2013/12/28
【08:00】
- 恐らく，今日が今年最後の更新になるかと思われます。明日（29日）は久しぶりに秋田の実家に行く予定ですが，秋田では e-mobile のサービスエリアが非常に狭くて実家のあたりは圏外になっているため，29日夕方から31日午後までメールの送受信もできません。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1228-08:00-1）
- 保湿剤についてのメールです。
経メディカル電子版に保湿剤についての解説が掲載されています。
⇒【不思議な不思議な保湿剤の世界】
夏井先生のHPを見に来ている方々は「第一選択はワセリンの頻回塗布」となるんでしょうが、やはり皮膚科の先生は何がしかの薬効成分のある薬剤を使う前提のようです。
記事内には患者負担を考え長期にわたるならワセリン、プロぺトも考えるとありますが…。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1228-08:00-2） - テレビ朝日の「ビートたけしのTVタックル」から「糖質制限・是か非か」という討論バトル企画から出演オファーを頂きました。当初は江部先生に出演の打診をしたそうですが，収録日に都合がつかず，糖質制限の旗振り役で一番暇そう，ということで私に白羽の矢が立ちました。
バトル相手は「糖質制限は危険」という本を上梓されている岡本卓教授，「糖質制限すると心筋梗塞死が増える」と新聞の取材に答えていたあの教授（お名前が思い出せません），日本糖尿病学会理事長の門脇孝教授をピックアップさせていただきました。私一人で大学教授3人でも10人でも相手をします，とプロデューサーには連絡済みです。
岡本教授，門脇教授は是非，テレ朝の討論バトル番組に出演してくださるよう，お願い申し上げます。いずれも立派な先生ですから，土浦協同病院の盛山先生のような敵前逃亡はなさらないはず，と信じております。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1228-08:00-3） - 来年1月11日（土）に瑞光メディカルが「瑞光メディカルと酒を飲む会」を下記の要領で開催します。
日 時 1月11日（土） 19：00～ 場 所 咲くら 新宿東口店（新宿区新宿3-26-6 新宿ＦＦビル6F）
※現地集合でお願いします。募集人数 ５名 参加条件 プラスモイストなどを日常診療で使っている医師 参加予定者 私，看護師，瑞光メディカル社員2名，申先生（関町内科クリニック） 参加申込 瑞光メディカル販売管理部：メールアドレス （この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1228-08:00-4） - 「糖質制限食を出すレストラン」情報です。
フレッシュケバブ（愛知県名古屋市熱田区神宮３丁目７－１ べんてんビル 1F，Tel 052-682-2300）というお店では、ケバブ肉・サラダセットがあります（添付写真のものは、大盛り１０００円、ドリンク付き）。
また、シェフに確認したところ、厨房に砂糖・甘味料をおいていないそうです（紅茶を飲む際の個人用砂糖壺を除く）。
市販のソースも一部使っていると言うことなので、完全な無糖質ではありませんが、相当に純度が高い糖質制限食と思います。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1228-08:00-5） - 「合成界面活性剤と石鹸」についておかだ小児科の岡田先生からのメールです。
小児科医会会報に書いた「石鹸やボディソープを使わないスキンケア」から石鹸項目を抜粋します。
【洗浄剤について】
洗浄剤(石鹸やボディシャンプー等)は親水基と疎水基を持ち、油を水に溶かす事により汚れを落とす。界面活性剤とも呼ばれる。洗浄剤だけでなく、水溶性物質と脂溶性物質を混合する用途にも用いられ、その場合は乳化剤と呼ばれる。軟膏基剤以外の外用薬(クリームやローション)、ほとんどの保湿剤、化粧品にも用いられているので注意が必要である、
石鹸とは高級脂肪酸の塩の総称であり、洗浄剤として用いられるのはKOHで鹸化した液体のカリ石鹸、NaOH(苛性ソーダ)で鹸化した固形のソーダ石鹸の二種類である。アルカリ塩であるので、水に溶かすとアルカリ性を示す。手作り石鹸がよいとする意見もあるが、私たちは原料に強アルカリを用いるため、工業的に作られたものの方が、原料の残留の恐れがないと考える。
それに対してボディシャンプーの洗浄成分は、中性洗剤である。それにリンゴ酸などを加えて酸性にしたものが弱酸性ボディシャンプーである。Hans Tormaらは洗浄成分であるラウリン酸硫酸が皮膚のバリアを破壊することを示した。
「弱酸性の石鹸」などのように石鹸という言葉が洗浄剤の総称のように使われているが、スキンケアの指導をする場合は、化学的に正しい用語を用いるべきである。
ちなみに「弱酸性」という言葉が消費者を惑わしている。試しに来院した保護者に「弱酸性」の意味を聞いてみたところ「洗浄力が弱い」「肌にやさしい」「赤ちゃんでも安心」などと答えられた。「水に溶かすとpH6位になる」と正解を答えた保護者は皆無であった。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1228-08:00-6）
2013/12/27
【10:00】
- 「石鹸と合成界面活性剤の違い」というメールです。
石鹸は「洗剤」の一種類です。洗剤には、「石けん」「合成洗剤」「その他の洗浄剤」があるそうです。この記事の「洗剤」は「石けん」ではなく「合成洗剤」だと思います。
- 石鹸＝汚れを落とす成分が石鹸（脂肪酸ナトリウム／脂肪酸カリウム）のもの
- 合成洗剤＝汚れを落とす成分が「石鹸」以外のも
「石鹸（脂肪酸ナトリウム／脂肪酸カリウム）」は、天然の油脂とアルカリというシンプルな成分で作られた洗剤で、およそ5千年ともいわれる長い歴史があります。
一方、合成洗剤は、汚れを落とす成分が石鹸よりもずっと複雑な構造をしていて、その歴史も第一次世界大戦の頃に始まったもの。そして合成洗剤の汚れを落とす成分にはいくつかの種類があり、また新しいものが開発されるとそれに入れ替わっていきます。
ホームページ<「石鹸百科」/a>よりお忙しいとは存じますが、ご紹介しましたホームページに、「石けん」「合成洗剤」「界面活性剤」等の説明がよくまとめられておりますので、先生には一度ご確認頂けましたら幸いに存じます。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1227-10:00-1）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1227-06:00-1）
- 「ワセリンの使い方」について質問された方からのメールです。
【関連の質問メールへお答え頂いた方へ】
闘病生活の詳細をありがとうございました。辛い事を思い出させてしまったかも知れません。お詫びいたします。
どんな病気もそうですが辛さはなった者しかわかりません。特に見た目に変化のある症状の疾患は男女を問わず辛いです。私自身その辛さやそのストレスは自分の想像をはるかに超えていました。様々な情報がある中、選択しそしてそれが自分に適応するのか判断する事がどれほど困難な事かを実感しています。自分に合った医師に巡り会える事が最善の治療法である事は言うまでもありませんが。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1227-06:00-2） - 「佐藤先生の脱保湿論」についてのメールです。
質問に回答します。
1：そもそもステロイド治療をされていてその後脱ステロイドしたという事でしょうか。離脱症状はありましたか。離脱症状と言えるか分かりません。
経過を説明します。
大人になってからの突然アトピー（兄弟は子どものときからの重度のアトピーで大人になって完治。私は逆で、子どもの頃はアトピーではなく成人後に発症）で、痒みと皮剥けが主症状でした。
病院でプロトピックを処方されましたが、効果がなく、リンデロン、フルコート、ロコイド等で症状が治まりました。
しかし、塗るのをやめると再発します。
ステロイドを長期塗ることに抵抗があり（兄弟がステロイドの副作用で毛が生えなくていい箇所に長い毛が生えたりするのを見てきた）、止めてみました。すると、肌が赤くなり風が吹いただけで激痛が走るようになりました。痒いのに痛い。常時皮がない？ようなヒリヒリした痛みで、オイルもしみる状態で何もつけられませんでした。
が、このときに夏井先生のサイトでワセリンを知りプロペトを塗ったら状態が改善しました。以上です。
今思うと、赤みとひりひりは、脱ステの症状による赤みではなく、単なるアトピーの赤みの可能性もありますね。
2：現在はアトピーは治ったという事でしょうか。体調が弱ると出ます。いつもと同じ生活をしているのに突然発症するんです。出る部分は顔（目の周りと頬）と耳です。花粉症もあるので季節も影響しているのかもしれません。アトピーの体質は遺伝的にもってるんだなとあきらめています。
3：脱保湿についてどう思われますか。私はやりません。理由は、今のやり方（プロペト日常塗布）で特に問題がないからです。私は、苦痛がないことが一番だと思っているので、プロペトを塗らないより、塗った時に赤みも痛みもなくなるので、塗っています。
痒みも痛みもプロペトでおさまって、あの時は本当に衝撃をうけました。薬塗ってないのに治るなんて！！と。夏井先生の火傷治療も苦痛がないですよね。
余談ですが今はボディシャンプー、洗顔料は使っていません。なるべく洗わないだけで、鼻の毛穴のつまり（白いぽつぽつ）までもが改善したのはオドロキです。
長年生きてきてようやく気づいたのですが、私、肌が他人より弱くて、バリア機能がないようです。たとえば普通の大人なら皮膚が分厚くて火傷しないような熱さでも火傷するし（水ぶくれになる）、化粧品はほぼすべてかぶれて使えません。なので、プロペトで守ってるような感じです。目の色素が薄い人がサングラスするようなもんかと。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1227-06:00-3） - 昨夜は経済産業省肝いりの「第5回 プラズマ医療・健康産業シンポジウム」で講演，その後に懇親会でしたが，そこで一人の出席者が「2年前の先生と顔形も体型も全然違っていたので，病気でもされたかと思いましたが，違っていたんですね」と発言され，それから話題は糖質制限となりました。
やはり，目の前に「11キロ痩せて大変身した中年オッサン」がいると説得力が違うようで，皆さん，熱心に糖質制限について質問してきました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1227-06:00-4）
2013/12/26
【08:30】
- 今日はお台場で開催される「第5回 プラズマ医療・健康産業シンポジウム」で講演で，このシンポジウムでは2度目の講演となります。
そのため，今日の午後は休診になりますが，午前中の予約だけで30人を越していて，慌ただしい一日になりそうです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1226-08:30-1） - 練馬光が丘病院での治療例ももうちょっとで250例になります。半分以上が熱傷症例なんですが，部位別・年齢別一覧表示にしてみると，例えば「1歳前後の乳幼児の手のヤケドの原因は何が多いのか？」なんてのがすぐにわかります。つまり，家庭にあるもので，乳幼児にとって何が危険かもひと目で分かる仕掛けになっています。
子育て中の親御さんたちは，このデータを是非，参考にしてください。そして，子供をヤケドから守ってください。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1226-08:30-2） - 「佐藤先生の脱保湿論」についてのメールです。
私も現在、脱ステロイド後プロペトで保湿中なのですが、症状を抑えているという状態で安定しません。プロペトを塗布せずにはいられないので保湿依存という状態かと思っています。そこで12/19－11：30－1の＜私もこの方と同じく顔が真っ赤になるタイプのアトピーです。ひどい時は・・・＞と投稿された方へ3つお尋ねしたいことがありメールいたしました。
- 1：そもそもステロイド治療をされていてその後脱ステロイドしたという事でしょうか。離脱症状はありましたか。
- 2：現在はアトピーは治ったという事でしょうか。
- <3：脱保湿についてどう思われますか。/li>
病院の問診表のようなお尋ねの仕方でで大変失礼かと存じますが、現在の私状態と極めてよく似ています。同じような方の意見を前々からお聞きしたいと思っていました。どうぞ宜しくお願い致します。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1226-08:30-3）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1226-06:00-1）
- 「日刊ゲンダイ」12月25日号の『異色の医師』というコーナーで取り上げていただきました。とは言っても，発行は2日前なので，今から入手するのは難しいかな？
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1226-06:00-4）
- 『炭水化物が人類を滅ぼす』
についての情報です。
12月26日号の週刊文春掲載のエッセイに「炭水化物が人類を滅ぼす」について書かれている部分がありましたのでご紹介します。69ページの平松洋子さんのエッセイ「この味」で取り上げられています。ご興味をお持ちの方はコンビニの雑誌コーナーに！（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1226-06:00-2） - 「福山雅治さん」についてのメールです。
福山雅治さんは石鹸レスだけでなく、炭水化物もほとんど食べないそうです。
ツアー中はバテないように炭水化物を摂るようですが、動物性脂肪を増やすべきかと思います。
石鹸レス＆糖質制限/ゼロ普及のイメージ戦略として、福山雅治さんの実践例はかなり良さそうですね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1226-06:00-3） - 「ワセリンの使い方」についてのメールです。
脱ステから過敏性亢進が続いていると書いた者です。関連の質問のメールがありましたので、お答え致します。
1. そのままの状態の顔の上に塗るという事でしょうか。それともプロペトがとれてしまって赤みのある部分だけ塗り直しておられるのでしょうか。そのままの状態の顔に塗っています。プロペトを塗った直後はベトベトしていますが、すぐに顔を掻いたり、叩いたりしてしまうので（叩くのは良くないとわかっているのですが、我慢できず叩いてしまいます）ベトベト感はなくなってしまいます。しょっちゅう塗り直しているわけではありません（１日に１～２回、お風呂あがりか、スチームをかけたあとに使っています）
2. プロペトを塗ると赤くなりませんか。なります。もとから赤いですが、さらに赤くなります
3. 日中はべとべと状態で過ごしておられますか。１の回答の通りです。
4. 外出時はどの様にされていますか。マスクをしています。不織布のマスクは長時間すると痒くなるので、竹布のマスクを使っています。
話題に上っている佐藤健二先生の脱保湿は、長年実践していました。私はアトピー歴が長く、治療歴も紆余曲折を経ているので、ここで全部説明するのは非常に難しいのですが、かいつまんで説明すると以下の通りです。
現在の脱ステは２度目です。最初の脱ステは１９９２年で、それまではステロイドとワセリンという、いわゆる標準的な治療を受けていました。ステロイドの量がどんどん増えてゆき、効かなくなってきてしまったので脱ステしました。その後は、非常に辛い状態がつづいたのですが、脱保湿することによって大分マシになりました。脱保湿をした当初は、顔がミイラのようになって、まったく動かせなくなりました。保湿依存は存在すると思います。私の脱ステに脱保湿は有効でした。マシになったといっても、大悪化するときもあり、またステロイド治療にもどりましたが、結局は前と同じ経過をたどり、２００１年に２度目の脱ステをしました。（以降、現在までステロイドは使っていません。）私は自分の実体験から、ステロイドは「ステロイド無しでも生活できる人（つまりは軽症の人）は使ってもいいが、ステロイド無しでは生活できない人は使ってはいけない」薬だと認識しています。矛盾するようですが、重症の人がステロイドで「普通人」の生活レベルを保とうとすると、どんどん使用量が増えることになってしまいます。２度目の脱ステは既に脱保湿のことを知っていたので、１度目よりはラクでした。リバウンドは克服し、体の皮膚は普通の人とほぼ変わらない状態になりましたが、顔の肌が過敏な状態は続いていました。２０１２年にプロトピックを使い、いままで湿疹がでていなかった体にまでアトピーが拡大。全身の重症アトピーになってしまいました。３件の皮膚科にかかりましたが、いずれの先生も「プロトピックは関係ない」とおっしゃいました。
今年の初めにプロトピックを中止すると、リバウンドのようにアトピー大爆発。
１年かけて、体はほぼ治りましたが、顔は重症の状態がつづいています。２００１年以降、基本的に脱保湿を続けていたのですが、プロトピックのリバウンド（？）のあと、こちらのサイトを知り、プロペトをつけてみた次第です。
藤澤先生のところにも、数年間お世話になりました。脱ステを見守ってくださる先生です。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1226-06:00-7） - 『無限の始まり The Beginning of Infinity』（デイヴィッド・ドイッチュ）という本を読んでいる。「物理学，天文学，生物学，数学，コンピューターサイエンス，政治学，心理学，哲学・倫理，美学を統合する万物の理論へ！」とか，「年間ベスト科学本（ニュー・サイエンティスト誌）」，「全米ベストセラー！」という文字が踊る帯に興味を持ったからだ。実際，全米ベストセラーの科学書には結構「当たり」が多いのだ。しかも，これは600ページを超すかなり分厚い大著である。これほど厚い本でベストセラーというのはそれなりに面白いのだろう，という予想もあった。
だが，実際に呼んでみると，はっきりいってそれほど面白くないというか，私には合わない本だった。文章がやけに冗長で，説明が回りくどく，同じような文章の繰り返しが多い（もちろん，ドイッチュの原文は簡潔だが，翻訳で冗長になったという可能性はあるが）。同じ内容をもっと簡潔明瞭に書ける科学系ライターはいくらでもいると思う。「わかりやすく，筋肉質で引き締まった文体」を心がけて本を書いている人間（＝私）には，この文体は読み続けるのが辛いのだ。
例えば，最初の「四季があることの説明」で，さまざまな神話を紹介し，最後に，地球の自転軸が傾いているから，という正しい説明にいたる歴史を詳細に述べているのだが，この神話の解説部分だけですごく長いのだ。「昔の人は間違った理由付けをしていた」というのを説明するのはいいとして，神話に関する知識を長々と披露する必要はないと思う。
この著者は全てこの調子なのだ。知っていること，勉強したことを全て披露しないと気が済まないタイプの人なのかもしれない。
冒頭の2章とその後の章で気になった部分を読んでみたが，もう読むことはないと思う。この冗長な文章に付き合うための時間的な余裕がないからだ。それに，いくつかの章を拾い読みしただけで，著者の考えは分かったし・・・。
それにしても，この本が「全米ベストセラー」というのは本当なのだろうか。アメリカ人はこの冗長な文体の大著を最後まで投げ出さずに読み通せるほど忍耐強いのだろうか。この無駄の多い文章を読んでイライラする人はいなかったのだろうか。
「全米ベストセラー」という帯に嘘はないだろうから，アメリカ人の読書能力と忍耐力はすごいと驚嘆するしかない。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1226-06:00-6）
2013/12/25
【12:00】
- 「ワセリンの使い方」についてのメールです。
「ワセリンの使い方」についての回答を下さった方へ、誠に丁寧に詳細をありがとうございます。大変参考になります。
プロペトを塗っても赤くならないという事以外はほぼ同じ状態です。赤くなっても時間と共に引いてきますが、あなたと同じように調子の悪い時は数日悪いです。このままプロペトを塗り続けることが改善につながるのか… 迷います。
【顔が赤い人がいてもいいと思っています】私もそう思えればいいのですが、現状は外出時はマスクと帽子が必需品です。元々アトピー治療でステロイド軟膏を使ったのではないのでやはり以前の状態を取り戻したいです。
受診していた医師に6ヶ月間のステロイド軟膏の治療の効果に疑問を呈した時、それが医師のプライドを傷つけたのか『処方に従えないなら一生そのままの赤い顔で生きていけ』と言われた事が蘇ります。
最後にその他、色々な情報やアドバイスを書き込んで下さった方々、ありがとうございました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1225-12:00-1）
【10:00】
- 【その石けん、プラスチック入ってませんか？ それ、毒になるんです…。】
そうか，スクラブタイプのソープにはプラスチックが入っているのか。知らなかったよ。石鹸ってろくなもんじゃないな。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1225-10:00-1）
【08:30】
- 湿潤治療についてのメールです。
外科医です。
先日のNPO湿潤治療を推進する会で、夏井先生をはじめ鳥谷部先生、その他湿潤治療をなさっておられる先生方にお会いすることができて大変嬉しかったです。気軽にお話をすることができ、いろいろな立場から、湿潤治療の推進に関して細かい問題点があることもわかりました。
ある開業医の先生が、「湿潤療法で通院治療をしている患者様（特に小児）が、経過中に別の疾患（発熱その他）で大きな病院に紹介のうえ入院されると、そこからの傷処置が非湿潤療法をされてしまう」と悩んでおられました。
傷の治療に関していえば、大病院、大きな組織であるが故の問題点だと私は思います。私の病院は、小規模であるのがメリットかも知れませんが、院内講演会や勉強会を通じて、傷処置に関しては病院全体が湿潤療法に徹底、統一するように指導しました。
外線電話による問い合わせなども含めて、窓口の対応には十分に気を配っているつもりです。
ヤケドの大半が子供であるため、発熱や全身的管理が必要な際に、湿潤治療に理解のある小児科の常勤医師にいつでも相談できるというのが何よりも心強いです。また機会がありましたら、湿潤治療をなさっておられる多くの先生方にお会いしたいものです。
当院は、県内外の遠方からネット検索で受診される患者様、および電話問い合わせが多いのも現状です。夏井先生のＨＰから湿潤治療を行っておられる施設を容易に検索できるため、患者様を地元の施設にご紹介できて便利なのは何よりですが、今後その数が少しずつ増えていくことを期待するとともに、正しい湿潤治療を行っておられる信頼のできる施設の先生方とのface to faceなお付き合いを今後も大切にしていきたいと思っています。
私の専門は消化器外科医ですが、最近は傷の治療（湿潤療法）がライフワークといっても過言ではありません。各種癌のみならず、手術をしないと助からない外科的疾患の患者様が、手術により治癒して笑顔で退院され姿を見るのが生きがいですが、最近は外来で傷が「湿潤療法で早く、痛くなく、きれいに傷がなおる」（＝当院HP掲載タイトル）患者様の喜びと感謝が、私にとっては大変うれしいです。
「お腹の中の傷は外から見えません」が、「体表の傷は外から見えます」ので、日々治癒に向かって良くなっていく状況を患者様と共に確認、共感できるのが最大の魅力です。
私は、湿潤療法による傷の治療を行うようになってから十数年たちますが、入局当初は、先輩医師の真似をして毎日儀式のように従来の処置法（消毒＋ガーゼ処置）を行っておりました。
しかし、ある時から次第に従来の傷処置法、術後の管理や輸液療法等に疑問を持つようになり、特に傷の治療に関しては2003年頃でしたか、夏井先生との出会いをきっかけに湿潤療法に染まりました。消毒をしない外科医、周りの人からいろいろ批判されました。物心つかなかった若き外科医時代の「消毒＋ガーゼ」による治療法の反省を元に、現在はパラダイムシフトともいえる「湿潤療法による新しい創傷治療」に確固たる信念を持って日々の診療を行っています。本当に夏井先生には感謝申し上げます。
最近、ネットの威力を痛切に感じています。以前、夏井先生がＨＰで述べられていましたが、他の医療施設から「逃げてきた」患者様各々に尋ねますと、湿潤治療を知ったきっかけはほとんど「ネット検索」であり、知人(医療関係者が多い)から聞いた、マスコミで知ったという人が少数おられますが、講演で聞いたという人は皆無です。
湿潤治療をネット検索したきっかけは、「従来の治療法（組織障害性のある軟膏やガーゼ処置）による傷の痛み、出血する、傷の治りがおかしい」「子供の処置が痛々しい」「傷跡が残ると言われた」「予測される全治療経過の説明が不十分」「皮膚移植が必要と言われた」などに対する不安からがほとんどですね。
また、実際に自分や子供の受傷に際して、「切羽詰まった状況」におかれた時のネット検索の意気込みというか、藁をも掴む気持ちがよく伝わってきます。そういう時には、たとえかなりの遠距離からでも湿潤治療を求めて当院に受診されます。先日は70歳代の御高齢の方が、ネット検索で受診されましたが、ネット検索の方法を知っているということが強みですね。
最後に、今年もあとわずかとなりました。今年の年末年始は病院が長期間休みとなるため、外来で傷の治療中の患者様や特に休み直前に受診された患者様の休み期間中の処置に関して頭が痛くなる時期ですね。夏井先生にとっては、大変悩まれていることではないかと察します。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1225-08:30-1） - 「福山雅治さん」についてのメールです。
森戸やすみ先生のブログ、福山雅治さんの件です。
森戸先生にレスをつけた「おゆ」は、私です。
森戸先生の著書を読みブログも拝見するようになったのですが、夏井先生の「傷はぜったい消毒するな」を読み感銘を受けたという記事がありました。そこから、石鹸レス、ワセリンの使用を勧めるようにしていると。そういう小児科の先生に出会ったのは初めてだったので嬉しかったです。
福山さんは、以前映画祭の際にもレポーターの方に、「石鹸使ってないんですよ。においかいでみてください。」と言い、におい(私にとっては香りです)を嗅がせていました。どんなにおいか気になるので、今度は福山さんに聞いてみたいなと思っているところです。ちなみに、息子はクッキーの香りです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1225-08:30-2）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1225-06:00-1）
- 「佐藤先生の脱保湿論」についてのメールです。
内科医です。
脱ステロイド、脱保湿の患者会「atopic」が開催する講演会には、佐藤健二先生とともに「9割の医者が知らない 正しいアトピーの治し方」の著者である練馬区の藤澤重樹先生も講演されていて、「私も佐藤先生と同様の治療方針です」と発言されていました。
佐藤先生からは何度かお話をお伺いしたことがありますが、非常に誠実な先生という印象です。以前には名古屋市立大学（名市大）病院に在籍されていたこともあり、現在は阪南中央病院におられます。
名市大出身の先生方も何人か存じておりますが、現在では名市大でも脱ステロイド、脱保湿は行われていないようで、愛知県でも行っている医療機関は少ないため、希望される患者さんを阪南中央病院に紹介したことも何度かあります。
脱ステロイド、脱保湿はアトピー性皮膚炎の治療ではなく、「アトピー性皮膚炎＋ステロイドの副作用」という状態が「ステロイドの副作用のない状態のアトピー性皮膚炎」という状態になるということです。
従って、アトピー性皮膚炎でなくてもステロイドの副作用に悩む患者さんも脱ステロイド＋脱保湿の適応になると思います。
アトピックのホームページ「講演会報告」の「質疑応答」には脱ステロイド、脱保湿を理解するために有用な情報が掲載されています。
例えば2009年11月23日 福岡講演会「質問コーナー」には、
Q3. アトピーについて
質問者: Q2.同女性
「脱ステはアトピー自体を治すものではないと本に書いてあったが、根本的なアトピーはどうすればよいのか？」
A3. 佐藤先生
できるだけ自分の体を鍛え自然治癒力をあげるしかない。というくだりがあります。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1225-06:00-2） - 「佐藤先生の脱保湿論」についてのメールです。
佐藤先生の本を紹介するメールを送った者です。私は医師ではありません。以下は素人の妄想と見なしてください。
本の題名にある『成人型アトピー性皮膚炎』については、当該本の中で次のように定義されています。
「成人型アトピー性皮膚炎」とは、ステロイド使用によって生じたステロイド依存性皮膚症を合併するアトピー性皮膚炎で、そのほとんどの患者は保湿依存症を伴う。ステロイド依存性皮膚症とは、皮膚が外用ステロイドなしには普通に機能しない状態で、外用中止により離脱症状を起こす。保湿依存症とは、皮膚を保湿（皮膚の表面を湿った状態にすること）しないと一定の状態を保持できず、保湿中止により外用ステロイドの離脱症状と同様の症状を起こす状態である（引用者略）。成人型アトピー性皮膚炎には年齢制限はつけていないことに注意していただきたい（引用者略）。
この定義を数式で表現すると、
成人型アトピー性皮膚炎 ＝ 本来のアトピー性皮膚炎 ＋ ステロイド依存性皮膚症となる。右辺の「ステロイド依存性皮膚症」を左辺に移動すると、
成人型アトピー性皮膚炎 － ステロイド依存性皮膚症 ＝ 本来のアトピー性皮膚炎となる。「成人型アトピー性皮膚炎」から「ステロイド依存性皮膚症」を差し引けば「本来のアトピー性皮膚炎」（ステロイドによる影響を受けていないアトピー性皮膚炎）が出てくることになるが、左辺が脱ステロイド療法である。実際、成人型アトピー性皮膚炎に脱ステロイドを行うと、それまで明瞭でなかった本来のアトピー性皮膚炎、すなわち肘窩膝膕（肘の内側と膝の裏側）などの好発部位に典型的な皮疹である漿液性丘疹（頂上に小さな水泡を伴う小さな盛り上がり）を伴った乾いた苔癬化局面（慢性的に掻破してできた扁平に盛り上がったもの、第２８章）が出現する。従って、上の方程式が正しいことは、現実の脱ステロイド治療で証明することができるのである。](佐藤健二p.16~17)私は難治性湿疹とは何かわかりません。しかしこの定義を参考に乱暴な推測をしますと、投書をなさった方の現在の状況は、
現在の皮膚疾患 ＝ ステロイド使用前の難治性湿疹 ＋ ステロイド依存性皮膚症というもので、しかも保湿依存症を伴っているのかもしれません。要するに、当初あった難治性湿疹に、さらにステロイド依存皮膚症とそれに伴う保湿依存症が加わっているのが現在の状況、という可能性が考えられます。
そうだとすれば、脱ステロイド・脱保湿を完了したときは、
現在の皮膚疾患 － ステロイド依存性皮膚症 ＝ ステロイド使用前の難治性湿疹という式の右辺、つまり当初の難治性湿疹が残るのかもしれません。
さらに、「脱ステロイド後は保湿、脱保湿どっち？」とのことですが、参考になりそうな部分を引用します。
「ステロイド未使用のアトピー性皮膚炎患者では保湿は正しい治療」である一方で、「脱ステロイド時に保湿は正しくない治療」である、という保湿に関して「正しい」と「正しくない」の全く逆のことがともに正しいことは理解しにくい。矛盾することが正しくなる理由は、ある患者がステロイドを使っているか使っていないかという患者の皮膚状態あるいは皮膚の条件の違いによるのである。ステロイド依存症その結果としての保湿依存症という特殊な条件の有無が、保湿に対してまったく逆の評価になることを理解することは難しいが、非常に重要である。
普通の皮膚科医やマスメディアが患者を保湿剤依存症の深みにはまらせるのは、患者がステロイドを使用しているか使用していないかをまったく区別せずに保湿の有効性を主張しているからである。根本的な思考変革が必要である。](同p.23)とのことです。脱ステロイド中に保湿をしていても治ったのが本当であれば、その方はステロイド未使用と同視できる程、少量のステロイドを外用していただけだったのかもしれません。
佐藤先生の脱保湿論を詳しく知りたい方は、こちらの総本山（）やそのフォーラムをご利用になることをお勧めします。
夏井先生、素人の私が調子に乗って「もうこれ一本で全部解決！」などと能天気なことを言ってしまい申し訳ありません…。やはり他人の身体について語ることは、簡単ではないようですね。パンドラの箱を開けてしまったような心境であります。こちらの外科医の先生のお話を思い出さずにはいられません。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1225-06:00-6） - 「肌の保湿」についてのメールです。
皮膚の保湿ってどういうことなのでしょう。
化粧品の多くの保湿のやり方はこうだと思います。
① 化粧品の界面活性剤が皮脂膜をこわして皮膚にくっつき、化粧品のシリコーンオイルが水を抱えてプルプルした人工皮脂膜をつくり、乾燥を防ぐ。一方，ワセリンの保湿はこうだと思います。
② 皮膚にワセリンの膜をつくり、一次的に水分の蒸発を防ぐ。常在菌が元気に活躍し皮膚を守る。十分な皮脂膜で乾燥を防ぐ。①は皮膚本来の働きに逆らうので皮膚も常在菌も泣いていると私は思います。
②は本来の働きを手伝う（邪魔しない）ので皮膚にも常在菌にも優しいです。
皮膚の健康だけ考えたら②に軍配です。
ステロイド剤のあとの保湿剤って、どういう機序で皮膚が保湿されるのでしょうか？ 界面活性剤が入っているものならやめたほうがいいと思うのですが。
①も②も保湿ですが、全然別のことです。①は緩慢な皮膚の破壊→自己治癒力で再生の繰り返しだと思います。再生できなくなったら皮膚炎です。
私は厚顔でツラの皮あつく、界活もシリコーンオイルもワセリンも何ともありませんが、人生１００年女優肌を目指したいので、この機にノー界活・ノーシリコンで行くことに決めました。
みんながこういうふうに思ったら化粧品会社もつぶれちゃいますね。ワセリンメーカーの株買っておかないと．．．笑。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1225-06:00-3） - シャンプー & ボディーソープ・レスに関するメールです。
これはもともと，「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに福山雅治さんが登場した時に，タモリさんが「俺もシャンプーも石鹸も使っていないんだけど，福山くんもそうなの？」と話しかけ，二人ですっかり盛り上がった，というのが元ネタだったと思います。ちなみに，私はこの二人が登場した「笑っていいとも」はリアルタイムで見ています。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1225-06:00-4） - 「ワセリンの使い方」についてのメールです。
質問に回答します。
1. そのままの状態の顔の上に塗るという事でしょうか。それともプロペトがとれてしまって赤みのある部分だけ塗り直しておられるのでしょうか。そのまま上から塗っています。私の場合は、８割方プロペトがとれているので…（寝相が悪いせいか）。
2. プロペトを塗ると赤くなりませんか。赤くないところがプロペトを塗ることによって赤くなることはありません、私の場合は。赤いところは、プロペトを塗っても塗らなくても、赤いです。目覚めた瞬間に、ヒリヒリ感と熱感があり、鏡を見るとやっぱり赤くなっていて、がっかりします。プロペトを赤い箇所にぬると、ヒリヒリ感がおさまりますが、熱感と赤みはそのままです。
調子がいい時は、お昼すぎになると徐々に赤みがひいて、夜には赤みがなくなります。が調子が悪い時は数日間赤いままです。
私の場合、プロペトを塗るとヒリヒリ感が治まるので、塗らないより塗ったほうが苦痛が少なくなります。だから塗っています。塗ることで違和感（痛みや赤みがでるなど）があるなら、塗らないほうがいいような印象を受けましたがいかがでしょうか。
3. 日中はべとべと状態で過ごしておられますか。赤みがひどいときは、ちょっとでも乾燥すると（赤い部分が空気に触れると）痛いので、数時間おきにプロペトを塗りなおしています。なので、べとべとでテカテカです。
赤みがひどくないときは、朝、プロペトを塗った後に軽くティッシュで押さえるので、若干てかりがあるくらいです（でも触るとべたっとしています。そのべたべたのせいで、飛んでいる小さい羽虫やアンゴラニットの毛がくっつくような状態です。恥ずかしいですが、完全にてかりをとると、私の場合は乾燥が激しいので、完全にティッシュで押さえることはしません）
4. 外出時はどの様にされていますか。赤みやひりひり感がひどいときは、プロぺトべったり状態で、電車のなかでも塗りなおすくらいです。私の場合、かゆみはないのですが、痛みがあって、ちょっとでもプロペトがとれると、風がしみて痛いので。
プロペトのてかり効果で毛穴や小じわが目立たないです（と前向きに考えてます）。ひどくないときは、プロペト→ティッシュで軽く抑える（でもべたつき残ってる）→クリームタイプの日焼け止めです。
クリームタイプの日焼け止めは肌色補正効果はなく、やっぱり若干テカってます。
メイクが必要な時は「かづきれいこ」のカバーリングファンデーションのライトオリーブという黄色い色を塗っています。プロペトのべたべたの上からでも伸びますが、メイクのもちはものすごく悪いです、プロペトのせいで流れてしまうので。
私も、顔が赤い時は、よく会社の男性社員（女性は気を遣ってくれるのですが無神経な男性社員）から「今日も顔が赤いよ」とか「乾燥してるの？なんか顔痛そうだよ」とか言われますが気にしてません。
「はい、肌が敏感なんで」と答えてその場でプロペトを塗ってます。
私は会社に仕事しにいってるのであって、肌が赤かろうが黄色かろうか、私の場合は、仕事のできに関係ないんで。
頭がはげてる人もいれば、背がすごく高い人も低い人もいるように、顔が赤い人がいてもいいと思ってます（痛みとかかゆみがなければ）。
早く良くなりますように。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1225-06:00-7） - 現在，読書中の本が『エディアカラ紀・カンブリア紀の生物』（土屋健，技術評論社）です。古生代の動物についてはカンブリア紀についてはスティーブン・ジェイ・グールドの『ワンダフル・ライフ』や『カンブリア爆発の謎 －チェンジャンモンスターが残した進化の足跡－』など，資料はすぐに見つかるが，エディアカラ紀生物群についてまとまった日本語の書籍（しかも手頃な値段で買えるもの）はあまりなかったので，生命進化マニアにとっては待望の書と言えます。
まだ最初の方しか読んでいませんが，そこで気になったのは，最初の動物（＝他の生物を食べて生きる生物）の化石とされているオタヴィア・アンティクア（Otavia antiqua）の化石が3度目の全球凍結（マリノアン氷河期，6.5～6.35億年前）をまたいで見つかっている，という部分です。具体的に言うと，この生物の化石は5億4800万年前，6億3500万年前，そして，7億6000万年前の地層から見つかっていて，しかもその形態に変化はありません。つまり，変化することなく1500万年間続いた全球凍結を生き延びたということになります。
もちろん，これだけでもすごいというか，この時にオタヴィアが絶滅していたらその後の地球の生命体の姿は今と違っていたんじゃないかとか，いろいろ考えさせるのですが，それよりも私は，この動物が2億1000万年以上，進化も変化もしなかったという事実に驚きました。何しろ，彼らが生きていた時代は全球凍結という大激変期です。その環境の激変に合わせて変化する方が当たり前と思うのですが，オタヴィアは一切変化していないのです（もちろん，外見的には変化していないが，代謝経路を進化させた，という可能性はありますが）。
オタヴィアは現生の動物ではないので，彼らが現在の海綿の先祖になったのか，エディアカラ紀に絶滅したのか，どちらかのはずです。もしも前者だとすると，「2億年以上，環境の激変にもかかわらず変化も進化をしなかったオタヴイアが，なぜかその後，海綿に進化した」ということになります。となると，全球凍結でも変化しなかった彼らが変化した理由は何だったのでしょうか。
植物の進化を見ても，昆虫の進化を見ても，肉食動物の進化を見ても，登場してから数千万年は変化も進化しません。しかし，ある時期を境に一気に多様化し進化していきます。
同様の現象はホモ・サピエンスにも見られます。ホモ・サピエンスは25万年前にアフリカの大地溝帯に誕生し，それから徐々に生息域を広げましたが，使っている石器に関しては20万年間，改良も改善もしていません。しかし，5万年前にホモ・サピエンスは突如として石器の形を変え，洞窟に絵を描き，死者を丁寧に弔うようになります。この場合も，変化の原因は環境ではありません。なぜなら，7万年前に最終氷期に入っていて，生活環境は大きく変わったはずなのに，ホモ・サピエンスは最終氷期の始まりから2万年間，生活様式を変えようとはしていなかったからです。
生命体の本質は「変化したい」でしょうか，それとも「変化したくない」でしょうか。「変化したもの」と「変化しなかったもの」を分けたのは何でしょうか。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1225-06:00-5）
2013/12/24
【09:30】
- 「佐藤先生の脱保湿論」についてのメールです。
【佐藤健二先生の脱保湿論】ですが、これはアトピー治療ではなく難治性湿疹でステロイド軟膏を使い脱ステロイドをした場合でも当てはまるのでしょうか。このサイトでもアトピーで脱ステロイドをした後保湿を続けて改善される人の話もあります。脱ステロイド後は保湿、脱保湿どっち？人によって違うのか？(私は現在、難治性湿疹の治療でステロイド軟膏を使った後脱ステロイド→保湿中で状態がなかなか改善されません)
頭が混乱しています。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1224-09:30-1）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1224-06:00-1）
- 「その他」，「論文・取材記事」も大幅リニューアル。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1224-06:00-2）
- 「アトピー性皮膚炎の治療でステロイド依存に」についてのメールです。
内科医です。
ステロイドで副作用が出たため、離脱したい方の参考に。
12/13 8：30の更新履歴で、夏井先生に本をお贈りになった藤澤先生は、脱ステロイドで有名な先生です。
私も脱ステロイドのセミナーでお会いしたことがあります。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1224-06:00-3） - 「ワセリンでかぶれ」についてのメールです。
乾燥敏感傾向の肌の40代女性です。
ステロイド依存からの過敏症の方にはあまり参考にはならないでしょうが・・・。
ワセリンを塗ると顔が赤くなる、かゆくなる、という件、某巨大掲示板内の「宇津木龍一先生のスキンケア法について語ろう」でも度々話題になります。純度の高いプロペトやサンホワイトなどのワセリンを使っている方が、そのように書き込まれている事例が多いように感じます。
高純度ではない普通のワセリンに代えて解決される場合もあるようです。また、保冷剤などで冷やすという書き込みも目にしました。
私は、酸処理を伴わない精製方法という大洋製薬のワセリンHGを使用していますが、季節の変わり目などに、まれに顔が火照ったようになります。冷めるまでそのままの事が多いですが、あまりに火照る場合はティッシュを顔にのせて優しく掌で押さえてワセリンを吸い取らせています。
しかし、過敏になっている肌ですとそれも辛いかもしれませんね。
私は、火照るときの肌にはワセリンのラップ力（？）が強すぎると判断して、次回からはワセリンの部分付けをしたり、様子をみながら下記のラップ力の弱そうなものに代えたりしています。
- ワセリンのベビーオイル割り（成分が一番単純なジョンソン＆ジョンソンの無香料）
- ベビーオイルのみ
- ホホバオイル（精製された透明のもの）
- 何も塗らない。（ラップ力：ワセリン単体＞1＞2＞3＞4）
また塗り方ですが、顔をこすらないように、掌にとって温めながら良くのばし、顔を優しく包むようにしてのせています。部分付けの場合は指の腹にひろげて、肌に軽く置くようにします。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1224-06:00-4） - 「アトピー性皮膚炎の治療でステロイド依存に」についてのメールです。
サイトの性質上、今までもアトピーと保湿剤についての質問を、多数受け取られてきたことと想像しますが、これからはこの本を紹介するだけで解決できるはずです。
ステロイド外用を中止すると、『脱ステロイド』と表現される激しい離脱症状が起きることがある。これはよく知られている。
しかし過去にステロイドを外用した者が、単なる保湿剤の外用を中止した場合も、同程度に激しい離脱症状が起きることはあまり知られていない。
ステロイド外用者には『保湿依存症』とでもいうべき奇妙な炎症状態が起こることがある。保湿している限り炎症状態をそれ以上悪化させることなく安定した状態に保持できるが、保湿をしなければ外用ステロイドの離脱時と同様の強い炎症状態が起きる。
どうしてこのような状態に陥るのか、理論的な説明は難しい。しかし、一切の外用剤の使用を中止し続けることにより、この麻薬中毒のような状態を脱することができることがわかっている。但しそれは前述の激しい離脱症状を経ることを意味する。特にその初期は、いったん皮疹が悪化し、見た目も自覚症状(痛み、痒み)も悪化した後に初めて改善に向かう上、改善の途中も見た目や自覚症状はかなり周期的に悪化する。このような大変過酷な苦しい経過を経るため、本人の我慢と努力が絶対必要である。
治療にかかる期間であるが、外用中止後、いったん皮疹が安定するのには、平均して３ヵ月くらいはかかる。この後、治療が完了したと実感しうる時期については断言できないものの、半年から数年でもとの皮疹がまったくなくなり、種々のストレスでも皮膚の悪化を見ない症例のあることから、この程度の期間内に攪乱が完全に可逆的に整復されうることはあるといえよう。」この本は、文章が非常に具体的でわかりやすく、内容のほとんどは「患者はどうすればよいか」というマニュアルのようなものになっています。私もさんざんお世話になりました。多くの方がどういった改善過程を経ていったかもまとめられており、自分が現在どの位置にいるか把握できたため、安心して治療を続けることができました。きっと本の題名通り、佐藤健二先生は聡明な方で、教科書通りにステロイドをばらまくのではなく、患者の状態をよく観察し何が必要かどうするべきか自分で責任を持ち考え試行錯誤を重ねることができる『本物の医者』だったのだろうなと思います。
私は中止後から現在約１年経ちましたが、見た目も自覚症状も、ほぼ完治しました。外出もバイトもできるようになりましたし、あの気が狂うような痒みがなくなったため読書にも集中できるようになりました。逆にいうと、離脱症状のひどい間は本当に何もできないということです。特にひどい間は、この世の地獄の片鱗の片鱗を味わうことになるでしょう…。それでも、現在保湿依存状態で苦しんでいる人は、これを経験する価値があると考えます。どうせ保湿依存状態中も、あの異常な炎症で、皮膚はグチャグチャ、悪臭がする汁がダラダラ、固まってはガサガサ、なにより四六時中人間の限界を超えた痒みがチックチク、なんて状態ですからね。
最後に、佐藤健二先生のブログはこちらのようです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1224-06:00-5） - 「ワセリンの使い方」についてのメールです。
【 私も同じく顔が真っ赤になるタイプのアトピーです】というメールを下さった方に具体的な質問があります。早速，朝のプロペトの拭き取りと洗顔を止めてみました。もうひとつ要領がつかめないのでお尋ねしたいのです。私の場合は夜にプロペトをたっぷりと塗っていると朝はまだべとべと状態です。(おっしゃるように布団や枕とこすれる部分はプロペトが取れて赤みが酷いですが。)
- そのままの状態の顔の上に塗るという事でしょうか。それともプロペトがとれてしまって赤みのある部分だけ塗り直しておられるのでしょうか。
- プロペトを塗ると赤くなりませんか。
- 日中はべとべと状態で過ごしておられますか。
- 外出時はどの様にされていますか。
発症から4年となり外出も日常生活もままならず改善される希望も持てず精神的にもヘトヘトです。詳細をお尋ねして申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1224-06:00-6） - 「ワセリンの使い方」についてのメールです。
ワセリン愛用者の銀座No.3ホステス＠元です。
現在の話題は、アトピーの方限定のようですが、ご紹介したいワセリンがあり、メールしました。
私は、市販のワセリンを塗って外出しますと、肌が痒くなります。市販のワセリンよりも、プロペトの方が精製度は高いのですが、それよりももっと精製度が高いと言われているのが、「サンホワイト」（日興リカ）というワセリンです。ワセリンにしてはちょっと高いのですが、市販の化粧品と比べると、ずっと安いです。
私は、500グラム3,000円のボトルを買って１年以上使っています。サンホワイトは、プロペトよりも固いので、一度手のひらでこすりあわせて温めてから、顔には、スタンプを押すように、こすらずにのせます。
肌には摩擦は厳禁ですから、冬場のワセリンの伸びの悪さに困っているようでしたら、液状のワセリンともいえるミネラルオイルをオススメします。「ぴのあ」という化粧品原料を取り扱っているお店にあります。
液状のオイルを塗った後、ワセリンを塗ると、滑りがよく塗れます。
まとめると、不純物で痒い場合には、精製度の高いサンホワイト、ワセリン塗布時の刺激で痒くなる場合には、ミネラルオイルをおすすめします。
アトピーの方の辛さはわからないのですが、類似品の存在をお知らせしたいと思いまして失礼ながらメールしました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1224-06:00-8） - 休日になると都内の大きな書店に行っては『炭水化物が人類を滅ぼす』
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1224-06:00-7） - 「たがしゅう」先生がブログで，『炭水化物が人類を滅ぼす』
←【たがしゅうブログ】
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm1224-06:00-10#） - 「福知山花火大会事故」についてのメールです。
福知山花火大会事故「被害者の会」のHPを見ました。
治療だけでなく、再発防止、原因解明、責任追及、補償、心の回復と、被害を受けた人たちにはたくさんの重いものが残っているのだと、あらためて感じました。治療のことだけを考えていられないのですね。
何の責任も負っていない第三者が軽々しく言えることは何もないと思いました。
危険物の知識のない人にもガソリンの携行が許されているのが世の中で、知らぬが仏のことはいっぱいありそうです。
元Ｆ１レーサーの中島悟さんが「公道を自動車安全走行する心得は？」と聞かれ、「道中の何も誰をも信じないことだ」との答えに、感心したことを思い出します。
そう心がけるくらいしか。。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1224-06:00-9）
2013/12/21
【08:00】
- 「関節痛」について質問をした方からのメールです。
先日ご相談いたしました関節炎につきまして、本日整形外科、リウマチ科を標榜されているクリニックに行ってきました。
RA（－）、膠原病関連（－）ということで、レントゲンや皮膚症状、ドライアイなどからほぼ乾癬性関節炎でしょうと言われました。正式にはリウマチや膠原病を否定したうえで抗CCP抗体検査で確定するそうです。
ようやく診断と治療方針が決まりそうです。いろいろご助言いただいた皆様ありがとうございました。本当に助かりました。
ところでワセリンの話題が季節がらか豊富ですが、プロぺトも白色ワセリンとして分類されていて特に薬価が高いわけではないんですね。10gで15.8円ですから処方していただければ本当に安いです。私など最低でも月1回は医療機関を受診する機会がありますので、その際処方してもらえば100gでも158円でさらにその3割負担です。（薬価のみの計算ですが）
ドラッグストアなどでワセリン500g単位で購入してもそう高いものでは有りませんが、それでも処方薬とはまるで違いますね。
しかしこれだけ安い薬が劇的に効いてしまうんですから.、今までの医療業界の利益の出し方の構図には当てはまりません。既得権益に浸っている医療関係者の皆さんは危機感を抱いて当然ですね。
と言っている私も製薬会社の社員でした。（笑）（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1221-08:00-1） - 「ワセリンの使い方」についてのメールです。
話題になっているワセリンの使い方について、私も同じ状況なのでメール致します。
顔に重症のアトピーがあり、ステロイド治療をしましたが、結果はステロイド依存になってしまい、皮膚が薄くなり、過敏性が亢進した状態です。プロペトを塗ると、顔が真っ赤になります。もともとも赤いですが、更に赤くなります。ワセリンを塗ったときの独特のカユミもあります。
夏井先生によると、ワセリンにかぶれるということは無いというお話ですが、これはかぶれではないのでしょうか。
何も解決につながらない話で申し訳ありませんが「同じ症状の者が他にもいる」ということがお知らせしたく、書かせて頂きました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1221-08:00-2） - 光文社の編集者から『炭水化物が人類を滅ぼす』（光文社新書）
▼池袋リブロ・・・新書ランキングで8位（平台に面陳で６冊）
▼池袋ジュンク堂・・・「ゆく年くる年新書フェア２０１３→２０１４」の一冊として並べられていた（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1221-08:00-3） - 【糖と脂肪、無性に欲しくなるのは？】
「糖が脳の報酬回路を支配し，糖質依存症を作り出している」という研究です。後半の
［脂肪が心臓発作の原因（と考えた）］
↓
［脂肪摂取を減らした］
↓
［脂肪を減らした分，食物中の糖質を増やした］
↓
［業界も食物の糖質量を増やした（消費者が好むから）］
↓
［肥満者が増加］
↓
［年間30万人が肥満で死亡］というのが面白いですね。「脂肪悪玉説／カロリー説」というアメリカ栄養学界の間違った常識がアメリカで大量のデブを生み出したことがよくわかります。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1221-08:00-4）
2013/12/20
【10:00】
- 「湯たんぽ低温熱傷」についてのメールです。
整形外科医です。
さて、季節の風物詩、低温熱傷の患者さんが増えてきました。昨日も東京中日新聞の記事を見た患者さんが、皮膚科から逃げてきましたよ。以前はファンヒーターによる受傷が多かった感じでしたが、最近は廉価でエコの為か“湯たんぽ”によるものが多いです。そのため若い患者さんなども来院されます。この国で長く使われてきた“湯たんぽ”ですが、やはり適切な使用法の啓蒙も必要ですね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1220-10:00-1） - 「英語の本を書くべきです」というメールです。
American Burn Associationに打って出ましょう．論文を投稿し，学会で発表しましょう．「英語の論文・本を書くべきだ／海外の学会で発表すべきだ」という話題は時々出ますが，何も私がそれをしなくても，そういうのが得意な先生がすればいいだけです。私が発表するのを待つより，湿潤治療をしている先生で英語論文を書くのが得意な人が書く方が手っ取り早いし，話が簡単です。治療の資料がなければ私が提供しますから，英語の得意な先生が自分の名前で発表しましょう。一人の人間が全てをするのでなく，手分けしてやったほうが効率がいいです。適材適所ってやつです。
先生の考案した湿潤治療を世界に広めるのは，ある意味先生の医師としての義務だと思います．あの，オギノ式避妊法を考案した荻野先生は英文で自説を発表しています．きちんとした本を英文で書いています．
参考文献：
Conception period of women.
Kyusaku Ogino; Yoneji Miyakawa
Published by Harrisburg, PA: Medical Arts Publishing Co, 1934これは本ですが，簡単なパンフレット英文で作り，避妊法(元々はより確率良く妊娠するための方法)を世界で普及に努めています．
80年前に荻野久作先生がやったことを夏井先生もすべきだと思います．
創傷治療+熱傷治療をまとめた本を米国で出版しましょう．できるだけ，図版を多くして，わかりやすくした本が良いと思います．もちろん，電子出版もしたら良いと思います．そうすれば世界中に広まると思います．米国は医療費が高く，湿潤治療が広まる下地があると思います．
オギノ式が勝手に広まったようにです．そしてNATSUIの名前が残ります．
米国で出版するなら多少の伝手があります．
上記，Yoneji Miyakawa氏は医師ではなく翻訳家のようです．
ちなみに上記の本，Conception period of women.とオギノ式の米国でのパンフレット，両方共に持っています．アメリカの古本屋で買いました．どちらも笑ってしまうほど安価(大量に売れた)でした．
荻野久作先生は最後まで，新潟の開業医に勤務する医師でした．本当に尊敬に値する医師だと思っています．
さらに言えば，目的は「治療を普及させる」のであって「私の名前を普及」させることではありません。であれば，私の名前を出す必要もありません。上記のメールをくださった先生が自分の名前で本を出したっていいと思います。
私は治療の発案者ですが，それを世界に広める適任者ではありません。適任者は他にいるはずですし，その人の名前で世界に広まったっていいのです。誰の名前で呼ぶべきかは後世の人が悩めばいい問題であって，私にはどうだっていい問題です。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1220-10:00-2）
【08:30】
- 「ワセリンの使い方」についてのメールです。
医療素人ソフト屋です。
なんとなくニキビダニについて検索したら・・・これ完全に原因と結果を取り違えている好例ですね・・・
なんらかの原因で、ニキビダニが皮膚が正常な状態にならないほど増えるの環境になる。（簡単な例でステロイド軟膏等）
- 当然、なんらか皮膚炎が生じる。
- ニキビダニが多いので、除去する治療する。
- 一時的によくなる
- しかしすぐまたニキビダニが増えて戻る
・・・てストーリーが見え見えですよね・・・
「ワセリンの外用ではまず治らないと思います。」本当ですかね、ニキビダニが増える状況になる原因がワセリンを塗る事で良くなるなら治るし、関係ないならそのままですよね。（さすがにワセリンを食べる事は無いとおもうので）
皮膚科領域て・・この手の事おおそうですよね。
そんな事はさすがにないと思いたいですが・・・
皮膚科では、まさか常在菌や人間が共生して生きているて知らないのでは・・（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1220-08:30-1） - 「ワセリンの使い方」についての最初の質問メールを出された方からの返事です。
今朝の6：00 の[ワセリンの使い方]についてに書き込み頂いた皮膚科医の方へ、アドバイスありがとうございます。
ご指摘のニキビダニの検査はもちろんしました。認められませんでした。膠原病(エリテマトーデス)の検査もしましたが陰性でした。ステロイドは皮膚科医の指導のもと6ヶ月間使用しました。症状としてはニキビのようなプツプツはありません。顔の赤みのみです。以上補足させて頂きます。
その他の書き込み頂いた方々、ありがとうございます。実際に実行されている方法なので大変参考になります。また他のアドバイスがありましたらよろしくお願いします。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1220-08:30-2）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1220-06:00-1）
- 80分と尺が短い割にやけに長く感じられる映画，《ミッシング・テープ》を紹介。もうPOV映画は見なくていいな。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1220-06:00-2）
- 「ワセリンの使い方」についてのメールです。
皮膚科医です。
本当にステロイド皮膚炎なのかどうかという問題もありますが、一度確認しておいた方がよいのは、ステロイド長期外用でしばしば生じる毛包虫性ざ瘡です。
ニキビダニともいわれますが、にきびそっくりの症状をとります。ワセリンの外用ではまず治らないと思います。イオウ・カンフルローションの使用が、効果の高い方法です。もちろん、検査でニキビダニが認められるかどうか、確認が必要ですが。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1220-06:00-3） - 「ワセリンの使い方」についてのメールです。
冬のワセリンの使い方を書いたものです。アトピーの方は塗る、拭うという皮膚刺激が負担になるのですね。
私はアトピーではありませんが、年齢肌（笑）に負担をかけないよう次のように塗布してきます。
- 夜は風呂上がりに濡れた手にワセリンを多めに付け水分でゆるませる。それを両手で顔に押さえ置くように塗布。（こすらない）
- 朝はぬるま湯をかけるように洗う（こすらない）
唇の荒れがひどいときは、ワセリンを付けラップして寝ることもあります。ガーゼマスクで保護すると外れず、喉の加湿にも良いですよ。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1220-06:00-5） - 最近，海外にお住まいの方（ロサンゼルスやボストン，ロンドンなど）から相次いで，「ヤケドをして入院しています。皮膚移植でしか治らないと医者に言われていて，こちらの医者は湿潤治療を知らないようです。当地（アメリカやイギリス）でヤケドを湿潤治療している医師をご存知じないでしょうか？」というようなメールを相次いで頂いております。
もちろん，「湿潤治療は私が日本で始めた治療で，日本以外にはこの治療を行っている医者はいません。日本には皮膚移植なしに重症のヤケドを治せる医者が各県に一人はいますが，日本以外の国では皮膚移植する医者しかいません。湿潤治療をご希望なら，日本に来るしかありません」という返事しか出せず残念です。
要するに，日本ではヤケドに対し「従来からの標準治療（消毒して軟膏ガーゼ。そして皮膚移植）か，湿潤治療か」という選択肢がありますが，海外ではアメリカでもイギリスでもドイツでも「ヤケドは消毒と軟膏ガーゼ，そして皮膚移植」という治療しか選択できないのです。日本では，主治医に「皮膚移植しないと治りません」と言われたら湿潤治療に脱走すれば皮膚移植されずに治りますが，海外では，おとなしく皮膚移植されるしか手がないのです。
そして恐らく，アメリカやイギリスやドイツのヤケド患者さんは，移植された皮膚を見ながら「これが最善の治療，これが最先端の治療」と自分に言い聞かせ，納得しているのでしょう。なんだか不憫です。
今年，私の外来には中国の方（以前，日本に住んでいたことがある）がお子さんのヤケドで受診されていますし，大阪で湿潤治療をしている先生のクリニックには，イタリアで料理修行中にヤケドをして，湿潤治療を求めてイタリアから日本に帰国した，という患者さんが受診されたそうです。いずれも，ネットで熱傷治療について調べ，日本語が読めたから湿潤治療を知り，その恩恵に預かれたわけです。
つまり，海外でヤケドした場合，日本語が読めるか，日本語が読める人が周囲にいるかどうかで，運命が分かれることになりそうです。まぁ，それも人生ってやつでしょう。「日本語が読めれば助かったのに」という時代ですね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1220-06:00-4）
2013/12/19
【11:30】
- 「ワセリンの使い方」についてのメールです。
私もこの方と同じく顔が真っ赤になるタイプのアトピーです。ひどいときは風が吹くだけでヒリヒリしみました。
夏井先生のサイトを見て思いついて、プロペトを塗ってから劇的に改善し、今は調子がいい時は赤みとヒリヒリはでません。プロペトにあまりに感動して、夏井先生にお礼のメールを差し上げたことがあります。
たっぷりとワセリンを塗布するのは良くなく薄く塗布する事とあります→少量だと塗布する時の摩擦で赤みが増してしまいます。塗布量は関係するのでしょうか。⇒たっぷりつけるようにしています。少ないと、かけ布団との摩擦で、私も朝起きたとき顔が真っ赤でその日は１日中真っ赤なんです。
ただ問題は寝具にワセリンがついちゃうことです。ワセリン塗布後、顔をラップで覆うと掛け布団につかないのかも知れません。
洗顔時ワセリンを完全に落とさないといけないのか→私はティッシュで押さえるように軽く拭き取ってから洗顔していますが、この程度の刺激でも赤みは酷くなります。⇒落としません。刺激になるので朝は洗顔しません。
ワセリンを塗布する時は水分を閉じ込めるために水分が残った状態で(体や顔が濡れている状態)で塗布する事とあります。これは本当でしょうか。⇒私は朝は洗顔しないので化粧水（セザンヌのしっとりタイプ500円くらい）をつけてからワセリンを塗っていますが、それは伸ばしやすいから、という理由です。夜は洗顔するので、水に濡れたままワセリンを使っています。
乾いた肌にワセリンを塗ると、伸ばしにくくないですか？ 赤ちゃんのアトピーのケア方法で「濡れている状態で塗布」と見たことありますが、なるべく肌を乾かさずに、という意図だと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1219-11:30-1） - 「ワセリンの使い方」についてのメールです。
今朝のワセリンの使い方についての答えではないのですが、私も気になっていた事があるので質問させて下さい。
私もかなりの敏感肌で顔にプロペトを使用しています。いつもプロペトを塗った直後は顔が真っ赤になります。しばらくするとだんだんと治まるのですが、そのあいだは顔が火照ったようになります。かぶれているのかと思うほどです。
ワセリンを顔に塗っている人でこのようになる人はいませんか。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1219-11:30-2）
【09:00】
【08:30】
- 「ワセリンの使い方」についてのメールです。
養護教諭をしている者です。
- ワセリンをタップリ付けるのは良くなく…ですが、私も季節の変わり目にはかなりの敏感肌です。薄過ぎると私も顔が真っ赤になり、かゆみがひどいことになります。逆にたっぷり塗ると、肌がきれいです。強いてたっぷり塗って良くない点をあげるなら、ベタベタしていることですね。
- 洗顔時に…私は洗顔してからワセリンを塗るのでこれはよくわかりませんが、ワセリンは悪いものではないので、お湯で落ちる程度のものを流せばいいのであって、無理矢理落とさなくてもいいのではないでしょうか？
- 水分が残った状態で…ワセリンが保湿してくれるので、わざわざ濡らさなくてもいいと思います。ただこの季節、ワセリンが固くなってしまってお湯と混ぜ合わせるとかは有りかなと。
参考になれば嬉しいです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1219-08:30-1）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。これで230例。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1219-06:00-1）
- 「生デンプン」についてのメールです。
「酪酸」で検索していたらこんな研究発表をみつけました。
【腸内細菌が作る酪酸が制御性T細胞への分化誘導のカギ】
実は私、クローン病でして、生米食を試してみたくなりました。もちろん自己責任です。
ただし、私のクローン病は全く自覚症状がない軽いもので服薬等の治療も受けていない状態なので改善したかどうかも分からないと思います。
ただ、糖質制限以来、便秘ぎみなので快便になれば良いな！という軽い気持ちで。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1219-06:00-2） - ワセリンの使い方についての質問メールです。
私はステロイド軟膏を使用した事による副作用でステロイド皮膚炎になり4年になります。顔の赤みがなかなか回復せず外出もままなりません。石鹸は使わず水洗顔後プロペトを塗るだけで肌の回復を待っている状態です。そこで夏井先生をはじめとしてこのサイトを読まれている皮膚科の先生方、実際にワセリンを顔に使っている方(健康な肌の保護目的ではなく何らかのトラブルでワセリンを塗布している方)の意見をお聞かせ頂きたくメールしました。私はこの方のような症例の治療をしたことがないので，答えようがありません。土な方ご教示いただけないでしょうか？ よろしくお願い致します。
ネットで調べていると
- たっぷりとワセリンを塗布するのは良くなく薄く塗布する事とあります→少量だと塗布する時の摩擦で赤みが増してしまいます。塗布量は関係するのでしょうか。
- <洗顔時ワセリンを完全に落とさないといけないのか→私はティッシュで押さえるように軽く拭き取ってから洗顔していますが、この程度の刺激でも赤みは酷くなります。/li>
- ワセリンを塗布する時は水分を閉じ込めるために水分が残った状態で(体や顔が濡れている状態)で塗布する事とあります。これは本当でしょうか。
以上の点について皆さんの考えをお聞かせ下さい。よろしくお願いします。
補足です。あくまでもプロペトを塗るのは少しの刺激でも敏感に反応する顔にと言う前提でアドバイスをよろしくお願いします。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1219-06:00-3） - 『炭水化物が人類を滅ぼす』（光文社新書）
先日、京王線の府中駅ビル内の啓文堂書店を入ると、すぐに、『炭水化物が人類を滅ぼす』 が、ずらずら-----------とありました。
以前はなかなか見当たらず、探すのに大変でした。東京の田舎にも浸透してきています。
それから、武蔵村山市東大和市医師会での講演楽しみしています。なぜなら、立川周辺に湿潤療法が広まるのでは、と期待しています。
素人の私がいくら頑張って広めようとしても、所詮素人の話には耳を傾けません。
けれども、先日駅のホームで、若い男性が転倒し頭から出血した方を、ワセリンとプラスモイストで処置し、湿潤療法について説明すると、駅員の方々が聞いてくれました。
尚、私はいつもワセリン、プラスモイスト、ハイドロコロイド、をバッグに入れています。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1219-06:00-4） - 【中国大都市圏で同性愛エイズ患者拡大 一人っ子政策の影響も】
記事の中に「男女の比率は男性が130に対し女性は100で、圧倒的に女性が少ない」とありますが，ちょっと数字がオーバーではないかと思い，正確な数字が知りたくなって探してみたら，見つかりました。
⇒【図録▽中国の人口ピラミッド】
これによると，15歳未満では女性100に対し男性120以上，15歳から25歳までは女性100に対し男性110以上のようです。130とはいかなくても明らかに異常な数字で，適齢期の男性の1割以上は結婚相手を絶対に見つけられないことを意味しています。
なぜ，この異常な性比が生じたかというと原因は極めて明快で，格安の超音波診断装置が普及して出生前診断が可能になり，女児だとわかると人工中絶するからです（家を継ぐのは長男，という考え方が強い）。
その結果，このような世界が到来しはじめています。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1219-06:00-5）
2013/12/18
【08:30】
- 「生デンプン」についての追加レポートです。
白米の生食実験報告です。あきたこまちの生白米50gを噛まずに水と一緒に飲み込み血糖値測定しました。0分後 30分後 60分後 90分後 120分後 150分後 180分後 79mg/dL 86 84 80 84 79 78
- 噛まずに飲み込んだことで胚乳細胞壁が壊れず、アミラーゼとデンプンの接触面積を最小に抑えられた。
- 難消化性デンプン（生米）を日常的に食べている為、second meal effect／second day effectにより血糖値上昇が抑えられた。
ここ最近10～20gの生米をミヤリサン錠と一緒に朝晩飲んでいますが、糖質制限/ゼロを始めて以降、最も快便です。この量での血糖値上昇はありません。（測定器のバラツキ範囲内）
肉・卵・チーズの必須栄養素の量に比べれば白米と玄米の差など僅かである為、大腸に生デンプンを届けることによる酪酸菌の様々なメリットを期待しての生米食は、玄米に拘る必要はないと思います。
米や麦の生デンプン自体はそれなりにアミラーゼで消化されるので、なるべく血糖値を上げない為には、粉末にしたり噛まないことの方がRS1（細胞壁に囲まれ物理的にデンプンが消化されにくい構造）として重要です。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1218-08:30-1）
【06:00】
- 来年1月24日（金）に武蔵村山市東大和市医師会合同学術講演会で講演することが決まりました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1218-06:00-1）
- 月刊誌「新潮45」の2014年1月号にインタビュー記事「糖質中毒にご用心」が掲載されました。316-317ページです。
- 来年1月11日（土）に瑞光メディカルが「瑞光メディカル商品を使っている医師の要望を聞く会」を下記の要領で開催します。
日 時 1月11日（土） 19：00～ 場 所 咲くら 新宿東口店（新宿区新宿3-26-6 新宿ＦＦビル6F）
※現地集合でお願いします。募集人数 ５名 お料理 お造り、イイダコの茹で上げ、鳴門鯛の陶板蒸し、サラダ他、糖質制限メニューと思われる料理を予めオーダーしておきます。
その後は、皆様のお好みに合わせて逐次追加で。備 考 お申込多数の場合は、今まで瑞光と話したことがなく、瑞光と一度話しをしてみたい、商品に関して要望を言いたいと仰るドクターを優先させて戴きます。 参加申込 瑞光メディカル販売管理部：メールアドレス 備 考 もちろん，私も出席します。 （この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1218-06:00-3） - 昨日紹介した記事についてのメールです。
12月17日(火)の「更新履歴」で先生が引用されていた【きっと面白いものが見えてくる…別の視点から見た24の世界地図】という記事を見て、古いコラムを思い出し、どうしてもメールしたくなりました。
私はこの地図の中で「クルマが右側通行の国、左側通行の国」という分類と、「メートル法を使用していない国々」という分類に目が行ってしまいました。ともに大英帝国とその植民地、またアメリカという巨大国家が全世界から取り残された状態を描き出していますが、日本も世界では“異端”もしくは“傍流”になっているところが大いにあります。
随分古いコラムですが、今でも通用するところがあると思い、紹介させて頂きます。
最後の一文には「医療機関のトップ、あるいは専門医（家）の集団のトップ」という言葉をあてはめてもいいのではないかと、先生の著作を読みこんだ人間としては思うばかりです。鉄道の規格や車の左側通行は将来も変わることもないでしょうが… 医学の世界は変わっていきゃなきゃいけませんね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1218-06:00-4）
2013/12/17
【08:30】
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1217-06:00-1）
- 昨日，Windows 8 は使いにくい，という話を書いたところ，数人の方から次のフリーソフトを教えていただきました。実際にインストールしてみたら，あっという間に使い慣れた Windows 7 に変身し，一気に使いやすくなりました。
⇒【Classic Shell】
⇒【Windows8.1のスタートメニューを復活【Classic Shell 編】】（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1217-06:00-2） - 「福知山花火大会事故」についての情報です。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#217-06:00-3） - 【きっと面白いものが見えてくる…別の視点から見た24の世界地図】
人口の偏りと集中，ネット接続を制限している国など，様々なものを教えてくれる地図です。
個人的に面白かったのは15番目のミシシッピ川。以前にも書いたように，これだけ広大な流域を持つ川の河口が広大な氾濫原になるのは当然でしょう。しかし，それを知らずにフランス人が入植し，やがてそこはニューオリンズと呼ばれるようになりますが，それは毎年のようにミシシッピ川の氾濫に悩まされる「水害都市」になりました。理由はこの地図を見ると一目瞭然です。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1217-06:00-5） - 昨日もそうでしたが，週明けの月曜日の外来がすごく混んでいます。8:45に外来を始めていますが，昨日はこの時点で10人くらいが受け付けていて，しかもその半分ほどは熱傷患者さんです。しかも，以前は空いていた「週の真ん中」も患者さんが多くなっています。この状態で12月28日から1月5日までの長大な連休を迎えることになりそうです。来年1月6日，8:45 に外来に行ってみたら患者さんであふれていた，なんてことにならないことを祈るばかりです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1217-06:00-6）
2013/12/16
【08:30】
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1216-06:00-1）
- 「NEC LaVie Z 750」買っちゃいました。Windows7 から Windows8 への移行が大変でした。使い勝手が全然違うんだもの。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1216-06:00-2）
- 「生デンプン」についてのメールです。
「未精製の生デンプンは少量食べた方が良い」
生の米や小麦において、消化されにくい結晶状態の生デンプンは、胚乳細胞壁によって細かく物理的に仕切られた構造内に存在します。
胚乳細胞壁とは人間が消化吸収できない食物繊維（ペクチン、ヘミセルロース、セルロース）ですが、炊飯によって細胞壁の構造が壊れないと、アミラーゼはデンプンに作用できません。
穀物は加熱調理によって、デンプンを取り囲む物理的な壁がなくなり、デンプンの結晶が糊化することで、初めて消化されやすく食後高血糖を引き起こす食物になります。生の米粒は、血糖値を上げずに大腸までデンプンを届けることが可能なプレバイオティクス食品です。
デンプンを低分子化せずにそのまま分解して増殖できるという特殊能力を持つ酪酸菌も、その代謝産物である酪酸も、人体や他の腸内常在菌に対するメリットが非常に多いことを考えると、非加熱のデンプン食材は少量食べた方が良いはずです。
- 現代人は野生動物と違い非加熱デンプン食材を殆ど食べなくなった為、酪酸菌が「10～20％の人の腸管内にしか常在しない」「存在しても極めて低菌数」となった。
- 非加熱のデンプンを含む食材を少量食べ続ければ、元々常在しない人にも酪酸菌が定着する。
というのが私の仮説であり、少量の生米食を継続中です。
生米や生栗を食べるとお腹を壊しやすいと言われるのも酪酸菌がいない人の方が多いからであり、生デンプン食はミヤリサン錠とセットで始めるべきと思います。
p.s.
クルミなどのナッツ類もローストしていないものを選べば、糖質量を気にする必要はないはずです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1216-06:00-3） - 「商売にならない治療」についてのメールです。
元助産師パート看護師です。
引き算の治療、もうからない治療、職業人としては大変難しいところだと思います。また人間が足し算治療を好むというのも納得です。いろいろな栄養指導や保健指導、生活指導をしていてもそのあたりは、患者さんや対象の方々に感じるところです。
そこで考えました。
災害派遣や有事の際の出動の多い自衛隊ではそういうことは歓迎されるのではないでしょうか。自衛隊の医官の方々はどう思っておられるのでしょう。
人件費も装備費もすべて削減対象で、いつもコスト削減で悩んでおられるようです。自衛隊の衛生課、自衛隊病院の隊員対象の治療はできるだけ治療費を安く効果を高く上げたいに決まっています。
そして、痛みがなくてすぐ動ける装備の少なくて済む治療は、有事の際には大変有意義だと思います。自衛隊では民間人よりも外傷が多いと思われます。自衛隊内のPX（売店）で湿潤治療に便利なプラスモイストなど売ったらとても売れるのではと思います。
糖質制限を自衛隊ですれば、自衛隊の食事の供給について戦闘糧食についても大変効果的であると思われます。穀物は事前の熱調理や座らないと食べられないものが多いですが，ナッツ類、干し肉、干し魚、などの加工食品はポケットに入れて携帯でき、カロリーも期待できます。携行にとても便利でしょう。
2013年の2月16日呉市で行われた中部防衛衛生学会で江部先生が講演されたようです。
何せ自衛隊は衣食住を隊員に供給します。その数は大きいと思います。
今，自衛隊で部隊の衛生員がどのような応急道具を持参しているか大変興味があります。すでにラップとワセリンが常備だったりすると、うれしくなります。
税金を多く使い、その割には自衛隊員の給料は安く抑えられ，装備もいい加減だったり（銃を作っている会社が一社のために偽造した情報を収めていたり）現場で働いておられる自衛隊員の方々が気の毒でなりません。
せめて普段の食事やけがをした時の治療くらい、正しく健康なものを提供できたらと、医療関係者である一国民として思います。なにせ、民間の人は自分で選んで病院に通院できますが，自衛隊員が仕事上の事故には医師を選べないのですから。
新しい創傷治療の読者に自衛隊の医官や栄養課の方々がたくさんいらっしゃるといいなと思います。夏井先生のもとに、自衛隊など自己完結組織で衣食住を保証するような場所での湿潤治療、糖質制限に関する情報はありますでしょうか。
もちろん医療界全体が変わることは念願ですが，変わるための矛先をいろいろと考えるのもいいかと思い，ちょっと思いついただけのことを長々と書き連ねてしまいました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1216-06:00-4） - 「湿潤治療」についてのメールです。
救急科の医師です。
夏井先生の活動を知り、湿潤治療や糖質制限のみならず、なにごとも「考えて」行動するという、人として医師として最も大事なことを教えていただいたと、勝手にいつも感謝しております。ありがとうございます。
自分が働く施設は地方の中核病院で救命センターがあります。よって重症熱傷のみならず、さまざまな疾患が集まってきます。先生のおかげで熱傷治療や軟部組織損傷に対する治療が大きく変わり、患者にとっても医療にとっても「幸福」が大きくなったと実感しています。また純粋に医学的に考えても、従来救命が困難とされてきた熱傷や軟部組織損傷が、湿潤治療で救命できる可能性が高くなったとも感じております。湿潤治療によるサイトカインの制御は見事なものと実感しています(従来治療がひどかっただけでしょうか？)。
また糖質制限により夜勤も含め仕事がかなり楽になり、このように考察しアウトプットするという知的活動をゆっくるする機会も増えてきました。
先生のときどき述べられる、「考える人」の苦悩というものも実感しますが、同じく「考える人」が増えて、ともに「良いこと」を追究することができるのは非常に喜ばしいことです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1216-06:00-5） - 「虫歯、歯槽膿漏、歯肉炎に対する口腔内ワセリン塗布について」というメールです。
地方の病院で勤務医をしているものです。既出かもしれませんが上記内容について報告します。なにか疑問に思ったことがあったら調べてみる。調べてわからなかったら自分の頭でいろいろな仮説を立てて検討する。その中で妥当と思われる仮説が見つかったら，とりあえず自分の体で試す。その結果については良くても悪くても正直に公開する・・・。
妻が長年にわたり虫歯、歯槽膿漏に悩んでいました。歯茎が「痩せた」状態で歯肉ポケット(と言うんでしょうか？)が大きくなった状態です。
その状態で歯科にはさらに「念入りに歯磨きして歯間ブラシも用いて歯垢ポケットに溜まった歯垢を除去しなさい」と指示されたため、湿潤治療と同じような構図が頭に浮かび考えてみました。ちなみに妻は妊娠中でプチ糖質制限中です。出産後はたぶん本格的に糖質制限を考えると思います。甘いものはやめられそうにないですが。
以下に考察を述べます。専門家ではないので用語の誤用などあるかもしれません。
- 歯垢はなぜ存在するか？
⇒食べかすと口腔内常在菌の活動により存在する。 - 歯垢を減らす方法はないのか？
⇒食べかすを減らす方法として糖質制限、食後にすぐに口をゆすぐ、歯磨きする、歯間ブラシなどを使うなどの方法がある。 - 口腔内常在菌は減らす方法はないのか？
⇒口腔内消毒など考えられるが、生体に害になる可能性が高いと考える。 - 齲歯はなぜ発生するか？
⇒歯垢や細菌が歯に長時間影響を与えた場合に発生する。 - 齲歯を防ぐにはどうするか？
⇒歯垢や細菌が歯に長時間影響を与えない状況を作る。 - 齲歯と似た状況で湿潤治療が応用できるものはないか？
⇒「歯」を露出した骨やインプラント、「歯肉」を皮膚や肉芽などの生存している組織とみなす。
⇒これにより齲歯が「抜去できず生存した組織(歯肉)に覆われることもない(抜歯後を除く)骨髄炎またはインプラント周囲の感染」として考えられるようになる。
⇒齲歯になりにくい状況でかつ抜歯が不要な状況に近づくためには、歯肉が健全な生体活動を行う状況を作り出すことが必要と考える。 - 歯肉が健全な生体活動を行う状況を作るには？
⇒歯肉が乾燥しない状況を作り出す。
⇒歯肉が乾燥するのは多くは夜間など就寝時である。
⇒歯肉ポケットを大きくして、歯垢のドレナージ(排出)を妨げてはいけない。
⇒歯肉ポケットが大きくなるのは歯肉に対する物理的侵襲が一因である可能性がある。
⇒歯肉に対する過剰かつ不要な刺激は極力避ける。 - その状況を作り出す具体的な方法とは？
⇒過度のブラッシングを避け、その代り毎回食後すぐにしっかり水で口の中をゆすぐなど、低侵襲な歯垢除去を心がける。
⇒歯肉が夜間乾燥するのを防ぐために就寝前に歯肉や歯肉ポケットにワセリンを塗る。
以上の様に考察し、仮説を立てて、就寝前に口の中にワセリンを塗るという変なことを始めてみました。自分でもやってみましたが本当に無味で、寝る際も気にならないと思いました。実際にワセリンが付くのは歯肉というよりは歯のほうであり、就寝直前にしないと体温などでワセリンが取れてしまうと思いました。
この介入で可能性のある有害事象としては、歯垢をワセリンにより長期間ドレナージできない状態にする、ワセリンと歯垢が変化して悪さをする、などが考えられますが、湿潤治療などの経験からはたぶん大丈夫だと思います。
むしろワセリンが付いた歯に唾液が付きやすくなり、歯垢のドレナージや口腔内のクリアランス(清浄化)が高まると考えています。
まだ始めて数日なので、今後結果をご報告できればと考えております。
私の思考法・発想法と同じですね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1216-06:00-6） - 歯垢はなぜ存在するか？
- 【「糖質制限」ダイエットがビジネスマンに向く４つの理由】
江部先生が登場しています。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1216-06:00-7） - 【中国の嫦娥３号が月面軟着陸に成功、ソ連・米国に続き３番目】
ロケットを月に飛ばす科学力を大気汚染の制御に当てたほうがよろしいかと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1216-06:00-8）
2013/12/14
【06:00】
- 「生デンプン」についてのメールです。
「生デンプン」でちょっと悩ましいのと、友人たちの悩みに対しイマイチロジックが安定せずな状況をご説明します。
一昨日の記事で、
「富山産コシヒカリの生玄米40gを3時間水につけた後、1口50回程度噛んで食べ、血糖値測定してみました。」というものがあり、確かに血糖値が上がっていないようです。となると糊化してない炭水化物は大丈夫なのか？
しかし、炭水化物は小腸にてグルコースに変換される、のであれば血糖値が上がるはずと思います。
そして友人から、「少量の炭水化物は脂肪を減らすので少量食べたほうがいいのでは？」という意見を私なりに考えると、「炭水化物はグルコースなので血糖値が上がるが脂肪使用するとは考えにくい。むしろ糖質を徹底的に減らすと、糖新生で脂肪を減らす」と考えています。
が、昨日の生デンプンは確かに血糖値上昇がありませんね。うーん、なぜだろう。
さらに、「糖質食べまくっても全然太らず糖尿病にもならない人もいるではないか。」確かにいますねえ。
もうちょっと知識がないとなかなか説明しにくいです。
と、悩んでおります。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1214-06:00-1） - 「給食と糖質」というメールです。
地域の給食センターに見学に行き、試食してきました。とり天とちゃんこ汁とサラダです。
気になったのはご飯の量で、中学生で110gあるとのこと。糖質制限を始めてまだ9ヶ月しか経ちませんが、おかずはペロリと食べられたものの、ご飯は1/4程で気持ちが悪くなってしまいました。（それでも見学に来た手前、無理矢理完食しましたが…。）
栄養士曰く、「中学生はこれでも足りない」とのことでした。
これだけご飯を食べていれば、午後の授業は眠くて当然だろう、という感じです。おまけに20分程度で食べなくてはいけないので、かなり早食いになりそうな気もします。しかし安い給食費で満腹感を与えるには、やはりご飯を増やした方が手っ取り早いのかもしれません。
ちなみに小学生はメニューが異なるのですが、菓子パンに焼きそばという摩訶不思議なメニューです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1214-06:00-2） - 「糖質制限」関連のメールです。
ご存知かも知れませんが。
アメリカのニュース映像でとてもよくまとまっているものがありました。（新しい栄養学についてですね） 日本人としてくやしいですが・・・・。
患者説明に役にたつと思いご報告させていただきました。
【コレステロールを悪者にする黒幕とは？ （日本語字幕付き）】・・・YouTube映像（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1214-06:00-3） - 「シガーソケット熱傷」の報告です。
先日長女(5才)が車のシガーソケットに指を突っ込み、火傷を負いました。
Cの字のような水ぶくれができたので、泣き叫ぶ娘を押さえつけ、水泡膜をはさみで切除。ハイドロコロイドを張るとすぐに泣き止みました。1週間で完治。今では跡形もわかりません。写真を撮り忘れてしまったのが残念でした。と笑い事ではありません。
最近の車は、もともとシガレットライターはついておらずオプション扱いですので、そのものによる火傷の危険性は減っているとは思いますが、簡易なソケットカバーのため簡単に外せます。
友人に話すと、そこの子どもも同じように触ってしまったみたいで、実は結構リスクがあるのかなと。
技術の進化を発揮してもらって、あの形状(丸くて太い=指が容易に奥まで届く)じゃないものを開発してもいい時期じゃないでしょうか。技術者さん、よろしくお願いします。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1214-06:00-4） - 「商売にならない治療」について，中日新聞の記者からのメールです。
私がこの治療にこだわるのは、夏井先生が鳥谷部先生とお話された「もうからない治療」「引き算型治療」をどう普及させていくかに強い関心があるからです。
「医は仁術か算術か」というテーマがありますが、私は患者のためにはどちらも必要と考えています。算術があるから、新しい医療技術の開発や医学の発展も期待できるからです。しかし、医学の発展に寄与しないだけでなく、患者に苦痛や後遺症を強いるような、医の倫理を逸脱した算術があるなら、敢然と排除していかなければならないと考えます。
湿潤治療の普及には、こうした壁を乗り越えていく必要があるのでしょう。患者のメリットがこれほど一目瞭然の治療が普及しないのなら、今後、別の病気でメリットがあっても、もうからない治療は広まらないということになりませんか。それは、医学の発展を放棄したということであり、医師の信用が失われていくことにもなると思います。湿潤治療を否定もしくは無視する医師らは、将来の医師の信用を「先食い」しているとも言えるのではないでしょうか。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1214-06:00-5） -
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#）
2013/12/13
【11:00】
【09:30】
- 先日の東京／中日新聞の熱傷の記事を書いた記者の方からの追加メールです。
ご意見を募るメールを掲載してもらいましたが、今のところ数としてはあまりいただけていません。特に医療者からの意見がないのが残念です。
皆さんに今一度、福知山の花火大会の事故、滋賀の消防団員のミスによる女児全身やけどのニュースを思い出してほしいです。子どもたちをはじめ、いまだに多くの人が従来治療に苦しんでいることを想像すると、やりきれぬ思いで涙が出てしまいます。
それと比べれば、私がした人体実験なんか、蚊にさされたよりも軽い。どうか、新たな啓発記事と各学会を追及する材料とするために、皆様の数の力をお貸し下さい。そして特に、名前を出して意見を述べてくれる医師を求めています。旗振り役を夏井先生だけに頼らず、皆様でパラダイムシフトを推進していきましょう。
⇒弊紙生活面のメールアドレス（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1213-09:30-1）
【08:30】
- 先日，久しぶりに鳥谷部先生と再会しましたが，その際の雑談で先生が，「湿潤治療もラップ療法も商売にはならないよな。薬を使えでなく使うなだし，治療材料もラップやゴミ袋で十分だし，怪我人も褥瘡患者も風邪とか高血圧患者よりはるかに少ないし。商売にはならない治療だ」と話していました。
糖質制限もそうですが，「これまでしていたことを止めるだけで簡単に治っちゃう」という「引き算型治療」は利益に結びつきません。商売になる治療は引き算ではなく足し算型治療（この新薬を飲めば治る／このサプリを摂れば痩せる／この治療機器を使えば治る）です。別の言い方をすると，前者はものが売れなくなる治療，後者は物が売れる治療です。
糖質制限で商売するなら「このサプリを飲みながら，食事の内容をちょっと変えるだけで驚くほどの痩身効果が！」という方向でしょうね。つまり，糖質制限メインでなく，サプリをメインに据えます。この時に重要なのは，「糖質（＝炭水化物＋糖類）を摂取しない」とするのでなく，「ご飯だけ減らす」とか「小麦だけ食べない」というように不完全な情報を添えてサプリを売り込むことです。もちろん，「小麦は減らしたけどご飯は食べている」のですから糖質制限よりは痩せませんが，それでも小麦もご飯も食べていた頃に比べると体重は減ります。しかし，数キロ痩せただけでも，ユーザーは「このサプリのおかげで痩せた」と思いますからそれを飲み続けます。だから商売になります。しかし，本格的な糖質制限をさせて一気に10キロも減っちゃったら，それでサプリ服用を止めてしまいますから，それでは商売になりません。商売とはリピーターを増やすことです。一見の客ばかりでリピーターがいない商売は潰れます。
湿潤治療の場合は，湿潤治療の原理（消毒をやめて，創面の乾燥を防ぐ）を隠しておいて，「この洗浄液で傷口を洗い，この治療材料で覆うだけで，すりむき傷もヤケドも治ります」という方向で宣伝すれば，なんとか商売になります。ここでも重要なのは「湿潤治療の原理は説明しない／隠しておく」ということです。治療原理を説明してしまうと，「それなら，水道で洗ってラップでも治りますよね。その治療材料は不要ですよね」とバレますから。
ただ，いくら巧妙にやったとしても，湿潤治療で商売するのは難しいかもしれません。ユーザーはケガ人とヤケドくらいだからで，これらを合計したとしても高血圧や肥満の患者数には及ばないからです。しかも，ケガもヤケドも治ってしまうともう治療材料は不要になります。つまり，リピーターとなるのはせいぜい褥瘡患者，難治性潰瘍の患者さんくらいのものでしょう。これでは大きな商いにはなりません。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1213-08:30-1） - 同じ練馬区で開業なさっている藤澤先生から本が送られてきましたので，宣伝します。アトピーについての本ですが，内容は当サイトで薦めている方法とほぼ同じで，極めて納得できるものです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1213-08:30-2）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1213-06:00-1）
- 「糖質制限と冷え症」についてのメールです。
主人と娘と私の３人で糖質制限を開始してから１年半が経過しました。
糖質制限を開始する前は、主人も娘も低体温で普段の体温は３５℃ほど、予防接種をする際の体温測定では３４度台という時もあり、「お茶を飲んでからもう一度測って下さい」と言われてた事もあったほどです。
それが糖質制限を開始してから、低体温が改善し、普通の体温になりました。娘はいつも冷たい手足でしたが、最近は娘が使った包丁を触ると「えっ」と言ってしまうほど包丁の柄が熱く感じられるほどです。（寿司職人には向かない手でしょうね）
握手するととても暖かい手で、生まれ変わったような変わりようです。低体温の頃は冷え性でしたが、改善されたようです。
主人も体温が上がり、今までは冬の現場仕事も苦手ではなかったようなのですが、まだ本格的な冬でもないのに、「体温が上がったせいか、今年は外で作業していると、とても寒く感じられるんだよなぁ～」とつぶやいていました。
「体温を上げると健康になる」という本もありますので、低体温が改善された事はとてもよかったと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1213-06:00-2） - 「薬の使用期限」についてのメールです。
医薬品の使用期限は誤解の多い問題です。
厚生労働省によれば使用期限とは『その医薬品の製造販売業者が未開封の状態で品質を保証する期限』とされております。ですから一度蓋をあければ使用期限は無関係（？）になります。
又、この『開封』というのがわかりずらいのです。たとえば市販の３０錠入ったかぜ薬があったとします。瓶に入っているもの、ブリスター包装になっているもの、アルミピロー包装になっているもの，さまざまですがすべて『開封』の状態は違います。
瓶入りのものなど外函に入れられていますがその外函から出しても開封ではありません。瓶の蓋を初めて開けた段階で開封です。
もちろんその後はたとえ２０１７年３月と使用期限が書かれていても厚生労働省の指導によれば半年くらいで使いきるようにお客さんに説明しなさいとなっています。
あと、一般にはあまり知られていませんが抗インフルエンザ薬『タミフル』『リレンザ』もパンデミックに備えて自治体が備蓄してありますがその使用期限はタミフルの場合，３年から７年そして１０年に延びました。メーカーが最初に設定した使用期限通りだと数百億円のタミフルを廃棄しなければなりません。
そしてパンデミックがおきなければ多分１５年２０年と延長されるものと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1213-06:00-3） - 来年1月にある宴会を企画していますが，現在お店を選定中です。以下の条件にあうお店をご存じの方，このお店はよかったよという情報をお持ちの方はご一報ください。
- 新宿駅近く
- 10人くらい入れる個室があり，落ち着いて話せる
- 居酒屋系のお店が良い（高級割烹などは糖質制限が難しいので）
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1213-06:00-4）
2013/12/12
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1212-06:00-1）
- 「外傷を湿潤治療している医師」，「熱傷を湿潤治療している医師」，「粉瘤の治療をしている医師」に，岐阜県恵那市の市立恵那病院 外科／北村文近先生を追加しました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1212-06:00-4）
- 先日の東京／中日新聞の熱傷の記事を書いた記者の方からのメールです。
この度も記事の告知をして下さり、ありがとうございます。おかげさまで、ネットのアクセス数はどんどん伸びております。というわけですので，皆様，熱傷学会への文句を書きましょう。
ただ、夏井先生のご講演に「一番話を聞いて欲しい先生」が参加しないように、こうした情報も本当に届いて欲しい人にはなかなか届かないものです。専門家の反論を待っておりますが、残念なことにまったく来ません。
そこで、夏井先生のホームページをご覧の皆様にお願いしたいのですが、熱傷学会や皮膚科学会などに対しての疑問を、弊紙生活面のアドレスにお送りいただけないでしょうか。次の取材に活かしたいと思いますので、ご協力下さいますよう、重ねてお願い申し上げます。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1212-06:00-2） - 「ワセリン」についてのメールです。
薬剤師です。そうか，薬の使用期限ってそうやって決めているのか。また一つ勉強しました。恐らくワセリンは50年でも100年でも安定して変質しなさそうですが，
ワセリンの使用期限について話題が出ていましたが、薬品の使用期限はメーカーが製造後に保存して、安定性試験などを行って使用期限を決めます。
たとえばメーカーが3年間保存して、安定性に問題が無いとされれば使用期限3年とされますし、物質によっては、3年保存したもので安定性に問題が出たので使用期限を2年とされたりします。
しかし、ワセリンのように化学的に安定な物質は、5年でも10年でも問題無さそうですが、コストの関係上、そこまで長々と保存して試験をしていないのが現状だと思います。ですので、ワセリンについては、使用期限を気にしなくて良いと思います。
あ、飲み薬については、保存条件等によって安定性に変化がありますので、使用期限を守るようにお願いします。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1212-06:00-3） - 『炭水化物が人類を滅ぼす』（光文社新書）
・12月14日（土）
・12月18日（水）
・12月28日（土）
・1月1日（水）
・1月5日（日）
・1月9日（木）（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1212-06:00-5） - 「授乳中の食事」についてのメールです。
私は３８歳、結婚１２年目にして、待望の子供を授かりました。母乳を与えたかったのですが、まったく出ませんでした。「吸わせれば出る」と、私もいたる所で聞きました。
娘は入院中から早速に哺乳瓶慣れしてしまい、おっぱいを嫌がってしまったのですが、助産師さんの指導によりミルクをスプーンで与えるようにし、なんとかおっぱいを吸うようにはなりました。
１日十数回吸わせるのが精一杯でしたが、それでも出ず。
里帰りから帰ってからは、整体もできる、有名な助産師さんの所に通いました。その助産師さんからは、背骨からいろんな神経が出ているが、私の場合は背中が硬くて吸わせても神経が反応せず、ホルモンが出にくいのではと言われました。実際、教わった体操は私にはバキバキで痛かったです。
さらに、乳首に刺激を与えるために、ミルクを特殊ボトルで与えました。ボトルには細いチューブが出ていて、そのチューブを乳首に張り、おっぱいからミルクを飲ませるやり方です。
マッサージ、整体、吸わせる、を１ヵ月半やりましたが、ティースプーン１杯の母乳がカレースプーン１杯に増えただけでした。助産師さんには「ここまでがんばって出ないと・・産後時間もたってるし、これからはおっぱいに振り回されず、生活を起動に乗せなくては」と言われ、本当に本当に残念でしたが母乳をあきらめました。
ちなみに、出産は普通分娩で９時間、出血量も少なく、助産師さんも出るはずなのにねぇ・・と言っていました。母も妹もばっちり母乳が出たので、自分も出るもんだと思ってました。
私のような例は少数なのでしょうが、「母乳はがんばれば必ず出る」とどこにでも書かれているし、ミルク育児は「頑張りが足りない」「楽したがっている」と見られがちで肩身がせまいです。こういう例もあると知っていただけたら、と思いメールしました。
なかなか子供ができず、母乳も出ない私は哺乳類メスとしては失格なのでしょうね。
産院で、看護婦さんには「あら、短くて吸いづらそうな乳首ね」医者からは「年だからでないんだよ」と言われ、軽く言っただけなのはわかっていましたが、それが意外と大きいストレスでつまずいたのかも、なんて人のせいにしてみたりして・・・・。
妊娠までも、整体、漢方、針灸、運動、いろいろやりました。妊娠の１０ヶ月前に栄養療法を始め、その数ヵ月後からは主人と共にプチ～スタンダードの糖質制限も始めました。
夏井先生も「不妊と糖質過剰は関係あるかも」と書かれていましたが、糖質の取りすぎによる糖化たんぱく質が、卵巣に蓄積されると、妊娠率が悪くなるという論文があるそうです。また、良質な卵子には血行がよいことが必須で、運動や暖めることが勧められていますが、これも糖質制限で改善できそうです。
糖質制限の効果としては
- 主人は体型が細めなのに、おなかだけぽっこりしていたのが、へこんだ
- 糖質をとるともたれる感じがわかる
- 眠気がなくなった
- 一見甘くない、市販のタレやスープの甘みがくどく感じられるようになった
私も主人もBMIは２１位、体脂肪もやや少なめなのでその辺の変化はありません。
このサイトでよくでている肌の調子は、糖質制限の効果というより、栄養療法でたんぱく質を増やし、さらにプロテインも飲むようになってから劇的に変わりました。生理痛も軽くなり、爪も丈夫になりました。足の爪を切るとき、主人と２人で「硬っ」と言ったのを覚えています。
妊娠で１０ｋｇ増えましたが、母乳をあげていなくても、３ヶ月で妊娠前より１ｋｇ減りました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1212-06:00-6） - 「生デンプン」についての続報です。
富山産コシヒカリの生玄米40gを3時間水につけた後、1口50回程度噛んで食べ、血糖値測定してみました。
0分後 30分後 60分後 95分後 120分後 150分後 180分後 210分後 240分後 81mg/dL 78 91 87 88 83 78 79 81
デンプンも難消化性デンプン（レジスタントスターチ）も腸内細菌が酪酸を作り出す比率が高い食材です。
加熱調理で糊化したデンプンの場合、その殆どは消化吸収されて食後高血糖になり、大腸にまで届くデンプンは非常に少ないと思われますが、生玄米をそのまま飲めば、きっと大腸内でデンプンが発酵して酪酸が増えるはずです。（発酵残渣の玄米粒が便に少し出てきます）
『酪酸菌/難消化性デンプンの情報＆仮設』
●2型糖尿病の女性は、酪酸を産生する腸内細菌の数が少ない
●腸内細菌が作る酪酸は、炎症やアレルギーなどを抑える免疫細胞を増やす
●難消化性デンプンが多い食事で脂質の燃焼が増える
夏井先生によるレビューに惹かれて買った「人体常在菌 ―共生と病原菌排除能」を昨日読みましたが、p.126～137
- C.butyricum（酪酸菌）は人の腸内常在菌とされているが、通常、存在しても極めて低菌数である。
- C.butyricumは糖分解能が強く、高分子のデンプンであってもアミラーゼ等で低分子化する必要なく、そのまま分解して良好に増殖する。
- C.butyricumは代謝産物として多量の酢酸と酪酸を産生する。
- C.butyricumが産生する酢酸と酪酸は腸管出血性大腸菌のベロ毒素遊離を抑制する。
- C.butyricumは大腸炎の腸炎ビブリオに対する拮抗作用を強める。
- E.faecalisとC.butyricumはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対して強い拮抗作用を発揮する。
- E.faecalisとC.butyricumは大腸菌の赤痢菌に対する拮抗作用を強める。
このように酪酸菌は非常に有用な腸内細菌であるにも関わらず、「10～20％の人の腸管内にしか常在しない」「存在しても極めて低菌数」「ミヤリサン錠をのんでも宮入菌は腸内細菌として定着しない」等といわれています。
これらは「砂漠に木を植える」のと一緒であるように感じられたので、そこから
「酪酸菌は食物繊維だけでもある程度の増殖はできるが、雑食動物の腸内に定着するには、動物が定期的に少量の難消化性デンプン（RS1,RS2）を食べ続ける必要がある」という仮説を思い付きました。加熱調理とは無縁である、人間以外の全ての野生の雑食/草食動物の腸内には酪酸菌がいるはずです。
肉・卵・チーズ中心の食事にプラスαとして、生玄米10～20gとミヤリサンを朝晩に飲み続ける人体実験を先週末から継続中ですが、今のところ体調はとても良いです。（心配していた、おならの回数が増えたり臭くなったりすることもありません）
いきなりパンダのように主食をセルロースに切り替えるのは難しいかもしれませんが、酪酸菌との共生を軸に、生の穀物＆昆虫食という近未来もあり得る気がします。（ニワトリっぽい食事ですが。笑）（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1212-06:00-7） - 「講演予定」のデザインを一新。Javascript でちょっと遊んでみました。プログラミングした本人が楽しければそれでいい，というコンセプトでのデザイン変更ですので，ユーザーサイドの使い勝手についてはあまり配慮していません（オイオイ）。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1212-06:00-8）
2013/12/11
【09:00】
- 「糖質制限と冷え症」についてのメールです。
わたしも糖質制限で冷え性が治りました。冷え性の頃は冬は暖かい靴下探しに奔走していました。化学繊維のが1番だめでヒートテックなんて問題外です。100％ウールの靴下って女物は少ないので男物を買っていました。
糖質制限してからは冬でも足がほのかに暖かいのを感じます。化学繊維の靴下でです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-09:00-1） - 「関節痛」についてのメールです。
関節症性乾癬、あるいは乾癬性関節炎、の可能性はどうかな、と思いました。皮膚科では確認できませんので、通常整形外科に依頼してみてもらいますが、関節リウマチに似ているけれど診断基準に合致しない場合、乾癬に伴う関節炎の可能性があるといわれます。皮膚症状は必ずしも乾癬ではないように見受けられるので、はっきりしませんが。
ただ、乾癬の症状がほとんどない乾癬性関節炎の患者さんもいます。発疹が異なるからという理由だけでは否定できないと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-09:00-2）
【08:30】
- 来年1月にある宴会を企画していますが，現在お店を選定中です。以下の条件にあうお店をご存じの方，このお店はよかったよという情報をお持ちの方はご一報ください。
- 新宿駅近く
- 10人くらい入れる個室があり，落ち着いて話せる
- 居酒屋系のお店が良い（高級割烹などは糖質制限が難しいので）
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-08:30-4） - 【相当な火の車!? 猪瀬都知事の懐事情を分析する --- 渡辺 龍太】
確かに，副知事の報酬と本の印税だけでは「選挙に出馬するのに必要な資金」を捻出するのは大変でしょうね。
本の印税は基本的に定価の10％です（正確には7～11％くらいかな？）。つまり，1冊1000円の本が1冊売れると100円，100冊売れると1万円，1万冊（1万部）売れると100万円で，それから税金が差し引かれます。出版不況と言われる現在，1万部売れる本はそんなに多くありません。初刷が完売して重刷がかかる本はそんなに多くありません。新聞に「たちまち重刷」と宣伝している本は滅多にありません。本が売れない時代だからです。
猪瀬さんは著作は多いですが，ヒットしたのは『ミカドの肖像』くらいのもので，ほとんどの本はせいぜい数万部，数千部でしょう。となると，執筆活動以外に収入源がないとすると，都知事選に出馬するだけで資金難に陥ったとしても不思議ありません。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-08:30-1） - 『炭水化物が人類を滅ぼす』（光文社新書）
アミノ酸、飼料についての専門家です
先日，本をを発見、購入し一気に読破しました。ななめ読みなのでもう一度読みたいと思っています。今家人が読んでいます。
私も2009年に海外から帰任したときは90Kgほどありました。炭水化物ダイエットをして73Kgまで減量できました。星がまたたく健康診断結果も無星になり、午後会社で眠くなることもなくなりました。体が軽くなり、中止していた登山を再開しています。私の場合は朝食にご飯お茶碗一杯、昼食は絶食、夕食は炭水化物なしです。
家畜の穀物での飼育についての記載がありました。ヒトを含む動物はタンパク質を炭水化物から合成できません。必須アミノ酸を摂取する必要があり、飼料用の穀物中のタンパク質の添加物（脱脂大豆、フスマ等植物由来のもの、魚粉、血粉、肉骨粉等の動物由来のもの、飼料用アミノ酸）でいかに飼料を設計するかがポイントです。
大きな動物ほど飼料効率が悪い、穀物を家畜に与えずヒトが食べるべき、虫を食べるのが効率的も同意します。ただし人間の食習慣や嗜好を変えるのは簡単ではありません。
貴殿の著書を拝見するとタンパク質から糖新生することについて正確に記載されていて感心しました。カロリー計算の意味についても感心しました。窒素肥料についても記載されています。ハーバーボッシュ法の実用化と1960年代の緑の革命は時期がずれています。どちらかと言えばドイツによる第二次対戦の開戦と関連付けるべきかと思いました。最も残念だったのは炭水化物からタンパク質が生成できないことが明瞭に記載されていない事でした。
次回改版時には是非御改訂ください。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-08:30-2） - 「糖質制限と冷え症」についてのメールです。
ハイ、治りました！
冬に戸外で働いており、ひどい時はつま先の感覚がなくなるほどで、生姜の入ったハーブティーが欠かせない毎日を送っていました。
南半球は季節が日本と逆ですので、私が糖質制限を始めた３月は秋口。冬の仕事は６月から１０月がシーズンです。昨年までは、夕方必ずハーブティーを飲んでいましたが、今年は冷えを感じなかったので、ほとんど飲まずに過ごしました。
また長い間、夏でも冷たい飲み物は飲みたくない、ほどの冷え性でしたが、今年はまだ夏の初めだというのに、氷を入れた冷たい飲み物をおいしく感じています。
夏でも冷たく、重かったふくらはぎも気になりません。
それからこれもまた夏でも触るとヒヤッと冷たかったお腹が、糖質制限開始してしばらくして、冬でも暖かく感じられるようになりました。
私の場合は、かなり浮腫んでいましたので、糖質制限で代謝が改善したのが冷えの解消につながっているのではないかと、想像しています。
でも、今朝の方も貧血が改善と書かれていましたから、それが理由でしょうか？ 私は鉄欠乏性貧血をきっかけに糖質制限を始めました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-08:30-3）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-06:00-1）
- 「糖質オフのB級グルメ」について時々書いていますが，宮崎県在住の野中さんという方から，袋一杯の食品が送られてきました。どれも美味しそうです。皆様も是非ご賞味ください。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-06:00-2） - 「関節痛」についての追加情報です。
現在の写真、並びに手のひら側の写真を送ります。
私もご紹介いただいた掌蹠膿疱症性骨関節炎の方のブログや症例写真を見せていただきましたが、手のひら側に膿疱ができたことはなく、皮膚症状は関節の甲側部分に限定されております。また、右側薬指については圧痛が強い部分ですが、爪の両サイドから第一関節への延長線上に発赤が2年以上存在し続けています。
その皮膚症状も写真のように最近ではほとんどわからなくなっておりますが、関節痛については徐々に増悪中です。（いよいよ日常生活でも顔をしかめることが増えてきましたので今回受診しました。）
診断だけでもつけばなあと思います。
さて、問診票だけで診断された時のことですが、本当なんです。
勤務先の駅近くにあるクリニックで院長ともう一人の常勤医のお二人がやっているクリニックです。診ていただいたのは勤務医の女医さんです。
問診票を書き待合室で待っていたところほどなくして呼ばれました。診察室はだれもおらず、椅子に座っていると先生が入ってきましたが、先生自身が腰掛ける前に「○○さん、あなたアトピーだから。」との第一声です。
こちらが声もなく驚いていると「今時多いのよ、季節的に。」と言ってアンテベートとアレロックを処方されました。取り付く島もないという感じです。
結局絶対アトピーじゃないと思いつつ一週間言われた通りの処置を続け翌週再度受診しました。症状は改善されておらず「さすがにこれはアトピーじゃないと思うんですけど」と言ったところさすがに恐縮して「ごめんなさい、皮膚科じゃわかりません。」となったわけです。
その時は見ていてちょっとかわいそうでした。（笑）
というわけでなかなかゴールに辿りつけない感じですが、医療費もかかるのでそろそろ結論がほしいです。
12月10日 12月10日 （この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-06:00-3） - 「ちょっと糖質が少ないカップ麺」についてのメールです。
スーパーをふらついていたら、糖質制限的にはNGですが、糖質少な目のカップ麺がありました。（ちょっとジャンクな物を食べたい気持ちだったのです）
エセ糖質制限的には偶にはいいかな？というところかと思います。
「サイリウムヌードル」はいずれも糖質は25グラム前後です。カップヌードルライトと変わらないぐらいですが選択肢があるのはいいですよね。カップヌードルライトはカレーとシーフードはちょっと糖質が多いです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-06:00-4） - 湿潤治療についてのメールです。
参加していた自転車レースで接触・転倒（半身ズルムケの怪我）をした時に、夏井医師のサイトを知り、それから毎日更新履歴を読んでいます。救護所での応急処置は消毒してガーゼで、家に帰るまでなんとか激痛に耐えましたが、その後ハイドロコロイド被覆材に変えて痛みがなくなり、湿潤治療の凄さを実感しました。自分や子供たちの怪我や火傷を治す際にも大変参考にしております。
夏井医師のサイトで今日の記事を知り、早速web版の記事を読みました。まずは、記者さんご本人が人体実験をされたことに驚くとともに、その覚悟をもって従来治療のデメリットを追求する記事、さらなる続報を期待したいと思いました。
従来の痛い・治らない治療を行う医者は医療界の壊死組織だと思います。ペンというメスで壊死組織にどんどん切り込みを入れ、溜まった膿を出すことができれば、きっと良好な新しい細胞組織（湿潤治療を実践する若い医師）が育ってくると思います。今後のご活躍を応援しております。
今年の夏に起こった福知山の花火会場爆発事故。
その後の報道で、まさに従来治療のガーゼ・ゲーベン・植皮の治療を受けられ、たいへん苦しんでおられる様子が取り上げられていました。根本的な原因は露天商によるガソリン携行缶の取り扱い不備でしょうが、患者さんが受けられている苦しみの直接的な原因は従来の間違った医療によるものだと思います。
居ても立ってもいられず、何かできることはないかと夏井先生の本を病院気付被害者の皆様宛として送ったこともあります。先月には被害者の会も立ち上げられ、治療方法などについても情報交換をされると報道されていました。
湿潤治療の普及で、このようないらない苦痛を受けられる熱傷患者さんが減ることを願ってやみません。
私も微力ながら、Q&Aサイトでの回答やモイストケアNPOへの賛助など、今後も出来る範囲で湿潤治療普及のお手伝いができればと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-06:00-5） - 「ワセリン」についてのメールです。
製薬会社研究職の40代女性です。
先生のHPで話題となっているワセリンについて一言申し上げたく、メールいたしました。
4年以上前からワセリン500gボトルを愛用しております。大きいままだと途中から取りにくくなるので、小さい容器に小分けして使っています。1本使い切るのに2年以上かかりますが、今までのところ特に品質に問題はなかったです。
また、ワセリンの伸びが話題となっているようですが、お風呂あがりに水分を手で軽く切った状態でワセリンをすり込むととてもよく伸びます。その後軽くタオルで拭いて終了。塗ったワセリンで水がはじかれますのでタオルはほとんど濡れません。
お試しください。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-06:00-6） - 「ワセリン」についてのメールです。
ワセリン＋極潤の話題について、当初はいつもの通りに読むだけでスルーしようと思っていたのですが，「肌荒れに対するワセリンの治療効果の本質とは何かをちゃんと分かっていますか？」とひろく読者に投げかけた宿題or既習事項の復習のように思えてきました。
まず話題にのぼっている化粧水の特定ですが、こちらだと思います。ロート製薬「極潤ヒアルロン液ハダラボモイスト化粧水b 170ml」です。ロート製薬のホームページ（）に成分表もあります。大抵のドラッグストアなら手に入るし、今もテレビCMが流れているし、＠コスメ（http://www.cosme.net）でも大量の商品レビューがあるくらいですから、結構メジャーな商品なのかもしれません。
実は私も、湿潤療法を知る以前に、２～３年ほど使用していた時期があります。肌荒れを予防することもないし（肌荒れは減りませんでした）、肌荒れが起きても延々と改善する気配はないが更に悪化することもないので、つけてもつけなくてもいいくらいの穏やかな化粧水だなあという感想をいだきつつ使用していました。
今はこの化粧水が手元にないので実験ができないのですが、夏井先生が以前やっておられた実験を参考にやってみると良いと思いました。
極潤でワセリンが伸びる（溶ける）というのはすでに答えが出てしまっているような気もしますが。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-06:00-7） - 「ワセリン」についてのメールです。
糖質制限で体型もHbA１ｃの数値も落ち着き、ずっと悩んできた貧血も改善し、今は基礎化粧品をやめて３か月の４０代女性です。「糖質制限をしたら冷え症が治った」という一文がありますが，この方のように「糖質制限したら冷え症が治った」という方がいらっしゃいましたら，是非，ご連絡下さい。
９月から化粧水も乳液も下地クリームもリキッドファンデーションもやめ、夜はお風呂で純石鹸で洗って何も塗らず、朝は水で洗顔後化粧前にはワセリンを塗ってティッシュで脂取り紙のように押さえながら余計なべたつきをとりのぞき、パウダーをはたいてポイントメイクだけをしています。
先週，肌断食しているのは内緒で、某化粧品カウンセリングで肌チェックをしてきました。（人生初です）
その結果、肌のハリもあり、しみも目立たないといわれ（肌断食してからシミが薄くなったような気がします）、首に至っては「全然しわがないですねえ～～！！」と感動されました。これも、長い間石けんで体を洗っていない成果でしょうか？？（笑）
肌も見た目はきれいと言われましたが、くすみだけはあまりよくないといわれました。ただ「肩こりとかで血流が悪くないですか？？」と聞かれたので、基礎化粧品の問題じゃないみたいです。（肩こりで悩んでます）
それでいて、手をとられたときには「すごく手があったかいですね！冷え性とかないですか？？」と驚かれ、ちょっと気分がよかったです（糖質制限して８ｋｇやせたのに、冷え性が治りましたから♪）
さて本題ですが最近出版された宇津木先生の「石けんとワセリンだけでOK!化粧品を使わずに美肌になる！」を今読んでいるのですが、その中に「保湿成分として使われるヒアルロン酸やコラーゲンも乾燥を悪化させます。感触がヌルヌルしているものが多いので、しっとりとした感じがするだけです」「化粧水をつけると水分が蒸発するときに角質細胞がめくりあがり、バリア機能が壊れ、さらにヒアルロン酸などの保湿成分が粉として残留し、肌内部の水分を奪う」との記述がありました。
今日も話題になっていた「極潤」はスーパーヒアルロン酸配合・・・ということなので、お肌の保護を一番に考えるなら、やめたほうがいいのかな？？？と思いました。もちろん、利便性を優先されるならそれも選択肢の一つだとは思いますが・・・
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-06:00-8） - 「ワセリン」についてのメールです。
私は乾燥肌でもアトピーでも無いのですが、最近、速乾性のあるポリエステルのスポーツシャツを着て、着替をせずスポーツをしていたら、背中がかゆくなり、ある日、シャワー室で友人に「背中に爪で掻いた跡がついてるよ」と指摘されました。
そこで、使用期限の切れたワセリンを風呂場に置き、夏井先生の教えの通り風呂上りの濡れた状態で適当に背中にワセリンを塗り、後は手ぬぐいでこするようにしました。
私はかなり大雑把な性格なので、手が届く範囲だけに適当に塗っていたのですが、２，３日後には背中のかゆみが無くなりました。
今は、背中だけでなく、腕や膝、かかとなどにも適当に塗ってますが、かかとのガサガサ防止に役立っています。
意外と良かったのが、耳掃除することで、風呂上りの少し濡れた耳の中をワセリンを少しつけて掃除すると、綺麗になります。
杉花粉の飛ぶ時期には、同じく綿棒で鼻の中をワセリンで塗っておくと、何度も鼻をかんでも、痛みが少なくなります。
大ボトルで買ったワセリンは、とっくに使用期限は過ぎてますが、まだまだ大活躍しています。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-06:00-9） - 昨夜（10日）は病院忘年会で，23：00ころ，ヘロヘロ状態で帰宅したのですが，11日はいつもと同じように午前5時に起き，何事もなかったかのようにサイトの更新記事を書いています。糖質制限開始以来，二日酔いが全くなくて助かります。お酒は多少残っているけど不快な消化器症状が全くない，というのがいいです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1211-06:00-10）
2013/12/10
【12:00】
- 下記の東京／中日新聞の記事がネットで閲覧できるようになりました。
⇒【「軟こう・ガーゼ」での傷治療 湿潤療法と比較を】
東京／中日新聞社の生活部ではメールで乾燥を募集しています。
⇒メールアドレス（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1210-12:00-1） - 「ワセリン」についてのメールです。
ワセリン＋極潤について疑問視されているメールを拝見しました。うーん、うまく伝わらなくて悲しい。
実際試してみたらわかると思うのですが、ワセリンがサラサラになって顔じゅうにのばされたあと、極潤は乾いてしまうのでワセリンだけがベタベタと“薄く皮膚に残った状態”になります。
ワセリンだけを顔に使っていたときは、硬くてその状態にするのに時間がかかって大変だったわけで、その手間を省くのに極潤が便利だと申し上げたかったのです。
普段は洗顔+化粧水だけで就寝して翌朝は水で洗う（というか己の皮脂を塗り広げる）だけで問題ない頑丈な顔面なのですが、さすがに冬は翌朝カサついてしまうのでワセリンを塗ってから寝ると乾燥しません。その状態を「もちもち」と表現してしまいましたが，50を手前にもちもちは図々しかったかもしれません。すみません。
ちなみに先生がご紹介してくださった極潤αではなく普通の安い方の極潤で充分です。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1210-12:00-2） - 『炭水化物が人類を滅ぼす』（光文社新書）
言葉を並べ変えて遊んでます。
「糖質制限が糖尿病学会を滅ぼす」
「糖質制限が栄養食料学会を滅ぼす」
「糖質制限が農協を滅ぼす」
「糖質制限が農水省を滅ぼす」
「糖質制限が厚労省も滅ぼす」あと、救うシリーズも
「糖質制限が糖尿病を救う」
「糖質制限が肥満 生活習慣病を救う」
「糖質制限が妊婦さんを救う」
「糖質制限が健保組合を救う」
「糖質制限が財政を救う」
「糖質制限が厚労省も救う」 etc etcこのサイトや江部先生のサイトに眠る膨大なデータを使かわせて頂ければ、こんなタイトルでこの私でもペラの2、3枚はかけそう。
才能豊かなサイトユーザーの皆さん、光文社さんから本を出してみては？（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1210-12:00-3）
【09:00】
- 「関節痛」についてのメールです。
整形外科医です。
今朝の関節痛の患者さんの写真を見ました。
手のひら側の写真がないので、はっきりしたことは言えませんが、掌蹠膿疱症性骨関節炎の可能性が高いように思われます。
喫煙している場合は直ちに禁煙していただいて、ビオチン、ミヤリサン、ビタミンCの内服を開始されることをお勧めします。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1210-09:00-1）
【08:30】
- 「ワセリン」についてのメールです。
看護師＠すでに石鹸不要の乾燥世代 です。
娘が思いついた方法です。
お風呂に入るときに、湯船に入れておく。お風呂上がりにはよく伸ばせます。但し、小分けしないとだめですね。
これを応用すれば、要するに温度を上げればいいので、小さなポットにお湯を入れ、ワセリンを湯煎状態にすれば、いつでも使いやすのではと思います。アイデアだけで、まだ実践していません。
ポットはあるのですが・・・。どうでしょう？（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1210-08:30-1） - 本日発売の週刊誌「FLASH フラッシュ」12月24日号の30～31ページに江部先生と私の対談記事が掲載されています。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1210-08:30-2）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。200例に到達しました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1210-06:00-1）
- アルゼンチン製のホラー映画，《VANISH7 バニッシュ7》を紹介。手持ちハンディカメラで撮影したPOV (Point of View) という手法で作られた映画ですが，素人が撮影したのかと言いたくなるほどブレまくる映像の連続に，気分はほとんど船酔いです。絶対に見てはいけない映画ですね。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1210-06:00-5）
- なんと，12月14日から東急線内の広告TOQで『炭水化物が人類を滅ぼす』（光文社新書）
東急で通勤していなくてよかったぁ！（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1210-06:00-2） - 本日（12月10日）付の東京／中日新聞で「医療現場で続く軟膏とガーゼ治療 痛くて回復も遅い」というタイトルの記事で，主にゲーベンクリーム・ガーゼ治療の問題を取り上げています。記者の方が自分の体に傷をつけて，ゲーベンを実際に塗ってみるという体当たり記事です。勇気ある記者魂に感動です。皆様，是非お読みください。
また，記事を読んだ感想などありましたら，東京／中日新聞社の生活部までメールをお願いします，とのことです。
⇒メールアドレス（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1210-06:00-3） - 知人のエステティシャン，川畑さんから「こんな商品を開発しました」というメールをいただきました。私も実物を見ましたが，結構良さそうです。
【お尻の痛み防止ショーツモニターのお願い】ちなみに「エステティシャンだっけ？ それともエステシャン？」と迷ったりしますが，原語は【estheticien】ですから後者は間違いです。でも，前者は発音しにくいこともあり，後者で発音している人が多いんじゃないでしょうか。
- 痩せ形の体型で、背骨の腰周辺、尾てい骨、坐骨の骨が出ていて、日常生活では、座る時にクッションなどがないと痛みがある方。
- 電車、バスに乗る時にクッションを持参できないので、お尻周辺の痛みを我慢している方。
- 痩せているので、夏場もクーラーで下半身が冷えて辛い方。
そのような方のショーツを開発中です。
実は私の親戚(７８歳 １５０ｃｍで４０ｋｇ未満)が上記のような悩みを持っていて、この商品を使って貰いました。
すわると、おしりが痛い貴方へ！おしりの痛み・黒ずみ対策ショーツ（特許出願済み）おしりの痛...
価格：4,980円（税込、送料込）
そこで、背骨の腰周辺、尾てい骨、坐骨の保護と保温のための商品を開発しはじめました。そのようなお悩みを持つご本人、又は興味のある方は、モニターになって頂けると助かります。
連絡先は
- エステサロン二十三夜
- メールアドレス
- 件名に「お尻の痛み防止ショーツモニター」とお書き下さい。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1210-06:00-4） - 「関節痛」について相談をお寄せいただいた方からの，その後の経過報告メールです。
7日土曜日に血液検査の結果と診断について聞きに行ってきましたので報告いたします。「患者／患部を見ずに問診票だけで診断」するお医者様がいるという事実にビックリ！ えっ，そんなの普通？
まず臨検値ですが肝心の尿酸値は5.9，総コレ154、TG110，血糖値は朝食1時間後で160と高めでしたが、全体に特に問題はない、尿酸値も基準内だし脂質等もよくコントロールされていると医師からも言われました。
ではそれでもなぜ痛風と判断するかと言うと先日の繰り返しになりますが、日内変動で尿酸値が上下するその変動中に、関節に結晶が析出しているためだそうです。自分の症状は急性的というよりはずっと同じように痛いので痛風以外に変形性関節症はどうですか、と伺いましたがもう痛風と決まってしまったかのようでした。
そこで後出しになって申し訳ありませんがと言いつつ、前に関節痛といっしょに出た皮膚症状の写真があったので見てもらいました。それを見たうえで先生が言うには
コレは典型的な痛風に伴う皮膚症状、ちょっと今他の症例の写真はあいにく手元に無いけどまさに痛風だよ。」と言うことで私の関節炎は痛風と確定しました。そのまま院内で治りが早くなると言う「アルファビーム」の治療を受け、薬局にて鎮痛剤とユベラ等を調剤して頂き帰宅となりました。
実はこの皮膚症状で2年前皮膚科も受診しており、40歳の女医さんが患部を見ることなく問診票だけでアトピーと診断しました。そのときは一週間後にもう一度行ってどう見てもアトピーとは思えないと言ったら、ようやくちゃんと患部を見て、ごめんなさい、皮膚科じゃ分かりません、となりました。
2012年1月1日 1月22日 4月7日
その後心カテのフォローをしていただいている循環器内科の先生から、今は原因不明だけどそのうち証拠がそろってくることも多いから様子を見ましょうか、とアドバイスを頂き今日に至ります。）
さて、結局なかなか納得のいく診断をいただいていないのですが、 いずれにせよいつも夏井先生がお話されているように見通しさえつけば不安はずいぶんなくなると思います。
最後にリウマチ科か別の整形外科を受診しようかと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1210-06:00-6）
2013/12/09
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1209-06:00-1）
- 「湿潤治療をしている医師：大阪」に，八尾市の半田クリニック／半田理雄先生を追加しました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1209-06:00-2）
- 「湿潤治療の講演をしている医師」に，福島県二本松市の辰星会 枡病院 外科／松山真一を追加しました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1209-06:00-8）
- 「授乳中の食事」についてのメールです。
薬剤師です。
約28年前東京女子医大病院に母子センターができて間もないころそこで出産しました。母乳指導は桶谷式を参考にしたものでした。
桶谷式は食事制限が厳しく守るのは大変なので、実行しやすいものに変えていました。脂っこいもの、甘いもの、おもちのようなものは血液がドロドロになり母乳が詰まりやすいので避ける。生野菜は体が冷えるので温野菜にする。香辛料はあまり使わずに素食(なるべく素材そのまま)にするように言われました。
母乳は基底部と胸筋の間にたまるということでそこをはがし、入院中は毎日マッサージをしてくれました。初産の場合は乳腺が開いていなく母乳がでにくいのでマッザージで乳腺を開き母乳をでやすくするということでした。そのマッサージはとても痛かったのですが、マッサージの後は胸が楽になり母乳の出もいいので退院後も時々マッサージに行っていました。
水分の摂り方が少なくても母乳がつまりやすいので夏は特に水分をたくさん摂って母乳をサラサラにするようにしていました。
母乳は出せば出すほどできるので、残った母乳、先っぽにたまった冷たい母乳は自分で絞って捨てるように言われてそうしていました。母乳でカロリーを相当奪われるので母乳をあげていると体重の戻りも早いです。
第2子の時はストレスから母乳が出なくなりひどい肩こりになりましたが、乳房・肩のマッサージでのりきりました。
第3子は11年空いて、夫の赴任先の米国オレゴン州で出産しました。産後の乳房マッサージもなく、出産の日を含めて2日で退院でした。昔を思い出して、自分でマッサージをして食事を気を付け母乳ですませました。42歳でも母乳はでました。
［食事内容・ストレス→母乳の出が悪くなる→乳腺症→乳腺炎］ となります。
赤く腫れ、熱が出た場合は門前の先生はマッサージと抗生剤、鎮痛剤を投与します。たまに切開をする人がいますが、麻酔をしても痛そうです。
最近は授乳中でも飲めない薬は少なく、ほとんどの場合服薬中も授乳OKです。心配する人には母乳を絞って捨ててもらうか、授乳後すぐに服薬し、次の授乳時にさきっぽにたまっている母乳を絞ってすててもらいます。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1209-06:00-3） - 糖質制限についてのメールです。
２０１３年が私にとっての糖質制限元年です。それを勧めたい相手より、自分のほうが夢中になりました。体重４０㎏台なのにさらに減量し、何をやっても疲れなくなりました。新年には市民ランナーとして走ります。市民温水プールの常連にもなりました。去年の今ごろには考えられないことです。おかげでとても元気です。
好きだったスイーツ類は、甘すぎて食べたくなくなりました。最近は日本茶を甘く感じます。いいお茶葉は甘いけど、今はどんな安物のお茶でも例外なく甘く感じるのです。調べてみるとお茶には甘み成分(アミノ酸のテアニン)があり、たぶんそれを敏感に感じるようになったんだなと思います。甘いもの欲求が日本茶で満たされて、エコダイエットです。
人間って結構丈夫です。糖質制限を勧めたかった相手も、前向きで元気です。じぇじぇじぇな出来事、倍返しするのは今でしょな？？２０１３年、自分史に残る１年になりそうです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1209-06:00-4） - 糖質制限についてのメールです。
糖質制限についての理解をどう進めればいいか、方法をうかがいたくてメールしました。
先日、身内に不幸があり、久々に親類と会う機会がありました。そんな機会には必ず食事がついてきます。常日頃昼食をとらない私たち夫婦は、食べません。そんな席で必ず変人扱いされます。
それで、おしゃべりな私は、延々とご飯やうどんなど糖質についての弊害を伝えます。するとますます、「今まで、お酒がはいると元気だった夫が静かなのは栄養が足りていない」とか、「こんなにうまいものが食べられないなんてかわいそうだ」とか、「糖質制限教」にはまっているとか。散々言われまくって帰ってきました。それでもいらだつことがなくなった私は、時間がたてば、あるいは私たちが元気でスタイルを維持して、夫婦なかよく人生を全うして見せれば証明できると思っています。
そんな中で、若い子の目は違っています。私の肌がとてもきれいになっているというのです。もちろんその姪っ子は私が、糖質制限をしていることも、シャンプーレス石鹸レスをしていることも知りません。何年も前にボトルで買った白色ワセリンを塗っただけのすっぴんです。その子は、もしかしたら一番先に理解してくれるかもしれませんね。
凝り固まった年配のおばさんやおじさんの考え方を変えるのは難しそうです。なんたっておかずがなくてもごはんだけで育った世代ですからね。まあ、せいぜい太らず病気にならず頑張ってくださいとしかいえません。
でもそんな人たちに一言「つまらない夫婦喧嘩しなくなりますよ」
もっともっと先生の本（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1209-06:00-5） - 本屋さんの店頭で見つけたちょっと気になる本。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1209-06:00-6） - 講演会の後に主催者側の先生の口からかならず出る愚痴が「一番話を聞いて欲しい先生だけが参加しないんですよ」である。これはどこの医師会でも，医局の勉強会でも同じだ。講演に参加するのは，既に湿潤治療を行っているか，興味を持っていてこれからやってみようと考えている医師だけだ（なお，以下の文章では湿潤治療を糖質制限に読み替えても成立します）。
なぜなのだろうか。
現時点で湿潤治療をしていない医師は，湿潤治療を知らないからしていないのでなく，湿潤治療をしたくないからしていないのだと気がついた。知らないからしていないのではなく，知っているからしないのだ。だから，講演会があっても湿潤治療の話を聞きたくないから参加しないのだ。
ということは，講演活動をいくら行っても，それで治療をする医師は増えないか，増えても微々たるものであろうという予測が成り立つ。講演活動や学会発表が有効なのは活動の最初期，つまり，誰も湿潤治療を知らない時期だけだと思う。
なぜ，湿潤治療を拒否（積極的にしろ消極的にしろ）するのだろうか。理由は恐らく3つだ。
1つ目は治療の一貫性が保てないというデメリット。つまり，従来の治療と正反対の治療に切り替えると通院中の患者は混乱するし，従来治療で治らなかった患者から「これまでの治療費を返せ」と言われかねない。つまり，ずっと熱傷治療をしてきた医者が湿潤治療を受け入れるのは極めてリスキーということになる。逆に，熱傷の湿潤治療を積極的に行っている内科医や小児科医が増えているのは，彼らはそもそも熱傷治療をしたことがないからだ。彼らは治療の一貫性で悩むことはないし，患者サイドの混乱も起きないからだ。トラブルが起こるのは熱傷治療をしてきた医師だけだ。
2つ目は，治療法を変える必要性を感じないということだろう。通常，皮膚科や形成外科のクリニックでは熱傷患者が占める率はそれほど多くなく，それ以外の患者が圧倒的に多い。だから，熱傷患者が他の病院に逃げていったとしても，患者数が減るわけではない。患者が減って経営が難しくなれば治療法を変える必要があるが，外来に患者が来ている限り，治療法を変える必要性は感じない。
3つ目は，人間には「新しいものが好きでやり方を変えるのが好き」人間と，「やり方を変えたくないし，新しいものは疑ってかかる」人間がいることだ。世の中を見るとわかるが，前者は少なく，後者が圧倒的に多いと思われる。両者の違いは恐らく脳の機能の違いだろう（『天才と分裂病の進化論』デイヴィド・ホロヴィン）。前者のタイプの脳を持っている人間は正反対の治療法でも面白そうと感じればすぐにやってみるが，後者のタイプは「新しいことだからとりあえず拒否する」方を選択し，慣れた方法を否定されると感情的に反発する。
以上が医者側の分析だが，患者サイドに立ってみるとどうだろうか。もちろん，患者にも「変わりたい脳」と「変わりたくない脳」がいることは同じだ。しかし，古い治療と新しい治療で，圧倒的に治療成績が違っていたり，古い治療のままだと治療による障害が起こるとわかれば，いくら「変わりたくない脳」でも古い治療を選ぶ理由はなくなる。従来の熱傷治療では皮膚移植になるが湿潤治療では手術は要らないとなれば，前者を選ぶバカはいない。
では，これらを踏まえ，これから湿潤治療を広めるためにどうしたらいいのだろうか。
講演活動や研究会を作ったりするのが有効でないのは前述のとおりだ。こういう方法が有効なのは，湿潤治療がまた知られていない時期だけだ。同様に，一般市民への啓蒙活動もあまり効果的ではない。理由は後述する。
ではどうすればいいかというと，ネット上に湿潤治療の治療効果の情報を流すだけでいい。なぜか。理由は，何か疑問に思ったり何かを調べたくなったら，まず最初にネットで検索する時代だからだ。「わからないことがあったらググれ」が時代の合言葉だ。
実際，他の大学病院から「逃げてきた」患者さんに尋ねると，湿潤治療を知ったきっかけはほとんどネット検索であり，マスコミで知ったという人は極めて少なく，更に，講演を聞いたという人は皆無だ。以前から湿潤治療を知っていたという人は少数で，多くはネット検索して初めて知ったそうだ。また，湿潤治療をネット検索したきっかけは「主治医に皮膚移植が必要と言われた」がほとんどだ。
人はどういう場合に情報検索するのだろうか。それは困った時だ。医者に「皮膚移植しないと治らない」と説明を受けた時がそうだ。皮膚移植という現実に直面して初めて，手術をしなくていい治療がどこかにないかとググるのだ。その結果，湿潤治療というのがあって，自分が受けている治療とは別次元のような治り方をしていて，自分よりはるかに重傷のヤケドがいとも簡単に治っていることを知る。しかも，数百例もの治療例を公開している。1例や2例なら嘘が書けるが数百の嘘をデッチ上げるのは不可能だ。
つまり，事前に湿潤治療を知っている必要性はなく，ネット検索の方法を知っているだけでいい。あとは Google や Yahoo! が勝手に湿潤治療に導いてくれる。もちろん，事前に湿潤治療を知っているに越したことはないが，知っていなくてもネット検索は正しい情報を教えてくれるから問題はない。
人間にとって最も重要な情報とは切羽詰まった時に得た情報であり，切羽詰まっていない状況で見つけた情報なんてすぐに忘れてしまうものだ。「皮膚移植って言われたけど困ったなぁ」，「傷跡が残ると医者に説明されたけどどうしよう」という切羽詰まった状況で初めて人はググり，そこで得た情報は価値を持つ。一般市民向けの講演があまり効果的ではない，と書いた理由はこれだ。
現時点で，熱傷を皮膚移植している医者が湿潤治療に切り替える可能性は低い。彼らは積極的拒否をしているのだ。湿潤治療に興味を持っていたり「変わりたい脳」を持っている医者なら，とうの昔に湿潤治療に切り替えているはずだ。だから，現在，皮膚移植をしている医者はこの先もずっと皮膚移植を続けるはずだ。
しかし，いくら医者が皮膚移植をしたくても，現実に患者がいなければ皮膚移植はできないし，ゲーベンクリーム(R)を塗ろうにも，患者がいなければ塗ることはできない。医者には植皮することはいつもの行為だが，患者にはそれは切実な問題なのだ。だから患者はネットで検索し，そこから逃げ出す。ネット社会において，主導権を握っているのは医者ではなく患者なのだ。
あとは，その患者（あるいは家族）がググり方を知っているかどうかだ。スマホもパソコンも持っていない，持っているが検索の仕方がわからない，という患者さんは気の毒だが情報弱者であり，皮膚移植から逃げられない。一方，それらができる患者さんはその病院を逃げ出そうとするだろう。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1209-06:00-7）
2013/12/07
【08:00】
- 『炭水化物が人類を滅ぼす』（光文社新書）（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1207-08:00-1）
- 「ウォーターサーバー熱傷」についてのメールです。
小児科医です。
ウォーターサーバー！！やっぱりありですよね。
○○ラクラ○を病院に設置するとき、あれは危ないということになって、子どもの手の届くところのものは熱湯の方を止めてあります。押すところが二段階になっていて、子どもはやりにくいとはいえ、給湯するところに扉がないので、そのまま手を出すと、絶対火傷です。冷水の方はは結構調法していていて、なかなかなしにはできないので、病院内のものについて、もう一度検討してみたいと思います。ありがとうございました。
しかし、いつも思うのですが、尊い犠牲がないと、安全対策はなかなか進んでいかないものですね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1207-08:00-2） - 「ワセリン」についてのメールです。
ワセリンについてですが、私はプロペト500ｇに流動パラフィンを100ｍｌ位入れて良くかき混ぜます。とても伸びがよくなります。ただし入れすぎると夏場はかなりゆるい感じになります。今の季節ならもう少し多く入れても良いかもしれません。
もちや効果については全く変わらないです。伸びが良いので隅々まで行き届く感じですね。
成分的にもワセリンと流動パラフィンはもとは一緒だと思いましたが。違いましたっけ？
ついでにウィキペディアでワセリンを調べたら最後の方に以下の記述がありました。
湿潤療法のために、使用される事がある。乾燥をきっかけとする皮膚病や、切り傷からの出血を一時的に止める為にも多用されている。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1207-08:00-3）
2013/12/06
【12:00】
- 「授乳中の食事」についてのメールです。
小児科の先生のコメントで、「若いお母さんの食生活はめちゃくちゃ」に関する話題で、現在２０代前半の二人の息子の高校時代の話です。二人とも同じ男子校に通っておりました。
そのころの家庭科の授業の内容を、二人ともが雑談の中で話してくれた話題が「タレ丼」「駄菓子丼」です。
タレ丼は、ごはんに焼肉のタレやうなぎのタレをかけただけ。そうすれば焼肉やうな重を食べたように思える。(落語のよう)
駄菓子丼は、うまい棒などのスナック菓子をコナゴナにしてふりかけのようにご飯にかければそれっぽく食べられる。焼肉味やすき焼き味などあるんですよね。
家庭科の先生は、生徒たちの現在と、将来生徒たちが父親になったらこんな食生活をさせたらダメですよ、という悪い例で取り上げられたのだと思います。
今朝、二人の子に確認してみたら、やっぱり「タレ丼」「駄菓子丼」は、若い人たちの中では知ってる子は知ってる、やってる子はやってるのだそうです。
（こういう系のお嬢さんには、できればうちの息子のお嫁さんになっていただきたくない）＝心の声。 です。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1206-12:00-1） - 「ワセリン」についてのメールです。
ワセリンを塗るのは、薬効を期待してではなくて、皮膚への影響を最小限に外気と接触を防ぐために塗るものですよね。
ワセリンに極潤を混ぜるという話がありましたが、まぜてサラサラになったワセリンは、ワセリンに期待している要素(皮膚への影響・外気との遮断)が満たされてない可能性があると感じました。
たとえば感想に書かれている「もちもち」という表現ですが、通常のワセリン治療では、正常な皮膚に戻るという感じで、もちもちというのはちょっと違うなという印象です。
あと、柔らかいワセリンがありますが、きっと分子量が小さめなものが多いからだと思うんですが、そうなると硬いものと比べてちょっと違う部分があるかもしれません(こちらはほとんど違いはないと思いますが)。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1206-12:00-2） - 「糖質制限と頭痛」に関するメールです。
先日、糖質制限と頭痛について質問させていいただいたものです。
糖質制限食に挑戦し始めて1週間が経過しました。
前回糖質制限食に挑戦したときは、開始から1週間で頭痛がはじまりましたが、今回は頭痛がありません。
前回との違いですが、前回はスタンダード糖質制限でしたが、今回はプチ糖質制限食です。
また、前回は、人工甘味料（特にアスパルテーム）の量を気にせず、「カロリーゼロ」のゼリーやダイエットコーラを気にせず摂りましたが、今回は、アスパルテームをできるだけ避けました。因果関係は立証されていませんが、「アスパルテームが片頭痛を誘発する」と言っている方々がいるからです。私個人としては、アミノ酸誘導体のアスパルテームのほうが、エリスリトールなどの糖アルコール類よりも「“糖質”制限」の目的に叶っているように思うのですが…。
とはいえ、アスパルテームの甘味は好きではありません。パルスイートをそのままなめると、甘味が強すぎて、確かに頭が痛くなりそうです。これから、アスパルテームを摂ると頭痛が出るか、試してみようと思います。
また、前回は体重を量りましたが、今回は、血圧を下げることが目的なので体重は測っていません（まあ、血圧計がないので血圧も測っていませんが…）。なので、減量効果も降圧効果も不明です。
とはいえ、今朝、勤務先の警備員さんに「痩せたね」と声をかけていただきましたので、体型は変わったようです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1206-12:00-3） - 【短期間で努力なしに痩せられる「糖質制限」ダイエットって？】
うわぁ，顔写真入りの『炭水化物が人類を滅ぼす』（光文社新書）（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1206-12:00-4）
【09:30】
- 今日の朝，アップした「1歳1ヶ月女児，手の熱傷」ですが，紹介先の西堀先生からその後の経過を教えていただきました。見事に治っています。西堀先生，ありがとうございます。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1206-09:30-1）
【09:00】
- 「83歳／20％強（胸部全体，腹部全体，両側大腿近位）／全てⅢ度／火炎熱傷」という高齢熱傷患者さんを治療中です。いずれ，経過を報告しますが，なんと受傷は2週間前で，家族が「病院に行かないといけない」と説得しても，「どうせ病院に行っても治らない。湿布でも貼っておけばいい」と病院は受診しなかったそうです。たまたま高血圧の薬がなくなったため，当院内科を受診し，主治医が「何か変わったことはありませんか？」と尋ねたら，家族が「実はヤケドをして・・・」と説明し，そのまま入院となりました。ちなみに，病院へは徒歩で来院されています。
現在，入院3日目で「短冊カットゴミ袋」で処置を行っていますが，びっくりするくらい元気です。
全身管理をお願いしている内科の先生は「この患者さんが受傷してすぐに救急車で救命センターとか大学病院に運ばれたら，今頃は輸液で心不全か呼吸不全ですよね。そういう患者をたくさん見てきました。今までは，こんな広範囲なⅢ度熱傷で高齢では死ぬのは仕方ないと思っていましたが，この患者さんをみると，医者が大量輸液で殺していたような気がします。いずれにしても，この患者さんを歩いて退院させられたら，医者にとっては一生の勲章ものですね。」と話していました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1206-09:00-1）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1206-06:00-1）
- 「ワセリン」についてのメールです。
白色ワセリンの大ボトルの使い方が話題になっているようですね。多分，これかな？
私も顔の保湿にワセリンを使っているのですが、のびが悪く使い心地が悪いです。そこで色々なものでのばしてみたところロート製薬の「極潤」ローションにたどり着きました。成分的によくわかりませんが、真冬でもワセリン良く溶けます。
ワセリンをアイス用木のスプーンで掌に少しのせて、両手で少しのばしたところに極潤を加えてさらに混ぜるとサラサラになります。ある程度とろみがあるので他のローションのように塗り広げる前に乾いてしまうことが無く、顔はもちろん、この季節かさつく手足にまんべんなく塗りたくることができます。
使い心地は最高です。風呂上がりに塗り、テカテカの顔で布団に入っても、翌朝にはお肌サラサラもちもちです＾＾
ポンプタイプの極潤を買ってバンバン使っています。（ロート製薬の回し者じゃないですー）
昨シーズン初めて「ヒートテック湿疹」というヒートテック下着による乾燥が原因の湿疹ができてしまったのですが、ワセリンを塗りたくっただけで治っちゃいました。全身に使うと大ボトルの消費も早いと思います。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1206-06:00-2） - 「お米屋さん」についてのメールです。
獣医師です。 アマチュア・マスターズスイマー（種目により県で１位がとれることがある程度、週に４日程練習）ですが，糖質制限を厳しくしたら体脂肪が８％台になり泳ぎにくくなりました（水に浮きにくい）。夜のみ炭水化物をぬくようにゆるめて、プロテインを飲むようになったら１１％ぐらいを維持できるようになりました。
米問屋さんの話で思い出しましたが，ご家族にリンパ腫の方がみえるとうかがっていた患者さんとの世間話のときに、寛解したため日常生活に戻ったけれど、太ってしまって気にしてる（以前はスポーツクラブで筋トレをがんがんしていたらしい）とのこと。
いい気になって糖質制限のことをお話しして、そんな方法があるのかと帰られたあとに気がついたのが・・・・・そこはいつもお願いしているお米屋さん（なくなった旦那さんは糖尿病だったらしい）
しまったな～ と後悔したのが数ヶ月前
つい先日、来院されたときにご自身の血液検査の話をされ始め、その時に言われるのが，「夜は炭水化物やめてチーズとかをつまんで、ランチにいっても前程パンのおかわりをしなくなり・・・・」
お米屋さんでも、プチ糖質制限？（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1206-06:00-3） - 【お前はまだグンマを知らない】
これには笑った。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1206-06:00-4） - 「授乳中の食事」についてのメールです。
小児科の先生のコメントの中に
「若いお母さんたちの食事がめちゃくちゃで、菓子パンだけ、カップラーメンだけ、おにぎりだけで、食事が終了してしまうので、いわゆる普通の食事の話をしただけで、食べるものがないといわれるそうです。」とのコメントを読み、以前読んだ本を思い出しました。
「家族の勝手でしょ! 写真274枚で見る食卓の喜劇」という本です。これは同じ作者の３冊目くらいの本で出版されたのは５年くらい前です。
読んだのは糖質制限を知る前だったのですが、最近あらためて読み直してみるとそれは「糖質のみ」の食事ばかりでした。
写真に出てくる食事や、コメントから想像できる食事はお菓子だけの朝食、具のない素ラーメン・素パスタ・素やきそば。野菜どころか肉も魚も卵も出てこない。
炊飯器で炊かなければいけないご飯も、減っているような印象でした。
「子どもたちはおなかがすいたと騒いで時間まで我慢できなくてうるさいから（菓子パンや冷凍たこやきを食べさせて食事の代わり）」と母親は子供について語り、母親自身も「○○だと、わたしがイライラするので」「私が疲れるので」というコメントが多かったです。
イライラして我慢できない子どもも、イライラしてすぐに疲れるお母さんも、糖質ばかりの食事のせいでは？？と思いました。
ただ、その写真の内容は衝撃的なほどひどいので半信半疑だったのですが、小児科の先生のコメントを見て、やはりそういう現実は広がりつつあるのかと（もちろん一生懸命食事に気を付けているお母さんもたくさんいます）ショックでした。
糖質制限＝ごはんをやめておかずを増やせばいい・・・と簡単にわたしは納得して実践できましたが、糖質オンリーの食事しかしていない人たちが糖質制限をするのは、そうとうハードルが高いと思いつつ、この年代そして子供たちが中高年になった時、糖質の弊害がどれだけ現れるのかとこわくなりました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1206-06:00-5） - 「授乳中の食事」についてのメールです。
小児科医です。
授乳中の食事盛り上がってますね。私は糖質制限食で何ら問題無いと確信しています。
母乳の出が悪くなるのは8時30分のかたの言われるように授乳を中断することです。内科や歯科を受診して、投薬を受け授乳を止めることと言われて中断し、母乳が出なくなった人をたくさん見ています。確かに添付文書には「授乳を避けると」と書いてありますが、それは、治験をしていないからに他なりません。
成育医療センターのHPを見るとほとんどの薬が、問題ないとされています。また、院外処方の場合医師が問題ないと説明したのに、薬剤師が添付文書を見て、授乳を避けるように説明することもありますので注意が必要です。
次に少し話題に出ていた離乳食ですが、日本の離乳食はおかしいのではないかと感じています。
母乳の成分をカロリー比で見ると脂質が半分近く占め、蛋白質1／4、糖質（ほとんど乳糖）1／4です。それを日本の離乳食では糖質をメインとし、脂質は非常に少ないです。ちなみに韓国の人に聞くと肉を食べさせているそうです。ブラジルでも最初から肉だそうです。もちろん最初から固形物は食べることが出来ませんので、フードプロセッサなどでペースト状にすれば何ら問題ないと思います。従来の離乳食をいやがる赤ちゃんにオリーブオイルや鶏肉、牛肉、豚肉をあげてみてはどうかと、話しています。糖質制限と言う話では無く、糖質に偏った食事は良くない。脳や体を作るため、脂質と蛋白質が必要だと話しています。また、鶏肉や牛肉、豚肉はアレルゲンになることは稀であることもメリットのひとつじゃないかと思っています。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1206-06:00-6） - 「関節痛」についてのメールです。
整形外科医です。
指以外の関節痛もあるようなので、やはり単純なヘバーデン結節ではなく、膠原病、代謝疾患でしょうかね。
痛風の患者さんで、投薬でＵＡ低値となってもプチ発作的関節痛を訴える人はよく遭遇します。（印象としてＵＡ６後半くらいの人に多い。）相談症例では長年低い値なので痛風は否定的な印象をもちました。
関節リウマチは抗ＣＣＰ抗体が陰性なら否定的でしょうか。（セロネガティブＲＡもありますが・・）
掌蹠膿疱症性骨関節炎は、あるかもしれないと思いました。ＤＭ合併は良くあるようですし。ネットでちょっと調べると、このへんに行き当たりました。投稿者の方、似た感じの症状ではないですか？
掌蹠膿疱症－ビオチン も効かない人がいる。ミノマイシンが効くかも。なるほど～
どの疾患でもそうですが、闘病している方のブログは、どんな教科書より参考になりますね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1206-06:00-7）
2013/12/05
【13:30】
- 「関節痛」についてのメールです。
リウマチ専門医です。
「第１関節を横から押すと痛い」＝変形性関節症の特徴です。
レントゲン変化が少ないようですけれど、、「第２関節のほうが狭い」＝第２関節に変形性関節症が出る方も少なくありません。
他の関節にも痛みがあるようですので、関節リウマチが少し心配です。ＲＡ（－）だけでは関節リウマチは判断できませんよ。
痛風は違うように思います。リウマチ専門医の診察を受けられることをお勧めします（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-13:30-1）
【10:00】
- 「関節痛」についてのメールです。
整形外科医です。
関節痛についてですが、症状を見る限り、痛風ではないような気がします。乾癬や掌蹠膿疱症を疑うような皮膚症状はないでしょうか？
たとえ、痛風であったとしても糖質制限は続けてよいと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-10:00-1） - 糖質制限についてのメールです。
私は糖質制限で10㎏以上痩せました。
先日、久しぶりに来た患者さんに、「先生やせて、すごく若返ったねぇ。なにかしたの？」と聞かれ、「実は、糖質制限を・・・」と言いかけて、この患者さんがコメ問屋の社長夫人だったことを思い出し、「ちょっと食事療法を、もにゃもにゃもにゃ・・・」と言ってごまかしました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-10:00-2） - 冬の風物詩，低温熱傷＠今シーズン第1号患者さんが受診されました。ストーブの前で居眠りしちゃったら・・・という女性です。皆様もご注意ください。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-10:00-1）
【08:30】
- 「授乳中の食事」についてのメールです。
プチ糖質制限を始めました。現在妊娠中で、体重が増えすぎた為に…あまり厳しくやってないのですが、始めてからなんとかキープできています。
それから私も最初の子供を産んだ時に桶谷式に通っていたので、最近の記事は特に興味深く読ませていただいています。
私の通っていた桶谷の先生はかなりのご高齢で、先日近所を通ると看板がなくなっていたので、もうやられてないようです。二人目もお世話になろうかと思っていたので、残念です。
先生によってもかなり指導に差があると思うのですが、私のかかった先生も食事は厳しく、甘いものはもちろんダメ、パンやパスタなどの小麦類もダメ、調味料としての酒、みりんもダメでした。油っこいもの、天ぷらや唐揚げもダメ、お刺身や生野菜も体を冷やすので控えめに、お米は大丈夫だったと思います。
一番初めにかかったときに、マッサージされながら「あなた、相当悪いもの食べてたわね、パンとか」とズバリ言われました。出産直前まで2年パン屋で働いてました（笑）
マッサージの後は、古い母乳がたまって硬くなっていたおっぱいがマシュマロのようにふわふわになり、身も心も爽快でした。自分でやってもあそこまでは出来ませんでした。
最初は出なくて苦労した私ですが、桶谷式の食事と、マッサージ、それから、前回の古い母乳を捨てる為にあげる前の5回ほどの搾乳、あげた後の搾乳（次回に残さない為の搾乳、出るようになってからは10分、15分もかかって大変でした）、これでかなり出るようになりました。常に綺麗な青っぽいサラサラの温かい母乳（古い母乳は冷たいのだそう）をあげる事ができました。
3時間おきの授乳は、母乳の出を良くする為でもあり、子供にサイクルを教え込んで、結果、お母さんを楽にするようにするためだ、と言われました。母乳はあげた分だけ作られるから、とにかく左右10分ずつ（15分だったかな？）あげなさい、と言われました。それ以上は泣いてもあげてはダメと言われました。あなたのためよ、と。
2週に1回程通っていたのですが、保険もきかないし、3ヶ月を過ぎる頃には母乳の出もよくなり、生活リズムもついてきて、行かなくなりました。同時に食事制限もしなくなりましたが、なんともありませんでした。ただ、子供がどんどん大きくなり、半年で9キロまでいきました。お母さんが太ってないのに、子供が大きくなりすぎるのは、お母さんが食べ過ぎているから、と怒られたのを今でも覚えています。私はもともと大飯食らいなので、食事制限しながらも量を取り過ぎていたのが問題だったと思います。
産んだ当初は誰でも出ないのが当たり前で、どんな人でも、ああ、落ち着いたな、と思うのは出産後2ヶ月、3ヶ月経った頃です。不思議なもので、病院ではこういうことを教えてもらえないので色々悩みます。これに寝不足や実家のストレスやら色々重なってパニックになります。私は出産後3週間後がピークでした。
その時に調べてお世話なったのが桶谷式でした。とにかくわからないことだらけだったので、それを教えてくれる、話を聞いてくれるというだけで癒されました。
私もニュージーランド在住の方と同意見で、母乳の出に関しては食事はあまり関係なく、やはりとにかく子供に吸わせる事！これに尽きると思います。それは、母乳を断つと出なくなるという事実から明快です。桶谷に通うのは、母乳の出よりも、おっぱいのメンテナンス、と思っていました。
現在第二子を妊娠中ですので、糖質制限でどうなるか、実験？してみたいと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-08:30-1）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-06:00-1）
- 「授乳中の食事」についてのメールです。
授乳中の食事ですが、私は第１子の出産時、ちょうどクリスマスシーズンで、糖質の高い生クリームケーキを食べた直後に片方がひどい乳腺炎にかかってしまいました。無熱性の乳腺炎で一番やっかいなタイプだったそうです。乳腺外科に通い、穿刺治療を３か月行いましたが、拳大の大きなしこりは残ってしまいました。
授乳中、甘いお菓子などの糖質を取ると、てきめんにおっぱいが張りました。
妊娠中は、つわりで食べたくないのですが、とにかく肉なら食べたくて、いつも主人に肉を食べに連れていってもらっていました。本能的なものが強くなる時期に肉を欲するということは、本来肉食なんだろうなあとその時も漠然と思ったものです。
ちなみに，主人も、一昨日から糖質制限を始めました。３０歳台、身長１６７㎝、体重９２㎏とかなりの肥満体型です。
糖質制限を行うことになった動機は、私が以前から夏井先生のファンで、湿潤療法はもちろんですが、「糖質と界面活性剤がいかに悪いか」を日々話していました。
主人はわきのにおいをすごく気にしていたので、「1回だまされたと思って、ボディソープを使わないでみたら？」と言ったら、実行し、翌日「本当ににおわないんだよなー！」と驚いていました。
そんな布石もあり、徐々に私のいうことにも耳を傾けるようになってきて、「じゃあ糖質制限もだまされたと思ってやってみたら？」ということで主人の糖質制限をはじめた次第です。
そうしたら、１日で体重が８９．５㎏になりました。主人も数字の結果が出たので気分がいいようで、また私がかぶせるように「日中眠気がなくならなかった？頭さえてる感じしない？」と言うと、「たしかに、昨日の日中眠くならなかった」と言っていました。
主人が「これからのシーズン飲み会があるけど何を食べればいい？」と聞いてきたので、もうこっちのものです（？笑）
年末年始も糖質制限をしながら、メタボ体型から脱却してもらえたらと思います。まだまだ糖質制限を始めたばかりなので、今日は先生の記事が出ているFLASHを買って帰って、さらに糖質制限の後押しをしたいと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-06:00-2） - 「授乳中の食事」についてのメールです。
超いい加減糖質制限です。
妊娠前から朝食なし・夜は基本炭水化物抜きの生活を続けて出産後８ヶ月経ちました。桶谷式の指導は受けていませんが、お米と根菜を食べる、お餅はだめ、揚げ物や甘いもの・乳製品もだめ、ということはどこでも誰からも言われます。
私の糖質制限は夜にお米を食べないだけのいい加減なもので、揚げ物も甘いものも乳製品も好きなように食べています。それでも母乳はよく出ているし、トラブルもなく、体重もすっかり元通りです。
母乳指導と完全に逆行していますが、母乳が血液から作られるならたんぱく質と水分を摂ればいいだろうと思って。助産師さんには、そういう(何をしてもトラブルが起きない丈夫な)人もいないことなはない、運が良かっただけとか言われちゃうんでしょうね。
今は離乳食に何を食べさせたらいいか考え中です。今はお粥とお豆腐が中心で野菜を少しというかんじです。野菜はすりつぶしてもそのまま出てくるので食べる意味あるんだろうか、とか…。糖質セイゲニストのお母さんお父さんは離乳食どうしているんでしょう？（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-06:00-3） - 「授乳中の食事」についてのメールです。
小児科医です。
桶谷式は自分が子どもを妊娠中に少し読みましたが、3時間以上たつと母乳の質が悪くなると書いてあったので、根拠不明と却下。自分には合ってないと思いました。
桶谷と舌小帯を切ることとが結びついてしまい、小児科医としてはいい印象ゼロでした。（当然今は切らない方針です。）
で，うちの助産師に聞いてみたのですが、まずマッサージなどの乳房のコントロールとしては、かなりいい。ただ食事指導は、今はいろいろ諸説わかれていて、宗派みたいになりつつある。
もちろん食事内容で、母乳の質は変わり、お祝い膳として当院で出すディナー（フランス料理？普段より油っこいそうです）の次の日は、ギトギトした感じの母乳になるそうです。油っぽい母乳は細い乳腺を詰まらせるのではないかと言われました。
今は、食事はあまりきびしく指導していない、それ以前に、若いお母さんたちの食事がめちゃくちゃで、菓子パンだけ、カップラーメンだけ、おにぎりだけで、食事が終了してしまうので、いわゆる普通の食事の話をしただけで、食べるものがないといわれるそうです。
1か月検診で母乳のみで大丈夫な方の哺乳回数は平均10回です。2－3時間おきになりますので、桶谷はその点では正しいと思います。母乳を出すホルモンの分泌を促すためと考えられています。
育児は文化なので、あまり根拠なく受け継がれています。正しいこともあるし、間違っていることもあるし、個人個人で変わることもある。国によってはびっくりするようなことが、指導されることもあります。すごくおもしろいですね。鵜呑みにするのではなく、なんで、と考えることが大事なのではないかとお母さんたちにお話しています。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-06:00-4） - 「授乳中の食事」についてのメールです。
元助産師、現パート看護師です。
12月4日0930の授乳中食事のNZからの方のご指摘の，三時間ごとの新生児の刺激で母乳が出るというのはまことにその通りです。
話はずれますが，母乳は吸わせないと出ないのです。ただ、産んだからといって待っていて出てくるものではありません。新生児の吸啜による刺激が必要なのです。
別に授乳間隔が三時間である必要はありません。ひたすら吸わせていると刺激で出るようになります。アメリカに本部があるラ・レーチェ・リーグ（母乳推進の団体）では、とにかく吸わせることを重要視していて、それが産婦でなくても、血縁がなくても問題ないとしています。
現実に、ラ・レーチェ・リーグの資料によると、母が授乳できない理由があるとき（疾病など）、母の母、母の妹、知り合い、また養子を取った養母がひたすら新生児・乳児に吸わせることで授乳ができるようになったことが記されています。
日本でも老婆と呼ばれる年齢の方が，自宅で買っている猫に乳首を吸わせているうちに乳汁がでるようになったというニュースを以前テレビで見たことがあります。その時は笑い話的な扱いでしたが、私は前述の話を読んでいたので感銘を受けました。
糖質が母乳育児を成功させているわけではありません。母になる人と子供との共同作業と、周囲の温かい守りの中でされるものです。食事の上で糖質制限はその支えに必ずなると思います。今までの穀物主体というのは意味がないと思います。
資料：母乳この素晴らしい出発 ラ・レーチェ・リーグ メディカ出版。
この資料は現在訳が変わり「誰でもできる母乳育児」としてありますが、あまりよくないといわれておりました。私が持っているのは1990年に第一刷第三版です。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-06:00-5） - 「授乳中の食事」についてのメールです。
昔に読んだ子育て雑誌のサロンのようで、とても懐かしく拝読しています。妊娠．授乳期．離乳食．．これからこれらの食の常識も変わるかもわかりませんね。
子育て中は忙しく、常に目の前の子らと楽しく格闘しているので、オンタイムで振り返る暇はありません。上の子の失敗を下の子で思い出して再チャレンジが精一杯だったです。
出産は友人が言ってくれた「陣痛は生理現象だからいつか必ず終わる」の言葉に支えられ、授乳は担当助産師さんの「母乳が出ない人はいない。とにかく頑張って吸わせて。絶対大丈夫」の言葉に支えられ、乗り切ったといっても過言じゃありません。何を食べたか避けたかより、振り返ると“経験した人からの励まし”が何よりも頑張れた原動力だったと思います。あの時の助産婦さんが「まあ、今の粉ミルクは優良だから、お母さんも無理することないですよ」と言っていたら、全然違っていたことでしょう、
キョーレツなお姑の待つ婚家へ戻った途端母乳が止まった。。と聞いたことあります。(都市伝説か？)
赤ちゃんの泣き声でお乳が張ってくる、乳汁が漏れ出てくる(条件反射か？)ことを私は何度も経験しました。
精神的なものは、そうとう母乳分泌を左右するのでは。
桶谷式では「励まして力になってくれる人がいる」も大きな効果かもしれないなって思いました。ピグマリオン効果、とか言いますよね。ちょっと違うかな。
産科や小児科の先生や助産師さん、桶谷式の指導員の方が、何か新しいお母さん指導の試みをして、統計を出してもらえたらうれしいです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-06:00-7） - 糖質制限関連のメールです。
内科医（勤務医）をしている１０年目の若造です。
先生の湿潤療法は研修医１年目から、先輩外科医の指導を無視して実行。現在も担当患者の皮膚トラブルや褥瘡処置、自分や家族のスキンケア・創傷処置に活かしております。
今年の４月頃から糖質制限も始めました。
もともとBMI２１程度のため劇的な変化はありませんが、空腹が少ないのと日中眠くならないのはいいことです。『炭水化物が人類を滅ぼす』（光文社新書）
ところで先日、「当院での糖尿病のコントロール状況について」というお題で、地元で発表の機会がありました。コントロール状況としては、受持ちDM患者５０人の平均HbA1c6.36、糖尿病学会の熊本宣2013「Keep your A1c below 7%」の達成率９４％という内容で、自分でも満足の行くデータでした。その中で、糖質制限食の話題をだしたところ、糖尿病専門医や栄養士さんたちから集中砲火を浴びました。
やはり「炭水化物が必須の栄養素だ」という宗教は広く根強く浸透していますし、司祭の方々（糖尿病専門医や栄養士）も自分たちの教義の正当性を信じ切っていますから、この宗教と戦っていくのは本当に大変なことだと実感いたしました。
まあ、自分や家族が健康的に生活できればいいので、無理に戦わなくてもいいんですけどね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-06:00-6） - 関節痛についての相談メールです。先生方，いかがでしょうか？
整形外科に行って関節痛の相談をしてきました。皆様のご意見を伺えれば幸いです。
【私のデータ】
●52歳男性 身長183cm 体重75kg（糖質制限前は90kg前後）
●糖質制限歴3年6カ月 糖尿病+狭心症にて2か所ステント埋め込み（48歳時）
【現在の臨床検査値】
●HbA1c 5.8前後NGSP値 糖質制限前は最高9.8
●空腹時血糖 100前後 現在の食事では食後最高でも150~160程度
●総コレ：130 HDL：50 LDL：70 TG：50~80
●尿酸値：4.5~6.0（平均5.2程度、20年ぐらいこの範囲）
●RA（-） 膠原病関連検査（-）甲状腺機能関連（-）
●朝食：目玉焼き、チーズ、ハム、野菜 200kcal程度
●昼食：ブランパン、唐揚げ、サラダ、ハム、チーズ、ナッツ等 500~700kcal程度
●夕食：主食抜きで普通のおかずを食べる感じ+糖質ゼロの発泡酒500ml 800~1000lkal前後+酒
●間食にナッツ等 1回/日
【症状】
●痛みに気付いたのは5年ほど前（糖質制限前）
●少しずつ増悪傾向にあり
●ほぼ全部の手指第一関節に横方向の力が加わると一番痛く、ときに指関節の甲側に腫れや出血あり（マグカップを持つと痛いイメージ）
●その他、肘、膝、くるぶし、足親指の関節もインフルエンザ様の痛みや、ときにしびれ、かゆみあり
●痛み自体は激痛という感じではなく、それでも鈍痛というのもやや違うかなという印象です。
【本日の診断】
●手のレントゲンでは第一関節（DIP関節）の所見はあまり見られない
●むしろ第二関節のほうが間隙がせまくなってきている
●尿酸値はこの程度の基準値内でも日内変動で上下するので基準外という可能性がある
●痛風と糖尿病は合併しやすい
●糖尿病で血流も悪いはずだからしびれも出る
●痛風でほぼ間違いない
糖質制限で検査値はほぼすべて正常域になり血糖値もコントロールできている旨を言いましたが、先生のご家族もカロリー制限+薬でコントロールできていたにもかかわらず心筋梗塞を起こされたとのことで，こちらの言うことはあまり聞いてもらえなかったです。
ようやく質問です。
- 糖尿病、あるいは糖質制限実施後にこのような関節痛を経験された方はいらっしゃいますか。
- 痛風という診断については正直半信半疑なんですが、ご判断のつく方はいらっしゃいますか。
- もし痛風だった場合でも基本的に糖質は制限するつもりですが、何か注意点はありますか。
- その他何かございましたらお知らせくださると助かります。
よろしくお願いいたします。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-06:00-9） - 「生デンプン」についてのメールです。
「デンプンは動物自身ではなく主に共生微生物のためのもの」という仮説のもと、引き続き人体実験用に、バナナの生デンプンのみをどこかで購入できないか検索していたところ、レジスタントスターチ（健康なヒトの小腸で吸収されないデンプンとその分解物）という用語を知りました。レジスタントスターチ（Resistant Starch）は4つに分類されるそうです。
- RS1 デンプンが原形を保った植物細胞で取り囲まれているため、物理的にアミラーゼが接触しにくい
- RS2 生デンプン粒の結晶構造のため、アミラーゼが作用しにくい
- RS3 糊化デンプンが冷えて再結晶化した老化デンプンのため、アミラーゼが作用しにくい
- RS4 化学修飾されたデンプンであるため、アミラーゼが作用しにくい
昨日、紹介した研究によると，芋よりも 米や麦の生デンプン結晶の方が消化されやすいようですが、生玄米のデンプンは物理的にアミラーゼが接触しにくいRS1の状態の為、やはり血糖値を上げにくいと思われます。生玄米菜食療法で有名な甲田先生も、生玄米が血糖値を上げにくい理由をRS1ではなくRS2によるものと誤解されていたのではないでしょうか。
レジスタントスターチは腸内細菌の働きによって、脂肪酸の中でも特に酪酸を多く作り出すそうです。
食物繊維やレジスタントスターチについて、とても内容が充実している資料を見つけました。
小腸でのRS消化吸収については個人差があるので、なるべく血糖値を上げずケトン体値も下げずに、便に玄米の原形が残らないギリギリを狙って、水につけた生玄米を咀嚼回数で調整しながら食べると腸内細菌に良い気がしてきたので、週末にでも人体実験してみます。
米どころの富山に住んでいるせいか、日本で本気で糖質制限/ゼロを普及させるには、何らかの形でお米にも活躍の場を与えないといけないように思います（笑）（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-06:00-10） - ワセリンの使い方，というメールです。
寒くなってお湯で洗い物をする機会が増えると、手肌の乾燥がひどくなります。先生のサイトを参考にワセリンを小分けにして、好きなアロマオイルで香り付けしたハンドクリームを愛用しております。
しかし冬はワセリンも固めです。そこで、私のお勧めの使い方を紹介させて頂きます。
とても簡単！ワセリンを手に取り、お湯で流しながらもみこんで塗ります。爪の周囲などもみるみるしっとり、ササクレも防げます。後はタオルで優しくおさえ拭き。お風呂上がりが効果的です。
女性の皆さま、この冬も、ワセリンで肌年齢をキープしましょう♪（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1205-06:00-11）
2013/12/04
【09:30】
- 「授乳中の食事」についてのメールです。
南の果て、ニュージーランドにて毎日、ブログの更新を楽しみにしております。
ドクターだった父から、子供の擦り傷等について「水道水で洗ってラップしておきなさい」と教えられたのが10年ほど前。子供だけでなく私自身もNZ人の夫も、今ではちょっとしたキズはラップで治しています。今年の初め鉄欠乏性貧血がきっかけでいろいろネット検索し、糖質制限を始め、貴ブログの読者にもなりました。
さて、このところ盛り上がっている「授乳中の糖質制限」についてですが、私はNZで出産しましたので、その時の授乳指導をおしらせしたくなりました。
ここNZは糖質大天国（アメリカ並みに大きい人はあまりいませんが中デブ率はアメリカ以上かも）。
授乳指導も、授乳したらトーストなりマフィンなり食べなさい、というものでした。この弊害について言いたいことは山ほどあるのですが、それは今回は横に置きます。
で、同時に最低250mlの飲み物を毎授乳後に飲むように言われましたが、牛乳もOKでした。肉類・乳製品については制限なしでしたし、それで乳腺炎になるとも聞きませんでした。
私は最初の数日、うまく母乳が出ず、喰らいついていたチビが突然上を向いて、明らかに「全然出ねえよ！」と怒っている泣き方をし、ちょっと辛い思いをしました。
その時の指導が、「胸が張ってなかろうが子供が寝てようが、起こしてでも3時間に一回吸わせる」というものでした。理由は、赤ちゃんが乳首に吸い付くとそれが母体の脳を刺激し「あ、欲しがってるからもっと作らなくちゃ」と反応するからだそうです。
しばらく（もう忘れかけていますが多分4-5日間）は大変でしたが、その後は順調でした。そして、5か月・6か月の時期に子供が喘息様の症状でうまく吸えなくなり、そこからは急坂を転げるように、あっという間に出なくなりました。（刺激が来ないから脳は「もう辞めた」って決めたんだと思います）
桶谷式を実践された方のメールの中で「３時間おき」というのを見て、突然思い出したので、お知らせしたくなりました。桶谷式の指導、もしかして食事はあんまり関係なく、「３時間おき」の母体の脳への刺激と、指導を受けているというポジティブな母親の気持ちが、効果をあげてるのでは、と素人考えですが、思ったのです。
動物として、赤ちゃんが吸い付くことが母体の脳への刺激になる、ってすごく納得がいくのですが、いかがでしょうか？
ちなみに，湿潤療法、糖質制限、シャンプーレス、歯磨き粉レス、基礎化粧品レス。 全部始めてしまいました。
体の調子も、肌の調子も、髪の調子も絶好調。 鉄剤プラスではありますが貧血も改善し、５０歳を境にきれいに元気になったと年下の友人達から秘訣を聞かれます。一番おおきく影響するのは糖質制限だと思いますが、勧めてもなかなか実践する人はいません。
まあ夏井先生と同じく、「私ひとりで元気はつらつ、きれいなおばさん」でいればいいのよ、と思っております。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1204-09:30-1）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。180例突破しました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1204-06:00-1）
- 来年1月14日（火）に台東区立台東病院で講演することが決まりました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1204-06:00-2）
- 「美味しい糖質制限食が楽しめる飲食店」に，東京都目黒区のローカーボ カフェ＆バー Magicoを追加しました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1204-06:00-8"）
- また，読売新聞に『炭水化物が人類を滅ぼす』（光文社新書）
●12/5(木) 読売新聞（東京・名古屋・北海道）
●12/6(金) 読売新聞（大阪・九州）（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1204-06:00-9） - 「授乳中の食事」についてのメールです。
授乳中の食事についての投稿です。みなさまのご意見を聞けたら幸いです。
初産後、なかなか母乳が出ず、桶谷式の治療院でマッサージなどをしてもらったら、とても楽になり、もっと早く行けばよかったと思いました。食事指導は、強要するようなことはありませんでしたが、桶谷式の考え方を指導されました。壁には、どのような食事がよいのかが貼ってあり、来院するたびに、気のゆるみが引き締められるように（？）なっていました。
その食事法は、こちらでもすでに紹介されていますが、高でんぷん食、低脂肪食、できる限り無砂糖食、肉より魚食、赤身より白身食、生より加熱野菜食です。揚げ物はさける、玄米はたくさん食べると消化が難なので奨励せず、でんぷんは基本白米から取る。小麦はあまり奨励しない。クリーム、乳製品は、特に乳腺をつまらせるのでさけるなどだったと思います。
私自身は、そのとき、糖質制限食について知らなかったけれどでも、超いいかげんな性格なので、奨励食を念頭に置きつつ適当に食べていました。乳腺つまりは起こしませんでしたが、母乳の出は少ない方でした。桶谷式では、ごはんをいっぱい食べて、３時間置きぐらいに授乳し、桶谷ケアを定期的に受ければ、もっと出ると言われましたが、超いいかげんな性格なので、しんどいときにだけ、桶谷ケアを受けており、粉ミルクを併用していました。
２０歳ぐらいから低血糖症の気がありましたが、授乳すると低血糖気味になることがしばしばあり、急いでジュースを飲んだりお菓子を食べたりもしていました。出産後１年半で初期糖尿病が発覚、今は糖質制限生活をしています。
以下は私の桶谷式についての事実と妄想仮説と疑問です。
- 桶谷式に助けられる人はたくさんいる（事実）。桶谷式に従うと母乳の出はよくなる（事実）。
- 桶谷式ではでんぷん→血糖上昇、母乳産生→すみやかに授乳 のサイクルを滞りなく行えるようにしている（妄想仮説）。
- 血糖値調節が困難な体質の人（私など）には、血糖上昇が身体にとって負担となるが、すみやかに授乳していればある程度押さえられる（妄想仮説）。
- 海外の授乳情報サイトを調べた限りでは、乳製品で乳腺がつまると書いてあるところはなく、栄養面から乳製品を奨励していた（事実）。しかし日本では乳製品で乳腺がつまることを実感した人は多い（事実）、しかし私は経験していない（事実）。真実はどこにあるんでしょうか（疑問）。
- 血糖が上昇しない状態での高脂肪食、高乳製品食では、乳腺がつまらないのではないか（妄想仮説）
- 砂糖も白飯も急激な血糖上昇を招くが、なぜ砂糖だけが禁止なのか、多くの自然食関係者も砂糖を毛嫌いしますがなぜ砂糖だけが悪者なのでしょうか。（疑問）
私がまた出産することはたぶんないですが、新たに授乳する方々は、桶谷式と糖質制限食とを自分の身体で比べてみたらいかがでしょうか。第一子はそれどころじゃない、でしょうけど、第二子以降で母乳子育ての方は、その程度の余裕があるのではないかと。。。おばさんからのお願いです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1204-06:00-3） - 「授乳中の食事」についてのメールです。
まさに、授乳期であり、今日の記事に反応せずにはおられませんでした。
確かに、巷では、肉類、天ぷら、バター、餅、乳製品など、詰まる原因とされています。プチ糖質制限をする私は、肉もチーズも美味しく食べ、授乳期の食に対してはストレスのない幸せな期間を過ごしています。
プチ糖質制限でしたが、母乳はよく出て、また乳腺炎などもなく快適でした。ここ数年動きのなかった体重も減少しています。これは、糖質制限をしていなかった、上の子の時にはありませんでした。上の子の授乳時は、お腹がとてもすき、肉類も摂りましたが、ご飯もパンもとにかくよく食べていました。
でもどうしても、乳腺炎を繰り返す知人がいます。季節の変わり目で必ず起きるのよという人、二ヶ月で四回繰り返すなど。細い人から小太りな人まで様々です。そういう人に限って糖質を摂りすぎなのでしょうか。
そもそも、乳腺炎の前に、乳首が切れて痛くて満足に吸わせられないと悩んでいる人も多くいるように思います。哺乳動物である人間、さてどうしたものかと思います。
乳をもらえない動物、吸えない動物は淘汰されていきますが、人間も同じですよね。今でこそ、ミルクという代替品がありますが…
人間の乳首は、思春期からブラジャーなどで守られすぎているのでしょうか。乳首が切れる、痛くて乳のもらえない動物もいるものなのでしょうか。（話がそれましたが、そんな知人が続いたので、疑問が湧いていました。切れた乳首には、ワセリンとラップをすすめています。）
あと、ご飯を減らしたら？や，ゆで卵なども勧めますが、アレルギーを心配するあまり、なかなか摂取しづらいようです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1204-06:00-4） - 「授乳中の食事」についてのメールです。
糖質制限歴2年の主婦です。
1人目の子供の妊娠・授乳期は糖質制限していませんでしたが、2人目は妊娠時から糖質制限をしています。以下体験比較レポートです。
糖質制限前から161センチ、49kg。妊娠するまで一年の糖質制限では体重の変化はありません。出産時は59kgまで増えました。現在出産して3カ月、52kgです。
●【1.妊娠中】
▼つわり
◆つわりの程度は1人目、2人目の違いはありません。
◆どちらも一般的に言えば、重いつわりで24時間吐き気との戦いでした。
違いは、
・糖質制限無しの時は、食べたいもの(パンやうどん等)を食べた後の一瞬の
快楽とその数十分後の嘔吐の落差が激しく、常に消耗していました。
・糖質制限中は食べ物の胃の滞在時間が短いので、嘔吐しても
胃液のみで楽でした。ただし、あまり糖質制限食材に食欲が湧かず、
食欲自体が落ちました
▼妊娠中の血糖値検査
・妊娠中期に行う糖質負荷試験が糖質制限中で正確に出ないために、
血糖値を自宅で調べられる検査キットを借りて24時間自宅で血糖値を
調べることを課せられました。
●【2.分娩入院中の食事】
・医師が「入院中に糖質制限を解除して体調悪化して万が一のことがあっては
責任が取れない」と、出産前に病院管理栄養士と3回面談して糖質制限
メニューを話し合いました。
・事前に普段の一日のメニューと量をまとめて提出し、それを参考にしてもらいました。
・基本は、主食・いも類・果実類・りんごジュースは抜き、蛋白質の主菜・副菜と野菜は
2人前、その他に毎食6pチーズ、ヨーグルト、ゆで卵のどれかが付きました。
・調味料は基本はそのままですが、普通食で砂糖を使った胡麻和えがおかかの
お浸しになっていたり、ジャムがオリゴ糖になっていたりしました。
・分量、味、調理法、すべてが素晴らしく勉強になりました。
●【3.母乳】
・糖質制限なしの1人目の時は、何度も乳腺がつまり熱を出したり、
母乳が詰まって出なくなったりしました。
・糖質制限中の2人目の現在、授乳を始めて3ヶ月になりますが、ま
だ一度も乳腺が詰まっていません。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1204-06:00-6） - 「授乳中の食事」についてのメールです。
11月のはじめに第二子が誕生しました。新生児や母乳のお話は私にとってもタイムリーな話題です。釜池先生の糖質ゼロ繋がりで、糖質（小麦製品）を控えて母乳のつまりが改善した方を知っているので、色々とアドバイスをいただきました。
私としましては、ガッツリ糖質オフで臨んでもらいたかったですが、家族・夫婦・親兄弟といえどこの糖質については、家族崩壊につながりかねないので安易に踏みこまず、あまり厳しくは言わないことにしています。（個人的にグルテンやデンプンは相当怪しいと思っています）
妊娠中はそれなりの糖質制限生活でした。基本的に米は食べませんが、パンやお菓子はそれなりに食べていたようです。それでも一般的に食べる糖質量よりはかなり少ない糖質摂取だと思います。
出産後、病院の糖質フルコース食に驚愕しました。一食のコストが決まっているので仕方ないと思いますが、あの糖質量の食事は病人にはキツイですね。
現在、米は食べず、パンは基本的に大豆パンを食べています。根菜控えつつ、肉、野菜（葉物）魚メインで食事していますが、現在、母乳のつまりなども無く、母乳の出も良好なようです。
ちなみに3500ｇの男の子ですが、出産時、陣痛から1時間であっけなく生まれました。うえのこと比べ胎脂がほとんどついていなかったのが印象的です。それと「へそのお」が、めちゃめちゃ太かったです。これらは糖質を控えていたからかどうかはわかりません（笑）
また赤ちゃんは石鹸レスにしています。現在湿疹などもないです。ただ、おしりが赤いので気になりワセリンを２週間ほど塗っていますがあまり改善しないので、原因は何かなと考えています。
沐浴指導では、赤ちゃん用の湯船に入れる石鹸？を使いかけ湯も石鹸入りのお湯でした・・ちょっと違和感でした。
夏井先生の本のおかげ？で、新生児の腸内細菌たちが気になるこの頃です（笑）
この後も離乳食の問題などありますが、糖質制限と育児、、、あ、仕事も・・わたしなりに楽しんでいます。（母親としては新生児のうちから、本当に糖質を制限して問題ないのか？心配なようです。）（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1204-06:00-7） - 「授乳中の食事」についてのメールです。
乳腺炎のことですが、うちの妻も何度か罹りりました。肉食哺乳類に乳腺炎がないのは、そもそも動物は必要以上の栄養を採らないからで、多食の人は栄養状態が良すぎるからではないでしょうか。ちなみにうちの妻の場合、乳腺炎になった時は極力粗食に勤め、さらにキャベツの葉っぱで冷やすのが有効でした。
それから、妊娠・出産後の食の嗜好の変化ですが、長男の時に妻はステーキを欲するようになりました。もともと肉はそれほど好きではなかったので、これはお腹の子供の嗜好ではないかと思います。と言うのも、次男の時には元の食生活に戻り、特に変化は起きなかったからです。また乳腺炎になったのは長男の時だけでした（母体の老化が進んだからかもしれません）。
今現在の兄弟の嗜好を見ても、長男はステーキ大好きの食いしん坊ですが、次男はあまり食事そのものに興味が無く小食です。授乳時間も長男を育てている時は1時間も2時間もおっぱいを吸っていましたが、次男は5分ぐらいですぐに終わってました（母体の老化で味が落ちたのかもしれません）。兄弟でもずいぶんと違うものです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1204-06:00-10） - 「授乳中の食事」についてのメールです。
以前、桶谷式の件でメールした者です。
娘が生後2ヶ月過ぎた頃に、妻は授乳中の食事を穀物・野菜中心から、高タンパク高脂肪の糖質制限/ゼロに切り替えて体調が良くなり、痩せすぎだった体重も健康的に戻りました。（私自身は正月太りの減量目的で糖質制限開始）
教わった搾乳をすることで逆に乳腺が詰まりやすくなることに気づき、自分の手で搾乳するのをやめたら詰まらなくなったそうです。
離乳食は豆腐から始め、基本的にずっと糖質控えめですが娘は先日2歳になり順調に成長しています。沖縄の渡辺信幸先生式の「肉・卵・チーズ」中心のメニューが多いです。
テーゲーで楽しいノリのラジオ『なべちゃんのレキオでダイエット』を授乳中に聴いてもらったおかげで、小難しい理論は超苦手な妻もすぐに納得して糖質制限を始めることができました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1204-06:00-12） - 「せんじ肉」についての情報です。
先日、「せんじ肉」紹介メールを送りました広島の主婦です。
早速ご購入→ご試食とのこと、さすがのすばやいご対応！確かに噛めば噛むほど味わいがあって楽しめますよね。（私は豚ハラミが一番好きですが、歯に詰まりやすいのが欠点）
サイトでご紹介いただいたメールには「ホルモンを揚げたもの」と書きましたがこれは私の勘違いで、アマゾンの商品説明には「茹でて干したもの」とありました。大変失礼いたしました。茹で干しならば油脂の酸化を気にされる方も多少は安心？ですね。
ただ当地のスーパーなどでは本当に揚げたホルモン天ぷら＝せんじがらが売られており、こちらもOKフードとしてときどき食べています。もちろん味は様々なようですが。街のホルモン屋さんも名物的にたくさんあり、天ぷらはじめいろいろなホルモン料理がいただけます。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1204-06:00-5） - 「アマゾンの無人ヘリ配送計画」についてのメールです。
amazonでの買物では情報伝達は瞬時に行われますし、倉庫からの出荷も時間短縮は限界に近いでしょう。また、レスポンスタイム（注文してから配達されるまでの時間）の大部分は配送時間が占めてます。具体的には、
●レスポンスタイム短縮は配送時間の短縮が必要。
●既存の物流では輸送ルート途上での飛躍的な時間短縮は不可能。
●一方、集荷待ちや積替えなど輸送の結節点にムダ時間がある。です。こう考えると、ヘリで直接配送するという発想は、ちょっと目に奇異でも基本に忠実で論理的な考えだと言えます。基本原理に基づいた論理に裏付けられているか否かがトンデモと本物のパラダイムシフトを見分けるカギだと言えるでしょう。
私が湿潤療法や糖質制限を支持する理由も、ここにあります。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1204-06:00-11） - 「生デンプン消化実験」についての続報です。
先日、ご報告したナガイモとサツマイモの生食に続き、サツマイモ生デンプン（甘藷デンプン100%のわらび餅粉）50gを水と一緒に飲んで、血糖測定しました。（食品標準成分表の水分量に従えば、甘藷デンプンの糖質量41g）
空腹時 77 mg/dL
30分後 86 mg/dL
60分後 79 mg/dL
75分後 84 mg/dL
90分後 89 mg/dL
120分後 87 mg/dL
150分後 90 mg/dL
180分後 86 mg/dLサツマイモの生デンプンはヒトのα-アミラーゼでゆっくりと時間をかけて消化吸収されて、数時間に渡り平均血糖値を若干上げるものと考えられます。Dr.釜池ファンでもある私としては、急性インスリン応答やケトン体値の変化はどうなのか気になる所です。
【生デンプン消化の研究】
「ヤマノイモの生デンプンはパンクレアチン消化による生成麦芽糖量が少ない」という研究を見つけました。
パンクレアチン：動物の膵液に含まれるトリプシン・キモトリプシン・リパーゼ・アミラーゼ等の消化酵素の混合物
デンプンの種類によって消化率に結構な差があり、芋よりも 米や麦の生デンプンの方が消化されやすいようです。
「37℃で2時間では、ナガイモ自身に含まれるアミラーゼによる生デンプン分解はなく、パンクレアチンによる芋の生デンプン消化率は糊化デンプンの5％」という報告もあります。
ゆっくり時間をかけて生デンプンが少しずつ分解される方が、共生微生物に利用される分解中間物の量が増えるような気がしますがどうでしょうか。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1204-06:00-13）
2013/12/03
【12:00】
- 「授乳中の食事」についてのメールです。
物理屋です。
先日，『炭水化物が人類を滅ぼす』（光文社新書）
ところで，今朝の話題に出ていた授乳期の食事についてです。私は，一人目をドイツで産んできたので，そのときに指導された内容を思い出してみると
- 肉や乳製品はしっかり食べましょう
- 生魚，レバーはやめましょう
- 白より黒いパン（全粒粉で，よく胡麻やナッツやカボチャの種などが混ぜてある）を食べましょう
- ネギ系の野菜（タマネギ，長ネギ，にんにく）は控えましょう
- コーヒーは授乳直後に。一日３杯まで
- お酒はダメ（小麦のビール（ヴァイツェン）は乳の出が良くなるとか言って飲む人もかつてはいたらしい）
- コーラ（清涼飲料水）もやめたほうがいい
という感じでした。１０年前のことです。
肉，チーズ，バターは，制限するとドイツでは食べるものがなくなってしまいます。米についてはノーコメントでした。ドイツ人は米を食べなくても授乳できていました。当たり前と言えば当たり前ですが。
妊娠／授乳期の食事と離乳食については，結構土地土地の言い伝えまがいのものが今でも医療現場で指導されている気がします。
離乳食の最初に米の粥をあげた，と小児科で話したら，「米は肉よりあとでしょ！」と，びっくりされました。
私は，いろいろ考えた末，「日本とドイツで方針が違うところは，さして重要な項目ではないのだ」と判断してテキトーにやっていました。
日本で聞いたことのない制限で，ネギ系の野菜については，「食べた後に授乳すると，子供のゲップが増えて寝付きが悪くなるからやめた方がいい」とのことでした。これは実験してみて本当にその通りだったので，控えました。（食べられる野菜が減って献立に苦労しましたが。）
おっぱいが張ったり詰まったりした食べ物で，私の一番は「チョコレート」でした。これはいつでもてきめんでした。生クリームやバターは，料理に使う分には問題なかったと思います。ケーキになると，張りますね。フライドポテトもたくさん食べると張りました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1203-12:00-1） - 「授乳中の食事」についてのメールです。
元助産師です。現パート看護師です。以前、糖質制限ドットコムのあらてつさんのブログでも同様の話題がありました。そこにも投稿いたしました。
私も糖質制限を自分が始めるまでは，妊産婦さんには穀物主体の食事を勧めておりました。私は基本的にはいつもなぜを考えるほうでしたが，助産師の仕事の中では今どうしたらということの時に自分で実験することが難しいことが多々あり（妊娠し出産して状況を確かめるということ），経験則的に先輩から言われたことを踏襲するという方法でした。
その中で、穀物主体で乳汁分泌と授乳を上手に進めるという方法がありました。が、その中で禁忌は、甘いものだったのです。特に砂糖。果物。そして肉と油。
魚は小魚はOKでした。植物性たんぱく質は推奨でした。食事は穀物主体ですが、分泌過多の場合には水分を増やして穀物を減らしていました。
ところが、そんなにうまくいかないのです。
指導するうえで、もともと多食だった人が授乳でうまくいかない方が多いのですが、指導によって油を抜いた産婦さんたちは、げっそりしてカサカサしてきます。髪の毛が抜けて、見た目がひどくなっていきます。
しかし穀物は許されて推奨されるのでますます状況は（分泌は増えても子供が上手に吸えない、授乳時間が疲れるなど）良くない。
中にはもともと小食の妊産婦さんたちはいらっしゃって、こういう方たちはいけないといわれる洋食系の肉食をしていても授乳はうまくいくのです。乳腺炎などもおこらないのです。
肉が好きと言い切るような方はほぼ多食で一緒にパンやご飯を食べるタイプの方でした。見た目痩せていて多食の方はほぼ授乳で困りました。ほかにも体重管理ができなかった方など。
個人的にもともと小食なら問題が起こらないんだなあと思ったことを覚えています。
今から考えれば、砂糖をあれだけ敵視したのなら，体に入れば同じ栄養素となる穀物も考えてしかるべきだったのにおかしなことだと思います。
ですから、妊産婦さんたちも糖質制限禁忌には当たらないと思っています。体の仕組みから考えて、もともとの糖質制限禁忌の病気がない限り妊産婦さんたちも糖質主体の食事から脱却し、糖質制限をすれば体重管理はうまくいき、妊娠中毒症などの合併症も減らせ，産後の回復、授乳も絶対うまくいくと今は考えています。
人間の体の仕組みとして納得のいく糖質制限だから今は断言できます。
ちなみに、日本で禁忌とされていた食事の中にも外国では推奨されていた食事もあります。言い伝えは微妙なところがありますが，糖質制限は人間の生理学を考えているものですから，心配なくぜひ糖質制限をして、健康で楽しい授乳生活をしていただきたいと思います。
日本で授乳中の肉類禁止は経験則に基づくものですが，多分肉類の調理法によるもので肉そのものではなかったかと思います。日本の肉類の食べ方が砂糖も一緒に煮込んだ煮込み、すき焼きなどが多いからではないかと思います。
同時にご飯をたくさん食べる方法ですね。結果として肉を食べた日は授乳がうまくいかなくなったのではないかと思います。
魚も同様ですが、魚のコサカナ許容は、めざしの塩焼きです。煮物であったなら、多分大き目のよい魚です。やはり砂糖、酒、みりんなど糖質がたっぷりだったと思います。
これが、塩だけの調理法だったらここまで禁忌にされなかったと思います。
ちなみにみかんを食べると次の授乳時間で子供が必ずぐずりました。すぐに血糖を上げるのでしょうか？（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1203-12:00-2）
【11:00】
【08:30】
- 「授乳中の食事」についてのメールです。
今日の話題、授乳期の母親が取るべき栄養のことです。ただ、私個人の体験です。
出産後に退院して実家にお世話になっているとき、母親が「夕飯はチャーハン」と言ったとき、心の底から怒りが吹いてきて、「そんなもの食べたくない。ハンバーグにして」と口論になったことがありました。
私は普段は肉類は好まなかったので、母親にしたらチャーハンも順当な選択だったのだと思います。でも、その時の私は、チャーハンを食べることが拷問のように嫌でした。作ってもらったものは文句なく食べるべし、ということはわかっていて、普段はそういう生活態度でしたが。
これはもう、哺乳類の本能としかいえません。精進料理のような献立に悲鳴を上げ、産後早々に夫にファミレスに連れだしてもらい、やっぱりハンバーグランチを食べに行ったのです。母は、そんな産後早々に出歩いて．．．と心配してましたが、「心配するなら、思ったようなもの食べさせてくれ」でした。早々に実家から戻り、大変でもなんでも、自分で食事を差配する幸せにはかないませんでした。出産が本当の意味での親からの独立だということ、これで我慢してマタニティブルーになったりするんだと、その時心底思ったことでした。
産後って、たんぱく質(肉)を食べたかったです。他の方はどうだったのでしょう？（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1203-08:30-1）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#）
- 「外傷を湿潤治療している医師：神奈川」，「熱傷を湿潤治療している医師：神奈川」，「粉瘤の治療をしている医師」に，横浜市西区のつるおかクリニック／鶴岡大輔先生を追加しました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1203-06:00-3）
- 「授乳時の食事」についての相談メールです。
『炭水化物が人類を滅ぼす』（光文社新書）この問題について，皆様，どうお考えでしょうか。
授乳中の妻も挑戦しようと読書中です。母乳について、ジャンクフードや油もの、生クリーム、バターを摂取すると、乳腺が詰まると、育児書などに書いてあり、一般的なことと認識しています。また、しょっぱい、甘いで赤ちゃんが飲まないなども一般的にどの書物にも見受けられます。昔からごはんをたべないと母乳が出ないといわれます。
乳腺が詰まる件につきまして、先生も脂質が原因であるとお考えでしょうか。先生のご本を拝読いしたしますと、糖質のしわざではないか、、、塩分過多はよくないとは思いますが、脂質が悪さをするということがあるのかなとと考えてしまいます。
例によって動物を考えると，肉食獣は肉と脂肪しか食べていないけど母乳が詰まるなんてありえないわけで，「肉食が基本の雑食動物」であるヒトも同様ではないかという気がします。もちろん，ジャンキーな油とかジャンキーな味付けはまずいでしょうが・・・。
そういえば以前，「授乳中に大量の炭水化物を摂取させる桶谷式こそが，産後鬱の原因ではないか？」というメールもいただきましたね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1203-06:00-2） - 先日，〇〇病院形成外科から逃げてきた患者さん（1歳）のお母さんの話です。
その病院の先生が「これは深いヤケドで，絶対に痕が残る」と説明しました。それを聞いて，この病院に通ってはダメだと思いました。通っても「痕が残る」治療しかできない，この病院に通っていたら痕が残る，ということですから。この患者さんの親御さんに限らず，医者に「この火傷は痕が残る」と説明されれば，誰だって不安になるし，不安を抱えたまま通院はできません。逆に「この医者は，痕が残る治療しかできないのか」と考えます。
それから，子供のために必死で「痕が残らない／少しでも傷跡が目立たない治療」をインターネットで探しました。傷跡が残るなら残るで仕方ないけれど，どうせなら少しでも目立たなくしてくれる医者を探すのは，親にしかできませんから。だから，必死で探しました。
この病院に来て，一番最初に「この深さならこの程度の痕は残っちゃうけど，これは時間が経てばもっと目立たなくなるよ」と写真を見せてくれたので安心しました。ゴールがわかれば頑張れます。
こんなアタリマエのことに，熱傷専門医は気が付かないようです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1203-06:00-4） - 湿潤治療をして下さっている先生からのメールです。
先生の著書『これからの創傷治療私の第一冊目の本が『これからの創傷治療』に出会ったときは、目から鱗が落ちる思いでした。
それ以来、創傷の治療が面白くて仕方がありません！
初診時に、「さあどう治療しようか」とベストな治療法を考えるのも良いですが、2回目の受診時、ドレッシングを開けて見るときのワクワクする気持ちは最高です。疼痛は？ 腫脹は？ 発赤は？ 浸出液は？ 肉芽の成長は？ 上皮化はどこまで進んだ？ 周囲の皮膚はかぶれていないか？ 次のベストなドレッシング材は？
私にとって、創傷の治療はとてもエキサイティングなものになりました。
正直なところ、それ以前は何も考えずに、「イソジン塗ってガーゼでポン」でした。浸出液があれば「膿が出てるから抗生剤出しときますね」と、本当に何も考えていなかったですね。
その後，色々あって，松本市の相澤病院勤務となり，2003年8月に出版となりました。自分の書いた本が書店に並んでいる様子を見るのは何だか不思議な気分でした。「本を書く」という生涯の夢が叶った瞬間ですが，何だか現実のものと思えなかったことを今でも覚えています。「あの山形の病院近くの書店に並んでいる様子を見たかったな」と，それがちょっぴり心残りでした。
今年は，最初の一冊を出版してからちょうど10年目にあたります。それから私は10冊ほどの本を執筆・出版しましたが，最初の一冊目の編集者のOさんとのやり取り（本のタイトルはどうするか，表紙の色はどうするか，表紙の文字のサイズはどうするか，本のサイズはどうするか）は，今でも鮮明に覚えています。
後でOさんから伺った話ですが，編集会議では，
医学書院は医学書の日本医学界の規範となる書籍を出版する出版社だ。医学書院が出版したということは，それが医学のスタンダードであるという宣言だ。
しかし，「閉鎖療法」（当時はそう言っていました）はまだ海のものとも山のものともわかっていない治療だ。将来，覆されるかもしれない。それを医学書院が出版するのはおかしい。ネットで評判と言ったって，ネットの情報のほとんどはガセネタじゃないか。というような反対意見が続出したそうです。それに対し，Oさんは「私をクビにするか，この本を出すか」と迫り，それで出版が決まったそうです。
そのようなわけで，Oさんも間違いなく「湿潤治療の育ての親」の一人です。もしも将来，湿潤治療の歴史をまとめる人がいたら，このエピソードは必ず入れてね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1203-06:00-6） - 先月後半，「糖質ゼロのお菓子」を取り上げましたが，教えていただいた「広島のせんじ肉」を速攻でネット注文し，食べてみました。
これは美味いっすよ。一見，干し肉のように見えますが，味付けが素朴で自然で，噛めば噛むほどホルモンの旨さがにじみ出てきます。ビーフジャーキーより味のジャンキー感が少なく体に良さそうです。また，野菜炒めなどにも使えると書いてありますが，ヤマ勘では，かなり味わいの深い「せんじ肉入り野菜炒め」になるはずです。とりあえず，4種類セットのものを買いましたが，近いうちに大量大人買いしちゃいそうです。
あと，「ゆばちっぷす」というのも買ってみようっと。ヤマ勘では，絶対に美味しいはずです。
- 【またきた！ 今度は「ターミネーター 2」を1分間アニメで（動画）】
これはマジで笑えます。センスの良さが光ります。もちろん，《ターミネーター2》を見たことがない人には何がなんだかわかりませんが・・・。他にもいろいろな映画を「1分間アニメ」にしています。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1203-06:00-7） - 【アマゾン、30分以下で届ける小型無人8翼ヘリPrime Air を公開。実用化は2015年以降】
技術的には既に実用段階で，あとは法律関係をクリアするだけとか。アマゾンも面白いことを考えるなぁ。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1203-06:00-8）
2013/12/02
【08:30】
- 『炭水化物が人類を滅ぼす』『炭水化物が人類を滅ぼす』（光文社新書）
- 実は，光文社以外の出版社からも「糖質制限の本を書きませんか？ 糖質制限を紹介する本を書きませんか？」という連絡は頂いていたが，「糖質制限の本」なら江部先生が多数出版されているし，類書もたくさん出ている中で「糖質制限とは」という本を出す意味がわからない，と全て断っていた。柳の下のどじょうはせいぜい3匹である。
- 光文社の編集者との最初の打ち合わせでは，『原始人生活のすすめ』のようなタイトルで，「糖質制限の紹介」＋「合成界面活性剤なし生活」という内容になる予定だった。
- 実はこの時点では，本一冊分の原稿が書けないかも・・・と不安だった。両方合わせても原稿用紙100枚程度しか書けないからだ。
- 最初の「糖質制限体験記」のあたりは執筆は好調に進んだが，「糖質制限の具体的なやり方」「食品について」のあたりで筆が止まってしまい，数ヶ月間，原稿が書けなかった。書いていてつまらなかったからだ。
- その間，文明や農耕や食についての本を手当り次第に読み，泥縄的に猛勉強。
- その結果，内容（方向性）を大修正し，「食をめぐる文化論」＋「ブドウ糖をめぐる生命進化史」＋「糖質制限の紹介」という内容に変えた。これで俄然，原稿を書くのが楽しくなり，執筆再開となった。やはり，書いている本人が楽しくない本は，読者が読んで楽しいわけがないのだ。
- これまでの本は［本文］⇒［まえがき］⇒［あとがき］の順序に書くことが多かったが，この本だけは［まえがき］⇒［本文］⇒［あとがき］の順に書いた。そのため，［まえがき］がやけに軽い文体になってしまったが，これは『原始人生活のすすめ』という内容で書いた［まえがき］だからである。［まえがき］の後半部分は後で加筆した。
- ［本文］の最終章をどうまとめるかは最後まで悩んだ。というか終わらせ方が思いつかなかった。しかし突然，「神々の黄昏」という章タイトルと「神は死んだ」というフレーズが頭に浮かび，最終章を「神と悪魔」でまとめるアイデアが浮かんだ。ワグナーとニーチェに感謝している。
- それと同時に，それまで最後まで悩んでいた「あとがき」も，最終章の「悪魔」という言葉を引き継いで「マックスウェルの悪魔」を紹介することで自分の原点に立ち返る，という構想が浮かび「あとがき」が完成した。
- 出版開始まであとわずか，という日時になってもまだ，章を丸ごと削除したり，段落を大幅に増やしたりしたため，編集者は気が気でなかったそうだ。やはり，書いていて楽しかったからだ。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1202-08:30-1）
【06:00】
- 来年5月10日の「日本プライマリ・ケア学会」のシンポジウム「新しい常識を人々に」で講演することが決まりました。どうやら，鳥谷部師匠，江部師匠もシンポジストとして参加されるようです。会場は岡山です。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1202-06:00-10）
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1202-06:00-1）
- 瑞光メディカルより「ハイドロコロイド被覆材の紫外線カット率」という基礎データをいただきました。
⇒【UV - VIS Test Result - Hydrocoloid Dressing Prroduct】
これを見るとわかるように，紫外線全領域で，透過率は5％以下です。つまり，あの「エアウォールUV」と同等以上の遮蔽率です。
ということは，少なくともハイドロコロイド包帯で傷やヤケドの治療をしている間は，日焼けを気にする必要はなさそうです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1202-06:00-9） - 「よもぎ蒸しパッド」による熱傷が発生しています，というメールをいただきました。
今週に入って２人、若い女性のデリケートゾーンの熱傷患者が受診しました。いずれも「よもぎ蒸しパッド」という商品を使っての受傷です。
色々な商品が出回っているようですが、そのうちの一つです。要は、「携帯用カイロ付き生理用ナプキン」。
当院を受診された患者さんは、「会議で長時間立てなかった。」「法事でずっと座っていた。」というように、いずれも長時間座位をとっていた時に受傷しています。
商品説明には、２，３時間の使用に制限することなどの注意書きがあるようですが、細かい説明を読まずに使用する消費者が多いことは想像に難くありません。
冬になりたてのこの時期、立て続けに来院があったということは、患者さんがまだまだ増えるのでは…と心配です。
当院のブログでも本日記事にしました。しかし、たいして読者もいない私のブログだけでは世間に周知するのは至難の業…。他人には（医者にだって）なかなか相談できない部分のやけど。
悩める女性が増えるのを防ぐため、夏井先生のサイトでも、この商品は使用上注意が必要であることを紹介して頂ければと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1202-06:00-4） - 「ドイツの熱傷治療の現実」というメールです。
フランクフルトで熱傷の治療をうけられた方が来院されたのでご報告します。ま，ドイツと言ってもこの程度です。海外でヤケドしたら，病院に行かずに自力で治すのが一番安全です。
１１月２６日 日本時間夜８時頃 韓国料理店でスープを右大腿部にこぼされて熱傷。ソフラチュールガーゼにクリームをべったりぬって、ガーゼをあてる治療だったようです。本日当院を受診されました。
ちなみに３９．５５ユーロの会計でした。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1202-06:00-2） - 「豚皮を揚げたお菓子＠糖質ゼロ」についてのメールです。
「豚皮を揚げたお菓子＠糖質ゼロ」ですが、たしかに糖質量はほとんどゼロでしょうが、オメガ６系の過剰摂取とAGEの問題をはらんでいるので過剰摂取は禁物かと思います「糖質ゼロ＝健康によい」ではなく，「糖質ゼロの食品にも健康によいものと悪いものがある」というのが正解です。さらに言えば，「揚げた豚皮は，ポテチやポップコーンやチョコやクッキーやおせんべいやケーキよりは健康に悪くないが，食べ過ぎれば害になる」が正しい知識でしょう。どんな良薬だって，飲み過ぎれば毒薬であり，とことん飲めば死ぬのと同じです。
ちなみに，実際に食べてみるとわかりますが，そんなに大量に食べられるものではありません。糖質セイゲニストにとっては「たまにはジャンキーな味付けのおやつが食べたいんだよね」という時のお供でしょう。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1202-06:00-3） - 「アマノフーズ 麻婆なす丼」についてのメールです。
女・44歳ですが夏井先生と江部先生のサイトを拝見して、あと少しで3ケタに届こうというとんでもない体重を落とそうと決意しました。もうすぐ糖質制限を始めて15日ですが、3㎏減です。
ご飯などは全く欲しくならないのですが、麻婆豆腐が非常に大好きな私としては糖質制限的にアウト！なのが少しきつかったです。どうにかならないかな、と考えておりましたら輸入食品販売の「カルディ」にてアマノフーズさんの「麻婆なす丼」を見つけました。フリーズドライのものですが、もちろんご飯には掛けずにやわらかめの豆腐に掛けて食べてみましたらなかなかどうして、美味しいです。
糖質を見ると一食3.0gで、多分許容範囲内だと思いますが……。調味料にはオイスターソースとか砂糖とかが使われてますが、とろみ成分がキサンタンガムなので糖質が抑えられてるのかな、と推測します。
お勧め出来なかったら申し訳ありません
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1202-06:00-5） - 「かんたん糖質制限食.net」管理者の方からのメールです。
『かんたん糖質制限食.net』という糖質制限食に関する情報サイトを運営している、加藤と申します。
業界の慣習か、画期的な糖質制限が中々普及しない現状を不思議に思いながら，糖質制限に関する情報の発信を続けております。お陰様で、少しずつアクセス数は増え、糖質制限を知り、興味を持ってくれている人が増えていることを実感しています。
とはいえ、多くの人間は基本的に保守的であるもの。気長に糖質制限に関する情報の発信を続けていきたいと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1202-06:00-6） - 【＜福岡国際マラソン＞川内優輝３位 Ｍ・マサシ初Ｖ】
現在も糖質制限を続けられているのでしょうか。過去の関連記事です。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1202-06:00-7） - 一昨日，「進化系Piano Duo 伊賀あゆみ & 山口雅敏」を聴きに行きました。コンサートに行くのは実に久しぶりです。山口さんご夫妻の演奏，凄かったです。「星条旗」，「ドナウ」は感涙モノでした。
コンサートの途中でいきなり山口さんが「CDのブックレットを書いてくださった夏井先生を紹介します」と紹介していただき，しかも，『炭水化物が人類を滅ぼす』
そして，コンサート終了後，隣のコーヒーショップでコンサートに参加された方々との懇親の場があり，しっかりと糖質制限について宣伝してきました。ちなみに，山口さんも既に糖質制限に食事を切り替えていて，体調が良くなり，しかもスタミナが付いて集中力が増したそうです。
今回のコンサートの主役はもちろん山口さんご夫妻でしたが，もうひとつの主役は「ラフマニノフ、パデレフスキーらピアニスト黄金時代の名匠たちが愛奏したスタインウェイＣＤ368」でした。これがとてつもないピアノで，タカギクラヴィアの高木社長は「普通のスタインウェイとは全く別物。演奏者の好みに合わせて徹底的にチューニングされているピアノと，販売されているピアノの違いは，F1のレーシングカーと市販のスポーツカーの違いです」と説明されていましたが，F1のレーシングカーを最高速で運転するためには特殊な能力と訓練が必要なように，CD368 の能力を引き出すにはそれに応じた訓練と能力が必要になるそうです。
ちなみに，奥様の伊賀さんによると「CD368 は弾いていてあまりの気持ちの良さに，ずっと弾いていたいピアノ」だそうです。
さて，懇親会も時間が経つに連れ，一人減り，二人減りと参加者が少なくなり，最後は山口さんご夫妻，高木社長，その他3名が最後まで残りましたが，ここでサプライズが！ 倉庫にもう一つの「ホロヴィッツが愛したスタインウェイ CD75」があり，山口さんご夫妻が4人の聴衆のために『星条旗』を爆演！ まさに鳥肌モノの演奏でした。そして，このスタインウェイはまさに「神宿るピアノ」でした。触ることすらためらわれるほどのオーラを放つ神々しいばかりのピアノでした。
最後まで残っていてよかったぁ！
というわけで，懇親会で出た色んな話。
- 「ホロヴィッツのスタインウェイ」は音域によって響きが異なるようにチューニングされている。恐らくホロヴィッツは音域ごとに「役目」を考えていた。
- 「ホロヴィッツのスタインウェイ」は中・低音域は残響が他のピアノより長くなるようにチューニングされ，高音域はくっきりと音が際立つような輝かしい音色に設定されている。
- つまり，ホロヴィッツ独特の演奏スタイルは，ペダリングの工夫では再現できず，まさにこのピアノでした生み出せないものだ。実際，ホロヴィッツ・マニアの山口さんもホロヴィッツの音色を出そうと試行錯誤しているが，どんなにペダリングを工夫しても全く同じ響きは出せないそうだ。
- ピアノの前身であるピアノフォルテもエラールも残響が長く，ペダルを踏まなくても「音に靄がかかったような効果」を生み出せる。ドビュッシーの音色がこれで，エラールなら難なく出せるが，現代のピアノではペダリングをさまざま工夫しないと出せない。
- 「ホロヴィッツのスタインウェイ」を弾いてみて初めて，ホロヴィッツの独特の指の形（指を伸ばして演奏する）の意味がわかった気がする（山口さん談）
- 現代のピアノが残響がなくなったのは，ジャズでピアノが使われるようになり，よりクリアで残響のない響きが求められるようになってからだとか。
- 「ホロヴィッツの星条旗」に出会ったばかりに，良くも悪くも人生が変わったピアノ好きって結構いるよね。
あの「神の音」に導いてくれたタカギクラヴィアに感謝しつつ社長の高木さんが書かれた本を紹介しますね。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2013-12.htm#1202-06:00-8）