら幸いです。
- 【「医師不足」解消に効く?アメ袋,配布し署名集め 福島】
果たしてこれで効果があるのでしょうか。福島県と言えば,あの「福島県立大野病院産科医逮捕事件」の福島県です。この事件で,福島県では正当な医療行為をしても逮捕されることが全国に知れ渡りました。同じ医療行為をして福島県では逮捕され,その隣県では逮捕されないのですから,私がもし福島県で働いていたら,すぐに福島から逃げ出します。
署名を集めるより先に,福島県警が謝罪するのが先じゃないですか? 裁判で無罪になったからいいだろう,と福島県警が考えているとしたら大間違いです。医者たちはこの事件を絶対に忘れません。そして,こんな危ない県で仕事なんかできるか,と考えているはずです。
- 【これ以上は剥けない基板ムキ出しUSBフラッシュメモリ!】
4GBのUSBメモリが580円! これは格安と言っていいでしょう。ただし,基板むき出しです。・・・ってことは,自分でケースをつければ「世界で一つだけのメモリ」になっちゃうわけか・・・。
- 【ホワイトデーで義理返しするときのオトコの悩みランキング】
なんでホワイトデーなんていう迷惑なものが風習化されちゃったんでしょうか。わたし的にはホワイトデーは「なくなっていいもの・なくなって欲しいもの」です。
- 【シー・シェパード船,オランダに船籍登録申請】
毎度書いていますが,現在の日本では鯨肉は日常食ではなく,一年に一度も食べない人の方が多いはずです。そして,食べてみてもそれほど美味しくありません。世界を敵に回してまで食べるような肉ではありません。
そして,調査捕鯨で得られた鯨肉ですら市場では売れないため,販路に困っているようです。つまり,商業捕鯨が再開したとしても,それが売れる市場は日本国内にはありません。
つまり,捕鯨全面禁止になって困る日本人はいません。
日本が捕鯨を止めて困るのはシー・シェパードの連中です。彼らの存在意義が失われるからです。要するに,現時点では日本の調査捕鯨はシー・シェパードの利益のために行なっているようなものです。
- 【クロマグロ禁輸,18日討議へ ワシントン条約会議】
私は大の魚好きですが,マグロが食べられなくなっても困りません。他にいくらでも美味しい魚があるからです。サンマやイワシが食べられなくなったらすごく困りますが,マグロはそれほどではありません。以前,青森県の大間で山盛りのマグロを出されたことがありましたが,二切れくらい食べたらもうそれで十分でした。
2010/03/12
- 先日紹介した「brilliant my life」の松浦さんから,漫画家の西村しのぶさんの人気漫画『RUSH』第4巻で湿潤治療がちょっと紹介されているよ,と教えていただきました。主人公の百合がケガをしてラップで治療を受けるシーンが87ページにあり,「あとがき」では湿潤治療に出会った経緯が書かれていて,『キズ・ヤケドは消毒してはいけない』(主婦の友)が参考図書として取り上げられていました。松浦さん,そして西村先生,ありがとうございます。
西村しのぶさんの漫画といえば,20年ほど前にビッグコミックスピリッツに連載されていた『美紅と舞子』を懐かしく思い出します。
- これは感動作! 生ける現代の伝説,ネルソン・マンデラの半生を描いた映画,《マンデラの名もなき看守 Goodbye Bafana》です。この映画はすごいです。
- 【有名ミュージシャンの個性を再現,セッションも可能に】
これもすごいです。Kreisler/Rachmaninoffの「愛の悲しみ」の演奏は,もともとのラフマニノフの古い音源に比べると格段に音質がよく,まさにラフマニノフが目の前で新たにレコーディングしたとしか思えない自然な演奏になっています。このラフマニノフのCDは欲しいなぁ。
- 【栓抜き付き腕時計 Happy Hour Watch】
そりゃあ,腕時計と髭剃りを合体させても,腕時計と歯ブラシを合体させても,腕時計とおろし金を合体させてもいいんだけど,なぜ,栓抜きと腕時計を合体させちゃうの? なぜ,栓抜き? 栓抜きにこだわる意味がわかりません。
- 【一般相対理論,銀河団規模で証明】
これだけで「一般相対性理論で銀河団レベルの物理現象は説明できる」と断言できるのか,私にはわかりません。
地球レベル,惑星レベルではニュートン力学は万能の理論で,ニュートン力学で説明できない現象はありません。しかし,水星の近日点(太陽に最も近い位置)の移動だけはニュートン力学では説明できません。それを説明したのがアインシュタインの相対性理論であり,水星の近日点の移動はまさにアインシュタインの理論で完璧に説明できました。
では,ニュートン力学とアインシュタインの相対性理論の不一致点はどのくらいかというと,角度にして「100年で43秒」です。1度(=60秒)より小さな値に過ぎません。日常感覚からするとゼロに等しい値ですが,物理学では無視できない数値です。だから,この「43秒」を理論的に説明できる相対性理論に軍配が上がったわけです。
しかし,その相対性理論も万全ではなく,銀河や銀河団レベルのサイズになると相対性理論で説明できない現象(宇宙の膨張速度,銀河団の辺縁銀河の回転速度)が次第に観測されるようになり,それを説明するためにダークマターやダークエネルギーと言う概念が導入されました。今回の記事は,銀河のレベルでも相対性理論が成立している証拠となる観測データを取り上げたものです。
私個人としては,ダークマター,ダークエネルギーという「観測されていない物質とエネルギー」にあまりに依存しすぎていることが気に入りません。なにしろ最新理論によれば,宇宙を構成するあらゆる物質とエネルギーの96%は「未だかつて観測されておらず,存在すら確かめられていない」ものだからです。確かにこれで相対性理論は守られるし,銀河の運動も説明できるようになりますが,その代償は小さくなく,幽霊のような物質とエネルギーの存在を認め,宇宙は「幽霊物質と幽霊エネルギーで成り立っている」としなければいけなくなります。
個人的には,こういう「幽霊」を導入する必要があるのなら,いっそ,「相対性理論は銀河レベルでは成立しない局所的重力理論である」とするほうがはるかにすっきりするような気がします。
- 【「ひらがなのようなひと」になろう】
話し言葉と書き言葉は違います。漢字は優れた表意文字であり最小の文字数で最大の情報を伝えてくれます。しかしそれは,文字としてみた場合のことです。日本語には同音異義語が多いからです。
だから,文字としてみるとすごくわかりやすいのに,そのまま読み上げられると意味がわかりにくくなります。そのよい例が,一昔前にIMEの変換能力を示すために用いられた「貴社の記者は汽車で帰社する」という文章です(汽車というあたりに時代が感じられますね)。文章として目で見ると意味は一目瞭然ですが,会話でこのまま話しても,聞き手には何が何だかわかりません。
私が初めて学会発表をした時,当時の助教授はこのように注意してくれました。話し言葉と聞き言葉は違うんだよ。「環指」は漢字で見る分にはいいが,「かんし」と耳で聞いても「監視」なんだか「鉗子」なんだかわからないだろ。だから,発表原稿に「環指」と書いてあっても,読むときは「くすりゆび」と読まなければ聞いている人に意味が伝わらないよ。せっかく相手に聞いてもらうんだから,わかる表現で話さないと発表した意味が無いだろ。
私が医者になって学会発表するようになり,一番最初に教えてもらったことの一つですが,現在でもこの教えは守っています。
2010/03/11
2010/03/10
- すみだ医師会での講演ですが,5月21日(金)に日程が決まりました。
- 「プラスモイストP取り扱い薬局一覧」に,神奈川県茅ケ崎市の薬局 茅ヶ崎(⇒地図)を追加しました。
- ホラー映画マニアが古今東西の有名「連続殺人鬼ホラー映画」を分析して殺人鬼役を演じる・・・と思っていたら,実はこいつは本物のシリアル・キラーだった,という設定のホラー映画,《ビハインド・ザ・マスク》を紹介。
設定そのものは面白いんだけど,延々とメイキング映像を見せつけられているような気分になる映画でございました。何より,主人公の殺人鬼君が軽すぎて迫力がないのが致命的です。
- 【日本のイルカ漁映画がアカデミー賞】
私が書こうと思っていたこと全て,BOZZが書いてくれています。
以前にも書きましたが,クジラもイルカも世界の国々を敵に回してまで食べなければいけないものではありません。他にいくらでも美味しいものはあります。確かに昔は,イルカくらいしか食べるものがなく,それがその地域の固有の食文化として伝えられているのでしょうが,もう既にそういう状態ではありません。
もしも本当にイルカ漁を残そうとするなら,日本は完全に鎖国状態にして海外メディアが日本に入らないようにするしかありません。そうすれば,イルカを食べ物にするのを不愉快に思う連中に知られずに,思う存分,イルカを食べられます。幾ら殺しても「イルカ馬鹿・クジラ馬鹿」連中に知られることはありません。
しかし,国境を超えて人間が動き,文化の違いを超えて情報が飛び交う時代では,他文化に不愉快感を与える要素は軋轢を生み,攻撃の対象になるだけです。
これで「不愉快に思う相手」が理知的で他文化の存在に寛容な相手ならまだ妥協の余地がありますが,この「イルカ馬鹿」の連中は「アングロサクソンが絶対に正しい,アングロサクソンの文化が最高,それ以外の文化は無知蒙昧で野蛮。野蛮な連中は俺たちが指導してやる必要がある」と考えているため,基本的に説得に応じません。
- 【USBメモリ:容量4Gバイトのはずが250Mバイトの時に「SDフォーマッター」!】
私も一度だけ,「空っぽのUSBメモリなのに空き容量がなぜか全然ない」という現象を経験したことがあります。面倒くさいんでそのUSBメモリは廃棄しましたが,こういう手があったんですね。今度,同じ事態になったら試してみようと思います。
- 【「ポメラ」のすべて】
ポメラの不思議なところは,所有者の多くが「これは文章を作る以外に何もできないけど,すごく便利なんだ」と他の人に伝えたくって伝えたくってウズウズし,サイトやブログについ書いてしまう,というところにあります。
ちなみに私は先週,JR山手線の御徒町駅近くのお店でポメラDM20にぴったりサイズの革ケースを偶然見つけてしまい,衝動買いしてしまいました。
- さあ,明日(3月11日)はいよいよ,茨城県民が心待ちにしてきた茨城空港の開港日です。明日の1番機は満席だそうです。よかった,よかった。明後日も明明後日も満席だといいね。
2010/03/09
- 7月25日(日)に神戸で開催される第181回兵庫県耳鼻咽喉科医会臨床懇話会で講演することが決まりました。会場はANAクラウンプラザ神戸です。
- 「子供の頃からアトピーに悩まされ,今はアミロイド苔癬と手湿疹にもなってしまい,肌の悩みはつきません・・・。ところが,【ワセリンワックスがけ】をしてみたら,10年来悩んできた手湿疹がものすごく良くなりました」というメールをいただきました。詳しくは,松浦さんのブログ「brilliant my life」をご覧下さい。手湿疹がよくなって,よかったですね。
- イラストレーターのChimaさん(私の本のイラストを全て書いてもらっています)が3月7日の日記で「ストレスを感じたことがないんで,潜在的なストレスがあるかもとネットでストレス診断してみたら,ストレス度5%以下だった」と書いていました。
面白そうなんだ,私もネットのストレス診断ってのをやってみましたが,なんと私のストレス度3/100! 俺,ストレス感じてねえじゃん。
- 【太陽熱が示すガラパゴス化の危機】
自然のエネルギーを利用して地球に優しく・・・というと,日本では風力発電などより太陽光発電が常識であり,太陽光発電こそが脱石油時代の本命と思われています。しかし,世界的には「太陽光」ではなく「太陽熱発電」が普及しつつあるよ,というのがこの記事です。
どうやら眼目は「電気を貯めるのは大変だが,熱を貯めるのは簡単」ということにあるようです。熱を貯める技術そのものは昔からある陳腐な技術ですが,安定した稼働が得られればそれでいいわけです。不安定な最新技術より,安定した「枯れた」技術です。
ここらについては,数年前の「Windows Vistaは確かにいろいろな機能があるけど,重くて使いものにならない。それだったら,バージョンが古くても安定して動くXPでいいや」というのと似ているかもしれません。
- パソコンを使っていて,何かの拍子に「かな入力」になることってありませんか? 昨日,仕事中に電子カルテを使っていて,なぜか突然「かな入力」になってしまい,結構慌てました。患者は何人も待合室で待っているし,カルテは書かなければ仕事にならないし,かといって薬の入力をしようにも「は」や「く」のキーがどこにあるのかが全然わからないし・・・と大変でした。おまけに,[カタカナひらがな/ローマ字]キーでも入力が切り替わらないし,IMEのプロパティをいじっても「かな入力」状態から脱出できません。こういうトラブルは滅多に起こりませんが,起きてしまうと右往左往します。
「かな入力」ってもう要らないような気がするんだけど,どうでしょうか。
それと,絶対に「かな入力」にならないように設定できるんでしょうか? フリーソフトでどっかのキーを殺しちゃうとか・・・。
- 【Art Lebedevから針が回るセグメント式デジタル時計 Segmentus】
なんでわざわざこんな「アナログなデジタル時計」を作っちゃったんでしょうか。時刻が変化していく様子の動画を御覧下さい。ある意味,すごいです。
- 【カリム・ラシッド デザインのEee PC 1008KR 国内発表,バッテリー2本付属】
標準で3セルタイプのバッテリー(公称5時間駆動)が2本付属,というのはいいですね。以前にもどっかのメーカーのノートパソコンにも「バッテリー2本付属」というのがありましたが,これは便利だと思います。通常はAC電源と一緒に持ち運び,AC電源が取れない電車や新幹線の移動では2本目のバッテリーも持っていく,という使い分けが可能になります。長時間バッテリーという方法もありますが,長時間バッテリーは重いし,何より出っ張って格好悪いんですよ。
2010/03/08
- 【そのへんの枯れ草で納豆を作る】
納豆は煮た大豆に枯草菌(Bacillus subtilis)が作用してできる日本が誇る発酵食品です。日本では稲の藁を利用して納豆を作りますが,この細菌は稲の藁だけでなく,そこらの枯葉に付着しています。
・・・と,ここまでならちょっと生物学や発酵学を学んだ人なら誰も知っている基礎知識です。「・・・ということは,そこらの枯れ草にくっついているであろう枯草菌でも納豆が作れるってことだよね」というところまでは誰でも思いつきますが,実行するのは大変ですよね。理論と実践の間(=稲藁とそこらの雑草の束)には千尋の谷が横たわっているからです。
そこで,高校の生物学の先生が「そこらの枯れ草で納豆が作れるのか」という「千尋の谷」的実験に挑戦しました。この先生は以前にも「スーパーのうずら卵から,ひな鳥ピヨピヨ!」という記事で日本中の科学好きの間に「うずらの雛,萌え~」の嵐を巻き起こした人ですが,今回の記事もそれに劣らぬインパクトです。そこらの枯れ草で作った納豆が美味そうです。これぞ科学の精神であり,真の科学者です。
- 【森の奥深く,幻の花「ケイタオフウラン」咲く 奄美大島】
このニュースを読んだ時に一番最初に抱いた疑問は「この名前,どこで区切るの?」でした。「ケイタオフウラン(学名,Thrixspermum pricei)」はランの一種ですから「ケイタオフウ・ラン」は間違いないはずです。問題は「ケイタオフウ」って何なのか,です。
「ケイ・タオフウ」? それとも「ケイタ・オフウ」? あるいは「ケイタオ・フウ」? ではなくて「ケイ・タオ・フウ」? いろいろ考えたのですが,「ケイタオフウ」の漢字が思いつきません。
ネットで探してみましたが,このランの名前の由来がわかりません。どなたか,このランの名前の由来を教えていただけないでしょうか。
・・・と書いたら,間髪を入れず神納さんという方から「渓頭風蘭 ケイトウフウランです。詳しくはこちらをご参照下さい」というメールをいただきました。神納さん,ありがとうございます。これでまた一つ,賢くなりました。
- 【11日に開港する茨城空港の開港式 当初の需要予測を大幅に下回るなど多くの問題点も】
【茨城空港:ターミナルビル副所長級職を公募 /茨城】
昨日,開港式が開かれ,3月11日から正式開港する茨城空港ですが,前途多難というか,出発する前から沈没しかかっているというか,出発しようとドアを開けたら目の前は茨の道というか,そんな感じです。今頃になって「ターミナルビル副所長」を公募しているというのが何とも泥縄的というか牧歌的です・・・というか,今まで決まっていなかったというのがすごいです。
現時点では,レストランも喫茶店もなく,それどころか売店もないという惨状での開港となる模様です。田舎の駅だってキヨスクがあるのに,それすらないのが空港って・・・! お前は無人駅か! ちなみに,駐車場はすごく広いそうです。
「茨城空港では当初,国内4路線を想定し,年間81万人の利用を見込んでいた」ということですが,年間81万人というのは2220人/日であり,これは200人で満席の飛行機が毎日5往復しても達成できない数字です。
- 【マイクロソフトの2画面タブレット Courier 詳細判明&UI 動画】
文字は小さくなって老眼には辛いだろうなぁ,と危惧されますが,携帯性ではiPadよりはるかにいいです。ちょっと魅力的です。
- 上述の2画面タブレットを見ていて思ったのですが,ポメラDM20の折りたたみキーボードとこの折りたたみ液晶をBluetoothなどでつなぐ,というノートパソコン,どこかで作ってくれないかなぁ。
超小型ノートパソコンというとLoox Uなどがありますが,液晶は「5インチで1024ドット以上」だったりして,ネット閲覧にはいいのですが文章入力はちょっと辛いんですよ。だったら,液晶も折りたたみ方式にして十分な面積にして欲しいなぁ・・・と。
2010/03/05
- 共立女子大学から平成22年度の入試問題が送られてきました。家政学部の国語の入試問題に『傷はぜったい消毒するな』 (光文社新書)の化粧品についての箇所(第10章「化粧は皮膚を老化させる」)がほとんどそのまま引用され,問題になっていました。
ちなみに,その試験問題を解いてみましたが,簡単に答えられましたが(文章を書いた張本人なんだから解けて当たり前だって),私の文章からこういう問題を作るのかと面白かったです(・・・受験生は面白くなかったと思うけど)。ちなみに,私は文章を書く際は接続詞の選択に注意を払っていますが,「カッコに入る語句(接続詞)を選択せよ」という問題があり,ちょっと嬉しかったです。
それにしても,自分の書いた文章が入試の現代国語の問題として出題されているのを見るのは,とても不思議というかシュールな体験です。いきなり「化粧をすると肌があれるんだよ」なんていうビックリ文章を読まされて,受験生の皆さん,面食らったりしなかっただろうか,ビックリさせたらゴメンね,という気分です。
- 【ホッピーに合う焼酎はどれだ】
上野のアメ横にブラリと立ち寄ったときに必ず飲むのがホッピーです。すごく美味しいというわけではないのですが,なぜかアメ横ではホッピーしか飲んだことがありません。
そのホッピーに一番合う焼酎探して三千里,という旅のルポですが(旅じゃないって),なんと,私が偏愛するズブロッカ(2009年10月21日の記事をどうぞ)がベストカップルに選ばれているじゃないですか。早速試してみなくては!
- ネットサーフィン(←死語)をしていて見つけた,ちょっと便利そうなボールペン。先にLEDライトがついているので暗闇でも書けるらしいです。よく,ベッドに入った時にアイディアが浮かぶことがありますが(・・・とは言っても,大抵はショーモナイ思いつきですけどね),枕元にこのペンと紙があれば部屋の明かりをつけなくても書き留められます。
- 【ツイッター顔】
国会での答弁以外のヤジは全部ツイッター限定にしちゃったら,という松村画伯のツッコミ,ナイスです。実現したら,下品なヤジがなくなり国会の品位が保てそうです。
- 【タッチパッド付き小型ワイヤレスキーボード Rapoo 2900】
今までありそうでなかったのがこのキーボード。私は普段,ノートパソコンしか使っていないこともありますが,デスクトップを使っていてもテンキーはパスワードを入れる時くらいしか使っていませんし,テンキーはなくても別に困りません。だったら,テンキーでなくタッチパッドにしたら便利だよね,と気がついたメーカーが作ったのがこれ。
2010/03/04
- 「外傷を湿潤治療している医師」,「熱傷を湿潤治療している医師」,「湿潤治療の講演をしている医師」に,プノンペン@カンボジアのKEN CLINIC/奥澤 健先生にも加わっていただきました。ありがとうございます。
奥澤先生はこれまで,東京都港区の山王病院で湿潤治療を行ってこられましたが,一念発起してプノンペンで診療所を開くことを決意なさったそうです。
もしもカンボジアを旅行することがあったら,是非,奥澤先生のクリニックを訪れて下さい。
- 怖くも何ともなく,間延びした展開が涙を誘うクズ映画,《デモンズ2009》を紹介。本当にしょうもない映画でした。
- 【キングジム,電子マネービュアー RELET を発売】
これはちょっと欲しいかも。Edy,Suica,nanaco,WAONといったメジャーはもちろん,その他のICOCA,Kitaca,PASMOなど,ほとんど全ての電子マネーに対応していて,残額を表示してくれるらしいです。
唯一の問題は値段でしょうね。残額を表示する機能しかないのに8,000円は少々お高いような気がします。
- 【ポテトルネード体験記】
以前にもDaily Portal Zでは「くるくるポテトが作れない」という記事で登場したポテトルネードですが,ついにこれを作る機械を製造した会社に取材しています。いろんな野菜をクルクルと切っていますが楽しそうです。というか,楽しそうな会社です。見学に行ってみたいです。
- 【国家に憑いた貧乏神が唱える7つの呪文 ーお金を付加価値の低い方へ流すな】
そうか,貧乏神が取り付いているからこの国は景気が悪いのか。貧乏神の入れ知恵で財務・財政政策が決められていたのか。みんなで貧乏神退散の祝詞を唱えるしかないよな。
「赤字財政は,国民の貯蓄を国債の形で吸い上げ,民間がほかに使えたお金を政府が蕩尽してしまうこと」とか,「将来返す借金なら今返したっていい。今返せない借金なら将来も返せない」とか,「ゾンビ会社ばかり国が支援してどうするの?」とか,小気味いい文章が並んでいます。
- 最近,次々とUSB3.0に対応した周辺機器が発売され,USB3.0端子を登載したパソコンも市場に出てきましたが,ついにUSBメモリも登場です。実測で読み込み速度は毎秒310MB以上と爆速です。ただし,お値段も32GBで3万円,128GBで7万円と速度に比例しています。パソコン本体が楽勝で買えちゃう値段です。
- 【中国産リアル偽PSP携帯】
どう見ても初代PSPにしか見えません。でも携帯電話なんだよ。当たり前だけど,PSPのゲームは動かないんだよ。
技術があるのに,オリジナルのものを作ろうという方向に向かわない国民性のようです。
2010/03/03
- 「熱傷を湿潤治療している医師」に,福岡県八女市の医療法人社団慶仁会 川崎病院/古賀美穂先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 【「筋力発電」の最先端:「体内でも利用可能な」圧電性ゴム】
そうか,呼吸に伴う肺(横隔膜?)の運動で発電してペースメーカーの電力とする,なんて使い方もできるのか。それにしても,運動エネルギーの80%を電力に変換できるというのも,すごい効率ですね。
こういう,「これってどういうふうに応用できるんだろう」と考えるだけで楽しくなる発明って,大好きです。
- 『熱傷治療“裏”マニュアル』(仮題)の執筆,いよいよ本格モードに入ってきました。ポメラDM20のおかげでいつもの居酒屋さんでも執筆が続けられます。とりあえず,原稿用紙50枚分くらいを一気に書き上げました。
実はこの他にも出版社2社から「本を書いてくれませんか?」という申し出を戴いているのですが,提案された企画がイマイチ面白くありません。「子供向けに易しく傷の治療についてまとめたイラスト満載の本」とか,「これまでに出版した本と同じ内容でいいので・・・」とか,今までに出した本の焼き直しの企画だからです。もちろん,焼き直しでいいなら簡単に書けますが,それでは私が全然面白くありません。焼き直しはつまりコピペですから,なにも私でなくてできるわけですから,文章の書き手としては猛烈にツマラナイ作業になるからです。
私は出したい本があるのに出せないで困っているわけでもなければ,出版できなくて困っているわけでもありません。編集者なら,本の書き手がワクワクして書き進められるような企画を提案して欲しいです。
2010/03/02
- ナチスドイツ占領下のフランスの片田舎で起きたささやかなレジスタンス運動の顛末を描く感動的傑作映画,『ピエロの赤い鼻』を紹介。自分が犯人だと名乗りでる爺ちゃんの男気と彼の奥さんの強さに泣きます。
- 西原理恵子の『毎日かあさん6 うろうろドサ編』が出ましたね。もちろん,西原初期からのファンとしては中身も見ずに「ジャケ買い」しまいましたよ。
西原家の二人の子供さんもしっかりしてきたな,猫を飼い始めたんだね,5人の男の子の母の麦ちゃん,相変わらず逞しいなぁ,と,「ほとんど親戚の叔父さん」みたいな感じで読んでしまいました。相変わらず,面白くてパワフルです。
- Franco Giovanniの靴を買っちゃいました。すごく格好いい靴で履き心地もいいです。色違いの「ブラウン」も買おうかなと思っているくらいです。
- 【ウェブサイトを音楽にする『Code Organ』】
これは面白いですね。ウェブサイトのアドレスをコピペして入力すると数秒後には音楽になるんですよ。ちなみに,日本語のサイトでも音楽に変換してくれますが,ちょっと単調な感じの「音楽」になっちゃうみたいかな?
- 【この本,丸ごと無料です】
文春新書の『生命保険のカラクリ』が3月1日から4月15日までと期間限定ながら,全文をPDFファイルでネットで公開し自由にダウンロードもできる,という前代未聞の試みをしているそうです。「ネットで公開したら本が売れないだろう」という大方の予想に反して,増刷に継ぐ増刷で現在6刷目だそうです。
なぜかというと,「全文PDFファイルでダウンロードでき,印刷も可能」と言っても,全ぺージを印刷するのは面倒だし,かさ張ります。PDFファイルでダウンロードでき,印刷も可能」と言っても,手元に置いといて資料にしたいなと思ったら新書を買っちゃった方が便利なんですね。
2010/03/01
- 7月22日(木)19:00より「第4回 東京・埼玉5大学頭頸部外科研究会」で講演することになりました。会場は新宿のヒルトン東京です。
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,東京都江戸川区のはるやま小児科/春山次男先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 【ナゾの深海魚,日本海沿岸に続々漂着】
体長10メートルにもなる謎の巨大深海魚が越前,越中の海岸で次々に見つかっているそうだ。異変の原因は不明だが,どうしたって,深海で何か起きているんじゃないかと心配になってくる。
ちなみに,以前紹介した『眼の誕生』に書かれていたが,深海というのは「生物種は少ないが,個々の種の生物の数は非常に多く,大型の生物が多い」という特徴があるそうだ。つまり,深海は栄養豊富だが進化の淘汰圧が低いため,生物種の多様性は乏しいが巨大な生物が多いらしい。このリュウグウノツカイも巨大だが,深海底に棲息する巨大ダンゴムシの「オオグソクムシ」は30センチを越すという信じられないくらいの巨体なのである。
- 【五輪フィギュア 採点傾向に変化,ジャンプ回転数甘めに】
フィギュアスケートには採点基準がある。その基準に合致した演技ができれば得点が高く,基準に合致しない演技はどんなに完成度が高くても得点は高くならない。そういうルールだからしょうがない。
そうであれば,その基準に合わせて演技を変えていくのは当然の戦略といえる。評価はどうでもいいから自分が好きな演技をしたい,という考えもありだとは思うが,オリンピックで金メダルを取ることを最終目的にするのであれば,採点方法に合わせて演技を組み立てるという方法論しかありえないはずだ。
100メートル走とか重量挙げだったら,勝敗はストップウォッチや秤があればいい。やり投げや砲丸投げ,走り幅跳びも巻尺さえあれば判定は明快だ。評価の基準は数字だけであり,判定がもめることはない。
しかし,100メートル走に「走る姿の美しさ,走る技術」という基準が加わるとどうなるか。優劣の判定は一挙に混沌とする。「美しさ・技術」という主観が入るからだ。当然,判定基準に異論が噴出する。
そういう異論を封じるために,判定する側は基準を数値化する。例えば,大腿と下腿のなす角度,大腿と脊椎のなす角度,下腿と足関節のなす角度で「美しい角度とは何度か」を決め,「美しい歩数」を数値化する。それが美しいかどうかではなく,美しいと決めたから美しいのだ。要するに,パラダイムにしてしまえばいいのだ。
フィギュアスケートの判定基準はこれと同じではないだろうか。速度といいう数値化できるものを競うスピードスケートとの差異を出すためには,「美と技術」を判定基準に入れるしかなくなり,「美・技術を数値化」する必要が生じたのだろう。「美・技術は判定できるのか?」という根本問題を問わずにとりあえず判定する,と決めるしかないわけだ。無理やり作った人工的基準である以上,審査される側がその審査基準に合わせて演技しなければいけないのだ。
これはつまり,音大のピアノ科に進学したいと思ったら,課題曲なら嫌いな曲でも練習するしかないのと同じだ。フランス料理のコンテストに出場しているのに,俺が作りたいのは中華だと中華料理を提出しても相手にされないようなものだ。
- 昨日の津波警報だが,最初の「津波に到達予想時間」になっても津波が来なかったため,例のネット掲示板では「気象庁赤っ恥」のような書き込みが殺到したらしい。
でも,津波から命からがら逃げたことがある人間としては,空振りでもいいから警報を出すべきだと思う。これは破傷風トキソイドの注射と同じである。両者の共通点は「滅多にない。だが起きたらシャレにならない被害になる」ことだ。
破傷風は確かに,「日本全体で1年間に20~60例しか発症しない希少感染症であり,1割の患者には傷がないのに発症している」ことを知った上で,25歳以上のケガ人で汚れた傷だったり動物咬傷の場合,必ず破傷風トキソイドを投与している。発症したらシャレにならないからだ。
津波警報もこれと同じだろう。津波は破傷風のように事前に予測できるし,避難という被害を確実に防ぐ手段が存在するし,一旦起きたら被害は甚大なのだ。
もちろん,予測の精度が悪すぎるという問題はあるが,これも多分,改善は難しいだろう。津波は滅多に起こる自然災害ではなく,データの蓄積が難しいからだ。
- 【簡単に回せます】
今朝のNHKニュースの「まちかど情報室」で取り上げられていた便利グッズ。いずれも「固くて開かないビンのふた,ペンのキャップ,頭が潰れたネジ」を簡単に開けるグッズです。