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2006/10/31
2006/10/30
- 先週金曜日は島根県立中央病院で講演でした。島根県で初めての講演です。会場はほぼ満席。近隣病院の先生も参加されていたようです。講演後の質疑応答も非常に活発でした。多数ご参加いただき,ありがとうございました
ちなみに,松本⇒名古屋⇒新大阪⇒伊丹空港⇒出雲空港と移動しましたが,久しぶりにプロペラ機に乗りました。右側2列,左側1列の36人乗りというちょっとキュートな飛行機でした。
翌朝は8:30過ぎにホテルを出発して出雲空港から羽田空港に向かい,千代田放送会館にタクシーで移動。エポプロステノール臨床フォーラムで特別講演してその後シンポジウムに参加。色々な質問を頂きました。終了後,タクシーで東京駅に移動。
というわけで,金曜日に松本を出発してから日曜日に松本に戻るまでの合計移動距離は2532.9kmでした。
- 出雲から羽田の機内でMio C310(ポータブルGPS)を試してみましたが,見事に飛行機の位置を地図上にトレースしてくれました。時速1,000キロで移動中,というGPSの表示がちょっと感動的でした。
- 悲惨なほど詰まらなくて内容がない映画,《人間人形 デッドドヲル》について。本当に見る価値ない映画ですよ。
2006/10/27
- 来年1月19日の埼玉県坂戸鶴ケ島医師会での講演の詳細が決まりましたので,問い合わせ先情報などを追加しました。
- 今日は10時過ぎに松本を出発して名古屋経由で大阪空港(伊丹空港)に向かい,そこから出雲空港に移動し,島根県立中央病院で講演です。島根県では初めての講演となります。
- 『オイラーの贈物 人類の至宝 eiπ = -1 を学ぶ』(吉田武,ちくま学芸文庫),29ページ目まで何とか読み進めていますが,25ページ目の二項定理の Sn = 2n の証明のところで立ち往生してしまい,暗雲が立ち込めています。26ページからの無限数列の収束と発散のあたりは理解できましたが,この先はさらにハードな数式が並んでいます。オイラーの公式に行き着く前に遭難しそうです。
- というわけで(?),県ごとの湿潤治療をしている病院と講演の数をグラフにして見ました。
2006/10/26
- 《8mm 2》という映画について。基本的にはミステリーなんですが,かなりエッチっぽいです。最後のシーンを見るまでは,映画の内容がわかったつもりだったのですが,最後の最後のシーンを見た瞬間,「これって一体,何だったの? 真相はどうなっているの?」と頭を抱えてしまいました。
- 『オイラーの贈物 人類の至宝 eiπ = -1 を学ぶ』(吉田武,ちくま学芸文庫)を亀より遅いスピードで読書中。ようやく23ページ目まで来ました。二項定理の証明をしたり,計算問題を解いたりしています。この後,無限数列の項目に突入する予定ですが,果たして私のオツムはついて行けるのでしょうか? 全然自信がありません。
- ついでに「読書」と「映画」を分けました。
2006/10/25
- 12月22日(金)に国際医療福祉大学附属熱海病院で講演することが決まりました。12月は静岡での講演が連続しますので,「その話ならもう聞いたよ」と言われそうです。
- 『オイラーの贈物 人類の至宝 eiπ = -1 を学ぶ』(吉田武,ちくま学芸文庫)をちょっとずつ読んでいます・・・といっても,ようやく13ページまで来たところです。何しろ,計算問題がいろいろなところにあって,それを自分で解かないと次に読みすすめないもんで・・・。
というわけで,「0.31818181818・・・という循環小数を分数で表せ」という問題を解くのに3分もかかってしまいました。単純な一次方程式なんですが,その式を考え出すまでに時間がかかってしまいました。ちょっと情けないな。
ちなみに学生の皆さん,この問題,何分で解けますか? 0.311527527527・・・を分数で表すとどうなるでしょうか?
2006/10/24
- 昨日,あまりにしょうもない映画を紹介してしまったので,今度はお口直しということで,大感動傑作《ザ・ハリケーン》を紹介する。実話に基づいた作品である。冤罪で30年間獄中に繋がれていたボクサーと,彼の無実を信じ,それを証明するために奮闘する人々の勇気の物語である。主役のデンゼル・ワシントンの存在感ある演技に圧倒されます。
- 久し振りにガチガチの数学本を購入。『オイラーの贈物 人類の至宝 eiπ = -1 を学ぶ』(吉田武,ちくま学芸文庫)です。500ページの大著で,本を丸ごと1冊使ってオイラーの公式を理解してもらおうという本です。もちろん,どのページにも数式がぎっしり。
この歳になってどこまで理解できるかわかりませんが,とにかく1ページ目から読み進めています。高校生とか大学生の頃,この本に出合いたかったです。
2006/10/23
- 20日(金)は昼過ぎに松本を出発して高山行きの高速バスに乗り高山に向かいました。山中の道路だったため途中の紅葉がとてもきれいでした。
で,2時間20分で高山に到着。夕方から高山赤十字病院で講演でした。会場の半分以上が埋まっていたかな? 講演は非常に受けていました。講演終了後は10人ほどの先生方と飛騨牛が食べられるお店で立食形式の懇親会。飛騨牛,非常に美味でした。ワインをがぶ飲みし,おまけにお店にあったピアノまで弾いてしまいました(もちろん,他に客がいなかったから弾いたんだよ)。
さて,宿泊したホテルは温泉大浴場を備えた大きなホテルで,団体客が多かったですが,結局私は温泉に入ることもなく出発。宿泊客のなかで温泉に入らなかったのは私くらいのものでしょう。
そして翌日は高山⇒名古屋⇒新神戸⇒淡路島と移動し,淡路労災保険部会で講演。こちらの方はこじんまりとした部屋で20人ほどが参加されていましたが,比較的高齢の先生が多く,私の講演内容の予備知識なしに聞かれた方はかなりびっくりされていたようです。講演後は同じホテルで懇親会。15人くらいの方がいらっしゃったようですが,こちらでは但馬牛を堪能しました。懇親会では質問責めにあいました。その後,数人の先生方と2次会⇒3次会に突入。
そして翌朝は朝9時前にタクシーに乗って新神戸に移動し,名古屋経由で松本に。ちなみに淡路で宿泊したホテルは洲本温泉郷にあってもちろん温泉付きでしたが,前日同様,温泉に入る暇がありませんでした。「猫に小判,豚に真珠,馬の耳に念仏,夏井に温泉」という諺(ことわざ)ができそうです。
それにしても,この3日間の連続移動はさすがに疲れました。現在,月曜日の早朝なんですが,体の方は「日曜日がないよぉ,休んでないよぉ」と疲労を訴えています。
今回の講演旅行(?)ではポータブルGPS,Mio C310(マイタック)が大活躍。移動の列車の中で刻々と変わる外の景色に連動して,山や川の名前を確認したり,ここを曲がるとダム湖が見えるんだな,とか,見ていて飽きませんでした。電車や新幹線の移動が多い人にはお勧めのアイテムではないかと思います。
今週末は出雲空港から羽田空港への移動がありますので,飛行機の機内でも使えるかどうか,飛行機のスピードについて来れるのかを確認してみようと思っています。
- 史上最低の超B級映画,と大評判の映画,《死霊の盆踊り》について。予想を裏切らない弛緩しまくった映画でした。あまりの詰まらなさに何度も睡魔に襲われ,寝てしまったはずなのに,画面には同じ映像が流れているのです。まさに,恐怖の映画でした。
2006/10/20
- 病院の看護師さんがこんなことを教えてくれました。
「私に3歳の娘がいるんですが,転んで膝とかを擦りむくと自分一人でさっと洗ってラップをあててきて,それから,ママ,治して,ってくるんですよ。私がすることといったらワセリンを塗ることとテープを張ることと包帯を巻いてあげることだけ。3歳児が自分で治療をしているんですよ」と感激していました。
いい話です。
- 今日は昼過ぎまで外来診療をして,それから松本駅前のバスターミナルからバスに乗り,高山に向かい,高山赤十字病院で講演です。岐阜は隣の県ですが,結構遠いです。
そして明日は高山⇒名古屋⇒新神戸とJRで移動し,それから高速バスで淡路に向かいます。
2006/10/19
2006/10/18
- 年がら年中,週末になると新幹線や飛行機で移動する生活が続いています。そうなると,旅行用のバッグは必需品です。昔からブランド品には全く興味がないため,バッグはそこらで売っているのを無頓着に買っていましたが,ある日,服を見ていたらその向かいにダンヒルのバッグコーナーがあり,そこで見たボストンバッグに一目惚れ。防水加工したキャンバス地のものなんですが,外側に小さなポケットが2つと,大きなポケットが2つ,しかもそこには隠しポケットみたいなのがあります。口は大きく開き,内部にも小さなポケットが幾つもあって,携帯電話と筆記用具が入るポケットもあります。ブランド品のボストンバッグを見ていると内にも外にもポケットが少なくて,それが不満点だったのですが,ここまでポケットがあると服のポケットに入りきらない小物がすぐに取り出せて,すごく便利なんですよ。
お値段はそこそこ高かったですが,壊れたらまた買おうと言うくらい気に入っています。
2006/10/17
- 『外科の夜明け』(トールワルド,東京メディカルセンター,昭和41年)のハードカバー本(古本)をネットでゲットしました。現在,皆様に紹介している『外科の夜明け』(講談社文庫)と内容は全く同じで,挿絵や写真が豊富に入っている点のみが異なっています。取り扱っているのは「アート古書センター」です。もしかしたらまだ在庫があるかもしれません。ご興味をお持ちの方は同センターのサイトにアクセスしてみてください。
- これまでもたびたび「褥創のラップ療法」について紙面で取り上げていただいた雑誌『tabedas』10月号で,【なぜ,いま「公開質問状」なのか】という兼古先生の記事が掲載されています。もちろん,日本褥創学会に連盟で出した公開質問状のことです。そして編集後記でも,なぜこの雑誌でこの記事を掲載したかが詳しく説明されています。是非多くの人に読んでいただきたい記事です。
- リュック・ベッソンってなんて素敵な映画ばかり作ってくれるのでしょうか。後先考えないで適当なストーリーをでっち上げる天才といえばベッソン大先生ですが,そんな彼の魅力満載の映画,それが《クリムゾン・リバー 2 黙示録の天使たち》です。ベッソン先生,お馬鹿パワー全開です。
- 昨夜,ランラン(Lang Lang)のピアノリサイタルに行ってきました。知人に「チケットが売れ残っていて困っているんだけど」ということで急遽,行ってみたものです。ピアノリサイタルに行くのって,いつ以来だろう? で,演奏曲目は次の通りでした。
- モーツァルト:ソナタハ長調 K.330
- ショパン:ソナタ第3番
- シューマン:子供の情景
- ラフマニノフ:前奏曲変ロ長調 Op.23-2
- ラフマニノフ:前奏曲ト短調 Op.23-5
- リスト:ペトラルカのソネット第104番
- リスト(ホロヴィッツ編曲):ハンガリー狂詩曲第2番
もちろんお目当ては最後のホロヴィッツ編曲ですが,それ以外の演奏についてもちょっと書きますね。
まず,ピアノがベストの状態ではなかったようです。スタインウェイなんですが,まだ弾き込まれていない様で音が硬くて広がりがいまひとつ不足気味。
モーツァルトはまだエンジン始動という感じでしたが,フィナーレになってかなり調子が上がってきた感じです。ショパンは最初からエンジン全開で,第1楽章はとてもきれいでしたし,第2楽章のスケルツォは高速で突っ走って爽快でした。第4楽章も良かったです。やはり彼,ロマン派音楽が合っているみたい。
休憩を挟んでシューマン,ラフマニノフ,そしてリスト。圧巻はラフマニノフの「前奏曲変ロ長調」とホロヴィッツ編曲「ハンガリー狂詩曲第2番」!! 前者は左手の雄大にうねるアルペジオに圧倒され,中間部の右手の重音の連続が溜息が出るほどきれいでした。たとえて言えば「F1級のスピードを持つ重戦車」ですね。
そして,ホロヴィッツ! 数あるホロヴィッツ編曲の中でも,技術的難度の高さでは『死の舞踏』と並んで双璧とされる難曲です。私も以前挑戦したことがありますが(ウクライナ・バージョンとペリソリウス・バージョンの採譜楽譜を所有),フリスカの難しさは私の及ぶところではありませんでした。ゆっくりなら何とか弾けるのですが,テンポを上げていくと途端に破綻しちゃう。それなのにランラン,何事もないように超高速と轟音の連続で爆走するんですよ。圧倒的な熱と力でした。カデンツァ前の有名な「3つのメロディー同時重ね」部分も見事でした。これが聴けただけでも満足でした。
そしてアンコールは3曲。ランラン編曲と思われる中国民謡の「月が映る川(という意味だと思う)」と日本の童謡「おぼろ月夜」。どちらもきれいな編曲・演奏でした。特に「おぼろ月夜」の刻々と表情を変える和声が美しかったです。そして最後はラフマニノフ編曲の「くまんばちの飛行」。ハイスピードでぶっ飛んでいました。これも爽快でした。
ランランの演奏,YouTubeで「LangLang」で検索すると聞く(見る?)ことができます。上記のホロヴィッツ編曲も聞けますので,ご興味をお持ちの方は検索してみてください。
ちなみに,このホロヴィッツ編曲,挑戦してみたいという方はメールをいただければ楽譜を提供します。もちろん,あらゆるホロヴィッツ編曲を楽譜も提供します。
2006/10/16
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,大阪府河内長野市の田中整形クリニック 田中直史先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 10月13日(金)は岩手県の盛岡市医師会で講演でした。およそ300席の県医師会館の会場は前が少し空いているくらいで後ろでは立ち見の人もかなりいらっしゃいました。パラメディカルの方も多数参加されていらっしゃったそうです。質疑応答も活発でした。多数ご参加いただき,ありがとうございました。
その後,同じ医師会館で立食形式の懇親会。ここでも色々な先生方とお話しさせていただき,そのあとホテルにチェックイン。
翌朝7時半過ぎ,ドンドコドンドコという太鼓の音で目を覚ましました。どうやらホテル隣の小学校で運動会が開かれるようで,応援団みたいな人たちが太鼓を叩いては応援旗みたいなのを振っているんですよ。そして「クシコスポスト(運動会といえばこの曲ですよね)」がスピーカーから流れてきたり,ブラスバンドが運動場で練習していたり,朝から結構にぎやかでした。
そして,トラックの外側には色とりどりのビニールシートが既にびっしりと敷き詰められ(恐らく前の日から並べてあったと思われます),8時前から家族の方々が座り始めていました。なんだか懐かしい風景でした。
今回の盛岡での講演でただ一つ心残りだったのは,地酒も地元料理にも接する機会がなかったことです。滅多に行く機会がないだけに,ちょっと残念でした。
- 講演後の質問で,「重症のアトピーでワセリンに対してもアレルギー反応を起こす場合はどうしたらいいのか」というご質問を頂きました。一応,わかる範囲で答えましたが,後で冷静になって考えてみると,これって本当かな,という気がします。ワセリンが本当にアレルゲンになるのかという問題があるからです。
ワセリンは炭化水素でC16H34, C17H36, C18H38, C19H40, C20H42 の混合体です。最大の分子量を持つC20H42であっても282と小さな物質です。これが本当にアレルゲンになるのでしょうか。私はこのあたりをよく知らないのですが,アレルゲンになるのは一般に蛋白質か糖蛋白であって,炭化水素のような小さな物質がアレルゲンになることはないはずです(違うかなぁ?)。これが正しいとなると,ワセリン自体に対するアレルギー反応ではなく,含まれる不純物とか,酸化によって生じる物質とか,そちらの方が怪しいような気がします。
このあたりに詳しい方,是非教示いただけないでしょうか。
- 「埼玉医科大学で耐性緑膿菌感染が多発」というニュースがあった。こういうニュースを見るたびに,それって本当? という気になってしまう。多分この「緑膿菌感染」にはInfectinとColonizationが混在していて,しかもColonizationが多数を占め,またInfectionであっても原発性Infectionではなく,二次性・併発性Infectionが多いはずだからだ。
例えば「食道癌手術後に多剤耐性緑膿菌感染で死亡」という場合,その圧倒的多数はColonizationである。もちろん最終的には多剤耐性緑膿菌が血中に認められて敗血症になるかもしれないが,その本質は「術後創離開⇒黄色ブドウ球菌の定着(コロニー形成)⇒抗生剤使用と消毒により緑膿菌への菌交替⇒さらに抗生剤使用⇒多剤耐性緑膿菌への菌交替」という現象である。敗血症になったのはあくまでも,傷が治らない状態が続いたからだ。傷さえ治せばいいのに,「MRSAがいるから傷が治らない,緑膿菌がいるままで傷は治らない」と考えて抗生剤と消毒をくり返すから,どんどん傷が深くなり,深部感染を併発しただけだ。
このような症例では,消毒やゲーベンクリームなどの抗菌剤さえ使わなければ深部感染になることはない。創面に細菌が定着していても気にせず,ドレナージを行いつつ湿潤治療をすればやがて肉芽が上がり,それが収縮し手傷は治ってしまうし,食道癌術後の創離開の場合には,筋皮弁や遊離皮弁で唾液の漏出を塞げばいいだけのことだ。
このような症例を見ているとつくづく思う,「消毒は感染を起こす,消毒は深部感染を起こす」と。
このようなことを知らずに「埼玉医科大学に立ち入り調査」しても無駄である。病態をきちんと把握せずに「術後感染・創感染」を調べてもクソミソの結果しか得られないからだ。調査したりサーベイランスするなら,まずクソとミソは分けた方がいい。
- 今,はまっているサイトが【アガリスク エンターテイメント】の『その時歴史がウゴイタ?』です。抱腹絶倒の歴史ドラマが楽しめます。適当に亀甲占いをしていた卑弥呼ちゃんとか,縄文時代のゴミ屋敷に住む三内丸山さんとか,ムチャクチャ面白いですよ。
2006/10/13
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,千葉県佐倉市の志津中央外科 大森聡士先生にも加わっていただきました。ありがとうございます。
- 来年2月16日(金)に神戸で開かれる「第5回フットケア学会」の特別講演の座長として参加することが決まりました。
- 今日は午前11時過ぎまで外来診察をして,それから12時の電車で松本⇒長野⇒大宮⇒盛岡と移動し,盛岡市医師会で講演です。
2006/10/12
2006/10/11
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,栃木県下都賀郡壬生町の獨協医科大学病院 脳神経外科 金谷英明先生,福岡県北九州市のてつおうクリニック 古永晃彦先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 日本褥瘡学会から公開質問状への返事をいただきました。丁寧な回答のように見えて,その内容を読むと今後も杜撰な学会運営を続けるぞ,学会に参加しても講演会場には入れなくてもそれは自分たちの責任じゃないぞ,金はきちんと取るぞ,たかが学会員がグダグダ文句を言うんじゃないよ,と明瞭に書かれています。要するに,これからも日本褥瘡学会はボッタクリを続けるからよろしくね,ということです。慇懃無礼とはこういう文章のことを言います。
こんな杜撰な回答を寄越すのは,学会側は学会員を舐めきっているからなんだよ。おとなしい羊だから何しても文句が出ないと考えているからなんだよ。こいつら(=日本褥瘡学会)は最初から学会員をペテンにかけようとしているんだぜ。これで怒りを感じないとしたら,皆様,人が良すぎます。
ま,いずれにしても,日本褥瘡学会は「今後もまともな学会運営をするつもりはない」と正式に回答を寄越してくださいました。それが判っただけでも一歩前進です。そして同時にこの学会は,学会参加者を単なる金づるとしてしか見ていないことも明白になりました。
- 松本というところは,エアコンの「冷房」から「暖房」への切り替えが非常に短い町です。つい1週間前までは冷房を入れないと暑くて暮らせなかったのに,もう今週は朝の最低気温が5度くらいになってしまいました。暖房が絶対に必要です。2週間くらい前までは半袖だったのに・・・。
2006/10/10
- 10月6日は横浜のけいゆう病院で講演でした。会場は同院内の会議室でしたが,70名以上が詰めかけて後ろでは立って聞かれている人がかなりいました。始まって以来の人出とのことでした。また,質疑応答も延々と続き,多数の質問を頂きました。多数おいで頂き,ありがとうございました。
講演後は9人ほどの先生方と懇親会。ここでもいろいろと話をさせていただき,非常に面白かったです。
さてご存じのように,関東地方は5日の夕方,台風並の暴風雨でした。私は八王子から横浜線で東神奈川に行き,そこからタクシーで病院に移動の予定でしたが,東神奈川駅に着いた時点で茫然自失。あまりの風と雨の強さのためにタクシー乗り場まで行き着けそうになかったからです。そこで電車で横浜に移動し,横浜駅からタクシーに乗り,無事に病院にたどり着けました。
- 翌7日,山下公園を一望の下とするホテルで目覚めましたが,観光するのも面倒なため,10時過ぎにホテルを出て東京に向かい,秋葉原方面で色々なショップを見て回り,それから信濃町に移動して慶応大学付属病院で講演。
ここは50人ほどの会場でしたが,満席で立ち見の人もかなりいらっしゃって,採取的には70人ほどが集まったようです。質疑応答も活発でした。
その後は8人ほどの先生方と病院近くのお店で懇親会。色々な話で盛り上がりました。
- 最近,はまっているデジタル・ガジェットが Mio C310 です。Pochet PCの一種ですが,PDAとして機能はなく,MP3プレーヤーにもなるハンディGPS,つまり簡易型カーナビみたいなものです。サイズはジャケットの内ポケットにすっぽり入り,しかも軽いです。ワイシャツの胸ポケットに入れられるぎりぎりサイズかな?
私は全く見知らぬ町に行くことが多いのですが,その時にこれを持っていると,瞬時のうちに自分の位置がわかり(さすがはGPS・・・というか,当たり前ですけどね),目指すホテルや駅を入力するとそれらへの最短経路を表示してくれ,しかも音声でナビゲートしてくれます。
私は色々な所に行っていますが,松本からJRか飛行機で講演の場所に向かい,そこから講演会場にはタクシーで移動し,講演翌日は朝早くタクシーで空港か駅に移動することがほとんどで,東京も大阪も名古屋も札幌も,実は町中はほとんど知りません。そのため,一人で歩くことになるといつも悪戦苦闘してしまいます(地図を見て歩くのは得意なんですが,人前で地図を広げるのって格好悪いんで,つい知ったかぶりをして歩いては迷っちゃう)。それで,以前からこのMio C310に目を付けていたわけです。
実際に使ってみると,色々不満な点もあるのですが(駅を検索する機能がないとか,地図のバージョンアップに対応しているのか・・・など),とりあえず値段は安いし(私は35,000円で購入),次の機種が出るまで使い倒そうと思っています。
そうそう,新幹線の窓際の席で使ってみましたが,新幹線のスピードにきちんとついてきて,車窓から見える山の名前とか通過した川の名前をリアルタイムで確認することができました。恐らく,毎日の通勤電車での暇つぶしの役にも立つかもしれません(地下鉄では使えないけどね)。
- 「アメリカの正義こそが世界の正義,アメリカの平和こそが世界の平和。世界の平和を守る勇者,それがアメリカの軍人さん!」という正義と平和を誇り高く歌い上げる傑作(迷惑)映画,《ステルス》について。
2006/10/06
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,埼玉県鴻巣市のわたまクリニック 玉谷真一先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 理系高校生の甲子園といえば「ロボット・コンテスト」,いわゆる「ロボコン」である。そんな理系学生,技術オタクたちの熱い戦いを描いたさわやかな映画が《ロボコン》である。試合中にちょうつがいの部品が壊れたとき,ポケットから携帯電話を取り出してそれでネジ止めするところなんか最高でした。
- 今日は昼まで仕事をして,それから横浜に移動してけいゆう病院で講演し,明日は東京に移動して慶応大学付属病院で講演です。先週から週末になると東京と横浜の間を行ったり来たりしています。
ちなみに東京・横浜方面はこれから大雨のようです。
2006/10/05
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,兵庫県神戸市須磨区の吉川クリニック(内科・胃腸科・外科)吉川 均先生にも加わっていただきました。ありがとうございます。
- で,戯れに「湿潤治療」に登録していただいている病院の数と,講演の数を県ごとにグラフにしてみました。
別にどうということはありませんが,講演が多いところでは登録病院が多いような感じですが(特に京都より西・南ではグラフはほぼ平行しています),大して講演をしていないのに登録病院が多い県があったり(例:北海道,茨城,群馬,兵庫),講演が多いのに治療をしている病院が少ない県があったりと,なかなか面白いです。
- ある方から「YouTubeでアムラン(Marc-Andre Hamelin)がDoucetのChopinataという曲を弾いていてすごく面白いのですが,この楽譜,お持ちですか?」とメールをいただきました。デュセという作曲家はいろいろなクラシックの曲をラグタイムにアレンジした作品を残していて,"Chopinata" はタイトルからわかるようにショパンのアレンジです。
このアムランの名演を聞いたら,自分でも弾いて見たいという人がいるでしょうが,楽譜は既に絶版になって数十年経っているはずですので,ここで楽譜を大放出しちゃいます。みんなで弾いてね。ちなみにアムランはちょっと手を入れて弾いています。ま,コアなピアノファンならこのビデオや楽譜,既にご存知でしょうが・・・。doucet_chopiniata.pdf (714 KB)
2006/10/04
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,愛知県東海市の加木屋リハビリ整形外科 岩田岳士先生にもご参加いただきました。また,以前から登録していただいている埼玉県川口市の東川口病院では院長の田辺知宏先生のお名前も追加させていただきました。ありがとうございます。
以前より高松共同病院で登録していただいていた吉村 裕先生が同じ香川県内の坂本病院に移動されたため,修正しておきました。
- 先日の横浜での講演の質疑応答で「術後創感染について論じるのであれば,CDCの診断基準に準じて数値を出し,きちんと論じるべきだ」と反論してきた年長の先生がいらっしゃいました。もっともな意見のように思われますが,実はこの考えは間違っています。私はその場で「術後創感染と現在言われているものはクソミソであって,さまざまなものが一緒くたになっている。このような科学的・論理的根拠のない診断基準で数字を出しても,その数字は全く意味がない」と回答しましたが,どうやらご理解いただけなかった模様です。
というわけで,きちんとした文章をちょっと書いています。まとまった公開しますね。
要するに現在のSSIの定義は「腹痛がある疾患」を一緒くたにまとめて,それが増えた,減ったと論じているようなものであって,極めて粗雑です。ここに欠けているものは病因論的・病態論的分析です。少なくとも私はそう考えています。
- いろいろな方からメールをいただきますが,句読点,句点を全く使わないメールが時々あります。こういうメールは申し合わせたように,句読点の代わりに改行,句点の代わりの全角スペースを使っています。句読点や句点の使い方はもっとも基本的なものだと思っていましたが,どうやらこの常識,通じなくなっているような気がしますがどうなんでしょうか。
2006/10/03
- 全保険医団体連合会の雑誌「月刊保団連」10月号に『新しい創傷治療 -湿潤治療-(上)』が掲載されました。
- 昨日から名古屋掖済会病院の野々上先生が見学に見えられています。
2006/10/02
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,愛媛県今治市の天楽会 三木病院 三木冬人 先生にも加わっていただきました。ありがとうございます。
- 9月29日は成城在宅医療研究会(世田谷)で講演でした。会場は100人くらいの人でほぼ一杯で,多くの質問を頂きました。ご参加いただき,ありがとうございます。
その後,タクシーで東京駅近くに移動し,9人の先生たちと宴会。いずれも以前から湿潤治療をしてきたり,メールでやり取りをした事がある人たちで,さまざまな治療についての話で盛り上がりました。
しかも一人の先生がなんと1957年にアメリカで出版された『英語版 外科の夜明け』を手に入れられたということで見せていただきました。リスターなどの多数の写真が掲載されていて,喉から手が出るほど欲しかったです。宴会の席に奪い取ろうとしたくらいです。ちなみに1957年といえば私が生まれた年です。不思議な因縁を感じてしまいました。
というわけで,ホテルに戻ったのは午前1時半でした。
翌日(30日)は昼過ぎに東海道本線⇒横浜市営地下鉄で伊勢佐木長者町に移動し,神奈川県臨床外科医学会集談会で講演でした。こちらのほうは会場は閑散としていて(恐らく,これまでの講演で何番目かに少なかったと思います),客席からの反応もおとなしく,ちょっと上品な講演となりました。講演終了後は直ちに関内駅に急ぎ,東京駅に移動。
- そう言えば,昨日(10月1日)はこのサイトの5回目の誕生日でした。その前に作っていたピアノサイト『超絶技巧的ピアノ編曲の世界』(サイトの残骸はこちら)が1996年開設でしたから,インターネットで情報発信を始めてから10年です。怠け者にしてはよく続いています。
- アメリカでかなり話題になったホラー色の強い真面目な悪魔祓い映画,《エミリー・ローズ》について。神とか悪魔とかを本気で信じている人のための映画であって,それを信じていない人にとっては単なるギャグ映画。私は途中で笑い転げ,腹が立ってきました。これなら,クズ・ホラー映画のほうがよかったです。
あまりにも腹が立ったんで,一神教教義の弱点なんかも書いちゃったりして・・・。