2014/02/28
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0228-06:00-1）
- 『炭水化物が人類を滅ぼす』
でも「カロリー数の嘘」について言及しましたが，「もっと明確に書いて欲しい」というメールをいただきましたので，より具体的に説明します。
食物のカロリー数の算出法ですが，大雑把にザクッと説明すると，電熱器の上に調べたい食材（例：澱粉や油）を置いて加熱して燃焼させ，この時に発生する熱で鍋の水を温めてどのくらい温度が上がったかを測定する，というものです。つまり，食材を実際に燃やして得られた数字です。
では，食材の燃焼温度はどのくらいでしょうか。炭水化物の発火点を調べると，デンプン 381℃，米 440℃，砂糖 350℃となっています。そして脂質の引火点は，サラダ油 220℃以上，オリーブ油 225℃，ナタネ油 320℃のようです。
一方，人体の温度は37℃です・・・・！？
オイオイ，37℃で発火点440℃の米が燃える？ そうです。燃えません。37℃ではでデンプンもサラダ油も燃えません。米を体内で燃やすためには，体温を440℃以上に保つことが必要です。
440℃といったらあなた，錫の融点（232℃），鉛の融点（328℃），亜鉛の融点（419℃）より高く，テルル（融点は452℃）ももうちょっとで溶ける温度です。要するに，米を体内で燃焼させる温度は煮えたぎる鉛より高いのです。生半可な温度ではありません。
要するに「炭水化物は4kcal」を成立させるためには，人体の体温を亜鉛の融点より高くしないといけないのです。
ということは，440℃で燃やして得られた「ご飯1グラムは4kcal」という数字に何の意味があるんでしょうか。もちろん，意味なんてありません。全く無意味，無価値なアホ数字です。
「炭水化物1グラムは4kcal」というアホ数字がどのくらいアホかというと，「日本の首都はレイキャビック」，「ドラゴンは実在の動物」，「二輪車とは車輪が3つの乗り物だ」，「ガソリンはガソリンという果実の実を絞って作る」というのと同じくらいのアホです。一番の基本のところから間違っているわけですから。
だから，「成人男子は1日に2000kcal必要です」という栄養学の先生とか，「糖尿病食とは1600kcalです」と言っている糖尿病の専門家は，根拠のない嘘っぱちの数字を並べ立てているだけの詐欺師と変りないわけでして，その詐欺師っぷりの度合は「日本の人口は100億人」とか，「安部首相は身長8メートル」とか，「地球は太陽の2倍の大きさ」という数字といい勝負です。
というわけで，カロリー数とはアホ数字ですが，さすがに厚生労働省もアホ呼ばわりされてはたまらないと考えたのかもしれませんが，今年2月初めに【食べる量、カロリ－よりＢＭＩで 体格に合わせ新基準】という新基準を発表しました。「食事のカロリー数ではなく，BMI（＝体重÷身長2）を目標とする食べ方を目指しましょう，としたわけです。
しかし，ちょっと考えるとわかりますが，この新基準は「何をどのくらい食べたらいいの？」という，一番知りたいことには答えていません。食事内容を変えたとしても，その結果としてBMIが目標範囲内に入っているかどうかは数ヶ月経たないとわからないからです。数ヶ月経って初めて「この食事ではBMIが28になった」とか「この食事ならBMIが23になった」と結果的にわかるだけで，その食事が正しいかどうかは最初の時点ではわかりません。
つまり，最初の時点で「このくらい食べていればBMIは22くらいになるだろう」と考えた食事をして数ヶ月後にBMIが27になった人は，その時点で食事内容を変えるしかなく，修正した食事でいいかどうかは数ヶ月たたないとわかりません。じゃあ，一体どうしたらいいんだよ，という声があがるのは目に見えています。
もちろん，「BMI＝21にする食事」は具体的に示すことができます。糖質制限です。私の場合，糖質制限をしていたら，自然にBMI=20.5 になっていました（体重59.5キロ，身長170センチ）。恐らく，多くの糖質セイゲニストも，厚生労働省の「目標とするBMI値の範囲」に入っているはずです。
ちなみに，上記の「食物のカロリー数」を最初に測定したのはマックス・ルブネル（Max. Rubner 1854-1932）で，カロリー数に関する論文は1883年に発表されたそうです。1883年といえば今から131年前，日本では明治16年です。この年，鹿鳴館が開館し，坪内逍遥が「日本語の文章の新しい文体はどうあるべきか」を試行錯誤していました。ブラームスの交響曲第3番の初演があり，鳩山一郎，トルストイ，志賀直哉，高村光太郎，北大路魯山人，ケインズ，カフカ，ムッソリーニ，ローランサン，ユトリロが産声を上げた年でもあります。
要するに栄養学とは，鹿鳴館や『当世書生気質』と同時代の骨董品的大間違い論文を盲信して後生大事に守ってきたアホ学問なんですね。そろそろ鹿鳴館時代学問から脱却しないと，「栄養学＝アホ学会」と素人からも笑いものにされる日もそう遅くないと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0228-06:00-5） - 先日の「第1回 豚皮揚げを食べる会」で好評だったソーセージについての情報です。
全く別件ですが、先日の豚皮の会に持参したソーセージについて、何人かの方にどこのですかと聞かれました。差し支えなければ先生からご紹介ください。
⇒【嶋田ハム ソーセージのご紹介】
ただしかなり味が濃いですよね。ご飯のおかずには良いですけど、お酒だとやはりビールなどさっぱりしたものじゃないと合わない気がします。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0228-06:00-2） - 「統合失調症には糖質制限＋ナイアシン」のふじかわ心療内科クリニックの藤川先生からのメールです。すごいです。
ADHDにナイアシンが著効しました。統合失調症以外に使った初めてのケースです。
症例は17歳女性、知的障害+ADHDと診断され、10年前から児童精神科医の治療を受け、リスパダール、セロクエルなどの投薬を続けていました。しかし、家庭内で興奮、叫声、不眠、器物破損、暴力が続いていました。
当院外来に通院しているのはその母親、精神科病院勤務の看護師です(自分は実際には娘は診ていません)。娘の様々な問題行動のため反応性のうつ状態となり5年前から通院しています。
一ヶ月前の受診時に、”娘が暴れるので落ち着かない、眠れない、仕事に出られそうにない”と言われたので、ナイアシンを購入して娘に飲ませてみるように勧めました。
昨日一ヶ月ぶりに受診。Amazonでナイアシンアミドを購入し、500mg、1T/dayを2週間服用させたところ、”劇的に効いて完治しました”とのこと。”薬も要らなくなりそう”と。”10年ぶりに家の中に平和が戻りました”とすごく感謝されました。
その言葉を聞き、とても感動しました。
母親はプロの看護師ですので、娘の症状の観察は適切だろうと思います。その目で見て2週間で完治したとは驚きです。用量も500mgだけです。ナイアシン恐るべし。
今までの10年間の専門医の治療は何だったのかと考えてしまいます。まあ昨日までの自分の姿ですけど。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0228-06:00-3） - 「牧草牛」についてのメールです。
20万部増刷素晴らしいです。友人が「僕は良い本を見つける名人なんだ」と、自慢して先生のご本感銘して「メモしながら読んで勉強している」そうです。
糖質OFFを知る以前に、映画「キング コーン」（飼料用とーもろこし）を見て、その後NHKでも穀物牛の問題点、異性化糖の事を詳しく知りました。穀物だけだと反芻しないので、胃酸過多となり胃潰瘍になり胃に穴が空く場合も、その為抗生剤を穀物と一緒に摂取させているとありました。多分動画でも見られるのではないでしょうか？
牧草牛を私も「日進スーパーマーケット」で週に一度は行ってステーキやローストビーフを作ります。
穀物牛を食べると、必ず脚に赤い発疹が出来て非常に痒くて掻いてしまい大変でした。日本でも短角牛は牧草牛と言われていますが、冬季は穀物という情報もあります～？
別のマーケットでNZの牛肉で発疹が出るので、不思議に思い調べたら、日本向けには現地で穀物飼料で契約しているとあり、驚きました。子羊ならOKかと他店で購入しましたが、やはり発疹はでました。
因みに羊肉の匂いは草の匂いだそうです。
処で、「笑うカイチュウ」の著者の藤田紘一郎名誉教授最近の「50歳からは肉を食べ始めなさい」，やはり糖質OFFで10ｋｇ減と。糖尿病が医師の指示通りで改善されないから信じるのを止めたと、、。
仏教伝来により殺生禁止で、米が主食に又肉食が減った理由とあります。又、見た目が若い人は長寿とのデータ。肉にはカルシュームが少ないから、腎臓が悪くない人は「硬水」がお勧めと、。
私は50代は玄米食にはまって、お肉は食べず、低蛋白で良くないと言われていて、しかも痩せてないけど一種の栄養失調で浮腫んでいて、色々病気しました。
今は血清アルブミン値も改善されて風邪も引かず快調です。これも糖質OFFのお蔭です。野菜は腸内細菌の原料とされているので、一緒に摂ります。
糖質OFFはスーパーに近い制限です。BMIは１９％以下にならぬよう維持してます。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0228-06:00-4） - 「FOODEX JAPAN 2014」（幕張メッセ，3月4日～7日）に「ポークおじさんの豚皮揚げ」が出展されます。そして私も，『炭水化物が人類を滅ぼす』（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#）
2014/02/27
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0227-06:00-1）
- 今日，明日とTBSの『予約殺到！スゴ腕の専門外来SP』の収録です。放送は3月27日の予定です。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0227-06:00-3）
- タブレットでも使えるUSBメモリ，買っちゃいました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0227-06:00-11）
- 「慢性膿皮症」について質問された先生からのメールです。
慢性膿皮症について、ご回答くださった形成外科医の方、そして30代女性の患者の方、どうもありがとうございました。
糖質制限によって改善する可能性については、私も何度か頭をよぎりました。現在診察している患者さんは体型としては普通型なので、ダイエットを絡めての誘導はしにくく、どうしようかなと思っていたところです。
しかし、女性患者の方からの投稿を拝見して、次回診察に見えた時には薦めてみようと思いました。
十味敗毒湯も、試しに処方してみます。とにかく効きそうなことは何でもいいから教えてほしい、というのが患者さんの希望なので。
左臀部に6㎝ほどあった皮下のポケットも、切開直後のペンローズドレーンからこよりドレーンで問題なくなるほどの浸出にまで減りました。座り仕事もあまり苦にならない程度にまで痛みは楽になっているようです。
本当の意味の根治療法ではなくとも、かつて大学病院で行っていたようなイソジン水洗い＋コメガーゼドレーンの処置と比べると、炎症が消退するスピードも患者さんに与える苦痛も雲泥の差です。
どうせ付き合っていかねばならない慢性疾患なら、辛くない付き合い方のほうがましのはず。湿潤治療を知っていて本当に良かったと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0227-06:00-2） - 沖縄の渡辺信幸先生からのメールです。なんともすごいタイトルの本が出ます。
沖縄の渡辺です。３月１９日に私の本が出版されます。夏井先生の「炭水化物が人類を滅ぼす」の強力な助っ人になると思います。「ご飯をたべるな」。ついでに，渡辺先生の前作も宣伝！
ぜひ告知してください。一緒に頑張りましょう。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0227-06:00-4） - 糖質制限体験記です。
私は３４歳のときにうつ病になり、仕事を休職し総合病院の精神科で主に薬物治療を受けていました。しかし寛解と増悪、職場復帰と休職を繰り返しながら病状は悪化していきました。
発病から約５年がたった（２０１１年）ある日、
「これだけまじめに治療してるのにうつが悪化してるのはそもそも治療方法が間違えているんじゃないか？」という思いがふと頭をよぎり、最後の力を振り絞ってわんわん泣きながらネットで標準的な治療以外の方法を探しました。そこで見つけたのが「食事療法でうつ病を治療する」というものでした。
「食事でうつが治ったら苦労しないよ」というのが率直な感想でしたが、「普通の治療法以外を探してたんだよな」と思い出し、とりあえず本だけでも読んでみよう思って購入したのが次の本です。
診察内容や治療経過を書くと長くなるので省略しますが、溝口先生は分子整合栄養療法（オーソモレキュラー療法）で治療する医師なので糖質制限食＋サプリメントなのですが、食事指導の内容は糖質制限食そのものです。
２０１１年７月から本格的に糖質制限食を初めて約１年後には次のような状態になりました。
体重８８ｋｇ ６０ｋｇ（身長１６５ｃｍ） 血圧１７５／１１５ １１０／７０ うつ病 完 治 脂肪肝・肝機能障害 完 治 高血圧症 完 治 脂質異常症 完 治 めまい・耳鳴り 消 失 ＥＤ 復 活！
あまりにも体調がよくなり、長年苦しめられ人生のどん底状態になっていた病気が治ってしまったので、「どうしてこんなにいろいろな症状に効果があるのだろう」と思いその後糖質制限食や医療・健康についての勉強をしております。そんな中で江部先生や夏井先生の書籍もほとんど拝読させて頂き、ホームページでもいつも勉強させて頂いています。
実体験や勉強により糖質制限食はまさに万病に対して効果的だということを確信してきました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0227-06:00-5） - 「栄養学の先生ときたら」についてのメールです。
こちらのブログでは、香川靖雄氏の主張に組しない見解を、とても判りやすく述べておられ、説得力があると受け止めました。
かたや香川靖雄氏曰く、最先端を行く「栄養学レビュー」との事らしいですが、有益情報の防波堤にならないと良いですね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0227-06:00-6） - 「今週のダイヤモンド→糖質制限食は安全」というメールです。
新聞代読人です。今回の代読物件は週刊ダイヤモンド2014年3月1日号121頁の記事です。
糖尿病に関して、北里大学の研究グループが糖質制限VSカロリー制限で比較実験を行った話が掲載されています。
結論：糖質制限食は安全で有効だ。今後こうした研究結果が続々と出てくるでしょうか、従来の学説に固執する「栄養学者」や「栄養士」にとっては、「つらい時代」の到来です。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0227-06:00-7） - 「美味しいお店発見」というメールです。
「牛は草食動物」であることを『炭水化物が人類を滅ぼす』
ならば牧草で育った牛は無いかと探すとアンズコフーズと言うニュージーランド産食品の輸入販売会社が扱っていることが分りました。ここが経営するレストラン「ワカヌイ」で食べることができます。
和牛のようなサシが無いのでいくらでも食べられ、牛の赤味はこんなに美味であったかと感激しました。パンやポテトも多少付け合わせで出ますが無視して横の置いておける量です。
今度編集者との会合で是非出かけてみてください。
このワカヌイの帰りに、近くにあるスーパー「日進ワールドデリカテッセン」で牧草牛を入手できます。しかも超安価:\200～300/100G
麻布十番ですから、先生の場合大江戸線で一本ですが、ちと遠いのが難点でしょうか。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0227-06:00-8） - 「2月26日の植皮3例はひどい」というメールです。
本日の治療例の植皮３例（【20歳女性】，【48歳男性】，【29歳男性】）はひどいですね。担当医師はあんな状態で治ってよかったですねというんでしょうか？熱傷湿潤治療をしている形成外科医は，形成外科医界の少数派です。多数派の形成外科医（＝熱傷湿潤治療をしていない形成外科医）は熱傷治療において，移植した皮膚が生着したかしないかしか問題にしていません。彼らにとって［移植皮膚がきれいに生着した］＝［きれいに治った］です。
特に２０才の女性の方は、この先夏にサンダルでおしゃれするとか、海やプールで思いっきり遊ぶなんてためらってしまうんでしょうね。今までの幼児の例も、親御さんの失望と自責の念は察するに余りあります。
もう一つの不幸は夏井先生や湿潤療法を知ってしまったことですね。ひどい熱傷がかなりきれいに治っている実例を見てしまっては、悔やんでも悔やみきれないでしょう。
私も微力ながら、やけどをしたら必ず相談するように知り合いに言いまわっています。こんな不幸な目になってほしくないです。
もういい加減どなたか訴訟を起こすべきではないでしょうか？ 今の状況で勝てる勝てないは別として、マスコミにそれが取り上げられれば湿潤療法という言葉を覚えてもらえる、検索してもらえる。結果早めに転院し不幸な事態が少しでも防げると思うのですが。
訴訟はかなりの労力がいるのはわかりますが、不幸な目に合う方を少しでも減らすためにどなたか立ち上がってください。（私や先生のＨＰに来る方の身近にはいないのがもどかしいです、すでに湿潤療法を知っているのですから）
むしろ「こんなに綺麗に皮膚を付けてやったのに，何が不満なの？」と不思議に思います。［移植皮膚がきれいに生着した］＝［きれいに治った］という価値観でしか教育を受けていないからです。つまり，［熱傷治療の目的・ゴール］＝［皮膚移植が成功］というのが唯一の評価基準です。
さらに，病院の各科ごとの売上をうるさく言われる病院の形成外科医にとっては，皮膚移植の数は大問題です。皮膚移植術は点数が高いからです。だから，1センチの熱傷にも皮膚移植をしたがります。「形成外科の売上を上げろ」と病院長がうるさいからです。そのためには，簡単にできて点数の高い皮膚移植術は形成外科の生命線です。
それらのしわ寄せが患者に来ているわけで，患者は皮膚移植されて一生移植皮膚に苦しめられます。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0227-06:00-9） - こんなメールもいただきました。
私は卒後○年目の外科医です。
研修医の頃から先生の創傷治療に関する著書およびサイトで勉強させていただいております。外科医となり、様々な病院で様々な先生方の治療を学ばせて頂いており、トレーニング真っ最中です。
いわゆるバイトの際、熱傷・創傷治療中の患者のカルテを診て、「ああ、ゲーベンか...ガーゼか...」などと内心思いながら患者さんに「このハイドロサイトってのがいいんですよ～」「ラップ療法というのがあってですね...」など話し、ささやかな抵抗をしてみたりしてきました。
そんな中、本日、生後半年の娘がやってしまいました。手指・手掌の熱傷です。すぐ自分の勤務する病院に来てもらいました。
水疱膜を除去し、ワセリン+ラップを実践。妻に先生のサイトを見せ、手袋型プラスモイストの作り方も教えました。もちろん、自宅用にプラスモイストを即注文したのは言うまでもありません。
絶対大丈夫だと思ってはいましたが、いざ自分の娘となるととてもハラハラしました。しかし、先生のサイト・著書で勉強していなければ、きっと皮膚科や小児科でゲーベンが使用され、ガチガチに固定された姿を疑うこともなくみていたんだろうなぁと思い、本当によかったと思っています。本当にありがとうございます。(ただ、問題点としては、処置を終えて「あ、、写真撮っとけばよかった」と気づいた事です.....)（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0227-06:00-10）
2014/02/26
【08:30】
- 「糖新生とアミノ酸消費量」についてのメールです。
糖質制限をきちんとやっていれば「3-ヒドロキシ酪酸」がメインのエネルギー源となりグルコースの消費も無いのではないでしょうか。
⇒【「糖質制限食のすすめ」】（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0226-08:30-3） - 脳のエネルギーとしてのケトン体について，以前から疑問に思っていることがあります。ご存じの方がいらっしゃったらご教示いただけないでしょうか。
- すべての動物（軟体動物，節足動物も含む）で中枢神経系の活動をケトン体のみで補い，ブドウ糖を一切使っていないものは存在するのか。
- 動物では脳のエネルギー源としてはブドウ糖とケトン体ではどちらが普遍的なのか
- 動物のケトン体正常値はどのくらいなのか。ブドウ糖との比率はどのくらいか。
- もしもケトン体メインの動物がいないか少なかった場合，ケトン体をメインに据えられない理由が何かあるのか
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0226-08:30-4） - 「慢性膿皮症」についてのメールです。
30代女性です（脇に小さめのビー玉くらいの患部と、鼠径部に女性の指2,3本分くらいの膿皮症痕があります）
最初のうちは膿の吹き出しがすごく、着替えをするときに1メートルほど血膿がブシュー！とカーペットに噴き出したり膿が出るのをガーゼで当てていたのですが1日2回交換しないとならず、また膿の匂いが自分でも気になるほどでした。
その後、粉瘤ではなく慢性膿皮症ということでいろいろな先生に診断をしていただき，投薬で症状を抑える方向になりました。それまでも抗生物質は投与されていたのですが、あまり効果がなく、それも手術を悩んでいた一因でした。
そこでインターネットで色々公開されている文書などを読み、主治医と相談し抗生物質の他に、十味敗毒湯を1日2回服用することにしました。
1日2回ガーゼ交換するほどの膿が、十味敗毒湯を飲み始めてからは10日程で1日に1,2回ほどに減り、一ヶ月か一ヶ月半経つ頃には時折ティッシュで膿を拭き取る程度で脇のガーゼが不要に。
最近ようやく（8ヶ月目くらいですが）膿が止まったのですが、調子に乗って二週間ほどほど十味敗毒湯を飲むのをサボってみたところ、じわじわ出てきたので改めて薬をのむのを再開したところです。十味敗毒湯などの化膿性疾患に効く漢方薬を長期に渡って飲むことが抗生物質だけでは効かなかった私に合っていたようです。
- 糖質制限をしているのですが、抗生物質と漢方飲んでるし関係ないじゃないかな？と。糖質大好き生活（1日2食炭水化物の主食を採ってお砂糖たっぷりのおやつを食べたりしてました）を送ったところ，ものの見事に数日で膿の量が倍加しました。やめたら徐々に戻って行きました…それ以来またゆるく糖質制限をはじめたところ快調です。
- 仕事柄徹夜などが多いのですが、睡眠リズムが狂うとてきめんで悪化します。また、一番回復が早かった時期は朝型生活をして、なおかつ睡眠時間をきっちりとれた時でした。
- 鼠径部にショーツのゴムがあたってすれて破れて悪化ということもあったので，縫い目のないショーツに変えたところましになりました。
- ホルモンバランスが崩れるともろに悪化します（月経時は膿の出る量が多いことがありました）
また、いくつかかかったお医者さん（大病院の皮膚科の先生でした）の中で「手術なしでも膿皮症を治せると思いますが、すごく痛いのでおすすめはしません」というお医者さんがおられました。どうやって治療するのか？と伺ったところ，入院して患部に隅々に行き渡るように患部に何箇所か点滴？か何かで薬を注射し，蟻の巣の隅々まで薬を行き渡せる治療があるということを聞いたのですが、その時はショックで頭がクラクラしていて（その先生も皮膚移植推しだったので），ちゃんと聞いておけばよかったと思っています。
実際にそういう治療をしたという話も探してみたのですが、ネットでは見つかりませんでした。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0226-08:30-1） - 「栄養学の先生ときたら・・・」というメールです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0226-08:30-2）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。塵も積もればなんとやら・・・で，400例になりました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0226-06:00-1）
- 講演用のスライドをマイナーバージョンアップしました。最新版は2月25日作成のものです。ご覧になりたい方は本名，所属を明記してメールでご連絡下さい。
なお，以前ダウンロードしたことがある方は同じアドレスからダウンロードできますのでご利用下さい。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0226-06:00-2） - 『炭水化物が人類を滅ぼす』
この本の定価は880円だっけ。ということは売上は 8.8×102×2×105＝1.76×108？ ええっ！ この計算であってる？
1.2×108÷2×105＝6×102・・・ってことは，日本国民600人に一人は買ったということになるの？ 病院のある光が丘団地は人口3万弱ですから，この団地だけで50冊が売れたのか。そう考えるととんでもない数字です。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0226-06:00-3） - 豚皮揚げならぬ「鶏皮スナック」についてのメールです。
豚皮スナックで思い出しました。
うちの近所のスーパーには鶏皮がたまに売られています。これに塩，スパイスなどをまぶして，電子レンジのグリル機能（唐揚げ設定など）で調理すると美味しい皮スナックの出来上がりです。皮から油がたっぷりでてくるので勝手に唐揚げみたいに仕上がりますし，２０分ほど放置しておくだけなので火の心配も，揚げ油も必要ありません。
ただ，鳥の脂がかなり出てきますので，しっかり揚げないと脂で胸焼けしますし，「皮付きのチキンってこんなに脂食べてるのか！」と驚けます。
以前はけっこう夕飯として作っていました。１００ｇ２０円とかそんな値段です。最近の電子レンジはいろんな調理が可能なので皮スナックも簡単につくれます。ブタの皮もおなじようにレンジで簡単につくれるんじゃないかと思います。味付けを薄くしないとご飯が欲しくなってしまうかもしれません（笑）
それから，よくダイエット記事で「脂肪を燃やす」ってありますけど，これって糖質制限でいうところの糖以外からエネルギー作ってるってことじゃないか？と見えてしまうんです。
結局炭水化物を摂るからそれを燃やすのであって，摂らなければ脂肪を燃やせるんじゃないかと。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0226-06:00-4） - 「脂肪に関するイメージ戦略」についてのメールです。
先日の脂肪へのイメージのメールですが、製作者の側に悪意はないのでしょう。
後から思ったのですが、肥満体型で心臓発作で死亡した方の動脈に脂肪がべっとりと付いているのをみて、あと循環器系の医療が進むにつれて、脂質へのネガティブイメージが形成されてきたのかな、と思います。脂肪を食べるからこうなるのだ、というのは直感的には思えますから。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0226-06:00-5） - 「糖新生とアミノ酸消費量」についてのメールです。
アミノ酸からの糖新生ですが、化学も生物学も高校でやったっきりですがWikipediaで調べてみました。「糖原性アミノ酸」の項目がわかりやすいです。
かいつまむと
アミノ酸→（なにか経由）→オキサロ酢酸→ホスホエノールピルビン酸→（あとは解糖系の逆反応）
で、ピルビン酸を経由すると（解糖系の不可逆反応のため）クエン酸回路を一周、他の場合もクエン酸回路のどこかに突入してオキサロ酢酸だそうです。
ともかく、［アミノ酸 2mol → グルコース 1mol］で、他の方のご指摘にもあるとおり、ATPではグルコースから得られる物より若干損、という話のようです。
アラニンは89g/molですが、タンパク質を構成するアミノ酸の平均では（脱水結合のうえで）110g/molだそうで、グルコースが180g/molなので、タンパク質220gからグルコース180gが作れる計算になります。
このとき、Nの排出を考えると、（Nを２つ以上含むアミノ酸のことはとりあえず無視して）、Nは2mol、尿素になるとすると1molで60gになります。
尿素：（尿酸にしたら0.5molで84g、水分の乏しい環境ではこちらの方が浸透圧を下げられるため、鳥類や爬虫類はこちらのかたちで排出）
尿酸
素人計算、ソースはWikipediaである点、ご了承ください。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0226-06:00-6） - 「だし昆布チップス」についてのメールです。
だし昆布チップス、昆布は糖質制限的には要注意食品ですけれども、試してみたいアイディアです。
加熱時間はどのくらい？と思ってネット検索したらレシピを発見いたしました。
ここでは昆布30g使用ですから、糖質が9.5g近くある計算になります。大食いな私は昆布チップスだけだと思わず多めに食べてしまいそうなので、自家製の海苔塩味の煎り大豆にミックスしてみようかな、と思いました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0226-06:00-7） - 「日比野佐和子医師との対戦」についてのメールです。
ところで対戦相手ですが、嫌な相手だと思います。この方のTIAは「糖質制限」（8年前なので自己流あるいはその当時はやったもの）をした「後」に起こったことであり、いくら夏井先生が糖質制限は安全だと言っても聞き入れません。
前後関係と因果関係を誤謬されている方です。よく私達小児科医が遭遇するのが、ワクチン接種の後、健康被害が起こりワクチン反対派になった方です。
ワクチンを同時接種した後死亡した。これは事実であっても、ワクチンを同時接種した事と因果関係があるかどうかはわかりません。しかし、亡くなった方の保護者はワクチンを同時接種したせいで、死亡したと考えます。否定すればするほど、ワクチンによるものと考えます。「ノーモアワクチン」で検索してみてください。このような方とのやりとりは、〇〇クリニックの先生が詳しいです。
では日比野佐和子医師との対談、の作戦を愚考いたしました。参考にならないかもしれませんし、いらぬおせっかいだと感じられるかもしれませんが清野先生たちを相手にするのとは違うように思います。
まず、日比野先生の体に起こったことを認め、労います。患者に接するように接します。その上で、どのような糖質制限を、どれくらいの期間をして、体重がいくらからいくらに落ちたか聞き出します。BMIの変化でもいいと思います。そこで、糖質以外の栄養素不足があれば、やんわり指摘します。
そして、TIA発症率はどれくらいか知っているかと聞いてみます。TIAの原因はなんであるかと聞いてみます。TIAは稀ですが、糖質制限をしていない人にも発症していることを確認します。脳動脈奇形とか不整脈がなければやはり動脈硬化のようです。喫煙歴や糖質制限する前の肥満などがリスクファクターだった可能性があります。
いわゆる「負の遺産」です。糖尿病の人で、糖質制限をしてコントロール良好になっても眼底出血を起こす人がいます。糖質制限をする前、高血糖状態に長期間さらされていたためと考えられます。
すなわち日比野先生の場合は「負の遺産」と「前後因果の誤謬」で説明できます。例として
「ヘビースモーカーが禁煙して一年後に肺がんになった」→「禁煙した後で肺がんになった」禁煙と肺がんに因果関係は無いですね。もちろん喫煙が負の遺産です。
では
「ヘビースモーカーが禁煙して一年後に離婚した」→「禁煙した後で離婚した」因果関係はありますでしょうか。一見因果関係はないように思えますが、妻がスモーカーで禁煙後、言い争いが絶えなかったと聞けば因果関係ありと考えられます。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0226-06:00-8） - 「糖質制限レストラン」についての情報です。
尼崎の〇〇です。こちらのレストランを見つけましたのでご報告いたします。
無糖派ダイニング「ひさ家」
〒663-8186
兵庫県西宮市上鳴尾町4-31
医療法人 明和病院 本館５階
TEL：0798-41-6882
営業時間：
月～金 7:30～18:30 （L.O.18:00）
土 7:30～15:00 （L.O.14:30）
日・祝 定休日今度行ってきます。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0226-06:00-9） - 「増量苦に悩むボクサー」についてのメールです。
インターネットニュースで、「増量苦に悩むボクサー」の記事を見ました。元々痩身だったボクサーが、目的の階級で出場するために体重増を試みるも、食べてもなかなか太れないという話題です。プロスポーツ選手と一般人は全く異なっています。前者は「健康を無視したプロの技を披露して収入を得る」ことが目的，後者は「健康を維持するためにスポーツをする」ことが目的です。
糖質制限の趣旨とは逆の話ではあります。
① 意図的に体重増をするには、やはり糖質摂取を増やすのが手っ取り早いのか？
② 筋肉を増量するには高タンパク質の食物の摂取が望ましいとされていますが、糖質摂取の補助も必要となるのか？
③ 糖質制限を実施していたとして、制限食の量を増やして体重増を図れるのか？体脂肪にしても筋肉にしても、増やすには（意図的であってもなくても）糖質摂取量に左右されると思います。（プロテインはタンパク質含有量が多いですが、同時に糖質もかなり多く含まれています）
これから糖質制限の認知が更に広まるに連れ、「カロリー制限」に取って代わる日も来るでしょうが、上記のような課題も同時に増えるのではないかと思います。
一般社会人で「太った方がいい」場合はほとんどありません。医学的にも生理学的にも肥満はは生存に不利です。極端に痩せていれば「もうちょっと太りなさい」とアドバイスしますが，もちろんこの場合も「肥満した方がいい」ではありません。
しかし，例えば，相撲界で強くなろうとしたら体重を増やすしかありません（瞬間的なぶつかり合いで相手を押し出せばいい競技では，物理学的に質量が重いほうが有利）。だから，相撲部屋では最も効率的に体重を増やすような方法（＝食事内容と生活習慣）が代々伝承されています。全ては力士として収入を得るためです。
その結果，引退力士は高率で糖尿病になります。「デブになって強くなる」食生活は糖尿病に最適の食事だからです。
一般人のスポーツは「健康になるため」ですが，プロスポーツ選手の運動は「強くなるためには健康を犠牲になっても仕方ない」，「健康を犠牲にしてもいいから強くなりたい」と考える人にのみ成立するものでしょう。
健康になるための手段が糖質制限ですが，プロスポーツ選手は健康になりたくてスポーツをしているわけではなく，健康という概念から最も遠いところで生きているのではないかと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0226-06:00-10）
2014/02/25
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0225-06:00-1）
- 某テレビ局の「糖質制限は危険？」という感じの討論番組で対戦相手を探してもらっている最中ですが（収録は3月3日），ついに対戦相手が決まりそうです。週刊現代の【専門家が警告 大ブームの「食事は炭水化物抜き」が一番危ない 糖質制限ダイエットで「寝たきり」が続出中!】に登場するRサイエンスクリニック広尾の日比野院長です。その勇気（・・・無思慮で無謀だけど）を褒め称えようと思います。収録前日になって「用事ができたから行けません」なんていう情けないことを言い出すような御仁でないと信じていますよ。収録では徹底的に叩きのめしますので，ヨロシク！ 逃げないでね～
ちなみに，週刊ポストの記事などに登場している医者3人はテレビ出演の依頼を断っています。危険を事前に察知したようです。
ちなみに，日本糖尿病学会の門脇理事長にも出演依頼をかけています。多分こいつも逃げるでしょうが，どういう言い訳をするか楽しみです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0225-06:00-9） - 「慢性膿皮症」についてのメールです。
形成外科医です。
重度の臀部慢性膿皮症は、管理の手軽さから考えるとメッシュ植皮がいいと私は考えます。（添付写真は、80代男性、術後1年半くらいのものです。）
そこへ、現れたのが糖質制限で、その効果の中に炎症症状を抑えるというものが・・・もしかして、膿皮症にも効果がないだろうか？ と、そのような患者さんを募ってみたいものの、未だ該当する方はいません。
糖質制限で糖尿病を管理する糖尿専門医のリストは江部先生や夏井先生のHPでご紹介されていますが、糖質制限で、皮膚疾患を管理する、皮膚科医とか、形成外科医なんてのは、宣伝の対象になりませんかねえ？
糖質制限で、ようや、せつができずらくなったとか、静脈瘤による下腿の炎症を起こしづらくなったとか、なにか、そういうものがあれば、わらをも掴みたい方がいらっしゃるとは思うのですが・・・（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0225-06:00-2） - 「糖新生とアミノ酸消費量」についてのメールです。
糖原性のアミノ酸、あるいはグルコース由来の脂肪酸合成でＡＴＰの収支決算はどうなのかという質問。これ、実は私も気になってちょっと前に考えていたり調べていたりしたんですが、結構面倒です。
単なる代謝マップ的に考えれば、総括すると糖新生は解糖よりも２分子余計にＡＴＰを消費します。というのも、糖新生は単なる解糖の逆反応ではないので、ちょっと迂回するからです。
じゃあ、その余分に必要なＡＴＰを合成するエネルギーはどこから来たのかと言えば、脂肪酸のβ酸化に他なりません。だって、糖はな いんだから。
で、グルコース一分子作るのに、アミノ酸はいくつ必要かといえば、２分子です。アミノ酸といってもヒトでは二十種類ある訳ですが、肝臓での糖新生で主に使われるのは筋肉からのアラニン、腎臓での糖新生で主に使われるのは、グルタミン酸と言われています。もちろん、他のアミノ酸でも多少、代謝経路的には手間はかかりますが、糖新生の流れに入る事が出来ます。
ご存じのとおり、ヒトの場合、脂肪の分解産物であるアセチルＣｏＡを使って糖新生はできませんが、分解産物の片割れである「グリセロール（グリセリン）」は糖新生に使えます。それと忘れてはならないのは、筋肉や赤血球で生じる「乳酸」です。これはよく疲労物質とか言われますが、実際は糖新生の重要な材料です。
お そらく、夏井さんが気になっているのは、一日にどの程度のタンパク質を摂取していれば、「タンパク質が消費されて危険だ！」という人に納得してもらえるかだと想像するのですが、生化学の教科書にはだいたい人は一日に数百グラムのグルコースを糖新生で作る事が出来ると書いてあるので、ざっくりいってその２倍量のアミノ酸（1kg/日？）が必要になる計算になります。
しかし、「乳酸」「グリセロール」のぶんもあるので、それほどではないでしょう。
ここから先は、私の推測ですが、目に見えて筋肉量が減るような状況というのは、タンパク質の摂取も満足にせず、体内の脂肪をも枯渇しそうになった後の話で、生命活動的の合目的性から考えれば、先に脂肪の方を使うでしょう。ただ、グリコーゲン分解 の次にお手軽にできるのは乳酸やアミノ酸からの糖新生なので、まずはそれを使う訳です。
でも、いつまでもそうだと困るので、徐々に脂肪分解がメインになってゆくのかなと。もちろん、分解した脂肪から生じた脂肪酸は、ＡＴＰを産生する基質として使われるでしょう。
と、いわゆる代謝マップ的にはこういう説明になるのですが、ＡＴＰの収支決算的には、実はもう一つの要因があります。それは、それぞれの反応を進める酵素の誘導です。
生化学的反応の方向性は、誘導される酵素の量に大きく影響されます。誘導ということは、つまり、遺伝子から転写され、翻訳されて合成されたということで、それには当然のことながらエネルギーが必要です。
しかし、その誘導のためのエネルギーを正確に計算 することは結構難しいのです。なぜかといえば、どれくらいの数の酵素が誘導されるのかは、その細胞、、もしくはその個体の遺伝的特性の状況次第だからです。
例えば、アルコールを摂取した時にアルコールデヒドロゲナーゼが肝臓の細胞で誘導される訳ですが、その誘導の度合いは人によって、年齢によって、あるいはその時の体内の状況によって変わります。もちろん、先天的にその遺伝子を欠損してない限り、全く誘導されないということはありえないのですが、どんどん誘導されるのであればそれだけ余計にエネルギーは必要になってきます。
どちらにせよ、生化学の経路のようにスパッと割り切れる数字じゃない。また、極めて微々たるものですが、糖新生を進めるために細胞間もしくは分子間で交わさ れたシグナル伝達の働きにもエネルギーは必ず使われます。
ということで、エネルギーの収支決算は案外と難しい。が、何かをやれば「結果」は出ます。でも、それは本当にどんぶり勘定で増えた減ったという話だと私は思うのです。
糖質制限で様々な個人差があるとすれば、そういう部分の差ではないかと思っています。人間は試験管ではないのです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0225-06:00-12） - 「野菜摂取は必要か？」についてのメールです。
人間は試験管ではない、で思い出しましたが、「野菜をなぜ食べるのか」ですが、私個人は「野菜を食べるのは保険である」と思っています。
ヒトという生き物は、とりあえず今知られている栄養素（タンパク質、ミネラル、脂質、ビタミン、食物繊維）があれば最低限生きてい行くことができるでしょう。生化学的に見ても、それは確かめられて いる。
しかしながら、必要不可欠ではないかもしれないが、何らかの生理作用があり、あると生命維持に有利に働く物質がまだまだあるかもしれません。実際、日々口にしている食品だって、上記の栄養素だけで出来ている訳ではありません。
そういった事を考えた時、圧倒的に植物の方が多様な物質を含んでいます。もちろん動物だって、様々な代謝産物を合成しているのですが、いかんせん私たちが食べている動物は「ヒトに近すぎます」。変わり映えがしない。だから、自分の素材そのものであるが故に、動物だけ食べたって生きてはゆけるでしょう。
しかし、植物はもう天文学的な種類の二次代謝産物があります。それは毒もあれば薬もあり、劇的な生理作用を持つものもあれば、じっくりとゆっくり作用す るものもあるでしょう。つまりは、なんかあった時の「保険」のような気持ちで、植物の存在を考える訳です。
もちろん大量に食べるものではありません。少しずつ、より沢山の種類の植物を摂取する事が肝要。植物を摂取するのは、生命活動の柔軟性を維持するうえでは結構大切なことかなと思うのです。というか、動物全般、そのように多かれ少なかれ植物と関わり合いながら進化してきたと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0225-06:00-13） - 「糖新生とアミノ酸消費量」についてのメールです。
私の愛用する教科書に書いてありましたので、それをお知らせします。
食事前後で変わるそうで、
- ＜通常＞
(肝由来90％）2alanine⇒2pyruvate⇒Glucose(6ATP+2NADH=18ATP相当のエネルギー必要）
（腎由来）2glutamate⇒2Oxaloacetate⇒Glucose(4ATP+2NADH=16ATP相当） - ＜食後14～16時間後＞
（肝由来75～80％）同上の反応
（腎由来20～25％）同上の反応
mol単位で考えると2個のアミノ酸から1個のグルコースができます。（比率は上記）
また、別のページには脳で利用する糖新生由来のglucose110～120ｇは、160～200ｇのたんぱく質もしくは約1Kgの筋組織由来だそうです。
もう一つの問いに関しては、glucoseは解糖系に乗り、ミトコンドリアでクエン酸のなってからCytosolでアセチルCoAとマロニルCoAから14個のNADPH(35ATP相当）からパルミチン酸を作ります。中性脂肪はTriacylglyceridだから3個の脂肪酸がついてますから、それらがすべてパルミチン酸だとすると、3倍の系105個のATPが必要ということになります。
参考になるでしょうか？その出典はBiochemical,Physiological,and Molecular Aspects of Human Nutrition ： 3rd editionです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0225-06:00-3） - ＜通常＞
- 「糖新生とアミノ酸消費量」についてのメールです。
ご存知かもしれませんが、このような記述のサイトがありました。
ここによれば、糖新生により、ブドウ糖 180gが、75gの筋肉と160gの脂肪からできることになっています。
申し訳ありませんが、根拠は読んでもよく理解できません。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0225-06:00-4） - 「古代人でも動脈硬化は珍しくなかった」というメールです。
【Mummies reveal that clogged arteries plagued the ancient world】
nature ダイジェストにこんな題名の記事がありました。論文本体はこちら
古代人のミイラ（極度の乾燥、あるいは低温条件で自然に作られたものと、エジプトの防腐処理されたミイラ）をCTスキャンにかけ、動脈に石灰化したプラークがあるかを検定した。
アメリカ南西部にいた、定着農耕型かつ狩猟採集型生活を行うプエブロ族は25%（1/4），アラスカ、アリューシャン列島にいた海産物を食べる狩猟採集型生活を行うアレウト族は60%（3/5）の検体にプラークがあることを発見した。（全体では47/137で34%）とのことです。食性がどれほど影響を及ぼしているのかは何とも言えませんが（ミイラ化した個体という段階で母集団からの抽出がある＋個体数が少ない），古代人にもある程度普遍的に動脈硬化が発生していたみたいですね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0225-06:00-5） - 高須克弥先生の情報です。
高須クリニックの高須先生が、最近南雲先生に公開討論を望んでいるようです。以下、ツイッターからの高須先生の記述抜粋
高須克弥 ?@katsuyatakasu 12時間
南雲先生と公開討論を望みます。数えきれないほど企画が上がっていますが，南雲先生が乗ってこられません(((^_^;)。戦ってくだされ南雲先生なう
高須克弥 ?@katsuyatakasu 3時間
そりゃ南雲先生に失礼だ！僕はそうは思いません。だから僕と公開討論をお願いします。南雲先生出てきてください。
@teizuisun: そりゃ南雲先生は高須院長にボロ負けするから受けたくないだろうさΣ(´□｀;)"
高須克弥 ?@katsuyatakasu 10時間
「その健康法では早死にする！」を読むことをすすめます。@shinchi11: @katsuyatakasu 先生！低炭水化物ダイエットって実際どうなんでしょうか！？"【その健康法は間違っている！ 南雲医師にDr.高須が反論】
この「その健康法では早死にする！」は主に、南雲先生の一日一食方に対する強烈な反論を書かれているようですが、糖質制限についても全く理解なく、無茶なの理論を展開してます。
それなりに知名度はありますので、討論相手として面白いのではないでしょうか。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0225-06:00-6） - 「腸内細菌と繊維質＋澱粉（β澱粉）」というメールです。
以前メールしましたが、おからパウダー+ミヤリサン等で腸内細菌を最大限育てる実験を継続しておりますが、体調の激変ともいえる好転、又は腸内細菌についての情報をとことん調べて自分なりに考えた所、腸内細菌を最大限良好に維持していれば、人間は少なくとも穀物食（食物繊維+澱粉）摂取ならば問題ないのでは？と考えている次第です。繊維質と澱粉は腸内細菌叢を良好に保つには必要で、身体に決して悪くはないと考えられるのです。
現代では、精製した穀物の摂り過ぎが増えてるので糖尿病やメタボが増えているというフレーズも良くききますが、具体的に精製した穀物の何が悪いのかという理由を考えると説明が難しいです。しかし、腸内細菌の働きを考えれば、その理由は明快に説明できます。
腸内細菌の観点から考えると、繊維質＋澱粉なら腸内細菌の餌にもなるのでOKですが、砂糖やブドウ糖、あるいは消化しやすい精製したパン、うどん類などは小腸でほとんどブドウ糖として吸収されてしまうので、身体に糖質のダメージを与えるだけで腸内細菌の役に立たない食材なのです。
腸内細菌（酪酸菌）は、インスリン抵抗性や酸化ストレスの改善など、糖質の過剰摂取に係る身体への悪影響を打ち消す働きがある事が、様々な研究で認められつつあります。
又、ミヤリサンを代表とする酪酸菌が産生する酪酸ですが、実はこれ、ケトン食で出てくる3-ヒドロキシ酪酸と同じ効果が期待出来るのです。というよりも、元は腸内細菌が産生する酪酸が、抗酸化作用や抗炎症作用、エピジェネディクス的効果が知られていて、もしかしてケトン体のひとつ3-ヒドロキシ酪酸でも同じ効果が期待できるのでは？という順番のようです。
高ケトン体を維持しようとすればケトン食というやや難度の高い食事をしないといけませんが、大量の食物繊維や直接大腸に届く生米（澱粉）+ミヤリサンを摂取して酪酸濃度を高めれば、簡単にケトン体の効果が期待できるという可能性を考えております。
このよう事をブログでポチポチ書いております。まだ途中ですがお時間が有りましたらご笑覧下さい。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0225-06:00-7） - 幕内秀夫先生についてのメールです。
食事が情緒的な話になるのは、しかたないと思うのです。ごはんの思い出が、母親(保育者)の思い出に重なるから。(糖尿病などの切実なケースは除きます。)この辺は私の感覚とは完全にずれています。私はこういうウェットでベタついた考え方はしません。
栄養素、とか代謝とか、と言うレベルではないのです。「おかあさんがつくってくれたおにぎりが、おいしかった」と言う記憶が、悪い記憶に思えないから。身体を心配してくれ「食べろ食べろ」と言う母の、言ってることはスルーできても、その親心を憎むことは普通、できない。
家の子が中学のときのPTAで、教頭先生が伝えてくださった忘れられない生徒のエピソード；
いわゆるトンでもない放置家庭で、フリョウの子がどう落ち着いていったかというと、一念発起したお母さんが、毎晩毎晩、手づくりでうどんを作って子どもに与えた、というのです。「おかあさんが自分のために手をかけてくれたんだ」ということが、子どもに伝わったんだなーと、そこは感動するところでした。
糖質制限メンバーズが避けたいうどんですよ。でも私は、こういうことって、ホントにあるだろうなと思います。食事には「こころ育て」があることも否定できない。人は、特に子どもは機械じゃないのですから。ガソリン何リットル、脂肪何グラム入れたらこうなる、だけでは測れないこともでてきます。食生活を、論説文で読むか物語文で読むかのようなもの。人間は、どちらの能力もあるものだから。
迷走します。
私は「人間の過ちは人間にしか正せない」と考えています。親の間違った考えを正すのは子供にしかできません。親の愛情と，親の間違った知識・考え方は別物として考えるべきです。親の愛情はありがたいものですが，親による間違った考えの押し付けは子供にとっては迷惑です。
湿潤治療にしても同じで，親は愛情を持って傷を消毒してくれたかもしれませんが，だからといって「親がしてくれた消毒に感謝し，自分の子供にも消毒してあげよう」とはならないはずです。愛情があろうとなかろうと，傷の消毒は悪ですから。
現在，「親の世代の間違った考えを正すのは自分たちの世代の役目であり，正せるのは自分たちしかいない」と，日本全体を敵に回しながらドンキホーテのように闘っている人間がいます（・・・もちろん，「親の愛情を否定するなんてけしからん」という人から見たら，許しがたい暴挙でしょうね）。親の世代の間違いを正そうとする人間が現れない限り，間違いは正されません。継承することは安逸で，否定することは莫大なエネルギーが必要です。
生命進化の歴史とは，「自分を産んでくれた親には感謝するし，育ててくれた恩は感じるが，親とは違うナニモノかになりたい」という意思（？）の積み重ねだと思います。そしてこれこそが，社会の変化と科学の進歩の原動力です。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0225-06:00-8） - 幕内秀夫先生についてのメールです。
幕内先生を絶賛されている方のブログをある意味楽しく見続けているのですが（たまにコメントで突っ込んでみたり）・・この手の方がたは、ごはんが一番（ご飯パワー），動物性食品、肉・卵・牛乳・・脂肪（油脂）なんてもってのほかってのが多いです。
マクロビ系やはたまた千島学説の森下敬一先生、真弓貞夫先生（美健ガイド社・「えっ！牛乳がモー毒！？」「肉があぶない？」「白砂糖は悪魔？！」「ごはんはえらい」）、ミラクルエンザイムの新谷弘美先生などなど、かなり香ばしい方々をお手本とされてるようです。
低炭水化物ダイエットにはかなりお怒りのようで・・それに対してお勧めの本が、佐藤章夫先生の「米と糖尿病」。ブログ主は「すこぶるまともなことが書かれている」と絶賛のようですが・・・
幕内先生の糖質制限反対本を楽しみに待たれているようです。
夏井先生のサイトに来られている方がこのブログに深入りすると頭がくらくらすると思います。科学的根拠は一切無しですから。電子レンジのマイクロ波が危険だ（この手のブログに核融合しているなんてのもあったりして）
自分の頭で考えることって大切だなとつくづく感じてしまいます。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0225-06:00-10） - 「糖質オフなスナック」についてのメールです。
アメリカ在住です。これは美味しそう！
ポークおじさんの豚皮揚げ、おいしそうですね。味付けがよさそうで、えげつないアメリカン味しかこちらにないのが惜しいです。あ、第二回で比較のためにいくらかまた送りますね。「ウガ！この味！げげ！」とポークおじさんの引き立て用にでもなるかも。
ぱりぱり系のスナックと言えば、最近私がなかなか良いと思っているのは、だし昆布を電子レンジでチンすることです。薄くて安いもので十分です。適当なサイズに切ってレンジに入れると２０秒ぐらいでパリパリッと音がしながらぷわっと膨らみます。まあ油で揚げても同じようになりますがなんといってもお手軽なところが電子レンジ昆布の良いところです。（ちょっと塩辛いです。でも汗かいた後のお茶のともにはいいかも）お試しあれ！余りの簡単さにびっくりします。ポップコーン的食感です。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#）
2014/02/24
【11:30】
- 「豚皮揚げを食べる会」ですが定員となりましたので，参加者募集は打ち切りとさせていただきます。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-06:00-2）
【10:30】
- 「豚皮揚げを食べる会」ですが，22名の申し込みをいただきました。残り枠は3人です。ちなみに，第1階に参加された方からのメールです。
前回の豚皮の回に参加させていただいたものです。とっても楽しい時間をありがとうございました。
2回目は、他にも参加されたい方が大勢いらっしゃると思うので、そちらの方に参加願えればと思っています。
3回目があれば絶対参加させていただきます！ぜひご検討くださいｗ（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-10:30-1）
【08:45】
- 「豚皮揚げを食べる会」ですが，15名の申し込みをいただきました。残り枠は10人です。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-08:45-1）
- 幕内秀夫先生情報です。
早速、幕内秀夫氏のブログに飛んで行きましたが、氏ご本人の主張はともかくとして、閲覧者のコメントが、いやはやなんとも状態でした。
閲覧者自身で物事の根拠を調べ、考察を重ねて推論を導く、そして新たな疑問が生ずる(以下納得するまでループ)といった作業を行う事の無い方々のようでした。生命や健康問題にも関わらず、合理的な判断が苦手で情緒に流される側の人間のようです。(芸術、文化、日常の人間関係等なら情緒も大切ですが)
こちらのサイトの閲覧者層とは違うようですね。(優劣では無くて)
あちら側をターゲットにした方がビジネスとしては楽そうです。(カモとも言う。)（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-08:45-2）
【08:30】
- 今日は都内の黒岩先生が見学に見えられます。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-08:30-1）
- 「豚皮揚げを食べる会」ですが，10名の申し込みをいただきました。残り枠は15人です。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-08:30-2）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-06:00-1）
- 3月23日午後2時から【第2回 豚皮揚げを食べる会】を開催します。参加ご希望の方は私にご連絡下さい。
- 日 時：3月23日（日）14:00～17:00
- 場 所：都内文京区の某所
- 募集人数：25名
- 「豚皮揚げを食べてみたい人／糖質制限について語り合いたい人／私に会いたい人／本にサインを書いて欲しい人」ならだれでも大歓迎！
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-06:00-2） - 非常に初歩的な疑問ですが，以前から気になっていることがあります。
糖新生で1分子のブドウ糖を作るのに，糖原性アミノ酸は何分子が必要で，この時にATPはどのくらい必要でしょうか。要するに，1日に脳が必要とするブドウ糖は 120～130g，赤血球が必要とするのは 30g とされていますが，これを全て糖新生で補うためにはどのくらいのアミノ酸が必要なのか・・・です。
逆に，糖質食による高血糖はインスリンの作用で［ブドウ糖⇒中性脂肪］に変換されて肝臓や皮下脂肪に貯めこまれますが，この代謝でATPはどのくらい必要でしょうか。
ご存じの方がいらっしゃいましたら，ご教示いただけないでしょうか。よろしくお願い申し上げます。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-06:00-3） - 「脂肪に関するイメージ戦略」というメールです。
NHKのとある番組で描写されていたイメージには大きな違和感を覚えました。
先ず、太い動脈にべっとりと降着した黄色い脂肪を写して、その直後には融点の高い脂質、サーロインステーキの映像を写し（食の欧米化）、いかにもこの種の脂質を摂取すると血管に膠着するんだといわんばかりでした。
生化学的にはなんの根拠もない言い掛かりです。トリグリセド状態での融点はその生物の生きる環境次第です（魚なら低温）。でもラードやら牛脂を食べるとそのままそれが血管に膠着してしまうんだ、というイメージを与えようとしてるるわけです。
（トリグリセドの）脂肪からはグリセリン１つと脂肪酸３つに分解されてから吸収されると中学か高校では習ったかと思います。この段階で体温に対して融点が高いとか低いとかいうのは全く意味を成しません。
長鎖で飽和したの脂肪酸ないしこれらのトリグリセドが「ドロドロ」の血液、しいては循環器系の疾患を招いているなんてエビデンス、多分ないですよね？（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-06:00-9） - 「糖質制限反対の医師，発見！」についてのメールです。
『粗食のすすめ』で有名な幕内秀夫氏は、「玄米魚菜食」提唱者なので、糖質制限食には極めて批判的ですね。頭の悪い玄米信奉者のお一人のようですね。一応，本を紹介しときます。多分，読むと頭が悪くなります。
記事のコメント欄に書かれていますが、もうすぐ『間違いだらけの糖質制限ダイエット』という本を出版されるそうです。幕内氏は管理栄養士でもありますが、週刊現代の糖質制限ダイエット批判記事を紹介されているくらいなので、最新の栄養学や医学論文に基づいた科学的考察をなさっているのでしょうか？
まだ新著の中身を読んでいないので確たることは言えませんが、”間違いだらけの糖質制限食批判”とならないように願いたいものです。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-06:00-4） - 「ホームページでは先生の攻撃性も受け取れます」についてのメールです。
先生の怒りに共感します。
私は２型の糖尿病ですが江部先生のサイトに出会えた事で境界型にとどまっています。糖質制限を知らなければ糖尿で亡くなった私の父の様に今の年齢までは生きていられなかったでしょう。
糖質制限を巡る学会やメディアでの扱いを初めて知った時はあまりの不条理にくらくらしました、まるでマンガのストーリーのような既得権益を守るために人の命を犠牲にしても一顧だにしないことが現実にあるのだと。
普通の人はいくら眠くても道を歩いていて膝から落ちて倒れたりしないでしょう。運転中に糖尿病患者が意識を失って大事故にというのはたまにニュースになりますが、多分原因のわからないままニュースにもならない悲喜劇が糖尿には頻発していると思います。
こんなことは糖質制限が常識となっていれば防げる事ではないですか。
人工透析、失明、手足の壊疽による切断、糖質いっぱいのカロリー制限食では非可逆的に糖尿はすすんでいきます。これはダイエットの是非とかいう軽い問題なのでしょうか？ 人の命にはっきり重大に関わっている問題です。メディアはなぜ糾弾しないのでしょうか？ 事の本質がわからないのでしょうか？ 記者の方々は何も感じないのでしょうか？
私もたまに糖質制限で健康上の問題がでたという真実らしいエピソードはよく聞きます。どれも極端な体重減少がともなっています。いきなり短期間に体重を減らせばなにかしら問題がでるのではないでしょうか？ そしてどれも無理なダイエットスポーツがらみで糖尿には関係のないひとばかり。はっきりいってそれで糖質制限に難癖つけられるのは迷惑です。
病気でもなければゆるやかな糖質制限でいいのでは？ 糖質が毒でも毒ほど美味しいですからね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-06:00-5） - 「ホームページでは先生の攻撃性も受け取れます」についてのメールです。
芸術論を交えての深いご見識を示して下さり、ありがとうございます。幾つかの点で、自分自身の見解が変わりました。
① 夏井先生は「医師」である。 ② 体育会系＝肉食系・激情的、芸術家＝草食系・繊細、とは言い切れない。①についてですが、「当たり前だ」と言われそうですが、夏井先生は「研究者より」だと思っておりました。しかし、「治す事自体が医師の本質」である事を追求されています。
テレビで取り上げられている医師（特に大学教授など）は、持論を展開するのは良いのですが、「いつも患者を診ているのだろうか？」と疑問が湧きます。
また、医師は居丈高な人が多いです。私がかかった医師は十中八九そのパターンでした。（マスコミで持ち上げられている医師の多くも実はそうかもしれませんね）
しかし、夏井先生のモットー，「患者さんは必ず笑わせる」，「子供を泣かせるのは医者の恥」，「泣かせた子供でも泣いたまま返さない」，「何かしらお得感を感じてもらうように工夫する」という、巷の医師ではあまり見られないスタンスをとられている事には、少し驚きでした。
私は、医師に対して「サービス業」的なスタンスまでは求めていませんが、「患者を自分より下の人間と見ている」という姿勢が垣間見えるのは、「糖質制限反対」と同様に医療業界の大きな問題だと思います。
② 芸術家は皆繊細だと思っていましたが、一概にそうではないという事ですね。逆に、激情が創作の原動力となっているという。私はX－JAPANが好きなのですが、YOSHIKI氏は繊細でありながら、かなりの激情家である事でも有名です。
天才には、みなそのような傾向があるかもしれませんね。夏井先生にも同じような雰囲気を感じます。それが、先生の治療・研究・著述の豊富な実績の源泉となっている事は、想像に難くありません。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-06:00-7） - 「慢性膿皮症」についての質問メールです。
慢性膿皮症と患者さんにも説明したのですが，「じゃあ僕は今後どうすればいいんですか？」と聞かれて返答に困りました。私も臀部全体に及ぶ慢性膿皮症数例を経験していますが，大学病院時代だったため，患部を完全に切除して植皮しました。
私がこれまで治療を経験した慢性膿皮症の患者さんは比較的軽症で炎症が起こるたびにクリニックでちょこちょこ切開を繰り返している2，3例。
その他は、大学病院時代に経験した60代の超重症例で、両側臀部から鼠径部の皮下はアリの巣のように瘻孔だらけ。結局膿皮症部の皮膚と皮下組織をすべて切除し、両側の大殿筋皮弁と薄筋皮弁を振るというアグレッシブな治療を見たことがあるのみです（手術後自分が異動してしまったため、術後の経過は不明）。
今回の男性患者さんは、これらの中間ではありますが、今後予想される長期経過など、私の乏しい経験だけではなかなか説得力のある説明ができません。
また、炎症の進展を予防する方法があれば、それも是非教えて差し上げたいと思います。
とりあえず思いつくところで喫煙と長時間の座位は止めるようアドバイスしました。患者さんは30代でこれといった合併症もなく、体型は標準~やややせ型です。
夏井先生のHPをご覧の医師で、慢性膿皮症の治療経験がある方には、有効だった治療方法を教えていただけると幸いです。また、ご自身が慢性膿皮症の患者さんで「こんなところに気を付けると、炎症がおこりにくい」という経験談があれば、非常に参考になります。
よろしくお願いいたします。
頬部の小さな慢性膿皮症では，患者さんが手術を希望されなかったこともあり，ナイロン糸ドレナージをしつこく続けていたら自然に閉鎖しました。ただし，完治までに半年以上を要しました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-06:00-6） - 東邦大学佐倉病院についての情報です。
すでに1998年の日本糖尿病学会誌に、低炭水化物(エネ比39％)の論文を発表しています。「東邦大学佐倉病院が学会誌に多数の論文を発表し学会発表もしてきた」としたとしても，なぜ日本糖尿病学会の方針を変えられないのでしょうか？ 確固たるエビデンスが出たのであれば，それを根拠に糖尿病学会を説得できるはずです。しかし，糖尿病学会の方針は全く変わっていないのが現実です。
⇒【肥満インスリン非依存型糖尿病患者に対する減量食成分比と糖脂質代謝変動】
東邦大学佐倉病院は、これ以外にも数多くの低炭水化物食に関する論文を発表しております。
糖尿病学会に限らず，学会というのは蛸壺です。蛸壺の中にいる限り安全ですが，蛸壺の外に出たら危険でいっぱいです。だから，蛸壺の住人は蛸壺の中に留まろうとします。だから，蛸壺の中でいくら改革を叫んでもその声はまともに取り上げられません。その改革を受け入れたら蛸壺が壊れるからです。蛸壺が壊れては生きていけないからです。医学の学会という蛸壺は蛸壺が壊れないように策略をめぐらします。生存の場が蛸壺しかないからです。
しかし，蛸壺の外の住人は，自分と関係ない蛸壺が壊れても生きて行けます。だから，蛸壺を維持する論理が正しいか間違いかを冷静に判断できます。そして，「間違っている蛸壺」に対しては容赦なく壊しにかかります。
私は「糖尿病という蛸壺」と無関係の人間なので，糖尿病治療という蛸壺を壊すことに躊躇しません。蛸壺を壊すには「外からやってきた黒船」が必要なのでしょう。
過去の科学史を俯瞰しても，パラダイムシフトが蛸壺の中から始まったことはほとんどありません。パラダイムシフトという「蛸壺壊し」をしたのは常に，蛸壺の外の人間です。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-06:00-7） - おバカ映画のレビューを書く時間が全くなくなりました。この週末もかなり頑張って（？）《ビーチ・シャーク》というアホ・サメ映画を見ました。砂の中を泳ぐ（！）トレマーズみたいな古代サメ "Sand Shark" が登場するアホ映画なんですが，レビューを書くための時間（2時間もあれば十分）が捻出できません。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0224-06:00-8）
2014/02/22
【06:00】
- 「m３でSGLT2薬の質問」についてのメールです。
以下，m3.comからの引用
糖尿病の世界的権威で、関西電力病院院長の清野裕医師が解説する。
「人間には一日170gの糖が必要とされています。そのうちの120~130gは脳で消費され、30gは全身に酸素などを運ぶ赤血球のエネルギー源として消費されます。糖質は、生命を維持するために欠かせない栄養素なのです。糖質を制限してしまうと、代わりにタンパク質を構成しているアミノ酸を、肝臓が糖に作り変えるというシステムが働き始めます。タンパク質を糖に変えられるなら、肉を食べれば問題ないのではないかと思う方もいるでしょう。しかし、人体の維持に必要なエネルギーをタンパク質や脂質でまかなおうと思ったら、毎日大量の肉を食べなければなりません。数kgもの肉を毎日食べ続けることは現実的に不可能です。糖エネルギーが不足すると、それを補うために、体は自分の筋肉を分解してアミノ酸に変えていきます。結果、筋肉量がどんどん減っていってしまうのです」関西電力病院長 清野裕医師は、日本病態栄養学会の理事長です。日本病態栄養学会の日本病態栄養学会認定病態栄養専門師認定規則には、
第３章：日本病態栄養学会認定 病態栄養専門師認定資格検討委員会
第６条：日本病態栄養学会認定病態栄養専門師認定資格検討委員会（以下「認定委員会」という）の構成および運営は次のように定める。
１．認定委員会の委員は、理事長の要請により、理事会が推薦する会員の中から理事長が任命する。とあります。管理栄養士の国家試験問題にも「エネルギーのたんぱく質節約作用」は出てきます。ということは病態栄養専門師は当然知っていてしかるべき、つまり、認定試験を作成する側は、当然、エネルギーのたんぱく質節約作用は知っているはずです。
【管理栄養士国家試験徹底解説】から引用
②エネルギーの考え方
腎不全の食事療法の基本はタンパク質の異化を最小限にすることだ。そうするためにはタンパク質を体の構成成分として有効利用し、エネルギー源として利用しないことが大事だ。そのためには糖質と脂質で1日に必要なエネルギーを作り出す必要がある。糖質と脂質によるエネルギー摂取量が多いほど1日のタンパク質の必要量は少なくなる。これをエネルギーによるタンパク質節約効果という。よって、腎不全では高エネルギー食にする。経験的には標準体重あたり0.3-0.5g/日にたんぱく摂取量を制限しても、標準体重30-32kcal/日のエネルギーを摂取することにより低栄養をきたすことはありません。実際に、当院にて慢性腎不全患者さんで低たんぱく食がうまくできている方では、たんぱく摂取量をいつ測定しても標準体重あたり0.35-0.4g/日程度でとても元気です。
糖エネルギーでなくても、脂質で十分にエネルギーを摂取すればよいはずです。糖質1gで4kcal、米飯茶碗1杯のエネルギーは、油脂30g程度で補えるはずです。
日本病態栄養学会の理事長がエネルギーのたんぱく質節約作用を知らないのであれば、無知を恥じて理事長を即刻辞任すべきであるし、知っていて嘘を述べているのであれば、確信犯、とんでもない大嘘つきで、やっぱり学会の理事長にはふさわしくありません。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0222-06:00-1） - 「石原結實先生」についてのメールです。
最近の更新に出てきた，糖質推進派として公開討論の相手にされようとしている石原結實先生についてです。石原先生って単なる頭の悪い医者ではなく電波系の医者だったのか。せっかくなのでこの先生の本を紹介しますが，なんだかちょっと・・・ですね。
どこかで見たことあるな，と思ったら，数年前に義母にもらった「『体を温める』と病気は必ず治る」（三笠書房）という本の著者でした。この本で，氏は
「低体温はいろいろな病気の原因である。体温が下がれば免疫力が落ちて風邪を引きやすくなるし，がんの原因にもなる」と言う主張をされています。それ自体はそれなりにデータや症例も示してあり，実体験から見ても間違っちゃいないだろうな，という感想を持つのですが，話の展開がとにかくめちゃくちゃです。
一例を示しましょう。（p43より）
長期入院して毎日点滴を受けている患者さんの中には，点滴過剰による水毒＝うっ血性心不全が増えているような印象がある。このように，水分は体にとって一番大切なものではあるが，それは尿や汗で存分に排泄できた場合であり，体内にたまると水毒，すなわち「毒」にすらなることを，漢方医学では２０００年も前から指摘したのである。
宇宙の原則は，「出す」法が先である。呼吸（はいて吸う），出入り口，give and takeのごとく。いまの日本人は，水分に限らず，脂肪，糖分，プリン体などの栄養過剰物を入れすぎたために，高脂血症・脂肪肝・動脈硬化症，高血糖（糖尿病），通風などを起こし，出せないで苦しんでいるのである。一冊ほぼ全部この調子です。宇宙の原則って。肝心の「どうすれば体温が上がるのか」という点の議論にいたっては
- 南方産のものは体を冷やし，北方産のものは温める
- 黒いものは○，白いものは×
- 固いものは○，柔らかいものは×
と主張は根拠のない「言い伝え」レベルになり，
- 黒砂糖を入れたショウガ入りの紅茶を飲めば良いという結論になってます。
私が思うに，この人を「医者」「科学者」と思って相手をすると，かなり面倒なことになるのではないかと。いくら夏井先生が正しい理屈を並べたとしても全く議論が噛み合ないことが予想されます。私なら，ここまで話が出来ない人とはかかわり合いになりたくないです。
貴重な夏井先生の時間を無駄にすると思うので，この人は公開討論にのってこない方がいいなあと，ちょっと思ってしまいます。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0222-06:00-2） - 「糖質を極限まで摂取しないで亡くなったボディビルダー」というメールです。
先日、知り合いのトレーナーから糖質を極限まで摂取しないで亡くなったボディビルダーがいるとの情報を聞きました。ググったところマッスル北村さんという方みたいです。死因は「低血糖による心不全」とのことですが、低血糖のみで心不全を起こすのはかなり珍しいことのようです。
【About coexisting illness】
質問 低血糖発作により、心不全や脳梗塞や心筋梗塞等他の病気が出現する恐れがありますでしょうか？
答え 脳梗塞や心筋梗塞は、血管にできたプラークや血栓が何らかの理由で剥がれて血流に乗り、脳や心臓の血管を詰まらせることで起ります。このような脳梗塞、心筋梗塞は、低血糖発作によって起ることはほぼありません。
しかし、低血糖は交感神経を刺激し，冠攣縮性の狭心症・心筋梗塞をきたす可能性は考えられます．
攣縮性というのは血管が一時的に締まって細くなり、血流を塞いでしまう状態を言います。
冠攣縮性の狭心症・心筋梗塞の結果として心不全を起こすことも考えられますが、低血糖のみで心不全を起こすことはないといえます。私の杞憂で終わればいいのですが、今後、糖質制限が広まっていく時に話題になるかもと思いお知らせさせていただきました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0222-06:00-3） - 「統合失調症には糖質制限＋ナイアシン」についてのメールです。
東京新宿の廣瀬クリニックでも統合失調症のナイアシン療法をされている様です。栄養関連(糖質制限も含めた)のミニ講義が大変興味深いです。you tubeでも見られます。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0222-06:00-4） - 先日放送の「ガイアの夜明け」を見た方からの感想メールです。
昨晩、たまたまつけたＢＳで、先生の光が丘病院での治療を静岡県の医師の方が見学されている映像を拝見しました。私の外来のモットー（？）は，「患者さんは必ず笑わせる」，「子供を泣かせるのは医者の恥」，「泣かせた子供でも泣いたまま返さない」，「何かしらお得感を感じてもらうように工夫する」・・・などです。これを本当に実行していることは，外来見学に来られた方がご存知でしょう。
見学者の方の真剣さも良く判りましたが、先生を始め、治療にあたられている病院関係者の皆様から暖かさがあふれていたことと、患者さんの笑顔に大変感銘を受けました。
医療の現場をテレビで拝見した感想としては場違いかも知れませんが、何とも幸せな気持ちがこみ上げてまいりましたので、気持ちをお伝えしたくお礼のメールをさせて頂きました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0222-06:00-5） - こんなメールもいただきました。
糖質制限の勉強中・試行錯誤中の者です。「文は人なり」という言葉が正しいかどうかですね。美しい芸術を生み出した人はそれにふさわしい人格者か，と言い換えてもいいでしょう。
先生の御著書も購入し、更に知識を深めようとしております。先生の紡ぐ文体は、その文体自体が芸術性があり、小説家のそれとは違う美しさを感じました。
しかし、それとは裏腹に、当ホームページでは先生の攻撃性も受け取れます。先生の外見は温厚そうに見えますが、かなりの「戦闘性」をお持ちなのでしょうか？
思わぬ軋轢が生じ、糖質制限の発展の妨げが生まれない事を願う心配が生じてきているところです。
ここで取り上げていますが，バロック絵画を独力で作り上げた天才画家カラヴァッジョは正真正銘の殺人犯であり，死刑判決を受けた罪人・ならず者です。同様にルネサンス音楽の巨匠にして至高の合唱曲を書いたジェズアルドもまた，妻と不倫相手を斬り殺した殺人犯です。
カラヴァッジョにしてもジェズアルドにしても激昂しやすい人間だったようです。しかし，彼らの作品は沈思黙考で生み出された作品であり，短絡的な人間に生み出せるものではありません。
ガリレオ・ガリレイは徹頭徹尾，冷静沈着にして卓越した論理構築ができる理論家であり，魅力的な文章でそれを表現できる文筆家でした。しかし論争になると，「喧嘩っ早く・挑発的で・相手を完膚無きまでに叩きのめすのが大好き」な好戦的人間でした。実際，ガリレオの文章を読むと，相手を挑発し愚弄して討論から逃げられないように画策し，叩きのめした様子がよくわかります。恐らくガリレオは，反対者が稚拙な反論をするたびに「飛んで火にいるおバカさん」と舌なめずりしていたはずです（このガリレオの心理は手に取るように分かります・・・私も同じ人種ですから）。
「なぜ私は挑発的態度を取るか」ですが，科学者としてガリレオタイプの人間，つまり「脳ミソは冷静，ハートは熱くて攻撃的」だからです。患者を治療する医者としてはこれ以上ないくらい温厚だと思いますが（自画自賛←オイオイ），論争する時には容赦無い戦闘力を持つラスボスに変身します。
なぜ攻撃的になるかというと，理由は単純で「患者を守るため」です。間違った治療に苦しめられている患者を救うためなら，世界中の医者と喧嘩してもいいと腹をくくっているからです。患者を守るためなら世界を敵にしても闘うのが医者の使命です。
私は，私生活では他人との争いは避けて通るタイプです。他人に怒りを爆発させるのは苦手です。
しかし，科学的に正しいこと（＝湿潤治療，糖質制限）に対する批判にはスイッチが入り，「闘神・鬼神モード」に変身します。ましてや，「ラップ療法の鳥谷部先生」や「糖質制限の江部先生」に対する攻撃は身を張って戦います。「自分に対する攻撃」より「自分が信じている人への攻撃」により過敏に反応してしまうからです。
そういうわけで，私の攻撃性は特定のターゲットに対してのみ発現します。無闇矢鱈と攻撃しているわけではありません。私の攻撃力は，「私が信頼している人への攻撃」を見た時に最大マックスになります。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0222-06:00-6）
2014/02/21
【11:30】
【10:00】
- 先日の「豚皮揚げを食べる会」の参加者からのメール。
豚かわ唐揚げの日は記憶がなくなるほど飲んだのに、少し頭が重いかなぐらいで、お昼は焼き肉を食べに行くぐらい元気だったのですが、3時のにちょっと甘いお菓子を食べたとたん、2日酔いのような症状になり、気持ち悪くて夕飯のと次の日の朝食が食べれませんでした。私もあの日はベロンベロン状態で，最後の記憶は飛んでいますが，翌日は二日酔いもならず，普通に午前5時に起床し，HPの更新をしていました。毎日飲酒の休肝日なし人間ですが，まる2年間，二日酔いゼロです。肝機能も正常です。ビバ！ 糖質制限！（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0221-10:00-1）
【08:30】
- 「練馬光が丘病院の治療例」についてのメールです。
連日、先生のHPに掲載される「練馬光が丘病院での治療例」をすべて拝見させて頂いております。様々な症例の初診時から上皮化完成まで、どのような経過で、どの程度の治療期間を要するのか、また特に興味があるのは、その後の長期予後（肥厚性瘢痕、拘縮、色調変化など）について非常に綺麗な写真でわかりやすくご掲載され、治療のイメージトレーニングに非常に役に立っております。
昨年の5月27日、貴院外来研修時に記録させて頂いた「フォークリフトによる足の挫滅創」の患者様の治癒経過を今回拝見させて頂き、思っていたより早く、綺麗に治癒した写真をみて大変感激しました。
私共、症例数に関してはとうてい夏井先生の施設には及びませんが、一人一人の患者様を師と仰ぎ、日々診療を行っております。余談ですが、体表の傷の状態およびその変化というのは、医師側も患者様側も同じ目線で見てわかるところが、内臓疾患と違うところだと思います。さらに、傷は、その時の体調、全身状態を反映する。少し大袈裟かもしれませんが、「傷は物語る」、体の異変をいち早く示してくれる、シグナルを私たちに送ってくれますよね。それを正確に観察、読み取ることが医師の使命と思います。湿潤療法そのものは、患者様およびそのご家族の方が比較的容易にできる手技ですが、その方向指示器を出してやるのが医師の役目と思っております。先生、引き続きご指導、貴重な症例の供覧よろしくお願いします。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0221-08:30-1）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0221-06:00-1）
- 3月20日（木）のテレビ朝日の深夜番組「侃侃諤諤」に出演することが決まりました。テーマはもちろん糖質制限です。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0221-06:00-2）
- 「週刊ポストの取材はひどい」についてのメールです。
週刊ポストへの怒り理解できます。
時々，病院待合室にあるのを読みますが，基本的にベターに方向に導く記事は少ないです。だから読んで好い方に価値観が変わることはまずないです。どちらかというと，主張を否定する記事が多いことに今朝気づきました。
たとえば，世論が糖質制限に向かっているとそれを否定する。
それに，サプリメントや精力剤の広告も多く，糖質制限でそれらが，不要になれば，苦しくなるという一面もあり，でしょうか?（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0221-06:00-3） - 糖質制限などについてのメールです。
糖質制限レストランの大先輩で勝手に尊敬してる「梅包（梅花）」さんが，３月に後楽園駅ビルに移転するそうです。
2013.07.12 のブログを拝見すると，都会であっても糖質制限レストランの現実は厳しいのだと考えさせられました。東京の第一線で頑張っているお店なので、私も応援しています（なかなか食べにいけないけど）
【日光・野口商会さんの「ゆばこんにゃく」】
平打ちのうどんのようなこんにゃくです。糖質は１００グラムで１ｇです。食感、味、色（白いのがミソ）◎です。
そのままサラダ感覚でも美味しいですし、炒めてよし、煮てよしです。うどんのように見えて、お腹一杯になりますが、こんにゃくなので（笑）
代替え食材ですが、糖質制限導入時に良いと思います。
【ココナツオイル】ですが、実験的にとはじめ、もう１年少し飲み続けています。
オイルとしてはもちろん、調理にも使えますが、ココナツオイルの香りがしないタイプの方がどんな料理にもあうと思います。甘い香りがするとそれはそれで美味しいですが、すべてアジアンテイストな料理になります（笑）
常温で固まってしまうので、スプーンで砕きすくって使います。手のひらに乗せると体温でじんわり溶けていきます。スキンケアなんかにも使われているようです。
無味無臭なので、もちろん料理全般に使えます。一時期、コーヒーに入れて一日に何度も飲んでたところ胃が痛くなってしまったので、あまり飲み過ぎには注意が必要かなと思います。
中鎖脂肪酸を含むオイルはケトン体を効率的につくることが出来るとあり（福田一典先生のところhttp://www.f-gtc.or.jp/ketogenic-diet.html）やはり仕事柄、糖質を摂取するので、少しでもケトン産出機能を錆びつかせないようにと気休めですが飲みだしました（苦笑）・・・間違えていたらご指導お願いします。
体調は良いし、疲れないし、体重も増えないし、24キロ減をキープしているし、調子がいいので継続しています。基本一日に１～２食なので食事の時に大さじ一杯弱くらにの量を食事と共に飲んでいます。コーヒーに入れると満足感がアップします。
MCTオイルなどは、本気で高価なので、実験的にココナツオイルを飲み始めたという経緯です。
Iherbで購入するとそれほど高くなく、エキストラバージンココナツオイルのカプセルは扱いやすく飲みやすいです。
サプリについては、それぞれ賛否両論ですが、私はオイル系は補助にオススメです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0221-06:00-4） - 「糖質制限反対の医師，発見！」についてのメールです。
以下のURLにまともな根拠もなく糖質制限を真っ向から否定している石がおりましたので報告させて頂きます。「賢者の知恵」ならぬ「愚者の浅知恵」。今度出演するテレビ朝日の番組は糖質制限についてのバトル番組なので，この愚者お二人も対戦相手にリストアップしておきます。
⇒【現代ビジネス「賢者の知恵」】
3ページ目 愛し野内科クリニック院長 岡本卓医師（糖尿病専門医）
4ページ目下段 Rサイエンスクリニック広尾院長 日比野佐和子医師
出演を引き受けて自分のバカぶりを晒すか，出演を避けて弱虫くん呼ばわりされるか，楽しみです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0221-06:00-5） - 糖質制限体験記です。
最近改めて思う事が一つ。
「社会は安易に糖質に頼るシステムになっている」最近の記録的積雪で、業務が多忙になっております。外回りや、営業所に戻って来てから労をねぎらう親切心から、必ず差し入れで甘いものが供されます。糖質制限中の身としては、複雑な心境です。営業所では食べませんが、外回りではお客様の手前上、一口くらいは口にします。
お菓子ではなかったとしても、みかんやバナナが出されたり。糖質が多いものばかりです。
そのようなものが安易に出されるという事は、世の中自体が糖質によるシステムになっているというほかならない事実です。
「糖質制限では食材費が高くつく」という意見もありますが、それは工夫次第です。おからや高野豆腐は、その工夫の大きな味方ですね。（ただ、昨今マスコミで糖質制限が大きく取り上げられてから、近所のスーパーの安売りおからが品薄状態です）
その工夫ができるかどうかも、糖質制限の継続の鍵となるかもしれません。
誤解を恐れずに言えば、「低所得者層」はその工夫が出来ない。子供に安易に甘いものを与えて、空腹をしのがせる（私の家もそうでした）。一般的に、低所得者層は知恵を絞り生活の術を生み出している印象が持たれますが、あながちそうとも言い切れないような気がします。
安易に糖質を過剰に与える事により、学力・体力の低下を招き、思うような人生設計もままならず、しかもそれが次代に連鎖する。
「金持ちは金持ちのままで、貧乏者は貧乏のまま」糖質摂取の如何が、そのヒントとなるかもしれませんね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0221-06:00-6） - 「統合失調症には糖質制限＋ナイアシン」についてのメールです。
３８歳女性です。どなたか，連絡先をご存知でしたら私にご連絡いただけないでしょうか。
６年前から「そううつっぽいうつ病」で投薬を受けています。現在、おもに抗精神病薬・リチウム・SNRI・抗痙攣薬（ジプレキサ・リーマス・サインバルタ・ラミクタール）を内服しています。
２月６日に紹介されていたふじかわ心療内科クリニックの藤川先生の「統合失調症には糖質制限＋ナイアシン」の記事を興味深く拝見しました。
１３か月前にジプレキサを内服し始めてから、毎月１ｋｇのペースで体重が増加し、１３kg太ってしまいました。まだとどまる気配を見せません。ただ、薬は効いているようです。
統合失調症ではありませんが、飲んでいる薬は同じなので、ナイアシンの内服で抗精神病薬が減るなら、やってみたいと思っています。
ふじかわ心療内科クリニックにはメールアドレスがありませんでしたし、電話で聞くわけにもいかないので、こちらでご意見をいただくわけにはいかないでしょうか？（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm0221-06:00-7#） - 「石原結實氏の珍説」に対する反論についてのメールです。
石原氏がどこで誤ったのかを知る手掛かりは、穀物を食べるようになった人間の歯が穀物食に対応したという事実（一応、事実だとします）を記述するのに「進化」している、という価値判断を伴った表現を用いていることでしょう。と言うのも、それは石原氏が天降り的に正しいと考えている「穀物食は良い」という価値観（但し、それには何の根拠も無いのでしょうが…）を（恐らく無意識のうちに）反映した表現だと考えられるからです。もし、石原氏が本物の科学者ならば、「進化」のように価値判断を伴う記述ではなく、例えば「変化」のように客観的な表現を選ぶのではないでしょうか？今度出演するテレビ朝日の番組は糖質制限についてのバトル番組なので，石原先生にも声をかけています。さて，この先生は「討論を引き受けるバカ」，「討論から逃げるみっともない弱虫くん」のどちらでしょうか。
つまり、石原氏の誤りの根源は「科学者の勘違い」ではなく、穀物食優位を真理だと思い込み、その思い込みを科学の包み紙でくるんだ上に、これぞ科学だと言って人に押し付ける、およそ非科学的ではた迷惑な思考様式にあるんだと思います。
余談ながら、石原氏の論法が正しいとすれば、次の主張も成り立つのではないでしょうか…。
人間の鼻毛は空気の汚染に対応して進化しているから、私たちは汚い空気の中で暮らすべきだ。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0221-06:00-8）
2014/02/20
【11:00】
- 「思春期のにきびに糖質制限は効果あり」というメールをいただきました。
糖質制限を初めてまだ2ヵ月半の新米主婦でございます。メールをお寄せ頂いた「おちゃずけ」さんの本も紹介しますね。
ご著書『炭水化物が人類を滅ぼす』
今、科学オタクの中学生の娘に勧めているところです。
さて、ところで、そのオタク娘！ オタクなのは両親の遺伝子であきらめているのですが，最近ぽっちり＆にきび顔。3重苦では、親としもなんとも切ない（本人はオタク故あまり気にしない様子、とほほ）
何とかしてやりたいと秘かに念じておりましたが、過日、
『ママって糖質制限、楽しそうにやってるよね～（←ここ重要） 私もやってみようかな～』これは絶好のチャンスと、ゆる糖質制限はじめました！！
すると、すると、日に日に真っ赤なにきび顔がＪＣ（女子中学生の略）らしいつるっつるの肌に！！
思春期相手のため、本人を目の前にあからさまに喜べないので，先生に、感動をお伝えしたくメールさせていただきました。
糖質制限は本当にいろいろな分野で効果があるんですね！
特に思春期や子どもにはノンストレスで最高のダイエット法と感じています。（ちなみに我が家のこれまた、ぽっちゃり息子にも最近おやつをチョコレートから肉やから揚げに変えて本人は大喜びです・・・子どもは肉が大好きですから）
一方で子ども向けの糖質制限に関する情報は少なく，戸惑いながらも、あまり硬くならず続けられる方法を模索しています。子ども向けの糖質制限本出ないかな・・・光文社さん、次にこのような本出版してくれないでしょうか。
以上、初めてのメールながら、あまりにも嬉しくてご報告させていただきました。
追伸
私は漫画家をしております。自身の糖質制限体験をマンガ化しました。もしお時間があれば一読いただければ光栄です。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0220-11:00-1） - 「野菜摂取は必要か？」についての私見です。
「1日350グラムの野菜を食べましょう」というフレーズが登場したのは厚生労働省の「健康日本21」です。そして具体的な食べ方としては「野菜70g相当の量を１皿分に置き換え，5皿以上摂取」というように説明されています。
ここでまず最初に疑問に思うのは「野菜の定義」です。Wikipediaでは「野菜（やさい、英: vegetable）は、食用の草本植物の総称」と説明していますが，これだと海藻類が全く抜け落ちてしまいます。一方，「イモは野菜じゃない？！」というような混乱も生じているのも事実です。そして実際には，「ポテトサラダやかぼちゃサラダをたっぷり食べたから，野菜をたっぷり食べました」と考えている人が圧倒的に多いはずです。
そして何より，「野菜はビタミンはミネラルが豊富なのでたくさん食べましょう」というのが成立するための大前提は「350gの野菜を食べていない現実の日本人は不健康である」ということなので，まず最初にこれを証明しないといけないし，さらに「日本人の不健康の原因は全てビタミンとミネラルの不足によるものである」ことが証明された場合にのみ「野菜をもっと食べましょう」が成り立つはずです。
さらに，「野菜摂取はビタミン源，ミネラル源として最善の方法なのか」という疑問もあります。
単なる山勘ですが，「糖質たっぷり＋野菜たっぷり」より「糖質制限＋野菜は必要最低限」の方がはるかに健康になるんじゃないかと思っています。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0220-11:00-2）
【10:00】
- 「野菜摂取は必要か？」についてのメールです。
一昨年末から糖質制限に取り組み、8か月で14kg、体脂肪率11％、体調良好となり、糖質制限の効果をありありと実感しております。糖質制限開始前に、江部先生のブログとともに夏井先生のサイトもチェックし始め、様々なヒント・示唆をいただき深く感謝いたしております。
さて、野菜摂取についてですが、現在の私の食事は「摂れるときに適当に食べる」です。理由は「食物繊維の摂取」が目的なのですが、食べられない時は本当に少量です。でも、便秘や体調不良はありません。少し血圧は高くなるかなあ程度です。
ダイエットではよく、「野菜(以降、食物繊維と換言してしまいますが)たっぷり」と言われますが、実体験から考えると「そこまで必要じゃない」と思います。以下は、ネットで調べて納得がいったことです。
- 食物繊維(野菜)は、水溶性と不溶性に分かれるが、「下痢」と「便秘」の両方の原因になりうる。
- 「油や糖質の吸収を抑える」とされるが、過剰摂取した場合、微量栄養素(ビタミン・ミネラル)の吸収も阻害する。
- 過食を抑えるために「大量摂取」した場合、「早食い・よく噛まない」と腸閉塞(イレウス)の原因にもなりうる。
糖質制限は「『身体に悪さする糖質』を控える」ことと「必須栄養素を充分に摂る」ことがセットになる食事方法だと思いますが、開始初期に「低糖質・低脂質・野菜たっぷり」(間違った方法)の場合、
- 摂取エネルギーが足りず体調不良になる。
- 補うべき栄養素が食物繊維の過剰摂取で充分に補えない。
ことになるのではないかと考えます。なので、「野菜は大量ではなく適量食べればよい」と思います。
医療関係者でも栄養士でもない40代のおっさんの独り言として聞いていただけると幸いです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0220-10:00-1）
【08:30】
- SGLT2薬についてのメールです。
m３でSGLT2薬の質問しています。
先生方、閲覧していただけると嬉しいです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0220-08:30-1） - 「野菜摂取は必要か？」についてのメールです。
今朝、野菜摂取量について文科省はそれほどバカじゃないというメールが載っていましたが1日分の野菜摂取量を350g以上と決めたのは文科省じゃなく厚労省です。この問題については「そもそも野菜とは何か」あたりから調べていかないとその根本が見えてきません。要するに「ポテトサラダ，かぼちゃサラダは野菜か？」というあたりの問題ですね。現在，いろいろ調べている最中です。
ここでは野菜の摂取量だけを決め、その種類については全く言及していません。
確かに、現在、小中学校では食育が盛んで、うちの娘なども、赤い食べ物（タンパク質） 黄色い食べ物（炭水化物） 緑の食べ物（野菜など）と食べ物を分類してバランスよく食べるように教わっています。（そのバランスが適正かどうかは別として）文科省は馬鹿じゃないけど、厚労省は○○だということなのでしょうか？（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0220-08:30-2）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0220-06:00-1）
- 今週に入ってからテレビへの出演依頼や雑誌の取材申し込みが相次いでいます。21日は某番組についての打ち合わせ，24日は某雑誌の取材，25日には某紙の取材，そして26日～27日にかけては病院で撮影・・・という具合です。
取材といえば，1月末に小学館の「週刊ポスト」から糖質制限についての取材申し込みがあり，2時間近くインタビューを受けましたが，結局それは記事にならず，翌週発売された「週刊ポスト」に掲載されたのは「糖質制限は危険だ」という記事だった・・・というのを思い出しました。今ここで書いておかないと忘れちゃいそうなので，書いちゃいます。
取材から数日後，取材した記者から「記事にはなりません。でも，取材の謝礼は払います」と連絡がありましたが，「2時間も話をさせておいてそれはないだろう。謝礼が欲しくて話をしたわけではない。そんな金は結構です！」と受け取りを拒否しました。
それにしても，2月初めに出た雑誌に「糖質制限反対派」のインタビュー記事が掲載されたということは，糖質制限賛成派と反対派の医者に同時に取材を行い，一方を取り上げて他方を切り捨てたということになります。ずいぶんえげつない取材方法です。私もコケにされたものです。こういう取材方法は普通に行われているものでしょうか？ それとも小学館特有のものでしょうか？
いずれにしても，小学館は「糖質制限批判の医者の言っていることのほうがまともだ。糖質制限を推進する医者は頭がオカシイ！」と判断したことは間違いありません。
そんな訳で，週刊ポスト，及び小学館の雑誌からの取材は今後一切引き受けるつもりはありません。またコケにされ，時間をドブに捨てるような取材をされてはかないませんからね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0220-06:00-5） - 糖質制限体験記です。
74歳男子です。
糖質制限では糖尿病克服などの大きな効果があって皆様も（勿論私も）続けておられると思いますが、それとは別に小さなおまけ効果があるのではと感じています。定量的な計測はしていないが効果が感じられることです。
【その1】 以前無呼吸症候群の様な感じで大きいいびきをかいていましたが、無呼吸症候群のような症状は無くなり、いびきも小さくなりました。 家族 もそう言っています。（脂肪は体の表面だけでは無く気管にも付くのでは？）
【その2】 毎年冬になると足裏特に踵の皮が厚みを増し、こまめに削っておかないとこれが割れて血がにじみ痛んでいました。しかし糖質制限で２回目の今年の冬は皮膚が厚くなりません。 勿論割れません。
【その３】 高年齢になるとおしっこがチョロチョロになってきていましたが、流れが良くなった気がします。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0220-06:00-2） - 糖質制限体験記です。
前回と今回の大雪で、除雪を前回2日間、今回3日間ほぼ一日中行っていました。普段運動などしていませんので、年齢から、2～3日後に筋肉痛がくると思っていましたが、またっく体に苦痛が来ませんでした。
こんなところにも、糖質制限の効果があるのですね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0220-06:00-3） - 「低予算で糖質制限食ライフを楽しむ」というメールです。
表記の件に有用な情報が掲載されているブログのカテゴリーを紹介させてもらいます。ちなみに，ニンニクの成分を調べていると，生ニンニク100g中では次のようになっています。ニンニク一玉は45～6gくらいかな？
⇒【貧者の糖質制限食】
先生のサイトでもMPS絡みなどで何度か紹介されているブログですが、ブログ主の萩原先生は糖質制限食も（緩めに）実践されています。
先日の「豚皮揚げを食べる会」でも「食費がかさむ」というお悩みをお持ちの方が（私も含め）いらしたようなので、こちらのアドレスを更新履歴に掲載してもらえれば幸いです。
ちなみに「貧者の糖質制限食4(ニンニク)」を見てからは中国産ニンニク（近くにスーパーで約１８個で￥２９８）を積極的に利用するようになり、ニンニクの美味しさに目覚めてしまいました。
以下，引用です。
最近の日本人は中国産食材と見聞きするだけで心理的アレルギーを起こす向きも少なからずあるようだが、単に無知なだけである。
中国産食材なしに現状の日本の食産業を維持することは既に難しい。それに中国旅行に行ったら現地で何を食べるのか。まさか持参したカップメンだろうか。でもそのカップメンの原材料にも中国産が当然使用されている。あるいは日本の某中華街が、いったい何を使って料理を提供していると思っているのか。あんなに高いのに。たとえば中華屋で1個100円もする青森県産ニンニクを使っていると思うか。
使っているわけがないだろう。もちろん自信ある憶測だが。安い中国産に決まっているではないか(同上)。
ということで私は中国産ニンニクは野菜食材の一つとして便利に使っている。
タンパク質 脂 質 炭水化物 食物繊維 8.4g 0.1g 28.7g 8.4g （この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0220-06:00-4） - 「関西電力病院の清野院長＠チキンハートちゃん」についての情報です。
「昔は頭が良くてデキる子だったんです」パターンだな。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#） - 「ココナッツオイル」についてのメールです。
ココナッツオイルのメリットは三点あるとおもいます。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0220-06:00-7） - 「野菜摂取は必要か？」についてのメールです。
『野菜は必要か？』の問題提起のなかで昨日のレス「同じ野菜350ｇでも、ジャガイモ（ほとんど炭水化物）と大豆（ほとんどタンパク質）とキュウリ（ほとんど水分)」と述べられている方がいらっしゃいましたが、これは勘違いです。文部科学省もそこ迄は無知ではないです。
日本食品標準成分表では下記のようにジャガイモ、大豆、キュウリは別のカテゴリーです。ちなみに昭和５０年代の小中学校の家庭科でもいも類、豆まめ製品、野菜（緑黄色野菜・淡色野菜）は別カテゴリーとして学習しました。ご参考迄。
ジャガイモ→いも及びでん粉類
大豆→豆類
キュウリ→野菜類
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0220-06:00-8）
2014/02/19
【12:00】
- 「野菜は必要か？」についてのメールです。
野菜の1日必要量は350ｇと決められています。でも、同じ野菜350ｇでも、ジャガイモ（ほとんど炭水化物）と大豆（ほとんどタンパク質）とキュウリ（ほとんど水分）では、摂取できる栄養素が全く違います。野菜って、本当に1日に350ｇも必要なのでしょうか？私は便秘にならないように野菜を食べているだけで，ビタミン含有量は全く気にしていません。便秘対策，つまり食物繊維摂取目的だけなら粉末青汁とか海藻とかオカラで十分な気がしています。「野菜を一日350グラム」は根拠のないインチキ数字でしょう。
北極圏に住むイヌイットは、何百年もの間、まったく野菜を摂取してませんでした。でも、西洋人より心筋梗塞などの病気が少ないことが有名です。サバンナに住むマサイ族も、主食は牛乳と牛の血で、野菜は全く摂取していません。それでも、強靭な肉体と運動能力を誇っています。
野菜を摂らないとビタミンが不足すると言われています。でも、このページを見てください。 ほとんどのビタミンは、豚肉やカツオ、鶏卵などに野菜と同等以上含まれていることがわかります。肉や卵だけでは、ビタミンＣとビタミンＫが不足してしまいますが、果物と納豆を食べてれば十分に補えます。
野菜が350ｇ必要というのは、どうも科学的根拠がなさそうです。おそらくＪＡあたりが、厚生省に働きかけて決めたのでしょう。他の食材から必要なビタミンや食物繊維を摂取していれば、無理してまで野菜を食べる必要はないのではないでしょうか？まあでも僕は、冷やしトマトとか根ショウガとかモロキュウとか、酒のつまみ系の野菜料理は大好きなので、それなりに野菜は食べてますけどね・（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0219-12:00-1） - 「パンが懐かしい」についてのメールです。
先生のサイトは時々拝見しておりまして、「糖質制限ダイエット」私も１月から実践しております。江部先生監修のレシピ本、夏井先生のご著書も購入しました。おかげさまで２ヶ月ほどで３ｋｇ体重が軽くなり、お腹まわりが楽になりました。改めてお礼申し上げます。
「パンが恋しい」とのことですが，糖質制限用のパン等いろんなところから発売されていますが、これらはご利用されていないのでしょうか？
私は「シャトレーゼ」の「優しい糖質生活」のロールパンを毎朝食べています。これ最初食べた時に「きなこっぽいなぁ」と思っていたのですが，オリーブオイルと塩をつけると、結構美味しくなり割とはまっています。
またこのパン（優しいシリーズ）の「血糖値試験結果」も公表されています。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0219-12:00-2）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0219-06:00-1）
- 今月号の「新潮45」に『「炭水化物」は身体に悪い！』が掲載されました。「日本をダメにした9の元凶」という特集の一つです。3ページ（135～137ページ）ほどの文章ですが，糖質摂取の問題点と糖質制限の効果について，わかりやすくコンパクトにまとめたつもりです。
その他に「元凶」として，朝日新聞，インターネット，コメンテーター，教育改革，グローバル人材育成，「カワイイ」などが槍玉に上がっています。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0219-06:00-2） - 「オリンピック女子選手の食事」についてのメールです。
フィギュアスケートの採点基準では、演技後半のジャンプの点数は前半に比べ1割増になります。羽生選手は後半に難度の高いジャンプを入れたことで序盤の転倒にもかかわらず金メダルを獲得できたと言われています。推測ですが、蛋白質と野菜がメインの食事の羽生選手は途中でバテることがなく、後半のジャンプが成功したのかもしれません。
なお、羽生選手の愛読書は医学書だそうです（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0219-06:00-3） - stap細胞論文捏造疑惑についてのメールです。
論文掲載誌のNatureのHPにおいても、"concern (疑念)" を払拭できない旨の記事があります。
学問的な事はわかりませんが、最後の一文は印象的です。"Obokata did not respond to enquiries from Nature's news team. "（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0219-06:00-4） - 糖質制限についてのメールです。
2年前ゆるゆるから始めて、段階的にかなり厳しい糖質制限を行い、開始から1年半で体重１４ｋｇ減に達しました。、そこからは糖質摂取量には気を配りつつも少しゆるめて実施していますが＋２ｋｇ以内で半年以上推移しており非常に快調です。（現在５０歳 １７２ｃｍ ６７ｋｇ ほぼ大学生の時の体重）
さて、先ほどＦＢに広告がでていて覗いてみたら、良くある情報商材ですが・・おそらく有料情報の中身は糖質制限食でしょう
こういう”情報が拡がる前の利ザヤ”を稼ぐ商売ってありますねぇ。
時期を見て利ザヤを稼ぐのは商才としては必要な事ですし、高く売れるならそういう値づけもありかもと思いますので目くじらたてて非難するつもりもありませんが、2万円ってぼってるなぁと思います。
このぼったくりサイトに金を払うような人に夏井先生のサイトや著書を先に知ってもらいたいものです。（夏井著書なら1000円程度、最新の情報や体験談もサイトで見放題）
まぁ結果的には糖尿病患者救うことになるからどっかの医師どもよりはナンボかマシ、先生がよく言う、水だけでできてるシャンプーや化粧水、毛生え薬を販売してるようなものですかね
でも、ぼったくり商法は気に入らないから、これがお金にならないようにするには、できるだけ早く”糖質制限食の効用＝誰でもが知る情報”にしてあげることかなと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0219-06:00-5） - 「糖質制限反対の医師，発見！」についてのメールです。
(^-^)/石原結實先生のコメントについて言いたくなりました。
「人間の歯は穀物を食べるように進化しているから…」ナルホドとは言い難い、私にとっては、なんともはや乱暴なお話です。さらに、
「…私たちは穀物を食べるべきだ…」と結論してしまう。（この時点で、私の中では、夏井先生の勝利は明らか。）
「高いところの葉を食べるために、キリンは長い首に進化した」という誤解によく似ています。キリンは、あれだけ大きな体を維持するためには大量の葉を食べなければならない。高いところの葉をたくさん食べる種は他には、あまりいなかった。だから「首の長いキリン」は種を保存できた。
種が「目的（高いところの原種に葉を食べること）に向かって進化（長い首）する」というのは、ロマンではありますが、現実的ではありません。生存競争はクール。
我々の先祖がチンパンジーと別れて、サバンナに移り、さらに肥沃な河川のある場所にたどり着き（脱アフリカ）、偶然に「ある穀物の原種」に遭遇。その時点では、βデンプンを上手に消化できないため、主食になんかに、なりえません。熱（火や水の工夫）によってデンプンをα化しなければなりません。その後、だいぶ経ってからの農耕開始というブロセスをたどらなければなりません。
その農耕開始の瞬間はせいぜい1万年くらい前の話。チンパンジーと別れたのは数百万年前。1万年前くらいには、今の私たちの歯列はすでに、出来上がっていた。掘り出された証拠あり。周知。進化を議論するには100万年程度のスケールは、一般的かと思われます。
農耕開始以前には、植物性の栄養源ではなく、動物性の栄養源（骨髄など）が主食であったと、島泰三博士が見事に論じておられます。
「人間の歯は穀物を食べるように進化しているから、私たちは穀物を食べるべきだ」という主張はあまりにも説得力に欠けます。科学者の勘違いなのか、医者のおごりなのか。公開ディベートで、ぜひその辺を整理してください。お忙しいのでしょうが、夏井先生のロジックでお願いします。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0219-06:00-6） - 「糖質制限反対の医師，発見！」についてのメールです。
真島先生の考えに対する反論です。
【脂質の摂取について】
糖質を減らし、脂肪を多く摂取することにより、small dense LDL（小粒子LDL、真の悪玉）が減り、large LDLが増えることがわかってきました。
⇒【ヒトはなぜ太るのか？ そして、どうすればいいか】P214
⇒【小麦は食べるな!】P198
出展の文献を探してみたところ、下記の論文が思い当たりました（違っていたらすみません）。
Current Atherosclerosis Reports 2005, Volume 7, Issue 6, pp 455-459
Influence of dietary carbohydrate and fat on LDL and HDL particle distributions
Patty W. Siri PhD, MS, Ronald M. Krauss MD
メタボリックシンドロームは糖質過剰（と運動不足）により、インスリン抵抗性が増し、
内臓脂肪増加
中性脂肪増加
HDL低下
血糖上昇
血圧上昇をきたした状態ですよね。
これらの状態は糖質の過剰摂取で起こると、特定健診が始まるときの講習で散々聞かされてきたはずです。
これに加え、最近の研究により糖質を多く摂取して脂肪を減らすとsmall dense LDLが増え、large LDLが減り、糖質を減らして脂肪を多く摂取するとその逆が起こることがわかったわけです。
脂肪摂取が動脈硬化を促進すると主張する人は少なくありませんが、上記の事実を勘案すると、むしろ動脈硬化には抑制的に働くはずです。
ウサギを用いた実験については、もともと草食動物であるウサギに脂質を多く与えて動脈硬化が促進されたという結果が得られたからといって、それを人間に当てはめるのは無理があります。
【たんぱく質摂取量が増えることについて】
第22回 世界糖尿病会議（IDF2013、開催期間：2013年12月2日～6日）にて，2型糖尿病の高タンパク質食、腎機能に影響及ぼさず，という発表がありました。
糖尿病腎症は糖尿病特有の腎障害ですから、言ってみれば「糖尿病だから発症する」腎障害です。
ということは、糖尿病以外が原因となる腎障害の治療と異なり、糖尿病を改善することが糖尿病腎症の改善につながることが期待できるのではないでしょうか。
真島消化器科クリニックのDrは、劣化した油脂が動脈硬化のリスクになるような記載で、この点については私も同意見です。ただ、オリーブオイルや動物性脂肪も加熱で劣化すると記載がありますが、
単価不飽和脂肪酸（オリーブオイルなど），飽和脂肪酸（バターや肉の脂などの動物性脂肪）、中鎖脂肪酸は加熱などでも酸化されにくい。
不飽和脂肪酸（一般的なサラダ油に含まれるリノール酸、エゴマ油、亜麻仁油、シソ油などに含まれるαリノレン酸）、魚油などは酸化されやすい。ということで、まとめると
- 現代人はリノール酸過剰、αリノレン酸不足の状態のため、加熱していないαリノレン酸を多く摂取し、リノール酸の過剰を避ける。
- マーガリンなど、人工的に作られた油脂を避ける。
- 魚は新鮮なものを食べる。
- オリーブオイル、動物性脂肪、短鎖脂肪酸は多く摂取する。
というのがいいのではないでしょうか。
私は名古屋名物の手羽先唐揚げが大好きですが、沢山食べると胸焼けがするので、最近は生の手羽先などを買ってきて、オリーブオイルで揚げています。こうすると沢山食べても胸焼けしません。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0219-06:00-7） - 「糖質制限の血管への影響がはっきりしていない」についてのメールです。
よろしければ、私のデータをご参考に。
【ABI（血管の詰まり具合）とPWV（動脈硬化の度合い）の健診結果】
ABI：右 ABI：左 PWV：右 PWV：左 2004年9/28 1.25 1.17 2015（６０歳の基準値に比べ +515） 2037（+537） 2012年8/17 1.22 1.16 2145（７０歳の基準値に比べ +245) 2290（ +390) （この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0219-06:00-11） - 「野菜摂取は必要なのでしょうか？」という質問メールです。
昨年６月から糖質制限している４０代主婦です。主人・息子（１２歳）もゆるい糖質制限にしています。子供の発達にも問題ないようですし、中学受験の際も集中力が途切れず力を出し切れたようです。
スポーツ選手と食事の関係が話題にのぼっていますが、スポーツジムも糖質推奨派の一団です。主人の転勤に伴い各地のジムに通いました。コナミ・ルネサンス・東急オアシス‥どこもそうですが入会の際カウンセリングがあり運動の仕方とともに食事に関してもアドバイスを受けます。「脂質を抑え適度なたんぱく質と炭水化物をとりましょう」と教えられます。
又，ジム独自のダイエットプログラム（有料）がありこちらになると食事は厳しく管理されるようです。たとえばコナミの場合、食事はレシピ通り自炊するか糖尿病患者向けのレトルトのおかずを宅配してもらうようになります。当然ご飯は毎食必須です。せっかく運動してもこれでは結果が伴わないでしょうに。でも糖質制限で簡単にダイエットに成功するとスポーツジムの存在価値も半減して困るのかもしれません（笑
スポーツジムでのアドバイスにもう１つの決まり文句があります。「野菜をしっかりとりましょう」です。ジムだけではなくあらゆる媒体から聞かされ続けていますが、そんなに野菜って必要なのでしょうか？
糖質制限をしていると野菜の扱いが少々面倒に感じます。肉＝たんぱく質＝○、パン・米＝炭水化物＝×のように単純ではないからです。根菜類は糖質が多いですし、葉物野菜は火を通すと思いのほかたくさん食べて結構な糖質になります。でも緑黄色野菜を食べないとビタミンが摂取できないのではと不安にかられます。だからといってしっかり野菜をとっても、サプリメントで補っても特に体調の変化がみられません。油の量は「一日○○ｇ以下」と制限しているのに野菜に関しては制限はありません。国をあげての推奨に悪意さえ感じます。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0219-06:00-8） - 【人生は美しい。このTVコマーシャル、映画よりも泣ける。（動画）】
素晴らしく感動的なコマーシャルです。Bell Whisky が飲みたくなりました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0219-06:00-9） - ココナッツオイルについての質問です。皆様はいかがお考えでしょうか。
世間ではココナッツオイルが人気で騒がれているようですが、糖質制限推進派のお医者さんがココナッツオイルを奨めているというのを余り聞いたことがありません。なにか理由があるんでしょうかね？amazonで調べてみるとこんな感じ。「自分で買うのにはちょっと躊躇するけど，他の人からプレゼントされたらすごく嬉しい」というお値段かな。
確かにココナッツオイル人気はそのダイエット効果にあると思うのですが、糖質制限をしていたら充分ダイエット出来ているので，わざわざ高価なココナッツオイルを購入することもないからでしょうかね？
そもそもココナッツオイル人気は「他の油は身体に悪い・肥る」という前提があってのことですから，糖質制限実践者には関係ないのでしょうか？
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0219-06:00-10）
2014/02/18
【09:00】
- 「糖質制限反対の医師，発見！」についてのメールです。
自身のコメントを見ていたら、伝えたいことが結構抜け落ちていたのでよろしければ追記して頂きたいです。
真島先生が確認している事実はおおよそ以下の3点になると思います。
1.脂質（特に加熱処理を経て劣化したもの）は動脈硬化を促進する…ウサギの実験より
2.食生活に問題がある人は血管のプラークが多い…患者への聞き取り調査
3.心筋梗塞や脳梗塞を起こした患者が糖質制限をしていた。これらの事実より、「糖質制限は危険だ」という結論に至る訳ですが、事実1と事実3に対して突っ込みを入れたいのです。（脂質によって血管が傷つくという提言に対して反対というわけではなく、糖質制限が危険だという主張を行うには証拠が足らないのでは？という趣旨です。真島先生の提言が正しい可能性は高いと個人的に思います）
1・・・26羽のウサギを非加熱のピュアなコレステロールを餌として与えた群（対照群）、ピュアなコレステロールを100度8時間だけ加熱した後に餌として与えた群（劣化コレステロール群）に分けて12週間後に、大動脈の動脈硬化病変を調べたもの
原著論文にあたらないといけませんが、ここで脂質とともに与えた餌は何なのか？という問題があると思います。固形の餌なのか、自然に生えている雑草なのか。カロリー量が一定になるようにという記述から、固形の餌が選択されている可能性が濃厚なのですが、もしも固形の餌ならばそこに含まれる炭水化物量を気にしなければならないと思います。
ウサギがどのように消化を行うのか、知識がありませんので仮に人間と同じとします。固形の餌に炭水化物が含まれていた場合、血糖値が急上昇してインシュリンが放出されます。その状況で脂質を食べていることになるので、これは真島先生がいうところの”欧米型の食生活”を再現していると考えられます。したがって脂質そのものがどれほど悪性なのかについては言及できなくなります。
3・・・心筋梗塞、脳梗塞を起こした（あるいは起こしそうな）患者が糖質制限をしていた。これだけみると糖質制限が危ないようにみえますが、
血管を調べた結果、危ない状態にある患者に食生活を尋ねる⇒糖質制限をしていることが発覚という流れですので、果たして糖質制限をしている人の何割が危険な状態に陥っているのかはこの調査からは明らかになりません。
また、糖質制限を実行する人の動機は、痩せることがメインだと思われます。肥満は万病のもとであり、はっきり言って元々健康ではない人の確率が高いと思われます。
この症例の方についても一つ疑問があり、糖尿病の内服薬は血糖降下剤だったのかどうか？そしてそれを使い続けておられたのかどうか？です。インシュリンが糖のとり込みに関与することが明白ですが、同時に脂質代謝にも大きく影響を及ぼしていると思われます。糖質制限をしつつインシュリンを発現していた場合、事実上の”欧米型の食生活”になっている可能性があるのではないかと思います。
この2点を踏まえると、きちんとした追跡調査をしない限り糖質制限が危険であると断言するのは危ういなぁ…と感じます。血管の状態をきちんと把握してね。という提言は糖質制限の血管への影響がはっきりしていないため、値千金だと思います。
また、糖質制限が血管系に悪影響を及ぼすものだとしたら、各々のメリットデメリットを把握した上で、自身の価値観に則って判断をすればいいだけだと思います。
・突然死はいやだ。肥満でかつボケてでもいいから長生きしたい⇒真島式の食生活
・肥満もボケもいやだ。ぽっくり逝っても良いから死ぬときまで全力疾走したい⇒糖質制限私は断然糖質制限ですね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-09:00-1） - 「糖質制限反対の医師，発見！」についてのメールです。
ググっていたらたまたま発見しました。
⇒【五本木クリニック美容部】
医師がお二人いらっしゃるので、どちらの方のご意見かわかりませんが、メニューに痩身があるので、「糖質摂らなければ痩せられるよ」とはいえなんでしょうね。
ちなみにこちらのクリニックは去年の５月２７日付けで「外傷を湿潤治療している医師」リストに掲載されていますが、その後、先生のサイトは全くチェックしていないのかもしれませんね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-09:00-2）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-1）
- 6月22日（日）に「協同組合中央接骨師会 学術講習会」で講演することが決まりました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-2）
- 「糖質制限反対の医師，発見！」についてのメールです。
2月17日に糖質制限食に反対の病院の記事が、紹介されていたので早速覗いてみました。個人的にはそれほどおかしなことは書いていないとの印象です(とても理解できたとは言えませんが)。
紹介メールとは別の部分のほうがよりよいのかもしれません。
糖質制限食で、脂質の摂取に無頓着になる結果、血管壁のプラークが増すことが危険とされていると読めました。
以前に、わたくしもメールで、AGEs、ALEsに関する懸念を書かせていただきましたが、実質、内容的に同じ事ではないかと感じました。炭水化物以外ならば何でもOK！と言いすぎると足をすくわれかねないと思います。ある程度脂質摂取などへの注意及び理論武装も必要ではないかと考えます。
なお、別件ですが、石原先生との対談がらみで、昨日(日曜日)の日経新聞書評欄に面白い記事がありました。新聞を捨ててしまったので手元にないため記憶に頼りますが、ナイフとフォークを使うようになって、前歯のかみ合いが現在のように変化したそうです。穀物型の臼歯の形の歴史は、ひょっとすると何百万年とあるのかもしれませんが、ある程度、歯も食物に合わせて変化する一例かと。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-3） - 「糖質制限反対の医師，発見！」についてのメールです。
真島先生のブログ、子細に確認致しました。記述の論拠がしっかりしており、非常に読みやすい文体でした。信頼できそうな記述の仕方です。糖質制限の観点をもって記述を読むと、真島先生には見えていないだろうことがいくつか見えましたのでそれを報告します。
>>つい最近、知人で、1年前に糖質制限食を勧める本を読んでご飯やパンを控えて、揚げ物・甘い物を好む糖質制限食をしていたDrが心筋梗塞で一命を落としそうになりました。この一文より、真島先生の知人の先生は、糖質制限をしていない可能性があります。主食のみを抜いて、砂糖類に関しては無頓着だったと考えられるからです。
また、
>>4）“いなり”より“おにぎり”を.“いなり”の皮は砂糖＆加熱した油を含んでいます。（電子レンジで揚げ物などを温めると脂質が更に劣化しますが、ご飯などの脂肪分が極めて少ない食品をレンジで温めても問題ありません。電子レンジでは脂質の劣化が一番の問題です）というところや、
3）日本人は“おにぎり”と“漬け物”“魚”と塩分多いですが、日本人の動脈硬化は欧米人より良。という文面等から、
- 油の摂取はよくない。
- 砂糖の摂取もよくない。
- 油を使わない和食は基本的に血管系にやさしい
という主張が根本にあるように思います。総合的に判断すると、血管系の状態については
欧米食⇒糖分、油分の相乗効果で危険
和食⇒油分が少ないので安全。
糖質制限食⇒今のところデータなしと言えるのではないかと思います。
糖分があると血中のケトン濃度が上がらない（そしておそらく利用率が低い）ことを考えると、糖分があるときに油分を取ると油分の消費が滞り、それが結果として血管のプラークになる。というのがスマートかなと思いました。（真島先生が嘘のデータを述べているようには見えないので。）
2年程度真面目に糖質制限をした方の血管の状態を真島先生に検査してもらい、血管の状態を白黒はっきりさせることが、血管系における糖質制限の影響を考える上での近道かなと思います。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-7） - 糖質制限についてのメールです。
50歳のアスリートおばさんです。昨日、人生2回目のフルマラソンに出場しました。
マラソン教室にも通い、記録更新を狙ったのですが、力みのせいかフォームがくずれて、ひざに負担がかかってしまい、前回よりも遅い記録となりました。
教室では、レース前から炭水化物を多く摂る事、１０ｋｍごとにゼリー状の栄養補給をする事を教えられました。生徒さんの中には、朝からお餅を7個食べるとおっしゃった方もいました。ゼリーはとても甘いそうですし、消化の悪い炭水化物を胃に入れて、5時間も揺さぶり続けるなんて、想像しただけで気分が悪くなります。
私は、いつもどおり目玉焼きとソーセージとヨーグルトとコーヒーで朝食を済ませ、レース前に小腹が空いたので、ベビーチーズを食べました。
レース中、パンをひとかじり、バナナを半分、チョコレート1個、あめ1個を食べましたが、まったく足が動かなくなるという「ハンガーノック」は感じませんでした。
足は動くのに、ひざの痛みで走れず、せめて速く歩こうと、競歩みたいに負担を掛けない方法で、なんとかゴールしました。
そんなひどい状況だったにもかかわらず、一夜明けたら、疲労感も無くすっきりです。
10時間近く眠ったせいでしょうが、こんなに疲れてない事に、自分でびっくりです。
先生の肌艶も驚きですが、私の回復力もなかなかのもんでしょ！（笑） 同世代のぽっちゃりおばちゃんには、考えられない事だと思います。糖質制限していなかったら、マラソンにも出会っていないし、こんなに生き生きと暮らしていなかっただろうなぁ。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-4） - 「stap細胞論文捏造疑惑」についてのメールです。
先生には直接関係無いとは思いますが、大きなニュースだと思いますのでお伝えします。
【小保方晴子のSTAP細胞論文に捏造疑惑が浮上！別論文の画像と完全に一致！！】
細胞で一気にノーベル賞候補となった時の人、小保方晴子が執筆した過去の論文に捏造疑惑が持ち上がった。マウスのリンパ球に刺激を与えるだけで、体のあらゆる細胞になる多能性を獲得するという夢の様な成果は本当に夢だったのか。
浮上した疑惑はいずれも他者の研究からの画像の転用で、要するに研究成果が出なかったのででっちあげたのではないかと各専門家から指摘されている。
実験で出た結果ではなく、PC上で作り上げたデータならばこれは大問題。現在、海外のサイトでも大いに議論になっている。英字サイトもほとんど読めていませんし、実験そのものもよく理解できていませんが、追試しても再現されないとなると疑惑が深まってしまいますね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-5） - 「オリンピック女子選手の食事」についてのメールです。
ソチオリンピック アイススケート女子代表の小平奈緒選手の所属（スポンサー）はメジャーな大企業や大手スポーツ用品メーカーではなく一地方の 地元では大きな、しかし全国的に見れば中規模の私立病院である相澤病院であります。（ちなみにこの病院は夏井先生はもちろん、多くのこのサイトのファンがご存知のように夏井、鳥谷部 両巨頭が同時期に勤務されていたという、湿潤療法における言ってみれば聖地のような奇跡の病院です。）その相澤病院ですが，外傷治療・熱傷治療・褥瘡治療における栄光の時代は去り，今ではゲーベン使いまくりの前時代的治療に逆戻りしています。その結果，治療を受けている熱傷患者さんが逃げ出しています。
病院内にパネルでそのへんのいきさつが展示されていました。詳しいことはあまり覚えていませんが、大雑把に言うと、ある時小 平選手が怪我で同病院で治療を受けリハビリを受けているとき、リハビリの先生との会話の中で「今私、所属先がなく、金銭的にもうやっていけないからスケートを続けられないかも。誰かスポンサーになってくれないかなー」というような話になったいうことです。
それを聞いたこの病院の事務長さんか院長さんのどちらかが「よっしゃ、それならうちで面倒見てやるわ」とトントン拍子で決まったということです。なんか、いい話でしょう。
その小平選手が男飯などといううアホな食事方法を採用したため、最後の100ｍたった０，１３秒を削れずメダルに届かなかった。
もし夏井先生が今なお同病院に在籍されて、彼女の食事の管理に関与できてれば金メダルにさえ届いたかもしれません。少なくてもメダルには手が届いたのに違いないと思うと残念で仕方がありません。
今、小平選手は27歳。次のオリンピックはきついかもしれませんが、ぜひ糖質制限の科学的な理論を理解して、正しい食事法に沿ったトレーニングを続け、メダルを目指して欲しいと、同県のファンとして願ってます。
糖質制限に基づいた食事法をアスリートが採用 して良い結果を残してくれれば糖質制限の有効性を証明する一助になるし、必ず良い結果が出ると思います。
治療をするのは病院ではなく医者です。だから，医者が変わってしまえば治療法も変わります。病院名で選ぶ時代ではなく，自分が望む治療をする医者がいる病院を選ぶ時代です。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-6） - 「糖質制限の食材」についてのメールです。
糖質制限の味方と思われる食材を発見したのでお伝えさせていただきます。実際に購入はしていないので、味はレビュー等を参考にして頂ければと思います。糖質制限の宣伝戦略として，「唐揚げをいくら食べても太らないよ」というのを殺し文句にしています。もちろん，コロモは糖質（＝小麦粉）ですし，揚げ油の質の問題もありますが，それでも主食を食べるよりは害は少ないので，糖質制限の導入としては「唐揚げはいくら食べてもよし」は有効でしょう。「主食を減らした分は豆腐で補う」のは正しいですが，「主食を減らした分は唐揚げで」のほうがビンボ臭さがありません。
【CPフーズ「CP若鶏の竜田揚げ」】
100グラムあたり炭水化物16.2gと少々多めですが、キロ６９８とコスパ的には一番かと。衣で嵩上げされてるかもですね。
【Willmall「唐揚げ」】
色んな業務用唐揚げが見れます。巨大な冷凍庫があれば、1kg×6袋（１ケース）なんて買い方も。
Amazonにも当然ありました。
そして，プチ糖質制限に成功したら，「実はコロモの量にも注意した方がいいよ。天ぷらとかフライのコロモって糖質が多いんだ。それと，揚げ油の質にも注意したほうがいいね」と話を進めていけばいいでしょう。
最初から厳密さを要求すると，誰もついて来れなくなります。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-8） - 【イルカに「人権」を、ルーマニアで議員が法案提出】
この議員はイルカに「人権を要求する？」と質問し，「人権がほしいんだ」という回答が得られたから，この法案を提案したんでしょうか。もしもイルカが人権を望んでいなければ，イルカに対して人権を押し付けるのはイルカの意思を無視する行為です。
それと，イルカに人権を与えるなら，カラスにも人権を与えるべきです。カラスは「高度に発達した知力や行動パターン」を持っているからです。
ちなみに，ルーマニアにイルカはいるか調べてみると，ルーマニアは黒海に面していて，個々にはハンドウイルカ（Tursiops truncatus）が生息しているそうです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-9） - 「アンパンマンの登場人物は糖質がらみのキャラが多いのでは？」と思い付きました。アンパンマンとかカレーパンマンとかロールパンナとか，糖質食ばかりのような印象がありますよね。
そこで「アンパンマン公式サイト」を参考に，全てのキャラを調べてみました。
⇒【アンパンマンの登場人物分析】
予想に反して，非糖質系のキャラの方が倍くらい多かったです。食べ物系のキャラが目立つアニメですが，実際には植物系・動物系・イベント系のキャラが多いため，糖質と関係ないキャラのほうが多くなったようです。何事も実際に調べてみないとわからないものですね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-10） - 糖質制限関連のメールです。
Medical Tribuneの最新版のトップにこんな記事が載っていました。
厳密な糖質制限食のデータではありませんが、糖質摂取率が低い方が心血管死、総死亡のリスクが低かったとのこと。
1月に行われた日本疫学会学術総会で発表されたそうです。9200人を29年追跡しているところが、さすが疫学会というところでしょうか。
例の文献と真逆の結果ですね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-11） - 「オリンピック女子選手の食事」についてのメールです。
「オリンピックの女子選手の食事」で高梨選手がオリンピック以外では糖質食でも好成績だったじゃないか？についてです。前評判が高かったのにオリンピック本番でコケたというのはこれまで散々見ているので、今さら驚きもしないのですが、糖質制限理論でこれを解釈してみます。
- 競技などで緊張すると、アドレナリンが分泌され血糖値が上がる。
- これが適度であれば(ある程度の平常心)筋肉に糖質が供給され、瞬発力が向上し成績があがる。(いわゆる火事場の馬鹿力みたいな)
…ところが
- オリンピックになると、どんな選手も極限まで緊張する。
- アドレナリンが血糖値をガンガンあげる。
- そこでインスリンが追加分泌されてしまうと…
- 血糖値が急降下してしまい、脱力感や眠気が、集中力が…
- 甘いものをそこへ投入すると…
- インスリンがますます追加分泌されてヘロヘロになる。
というのが成り立つのでは？
日本人選手が本番に弱い々々と言われるのも、緊張に伴う血糖値の乱高下のせいじゃないか？などと考えてみました。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-12） - 【禁煙は抗うつ剤より精神の安定に効果的】
この記事の「タバコ」をすべて「糖質」に置き換えても議論が成立します。「糖質制限は抗うつ剤より精神の安定に効果的」・・・という具合です。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-13） - 糖質制限体験記です。
糖質抑制（コーヒーはブラック、炭酸飲料は飲まない、夕食は白米を非摂取等）を、「糖質制限」に切り替えてから色々試行錯誤中の者です。経過をまたお知らせ致します。
① 定説である、「朝食に炭水化物を摂取しないと頭が廻らない」
→それは全く心配なし。逆に眠気がすぐ覚める
② 世の中は、何かと（安易に）糖質に頼るシステムになっていると痛切するようになった。です。
昨年３月に異動になったのですが、そこでは先輩からほぼ毎晩ラーメンかすた丼（豚飯の超大盛り版）のお誘いがありました・・・
現在所属する部署ではそのようなお誘いも「あまり」なく、しかも食堂もないので炭水化物を食べる機会が減りました。それから、体重は６３Kg→６０Kgへ（身長は１８２cm）。
現在は自分さえ気をつけていれば、自ずと糖質から遠ざかる事ができるはずなのですが、やはり、１、２週に1度はラーメンの「お誘い」があります。糖質制限をされているどのような方でも、程度の差はあれ大なり小なり「外圧」はあるはずです。山奥で人目を避けた生活ならばそのような事はないかもしれせんが、現実的には「外圧」はつきまといます。「糖質抑制」的な生活の時は、「次の日は炭水化物は控えよう」となっていたのですが、現在はもう減らしようがありません。
そこで現在の対策案（？）は、「加圧トレーニングの実施日を増やす」です。加圧トレーニングを以前から実施していたのですが、その回数を増やしました。
加圧トレーニングは、通常のトレーニングよりも糖質の消費が多いと言われますが、その原理を利用しています。しかも、少々負荷をきつめに（１０回でオールアウトする強度）。それで摂取した糖質を相殺出来ているかどうかはわかりませんが・・・。
個人的に糖質制限生活を何事もなく送っていけたら何も問題はありません。上記で述べた②に関しては、「外圧」を突っぱねるか、頭を捻って解決策（場合によっては妥協案）を見出すしかありません。
そこが、糖質制限生活においての今後の課題ですね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-14） - 「ほっしゃんが糖質制限」というメールです。
さて、ツイッターでこんなのを見かけました。
「@hosshyan: 実験的に ”米 パン 麺 酒 タバコ" を一切 摂取しなくなって、今日で最初に決めた期限の１０日間が過ぎてんけど、"パンが一番恋しい"っていう、めっちゃ意外なコトがあったものの、他にはちょびっと痩せた以外、差し当たって変わりはないから、もうちょっとケイゾクしてみるわ～。」パンが一番…、私もパンは懐かしいです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0218-06:00-15）
2014/02/17
【09:30】
- 「糖質制限反対派の医者を発見！」というメールです。
【ダイエットの「王道」はカロリー制限 メタボ予防にも効果】
日本肥満学会副理事長を務める新山手病院（東京都東村山市）生活習慣病センター長の宮崎滋医師
糖質制限ダイエットについて、
「脂質とタンパク質だけを摂取してやせても、短期的な効果しか望めない。カロリーを適正量に制限し、そのうえで糖質を抑えるのがベストだ」（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0217-09:30-1）
【08:30】
- 昨日，埼玉県の志木市で「第1回 豚皮揚げを食べる会」を開催しましたが，その時の様子が参加者の一人のブログに掲載されています。
ベロンベロンに酔っ払ってますね。それと私のジーンズ姿も写っています。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0217-08:30-1）
【06:00】
- 練馬光が丘病院での治療例に4例追加。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0217-06:00-1）
- 「糖質制限反対の医師，発見！」というメールです。
「糖質制限食」は本当に危険だと書いてある医師のサイトがありましたので、ご報告しておきます。最後尾の追記部分です。「炭水化物は必須栄養素です」，「炭水化物は日本人に最高の栄養素です」というアホ栄養士はさっさと切るべきでしょう。
⇒【真島消化器科クリニック】
オリンピック女子、高梨選手の栄養士は糖質が大好きなのでしょうか。
「いろいろ用意して、あとは本人がチョイスする」って、１０代の女の子ならどういうものに手がのびるかわかると思うのです。いろいろ用意するだけなら、栄養士いらないんじゃないでしょうか。
十代だから許されるのでしょうか。スポーツ選手（スキージャンプ）だからいいのでしょうか。
高梨選手の４年後に期待します。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0217-06:00-2） - 「江戸時代に太った人は…とかよくある言い訳に対する論理的反論案および雑談」というメールをいただきました。内容は至極真っ当です。
表題のようなことを言う人は、自分の頭で考えることを放棄している人、または、煙に巻こうとしている人だと思いますので、何を言っても無駄だと思います。しかし、糖質セイゲニストとして知っておいた方が良い知識の示唆をしていると思いますので、色々書いてみます。うわぁ，懐かしい！ Numeriじゃないですか。まだ更新を続けていたんですか？ 「宗教勧誘と対決する」とか「サラ金業者と対決する」というような「対決シリーズ」は大好きでした。
【江戸時代に太った人はいない】
直接的な反論がこのサイトに述べられてました。その４より，江戸中期の香川修徳は「一本堂行全医言」の中で糖尿病について以下のように記述しています。
・・・胃が乾燥するためいくら飲んでも乾きが止まらず、いくら食べても飢餓がつづく、しかも摂取した飲食物は身体の栄養にならない・・・小便多く尿は白っぽく甘味がする ・・・ 一度この病気にかかると治癒する人は100人中２，３人である ・・・さらにできものができやすく、眼症状がある、インポテンスになりやすいなど合併症についても記述されており、現代の医学に照らしても、かなり正確に糖尿病の症状が把握されていたようです。
【日本人の寿命が長いのは食生活が良いからだ】
これはエアコンの普及率と寿命の相関を言及しているようなもので、一面的にしか見れてない様に思います。日本人の寿命が長い根本的な原因は豊富な水資源（水道の水が飲用に適する、上下水道の整備率）、冷蔵庫系の普及率の高さ（電気が通っている）、気軽に医者にかかれる医療制度、大衆の衛生観念が高いところにある。この辺りにあるんじゃないかなと思います。
ところで話は変わりますが、その昔、テキストサイトと呼ばれるものが隆盛を誇っていた時期があります。その中でとあるwebマスターがやった無謀な実験があります。コーラ１月生活です
ルールは、［コカコーラ（および調味料とサプリメント）のみを栄養素として一月生活する。］
その結果1月で100.12Lのコーラ（エネルギー45000 kcal、炭水化物11.3 kg、ナトリウム7 g、他0） を消費し、以下のような変化を得たそうです。
年齢 29歳（1/11）→29歳（2/10）
身長 188センチ（1/11）→188センチ（2/10）
体重86キロ（1/11）76.5キロ（2/10）
血圧166-121 脈拍78（1/11）→141-88 脈拍70（2/10）
- 無気力になる
- 鬱になる
- 意外とお腹は減らない
- 体重が減る（1ヶ月で約10キロ）
- 腹はひっこまずに餓鬼みたいに痩せる
- 血圧は安定する
- 1時間以上集中力が持続しなくなる
どこまで事実が書かれているかは神のみぞ知るところですが、糖質制限で得られる効能と間逆の印象がしませんか？
この時代，つまりネット黎明期から勃興期という時代ですが，「イソジンやバニラエッセンスでカップ麺を作ってみる」なんていうおバカ実験をするサイトとか，長時間通勤の悲喜劇を延々と書いているサイトとか，いろいろありました。当時は固定電話の回線にモデムをかましてつないでいたので，通信速度は現在のWiFiの1/10,000以下でしたから，ちょっとサイズが大きな画像でも貼ろうものなら，表示されるのに何分もかかっていました。だから，書き手の文章力が試される時代でもあったのです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0217-06:00-3） - 「オリンピック女子選手の食事」についてのメールです。
毎日新聞夕刊に羽生選手の食事に関する内容が記事になっていました。新聞記事の内容だけでは、どういう食事を勧めていたのかイマイチわからず、彼の食事指導をした栗原秀文さんという方の情報をネットで見てみました。どうやら、少食の羽生選手に肉と野菜を取るよう勧めていたようです。羽生選手の食事はこんな具合です。
それに、この栗原秀文さんという方は「味の素」の社員みたいで、当然お勧めはアミノ酸です。つまり、「試合前におにぎりをいっぱい」とか「どんぶり飯をいっぱい」でないことは確かです。
オリンピックで金メダルを取ったのは、もちろん肉と野菜を食べていた羽生選手ですね。
⇒【ソチ五輪スケートの羽生選手を支えた食事】（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0217-06:00-4） - 糖質制限体験記です。
糖質制限の勉強及び実践中の者です。先生の更新記事を日々拝見し、試行錯誤しております。その後の経過ですが、飲酒に関しては休肝日なしの365日連日飲酒ですし，等質性前後で摂取量は同じです。最後の「二日酔い」は2011年11月で，それ以降，「二日酔いってどういう状態だったっけ？」ですね。
① 食事量は増えた。
② しもやけは再発しない。
③ リップクリームを使用しなくなった。
④ 二日酔いの緩和です。
特に①に関してですが、「こんなに食べてしまって！」と思うくらいです。その内太るのではないかと内心心配しています。
逆に、糖質のパワーを思い知らされます。糖質の積極的摂取時は、糖質制限の食事量よりも少なかったように思えますが、それで日々のエネルギーを賄えていたという事ですから、エネルギー効率が良いのではないかと思うほど。
先生がおっしゃるように、1日２食の兆しは「僅か」ですが見えつつあります。昼食前の空腹感は多少薄くなったかもしれません。元々痩せ型の私は、以前年配者に「どんぶり飯を食わないと太れないぞ！！」とよく言われました。なぜ「肉」ではなく「どんぶり飯」なのかと疑問に思いましたが、昔の人は経験則でわかっていたという事なのでしょうか？
③ですが、慢性的に唇の乾燥がひどかったのですが、リップクリームの使用回数が減ってきたように思います。しもやけの事と同様、糖質制限が起因かどうかはわかりませんが。
④に関して。ここ近年アルコールに対して弱くなってきた感がありました。それはあまり変わらないのですが、強烈な二日酔いは緩和されているような気がします。（「気がする」という程度ですが）
先生は毎日飲酒されているのでしょうか？ 糖質制限前後での二日酔いの変化はかなりあったのでしょうか？（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0217-06:00-5） - [3.11] 関連の本の紹介です。
昨年秋刊行された書籍 『汐凪を捜して 原発の町大熊の3・11』（かもがわ出版 1,900円）は、福島第一原発のある大熊町で暮らしていた家族の悲劇を、3・11に町全体が直面した状況を含めて、重層的に描いた優れた記録です。
「汐凪」（ゆうな）とは、津波で今も行方不明になっている７歳の少女の名で、父親の木村紀夫さんは、今も捜し続けています。木村さんは、津波で、妻と父親、次女の汐凪ちゃんを失いました。
この家族の例が特別の意味を持ったのは、捜索に向かおうとしたその時に原発事故が起こり、救出活動を断念せざるを得なかったからです。
家族の最期を知りたい、という木村さんに応えたのは、私の友人でもあるジャーナリストの尾崎孝史氏でした。尾崎さんは、木村一家を知る人びとだけでなく、町役場職員、当時の東電作業員まで、長期にわたる取材を行い、証言による重い構成の本を作り上げました。 この記録は、大熊町の3・11の全体の記録となり、原発とはいったい なにか、無名の庶民にとって原発災害とはどういうものなのかを 厳しく問いかけるものとなっています。私はこの記録の内容に驚いて、今月１日発行の雑誌「マスコミ市民」 の「放送を語る会談話室」というコラムにこの本の書評を書きました。
（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0217-06:00-6） - 「冷え症にはドルナー錠」についてのメールです。
お薬についてはど素人ですが、オパルモンとかドルナーというのは要するにニコチンと逆の働きをする血管の拡張剤ですから、直感的には冷え性や霜焼けの予防にはうってつけであるように思えます。これは恐らく，プロスタンディン（プロスタグランディンE1）の点滴による血管痛だと思いますが，これは点滴中にメイロンを混注すると痛くなくなります。プロスタンディンは pH 4.0 ～ 6.0 と酸性なのでそのまま点滴すると血管を損傷し，血管炎が起こり，痛みの原因になります。
個人的経験では、血管柄付きの大腿側遊離皮弁移植（血管同士を吻合するマイクロサージャリー）を受けた後、オパルモンと同じ成分を点滴されて（煙草は絶対に吸ってはいけないといわれました）、静脈炎で（怪我や手術以上の）地獄の痛みを味わいました。しばらくしてオパルモンの経口摂取に変えてもらいました
残念ながら，これを知らない医者が非常に多いです。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0217-06:00-7） - 「糖尿病学会のアホ理事を発見！」というメールです。光文社さん，こいつ（石田均＠杏林大学内科教授）も公開討論の相手にリストアップして下さい。
1) 日本糖尿病協会『さかえ』2014年2月号
P9：「極端な糖質制限食は、長期的には腎症や動脈硬化の進行が懸念されますので、決してお勧めできません」
2) 学会誌『糖尿病』2011年4月号でも似たようなことを言っている
P258：「この方法の一種の悪用により極端な糖質の制限に走らない様に留意すべき」
3) 『月刊糖尿病』2012年1月号 P116
「昨今、糖尿病症例に対する民間療法として、雑誌などを通して一種のブームのように流布されている極端な糖質制限に対して、強い警鐘を鳴らしている」（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#0217-06:00-8） - 「オリンピック女子選手の食事」についてのメールです。
2/13と2/15に掲載された、女子スキージャンプの高梨選手についてのメール。妙に嬉しそうでしたね。
炭水化物を摂取するようなおバカさんが、オリンピックでメダルを獲得するなんてあってはならない事なので、それが証明されて大満足？
高梨選手は日本開催も含めて、ワールドカップで数多く優勝しています。ロシアで開催されたオリンピックではおにぎりを食べたけど、それよりもはるかにおにぎりを準備するのが容易な日本でも、優勝した試合では炭水化物は食べていないってことなんですかね。（この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-02.htm#） - 【なぜNHKは山梨の大雪災害を報じないのか？】
今回の雪害で，政府の対応が非常に遅いのは事実です。NHKの報道も「控え目」ですね。
も購入しお化粧も基礎化粧を止めて、ポイントメークのみにしています。
は新聞・雑誌書評欄では一度も取り上げられていない）。
