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なついキズとやけどのクリニック |
湿潤治療:医師リスト |
2024/04/30
2024/04/29
2024/04/28
2024/04/27
2024/04/26
2024/04/25
2024/04/24
2024/04/23
ヒルドイドのお話ですが
近隣の小児科、皮膚科から
ヒルドイドを処方されて引き続き処方希望される患者さんはあとを絶ちません
小児の場合は無料になるのでヒルドイド値上げは保護者は感じないでしょうね
さらに多いのはプロペトとヒルドイドをミックスというものです
「プロペトはベタベタするのでヒルドイドを混ぜるとベタつきが減って良い」というのが理由のようです
これってプロペトの作用をヒルドイドが打消すだけではないのかなー?
と思い、その都度こちらで説明していましたが「ベタつきがイヤ」とのことで納得されないようです。
最近は諦めております
2024/04/22
2024/04/21
2024/04/20
2024/04/19
2024/04/18
2024/04/17
2024/04/16
先生の中指外傷後の写真を拝見して、僕も一瞬CRPSかと思いましたが診断としてはCRPSでは無いと思います。CRPSの診断基準は世界的にはコンセンサスが得られていませんが、本邦では厚労省研究班の判定指標が臨床的には多く用いられています(下記参照)。先生の場合まずCRPSにみられる浮腫というより外傷後の腫脹の持続のように見えます。骨折だとして初期固定が不適切であったり早期からのリハビリが不十分な場合や、骨片の転位が大きい骨折では3ヶ月程度の腫脹の持続はよく見られるし、手指ではPIP関節の外傷が一番腫脹が持続しやすいです。不釣り合いな疼痛や発汗異常なども見られないようでCRPSとは言いがたいと思います。
アドバイスをされた先生はCRPSであることを前提にステロイドの使用を勧めておられると思いますが、副作用もあることから私なら次のような治療をするであろうしお勧めいたします。
- 園畑法にて中指のブロック
- 健側の手でマニピュレーション(30分から1時間程度他動的にゆっくり癒着を剥がします。OTまたはPTによるマニピュレーションがベストですが医師であれば自分でも十分可能です。特に伸展制限が残存しやすいので伸展訓練を十分に行ってください。)
1回でもかなり効果がみられることが多いですが、しばらくするとまた悪化することもあるので、何回か行うと十分効果が期待できます。
ただし転位がほぼないPIP関節内骨折であることが前提で、転位が大きいと関節の適合性が悪いためやはり手術をしないと可動域の改善は期待薄ですが、軟部組織の癒着が主であれば手指ならば園畑法、上肢なら神経ブロックまたは静脈内区域麻酔にてマニピュレーションを行うのが、たとえCRPSであっても最も効果があると多数の自験例で確信しています。
(参照)
CRPS臨床用判定指標(厚労省CRPS研究会,2008)
- 自覚的症状(病気のいずれかの時期に、以下の自覚的症状のうち2項目以上該当すること)
- 皮膚・爪・毛のうちいずれかに萎縮性変化
- 関節可動域制限
- 持続性ないし不釣り合いな痛み、しびれたような針で刺すような痛み、または知覚過敏
- 発汗の亢進ないしは低下
- 浮腫
- 他覚的所見(診察時において、以下の他覚的所見の項目を2項目以上該当すること)
- 皮膚・爪・毛のうちいずれかに萎縮性変化
- 関節可動域制限
- アロディニア(触刺激または熱刺激)ないしは痛覚過敏(ピンプリック)
- 発汗の亢進ないしは低下
- 浮腫
2024/04/15
2024/04/14
本日先生の指の現状の写真を拝見しました。
関節内骨折のレントゲンが無いので、骨傷は軽度と想定して、現時点で私なら行う治療を提案させていただきます。
プレドニン20mg朝 1週間内服、以後15mg 10mg 5mgと1週ごとに減量し4週で終了
CRPS に行うステロイド治療ですが、外傷後にリハビリで頑張っても腫れが強く拘縮してしまっている症例に、15年前から行っています。外傷の手術を年に200例以上していますが、年に10人はこの治療をして、それまで改善ストップしていたROM がほとんどの方で改善します。
本来は受傷後3ヶ月以内が効果高いですが、まだ腫れが残存しているようなので試してみる価値はあると思います。ステロイドで腫れが一気に引きますのでリハビリしやすくなり、リハ後の腫れも抑制します。
ステロイド使用初期は全身のほてりや下痢気味になる人はいますが、減量していくので乗り切れる方がほとんどです。
保険病名は「筋強直」で通せます(安い薬ですが)
元の骨傷が重度の場合は厳しいですが、軟部の問題がメインであれば期待できます。
是非お試しください。
2024/04/13
中指は倍に腫れたまま | 伸展させた状態 | 屈曲させた状態 |
Scriabin : Etude Op.42-5の冒頭部分 |
Scriabin : Etude Op.42-5 第2主題の直前 |
Scriabin/Cimirro : Etude Op.42-5 冒頭部分 |
Scriabin/Cimirro : Etude Op.42-5 中間部の直前 |
2024/04/12
2024/04/11
2024/04/10
2024/04/09
2024/04/08
2024/04/07
2024/04/06
2024/04/05
日、小林製薬の紅麹を昨年11月から、使用していたという方が検査をしてほしいとのことで来院されました
御本人は検診で高脂血症を指摘されてから「自分で色々吟味した結果」紅麹にたどり着いたとのことでした。
いろいろ吟味したときに医療機関を受診するという考えは無かったの?と尋ねてもお返事はありませんでした。
紅麹は毎日使用していたわけではなかったそうですが、結果は検診のデータよりも脂質異常は悪化、尿酸値も上昇していました。
たぶん「紅麹を飲んでいるから安心」と考えて食生活の改善は考えなかったと思われます
今後どうするつもり?と尋ねたら「3ヶ月努力して改善しなければお薬を飲みます」とのことでしたが、経験的にこの手の患者さんに糖質制限や運動をオススメしても実行できない方が大半なので期待はしていません
また別のサプリを探すのではないかと半分諦めています
2024/04/04
2024/04/03
東北地方では大学病院は各県に一つしかないので「秋田県の〇〇大学病院」と書いても意味がないのであった。2024/04/02
2018年に出版された拙著「季節の救急」が、新章を追加した第2版として出版されましたのでご報告ならびに献本させていただきます。
各季節に1章ずつ新章を追加し、さらに初版でも取り上げた熱傷治療や動物咬傷などの項目は多少の加筆修正を行いました (当然湿潤療法です)。
夏の新章、「耳に虫」などは実際に起こるとパニックになりがちですが、どこの医療機関でも比較的手にいれやすいオリーブオイルやキシロカインなどで対応可能です。
⇒季節の救急 第2版
2024/04/01
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