以下は私が読んだケトとビタミンC関連の情報です。
長期(2-18年)に亘り肉しか食べない人たち(Zero Carber:厳密には植物由来のものを食べないことを指しているようです)において、壊血病を含むビタミンC欠乏の症状を経験していない人たちが多くいます。彼らはイヌイットがしたようにうに動物の内臓を生で食べているわけでもなく、ビタミンCをまったく取っていません。ケト研究の専門家であるDr.Stephen Phinneyは、血中ケトンのβ-ヒドロキシ酪酸自体が抗壊血病因子であるのではないかと推測しているそうです。
また一般的なケトジェニックダイエットの研究でもケトにおいてビタミンCの必要量は極端に少なくて済むと考えられています。
The requirement for vitamin C on a ketogenic diet is probably much lower than on a higher carbohydrate diet. 10 mg a day of vitamin C was determined to prevent scurvy in the context of someone eat a high-carb diet [21].
On a ketogenic diet, that figure is not known but it is likely quite a bit lower. The reason why is that glucose and vitamin C compete for the same receptor (GLUT1) to be taken up into cells [22].
The less glucose in the blood, the easier it is for cells to take up vitamin C.
Ketogenic diets are better than high carb diets to normalize blood sugars [23]. Another reason is that other antioxidants our uses like glutathione and uric acid get upregulated when our cells use less glucose and more fat or ketones to power us [24,25,26].
Importantly, the ketogenic diet is known to decrease overall oxidative stress which spares the activity of antioxidants such as vitamin C [27].
「ケトの食事に必要なビタミンCは,高炭水化物食よりもおそらくはるかに少ない。人が高炭水化物食を摂取する状況で壊血病予防のために10mg/日のビタミンCが必要であることが知られている[21]。ケトの食事では、その数値は不明であるが、かなり低い可能性が高い。その理由は、グルコースとビタミンCが同じ受容体(GLUT1)を奪い合って細胞に取り込まれるためである[22]。血液中のブドウ糖が少ないほど,細胞はビタミンCを取り込みやすくなります。血中の糖を正常化するためには,高炭水化物食よりもケトン食の方がよい[23]。もう一つの理由は、グルタチオンや尿酸のような我々が利用する他の抗酸化物質が、我々の細胞が我々にエネルギーを供給するためにグルコースや脂肪あるいはケトンをより少なく使うときにアップレギュレートされるからである[242,526]。重要なことに,ケトン生成食はビタミンC[27]のような抗酸化剤の活性を除いて,全体的な酸化ストレスを減少させることが知られている。」