2021/01/31
非科学的なPCRを見直す日本政府への要望の署名運動が始まりましたのでご紹介します。
『科学的に不適切なPCR検査基準を見直し、正しい基準に改めるよう、日本政府に強く要望します。』
署名はこちらからお願いします。
詳しい事はこちらから
続きのグラフを作りました。アニメーションにしてあります。
アニメーション gif がサイトで表示できないときのために単独画像も付けておきます。
2021/01/30
Amazonでサクラのレビューを見抜くエンジンだそうです。暇潰しでも、面白い。
日付 | 陽性者数 |
1/15 | 2,001 |
1/16 | 1,809 |
1/17 | 1,592 |
1/18 | 1,204 |
1/19 | 1,240 |
1/20 | 1,274 |
1/21 | 1,471 |
1/22 | 1,175 |
1/23 | 1,070 |
1/24 | 986 |
1/25 | 618 |
1/26 | 1,026 |
1/27 | 973 |
1/28 | 1,064 |
1/29 | 868 |
2021/01/29
少し高かったけど、買って良かった!
上の皿にウッドチップを少量入れて、火を灯し、スイッチオン(単3電池2個)すると、ホースから煙モクモク→ジップロックにイン
で、燻製の出来上がり!!屋外推奨
味付け半熟卵、チーズ、はんぺん
旨し!!
他の素材、募集中!なるたけ糖質の少ないもので。
LoFtで5500円ほどだったので、もう少し安いところがあるかも。
50歳の整形外科医です。
「朝起きて歯を磨かないと口腔内のばい菌が増えて大変なことになる」、と聞いて「口腔内ってそんなに汚いの?」と疑問に感じました。皮膚や腸と一緒で、常在細菌が居てそれが役に立っていて細菌の混在に意味があるのではと何となく考えたんですが、口腔内環境の改善を謳う方々は悪玉菌の話しかされない気がします。口腔内細菌の役割が分かってないんでしょうか?口腔内はそんなに危険なところなんでしょうか?
以前、歯科の先生に抗生剤の相談をしたところ、「特に・・・どれでもいいですよ・・・」と悲しい御答えだったのを思い出しました。
2021/01/28
夫が完全なるコロナ脳です。そのせいで夫婦仲もギクシャク、家庭内の空気も淀みがちです(涙)。
私は、コロナはちょっぴりタチの悪いの風邪くらいにしか考えていないのですが、夫は極端にコロナを恐れていて、私が「コロナは大したことないのでは?」と発言をするとめちゃめちゃ激怒。もうそのような状況に私も疲れてしまい、最近は夫に合わせて「今日も感染者が増えて、怖いね。気をつけないとね」と心にもないことを言いって、なんとか夫に話しを合わせています。
夫はマスク・手洗い・消毒はもちろんのこと、スーパーで買ってきたものは、すべてアルコールスプレーで消毒。郵便物もウイルスがなくなるまでと数日間経ってから開封します。休日も私や子供の行動を制限し、2回目の緊急事態宣言が出てからは、気軽に外出させてくれません。近所の公園へ子供を連れていきたいと言ったら、「こんなに不要不急の外出は自粛するようにと言われているのに、どうして外出しようとするの?」と怪訝そうな顔をします。
(中略)
先日、私は久々有休を取って平日家にいたのですが、夫は朝仕事をしながら、なななんとあの悪名高きコロナ煽り番組モーニングショーを見ているではないですか。ぎゃー。ますますコロナ脳になるわけです。
コロナ前の夫は、陽気で真面目な人でした。真面目ゆえにコロナ脳になってしまったのかな?時が過ぎるまでの我慢と思い、受け流しつつコロナの収束を願っています。
1月27日のミニエッセイを受けて、生データをそのまま(移動平均をとらずに)グラフ化してみました。添付します。
ついでに、新型コロナ感染症の初期からのグラフ(全国、東京)も添付します。再生産数(簡易計算)と「K値」もいれています。検査数、陽性者数は 7日間移動平均です。
1月7日あたりでピークを打っているのがわかると思います。
片対数グラフなので、わかりにくいかもしれませんが、すべての数値の変化を一望できます。
また,重症者の数は新規陽性者の数を 20日程度の後追いをしているような傾向も見てられますので、もうじき減少傾向になると想像されます。
毎日大変示唆に富む記事、ご論説ありがとうございます。
大豆ライスが発売になるそうです。お米に比べて糖質85%カットとか。
2021/01/27
2021/01/26
グループホームでの出来事。
右下肢の蜂窩織炎疑いで往診医に抗生剤を処方してもらいましたが経過が思わしくなく、100歳近いおばあちゃんでもあるので循環不全も考えて外部の、そこそこ大きい病院を紹介されました。そこで利尿剤を処方されて経過を見ましたがそれも経過が思わしくなく、2回目の受診の時に病院内の皮膚科に回されました。
そこでの診断は「蜂窩織炎」・・いやいや、ここまでの経過記録を全然見ていないのか?とびっくり。受診は家族付き添いなので私(看護師だけど職場では介護士としての存在)が突っ込むこともできず。
処方されたのはいわゆる「ヘパリン類似物質」・・3本も持ち帰ってきました。塗るなという私の制止も聞かずに介護士が塗り続けた結果、2週間後くらいに皮膚の表面が割れてきて浸出液が出始めました。
その頃には利尿剤の効果なのかだいぶ下肢の腫れは引いてきていたのに。浸出液量は少なく感染兆候もなく、ちょうど往診の日でもあったので診てもらい、このままほっといて様子見ます「ビーソフテン」が悪さしていると思うので塗布は中止して元のワセリンだけに戻しますと進言して了承を得ました。
1週間も経ったころには皮膚のかさつきはなくなり浸出液が出ていた傷も治りました。
改めてヘパリン類似物質の効果(?)を知った次第。最近は薬局でも買えますと散々CMしていて被害者が更に増えているんだろうなと思いながら見ているのですが・・まだこんな時代。
SARS-CoV-2は基本的に鳥の細胞では増殖しません。ワクチン開発を始めていたとしてもこのウイルスに対するものではないことは明らかです。
Sinopharm CNBG's Covid-19 VaccineがVero細胞で培養されているのもそういう理由です。
https://twitter.com/arismukaide/status/1352568169508917248?s=20
コロナ対策に力を入れていそうなお店を選んで食事をしたら、滅菌用の紫外線ライトで両膝下に火傷を負ってしまいました。傷痕が残ってしまうかもしれないし、同じ事が起こらないよう気をつけてほしいです。
治療に今でも紫雲膏、紫雲クリーム、モクタール、等々を進める方がいらっしゃりますね。
激痛必至ですね。
2021/01/25
2021/01/24
緊急事態発令の前に、〇〇区教育委員会からキ○ガイのような通達がきました。
マット運動は多数が触れるから禁止。鍵盤ハーモニカ、合唱は、飛沫が飛ぶから禁止。間隔を1m以上離せ云々。
区には「アホらしいから、本園で対応を決めます。」と伝えました。
あんな通達が来たら、普通の学校は「誰かに何かを言われる」ことを恐れて、やらなくなる。→子どもの教育の機会が奪われる。となります。
海外から酷評相次ぐ 本家ロシアも認めたスガーリンの独善
本家報道例を紹介しておきます。深く考えず機械翻訳の日本語です。
スターリンではなく「スガリン」:日本の新首相は大きなニックネームを受け取った
菅がこのニックネームを付けたのには理由があります。彼のタフさと異議への非情がここで大きな役割を果たしました。
/ ENV /菅義英が9月に日本の首相に就任した直後、彼はガスとのインタビューで彼自身を呼び、偏狭な機能者のイメージを振り払おうとした。それはその時はうまくいきませんでした、そしてその代わりに彼ははるかにお世辞のニックネームを得ませんでした。
政界、ソーシャルメディア、官僚機構では、ソビエトの独裁者ジョセフ・スターリンにちなんで首相を「スガリン」と呼び始めたと伝えられている人々がいます。
「人々が菅を呼び始めた理由はいくつかあると思います。彼は明らかに独裁的かつ権威ある行動をとっており、反対意見を容認しません。あるいは、彼に反対する人々を無視しているだけです」とディレクターのジェフ・キングストンは述べています。テンプル大学東京キャンパスでのアジア研究に関する研究。
菅政権は緊急事態を延期し、感染者数の急増に貢献したとの見方もある。日本には290,000を超えるCovid-19の症例があり、3,870の関連する死亡があります。
2021/01/23
>「マスクと手洗い,3密回避」はそれほど強力だった
新型コロナだけ蔓延するのは私もおかしいと思います。例えば、インフルエンザも同様にPCR検査をすればどんな結果になるのか非常に興味があります。
その上で可能性を考えると、新型コロナは他のウィルスや菌よりもはるかに感染力が強い場合だと思いますが、これを否定できるデータは存在するのでしょうか。
国際オーソモレキュラー医学会 柳澤厚生会長が、ビタミンCに関する誤情報を訂正する記事を書かれましたので、ご紹介します。
日本オーソモレキュラー医学会
2021-01-22 ビタミンCに関する「誤情報」を一刀両断!
目次
いろいろと世間を賑わわせている関西の都知事さんはコロナ病床数を増やすために潜在看護師を呼び戻そうと頑張って?いるようですが、全ての看護師が人工呼吸器を使える、救急対応が出来ると思っておられるような気がするのですが・・
いや、ほとんど出来ない、エクモを見たことない看護師の方が多いでしょ。
自衛隊の看護師(官)を派遣したこともあったようですがその人たちも同様。役に立ったんだろうか? 知り合いの看護官は病人すら診たことがないと言ってましたけど・・
高齢者施設でのクラスターを防ぐためスマホで申し込みの出来るPCR検査のシステムを整えたと意気揚々に会見されてましたが,無症状だけど陽性者、のスタッフが出たときにそこの施設の人員確保はどうするつもりなんだろう?
20時過ぎに一人でご飯を食べに行く人だってたくさんいただろうに。今は20時過ぎにコンビニが大賑わい。
ドイツもそうですが、目先だけしか見ていない対策に振り回されて、洗脳されて、周りの皆も、おかしくなってる。
2021/01/22
このたびご連絡させていただきましたのは、プラスモイストを用いた指尖部損傷の症例報告論文がAmerican Journal of Case Reportsに掲載されたご報告でした。
現在論文はIn Pressとしてジャーナルのホームページで公開され、PDFファイルのダウンロードが可能となっております。
私はZNCの頃からプラスモイストを日々の創傷治療で使わせていただいてきておりました。このたびの論文掲載を夏井先生にいち早くお知らせしたく、ご連絡させていただいた次第です。
本論文の症例は、右第3指に指尖部損傷を受傷した患者が総合病院外傷センターを受診し,再建手術を勧められたが患者自身がインターネットで調べて湿潤療法を希望し、当院を受診されプラスモイストによる湿潤療法を行い12週で上皮化したという経過です。
上皮化後、指先に触れた時のしびれ・痛みがやや遷延し、2019年9月に夏井先生にメールでご相談させていただいた症例です。
本論文の正式掲載はもうしばらく先となります。オープンアクセスであり、プラスモイストによる湿潤療法のさらなる普及に寄与するものと考えております。
参考文献には夏井先生のサイトを引用させていただきました。
twitterでちょっと変わった電子楽器の演奏を見つけました。youtubeのロング版もあります。
楽器はtwitter主の会社で作ってるオタマトーンです。
食品安全情報(化学物質)No. 2/ 2021(2021. 01. 20)
国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部
● 欧州食品安全機関(EFSA:European Food Safety Authority)
p.9 2.食用昆虫:新規食品評価の科学
p.11 新規食品としての乾燥ミールワームに関する科学的意見
欧州食品安全機関(EFSA)が、新規食品として申請された昆虫由来食品に関する最初の科学的意見を完了した。新規食品として申請されたのは乾燥した黄色ミールワーム(Tenebrio molito larva:チャイロコメノゴミムシダマシ幼虫)であり、乾燥させた昆虫全体をスナックとして使用する、あるいは多くの食品の素材として使用することが提案されている。主な成分は、タンパク質、脂質、食物繊維(キチン)である。評価の結果、申請で提案されている使用条件、摂取量を考慮すると栄養的不都合はなかった。さらに、文献で提出された毒性試験からは安全上の懸念を生じなかった。ただし、甲殻類とチリダニにアレルギーのある人々にアレルギー反応を起こす可能性と、昆虫の飼料由来のアレルゲンが含まれる可能性がある。
2021/01/21
2021/01/20
低温熱傷における壊死組織に対する処置ですが、上記二通りが有ると思いますが、どちらを選択するかは、どのように判断されているのでしょうか?
- 局所麻酔下で除去
- 自然融解を経過観察
私は医療関係者ではないのですが、そのメカニズムに興味が有ります。
創の状態 | 処置方法 |
創周囲に発赤あり。疼痛あり。 | 局麻下に壊死組織除去 |
発赤・疼痛はないが,壊死組織が1cm以上 | 局麻下に壊死組織除去(いずれ感染する確率が高いから) |
発赤・疼痛はなく,壊死組織は1cm未満 | 湿潤療法で自然融解 |
2021/01/19
2021/01/18
2021/01/17
近所のスーパーで糖質ゼロの日本酒、180mlが販売されていました。
大きいサイズはありましたが、これぐらいなら飲み過ぎにならず私には程好いサイズです
2021/01/16
ファミチキ食べながら歩いている人間、私です!!
調剤薬局に勤務する今年58歳になる薬剤師です。
仕事終わりに、何時もファミマに寄って、缶チューハイとファミチキ買って、飲み食いしながら、自宅まで歩いて帰っています!!
今朝のコメント「2類から5類に格下げと回答する人が多いことに驚きました。何を根拠にそんな恐ろしいことが言えるのか。」についてです。
格下げ派=コロナを甘く見てただの風邪と思っているヤツらという認識の方なのでしょうね。5類に入れるというだけでも、ただの風邪よりは要注意であると言う意思表示になると思うのですが。
社会にとって コロナが指定感染症であることの弊害が、感染症としての直接被害を上回っていることには目をむけず、とにかくコロナさえ罹らなければそれで良いと思っておられのでしょう。
直接罹って命を失うか、間接的な影響で医療が逼迫し他の病気で受け入れてもらえず死亡、あるいは経済が破綻して自死・餓死のどちらがマシかは死生観の問題なので、理解は難しいのだと思います。
別件で湯シャンについての記事がありました。
鈴木蘭々、約2か月“湯シャン”を続けた結果「明らかに抜け毛が減っている」
「実は湯シャンをはじめたばかりの最初の頃の数日は少しべたつきが気になりましたが…それでも1週間くらい続けてるとだんだん頭皮が余分な脂を出さなくなりましたよ」というコメントはちゃんとやった人ならではのものだと思います。
「8割おぢさん」,世の災厄に乗じて、まんまとH大学からKY大学へご栄転されました。(支配地域の「系列大学」は言うまでも無く、旧帝大間でも、当然序列はあります)
反吐が出ます。
「自粛」を強いられて困窮する人々と、「自粛」を呼びかけて肥え太る(!)人では,所詮話が噛みあいっこありませんよね。
違う部局ですが、H大学のしがない一職員より、心からの唾棄を込めて。
2021/01/15
2類から5類に格下げと回答する人が多いことに驚きました。何を根拠にそんな恐ろしいことが言えるのか。こういう人たちがいるから感染は高止まりなんだなと落胆しました。
2021/01/14
2021/01/13
100円ショップのSeriaで売っているハイドロコロイドが、なかなか使えます。
かなり薄いので、浸出液が多い時は使えませんが、顔面や曲がる部位での擦過創には、良くフィットします。
デュオアクティヴが入手しづらいので、大人買いしました。
埼玉県の小学校で養護教諭をしております。
本日の治療例、手掌異物について、表皮層にとどまる傷を異物は無理せずハイドロコロイド包帯アドバンスで覆ったことで除去できたとあり、今までの保健室では痛い想いをさせてでも、できる限り除去することが子どものためと思っていたので、びっくりと同時になるほどな…と思いました。
そこで、質問です。
えんぴつを誤って刺してしまうことが、学校内ではよくある傷なのですが、えんぴつの芯はたとえ除去できても、黒く刺青のように残ってしまい、将来的にも黒く残ったままになってしまうので、保健室では本人と痛いけど我慢できるかな?などと話しをしながら、ゴシゴシとできる限り水洗いをしています。
きれいに洗うことにより、傷を大きくしてしまうことになっても、黒い跡を残さないことを優先していました。
えんぴつを刺したあとも、無理に洗わずハイドロコロイド包帯アドバンスで覆うとよいでしょうか?
えんぴつを刺してしまった時の処置について、ご教示いただけると幸いです。保健室でも出来得る限りの湿潤療法をすすめたいと思っています。
2021/01/12
今回メールしたのは父親の内容と似てるのでメールさせていただきます。
父親は外出して怪我した為に半年以上家にこもりっきりで自宅介護してる状態でした。私は遠いために何もタッチしてませんでした。今回年末年始で一週間以上実家にいたような状態です。
糖質制限に理解のない兄弟により糖質づけになった父親は寝たきり状態に近い状態でした。食事の他にせんべいやゼリーを食べずっと寝てるような状態でした。
そのため父親に糖質制限など眠くなる話をし、なおかつ運動不足を指摘し、歩くのと筋トレをし始めました。そうすると、効果がすぐに出て、眠気は随分となくなりました。
ただ1週間以上タンパク質を主体に摂取していると気持ち悪くなりました。高齢者による消化不足が原因かと思ってましたが、高齢者の糖質依存から糖質脱症状の可能性も感じました。
余談ですが全然歩かなかったために足が変形してると思われました。最初は痛風の薬を飲んでないせいかと思ってたのですが、外反母趾みたいに変形する状態でした。
歩いたり運動することで血行が良くなり、随分変形が元の形に戻りつつある状態です。初めて人間って歩かないと足が変形するんだと思いました。色々勉強になりました。
1980年代 | 157~130万 |
1990年代 | 120~117万 |
2000年代 | 119~106万 |
2010年代 | 105~80万? |
2021/01/11
小児科医です。
少し話はそれますが、子どものいろいろな状態におけるケトン体値を測定した経験ありますので、ご報告しておきます。
血液型やアレルギー検査など、基本、健康状態では 50以下 元気や食欲がまあまあな発熱持続では 100前後 水分は摂れるが食欲がない発熱持続では 100~500 水分摂取がやっとのような具合悪いときは 500~1,000 いわゆる胃腸炎で嘔吐や下痢が激しいとき 1,000~5,000以上
(個人的な経験での最大値は7,000くらいで、塚本先生の10,000以上は経験がありません)
大雑把な傾向ではありますが、こんな感じになります。
印象としては、ケトン体値は、糖質摂取が減少ないしは途絶えたことによって受けているストレス(交感神経過緊張状態)レベルを反映しているのかなと思います。
血糖は嘔吐が激しいと低めにはなりますが、低血糖というほどのレベルにはならないと思います。ケトン体が数1000以上だと、ブドウ糖入りの点滴になることが普通ですが、大抵、しばらくすると入眠し、1から2時間くらい寝てしまいます。そうすると、その後はスッキリし、水分摂取が可能となり、回復に向かいます。点滴により、交感神経過緊張から解放され、副交感神経が優位になっていくイメージです
純粋なアセトン血性嘔吐症の定義が今ひとつはっきりしないですが、なんらかのきっかけで吐き始め、10回でも20回でも吐き続ける子どもがたまにいます。
ケトン体値としては、胃腸炎レベルと同じだと思いますが、こういう子どもは、1本や2本の点滴してもなかなか嘔吐が止まりません。数日間の持続点滴が必要になることがあります。つまり、ケトーシスだけが悪心持続の理由というより、もともとストレス耐性が低く(発達障害や愛着障害があってのように思います)、なんらかの刺激で交感神経の興奮が治らなくなってしまったような病態を想定します。
これと似ていますが、ケトン性低血糖症というのがあります。
幼児年齢で、遊び疲れて夕食を摂らずにそのまま寝てしまい、朝起きたと思ったら、いきなり顔面蒼白で嘔吐を繰り返す・・・という病歴が多いです。この場合、検査することもあまりないので、ケトン体値や血糖がどうかはわかりませんが、病名の如く、低血糖とケトーシスがあると想定されます。そこで、少しあめを舐めさせたり、ジュースを含ませると、落ち着いてきて回復することが普通です。いわば、糖質依存の子どもの糖質離脱症状とも解釈できます。
いまだ、厳格な糖質制限をしている子どもに出会いませんし、ましてや、その血液検査もできないので、子どもが糖質制限すると、どのくらいのケトン体値になるのかわかりません。
いわゆる、てんかん治療としての「ケトン食療法」では、ケトン体値を最低レベルで500以上を目指すようですね。ということは1,000前後くらいなら、ケトーシスに伴うムカムカ感はあまりないのかもしれません。
2021/01/10
サイトにおいてコデインリン酸塩錠5mgへの質問を取り上げていただきありがとうございました。また皆様からの回答、参考になりました。ありがとうございます。
皆様の意見を私なりに総括して、私に処方した内科医、耳鼻科医が処方の規格を勘違いしている可能性が少なからずであると、個人的に理解いたしました。
咳が酷い時に、必要なだけしか飲まない薬ですが、量は医師の処方を尊重しつつ、薬の添付文書を参考にもいたします。
それとこれは余談ですが、同剤を調べていく内に判ったことなのですが、コデインリン酸塩には麻薬と非麻薬があるということを知りました。なかなか興味深かったです。医師でも知らない人は少なくないのでは?
当院で使用中の糖質制限のパンフレットを改定しましたのでご笑覧いただければ幸いです。
今回は妊娠糖尿病についての記載と、糖尿病学会が「糖質制限とSGLT2阻害薬でケトアシドーシスになる!」と行っていることへの疑義を追加しています。
糖尿病学会が糖質制限に対してケトアシドーシスをきたすと注意喚起をしていますが、インスリンの絶対的欠乏がない限り、起こっているのはただのケトーシスで、子供さんのアセトン血性嘔吐症と同じ病態と考えています。私自身は糖尿病ではなくインスリンもむしろ過剰分泌気味ですが、厳しい糖質制限をしているときに明け方にケトーシスによる悪心をきたしたことがあります。ケトン体は簡易検査で10000超えて測れませんでしたが血糖は正常でした。吐き気が強くて点滴で糖を入れたら数時間で改善しました。
SGLT2阻害薬でのケトアシドーシスの報告も、IDDMの方でインスリンを減らしすぎた場合に真のケトアシドーシスが起きた例はありますが、ほとんどの症例報告では点滴ですぐ改善しており、糖尿病の界隈ではケトーシスとケトアシドーシスが混同されていると思われます。
アセトン血性嘔吐症の経験豊富な小児科の先生のご意見を聞いてみたいです。
誤情報に付き合っていても仕方がない気がしますが、ウイルス単離や感染性の確認は早々に行われています。
"A pneumonia outbreak associated with a new coronavirus of probable bat origin" (2020 Feb. 3)
興味をお持ちの方は以下の記事もお読みください。
From Hendra to Wuhan: what has been learned in responding to emerging zoonotic viruses
SARS (2002-2003), MERS (2012) の頃は病原体の単離をもって発表されていた。古典的な「コッホの原則」に従うならばそのような手順になる。SARS-CoV-2 は振興感染症で史上初めて次世代シーケンサーにより病原体が同定されたが、その時点をもって発表すべきなのか、それともコッホの原則に従うべきなのか。
なお 2020 Jan. 10 の段階で中国の2グループが単離に成功したが、培養して病気の原因であることを確かめることはまだできていないとの情報はすでに出ていました。以下を参照。
Mystery virus found in Wuhan resembles bat viruses but not SARS, Chinese scientist says
こういう手順を踏んだ中国の対応を遅い、隠蔽などと批判するのは簡単でしょうが、それは的を得ているのでしょうか。
なお、ウイルスの標準株は培養手法とともに公開されており、基準を満たした設備であれば世界の研究者が請求できます。以下参照。
SARS-CoV-2 Viral Culturing at CDC
Corona Fehlalarm?: Daten, Fakten, Hintergrunde もRetraction request letter to Eurosurveillance editorial board も感染爆発を前にして、もはや賞味期限は終わっているでしょうね。
都道府県「糖尿病」ランキング…最も患者の少ない健康な県は?
滋賀県でした。滋賀県民として嬉しいです。
一方で「糖尿病」の割合が高いのが「青森県」6.18%。「香川県」5.96%、「岩手県」5.95%、「北海道」5.76%、「秋田県」5.69%と続きます。47位の「青森県」は1位の「滋賀県」の約1.5倍強の糖尿病患者がいる計算です。
2021/01/09
昨日の専門家の先生のメールの冒頭「私の基本姿勢としては、現在の新型コロナウイルスに対するPCR検査は運用が間違っていると考えています。」でスッキリしました。PCRは感染症のスクリーニングとしては過剰であることがよく理解できるご意見でした。
話は変わりますがアンケートネタで、緊急事態宣言が来月明けるとして約半年後にオリンピックを開催することの是非なんてどうでしょうか?
PCRの実務経験はありませんが、医薬品の日本及びEU加盟国数か国への申請業務(生産管理、品質管理、分析法のバリデーション、安定性試験データの取得の実務及び申請書の作成)を行い、各国の医薬品規制当局とのやりとりを行なった実務経験を持つ者です。
「バリデーションとは」
(極めて簡単に言えば、バリデーションとは科学的データと証拠資料・文書による証明です)
PCRは、遺伝子を構成する塩基の重合体という化合物の分子の検出を行なうものと理解していますので、医薬品の分析と共通の考え方が適用できる部分があると思います。
簡単に言うと、知りたいのは試験法のバリデーションと標準品に関することです。参考情報
- 分析法における重量、容量、濃度、温度などの申請書での記載は、普通は1ポイント(温度60℃ならば60℃だけ)を指定してバリデーションデータを取り申請します。
何らかの原因で幅指定をする場合には、上限と下限の範囲の間での同等性を証明するバリデーションデータの提示が要求されます。
そのバリデーションが有効とみなされるのは、上限と下限の間だけであり、内挿及び外挿は許されません。
PCRのプライマー濃度、アニーリング温度の違いが許容される場合、その許容範囲のバリデーションデータは取られているのでしょうか?
- PCRは、国、検査機器会社、検査機関により操作条件などの違いがあるとのことですが、それらの検査及び検査室間の同等性は、バリデーションデータにより証明されているのでしょうか?
つまり、例えば、日本、アメリカ、イギリス、ドイツのPCRの結果は、科学的に同じと見て良いことがデータにより証明されているのか? ということです。
- 医薬品の定性及び定量分析では、単離され純化された標準品が使用され、標準品と試験試料の比較が行われます。
「単離され純化されたSARS-Cov-2ウイルスから採取され純化されたRNAの標準品」は、存在しているのでしょうか?
大橋眞名誉教授によると、日本の厚生労働省は、SARS-Cov-2ウイルスが単離されたことを示す学術文献を提示できなかったそうなので(2021/01/01ウイルスの存在を証明する科学論文がない?
現時点では標準品(SARS-Cov-2標準品ウイルス、同標準品RNA)は存在していないように思われますが、いかがでしょうか?
- 新型コロナのPCRを開発したドロステン教授自身がPCRの不安定性を証言、ヤギ・パパイヤもウイルス陽性
ドイツ内務省の秘密報告書を書いた10人の科学者グループのメンバーであるSucharit Bhakdi博士とKarina Reiss博士が書かれたドイツ語の本『Corona Fehlalarm?: Daten, Fakten, Hintergrundeコロナ誤警報?:データ、事実、背景』の邦訳『コロナパンデミックは、本当か? コロナ騒動の真相を探る』があります。
「第1章の終わり64ページ(本の最初の20%)まで試し読みへのリンク」
この本の21から22ページに、PCRの信頼性の問題が書かれています。
新型コロナのPCRを開発したドロステン教授自身の言葉として書かれているのは、次の内容です。
「この点についてドロステン氏自身はツイッター上でどう言っているのだろうか?(14)
(注:ドロステン教授自身のツイッター上の言葉)『PCR検査は、時には陽性になり、また時には陰性になる。偶然という要素がある。仮に、ある患者のPCR検査結果が2回続けて陰性になり、回復したとして退院しても、自宅に戻ってからのPCR検査結果が再び陽性になることも十分にあり得る。だから、再感染というには程遠い』」
更に、本の22ページには次のように書かれています。
「何人かの同僚医師が、入院中に繰り返しPCR検査された患者でこのような不安定な結果が出たことを、私たちに知らせてきた。タンザニアでヤギとパパイヤがウイルス陽性であったのは特に驚くべきことだろうか? もちろん、PCR検査キットの信頼性に関するタンザニア大統領の批判は、WHOによって直ちに却下された(15)。」
PCRの現実がこのような杜撰なものであるならば、私には全く信頼できないものとしか評価できません。皆さんは、どのように評価されますか?
- アメリカのPCR検査会社のマニュアルにPCRの非特異的影響(PCRは他のウイルスなども検出する)が書かれている事実
出典: コロナ記者会見 令和2年6月17日 厚労省記者会見室
徳島大学名誉教授 大橋眞、日野市議会議員 池田利恵
この動画の24分28秒から、大橋眞名誉教授が、アメリカのPCR検査会社Creative Diagnostics NYのPCRマニュアルに、PCRの「非特異的影響として、A型インフル、B型インフル、RSウイルス、呼吸器アデノウィルス、パラインフル、マイコプラズマ、クラミジアなど」と書かれていることを示されています。他のアメリカの会社も書いていると大橋名誉教授は言われています。
しかし、日本の会社のものは、非特異的影響は出ないと書いているそうです(注: 令和2年6月17日時点の解説です、現在は分かりません)。
アメリカの新型コロナのPCR検査会社自体が、これらの非特異的な影響を認めていることは事実です(下の参考情報参照)。これでは、何に感染しているか特定できませんから、新型コロナのPCRに信頼性はないとしか言えないと私は思います。皆さんは、どのように評価されますか?
Creative Diagnostics の実際のPRODUCT INFORMATION製品情報 (2021/01/07に確認)
SARS-CoV-2 Coronavirus Multiplex RT-qPCR Kit (CD019RT)
This product is for research use only and is not intended for diagnostic use.
この製品は研究用のみであり、診断用ではありません。
Specificity特異性 (記載項目のトップに書かれています)
non-specific interference of 以下のものの非特異的干渉
Influenza A Virus (H1N1), Influenza B Virus (Yamagata), Respiratory Syncytial Virus (type B), Respiratory Adenovirus (type 3, type 7), Parainfluenza Virus (type 2), Mycoplasma Pneumoniae, Chlamydia Pneumoniae, etc.
「糖質管理.com」というサイトを運営している者です。
このサイトでは、私自身が糖質制限を行いながら、人の体にとって糖質がどのようなものか、多くの方に認識してもらえるよう自費で広告を出しながら活動しております。
ブドウ糖が身体のメインエネルギー源ではない理由
これらの情報により、糖質制限を行っている人がさらに理解を深めること、これから糖質制限を行う人にとって本質的な理解に繋がるサイトを目指しております。
私はこれまでに、夏井先生、江部先生、宗田先生、水野先生、新井先生の本を読み、糖質の害、インスリンの害などをはじめとして多くのことを学ぶ機会に恵まれました。
「この認識を日本中に広めたい」そう思い活動しております。
糖質制限の有用性を多くの人が理解すれば、生活習慣病にとどまらず、あらゆる病気が未然に予防され、間違った認識を植え付け薬を使わせようとする医療体系をはじめ、多くの問題を改善できる可能性があると感じております。
ただ、内容を時間をかけて読んだ私ですら、糖質がさまざまな害の根本原因であることをようやく理解できる程度だったため、本質的な理解にたどり着く前に挫折する人も少なくないように思いました。
さらに、糖質制限は「人生の楽しみがなくなる!」と抵抗する人も少なくないですし、実践者が増えれば、日本経済の枠組みを根底から変える可能性もあるため、困る人も多く、世間は、なかなか受け入れてはくれないようにも思います。
しかし、このままでは、多くの人が「自分は大丈夫」「今が良ければ良い」と利己的なまま10年、20年と過ごし、糖尿病は増え、健康寿命は短くなり、認知症が増え、国内は人のメンテナンスにかかる費用が嵩張り、日本の活力、生産力が落ちていく一方だと感じております。
そして、この事態を改善する唯一の方法が「糖質制限の認知拡大」であり、一人一人の自主的な意識改革だと思っています。
そこで、誰にでもイメージしやすいように、二つのヴィジョンを用意してみました。
2021/01/08
職場健診で、肝機能数値異常ということで[要精密検査]となってしまいました。健診前々日と前日で7%焼酎ハイボールを合計2000cc飲んだのが敗因だったのかも知れません…
ちなみに、各数値は、確かに[GOT]が高め?なので、[正常]にしてくれとは言いませんが、[要経過観察]で十分だと思われませんか? (そこまでして儲けたいのか?と邪推してしまいます)
アルブミン 4.9(g/dl) γ-GTP 18(U/l) GOT 58(U/l) GPT 31(U/l) コリンエステラーゼ 245(U/l)
みなさんのご意見・ご見解をお聞かせいただければ幸いです。
なお、糖質宣言実践中で、糖質摂取量:70g未満/dayとしています。
食事内容のイメージは、P:F:C=35:55:10といったところです。
アルコール摂取量は、平日:約60g/day、休日:約200g/dayです。
他の主な数値は、1/22に再検査なので、それまでに酒量を減らさずに[GOT]を、せめて45くらいにまで下げる方法がないかを思案中です。
尿酸 8.7(mg/dl) HDL-C 39(mg/dl) LDL-C 89(mg/dl) 中性脂肪 35(mg/dl) 空腹時血糖 91(mg/dl) HbA1c 5.1(%)
処方薬のことで疑問が晴れないことがあり、よろしければサイトで取りあげていただければ幸いです。
咳止めに使われる処方薬のコデインリン酸塩錠5mgについて質問いたします。
同剤における各製薬会社の用法説明では、「通常、成人には、コデインリン酸塩水和物として1回20mg、1日60mgを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。」と記されています。1錠5mgですと、1回の服用20mgならと4錠となるはずです。
ところが、内科、または耳鼻咽喉科の医師から今まで長年に渡って処方された同剤は、1回2錠(10mg)を1日3回の処方以外ありませんでした。これはメーカーが減量した処方を推奨しているのか、医師の裁量によるものか、ご存知の方がおられたらご教示いただきたいです。
処方された医師に尋ねても「2錠(5mg×2)です」としか回答いただけず、薬剤師に尋ねても「医師の処方なので...」という回答ですので、製薬会社の用法説明との乖離がどこからもたらせられるものか、患者としてクリアにならないのです。
全くの自己責任ですが、咳が止まらない時や、薬の効きが今ひとつと感じる時、私は同剤を1回4錠(20mg)服用しています。拠り所はメーカーの用法説明です。
またこの薬に限らず、一般的な薬の説明には、「 なお、年齢、症状により適宜増減する。 」とほとんどの薬に記されていますが、その増減量の目安って、どこかに記されているものなのでしょうか? 製薬会社から医師に説明があるものなのでしょうか?
1/4の「新型コロナのPCR検査について」のメール主です。
どうも誤解があり、論点がずれているようです。
私が指摘したのは、「PCR検査は新型コロナウイルス以外のインフルエンザなども陽性と判定してしまうので、世界中で陽性者(感染者)がこんなにも多いのだ」という主張に対するものです。
科学的に間違った認識をしている人たちが「PCR検査に問題がある」と主張することに対して指摘したかっただけです。
それに対し、無症状者にも広くPCR検査をするべきかという議論は、PCRそのものの問題ではなく検査の運用についての問題であり、全く別の話だと思うのですが、どうでしょうか。
ですので、回答する必要はないと思ったのですが、そうすると「議論から逃げた。やっぱりPCRは信用できないのだ」と言われそうで、それは心外なので返信します。
私自身は、PCR検査は無制限に誰にでもおこなうものではないと考えています。本来ならば、呼吸器疾患の症状を呈している患者の鑑別に用いるものでしょう。
ただ、この新型コロナの場合、症状が出る前から感染性を示すという特徴が知られており、感染拡大を積極的に抑止するためには、無症状者の発見が有効であると考えられています。
かと言って、日本国民全員に対してPCR検査をおこなうことは現実的ではありません。無症状の濃厚接触者に対しての検査が現実的だと思います。あるいは医療従事者、介護従事者が頻回に検査を受け、陽性となれば仕事から一旦離れることで、院内、施設内感染を防ぐという運用がいいと考えています。
が、おそらく、このサイトの読者は、無症状でも感染性があることに疑問を持つ人が多いのでしょう。
たしかに、PCR検査はウイルス粒子の存在を調べるものではなく、RNAの存在を調べるものです。
無症状でRNAを持っている人を「感染者」と見なすのかどうかは、PCRの専門家(私自身はそんな専門家ではありません。単にPCRを実験手法のひとつとして利用していただけの者です)の範疇ではなく、感染症学、疫学の専門家の範疇だと思います。
私個人としては、自分が無症状で検査を受けて陽性となれば、大人しく隔離生活を送るつもりでいます。わざわざ他人に感染させてしまうかもしれない行動をとろうとは思いません。しかし、14日間も仕事を休めるのか、という問題はあります。安心して隔離生活ができる社会であってほしいと思います。
PCR検査を批判的に見ている人の意見を見ていると、多くは「インフルエンザやただの風邪でも陽性になる。だから、これは人為的に作られたパンデミックだ」と主張しているように思います。
ところが、同じ人が「PCR検査で用いているプライマー、プローブ部位に変異が起きれば、PCRが無効になってしまう。だからPCR検査はあてにならない」と主張していたりもします。
偽陽性が多く出ることを問題にしているのか、それとも偽陰性が多く出ることを問題にしているのか、よく分かりません。作られたパンデミックだと言うならば、偽陰性が出るのは大いに歓迎することではないのでしょうか。
3万塩基あるウイルスゲノムのうち、約60塩基分のプライマー、プローブ部位にたまたま変異が起きる可能性は高いのか低いのか分かりません。たしかに、変異が入ることで反応が起きなくなることはあるでしょう。
しかし、たとえば感染研のマニュアルでは、リアルタイムRT-PCRで2領域を増幅し判定することとなっていますので、片方の領域に変異が起きても、もう片方の領域は増幅します。そのような、片方しか増幅しない検体が出現した場合、どこまで詳細に解析しているのか私には分かりませんが、その検体をシークエンスに回せば変異が起きているのかどうか確認できます。
もし、PCR反応に用いている部位に変異が起きていること、その変異株が市中に拡大していることが判明すれば、新しい領域をPCRに用いるよう、検査の変更がおこなわれるのではないでしょうか。
Dr. Pieter BorgerらのCorman-Drosten論文に対する指摘は、PCR検査自体を否定するものではなく学術論文として不備があることを指摘したものだと理解しています。論文を撤回する必要があるほどの不備なのか、私には分かりません。実際に論文を撤回するかどうかは、掲載誌が判断することです。今のところ、Corman-Drosten論文を掲載した学術誌は何の反応も示していないように思うのですが、私がチェックできていないだけかもしれません。また、論文の筆者たちがなにかコメントを出しているのかも知りません。どなたかご存知でしたら教えてください。
Corman-Drosten論文は、新型コロナのサンプルを入手できない状態でもあらかじめ検査態勢を準備しておくことができること、その方法を示したものと理解しています。この論文の通りに世界中で検査しろと指示しているものではないと思います。各国の研究所は論文を参考にしながら、独自に検証していると思います。
感染研マニュアルでも、独自のプライマー、プローブセットを設定し、さらに、リアルタイムRT-PCRで陽性が出たサンプルは、シークエンスによっても確認するよう勧めています。新型コロナ患者が国内で出始めたころは、そのように丁寧な検査がおこなわれていたのでしょう。そして、十分な検証がなされた結果、リアルタイムRT-PCRでの陽性判定だけで信用できると判断されたのだと思います。
私は別に、PCR検査の全てを擁護する者ではありません。明らかに間違っている点について指摘しただけです。
ロヒンギャもイベルメクチンが利用可能なようです。
まだ安全性が確保されていないワクチンより、イベルメクチンに期待です。
霞関会(コロナ特集)バングラデシュにおける新型コロナ感染の意外な展開
その後,製造,治験を経て,実際に,レムデシベル、ファビピラビル、イベルメクチンといった医薬品が治療の現場で使用されており,街の薬局にまで出回っている状況である
ノーベル賞を受賞された大村先生のイベルメクチンは、クラリスロマイシンと同じくマクロライド系で、日本では3月に臨床試験の結果が出るようですが、海外ではいい結果が出ているようですので、参考資料を添付します。
2021/01/07
Android 用アプリがあります。
RPN Calcで探してみてください。
私はHP15cを約三十数年年前に購入しましたが,現在でも使えています。
iPhoneアプリもあるようです。
コロナではありませんが日々PCRでのウイルス検査と向き合っている専門家です。
書いた本人が面倒くさいと思う長さです。Youtubeも英文reviewも見ました。どちらもたいしたことは言ってません、と思います。
私の基本姿勢としては、現在の新型コロナウイルスに対するPCR検査は運用が間違っていると考えています。まずは結論から。
- PCRでは病原体の遺伝子を検出するだけで、その感染性は判断できません。診察診断が先にあるべきです。
- 22名の科学者による欠陥指摘は、「教科書の記述とここがちがう」程度で、実際の臨床検査等の現状を知らない指摘に思います。リアルタイムPCRについては技術的には特に問題はないと思いますし、リアルタイムPCRと一般的なPCR(コンベンショナルPCRともいいます)を区別できていないようにも感じるreviewになっていると思います。
1について
大前提としてPCRはDNAウイルス、RNAウイルス、細菌、動物等を問わず、あくまでも遺伝子を検出する手法ですのでPCRによって感染性のある病原体の有無までは判断できません。
これは病原体のPCR検査関係者にとっては常識ですが、医者でも研究者でも理解できていない人は数多くいると思います。警察によるDNA検査が加害者、被害者が存在しない場所の検体も用いることからもわかると思います。
従来の感染症診断は、まずは症状による診断(自己診断で医者へかかる、医者が診察する)があり、他との鑑別・区別が必要ならPCR等の検査にて確定する、という運用が基本だったと思います。簡便な抗原検査があれば楽なのでこちらを用いるでしょう。
これは感染症でも食中毒でも他の病気でも同様で、症状等の診断に基づいてその後の対応対策(治療方針の決定や行政処分含め)を決定するための補助ツールの一つがPCR検査で、PCRのみで診断をすることは基本的にないはずです。当初、発熱等の症状ある人は相談窓口へ、となっていたのはこの原則に則っていたと思います。
それがこの度の新型コロナウイルスに対しては、従来のインフルエンザや風邪では医者にもかからなかった無症状者や軽症者まで行政のPCR検査のほか、駅前PCRなど診断でもなんでもないPCR検査まで実施されている状態になっています。駅前PCRなどで陽性になった場合は、多くが改めて医療機関を経由して確定診断されて隔離などが行われているのではないかと想像します。
新型コロナウイルス感染症が肺炎や血栓症に急激に進行する可能性があり、そのリスクの高い患者発見と周辺の安全確保のために現在迅速に実施できるのがPCR検査だけであり、そういう運用になっていればいのですが、現状はこれまでは放置していた陽性者まで掘り起こして隔離しています。世界的な陽性者増加を見ればどう考えてもベッドや医者、看護師、検査員等が足りなくなる対応になっており、新型コロナウイルス対応をしている少数の関係者を大きく圧迫していると思います。多くの自治体では各部署にPCR検査経験者がいれば応援部隊として召集し、4月以降土日、正月もなく検査にあたっているのが現状と思います。PCRの運用を早急に見直すべきと考えます。
2について
22名の先生方によるPCR検査の欠陥指摘についてPCRの技術的側面と運用面についてごちゃまぜに指摘しているように思います。技術的な部分については教科書的記述との違いを指摘しているだけで、実際に手を動かすことはしていないように見えます。
面倒なので、該当の英文reviewの後半にSummary catalogue of errors found in the paperがあるのでこちらに合わせて私の考えを列記します。(指摘への反論を証明することはできませんが)
- PCRプライマーの濃度が濃すぎるという指摘ですが、現在臨床現場で実施されるリアルタイムPCRは例えば唾液を検体として採取して、その一部をPCR反応チューブにいれて専用機器で反応させていると思います。検体にはターゲットとなるウイルス以外にも多くの夾雑物が存在し、PCR反応を阻害することがありますので、これに対応するためにプライマー等の濃度を高く設定することがあり、高濃度自体は特に問題とは思えません。大学等のラボで研究用にPCRを実施する場合は検体からDNAなりを精製しますので、その場合はプライマー濃度は高すぎるでしょうが、現在の臨床検査現場でそんなこと(精製作業など)をしている余裕はないと思います。
- PCRプライマーの6箇所で不確定塩基が指定されている(例W=AまたはT)ということですが、検査に用いるプライマー等ではよくあることです。プライマーやプローブは専門の会社が指定に合わせて合成します。たとえばWと指定した場合、納品物にはAのもの、Tのものが混合されています。これはターゲットとなるウイルスの変異に対応する目的があります。Reviewでは不確定塩基があると機関によってWをAとしたり、Tとして発注する人がいる、と心配しているのでしょうか?いまどきそんな合成発注を行うことはなく、Wと指定して発注するだけのことです。RdRp遺伝子のプライマーとプローブに不確定塩基が指定されているので、嫌ならEやN遺伝子について検査を実施すれば済む話と思います。
- PCRがウイルスのゲノム全体と遺伝子の断片を区別できない、と指摘しています。これはPCRがそういうものなのです。特に現在広く利用されるリアルタイムPCRは基本的に100塩基程度の断片を増幅し検出する技術です。前述したように症状に基づいた確定診断のためのツールであり、PCRのみで診断すべきでない、という指摘はそのとおりで、PCRの運用の問題です。また、ゲノム全体を検出したからといって感染性を示すものでもありません。全体が保存されたゲノムが検出できた、というだけのことです。
- プライマーがターゲット遺伝子と結合するアニーリング温度の目安となるTm値が大きく違うのにセットで使用している、と言う指摘です。PCRの増幅反応は、二本鎖DNAの分解(denature)、結合(anealling)、増幅(elongation)の3stepを繰り返し、結合温度の設定のためにTm値が大きく違わないほうがいいのが原則ですが、現在のリアルタイムPCRでは多くの試薬で結合と増幅が一つのstepとなっていて、分解(95℃)と結合・増幅(55-72℃が多いようです)の繰り返しです。酵素や機器の性能向上によりこれで十分な増幅と検出ができるようになっています。また温度については各PCR試薬によってメーカーから推奨されるプログラムが説明書として提示されますので、プライマーやプローブの配列から各反応温度を検査実施者が決める(いくつかトライアルして指摘を探す)作業は現在はほとんど必要なく、Tm値が大きく異なっていても問題ない場合も多々あります。
- PCRの実施サイクル数の問題を指摘し、本文中では3の「サイクル数多すぎ」問題に対応するかと思います。これは実験室レベルでは30サイクルもPCRすればターゲットは十分増えるというのはそのとおりです。ただ、臨床検査で検体に含まれる少ない遺伝子を検出するためにサイクル数は多くする必要があります。また35サイクルより前に増幅が検出されたものを陽性と判断するためには40サイクル程度のPCRを実施しなければ35サイクル前後の増幅を検知できません。言葉で説明するのは難しいのですが、33サイクルあたりで増幅が始まっても35サイクルでPCRが終了してしまうとその後増幅したはずのものを見落とすことがあります。リアルタイムPCRの陽性判定のサイクル数をどこに置くかは各国の判断にまかされており、45サイクルや50サイクルでリアルタイムPCRをしようが、増幅(陽性)判定を30や35サイクルに設定して、それ以降の増幅は陰性判定すればいいだけのことです。リアルタイムPCRではターゲット遺伝子の増幅曲線が可視化されるので、PCRの実施サイクル数は多くするのが普通であり、判定基準となるサイクル数を問題にするべきで、例えば「35サイクル以降は陰性としたら?」などの判定基準への指摘でいいかと思います。
- PCRで得られた産物を詳細に解析していない、との指摘です。本文中にはゲル電気泳動や塩基配列の解析をしろ、など書いてあります。古典的には、PCR後にゲル電気泳動で増幅産物大きさ(塩基数)、ダイレクトシーケンスで塩基配列を確認し、ターゲット遺伝子であることを確認します。これらをせずにPCRのみでターゲット遺伝子を検出したとの結果を得るための技術がプローブを用いるリアルタイムPCR です。たかだか100塩基のうち、2つのプライマーがそれぞれ20塩基、プローブが20塩基あり、100のうち60塩基がこれらと塩基配列のほか、並び順まで一致した場合に増幅、検出される技術ですので、これで検出されるのはほぼ目的のターゲットであると考えて間違いないというのがいまの科学の認識です。本reviewの上記5とこの6の指摘はリアルタイムPCRではなく、一般的なPCR(コンベンショナルPCR)についての指摘になり、Youtubeで徳島大の先生が話していたnested RT-PCR等へのものと思うのですが、英文reviewではリアルタイムPCRのみが取り上げられているので、的外れな指摘になっているように思います。
- 陽性コントロールと陰性コントロールを設定できていないとの指摘です。設計段階ではそうだったのかもしれませんが、英文Reviewは11月の公開で今更?な感じです。陽性については世界中で実施された検査のうちの一部(とはいっても相当な数)は塩基配列まで解析されているので、現在実施されているリアルタイムPCRで新型コロナウイルスの遺伝子を検出していることに異論はないと思います。陰性コントロールは検査現場では水等を使ってPCR検査自体の確認はしていると思いますし、検査陰性者のほうが圧倒的に多いと思われるので、広く検査が実施され、運用の良し悪しは別として結果がでている現在、この指摘はあまり意味がないように思います。
- 標準となる手順書(SOP)が示されていない、との指摘です。確かに、世界的に実施された検査結果を横並びに比較する場合、ある程度統一された手順は示される必要があるかもしれませんが、すべての検査機関は同じ試薬、機器を使用するわけではありません。またリアルタイムPCRの試薬は各メーカーから推奨プロトコルが示されているので、各機関は使用する機器、試薬に合わせてプロトコルを作り検査をします。各国の衛生部門はそれぞれリアルタイムPCRの専門職員がいるはずですので、PCRについてSOPが示される必要も特にないように思いますし、必要な情報は各国、各機関で共有されているはずです。教科書的なプライマープローブの設計と違うからSOPを示せ、というのであれば、現場をしらずにごちゃごちゃ言わないで、と返答されるのではないでしょうか。
- 適切な査読を受けていないとの指摘です。これは各国の検査機関で新型コロナの診断に使えるリアルタイムPCR法の迅速な公開(当初は暫定法で、必要があれば改良する方針だったのではないかと思いますが)が最重要視された結果かと思います。緊急時に必要な情報を迅速に公開するために関係機関で情報共有された面はあるでしょうが、それがそのまま不正とすることはできないと思います。示されたリアルタイムPCRの性能自体には特に問題はないように思いますし、実際問題も起きていないと思われ、そのままになっているのではないでしょうか。最初に述べたように、運用法は間違っていると思います。
- 著者らと掲載先に損益関係が見られる、という指摘です。これはコメントしようがありません。世界的な需要と供給に対応できる能力のある(迅速に動ける)サプライヤーと協力して診断薬をつくることはあるのかもしれませんが、それによる利益供与についてまではこちらで判断できませんし、9に述べたように早く公開する必要のあった内容と思われます。現在日本国内のみで見ても、PCRに関連する様々な物資の供給が圧迫されているところですので、今の状態が続けば人的、物的な安定供給は今後も大きな課題となるかもしれません。
おおまかに1~6が技術的な指摘かと思いますが、示されたリアルタイムPCR自体には特に問題があるとは思いません。
22名の先生方は、ご自分や周辺の関係者から検体を採取し、実際にPCR検査を実施してなにか問題が発生したことを経験したのでしょうか?必要なプライマープローブや試薬は入手可能ですし、PCR自体は研究者であるなら容易にできると思うので、Youtube的に「PCRやってみた」結果を1つでも示したらいいのではないかと思います。
8月ごろ公開の徳島大の先生の動画にあった人ゲノムと相同性が高いプライマーがあるという指摘は英文reviewには記載されていないようです。PCRを知っている人なら当然の「増幅ターゲットが異なるプライマーセットを同一チューブに入れない」という大原則を思い出したのかもしれません。と思ったら、Figure3でRdRp遺伝子とE遺伝子のプライマーはダイマーを作る可能性がある、と記載されており、Review内容の最終チェックはやってないのかな?という感じも受けます。
こんな論文がありました。
Large-Scale Testing of Asymptomatic Healthcare Personnel for Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2
当然こういう研究があるだろうと思っていましたが、PCR陽性で無症状の者のその後について調べたものです。26名のうち20名は無症状のままだったが6名がその後発症し、無症状だった20名のうちPCR検査時点で6名はIgG陽性、15名中2名がその後IgG陽性に転じたとのことです。
無症状の者の1名はウイルス量が多かったとのこと。無症状だった者と後に発症した者との間にRNA量に差はなかったとのことで感染予防のためには両者を検査することが必要である。症状が出てから検査をするのでは不十分である証拠がたくさん出てきている。とのことです。
本日のNスタの新型コロナの報道でちょっと「おお!」と思いました。
画面では「5000人超感染」となっていましたが、アナウンサーは「陽性確認者」と言っており「感染者」という言葉は遣いませんでした。たまたまかも知れませんが、オジさんは「それでいいのだ」とバカボンパパのように呟きました。
例年のインフルエンザは、ほぼ有症状者のみが医療機関で診断を受けて「感染者」として定点観測医療機関のみから報告がされているわけで、今回のコロナのように無症状者までが全医療機関で報告義務対象になり「感染者」として計上されている訳ではないことは、コロナとインフルエンザの数字を比較する上で頭に入れておくべきです。
2021/01/06
昨日のコメントでPCR原則よりも、聞きたいのはRNAウイルス感染症に有用かだけなんですけどねえ‥プライマーで狙ったところが変異してませんかね-。暴露と感染症別だし。
PCRが病原微生物の検出法として優れたものであると言うことに異論はありませんが、世界的に新型コロナウイルスの診断ツールとしてファーストチョイスになっていることには疑問を感じます。この疑問は専門の先生にいくらPCRの正しさ・素晴らしさを説かれても消えるものではありません。
私の理解ではこれまでPCRの活用法としては、肝炎やHIVなどの主に血液・体液を介して伝播するウイルス感染症診療の場で、血中抗体スクリーニングでピックアップされた陽性者に対しての確定診断や、病勢・治療効果の判定に使われる検査であったはずです。
かつてこれほどまでに、呼吸器系感染症の病初期や無症状者の掘り起こしのために多数のPCRが行われた前例はなく、呼吸器系感染症のスクリーニングとしての評価法も確立していないはずで、陽性者数の動向に一喜一憂し、新型コロナは過去の風邪系ウィルスより無症状者が多い怖い病気であると結論付ける根拠にはなりません。
呼吸器系のウイルスが気道粘膜レベルで処理されてしまうと血中抗体産生が起こらないという仕組みがあるそうで、残念ながらスクリーニングとして血中抗体検査が使えなかったのがコロナのPCR騒動の原因だと思います。
せめてインフルエンザと同じように有症状者に限定した迅速抗原定性検査が主流であったら、こんな混乱はなかったのではないでしょうか?
PCRによる無症状者の掘り起こしは自ら藪をつついて蛇を出しているようなもので、しかも出てくるのはほとんど悪さをしない無害な蛇なのに大騒ぎしている状況のように感じます。
メディカルトリビューンは購読していないので記事は読めませんし、面倒なので 内容はあまり見ていませんが、公開フォーラムがありましたので参考までに 紹介しておきます。
Retraction request letter to Eurosurveillance editorial board
ヨーロッパでの感染拡大が深刻になる中で、コメントも閉じてしまったみたいですね。
専門家のコメント(例えばStefan Jahn)もあるようなので関心のある方には参考になるかも知れません。
1/5のメールへの反論です。
私も元医学系研究者でしたし、リアルタイムPCRを日常で扱ってきました。「偽陽性」の定義にもよりますがウイルス感染の有無という意味では「偽陽性」はありえます。
そもそもウイルスの感染成立までの過程と症状の発現の関係ですがいわゆる症状の発現は4、5でないとありえませんが(百歩譲って3も),今の検体採取方法では,1~5のいずれでもPCRによりターゲット遺伝子が増幅されます。
- ウイルスがヒトの上皮に付着する
- ウイルスが細胞に接触する
- ウイルスが細胞内に侵入する
- ウイルスが遺伝子を増幅する
- ウイルスが自身を複製する
感染成立は3以降です。
感染してもいないのに感染したように判断することは,偽陽性といえるのではないでしょうか。
2021/01/05
元医学系研究者です。
研究の現場でリアルタイムPCRを扱ってきた経験から、この方の主張に指摘すべき点はございません。
全くの同感です。
リアルタイムPCRを研究などで扱ったことのある人であれば、容易にわかることですが、PCRはまさに「火のないところには煙は立たず」で、前後のプライマーで挟み込んだ配列と全く同じ配列(ちなみに、プライマーの設計段階で、他の似たような遺伝子とクロスしないようにきっちりとプライマー設計します)が存在しないと、PCRはかかりません。
むしろ、「かならずそこにある」とわかっている遺伝子でも、PCRのアニーリング温度やサイクル数の条件等が少しでも外れてしまえば、PCRは全くかかりません(ターゲット遺伝子は増幅されないので検出できません)。
つまり、技術的な問題による「偽陰性」こそ出ても、「偽陽性(遺伝子がそこにないのに間違えて増幅検出してしまう)」ことは原理的にあり得ません。
私は研究でロッシュ社のリアルタイムPCR機器LightCycler System使ってましたのでよくわかります。
逆に、この方の解説(前半のくだり)を読んで「なぜ一般の人が「ぎようせい」が起こると考えているのか?」の思考回路が理解できました。
ヒトは一夫一婦制を基本にしていたことが、霊長類のメスとオスの体格比と、オスの体重に対する相対的な精巣重量から分かっています。『進化と人間行動』『家族進化論』(どちらも東京大学出版会の書籍)を参照してください。ボノボは、オスによる子殺しを避けるため、誰の子か分からなくする戦略として乱婚的になっているようです。狩猟採集生活をしていたヒトは、30人程度のバンドで行動し、時に夫婦と子供が別のバンドへ異動するなど、一夫一婦制が基本で、時に不倫や離婚もあったようです。
年末に風邪症状で当院を受診して抗原定性検査で新型コロナ陽性で入院した患者さんがいたのですが、うちの自治体では、特に追加のPCRなどはせず、一定の観察期間で症状が軽快して退院になりました。
それ自体に異論は無く大賛成なのですが、有症状の診断確定患者にそれでOKならば、無症状者を掘り起こして感染者として報道するのもやめたら良いのにと思います。
無症状者はせめて「感染者」ではなく「陽性者」と呼んでもらいたいと思います。
現時点でPCRの最大の問題は、Corman-Drosten等が開発しWHOが採用したPCRに対して、生命科学の世界の学者22人が合同で10の欠陥を指摘して撤回を要求していることです。つまり、このPCRは試験法として使い物にならないという主張ですPCRが科学的に正しいと主張するには、Corman-Drosten論文の科学的正当性の根拠を提示し、撤回要求論文の10項目の主張の誤りを証明する必要があります。もし、これができる方がおられましたらご教示下さい。私の目には、撤回要求論文が正しいものとして見えています。皆さんはどうでしょうか? もしPCRが嘘ということになると、PCRという根拠の上に築き上げられている全世界の新型コロナに関わる全てのものが嘘ということになります、つまり「親亀こけたら皆こけた」「PCRこけたら全て嘘」になるので、極めて重要です。
- Review report Corman-Drosten et al. Eurosurveillance 2020 External peer review of the RTPCR test to detect SARS-CoV-2 reveals 10 major scientific flaws at the molecular and methodological level: consequences for false positive results. November 27, 2020
- 2020年12月08日メディカルトリビューン PCR検査「金字塔」論文に多くの欠陥 遺伝学者ら22氏が撤回を要求
2021/01/04
コロナがただの風邪かどうかですが、なんだか双方の論点が噛み合ってないような気がします。
「ただの風邪ではない派」には、昨日のメールのようにウイルスの特性を列挙して、これまでの風邪とは違うという主張をする人と、単にマスコミの報道や政府の対応から恐怖に駆られ過剰に反応している人がいるように思います。
一方「ただの風邪である派」にも、重症化率や死亡率の現状を他国と比較して、わが国ではインフルエンザより怖い感染症ではないのだからあまり大騒ぎすることはないと言う人と、自分の周りにほとんどいないから感覚的に大したことがない風邪レベルの病気であると言う人がいるようです。
上記の主張がゴッチャになって落とし所がないボンヤリした議論になるのではないでしょうか。
私自身は、現在の日本では新型コロナの脅威は例年のインフルエンザほどではない事実に基づき、指定感染症は解除しインフルと同様の5類相当の扱いに格下げして、保健所や医療機関の負担を減らして重傷者の対応に集中するべきだと思っています。決してコロナを軽視して構わないと言う意味ではなく、罹らないに越した事はないと思っています。
昨日の「風邪と新型コロナウイルス感染症の違いについて」を拝見しましたが、これで「ただの風邪ではない」と他人を説得できる、と、この筆者がお考えだとしたら、それは大分違うと感じました。この文章では「おたふく風邪は、首元が脹れるから、ただの風邪ではありません」という文章と、同じ程度のことしか説明できていません。
それは恐らく「ただの風邪」という言葉に「恐れるに足らぬ」と意味を無意識に載せているから、なのでしょう。
先に問題提起させていただいたことの繰り返しになりますが、「ただの風邪」は、古来「万病のもと」とも言われるように、安全でも何でもありません。
昨年末に紹介された「たとえ嫌われても、炎上してでもあえて言う!!!」を書かれた同じ医師が、「本当に新型コロナだけが、若い人でも突然死する事があるのか?」にて、私の思っていたことをプロの視点から説明して下さってました。その中の一部を引用します。医師でも『新型コロナは突然死する事がある』とする発信をして一般人を脅す者がいる。そんな者は医師としての経験不足か、あるいは自分の過去の苦い経験を糧ともしないで、すっかりと忘れてしまうような三流以下の医者である!!!私は「ただの風邪」を軽んじていないのと同じくらいに、新型コロナも軽んじていません。
「ただの風邪」から時たま重篤な病状に至ることがあると分かっていても、感染予防の面でも治療の面でも積極的に打つ手がないので、人類は仕方なく受け入れてきたのです。何故新型コロナを同じようには受け入れられないのでしょうか。
祭りについての夏井先生の考察にもあるように、人間は「群れてはっちゃける」生き物です。それを押さえ込もうとするなら、社会全体に新型コロナどころではない重大な事態を招くことでしょう。
そして、人と人とのつながりを切り離そうとすることは、コロナ対策としての面だけ見ても、無効どころか有害です。
カリフォルニアでも感染爆発を取り上げられた方もおられましたが、昨年の春ごろには「ニューヨークは感染抑制に失敗したが、カリフォルニアは早めの対策実行により感染抑制に成功した」と、もてはやされていたことをお忘れなのでしょうか。
感染対策を多少頑張ったところで、感染拡大が少し遅くなるだけで、どうせ罹る人は罹るのです。浅知恵を出せば出すほど、集団免疫の完成が遅くなり、この騒動が長引くだけです。
血栓予防をするとかの対症療法が効果的と分かってきたのなら、新型コロナは、無数にある「ただの風邪」のうちで最も詳しく理解されているものの一つ、ということになるでしょう。これらの対症療法を遅れなく始められるように、PCR検査は「風邪症状」が出てから低倍率で実施すればいいのです。
保健所も忙しいらしいから、と遠慮してしまった羽田議員を死に至らしめたのは、無症状の人を追いかけてPCR検査キャパを溢れさせた政策と、その政策を支持/強要した人々、なのかもしれません。(持病持ちとのことなので、早く治療開始していても同じ結果だったかもしれませんが)
虚構新聞の数式について、
4行目の (a+b)(a-b)=b(a-b)
これが成り立つのは、a=b すなわち a-b=o だから。
おなじくa=bより、a+b=bは絶対に成り立ちませんし、
成り立たなくても(a+b)(a-b)=b(a-b)は成り立ちます。
a=bなのでa-b=0。0で両辺を割ると式は不定では?。
ネット上のあちこちで、また、このサイトでも、新型コロナのPCR検査は何を調べているのか分からない、新型コロナ以外のウイルスも陽性となる、などの主張している人を見かけます。
この人たちは、実際にPCR操作をおこなったことがあり、PCRの原理をよく知っている方々なのでしょうか?
リアルタイムPCRというのは、フォワードプライマー、プローブ、リバースプライマーの3種類が、「この順番」で、「一直線上」に、「適切な距離(100bpほど)」でターゲットゲノムに結合して初めて増幅反応が起こります。
プライマーやプローブはおよそ20塩基長です。
このことから、一部の人たちは「3万塩基ほどのウイルスゲノムのうち、たった60塩基、つまりたった0.2%の相同性しか見ていないのがPCR検査なのだ」と主張しています。
ある意味正しいのですが、重要なのは、その20塩基x3種類が「この順番」「一直線上」「適切な距離」の3条件を満たすことであり、それは確率として目的とするゲノム領域のみを増幅できることを意味します。
大橋眞・徳島大学名誉教授が、「学びラウンジ」という動画で、PCR検査に使われているプライマー配列がヒトの染色体と相同であると指摘しています。
たしかに、ヒトゲノムとこれほど相同性の高い配列をプライマーとして設計したのはあまりよろしくないことだとは思いますが、しかし、だからと言ってPCR検査でヒトゲノムを増幅し「陽性」と判定することはありません。それは大橋名誉教授自身もさりげなく動画の中で動画の中で言及しています
YouTube「騒動の原因は、PCRが人の遺伝子に反応するためという説」
11分辺り、
「ヒトの遺伝子と相同性が高くても染色体が違いますしね、えー、このふたつのプライマーを使ったときに、ま、ヒトの遺伝子が増えるということは、ま、普通は可能性としては少ないとは思います」
実際には、「可能性が少ない」というよりは、「まずあり得ない」だと思いますが。
しかし、動画視聴者には「PCRプライマーはヒトゲノムと相同性がある」ということしか印象に残らないでしょう。彼はこのように巧みに視聴者をミスリードしています。
仮にPCR検査に用いるプライマーがヒトゲノムと相同性があることで問題になるとすれば、それは「偽陰性が増える」ことでしょう。目的である新型コロナのゲノムに結合するはずのプライマーがヒトゲノムにトラップされてしまうのですから、増幅効率が落ちてしまいます。
PCR反応は1サイクルごとに倍々ゲームで増えていくので、40サイクル後には元の10兆倍に増えることになりますが、それは増幅効率100%として考えた理論値です。
プライマーが目的外の場所にトラップされてしまったら、増幅効率は落ちるでしょう。
つまり、「ヒトゲノムを増幅してしまって疑陽性が出まくる」ことにはならず、逆に「偽陰性が出やすくなる」のです。
PCRというのは特異性が高いことが特徴ですが、なぜかネット上では「新型コロナ以外、インフルエンザや通常の風邪ウイルスでも陽性となってしまう」という主張を多く見かけます。その根拠とされるのが、検査キットの説明書に記載されている一文のようです。
SARS-CoV-2 Coronavirus Multiplex RT-qPCR Kit (CD019RT)
Specificity; non-specific interference of Influenza A Virus (H1N1), Influenza B Virus (Yamagata), Respiratory Syncytial Virus (type B), Respiratory Adenovirus (type 3, type 7), Parainfluenza Virus (type 2), Mycoplasma Pneumoniae, Chlamydia Pneumoniae, etc.
特異性について、インフルエンザAウイルス(H1N1)などに対して「non-specific interference」つまり、「非特異的な干渉、妨害」を受けると記載されています。
これをどう捉えるかということでしょうが、これらウイルスのゲノムが大量に含まれた検体を検査にかけるとPCR反応が阻害されてしまい、上手く増幅できない可能性があることを意味しているのだと思います。
要するに、これもまた「偽陰性が出やすくなる」ということでしょう。
これらのウイルス全てが「陽性になる」とは書かれていません。
「コロナの感染力」のアンケート回答の33番で、「このグループについてリンク先」内、参照というのがあります。そこを見てみたところ,「PCR検査がインフルエンザ、アデノウイルスなど様々なウイルスを検出している」説の真相、という項目がありました。
この投稿記事中、ビオメリュー・ジャパン、ロシュ・ダイアグノスティックスなどの検査キットでは新型コロナウイルス以外も検出する設計になっていました、とあります。
そこで、製品について調べてみました。
ビオメリュー・ジャパンのキットについては、製品名が「FilmArray 呼吸器パネル 2.1」です。キット名が「呼吸器パネル」なのですから、すぐに、呼吸器疾患の原因となる病原体を一括して調べることができるキットなのだなと分かります。
説明書を読めば、それが確認できます。
まずは検体に様々なウイルスゲノムを増幅できるアウタープライマーセットを加えて、ファーストPCRをおこない、次にその検体を各ウイルスに対するインナープライマーで別個にセカンドPCRをおこないます。ネステッドPCRのセカンドPCRを個別におこなうことで、各病原体を個別に陽性/陰性判定できるデザインとなっています。
ロシュのキットの製品名は、「コバス SARS-CoV-2 & Flu A/B」。これも、新型コロナとインフルエンザA型およびB型を一括で調べることができるキットだなと分かります。
そして、新型コロナ、インフルエンザA、インフルエンザBに特異的なプライマーおよびプローブを用いて一度のPCR反応で増幅します。それぞれの特異的プローブには波長の違う蛍光色素でラベルしてあるため、どの波長の蛍光が光るかによって、新型コロナ、インフルエンザA/Bを判定します。
つまり、どのキットも各ウイルスを「別個に」調べることができるものです。
1つの検体で同時に検査できるすぐれもの、というわけです。
冷静に考えてみてください。
新型コロナもインフルエンザも風邪コロナもアデノウイルスも、みんな陽性になるような検査キットが使い物にならないことは当然ですよね?
呼吸器疾患を呈している患者の原因病原体を鑑別するための検査なのに。
たとえば、目の前に白い粉があったとします。それが砂糖であるかどうかを調べたいと思います。
そこで、砂糖にだけ反応する試薬を開発しました。
白い粉に試薬をかけて赤くなると、それは砂糖だと分かります。
でも、本当に砂糖なんでしょうか?
もしかしたら、塩にも小麦粉にも片栗粉にも同じように反応して、赤くなるのではないでしょうか?
当然、誰でもそう疑問に思います。
ですから、試薬を開発した人は、その試薬が塩や小麦粉、片栗粉などの紛らわしい白い粉には反応しないことをあらかじめ調べます。
そして、確実に砂糖だけが赤く反応することを確認してから世の中に出します。
PCR検査キットも同じです。当たり前のことです。
たとえば、上記ロシュの検査キットの説明書には、交差反応性を調べた結果が記載されています。
また、重複感染による競合阻害についての記載もあります。この検査キットの場合は、インフルエンザと新型コロナの両方が含まれる検体であっても、反応が阻害されることなく目的のウイルを検出できた、とあります。
感染研のプライマー、プローブセットについても、きちんと交差反応性を調べて論文になっています。
このように、私自身はPCR検査に問題はないと考えていますが、私の知らないこともたくさんあると思います。
もし、このサイトの読者でPCRを実際におこなっている、あるいはPCRの原理をきちんと理解されている方で、それでも現在の新型コロナのPCR検査に問題があると考えている方がいらっしゃるなら、どういう問題点があるのか教えていただきたいです。
2021/01/03
新型コロナウイルスと普通の風邪、インフルエンザとの主要な違いは以下の2点です。やっぱりただの風邪とは違うように思いますがいかがでしょうか?
- 1.ACE2受容体関連
コロナウイルスは7種類あり、4種類は通常の風邪ウイルスです。
残りの3種類のうち、SARS-CoV(SARSウイルス)とSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)とは、ACE2受容体に結合することでアンジオテンシンIIの不活性化を阻害するため、アンジオテンシンIIによる血管収縮作用、血栓形成作用、IL6アンプの際限ないループによる大量のIL6産生をきたします。
つまり、「ウイルス感染に対する免疫反応が過剰になりIL6などが産生されサイトカインストームを引き起こす経路(風邪やインフルエンザで重症化する経路)」と「新型コロナウイルスがACE2受容体を占拠することで、アンジオテンシンIIが減らず、IL6アンプにより大量のIL6が産生される経路」のダブルパンチになるわけです。
内臓脂肪が増えるとアンジオテンシノーゲン(アンジオテンシンIIの前駆物質、血圧上昇、血栓)、PAI-1(血栓)などの炎症性サイトカインが増加します。
また、食塩非感受性高血圧では、アンジオテンシンIIが増加することで血圧が上昇しています。
RAS阻害薬(ACE-I、ARB)はACE2受容体が増加することで新型コロナウイルスに感染しやすいのではないかと懸念されていましたが、新型コロナウイルス感染症の重症化予防の可能性が示唆されています。
SARS-CoV-2はACE2を介して宿主の細胞に侵入しますが、この受容体との親和性はSARS-CoVよりも10~20倍高いことが報告されています。
参考文献
降圧薬レニン・アンジオテンシン系阻害薬の 新型コロナウイルス感染症の重症化への影響について
日経メディカル「SARS-CoV-2は普通のコロナウイルスと何が違うのか?」
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構平野俊夫理事長(トシリズマブ(アクテムラ)の開発者)
MERSウイルスが細胞に感染するときの受容体は、DPP-4で、ラクダのDPP4とアミノ酸配列が似ている動物種はMERS-CoVに感染する可能性がある。これまでに培養細胞で確認された感染可能な動物は、ヒト、サル、ウマ、ラクダ、ウサギ、ブタ、コウモリであり、他のコロナウイルスに例をみない宿主範囲の広さである。
参考文献
国立感染症研究所
普通の風邪ウイルスに感染すると気管支喘息発作を引き起こす一方、新型コロナウイルスには感染しにくいようです。
「新型コロナウイルスが上皮細胞に侵入する際に結合する分子はアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)であり、多くの通常のコロナウイルス(風邪症状を起こすことが知られている)とは異なります。
ライノウイルスやRSウイルスなど、多くの人が上気道炎(鼻かぜ)を起こすウイルスの感染は、気管支喘息の発作を最も多く引き起こす原因です。
気管支喘息患者では、新型コロナウイルスと同じくACE2を受容体とするSARSウイルス(SARS-CoV)の感染も少なかったと報告されている。」
参考文献
国立成育医療研究センター
- 2.リンパ球減少(免疫不全状態)
通常の急性ウイルス感染では、リンパ球が増加しますが、免疫不全状態ではリンパ球が減少します。
なのでAIDSではリンパ球が減少しますが、新型コロナウイルス感染症でも重症例でリンパ球の減少が認められています。
参考文献
新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 4.1 版(2020/12/23、厚生労働省)、13ページ
「白血球の異常~リンパ球・単球をを中心に」広島市医師会だより
2021/01/02
12/26の更新履歴「2週間後はニューヨークみたいになる、というかなりたい」
ニューヨークの公式サイト
カリフォルニアでも死者が最多を更新しているようです。
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(CNN) 新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)が急加速する米カリフォルニア州ロサンゼルス郡の公衆衛生当局は26日までに、感染者が「10分に1人」の割合で亡くなっている現状を明らかにした。
24日の声明で述べた。同日郡内で新たに判明した犠牲者数は148人で、2日連続の最多更新となった。州全体では計351人で、1日の死者数としては過去3番目の多さだった。累計の死者数は2万3635人に達した。
同郡の公衆衛生局の報道発表文によると、入院している感染者は郡全体で約6500人。うち2割が集中治療室(ICU)に収容され、コロナ禍が始まって以降の最多となった。入院者数は先週だけで1600人以上増えたという。
同局の責任者はカリフォルニア州南部の住民に対し在宅や公の場でのマスク着用などの予防策を守るよう要請。「現段階で効果が出る唯一の手段」と訴えた。
同州の大半の地域には在宅命令が発令されている。州の公衆衛生局によると、州南部地域などではICUの逼迫(ひっぱく)が深刻となり、新たな感染者の受け入れ能力はもはやゼロの状態だという。
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数年先になってみないと正解はわからないかもしれませんが、スウェーデンも現状では失敗を認め、方針転換したようですね。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20201214-00212577/
2021/01/01
しょうもない話題で恐縮です
最近BS4Kでウルトラセブンの再放送をやっていましてこんなのがありました
・・・・・・宇宙のどこかの天体の観測に訪れた地球防衛軍
帰還した防衛軍を追いかけてきた対象天体の宇宙人
迎え撃つウルトラセブン
戦いの最中の会話
「地球人が攻撃してきたから仕返しに来た」
「あれは宇宙平和のための観測なんだ」
「何を言ってる、人の家を勝手にのぞいたり石を投げつけてこれば怒るに決まっているだろう」
・・・・・・
50年も前のテレビに「はやぶさ2」が(笑)