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2005/11/30
- 「湿潤治療の講演をしている医師」に,岐阜県の郡上市国保高鷲診療所 西脇健太郎先生,熊本県の朝日野総合病院 宇野敬介先生にも加わっていただきました。ありがとうございます。
- 全身麻酔が開発されたとき,それに反対した外科医が少なくなかった,という事実,ご存知ですか。その様子を描いている文章がどこかにあったはずと探していて,ついに見つけました。『外科学の歴史』(クロード・ダレーヌ,白水社文庫クセジュ,1988年刊行)です。現在も出版されているかどうかは不明ですので(多分,絶版だろうな),当時の様子を伝える部分を引用させていただきます。
手術のあいだの苦痛を効果的になくすこと。これによって得られた進歩は,はかり知れないものであった。
まず利益を受けたのは患者だった。もはや手術を恐れる必要がなくあったのだ。(中略)一方,外科医の受けた恩恵も大きなものであった。手術を落ち着いて静かに行うことができるようになった。(中略)
しかし,習慣というものは簡単に変えられるものではない。(中略)ルリッシュは次のような逸話を語っている。リヨンの外科医ジャンスールは動かず意識もない男を前にして,いつものようにすばやく手術を施したが,日頃のダイナミックさはなかった。手術後,彼は,「麻酔は外科を滅ぼしてしまうだろう。外科医の気質もこれでおしまいだ」と語ったという。確かにこれは外科医の特性のうちのあるものに向けての弔辞だった。物に動ぜぬ気質,ルリッシュの言葉を借りれば「青銅で三重に覆ったような」たくましい気質も,患者の眠りの前にしてはもはや無用であった。
要するに,無麻酔で下肢を切断される患者の悲鳴に臆することなく,心を動かされず,冷静に冷徹にメスを振るうことが外科医に必須であり,麻酔をかけて悲鳴が聞こえなくなると軟弱な外科医しかいなくなる,と嘆いたわけですね。
そういえば,全麻による無痛分娩が始まった頃の1848年,ダブリンの産婆学校長として有名な人物が次のようにエーテル麻酔による分娩を攻撃したそうです(『外科の夜明け』 トールワルド,講談社文庫,1971年刊行)。
ダブリンでエーテルを産婆術に使用した人があろうなどとは信じられない。普通出産にエーテルを使用することに対する反感は,極めて濃厚である。全能者は -疑う余地もないことだが- 苦痛を分娩にふさわしいと考えているのに,これを,単に回避しようという目的でエーテルを用いることに対する反感である。
これに対し,クロロフォルムによる無痛分娩を世界で初めて行ったシンプソンは,次のように反論したそうだ。
ダブリンで乗り物に馬車を使用した人があろうなどとは信じられない。普通旅行する場合に馬車を使用することに対する反感は,極めて濃厚である。全能者は -疑う余地もないことだが- 疲労を歩行にふさわしいと考えているのに,これを単に回避しようというだけの目的で,馬車を使用することに対する反感である。
ううむ,お見事!
2005/11/29
- 「外傷の湿潤治療を行っている医師」に,埼玉県の志木市立救急市民病院 外科 前田 徹先生,広島県の親和会 やまと病院 内科・外科 佐々木 茂先生にも加わっていただきました。ありがとうございます。
- 「湿潤治療の講演をしている医師」に,北海道のせたな町瀬棚国保医科診療所 吉岡和晃先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 昨日から,富山大学の大杉先生が見学にいらっしゃっています。
- 春秋社から出版予定の一般向け書籍の初回校正終了。ゲラ刷りを春秋社に送り返したと思ったら,今度は三輪書店の2冊目の本の第2回校正が到着。いよいよ忙しくなりました。
2005/11/28
- 11月25日は大阪の野崎徳洲会病院で講演。質疑応答は非常に活発でした。ご参加いただき,ありがとうございました。その後,院内の食堂で簡単な懇親会があり,さらに近くの居酒屋で宴会。とても楽しかったです。
ちょっと心配なのは,ガチガチの消毒派の○○科のトップの先生が参加されていなかったこと。その診療科の処置についての質問が看護婦さんたちから相次ぎましたが,全て無駄で非科学的な処置,感染予防に意味がない,基本を知らない医者だとムチャクチャにこきおろしてしまいました(・・・だって事実だから・・・)。
やはり,講演会を開催するのであれば,全ての診療科のトップを院長命令などで強制的に参加させ,その場で私と討論させた方がいいのではないかと思います。でないと,参加しなかったトップの先生と,参加した研修医や看護師の間が険悪になるだけのことになりかねせん。参加していないトップの先生(敵前逃亡ってやつだな)と,「俺はそういう治療は認めない。消毒しないで感染したらおまえらが責任をとれるのか」と喧嘩になるのが関の山ではないでしょうか。
- 講演をすると,その後は質疑応答となります。ここでいろいろな質問を受けるのですが,気になるのは,質疑応答が終わり,講演が終わってから「質問なんですが・・・」と聞いてくる人が必ずいらっしゃることです。一応,質問には答えるようにしますが,こちらは本番の講演後の質疑応答を全力で質問に答えているのですから(質疑応答での質問に全てその場で明確に答えるのはとても大変です。どういう質問が出るかわからず,前もって回答を用意することができないから・・・),これはルール違反じゃないかと思います。少なくとも私は極めて不愉快な気分になります。
よく,みんなの前で質問するのが恥ずかしいから,という人がいますが,これは質問者の都合であって,回答を求められる側のことを全く考慮していません。だから回答者側は不愉快に感じるのです。質問があるなら,きちんとその場でするのが常識というものでしょう。
質疑応答は質問するために準備された特別な時間なのですから,質問があるならその中で質問すべきですし,それが講演者に対する礼儀じゃないでしょうか。質疑応答の時間が短いなら仕方ないかもしれませんが,今回の野崎徳洲会病院では十分すぎるくらい時間をとっていましたし,しかも,「他に質問はありませんか?」と何度も念を押しました。それなのに,全て終わってから「私にだけ特別教えて下さい」というのは,虫が良すぎるような気がしますが,皆様,いかがお考えですか。
今後は,このような礼儀知らずの質問に答えるのは止めようかと思っています。
- 先日,盟友の鳥谷部先生から「医学における統計の意義」という文章を教えていただきました。出典は,かの『Lancet』。その巻頭(?)に書かれた文章とのことです。
After all, as Claude Bernard pointed out so elegantly some 150 years ago, we only need statistics when we do not understand the problem. Where there is complete understanding, statistics become unnecessary. Statistics sometimes seem to be used like a rather neat packaging of ignorance to provide an illusion of knowledge.
(Johannes Borgstein. The Lecture. The Lancet;2002:360:1708)
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140673602116485/fulltext
拙訳
結局,クロード・ベルナールが150年も前に指摘したように,私たちが統計学を必要とするのは,理解できない問題に直面したときだけだ。もしもその問題の本質が完全にわかっているのであれば,統計は不要である。本質を理解できないことを,さもわかったように感じさせてくれるもの,それが統計である。
胸のすく文章です。痛快,爽快,明快です。
2005/11/25
- 「湿潤治療の講演をしている医師」に愛媛県のかとうクリニック 加藤正隆先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 今日(25日)はいつものように昼まで外来で仕事をして,それからJRを乗り継いで大阪に向かい,野崎徳洲会病院で講演です。
- ちょっとした暇な時間を見つけては読んでいるのが『不思議な数 πの伝記』(Posamentier & Lehmann, 日経BP社)である。π,つまり円周率であるが,この数字は数学のいたるところで顔を出す。しかも,円にも球にも関係ないところで登場するのがπである。そういう,数学界のスーパースターπの魅力を余すことなく描いているのが本である。まだπの値を求めるさまざまな工夫のあたりまでしか読んでいないが,その思考過程をたどるのはとても刺激的だ。
2005/11/24
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,岩手県の一関病院 外科 佐藤健一先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
また,同時に,「湿潤治療の講演をしている医師」にも登録していただいております。
- 『プリオン説はほんとうか? -タンパク質病原体説をめぐるミステリー-』(福岡伸一,講談社ブルーバックス)を読んだ。世界中の教科書にもCJ病や狂牛病の原因は異常プリオンだと書かれているし,この説の提唱者はノーベル医学賞を受賞したこともあり,もはやこの説は定説と化している。
この本は,そのプリオン説の元となったデータを丹念に読み直し,そこに巧妙な操作があり,あたかもプリオンが狂牛病の原因であるという印象を与えるように手が加えられていたることを示している。要するに,プリオン説は「コッホの三原則」を満たしていないのである。
となると,「異常プリオン蓄積部位とされる脳や脊髄などと除去すれば狂牛病対策になる」という常識は成立しないことになる。感染の初発部位は別にあるからだ。米国産牛肉の輸入再開は間近だが,その論拠とされる説が瓦解してしまうのである。
2005/11/23
- 「湿潤治療の講演をしている医師」に,名古屋記念病院 救急部の武内有城先生,井口光孝先生も加わっていただきました。ありがとうございます。
- 昨日,「神様から見た熱傷とは」と書きましたが,結論としては,完璧な熱傷治療(痛くもなく,すぐに治り,感染もしない)は将来的にもないだろうということです。
痛くなくて早く治る治療をすれば創感染のリスクが増えるし,痛くて患者さんが苦しむ治療をするとそれより創感染のリスクが減る。だから現実に熱傷患者さんの治療をしている医師にできるのは,なるべく痛くなく,なるべく早く治り,なるべく感染率が少ない方法を模索ことだけです。
もしも,「熱傷治療では感染は一例も起きてはならない」という考えに立つのであれば,熱傷患者は受傷直後に全例でデブリードマンを行って植皮をするしかなくなります。これなら恐らく,熱傷創感染は一例もなくなるでしょう。
熱傷はいかなる場合も感染のリスクがあること,完璧に感染を防ぐ方法がないことをまず認め,その上で治療体系を組み立てるしかありません。感染に対しては,発症したら対処するしかありません。事前に予防することは理論的に不可能です。
20万年前にホモサピエンスとして誕生した当初,裂傷や擦過傷,骨折などの外傷は存在しましたが,熱傷という外傷は存在しなかったのです。熱傷という状態を想定せずに体の構造(皮膚の構造)を作ったのです。だから,裂傷や挫創での感染は少ないのに,熱傷の感染が多いのです。これは基本仕様であり,初期設定です。初期設定を変えることを進化といいますが,人体の基本構造を進化させて,熱傷を受傷しても感染しない皮膚構造を得るには20万年という時間は短すぎるのです。
19世紀半ば,全身麻酔が開発されて無痛で手術を受けられるようになりました。まさに人類の福音でした。そして,それまで不可能だった手術ができるようになりました。しかしそのために,手術の合併症(創感染など)が逆に増加します。その術後感染増加の原因がわかり,対処できるようになったのはそれから30年後です。
多分このときも,「麻酔なんてことをするから感染が増えたのだ。痛くても感染しない昔の治療に戻すべきだ」という声が上がったと思います。そういう考えが多数派でなかったことを,現在の私たちは感謝すべきでしょう。痛くなくて感染も少ない治療を享受できているからです。
医学の歴史を見ると,〔より痛みのない方法を開発〕⇒〔その方法で新たな合併症が増加〕⇒〔合併症の少ない方法に改善〕という方向で進んでいます。熱傷治療もこの方向で進むべきだと考えています。
2005/11/22
- 「湿潤治療の講演をしている医師」に,愛媛生協病院・整形外科 森実和樹先生,鹿児島の仙台市民病院の時村洋先生にも加わっていただきました。ありがとうございます。
- 昨日より,関西リハビリテーション病院の小野先生が見学にいらっしゃっています。日曜日は東京から来られたそうで,「松本は寒いですね」と驚かれておりました。
見学に来られる先生方,松本は既に真冬だと思って準備してきてください。
- 雑誌「臨床麻酔」から依頼されていた【外傷の湿潤治療】という文章が,11月号の〔講座〕という欄に掲載されました。
- 昨日の昼食時,鳥谷部先生と雑談。その時にちょっと話題になったのが熱傷とその治療についてでした。なぜ熱傷創は他の外傷と違って感染が多いのか,いろいろな問題が生じるのか,というあたりの問題です。
そこでの結論。「熱傷は人類(動物)創造の神様の想定外」。
野生動物が熱傷になるんだろうか,と考えて見ます。多分,熱傷になる機会は滅多にありません。山火事に遭遇するとか(・・・人類が火を使い始める前,火事ってあったんだろうか?),火山噴火したとか,極めて限られた状況しか思いつきません。つまり,熱傷という皮膚損傷は「本来起こりえない状況」ではないかと思われます。
人間に熱傷が多いのは,熱源を日常的に使っているからです。火をプロメテウスが盗んだ時に初めて,生物は熱傷に遭遇したはずです。それ以前には,熱傷は生物史にはほとんど存在しなかったはずです。ごくたまに,火山噴火などで熱傷を負った生物はいたでしょうが,ほとんどは瞬時に死んだと思われます。
で,あなたが生物創造の神だったら,どう考えるでしょうか。多分,神様も動物が火を使うようになるとは想定しなかったでしょうから,生物の体は熱傷を想定せずに組み立てたはずです(真空状態で生物が生きられないのは,真空で生物が生きるようにできていないから。熱傷もそれと同じ)。
神様はあらかじめ,どういうケガ(皮膚損傷)をするかを想定し,それへの対策をプログラムしたはずです。野生状態(=人類出現以前の状態)の動物が遭遇するであろう外傷をリストアップし,
- 生命維持機能への損傷(心臓や肺の損傷,脳の損傷)に対しては「これが起きたらどうしようもないから対応しない(修復機能を持たせない)」
- 生命維持に必要な器官の損傷(関節損傷など)に対しても「これが起きたら動けなくなって他の動物に食われるだけだから,自動修復機能は持たせない」
- それ以外の損傷については「これくらいは自分で治せるようにしよう(自動修復機能を持たせよう)」
と考えるはずです。
そのとき神様は,「皮膚が焼けて苦しむなんて,自然界ではおきるわけがない」と考えたはずです。
そしてもう一つ重要なのは,皮膚常在菌の問題です。動物は皮膚常在菌に「外来病原菌進入防御システム」の一部を業務委託しています。しかし,表皮ブドウ球菌に都合のいい皮膚環境を作ったとき,黄色ブドウ球菌もくっついてきちゃった。黄色ブドウ球菌は普通の傷(裂傷とか擦過傷とか)を化膿させることはあるけれど,それは既に織り込み済み。対処できるシステムを神様が作ってくれています。かくして,表皮ブドウ球菌(部分的に黄色ブドウ球菌混在)込みの皮膚構造の基本設計ができ,創造神が人類を作ったわけです(・・・多分)。
この基本設計企画書に,熱傷への対処は入っていません。そういう外傷は自然界で起きないからです。起きない外傷への対処を組み入れるのは意味がないからです。起きない外傷を想定するのでなく,起きる外傷を想定してそれへの対処を考えるべきだからです。同様に,皮膚常在菌は「起きるであろう外傷」ではたいした悪さをしないから,常在してもらったはずです。
人類を創造した神様は今頃天国で,「生物が火を使って火傷するなんて,考えてなかったよ」と,頭をかいているかもしれません。
とまあ,こんなわけで熱傷にはいろいろな合併症が起きるわけです。皮膚常在菌がいなければ外来病原菌の侵入が起きて生命が維持されないけれど,熱傷のときに一部の皮膚常在菌が生命を脅かす,という現象が起きるのは,そもそも熱傷という状態が人類発生当初には想定の範囲外だったからです。
車で海の中を走ろうとして,水が入ってきたから目張りをどうしようとか,エンジンが止まったけれどどうしようとか騒ぎになるみたいなものじゃないでしょうか。
2005/11/21
- 「湿潤治療の講演をしている医師」に,滋賀県のマキノ病院 整形外科 松本道明先生,栃木県の自治医科大学 整形外科 山下倫徳先生,神奈川県の川崎医療生活協同組合 川崎協同病院 外科 和田浄史先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 11月18日(金)は仙台市での第17回東北創傷治癒研究会で講演でした。東北大第2外科を中心に,東北各地の病院の先生たちの研究会ですが,大学時代の同級生が聞きに来てくれたり,秋田県で外科研修医をしていたときに何度か一緒に手術に入らせていただいた元大学教授,大学医局で医局長をしていた頃の顔見知りの先生など,懐かしい顔がたくさんでした。お集まりいただき,ありがとうございました。
立食形式の情報交換会の後,同じホテルで4人の先生たちと会食。さらに活発な意見交換をさせていただきました。
- 『阿片の中国史』(譚ろ美,新潮新書)はなかなか面白かった。
中国の19世紀は「阿片の世紀」だった。清朝では国民は貴賎の区別なく,民族の区別なく阿片を吸っていたが,これほど一つの麻薬が広く社会に行き渡った国家はかつてなかったし,麻薬にこれほどまでに蹂躙された国もなかった。なぜ彼らは阿片に溺れたのか,その阿片はどこから持ち込まれたのか,誰が持ち込んだのか,どのようにして流行らせたのか,なぜ阿片だったのか・・・などの謎を解明し,合わせて,日本に阿片が持ち込まれなかった理由,日本に蔓延しなかった理由などについても考察している。
著者(中国人の父と日本人の母を持つ)の論証には少し弱い部分があるような気がするが,一つの物質をもとにしてに語られる中国史という視点は新鮮で説得力がある。
2005/11/18
- 「湿潤治療の講演をしている医師」に,東京都の柿田医院 柿田 豊先生,岐阜県の西美濃厚生病院 杉山貴敏先生,兵庫県の市立伊丹病院 岡崎 誠先生,福岡県の健和会大手町病院 石井義輝先生にも加わっていただきました。ありがとうございます。
- 今日は昼まで仕事をして,それから仙台に向かい,東北創傷治癒研究会で講演です。
- この半年くらい,長距離移動の新幹線や飛行機の機内では,MPM-201というポータブルAVプレーヤー(既に販売終了)で映画のDVDをコピーして鑑賞している。何しろこのマシン,DVDだろうがテレビ番組だろうが,液晶画面上の動画を手当たり次第にDivXファイルに変換しては内蔵HDDにコピーしちゃうのである。著作権という概念を無視しまくっている嬉しいマシンである。
そこで,dmm.comというネット上のDVDレンタルショップ(郵便でDVDを届けてくれ,ポストに返却するシステムをとっているので,近くにレンタルショップがない私にはとても便利)からDVDを借りては,MPM-201でコピーし,それを新幹線や飛行機の中で鑑賞していることになる。そのため,ノートパソコンの外付け250GBのHDDは,映画のDivXファイルで一杯だ。
さて,そのMPM-201だが,唯一の欠点は液晶が暗くてやや見にくいことだ。特に暗い画面になると画面がほとんど見えず,液晶に写っている自分の顔(これが結構,間抜けなんだ)しか見えなかったりする。やはり,きれいな液晶で見たくなる。
と言うわけで,他のポータブルAVプレーヤーはないか,ということになる。条件は次の点である。
- 液晶がMPM-201より見やすくてきれい。
- 液晶3.5インチ以上。
- DivXファイルが無条件に再生できる(著作権保護なんてケチなことを言わない)。
- ファイルの移動がエクスプローラーで簡単にできる。
- ハードディスクは20GB以上。
- バッテリー駆動時間は最低でも2.5時間。
- できればMPM-201より軽くて小さい。
- 日本国内で容易に入手できる。
これを全てクリアするものとなると,そんなに多くない。某社のものは液晶もクリアでバッテリーの持ちもいいのだがDivXファイルが再生できないし,別のマシンはDivXは再生できるのに液晶が小さかったりする。
そんなわけで,Creative Zen Visionに決定。上述の全てのポイントを大体クリアしていたからだ。実際,液晶はMPM-201とは比べものにならないくらい見やすいし,サイズや重量も一回り小さいし,DivXファイルもそのまま再生できる。唯一の欠点は,ファイルの移動に専用ソフトを立ち上げないといけない点くらいだ。
そういうわけでこの1ヶ月くらいは,映画DVDをレンタルしてはMPM-201でDivXファイルに変換し,それをZen Visionにコピーして鑑賞しているが,満足しまくり状態である。もう,Zen Vision専用の皮ケースをオーダーメードで作っちゃおうか,と思っているくらいである。
問題は,MPM-201が故障した場合にどうするかだ。このマシンでDVDが自由にコピーできていることが前提だからだ。このマシンの販売元は既に日本から撤退しているし,後継機種も存在しない。同等の機能を持ったマシン(どんなDVDも簡単にDivXファイルにしちゃう)があればいいんだけど,そんな都合のいいものって他にあるんだろうか。
2005/11/17
- 「外傷を湿潤治療している・・・」に,愛媛県西条市のとしもり内科 年森 司先生,札幌市西区の高橋脳神経外科病院 脳神経外科 井上道夫先生にも加わっていただきました。ありがとうございます。
このリストに登録していただいている先生方もかなり増え,県によっては30人を超えているため,そろそろ,市町村別に配列しなおさないと利用しにくくなっています。
- 湿潤治療の講演をしている医師に北海道新冠郡の新冠町国民健康保険病院 井齋偉矢先生,愛知県瀬戸市の井上病院 伊藤喜亮先生,愛知県の小牧市民病院鈴木浩之先生先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
また,他の先生方からも,続々と「講演ならやってもいいよ」というメールが入っています。
2005/11/16
- 一昨日,予告したように,湿潤治療の講演をしている医師というコーナーを作りました。私同様,湿潤治療についての講演(一般向けも含む)をしている医師をリストアップしております。
まず第一弾として,登別記念病院の佐藤健一先生,上富良野町立病院の兼古 稔先生,赤城村国民健康保険北診療所の菅野圭一先生,小野整形外科(愛知県)の小野直洋先生,菅田医院(広島県)の菅田宗樹先生,国立病院機構別府医療センターの武内謙輔先生,の6名を登録させていただきました。私が講演の対象からはずしている養護教諭の先生方の会合,看護師さんたちの集まりでも講演していらっしゃいますので,このような場合は是非,この先生方にご連絡いただけたらと存じます。
また,「自分も講演しているんだけど」という方がいらっしゃいましたら,ご連絡をお願いいたします。
2005/11/15
- 「外傷を湿潤治療している・・・」に,北海道登別市の登別記念病院 家庭医療科 佐藤健一先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 12月2日の亀田総合病院での講演の詳細が決まりましたので,追加しました。
- 昨日より二日間,井上病院の伊藤喜亮先生が見学にいらっしゃっておられます。
2005/11/14
- 「外傷を湿潤治療している・・・」に,大阪市東淀川区の前田整形外科 前田智雄先生にも加わっていただきました。
- 11月12日(土)は秋田県整形外科医会で講演でした。多くの方にお集まりいただき,感謝いたします。後にもう一つ講演があったため,会場での質問は3つだけでしたが,その後の立食形式の懇親会,2次会で多数の質問を頂きました。
さて,今回の講演の最大の収穫は,『うまい英語で医学論文を書くコツ(医学書院)』などの著作で高名な植村研一先生(浜松医科大学名誉教授)と知遇を得たことです。今回,先生は「上手な学会発表の仕方」という内容で講演されていましたが,「英文論文にこういうタイトルをつけたら,読まれずにゴミ箱行きだ」,「こんなスライドは目が腐る,迷惑だから作るな」,「日本語をそのまま英訳するな」と具体例を挙げて一刀両断し,しかもユーモアにあふれた目が醒めるような講演でした。
また,その前の私の講演を引き合いに出して,「マイクは左手でポインタは右手,スライドは7行以内,原稿を読まない,常に聴衆から視線をはずさない,話にメリハリをつける,と,あの講演は全ての面で合格ですね」とお褒めいただきました。お世辞半分としても,私が講演に込めているさまざまな工夫の全てに気が付かれておられました。その後の懇親会でも,「俺の本をあげるからさ,先生の本も送ってよ」とお声をかけていただきました。
それにしても,私の講演以上にハイテンションの講演を聴いたのは初めてでした。2次会に移送するタクシーの車中で,「自分の前にあんなにテンションの高い講演をされちゃ,それよりテンションを下げるわけにいかないだろ。俺も頑張ったんだぜ」と話されていました。人間的にも魅力たっぷりの素晴らしい先生でした。
- 湿潤治療について講演をしていただける先生のリストを作ろうと思いますが,名乗り出ていただけないでしょうか。私は医師会や病院での講演を中心に活動していますが,いろいろな地域の養護教諭の会,看護師さんから「湿潤治療について講演してくれる先生を紹介して下さい」という依頼が結構あるためです。
もしもよろしければメール,あるいは掲示板の方に書き込んでいただけないでしょうか。
2005/11/11
- 「外傷を湿潤治療している・・・」に,佐賀県鳥栖市の三輪堂医院 橋本隆寿先生,沖縄県平良市のくらはし整形外科クリニック 倉橋 豊先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 明日(12日)は秋田県整形外科医会で講演ですが,今日から秋田に移動です。秋田は生まれ故郷ですが,松本からだと非常に遠いです。今回は松本⇒名古屋⇒中部国際空港⇒秋田空港と移動しますが,これだけで5時間。さらに秋田空港から秋田まで1時間弱と半日かかります。
そういえば,松本(本州のほぼ真ん中あたりですよね)から各県の県庁所在地(のJR駅)に行くのに,一番時間がかかるところってどのあたりなんだろうか。
2005/11/10
- 昨日,「出版予定の本のタイトル大募集」をしたところ,たちまち,幾つものタイトル案をいただきました。ありがとうございます。初めてこの治療に出会った感動を伝えようというタイトル,治療のメリットを伝えようというタイトルなど,どれも唸ってしまうようなものばかりです。
2005/11/09
- 以前から「外傷を湿潤治療している・・・」に登録していただいている福島県の久津医院にリンクしました。
- 皆様のお知恵拝借。
現在,一般向けの書籍(春秋社)の執筆中ですが,まだ決まっていないので書名です。現在までに次のようなタイトルを考えていますが,いまいちインパクトに欠けます。
- 「だからその傷は治らない」
- 「それでは傷は治らない」
- 「消毒とガーゼは危ない!」
本の内容は「傷の湿潤治療」「消毒撲滅」「皮膚常在菌」「読書暦」などとなっていますが,これはと思うタイトル,サブタイトル,ないでしょうか。お気軽に提案していただけましたら幸いに存じます。
思いついた方は,メール(wound_treatment@yahoo.co.jp)でご連絡をお願いいたします。
2005/11/08
- 「外傷を湿潤治療している・・・」に,北海道登別市の登別厚生年金病院 外科 和田好正先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
また,穂別町国民健康保険診療所では全ての医師が治療を実践なさっておられるとのことで,全員のお名前を追加させていただきました。
- 昨日より二日間,旭川医科大学整形外科の田中先生が外来見学にいらっしゃっています。
2005/11/07
- 5日(土)は愛知県耳鼻科医会で講演。会場は満員で質疑応答も活発でした。ご参加いただき,ありがとうございました。
- 来年2月の宮城県の古川市立病院での講演の問い合わせ先を追加しました。
- 以前から「外傷を湿潤治療している・・・」に登録していただいている福岡県宗像市あかま整形クリニック 松久保耕作先生ですが,医院移転をなさったとのことで情報を修正しました。
- 最近読んだ本。
『インフルエンザ危機』(河岡義裕,集英社新書)。著者はウイルス研究の第一人者であり,世界で初めてインフルエンザウイルスの人口合成に成功した人物である。インフルエンザウイルスの特徴,ウイルスが変異するメカニズム,鳥インフルエンザウイルスが人に感染するメカニズムについて,とてもわかりやすく説明している。私が所属している鳥インフルエンザ関連のメーリング・リストでも話題に上った本であり,内容は正確なようだ。
少なくとも,新型インフルエンザのパンデミック(世界的大流行)発生が時間の問題とされていることだけは厳然とした事実であり,「人インフルエンザについてはよく知っているが,鳥インフルエンザについてはあまり知らない」という医師の方がいらっしゃったら,是非読んでいただきたいと思う。
『異端の数 ゼロ』(チャールズ・サイフェ,早川書房)は久しぶりの数学の本で,ゼロの数奇な運命を綴った,いわば「ゼロの伝記」である。古代ギリシャにあってゼロの存在は禁断,すなわち,気が付いているがそれに言及することは忌避されていた。キリスト教の社会ではゼロは神の存在を揺るがすものとして異端視されていた(このため,紀元前1年の翌年が紀元1年となった)。また,数をゼロで割るのは御法度でありながら,ニュートンやライプニッツの微積分は「ゼロで割る」操作が根底にあり,彼らはそれを巧妙に(別の言い方をすれが適当な理由をつけて)回避した。この矛盾が解決されるまで,実に2世紀を要したのである。同様に,極大の世界を扱う相対性理論ににおいても,極微の世界を扱う量子力学でも,ゼロは常につきまとい,解決不能と思われる難問を研究者に突き付けてくるのである。
ゼロは実に便利な存在であるが,それを追求していくと論理の矛盾と崩壊を起こす恐ろしい数字である。そういうゼロの魅力と魔力を余すことなく伝える本であり,数学好きにとっては読み始めたら止まらない面白さであることは保証する。
- もう1年半で50歳に突入する立派な中年なんですが,土曜日の大移動がちょっとずつ,しんどくなってきました。もうこれ以上,土曜日の講演を引き受けるのを止めようか,なんて考えています。
名古屋駅に2時間,中部国際空港へは2時間半,新宿駅に2時間半,東京駅にも最短でも3時間弱,羽田空港へは3時間半という,松本の地の利の悪さも結構体にこたえます。とにかく,どこに講演に行くにもまず2時間移動して,それから・・・ということになるんですね。
相澤病院は新しい治療をするのに最適の環境を提供してくれる理想的な病院なんですが,これで主要空港か主要新幹線駅にもうちょっと近ければいいのですが・・・。
2005/11/05
- 来年3月18日の神奈川県CAPD研究会での講演ですが,問い合わせ先情報を追加しました。
- 今日(5日)は昼前に名古屋に向かい愛知県耳鼻咽喉科医会で講演です。講演終了後はすぐに中部国際空港に移動して,空路で自宅へ。最近,このパターン(土曜日の朝から日曜日の午後で2000キロの大移動)が続いております。
- 三輪書店の2冊目『熱傷治療の常識非常識(仮)』の校正が終了したと思ったら,今度は春秋社の一般向けの本の原稿見直し作業に突入。そのほかにも,11月中に締め切りの依頼原稿が確か3つほどあったはず。11月もかなりハードな日が続きます。
- 週末ごとに新幹線や飛行機で長距離移動しているため,その間の暇つぶしは以前はもっぱら読書でしたが,最近は映画鑑賞です。テレビやDVDを録画できるハードディスクタイプのポータブルAVプレーヤー(MPM-201,もう製造中止だけど)でいろいろな映画(パニックものとかモンスターものが多いけど)を見ていますが,もう一度見たい映画ってほとんどないんですね。このあたりは,気に入ったら何度でも聞きたくなる音楽CDと全く違います。
パソコンのハードディスクの中には,DivXファイルにした映画が100本ほど入っていて,アカデミー賞受賞の映画もたくさん見ましたが,繰り返して見たのは数えるほどしかありません。
考えてみたら,クラシックの演奏会がテレビ放映されたものも録画していますが,繰り返し見たものはほとんどありません。神の如く尊敬しているホロヴィッツのホワイトハウスでの演奏の録画も,2度見ただけでした。ホロヴィッツのCDなら磨り減るほど聞いたのに。「画像付きの情報は飽きやすい」のでしょうか。
2005/11/04
- 来年3月18日(土)の第20回神奈川県CAPD研究会で講演することが決まりました。
- 11月2日(木)は山梨県皮膚科医会で講演。皮膚科の先生だけでなく,内科や形成外科医師,看護師などが参加されていたようで,いろいろな質問を頂きました。
講演後の立食形式の意見交換会の後,10人ほどの先生方と居酒屋で宴会。ここでもさまざまな質問を頂きました。ご参加いただいた方々に感謝いたします。
で,宿泊したのは富士屋ホテル。このホテルには以前にも泊まったことがありますが(私の全国デビューとなった「小児ストマリハビリ学会」の時ですね),窓から富士山がドーンと見えるホテルです。前回はとてもきれいに富士山が見えましたが,今回は残念ながら曇り空で見えませんでした。ちょっと残念!
- 傷ができて,そこに細菌が定着するのは,水たまりができるとそこにアメンボが住み着くのと似ている。水たまりにアメンボが登場するためには次の2つの条件が必要である。
- アメンボの飛翔距離以内の場所に池や沼がある。
- その池にアメンボが生息している。
この条件があれば,水たまりにアメンボが登場することになる。
ここで重要なのは,水たまりができる前にその場所に生息していた生物(アリやダンゴムシなど)が水たまりで生息するわけでない,ということである。アリやダンゴムシは水中や水面で暮らせないから当たり前だ。
これと同じで,皮膚に傷ができたときに創面に登場する細菌は普段皮膚に定着している表皮ブドウ球菌でなく,皮膚のどこかに棲んでいて湿った条件を好む細菌なのである。人体の場合は,恐らく黄色ブドウ球菌だ。そして,抗生物質を投与すれば黄色ブドウ球菌の中でMRSAがセレクトされ,やがてMRSA単独の細菌叢となる。
さて,上記の「水たまりのアメンボ」の運命はどうなるだろうか。もちろん,水たまりが干上がってしまった時点でアメンボはいなくなる(死ぬか,元の池に飛んで戻るかのどちらかだろうから)。アメンボは乾いた地面で生息する昆虫ではないから当然である。
このアメンボと同様に,傷の面のMRSA(あるいは通常の黄色ブドウ球菌)は傷が治ればいなくなる。MRSAにしても黄色ブドウ球菌にしても,乾いている皮膚で生息できる細菌ではないからだ。だから,傷が治って湿潤でなくなると黄色ブドウ球菌もMRSAもいなくなるのだ。
では,アメンボ(=MRSA)のいる水たまり(=傷)で,アメンボを一掃する方法とは何だろうか。正解は水たまりをなくすことである。水たまりがなければアメンボは生活できず,新たな生活の場所を求めて移動するか,死ぬしかない。
では,アメンボを殺す薬(=抗生剤,消毒薬)を水たまりに流すという方法はどうだろうか。多分,アメンボは死ぬだろうが,それらに耐性を持っている水生昆虫か微生物が登場するだろう。水たまりがあれば,そこには必ず生物が出現する。バクテリアも何もいない無生物状態の水たまりというのは,地球上ではあり得ないのだ。
この例で明らかなように,水たまりをなくすこと(=傷を治すこと)と,アメンボ(=MRSAなどの細菌)を殺すことは無関係であり,アメンボを殺すことは傷の治療に何の解決にもなっていないことは明らかである。さらに付け加えると,アメンボがいようとゲンゴロウがいようと水たまりが干上がる(=傷が治る)ことには無関係であり,水たまりが干上がる条件(=創傷治癒が進む条件)は気温と土壌の性質だけで決まっているのである。
2005/11/02
- そういえば,『もやしもん2』(石川雅之,講談社イブニングKC)が出版されていましたね。ご存知,青春農学細菌漫画である。特に,床のモップがけを細菌の側から描いた話が秀逸である。また,巻末にはおまけとして,皮膚常在菌を洗い流したりすると,外来の病原菌が繁殖するんだ,ということまできちんと書かれていて嬉しくなってしまう。
ある書店では,細菌学の専門書のコーナーに置かれているらしいが,医学書コーナーにも置いてほしいものだ。ついでに言うと,全ての医者,特に感染対策の専門家の先生方に読んで欲しい漫画であり,読むべき名著だと思う。
- 昨日のお昼ご飯の時,鳥谷部師匠と食べたんだけど(何しろ同じ病院なんで・・・),彼がニコニコとして
「今,掲示板の方で風邪とうがいの話が盛り上がっているけど,その京都の先生,どうやって風邪だって診断したんだろう? だって,風邪の診断基準は無いんだぜ。ってことは多分,患者の自己申告で風邪かどうかを区別したはずだね。すると鼻水が出ていても,うがいをしたグループは,うがいをしたんだからこれは風邪じゃない,と思うし,うがいをしないグループは,うがいをしないから風邪をひいたんじゃないか,と思うはず。そういうのを100人ずつ集めて,こっちの方があっちより10人風邪の患者が少ないとデータをまとめて統計処理したってナンセンスだよ」
とおっしゃられておりました。私は内科系の患者さんを診察する機会がないため,こういう発想はまず出てきません。「風邪の診断基準はない」ことには気が付かなかったなぁ。
詳しくはこちらをお読み下さい。
- 今日は昼過ぎまで外来の仕事をして,それから甲府に移動して講演の予定です。
2005/11/01
- 「外傷を湿潤治療している医師」に以前から登録していただいている愛知県の小牧市民病院ですが,全診療科で実施可能となったため,「整形外科・形成外科を中心として全診療科」と修正しました。ご連絡いただき,ありがとうございます。
- 昨日から,名古屋記念病院の横山先生他2名の先生方が見学に見えられています。
- この「更新履歴」ですが,過去ログとして残すことにし,とりあえず9月分を読めるようにしておきました。
- 小泉第三次内閣,別名「小泉大惨事内閣」,もとい,「小泉イエスマン内閣」発足。「小泉チルドレン」の面々も小泉首相の言うことを鸚鵡返しに喋るしか機能しか持っていない旧式のテープレコーダー(ICレコーダーかな?)みたいで,これじゃ,ヒットラー・ユーゲントならぬ「小泉ユーゲント」ですね。そういえば,ゲッペルスみたいなおっさんもいるしなぁ・・・。