2018/01/31

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 17歳女：大腿熱傷
- 4歳11ヶ月女：スポーク外傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0131-1

　なぜか，ピアノ系の話題がいくつか。
1. 【中野坂上「ベーゼンドルファー東京」で元Tスクエア和泉宏隆さんが音楽トークショー】
  　楽器店でベーゼンドルファーを弾いたことがありますが，スタインウェイよりベーゼンドルファーのほうがタッチも響きも私の好みで，ずっと弾いていたい気分になります。中野坂上なら門前仲町から大江戸線で一本なので，今度行ってみようかな。
2. 【優雅なボディーに最新のサウンド技術を詰め込んだローランドのデジタルグランドピアノ『GP609』】
  　面白いのは「市販の楽譜アプリを使うと、ダウンロードした楽譜をタブレットなどに表示し、ペダルで譜めくりする」という機能。3本ペダルのソフトペダルかソステヌートペダルのどちらかに譜めくり機能を割り振るのかな？
  　ちなみに私は電子楽譜末端のGvidoは譜めくり用フットスイッチで譜めくりしていますが，そのあまりの便利さに「手で譜めくり」時代にはもう戻れません。
  　いずれにしても，厚い紙楽譜を何冊も持ち運ぶのはいずれ過去の遺物になるのかも。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0131-2

【歯周病が認知症に関与しているという説は本当か】
　［歯周病も認知症も同一原因である糖質摂取が主要な原因なので，歯周病が認知症に関与しているように見える］というのが真相じゃないでしょうか。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0131-3

　「東京メトロ東西線についての記事」というメール。

　WEB記事ですが，東西線一位が門仲，二位が神楽坂だそうです。
　これからの発展が楽しみですね。
　両者の違いは，門前仲町は飲みながらガッツリ食べても財布が軽くならないお店が多く，神楽坂は飲みながらガッツリ食べると財布がガッツリ軽くなるお店が多い，ということですね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0131-4

2018/01/30

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 6歳男：スポーク外傷
- 33歳女：顔面裂挫創
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0130-1

　当院の看護師が湿潤治療についてのブログを始めたようです。クリニックのサイトからも入れます。
　看護師として気が付いた治療・処置の注意点やノウハウ，Tipsを追加していく予定，とのことです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0130-3

　光文社の担当編集者からのメール。

　久々に【読書メーター】を覗いてみました↓「最終回答編」の読書メーターですが、、、
　高評価のレビューが多くてうれしいですね。　

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0130-4

　服や靴，バッグなどは店頭で見かけてひと目で気に入ったら迷わずに買った方がいいようです。後日，購入しようとその店に行ってもその商品はもう見つからない事が多いからです。
　私の好みは【他の人が持ってなさそうなもの／他の人が選ばなそうなもの／ちょっとトンガッテいるもの】なので，売れなければすぐに返品されるのかもしれません。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0130-2

　「講談社ブルーバックス2000号記念小冊子について」というメールです。

　このようなタイトルの小冊子が無料で配布されています。昨年の2月発行なので少し古いのですでにご覧になった方も多いと思いますが、私は昨年の12月にジュンク堂で見つけて初めて貰ってきました。

　内容は、ほとんど題名から予想できるものですが、

科学技術とブルーバックス2000冊のあゆみ
　　1963年創刊以来の世の移り変わりとブルーバックスの歩みの概観
特別エッセイ
　　池谷裕二、福岡伸一、佐藤勝彦、佐藤優、松尾貴史ほか計15名の方のブルーバックス　　についての随想
データで見るブルーバックス
- 歴代発行部数　ベスト10
- 21世紀の発行部数　ベスト10
- 歴代刷数　ベスト10
- 著者別冊数ランキング
編集部が選ぶブルーバックス30冊一気読み

　となっています。

　データ的に面白い３．の内容を一部を紹介します。

歴代発行部数　ベスト10　：第1位　子供にウケる科学手品77　B1234　後藤道夫　76万部
21世紀の発行部数　ベスト10　：第1位　記憶力を強くする　B1315　池谷　裕二　25万部
歴代刷数　ベスト10　：第1位　相対性理論の世界　B79　J.A.コールマン　100刷
著者別冊数ランキング　：第1位　17冊　都築卓司　パズル・物理入門（デビュー作）　　B126

　だそうです。

　特別エッセイに関しては、中高生時代にブルーバックスに出会い、感銘を...といった方が多いようですね。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0130-5

　「HPVワクチン国際シンポジウム開催のご案内」というメールです。

　国際シンポジウム「世界のHPVワクチン被害は今」

　HPVワクチン（「子宮頸がんワクチン」）によって深刻な被害が発生し、社会問題化しているのは日本だけではありません。本シンポジウムでは、集団訴訟が提起されているコロンビアを始め、スペイン、英国、アイルランドの被害者団体からゲストを迎え、被害実態、医学界や政府の対応、被害者の活動などを共有し、問題の本質や被害救済について議論します。是非ご参加ください。

■日時　2018年3月24日（土）13:30～17:30（13:00開場）
■会場　東京大学本郷キャンパス　武田先端知ビル 5F 武田ホール
■同時通訳付・事前申込不要・資料代５００円

詳細は、薬害オンブズパーソン会議のサイトをごらん下さい。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0130-6

【女子がコオロギを食べた結果→「揚げるとエビフライの味。圧倒的に美味」】
　コオロギは何度か食べたことがありますが，普通に小エビです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0130-7

【北朝鮮　南北合同文化行事の中止通知＝韓国「遺憾」】
　なんだか，いいようにおちょくられているなぁ。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0130-8

2018/01/29

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 84歳女：前腕表皮剥離
- 5歳6ヶ月男：顔面熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0129-1

　こんなメールをいただきました

　またm3.comクイズネタですが。
　あれ、おかしいなあ。正解ってＣじゃないんだね。デブリしなきゃ、ダメダメ。今の知識で国試受けたら確実に落ちそう。

◆皮膚疾患クイズCase87
　28歳、女性。「2日前に湯たんぽを使って低温やけどを起こしました」と来院した（画像1）。効果が期待される治療法はどれか？

陰圧閉鎖療法

トラフェルミンの使用

創傷被覆材による湿潤環境下療法

保存的治療に関わらず、デブリドマンが必要となる

アルプロスタジルアルファデクスやブクラデシンナトリウムによる湿潤環境下療法

＜答えと解説＞
　正解はＤ「保存的治療に関わらず、デブリドマンが必要となる」。
　熱傷の深達度を決定する要因は、熱源の“温度”と“接触時間”である。そして、受傷直後に適切な冷却が行われなかった場合や細菌感染を合併した場合には、初期の深達度よりもさらに深く進行する。
　　　（中略）
　壊死組織をデブリドマンした後、保存的治療を行うこともあるが、周囲からの上皮化を待つには長期間を要すること、また治癒した熱傷瘢痕が将来的に瘢痕癌（有棘細胞癌）の発生母地になることより、本例では一期的に垂直マットレス縫合による縫縮術を行った（画像3右）。

　こういうコーナーを担当する先生は基本的に日本熱傷学会の偉い先生です。だから，学会で定めたガイドラインから逸脱する問題は作れません。学会にとっては，学会が定めたガイドラインが唯一正しい治療指針であり，それ以外の選択肢はありません。
　しかし，学会ガイドライン通りに治療する医者（例：上記の出題者）に熱傷患者が集中しているかというと，そうではありません。そういう治療をする医者から患者が逃げ出し始めています。スマホでググれば現在受けている治療が最善のものでないことが素人にもわかるからです。実際，練馬光が丘病院時代を含め，私の外来の熱傷患者さんの7～8割は「大学病院や総合病院で治療を受けていて，医師に説明に納得できずにネットで検索して湿潤治療を見つけた」患者さんです。

　私は患者さんにこのように説明しています。

　美味しいトンカツが食べたくなったら，隣のスーパーのお惣菜コーナーには行来ますか？行かないですよね。美味しいトンカツが食べたかったら，まずネットの食べログやぐるなびで検索して，多少遠くても評判のいいお店を探しますよね。そこに行けば確実に美味しいトンカツが食べられるからです。
　医者も同じです。どこの病院でもいい治療をしているわけじゃありません。同じ「医者という看板」を出していても治療内容は，超美味のトンカツと不味いトンカツくらいの違いがあります。立派な看板の大きな店構えのお店が必ずしも美味いトンカツを食べさせてくれるわけではなく，大学病院だから最新・最善の治療をしているわけでもないのです。美味いトンカツを作れる料理人が入れば小さなお店でも超一流のトンカツが出せます。
　だから，いい治療を受けたいと思ったら「食べログ」でラーメン店やケーキ屋さんを探すのと同じ努力が必要です。美味しいラーメンやケーキを探すように，医者も努力して探しましょう。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0129-2

　「魚皮による動物治療の記事」というメールです。

　このツイッターで紹介されているweb記事ですが、ひょっとして、これ、湿潤治療なんでしょうか。
　湿潤治療は何を使うかでなく，乾燥を防ぐことで成立します。だから，創面の乾燥を防ぎ生体に害がないものなら，ラップでもゴミ袋でも魚の皮でも卵の薄皮でも医療用創傷被覆材と同等の治療効果を持ちます。創傷被覆材がなければゴミ袋でいいし，ゴミ袋が手に入らない場所だが魚が豊富に手に入るのであれば魚の皮で治療すればよろしい。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0129-3

【科学者が警鐘！赤道の収縮で、2018年は大地震が倍増か】
　偶然にも，私は単なるヤマカンで同じようなことを数日前に書きましたが，もしかすると地球物理学的な減少の可能性が・・・。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0129-4

【専門医研修、地方は低迷　外科「10人未満」27県】
　新しい専門医養成制度でしが，スタート前から画餅に終わりそうな気配が漂っている模様。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0129-5

【時代考証家が自らツッコむ『西郷どん』はフェイク山盛り】
　フェイク呼ばわりするのが大好きな某国大統領が，この「フェイクドラマ」を見逃すはずはありません。いずれツイッターで取り上げてくれるはず！？
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0129-6

【炭水化物の摂取量を減らしていくと痩せる理由】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0129-7

2018/01/27

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 58歳女：前額部皮下血腫
- 53歳女：手背猫咬傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0127-1

　「食事とレシピ」にファミリーマートの「サラダチキンバー」を追加。

　ちなみに，最近の私の昼食はもっぱらファミリーマートの「サラダチキンバー」，「生サラミスティック」，「海鮮スティック明太マヨ風味」のローテーションです。ワンコインランチどころか，150～300円ランチです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0127-3

【『やせおか』著者提案！糖質オフの“痩せるスープ”でスッキリボディに】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0127-2

　クリニック備品としてポケモン仕様のガチャガチャを購入しましたが，子どもにウケまくりです。今後，カプセルに入れるおもちゃ類も充実させていく予定。男児用，女児用で2個買ったほうが良さそう。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0127-4

　ガチャガチャつながりで，以前読んだデイリーポータルZの「ガチャガチャにつまみを入れて晩酌」という記事を思い出しました。カプセルにつまみを入れてガチャガチャを回しては酒の肴にする，という記事なんですがこれがなんとも楽しそう。記事にもありますが，カウンターにガチャガチャがあって100円入れたらカプセルに入ったつまみ（ミックスナッツとかサラミソーセージとかチーズとか乾き物各種とか）がランダムに出てくる，という居酒屋があったら絶対に面白いだろうな。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0127-6

　こんなメールをいただきました。

　【自動車王ヘンリー・フォードは大豆を好み野草を食した】
　相当昔の日本人のような食生活。これを健康的な食生活というのでしょうか。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0127-5

【トランプ大統領、ＴＰＰ残留示唆「いい協定得られれば」】
　トランプ大統領，もうムチャクチャ。朝令暮改を連発！どうやら，「TPPはオバマが決めたから悪いことに決まっている」という理由だけで反対していた模様。『怒りと炎』の内容が正しいことを自らの言動と行動で証明するトランプ大統領。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0127-3

【トランプ氏の「サメ嫌い」でサメ保護団体に寄付金集中】
　でも，たまにはそのトンデモ発言が役に立つこともある。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0127-7

2018/01/26

　［過去5年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0126-1

【「砂糖は茶色の方が体に良い」派に激震？　「あさイチ」が示した「白」との差は...】
　要するに糖質は糖質であって，体に害のない「良い糖質」はないってこと。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0126-2

　「ワセリンの活用法」というメールです。

　ワセリンの5つの活用法という、米国皮膚科学会の記事を見つけました。

ワセリン5つの活用法を指南

5 ways to use petroleum jelly for skin care

5 ways to use petroleum jelly for skin care

　安価で、抗生剤入り軟膏も不要などが書いており良質な記事と思います。
　(・・・・ニキビに使用しても悪くないと思うのですが、)

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#

　こんなメールをいただきました。

　恐らく、先生のサイトの訪問者の9割は湿潤療法及び糖質制限に興味ある方だと思われます。
　しかし皆様、先生の『書評』を読まずして、夏井ファンを語るなかれ…
　『書評』のみで一冊の本に成る程圧巻の読書量、そしてその書評文の面白さ！！

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0126-5

【害虫の殺虫剤への抵抗性は共生細菌を介し急速に進化する、産総研の研究】
　人間の必死の努力と研究をあざ笑うかのような手段で耐性能力を獲得しているようです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0126-3

2018/01/24

　［過去5年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0124-1

　下腿熱傷後肥厚性瘢痕をドレニゾンテープで治療している乳児の患者さんがいらっしゃいますが、この程、ご両親と福岡市に引っ越されることになりました。つきましては、引き続き治療してくださる先生がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけないでしょうか。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0124-3

【群馬・草津白根山が噴火　自衛官ら１０人けが、２人重症】
　最近，世界のあちこちで火山が噴火したり地震が起きていますが，なんだか不気味です。地震と火山噴火は地球の外核に発生したスーパープリュームから供給される熱エネルギーが開放されたもの，という説があるからです。
- 12月27日：インドネシアのシナブン山噴火
- 1月5日：パプアニューギニアのカドバー島噴火
- 1月9日：カムチャツカ半島のシベルチ山とクリュチェフスカヤ山噴火
- 1月11日：インドネシアのアグン山噴火
- 1月14日：ペルー南部沖でM 7.1の地震
- 1月15日：日本の桜島噴火
- 1月22日：フィリピンのマヨン山噴火
- 1月23日：アラスカ湾でM 7.9の地震
- 1月23日：インドネシアでM 6.0の地震
- 1月23日：草津白根山噴火
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0124-2

2018/01/23

　［過去5年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0123-1

　昨日の治療例についてのメールです。

　Y字に切ったペンローズロレーン、非常に参考になりました。思わず「なるほど！」と一人で声を上げていました。
　毎度毎度ですが、有難う御座いました。
　ちなみに，この症例はペンローズは固定しないといけない局面だけど局所麻酔するのはちょっと面倒・・・と考えていて瞬間的に思い付いたものです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0123-2

　知人から「松岡圭祐の『探偵の鑑定Ⅱ』という小説に湿潤治療が登場しています」という連絡をいただきました。本の一節（97ページ）を引用させていただきます。

　笙子がつぶやいた。「酷いわね。けど，出血の割には傷口が悪化してない」
　痛みを堪えながら須磨はいった。「きみが昔，教えてくれたとおりに実践したからな」
　　　　（略）
　「水道水でいいから早めに洗っておく。消毒液は要らない。止血のために腕を縛らない」
　「そう。ふつうヤクザって馬鹿だから，誤った知識を鵜呑みにしてんのよね。ガーゼとかも貼りたがる。血液がガーゼに吸収されちゃって，傷口も乾燥して，せっかく傷を治すために現れた細胞を死滅させるってのに」

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0123-3

2018/01/22

　［過去5年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0122-1

　「理想的（？）な糖質摂取量」について，大平師匠からのメールです。

　先週から、貴重なご意見を参考にしつつ、あれこれ「理想（？）の糖質摂取量」を考えてきましたが、前々回に出した必要な糖質量54g/日というのはやはり少ないでしょうね。
　というのも、その量の糖質のカロリーを計算すると、54g×4kcal=216kcalとなります。そして、このエネルギー量では標準的な基礎代謝量のうち「脳、肝臓、脂肪組織、腎臓、筋肉、心臓」を除く「その他15％」分の225kcal/日のほとんどを赤血球が占めてしまうことになります。それはいくらなんでも無理があるでしょう。おそらくは、赤血球以外にもグルコースは使われていると考えた方が良いでしょう。
　ということで、グルコースと言えば脳。脳の基礎代謝も含めて計算してみましょう。脳は、基礎代謝の20％程度を占めますので、約300kcal/日のエネルギーを消費します。仮に脳が全面的にグルコースを利用していると仮定すると、300/4＝75g。そして、「赤血球＋a」の54gと合わせて、54＋75＝129≒130g/日。＋aの内訳に脳の消費分が入っているかどうかはっきりしませんが、ここでは単純に加算することにします。もしかすると、＋aには筋肉のグリコーゲンの蓄積、網膜、白血球などに使われている分が含まれている可能性もあります。

　結局、最初の144g/日に近い結果となりました。＋aの分の幅をざっくりとって、1分間当たり0.09g～0.125g、1時間当たり5.42g～7.5g、1日あたり130g～180gで身体のグルコース需要は満たされるという事になります。
　答え合わせではないですが、改めて栄養学や生化学の教科書をひもとくと（「最初からそれを紹介しろ」という声が聞こえそうですが）、数値にばらつきはありますが「肝臓・腎臓での糖新生で1日当たり120～150gのグルコースを合成できる」と言う風に書いてありますので、身体に本当に必要な糖質の量はおおむねそのようなレベルなのでしょう。

　という事で、結局、身体に必要な（または糖新生で合成すべき）糖質量はだいたい

140g/日、6.0g/時、0.1g/分

　という目安で覚えておくと良いのではと思います。

　ただし、教科書には「糖質が外から入ってこない状況が長く続くと、糖新生の活性は徐々に弱まってくる」とも書いてあります。糖新生が弱まると言っても、血糖値は一定に保たれている訳で、赤血球のためのグルコースはもちろん、脳もグルコース利用が全くなくなるという事はないように思います。例えば、脳のグリア細胞の一種であるアストロサイトでは微量ながらグリコーゲンを蓄積し、エネルギー源としてだけでなく、記憶定着にも関与している可能性が示唆されています。

　そして、この「糖新生の活性が落ちてくる」というのは、おそらく脳がエネルギー源としてケトン体を使い始めると、その分のグルコースを糖新生で合成する必要がなくなるためだろうと思われます。すなわち、厳格な糖質制限を行い、脳へのケトン体の寄与が大きくなればなるほど、上記にある「身体に必要な（または糖新生で合成すべき）糖質量」は少なくなってゆくことになり、糖新生のために摂取すべきタンパク質も徐々に減ってゆく可能性があります。

　以上のような量的な事は、ちゃんと真面目に勉強して日々考えている人は、「常識」もしくは「とっくの昔にわかっている事」なのかもしれませんが、代謝経路は知っていても、量的に真面目に考えてみたのは私自身は初めてだったので大変面白かったです。

　ともあれ、糖質制限について議論する時は、上記の「身体が本当に必要とする糖質量」をベースにして、それをどう解釈するか、実際の食生活をどうするかを考えなければならないでしょう。そのような定量的な視点なしに、定性的な事（「脳はケトン体を使える」「糖新生は肝臓に負担」など）を言っても、なかなか議論はかみ合わないかもしれませんね。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0122-4

　世界のあちこちで水不足が！水が不足していようが食糧がなかろうが，人口は増えていくのが人類の歴史。

【絶望的な水不足の南アフリカ、90日後には「枯渇都市」に】

【パキスタンの水危機、汚染に加え枯渇の恐れも】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0122-5

　糖質制限関連の情報など

 【低カロリーで食物繊維豊富な主食に！「こんにゃくリゾット」を実食レポ】

【低糖質がうれしいっ　RIZAP濃厚バニラプリンがたまらない】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0122-6

【ニュース、新聞よりネットで＝初めて逆転、朝刊読者７割切る－世論調査】
　私が新聞を読まなくなったのは2002年ころです。程なく新聞の購読も止めました。止めても何一つ不自由がなかったからです。唯一困るのは，瀬戸物を落として割った時にくるむ紙と，雨で靴の中に入った水を吸い取る紙がないことくらいです。要するに，必要なのは新聞紙であって，新聞は必要なかったわけね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0122-2

　自宅に高級焼酎がダブついています。自宅では高級焼酎を飲む機会がほとんどないからです。
　もちろん，自宅では休肝日なしに飲んでいますが，晩酌は糖質ゼロのビール，シャワーを浴びた後は【ホッピーで割った安物甲類焼酎 and／or ウィスキー（いつも，ブラックニッカクリア）の炭酸割り and／or ローソンの600円赤ワイン】を飲みながら仕事をするのが日課なので，高級芋焼酎や米焼酎を飲むタイミングがありません。一方，私が糖質制限していることを知っている人から送られてくるのは高級芋焼酎や米焼酎がほとんどです。
　その結果，「森伊蔵」などの高級焼酎がたまっていきます。
　飲まれるためにこの世に生まれたお酒なのに飲まれないというのは，お酒にとっても不幸な事態であり彼ら（？）も不本意でしょう。ましてこれらは，丹精込めて作られた銘酒，良酒なのです。
　そんな訳で，これらのお酒を有効に活用し，飲み手もお酒も喜ぶ方法はないかと模索しています。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0122-3

2018/01/20

　［過去5年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0120-1

　「理想的（？）な糖質摂取量」について，大平師匠からのメールです。

　「赤血球で生じた乳酸およびピルビン酸がどの程度、肝臓での糖新生に使われるのか」という大変鋭い疑問をいただき、ありがたく思います。

　そこは私も18日の内容を書いているときにちょっと気になったのですが、「体内で生じた乳酸を糖新生に使う（コリ回路）」というのは、よほどの急激かつ局所的なエネルギー需要（急激な運動時の速筋など）が生じない限り起こらないように思いました。
　実際にどうなっているかはわかりませんが、理屈の上では、解糖で生じた乳酸から糖新生で再びグルコースを合成すると、ATPを消費する事になってしまい、エネルギー収支でみると赤字になってしまいます。赤血球から生じた乳酸やピルビン酸は素直に酸素呼吸の呼吸基質として使った方が身体全体のエネルギーからしても効率的でしょう。つまり、赤血球由来の乳酸の肝臓でのリサイクルはほぼないのではと思います。

　また、糖質をそれなりに摂取した場合、肝臓はグルコースを優先的に取り込みます。取り込んだグルコースはその量に応じて酸素呼吸の呼吸基質、グリコーゲンや脂肪酸の材料などに利用し、糖新生は休止状態になっているはずです。原理的に、解糖系と糖新生は同時進行しません。肝臓で糖新生が進まない時でも、赤血球は解糖系しかない訳ですから、乳酸を作り続けます。となると、血中の乳酸がどんどん蓄積してしまうことになります。
　これも実際どうなっているかわかりませんが、やはりこの場合でも素直に乳酸が各細胞で酸素呼吸の呼吸基質として使われていると考えた方が自然なような気がします。ただし、急激な運動によって速筋などで大量のATPが急遽必要となり、酸素呼吸だけでは供給が間に合わない状況も起こりえます。しかも、そんな時は、各細胞がいつもよりグルコースを消費してしまうために血糖値も減少し、速筋の（グリコーゲン由来の）解糖系フル回転でもATP合成が足りない。そんな事態に、上記の「糖新生で乳酸からグルコース合成」が発動するように思います。

　こうしてみると、乳酸およびピルビン酸は、グルコースから作られるケトン体のようなものなのかもしれません。もちろん、代謝の上での位置づけはそれぞれ異なりますが、分子構造を比較すれば、ピルビン酸と乳酸にそれぞれメチレン基（-CH2-）を追加したのが、ケトン体であるアセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸なので、実はよく似た化合物ではあります。

　なお、糖新生で合成されるグルコースは、エネルギー源としてだけでなく、脂質代謝に必須のNADPH2やDNAやRNAに必要なペント―の合成材料としても各細胞に必要です。そのぶんの消費がある事も考慮しなくてはならないですね。

　そして、やはり気になるのは、赤血球が単位時間当たりにどの程度グルコースを消費しているかですね。その消費量がわかれば、赤血球以外のグルコース消費の状況もわかってくるかもしれません。

　ふと糖質制限中の血中の乳酸濃度が糖質制限前と比べてどう変化するのか、興味深いです。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0120-4

　糖質制限関連のニュースなど。

【大豆米で作った低糖質恵方巻きが登場、具材は贅沢なタラバガニ使用。】

【2018年の注目は「糖質」と「バイオハック」と「自己実験」　唐突ですが、糖質について考えたい。】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0120-2

【あの「タニタ食堂」曲がり角？塩分摂取多い秋田は閉店へ　本家・丸の内は…】
　タニタ食堂の基本理念は「和食は健康食」，「バランスの取れた食事」，「低カロリー」といった科学的根拠のない「栄養学の常識」をベースにしています。だから，洋食やお酒を出しただけで「タニタ食堂の理念を否定するのか！」と非難されます。「食事の基本は一汁三菜」という大前提があるため，酒のツマミになる単品オカズを出すわけにも行きません。
　最初に定めた「タニタ食堂健康定食の基本理念」があるため，方向転換も路線変更もできず，自縄自縛に陥っているのかもしれません。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0120-3

2018/01/19

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 17歳男：骨折治療後難治性潰瘍
- 88歳男：手背裂傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0119-1

　「理想的（？）な糖質摂取量」についてのメールです。

　赤血球はミトコンドリアを持たずに嫌気呼吸なのでブドウ糖を消費するのですが、その代謝物（ピルビン酸か乳酸であってますか？）は肝臓での糖新生の材料になるか、体細胞の好気呼吸で消費されるかだと思います。
　全てが糖新生に回されるなら実質的に赤血球でのブドウ糖消費はキャンセルされるという考え方もできますが実際にどの程度の効率でリサイクルされているのでしょう？

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0119-4

　糖質制限に関連する情報など。
1. 【「炭水化物が食べたい」に関係する神経細胞を特定】
  　この研究者は「炭水化物（糖質）は重要なエネルギー源」という知識を前提にして，実験データを解釈しています。つまり，「糖質は本来は主要なエネルギー源ではない」ことを前提にすると，全く違った解釈になるはずです。
  　「事実は受け入れるが，解釈は疑う」のが正しいと思います。
2. 【面倒な皮むきなし！低糖質ポトフでずぼら痩せ♪】
3. 【ローソンが｢低糖質コンビニ｣に込める狙い　40日間限定で営業する実験店舗の中身とは？】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0119-2

【「短命返上にどうぞ」ポンと20億！　青森市が寄付金活用　操車場跡地に体育施設整備へ】
　20億かけて体育施設を作るより，糖質制限を普及させるほうが短命返上に効果があると思うけどね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0119-3

　拙書『炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】についてのメールです。

　和食の項についての疑問です。
　92頁に

コメを多食する村は短命村であり、長寿村はない。野菜や海藻を多食する村はすべて長寿村。

　とあります。必ずしもタンパク質を野菜類のほかに摂っていたわけでもなさそうです。
　単純に長寿＝健康でもないでしょうし、タンパク質＝長寿でもないでしょうが、ここではヴェジタリアンの勧めのようなことになっています。
　一方植物には、それはそれで食べられないような工夫をしていることは本書の他の箇所でも指摘されていますが、植物に含まれる硝酸塩などはその代表かと思います。
　同時に抗酸化作用物質や食物繊維（腸内フローラに有効？セルロースを分解する菌がいるのかどうかは良く知りませんが）も持つところは良く認知されているところです。
　長寿を病気の罹患率が少ないことと考えれば、野菜と海藻「だけ」を食べていればよいのか、それともビタミンC供給のための最小限の葉物野菜（加えてタンパク質）でよいのか。
　糖質セイゲニストとしてはどう考えるべきでしょうか。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0119-5

2018/01/17

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 24歳女：足底犬咬傷
- 68歳女：足背熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0117-1

　「理想的（？）な糖質摂取量」について，大平師匠からのメールです。

　大変有意義な指摘をいただき、ありがたいです。
　ご指摘があったように、グルコースを優先的に消費する赤血球の事を忘れていました。そして、細胞間質液がなければ肝心の細胞にグルコースが届かない訳ですから計算に入れないとダメですね。また、Ⅰ型糖尿病ならインスリン分泌自体がほぼないわけですから、短時間であればグルコースの動態を見る有用な情報となります。目からうろこのご指摘でした。ありがとうございます。

　ということで、単純に14/5=2.8倍で、理想的な糖質摂取は、1分間あたり0.28g、1時間あたり16.8g、1日あたり403.2g。だいぶん、増えました。だいたい、ご飯でお茶碗7杯分くらいですね。
　厚生労働省が定めた成人男性の一日あたりの炭水化物量は、必要摂取カロリー約2500kcalのうちの約60％ということになっています。
　糖質1gは約4kcalなので、（2500×0.6）/4で計算してみると、成人男性の一日あたりの炭水化物摂取基準は375gということなります。この「摂取カロリーの60％程度」という基準は、まさか上記の計算を基にした訳ではないですよね。まあ、偶然でしょうけど。

　そして、完璧な糖質制限を行っている場合、理屈の上では、糖新生のために一日当たり約400gのタンパク質を摂取しないといけないという事になります。昨日書いたように、400gのタンパク質というのは、相当な量になります（卵だと約55個ぶん）。そして、タンパク質の摂取が400gに足りなければ、不足分は筋肉のタンパク質を分解して糖新生に使う事になりますので、筋肉量は日々みるみる減少してゆくという計算となります。
　さて、厳しい糖質制限を行っている方々は、毎日400gものタンパク質を摂取しているのでしょうか。もし「それほどの量のタンパク質は摂取してないのに筋肉量は変化してないよ」という場合、身体はどうやって維持されているのでしょうか。あるいは、上記の計算のどこかに不備があるのでしょうか。

　ここで、計算の手順を逆に考えてみます。インスリンがほぼ機能しなかった場合、血糖値はどのように下がってゆくかと発想を転換します。その下がり方が、身体が必要としているグルコースと考えるのです。糖尿病の方の経口グルコース負荷試験のグラフなどをみると、口から入ったグルコースが2時間後にマックス（診断基準では200 mg/dl 以上ということらしいです）となり、その後、極めてゆっくりと血糖値は下がっていきます。一般的なグラフからその速度を計算すると、1時間当たり0.16g/Lのペースで減少してゆくと想定します（この辺のペースはケースバイケースでしょう）。インスリンはあまり機能していませんから、この減少はインスリンとはほぼ関係なく身体が本当に消費した（細胞へ取り込まれた）グルコースという事になると考えます。「インスリンの作用が弱いながらもあるからでは」という見方もあるでしょうが、グルコースの最大のお得意さんである赤血球はインスリンの影響をほぼ受けませんし、数も相当ありますので無視はできないと考えます。
　この考えで計算すると0.16×14=2.24g。1時間あたり2.24g。1分あたり0.037ｇ。一日当たりで、53．76gの糖質で足りるということになります。今度はだいぶん減りました。
　そして、糖新生に必要なタンパク質は約52g。これくらいの量のタンパク質なら余裕で摂取できますね。そして、これまた奇遇にも、厚生労働省の一日当たりのタンパク質摂取基準とほぼ同じです。まあ、これも偶然でしょうけど。

　さて、どちらが正しいのでしょうか。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0117-4

【急増する“麺なしラーメン”は誰トクかカップも参戦　麺なしラーメン大増殖の怪】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0117-2

【チリ産のサケは抗生物質まみれで超耐性菌「スーパーバグ」の温床になる危険性】
　「耐性菌の出現」という医学界の問題は，もう医学界だけでは解決できない，ということです。何しろ細菌は「遺伝子の水平伝播」という最強の能力を持っていますから・・・。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#

　面白いマンガを発見！『三十歳バツイチ無職、酒場はじめます。』です。グルメ漫画・料理漫画は数あれど，飲食店の経験もなければ調理師の経験もない30男が，ひょんな成り行きから居酒屋を始めることになり，店に集う客たちに助けられながら持ち前の才能を開花させていく・・・というマンガはこれが最初でしょう。少なくとも私は類書を読んだことはありません。
　主人公が客からの注文に応えて簡単だけで気の利いた料理を作っていく成長物語としての要素もあるし，居酒屋経営のノウハウも書かれているし，素人でも作れそうで簡単な料理なんだけど，ちょっとした一手間が「人に食べて頂ける料理」に変身するというコンセプトが何より素敵です。そして何より，悪意を持った人間が全く登場しないのがいいです。
　早く続きが読みたいです。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0117-5

【ローソン、“低糖質メニュー”を充実させた実験店舗オープン】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0117-6

2018/01/16

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 73歳男：手掌異物
- 1歳0ヶ月女：顔面，胸腹部熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0116-1

　「理想的（？）な糖質摂取量」についてのメールです。

　大平先生の考察を大変興味深く拝読致しました。
　気になったのは、血液量5Lで必要な糖の量を計算されているところで、血液のうち半分は赤血球ですので血管内の血漿量2.8Lがブドウ糖の溶媒になります。
　さらに、CGMが間質液の糖濃度を測定していることからわかるように、間質液にも血漿からブドウ糖が移行しており、その濃度は10～15分遅れで血症のブドウ糖濃度に相関するそうです。
　間質液は体重70kgで11.2Lとされており、血漿との合計14Lが体内でのブドウ糖の溶媒ということになるかと思います。
　IDDMの方が1gの糖で血糖が6mg/dL上昇するというのも1000mg/140dL＝7.1mg/dLとなるので説明がつくように思います。
　大平先生の着眼点は素晴らしいと思いますので、今後も是非考察を拝見したいと思います。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0116-4

【“麺なしラーメン”大増殖の怪代わりに肉や豆腐!?　食べて分かった人気の秘密】
　『糖質制限しているため家族と一緒に回転ずしを楽しむことができなかったが、糖質オフシリーズがあるので家族そろって食事を楽しむことができた』という人が，今後多くなるかも。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0116-2

【子供向け映画は不健康な食生活を推奨している？　野菜は嫌なものでお菓子は素晴らしいもの...】
　刷り込み効果，ってやつね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0116-3

【アプリで転居などの行政手続きが可能に！ネット上は「便利」「怖い」と賛否】
　こういう機能を付加しないとマイナンバー制度の価値が無いと思います。
　とはいっても，本来は全国民に個人識別番号を付けるだけでなく，それを利用するためにパスワード（あるいは生体認証）を併用すべきだったと思います。銀行のキャッシュカードと同じで，パスワードを入力しなければ使えない，というシステムにすればよかったのに。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0116-5

　クリニックの待合室の掲示板に，こんな掲示を追加しました。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0116-6

【日本の在来アリが米国で大繁殖　食性変えて現地アリを駆逐　巣の数は日本の２倍】
　［食性を変えられない在来種］vs［食性を柔軟に変えていく外来種］という構図でしょうか。これでは在来種に勝ち目はありません。
　もちろん，外来種でも食性を頑固に変えようとしない種類もいて，これらはいずれ在来種に淘汰されるはず。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0116-7

2018/01/15

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 1歳7ヶ月女：手背熱傷
- 81歳女：下腿難治性潰瘍
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0115-1

　大平師匠から，「理想的（？）な糖質摂取量」という非常に面白いメールをいただきました。

　新年早々、あれこれ代謝について考える事があり、ふと思い立って、理想的（？）な糖質摂取量の計算をしてみました。ここでいう理想的というのは、インスリン分泌もほぼ起こさず、糖新生もほぼ起こらないような、糖質摂取量の計算です。非現実的で全く実用的ではありませんが、おつきあいください。

　通常、血糖値が0.7g/Lまで下がればグルカゴン等の作用で糖新生（肝臓にグリコーゲンの備蓄があれば、グリコーゲンの分解）が進み、血糖値がおよそ1.0g/Lくらいのレベルに落ち着くように調整されることになっています。
　つまり、新たな糖質摂取がない限り、低血糖0.7 g/Lから1.0g/Lへのリカバリー幅は0.3g/L程度なわけです。その変化は約15分間程度のスパンで起こっていると想定します。

　そこで、極めて大雑把な目安ではありますが、糖新生ホルモンの作用なしに血糖値1.0g/Lを維持するにはどれだけ糖質摂取が必要かを計算してみます。まず、身体全体の血液量を5Lとします。15分ごとに0.3g/Lのぶんだけ血糖値を回復させなければならないので、全血では0.3×5＝1.5。
　つまり、15分間ごとに1.5gの糖質を摂取すればよい事になります。これは1分間あたり0.1g。1時間に換算すると6ｇ、1日に換算すると144ｇ。
　大事なのは、15分で1.5ｇというペースを崩してはならないということです。1分間で糖質6gを摂取したら間違いなくインスリンは分泌されるでしょうし、逆に1時間で1.5g（1分間で25mg）というペースだと不足分を補うために糖新生（肝臓にグリコーゲンの備蓄があれば、グリコーゲンの分解）が始まるはずです。

　15分で1.5ｇの糖質摂取というのは、具体的には15分かけてココナツミルク50mlまたは豆乳80mlを飲むという感じになります。また、0.1gの糖質というとだいたい耳かき一杯の砂糖くらいなので、1分ごとに耳かき一杯の砂糖を舐めることになります。しかも、寝ている時もグルコースは消費されますから、その摂取ペースを24時間続けないといけない。まあ非現実的な話ではあります。
　また、身体のエネルギー需要は刻々と変化し続けるので、これらの概算は机上の空論と言えばそれまでです。身体活動が不活発な場合、血糖値の減少速度がもっと遅いかもしれません。逆に激しい運動をした時には、血糖値の減少は極めて速いものになるでしょう（急激な運動時に一時的に低血糖になってダウンしてしまう人はよくいますね）。
　そして、なにより理想的な血糖値を人工的に維持し続けると、血糖値を調節するホルモンの分泌機能が低下する可能性もあり、身体の恒常性維持に悪影響を与える危険性も考えられます。

　ただ、極めて大雑把な目安として「身体が必要としている糖質量は1分間に0.1gくらい」と覚えておくのはいいのかなと思います。「一日あたり144g」にすると「ゆるやかな糖質制限」と区別つきませんから「1分間あたり」というのがポイントです。

　なお、食事から1mgたりとも糖質が入ってこなくて、糖新生だけで144gのグルコースを合成した場合に消費されるタンパク質（アラニンで換算）は、計算上では約143gとなります。140gのタンパク質というと、「いわし2匹＋豚ヒレ肉100g＋チーズ50g＋卵2個＋鶏むね肉100g」くらいの量です。焼肉食べ放題で赤身肉を1kgくらい余裕で食べてしまう人にとっては140gのタンパク質摂取など楽勝と思いますが、人によっては結構なボリュームと感じるかもしれません。ちなみに一日あたりの摂取タンパク質140gというのは、厚生労働省が推奨している摂取基準の約2.3倍です。
　実際には、糖新生で使われる基質は他に乳酸やグリセロールなどがありますので、現実的な一日当たりのタンパク質必要量はもっと少ないと思われますが、アミノ酸が糖新生の主体である事は間違いないので、糖質制限中のタンパク質の摂取はやはり重要である事がわかります。

　ともあれ、こうした計算をやって改めて思った事は「身体の恒常性維持のメカニズムは素晴らしい」ということです。
　このような定量的な計算をしてみて初めて，「血糖値を上げない食べ方」のや糖新生の本質が見えてきます。同時に，緩やかな糖質制限や単なる低糖質食では血糖値上昇という絶対悪は防げないこともわかります。
　何となく感覚的に想像するのと実際に計算するのは，雲泥の差がありますね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0115-3

　宗田先生の新著。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0115-2

　冬将軍と大寒波の襲来から1週間のタイムラグで増えるのが低温熱傷の新患患者さんです。今年も例外ではなく，順調に（？）増えています。
　「湯たんぽは寝る前に布団から取り出す」のが正しい使い方だと知っていれば防げるのが低温熱傷です。どこかのテレビ番組で「湯たんぽの正しい使い方」を取り上げてほしいです。

　ちなみに，低温熱傷の患者さんのほとんどはベースに冷え症がありますが，冷え症のほとんどは数日間のドルナー錠の内服で完治します。ドルナーの処方には以前はASOの病名が必要でしたが，現在では「冷え症」が適応病名に追加されているようです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0115-5

　いろいろなニュース。

【トランプ氏の「精神状態」、専門家７０人超から検査求める声】

【ついに国民の4割が｢肥満｣になった米国の末路　トランプ政権でさらに悪化する懸念も】
　「私は天才だ」と公言する厚顔無恥独善傲岸不遜大統領は，前大統領が目指した国民皆保険への道を破壊して，国民皆デブへの道を選択した模様。

【お正月食べすぎちゃった方に！低糖質ロカボスイーツ４選】

【柳家小蝠さん４２歳急死　５日まで寄席出演も体調崩し９日入院】
　「長年、糖尿病に苦しんでいた」とのことですが，30代の若さで糖尿病の合併症に苦しんでおられたのでしょう。痛ましいことです。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0115-4

2018/01/13

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 74歳女：足背熱傷
- 9歳女：大腿熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0113-1

【「いきなり！ステーキ」は糖質制限ランチの救世主】
　私の糖質制限ランチは「セブンイレブンのゆで卵1個＋小さなスモークチキン＋豆乳」か「卵焼き＋サラミソーセージ＋豆乳」なので300円ランチです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0113-2

2018/01/12

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 21歳女：手掌犬咬傷
- 6歳男：上眼瞼裂傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0112-1

【「魚も痛みを感じている」という見方が研究者の間でも広がりを見せている】
　外界からの有害な刺激があったら，そこから逃げ出すかその刺激を排除する必要があります。有害な刺激とは「捕食動物に噛まれた，植物のトゲが刺さった，獲物を食べようとしたら苦い毒を出した，火山噴火により熱水が噴出して体表が傷ついた」などです。そういう刺激を脳で「痛み」として処理するか，あるいは脊髄レベルで処理して反射運動を起こすか，あるいは細胞レベルで反応するかという違いはありますが，本質的な違いはないと思います。
　外界からの有害な刺激に対して反応しない／反応できない生物は，下手をすれば死にます。それは魚類も例外ではないはず。痛みとして処理するのが大脳であろうとなかろうと，回避行動は生存する上で必須の行動様式なのです。
　植物も食べられないようにさまざまな工夫をしています。食べられると生命の危険があるからです。植物は食べられても痛みを感じていないかもしれませんが，食べられることを嫌っていることは確かです。
　動物も植物も体が食べられるのは苦痛です。脳があろうとなかろうと，「死にたくない」という点では哺乳類も魚類も植物も同じでしょう。植物も動物も，他者の餌にはなりたくないし死にたくないのです。
　つまり，「苦痛」を「痛覚の有無」で分けること自体がナンセンスと思います。
　クジラを食べるのも犬を食べるのも牛を食べるのも植物を食べるのも，本質は同じです。相手が痛そうにしているから残酷な行為，痛そうにしていないから残酷ではない，というのは捕食者の勝手な論理です。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0112-2

　某大統領に関する記事。

「無理なハゲ治療」　ついに明かされたトランプヘアの真実
　　　　形成外科的に納得。皮弁手術で毛流が変わっちゃったのか。

“俺は天才”と豪語世界が案じるトランプの危ない精神状態

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0112-3

　山田悟先生，次々に新刊を上梓しています。一冊本を書くのに2年はかかる私とは別次元の執筆能力です。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0112-4

【新人の臨床研修、産婦人科を必修…２０年度から】
　全研修医を指導する産婦人科医がいるんでしょうか。ただでさえ激務の産婦人科なのに，臨床研修の研修医への教育も行え，というのはちょっと無理じゃないかと・・・。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0112-5

　糖質制限関連のニュースなど。

糖質制限のお菓子作り♪

ケトン体でやせる「バターコーヒーダイエット」とは

取り組んでいる食生活で最も多かったのは「糖質制限」

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0112-6

【ファイザー、アルツハイマー病の治療薬開発を断念】
　研究者が大量解雇される模様です。
　アルツハイマーの治療より，アルツハイマーになりにくい食事を普及させるほうが安上がりで効果的。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0112-7

2018/01/10

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 73歳女：大腿3度熱傷
- 33歳女：下肢熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0110-1

　知人のピアノデュオ「山口雅俊 & 伊賀あゆみ」がポーランドのクラコフなどで演奏した2曲の動画です。いずれも山口さんの編曲によるものですが，ご夫婦でピッタリ息の合った演奏で，二人のバレエのようにしなやかで，見事にシンクロした腕の動きを見ているだけで楽しいです。ちなみに，2曲目はKovacs編曲の「こうもり」を元にさらに派手に編曲したもの。

【「火祭りの踊り」ルービンシュタインへのオマージュ】

【「こうもり」パラフレーズ】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0110-2

【医師が支持する糖質制限に学会がお墨付きを与えない不思議】
　だって，糖尿病学会が糖質制限を認めたら，現在の糖尿病治療の全てが瓦解しちゃうし，糖尿病治療で食っている医者は失業するし，糖尿病治療薬で食っている会社も潰れちゃいます。そういう医者と製薬会社が作った学会が日本糖尿病学会。だから，糖質制限を認めることなんてありえません。糖尿病専門医は専門家だからこそ，糖尿病専門家としての自分の価値を否定する糖質制限は否定するしかありません。糖尿病学会を内部から改革しようとしても徒労に終わるはず。
　世界は変えられるが学会は変えられないし，世界が変わっても学会は変わろうとはしないでしょう。
　ではどうするか。糖尿病専門医以外の医者と一般人の間に糖質制限を広めればいいのです。糖質制限を否定するのは糖尿病専門医と糖尿病学会だけ，という状況を作り出すだけのことです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0110-4

【グレートバリアリーフ北部のウミガメ、9割前後が雌温暖化の影響で研究】
　カメの他にワニも「孵化時の環境温度で性別が決まる」ことが知られています（同じ爬虫類でもヘビは違っているようです）。
　なぜ，受精時でなく孵化時に性別を決めるシステムを採用しているんでしょうか。これって，環境の変化が起きると性差が偏り，種の維持が難しくなるはずなんですが，2億1000万年前に誕生したと言われるカメ目が2億年間同じシステムを維持しているのです。それは，何らかのメリットがあるとか，種の維持に有利に働いてきたからなんでしょうか。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0110-5

　翻訳機についての情報です。

　ソースネクストのポケトークという翻訳機を買ったのですがなかなか優れモノです。
　近隣にネパール出身のご家族おられ、お父さんはともかくお母さんはほぼ日本語が話せないのですが、この機械でかなりコミュニケーションがとれます。
　クラウドで翻訳して２秒くらいで発音と文章表示をしてくれます。もちろん双方向の翻訳が可能で操作性もいいです。先生のところも外人さんが来られるようでしたらお試しになってはいかがでしょう。

　私も，そろそろ自動翻訳アプリなどを試してみようかなと考えていたところです。このポケトークは使いやすそうですね。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0110-6

【ローカーボのススメ～糖質制限で心も体も元気になった私】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0110-7

【糖質量1食10g以下のレシピ約100点をまとめた本が発売】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0110-8

【健康ブームで芸能界の“デブキャラ”崩壊？】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0110-3

2018/01/09

　［過去5年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0109-1

　7日朝の「サンデーモーニング」で，現代の世界を覆う内向き志向について，加藤諦三氏が「生の引き潮」という言葉で説明していた。実に見事な比喩だと思う。彼によると

「生の満潮」の時代はエネルギーに満ちあふれていて，さまざまな問題があっても乗り越えられるが，「生の引き潮」になると問題解決ができなくなり，現在手にしている利益だけでも守ろうとする。そのためのキーワードが「秩序と安定」であり，秩序と安定を壊すものを排斥しようとする。

　ということらしい。
　先進国の秩序と安定を危うくするのは難民・移民の増加だ。彼らは異文化を身にまとっていて，先進国の文化を受け入れようとせず，異文化を先進国社会に持ち込もうとするからだ。それに危機感を抱いた人々は，異文化を持ち込む移民・難民を排除しようとする。

　人類史，人類文明史は満潮と引き潮の繰り返し，というのは正しいと思う。イケイケドンドンの満潮時代がしばらく続くと食糧不足や居住地の不足などといった問題にぶち当たって引き潮時代となり，しばらく停滞する。しかし，技術革新（鉄器の使用，穀物栽培法改良）や新たな居住地の発見によりまた満潮の時代となる。大航海時代の始まりやヨーロッパ列強による植民地争奪戦も，石炭から石油への転換も，「引き潮から満潮」への引き金となった。
　そして現在，人類は再び引き潮の時代に突入している。しかし，過去の引き潮との最大の違いは「地球に伸びしろが残されていない」ことだ。それを感じ取っているからこそ，「現在の秩序と安定を守る」と主張する政治指導者を選び，移民と異文化を排斥する政策に賛成票を投じてしまうのだろう。

　伸びしろがなくなりつつあるのは「食料生産するための土地」だ。
　「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】」で詳しく述べたように，ヒトは得られる食料量の多寡によらず個体数を増やしてきた（つまり，食料が足りていなくても人口は勝手に増えてしまう）。だから，100年前は19億人，50年前には35億人だった世界人口は現在では76億人に達している（地球の歴史において，体重50kgの生物が76億頭生息していたことはない，というかありえない事態である）。食料生産が安定している地で個体数が増える分には問題ないが，食料生産が不安定な土地での人口増加は極めて危険だ。天候（降水量）により容易に食糧不足となり，食糧争奪戦は政治的不安定要素となり，しばしば内戦に発展する。その結果，大量の難民が発生する。
　現在，「食料生産が不安定で人口増加が著しく，政治情勢が不安定な場所」といえばアフリカから中近東にかけての地域だ。その地の大量の難民は地続きで歩いていけるトルコを目指し，経済的に豊かなヨーロッパに向かうのは当然だ。
　だが，ヨーロッパに土地が余っている訳ではない。ヨーロッパ大陸は限界近くまで開発され尽くされ，限界ギリギリの人間が暮らしている。つまり，「伸びしろ」はない。そこに異文化を携えた数百万人の難民が押し寄せたのだ。

　そして恐らく，現在の引き潮は過去の引き潮の時代とは様相が異なるものになるだろう。過去に何度があった引き潮の際には，解決策を外部に求めることができた。未開の荒野や誰も住んでいない土地があったし，たとえ先住民がいたとしても武力で追い出すことができた。自然＝地球はいくら搾取しても枯渇することはなかったし，耕地さえ増やせばその分食料は順調に増えていった。ヒトの人口が少ない時代には地表は伸びしろだらけであり，その伸びしろを利用することで，引き潮から満潮に転換することができた。
　しかし，76億人に達した今，ヒトが棲息できるところには遍く（あまねく）ヒトが住んでいて，ヒトが住んでいない場所はヒトが本来住めないところだけだ。
　数十年前には無尽蔵にあった「伸びしろ」を，ヒトは数十年かけて徹底的に浪費しまくって，先祖代々受け継いできた膨大な遺産をわずか数十年の放蕩生活で使い果たしたと言える。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0109-4

【「火星を地球の予備として考えるべきではない」と訴える天文学者のムービーがYouTubeで公開中】
　『炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】』でも詳しく書いたように，ハビタブル・ゾーン（液体の水が存在する系外惑星）があったところで生命は存在していないだろうし，まして人間が住める星なんてないし，万一あったところでそこにたどり着くことは理論上不可能。
　つまり，地球環境を破壊してしまったら，もう人間が住めるところは宇宙のどこにもありません。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0109-3

【宇宙探査機オシリス・レックス撮影の地球と月を見て思う、「人間はとてもちっぽけな生き物です」】
　地球と月のサイズと位置関係がよく分かる一枚。そして，地球と月の間には何もありません。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0109-10

糖質制限関連のニュースなど。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0109-2

【中国の石油制裁が効いた？北朝鮮軍、驚くべき手段で物資運搬】
　「ぎっしゃ」って読んじゃったよ。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0109-7

【麻酔は植物にも効くと判明】
　局所麻酔薬がなぜ麻酔作用を持つのか，実はよくわかっていなかったと思いますが，なんと植物まで麻酔できるんだとか。
　植物は次のようなプロセスを経て誕生したと考えられています。
1. 古細菌に真正細菌が入り込んで細胞内共生を始める
2. 細胞内共生が持続できたものがやがて真核細胞に進化
3. 一部の真核細胞がシアノバクテリアと細胞内に取り込んで共生関係へ
4. シアノバクテリアが葉緑体となり植物細胞が誕生
　植物に麻酔薬が作用するという事実を説明するには，このあたりまで遡って考える必要があるのかも。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0109-8

　先日，たまたま入ったお店が当たりでした。門前仲町駅から徒歩1分の［海鮮屋台おくまん］です。
　とにかく，魚料理はどれも美味しいし，天ぷら盛り合わせの量は「一人だと食べきれないぞ」というレベル。海鮮サラダ（だったかな？）には「これを食べたら刺し身は要らなくね？」というくら魚のぶつ切りが入っています。お酒はどれも安く，ホッピーの追加の「ナカ」もジョッキ半分以上入れてくれます。そして何より，店員さんがテキパキ動いていて気持ちよかったです。唯一の欠点は「喫煙可」なことくらいかな。かなり食べて飲んだのにお値段は超リーズナブル！また，絶対に行くぞ！
　ちなみに，門前仲町のお魚系居酒屋といえば［魚三酒場］が超人気店ですが（こちらも激ウマで安い。午後4時に開店ですが，午後3時には行列ができ始める），ここは「酔っぱらいはお断り」（実際，入店を拒否されたことあり）で，しかも夜9時半過ぎには閉まっちゃうのが難点と言えば難点。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0109-9

【バノン氏が政権暴露本に「後悔」トランプ大統領は「フェイクブック」と批判】
　『Fire and Furry』に対するトランプ大統領のヒステリックな反論と言動は，この本の内容が正しいことを証明するようなもの。むしろ，この本の売上に貢献するだけでしょう。
　さすがは，「自分が負ける」ことを理解できない国民の代表です。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0109-11

2018/01/07

　「M3の皮膚疾患クイズ」というメール。

　M3で正月からこのようなクイズが出題されていました。年明けからゲッソリしてしまいます。
　もちろん、我々湿潤療法チームからすると、正解は（F）2週間で跡形残らずキレイに治るですね。

皮膚疾患クイズCase84　出題日:2018年1月5日
21歳、女性。アルバイト先でトマトの湯剥きをするための鍋の熱湯をこぼして右大腿に熱傷を生じた。流水で15分間冷却したのち受診した。初診時（画像1左）と4日後（画像1右）の臨床像を示す。若い女性でもあり「やけどの跡は残りますか？」と非常に気にしている。今後の見通しとして跡が残る可能性が高い部位を2つ選べ。

竹田綜合病院　皮膚科科長／福島県立医科大学　臨床教授，岸本　和裕先生出題

aとb

bとc

cとd

dとe

eとa

＜答えと解説＞
正解は（A）「aとb」。
熱傷は、深達度によりＩ-ＩＩＩ度に分類される。日常診療で最もよく遭遇するのはII度熱傷であり、浅達性II度熱傷（superficial dermal burn,SDB）と深達性II度熱傷（deep dermalburn,DDB）の違いは、本例のように「跡が残るかどうか」を心配する患者が多いため臨床上重要である。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0107-3

【トランプ政権の暴露本発売「取り巻き全員」が資質疑問視と著者】
【トランプ大統領「私は精神が安定した天才」暴露本に対抗しツイート】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0107-1

【正月太りをムリなく解消！『くり返し作りたい「糖質オフのやせるおかず」がギュッと一冊に！』】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0107-2

2018/01/06

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 4歳5ヶ月女：眉毛部裂傷
- 4歳7ヶ月女：大腿熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0106-1

【スコットランドで炭酸飲料の買いだめ現象、砂糖税で製法改定】
　砂糖・糖質依存性患者が買いだめに走っている模様。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0106-2

【サンゴ礁の白化現象が世界中の海でまん延、「もう元には戻せない」という専門家も】
【海中で酸素のない「デッドゾーン」が1950年と比べて4倍に広がって生態系に影響を与えていると科学者が警告】
　どっかの大統領は「温暖化は嘘だ！フェイクニュースだ！」とわめいますが，温暖化による変化は着々と進行していて，生態系の大規模な変化は海面下で進んでいて，その幾つかはもう後戻りできない段階に進んでいます。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0106-3

2018/01/05

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 3歳9ヶ月男：上眼瞼裂傷
- 78歳男：頬部・鼻部挫創
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0105-1

　今日から仕事開始，というか，早く仕事がしたいです。休みなんて要らないから，仕事がしたい，治療がしたい，患者さんと話がしたい！

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0105-5

　熱傷後の傷跡（瘢痕）についての質問が多いので，こちらにまとめてみました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0105-6

【犬が飼えない島思わぬ余波】
　ルールとか決まりとか風習とか習慣なんて，所詮は昔の人が作ったものです。人間が作ったものなら人間が破ったり改めればいいだけのことなのに，なぜそれをしようとしないのか，私には理解できません。島中で思考停止状態？
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0105-2

【砂糖を多く含むフルーツジュースを定期的に摂取する子供は、喘息を患う可能性が高くなることが、米ハーバード大による研究の結果わかった。】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0105-3

【「俺の核ボタンの方がデカい」トランプ大統領、金正恩氏を再び挑発】
　もしかしたら「オレのアレの方がお前のよりデカイぞ」という意味のアメリカンジョークなんでしょうか。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0105-4

【アルコールは幹細胞のDNAに不可逆なダメージをもたらすと判明】
　要するに，依存症の原因となる物質はどれもこれも有害であり，健康にいい依存症物質なんてないのかも。
　ま，カラダに悪いことを知った上でお酒を飲んでいるんだけどね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0105-7

【日馬富士暴行事件で池坊保子氏に注目が集まっている！】
　伝聞情報ですが，生花の池坊は全国規模の巨大組織であり，相撲興行を支えている有力組織なので，相撲協会も各親方も池坊には頭が上がらないんだとか・・・ホントかどうか知らんけどな。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0105-8

2018/01/03

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 2歳1ヶ月男：前額部挫創
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0103-1

【銀行口座にマイナンバー＝登録制度、１月開始－利点乏しく普及未知数】
　鳴り物入りの大騒ぎでマイナンバー制度が導入されたのは一昨年末のことでしたっけ？マイナンバーカードは持っていますが，役に立ったのは印鑑証明と住民票をコンビニで取れたことくらいで，それ以外はほとんど役に立っていません。2017年10月の時点でのマイナンバーカード普及率は9.6％であるのもそのためでしょう。
　あまりの不人気ぶりに業を煮やしたのか，今度は銀行口座にリンクさせるんだってさ。でも，マイナンバーを登録したところで預金者には何一つメリットがないんだよね。
　そう言えば，その昔，住基ネットというのがあったけど，誰も利用しなくて自然消滅したんだっけ？これって，デジャブっていうの？
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0103-2

　インフルエンザについてのメール。

　イギリス政府が出資しコクラン共同計画が実施したタミフル研究班に日本人で唯一参加された医薬ビジランスセンターの浜六郎理事長が、日本のインフルエンザの予防と治療のガイドラインの誤りについてまとめられ、ネットで無料公開されています。
　　　　⇒【日本のインフルエンザ治療は間違っている】

抗インフルエンザ剤は不要で、害がある

インフルエンザワクチンは推奨しない

　菅谷憲夫と岩田健太郎は、いずれも最新のテスト・ネガティプ・デザインを紹介している
　しかるに、近藤誠はこれをスルーし、前世紀の前橋レポートを出したりしている

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0103-5

2018/01/02

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 3歳1ヶ月男：足背熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0102-1

　年末年始の連休に入ってから，熱傷治療についての問い合わせメールが多くなりました。メール添付された写真で判断すると，湿潤治療ですぐに治りそうな熱傷がほとんどですが，湿潤治療をしている医者の多くは個人開業医で年末年始は休診ですから，治療法を説明して何とか1月4日か5日まで頑張ってもらうしかありません。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0102-3

【高精細ミニチュアの月がぽっかり浮かんで辺りを照らしてくれるムーンライト「Levimoon」】
　これ，欲しい！しかも3万円ちょっと！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0102-4

【餅を詰まらせ…都内で１５人搬送、２人死亡】
　死んでもいいから餅が食べたい！　日本では，餅による死者は，銃による死者やフグでの死者より多いよ。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0102-5

2018/01/01

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 34歳女：手熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0101-1

【ショパンの死因ついに解明かコニャック漬けの心臓が語る真実とは】
　ショパンが亡くなった時，心臓が取り出されて姉の手でポーランドに持ち帰られ，埋葬されずに保存されたというのはピアノ好きなら誰でも知っている逸話ですが，その心臓からついにショパンの死因が特定されたようです。
　それにしても，第二次大戦でポーランドが戦火の地になったのにショパンの心臓が破壊・紛失しなかった奇跡に感謝するしかありません。
　ちなみに，ショパンの身長はこの記事にあるように170センチで，私とほぼ同じ。ショパンの手の石膏の型からショパンの手が復元されていて，現代のピアノでは10度がやっと掴めるくらいのサイズ（私の手のサイズと同じくらいかな？）のようですが，ショパンの生家に残っているピアノは現代ピアノより鍵盤の幅が狭いため（11度の幅と現代ピアノの9度の幅がほぼ同じ，という情報あり），ショパン特有の幅広い音域のアルペジオが軽々弾けたんだとか。
　ちなみに，ショパンの遺体はパリのペール・ラシェーズ墓地に埋葬されていますが，その2つ横にミシェル・ペトルチアーニの墓があるそうです。

　ちなみに，ピアノの鍵盤の幅についてネット検索。情報を順不同で羅列します。
1. 現代のピアノ鍵盤は白鍵7個分で約6.5インチ（≒16.5cm）
2. イタリアやフランドルのチェンバロでは3オクターヴで約50cm。18世紀のフランスのチェンバロでは3オクターヴで約47.7cm
3. ベートーヴェンが使っていたピアノはオクターブが約6.25インチ（≒15.9cm）
4. クラヴィコードの8鍵の幅は180mm。現代ピアノの幅は188mm。
5. ピアノの鍵盤の幅が現在のサイズになったのは1880年頃で，当時の著名ピアニスト（リスト，アントン・ルビンシュタインなど）の意見を取り入れてこのサイズになった模様。
6. ピアノが発明された18世紀の初め頃くらいまでは現在と同じ幅（オクターブ約165mm）だったが、18世紀末にはオクターブ毎の幅が最大のものでも163mm、最小のものでは156mmと、全体的に細い様々な幅の鍵盤が造られるようになり、演奏者がその中から弾きやすい幅の鍵盤を選ぶことができるようになった。19世紀の初め頃から鍵盤幅は大きくなりはじめ、19世紀の終わり頃には再びオクターブ約165mmになり、現在に至っている
7. 作曲家の中田喜直氏が幅の狭いピアノを特注して使用していたのは有名だが，どうやらショパンの使っていたピアノは「中田喜直モデル」と同サイズらしい。
　楽器は2つに分けられます。持って歩ける楽器と持って歩けない楽器です。
　ピアノはもちろん後者です（アップライトで200kg台，家庭サイズのグランドピアノで300～400kg，フルコンで500kg以上）。このため，ピアニストはコンサートホール備え付けで演奏することを余儀なくされます（備え付けのピアノが弾けなかったら飯が食えないもんね）。つまり，身長150cm以下のピアニストも2m超えのピアニストも同じサイズのピアノを弾いています。格闘技で言えば無差別級の戦いですが，手の小さいピアニストは「手の大きなピアニスト用の曲」を技術と工夫と努力で弾きこなしちゃうんですね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-01.htm#0101-2