2018/08/31
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0831-1 -
「尋常性疣贅」についてのメールです。
尋常性疣贅はヒトパピローマウイルス（HPV）が表皮細胞に感染して起こる皮膚の病気で、HPV感染症の一つです。
HPV感染症が治るかどうかは、HPVに対する免疫が起動するかどうかの一点にかかっています。
いかなる治療法も免疫が起動するキッカケを作っているに過ぎません。
治るかどうかは運みたいなものです。
自然に免疫が起動することも珍しくなく、無治療で治ることもあります。（ということで、特定の治療の有効性を議論するのは難しいです。）
私は「いぼとり地蔵」参りを勧めることもあります。（患者さんには呆れられますが。）この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0831-3 -
広島市の伊藤内科医院の伊藤先生からのメール。
江部先生に長いことかかっていた患者さんが来院されました。
「江部先生に出会わなかったら、今頃死んでいただろう」とおっしゃっられました。
とても印象に残る言葉でした。
私も先生のブログを読んでいなければ、糖質制限に取り組むこともなかったと思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0831-5 -
【「もしも無神論者が地獄に落ちたら…どうなるの？」というお話】
そうか，あれはキリスト教徒専用の地獄だったのか。
妄想の産物である「神」で商売するなら，神と天国というセットだけでは信者の金を巻き上げるには力不足なため，悪魔と地獄も一緒にセット販売するわけですね。地獄に行かなくて済むようにお祈りしてあげますからお布施を払えよ，というボッタクリ商売。悪魔と地獄がリアルで恐ろしげであればあるほど，売上がアップしてウホウホっすね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0831-2 -
糖質制限系のニュースなど。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0831-4
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8月最後のいろいろなニュースなど。
- 【ずっと浮いていられるよ！ 「空飛ぶソーラーパネル」な自律ドローン】
これって，一見簡単に見えるけど，大変な技術ですよね。使い方を想像するだけで楽しいです。 - 【ボランティアを酷使する五輪委員の役員報酬は最高月200万円】
オリンピック委員会はボランティアの意味を知らないか，間違って覚えているんじゃないでしょうか。委員会の条件に当てはまる日本語は「苦役」「無報酬労働」です。 - 【暑すぎる全米テニス「コート上で死ぬのはゴメン」初の休憩システムを導入】
たかが35℃くらいで大袈裟に騒ぐんじゃないよ。東京オリンピックなんてこんなもんじゃないよ。 - 【トランプ氏、ウォーターゲート事件暴いた記者を非難 「退化したばか者」】
こういうところに，何とも言えない「小物感」が漂う大統領閣下です。 - 【性的虐待の対応に批判、窮地の法王…辞任要求も】
信者約１０万人を前に演説し、「神に許しを請う」と謝罪した，とありますが，「神様，許してね」と祈るだけで許されるなら警察はいらない。これがカトリック教会式の「謝罪の仕方」なんだってさ。
それは別にしても，「聖母マリアは処女懐胎し，イエスは生涯妻を娶らなかった」という言い伝えに固執して作り上げたカトリック神父というシステム自体が，最初から無理があったんじゃないでしょうか。ヒトの本性を捻じ曲げなければ維持できないシステムを守ろうとすると，聖職者は幼女や男児を性行為の対象にしちゃうところまで追い詰められるんだよ。 - 【24年で稼働はたった250日。廃炉される「もんじゅ」にまつわる9の数字】
もんじゅがこうなったのは，設計したのが「文殊の知恵」ではなく「柴犬脳」だったから。 - 【折りたたみスマホでもモトローラは先陣を切る? 新形状の特許出願が判明】
スマートホンに私達が求めている／必要としている機能は「電話」と「ネット利用（メール送受信とネットブラウジング／動画再生／音楽再生／電子書籍利用など）」に集約できるような気がします。
電話機能に必要なのは「相手の電話番号を入力して電話をかけて会話する」，「かかってきた電話に出て会話する」の2つです。これには，数字を入力するデバイスと登録している電話番号を表示するデバイスだけが必要で，広い液晶画面は必要ありません。つまり，口と耳の長さ（10センチくらい）の長さがあって，10個の数字が入力でき，11桁の電話番号が5行程度表示できる液晶があれば十分と思われます。この用途には5インチとか6インチの液晶表示はオーバースペックです。
一方，ネット利用などには画面は広ければ広いほど便利であり，5インチスマホより7インチタブレットの方が使いやすいのはこのためです。要するに，表示される情報が多ければ多いほど，使い勝手は向上します。また，情報検索するためには文字入力は必須で，アルファベットと数字だけでも36文字は必要で，そのための入力デバイスも必要となります。こうなると，5インチスマホのサイズでは手狭です。
このように考えると，折り畳みスマホの理想形は- 折り畳んでいる時は電話利用に便利な筐体サイズ
- 広げるとネット利用に便利な筐体サイズ
ここで昔話モードに入ると，もともと電話とコンピュータは別個の機械であり，電話とコンピュータは独自に進化します。
初期のコンピュータは膨大な計算処理を自動的に行わせるための道具で，プログラムを打ち込むためのキーボードとプログラムソースを確認するための画面を必要としました。また，演算素子はサイズが大きく，当時のコンピュータは部屋ひとつ分の大きさでした。
その後，コンピュータにできることはどんどん増え，絵を書いたり，文章を書いたり，音楽を作ったりできるようになり，その度に画面のサイズは大きくなります。
その後，コンピュータを持ち歩きたいというニーズが生まれ，超小型の演算素子（LSI）により最初期のラップトップが誕生します。プロトタイプは重量が重く液晶サイズも狭かったラップトップは，次第に液晶が大きく，筐体は薄く軽くなり，バッテリー駆動時間も延び，現在のノートパソコンになります。
それと相前後して電話は持ち運べる携帯電話に進化し，年々小型化するとともにカメラ機能を備えるようになり，それに伴って画像表示のために画面は次第に拡大します。当時からネット接続を持つ機種はありましたが，本格的なネット利用には当時の携帯電話はスペック不足でした。電話機である以上，筐体サイズ（＝液晶サイズ）を大きくできなかったからでしょう。
そこで登場したのが初代のiPhoneです。電話機としてのギリギリの大きさなのに，全面を高精細液晶にすることでネット利用も可能にしました。その後，スマホの液晶は次第に大きくなり「スマホでできること」が増えていきますが，大きくなるに連れて電話機として使いにくくなりました。
同時に，パソコンの利用はネットを見るだけ，という人が増えてくると，パソコンのキーボードが邪魔になります。
そこで登場したのがタブレットPCです。電話機能を切り離したことで筐体（＝液晶サイズ）を大きくでき，ネット利用機能が格段に向上しました。この結果，「電話機のスマホ」と「ネット利用のタブレット」の2台持ちが普通になりました。
このような経過から考えると，次世代のガジェットは「電話機としても使いやすく，ネット利用にも便利」となるのが正常進化のはずです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0831-6 - 【ずっと浮いていられるよ！ 「空飛ぶソーラーパネル」な自律ドローン】
2018/08/29
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0829-1 -
「尋常性疣贅」についてのメールです。
尋常性疣贅についてメール差し上げるかどうか迷っていたところ、記事がでたので背中を押された気がしました。
子供（男子20歳）の足の裏に尋常性疣贅があることに気づいたのは昨年の暮れだと思います。
右足は全体の1/4ほど、左足は直径5cmほどでした。
年明けに皮膚科を受診して「茶色い液体の薬」を処方され「これで治らなければ液体窒素で・・・」と説明されたようです。
自分では見えない場所なので薬を使い切ってからそのままにしてましたが一か月ほど前「彼女ができて足の裏見られたらドン引きされるよ」「ちゃんと治療しよう」と促して足の裏を見てみました。
すると！なんと、きれいに治っていたのです。
きれいと言っても数個は残っていましたが、初めて尋常性疣贅を見た衝撃からすれば、すっかり治ったように感じました。
何もしていないのに、どしてう治ったのか。
実は手の指にも発生していて困っていたのです。
ひとつ思い当たるのが、気温があがり始めたころ（４月？）から消臭目的で重曹水を足裏に塗布していたことです。
重曹5cc：水100ccで溶かして霧吹きでかけていました。
ほんとうに重曹で治ったのか・・・？と、その後は手の指にも意識して塗ったところ、治りました！
患部の写真を撮っていなかったのが悔やまれます。
ｎ＝1ですが、尋常性疣贅でお困りの方が痛い思いをするまえに、Sぜひ重曹水を試していただきたいです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0829-5 -
「飲酒は体に悪い」についてのメールです。
「糖質制限のために体を張ってお酒を飲んでいるんだよ」とおっしゃられてて、思わす笑ってしまいました。
みんな同じか・・・とw
私の場合はそれに加えて、何かあったら「病気の記憶」ってことにでもしておこうかな・・・と思っております。カミさんにもそう伝えてあります（笑）
あの桐山さんがお亡くなりになった時、確か江部先生は「高血圧の記憶」とか「消えない借金」とかの表現をしていらしたかと・・・
それ以降、仕事してて、かつて体調不良だったのが、回復したと思ったのに、何年か経って状態不良になる症例で、「病気の記憶」か・・・
なんて思ったりすることもちらっとあったりして・・・
それで納得していいとは思はないけど・・・
私自身も、もう７～８年くらいでしょうか、糖質制限し始めて。
かつては尿酸値が１０を上回ることが１～２回ありました。
でも、その頃は、「痛風発作」なんて、そう起こらないもんだな・・・と思ってました・・・実際。
ところがここ１～２年、５～６で尿酸はキープされてるのに、たまに「痛風発作」が起こります。
あぁ、「病気の記憶」か・・・と、勝手に納得しておりますwww
まぁ、５０年近く、好き放題で生活してましたからね・・・
今後とも、よろしくお願いいたします。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0829-2 -
糖質制限系のニュースなど
- 【炭酸飲料を飲みすぎると認知症リスクが３倍に！高齢者が陥りやすい糖質依存症を防ぐには？ 】
記事を読んでいて気がついたけど，「糖質依存症」という言葉は普通に使われるようになりましたね。これって以前は存在しない言葉でしたよね。 - 【仕事の効率を上げる間食、下げる間食は何か】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0829-3 - 【炭酸飲料を飲みすぎると認知症リスクが３倍に！高齢者が陥りやすい糖質依存症を防ぐには？ 】
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気候変動系のニュースなど。
- 【南アジアのモンスーン被害、死者1200人超える 印で1000人超】
地球全体で気候の振れ幅が極端化しているって思いませんか。乾燥地域はより乾燥が進み，雨が多い地域では極端な豪雨と洪水。同じ国の中で多雨・豪雨と少雨・乾燥が同時進行し，夏の酷暑は年を追うごとに過酷になり，冬になるといきなりドカ雪が降ったりします。日本の四季も次第に変容し，冬の後は短い春があって梅雨に突入し，早々に梅雨が上がっていきなり猛暑，その後はダラダラと残暑が続き，秋になったかと思うとすぐに寒くなります。要するに，程よいくらいの穏やかな気候が続く季節が日本から消えつつあるようです。
いずれにしても，地球の気候バッファーが次第に機能しなくなっているのかもしれません。 - 【ウミシダ、温暖化する未来の海の王者に】
ウミシダ最強伝説！
ウミシダの最も古い化石は中生代の三畳紀かジュラ紀だったかな？ つまりウミシダは白亜紀末の大量絶滅も乗り越え，その後何度もあった氷河期や高温期を乗り切って現在に至っているはずです。現在の温暖化なんて「経験済み」なのかもしれません。 - 【地球は過去12万年の歴史の中で最も暑くなっている】
13万年前のエーミアン間氷期に匹敵，というのはただ事じゃないですよ。氷河などの北半球の氷床が溶けて海面は確実に数メートル上がりますから・・・。 - 【大気中CO2濃度の上昇、栄養不足の急増招く恐れ 研究】
拙書でも言及したように，人類は穀物栽培開始以後，「とりあえず穀物を食べていれば大丈夫」と食については穀物に丸投げ状態で，食について真剣に考えることなく1万年を過ごしてきました。現代社会の食はこの延長線上にあり，「食べ物といえば穀物（＝炭水化物）」は人類の常識となっています。人口増加の問題についても，「穀物の栽培面積を増やし，化学肥料を工夫すればいくらでも食料は増産できる」と考え，人口増加問題についても先送りしてきました。
しかし21世紀になると，穀物の反収は頭打ちになり，耕作地も拡げられなくなりました（熱帯雨林は未耕作地ですが，土壌は薄く，しかも貧栄養状態で穀物栽培には向かない）。
それに追い打ちをかけるように，大気中の二酸化炭素による栄養価の低下です。ただでさえ穀物は栄養価に乏しい（動物の筋肉に比べると，穀物の栄養価の低さは明らかです）のですから，「穀物におんぶにだっこ」を続けていたら，いずれヒトは穀物と共倒れでしょう。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0829-4 - 【南アジアのモンスーン被害、死者1200人超える 印で1000人超】
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以前，ある飲食店のマスターから聞いた話です。
テレビの番組でお店が紹介されるとお客さんがたくさん来てくれてウハウハ，なんて皆さん思っているけど，大間違いなんですよ。
放送翌日には確かに普段来ない初めてのお客さんが殺到するんですけど，それはせいぜい2週間までで，その後は元の客足に戻ります。もちろん，初めてのお客さんがそのままリピーターになって通ってくれることもありますが，多くありません。テレビでは毎日のようにグルメ特集があって，新しいお店が紹介されるたびにそのお店に行くからです。
下手すると，客が殺到して普段のサービスができなくなって常連さんが来なくなったりします。
テレビで紹介されたことがきっかけで潰れたお店もあるくらいですよ。料理番組常連のシェフがテレビに繰り返し登場してお店の宣伝をするならともかく，夕方の情報番組のグルメ特集で取り上げられたことによる影響力ってこの程度のようです。これはテレビに限らず，新聞や週刊誌でも同程度と思われます。
以前，「店の入口の脇に掲載された雑誌の記事を貼っている店は大した店ではない」と書きました。マスコミの報道は「報道した時点での情報」でしかなく，現在その店が美味いか不味いかについては教えてくれません。その店の「現在の味」についてはネットのリアルタイムの情報が最も信頼できます。ネット情報は信頼できないという人もいますが，少なくとも，過去の情報しか教えてくれないマスコミの記事よりは数段マシです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0829-8
でも言及したように，人類は穀物栽培開始以後，「とりあえず穀物を食べていれば大丈夫」と食については穀物に丸投げ状態で，食について真剣に考えることなく1万年を過ごしてきました。現代社会の食はこの延長線上にあり，「食べ物といえば穀物（＝炭水化物）」は人類の常識となっています。人口増加の問題についても，「穀物の栽培面積を増やし，化学肥料を工夫すればいくらでも食料は増産できる」と考え，人口増加問題についても先送りしてきました。2018/08/28
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0828-1 -
【｢信教の自由｣を盾に開き直る宗教界への疑問 収支はひた隠し､労務管理もずさんそのもの】
門前仲町での宗教法人というと「富岡八幡宮で兄弟間の諍い。日本刀で殺人」事件が有名です。富岡八幡宮は正月三が日だけでお賽銭が3億円とも4億円とも言われる金満神社です。それでいて収入は非課税，外部監査なしとなったら，将来の宮司である長男は絶対にグレますよ。なんの努力もなしに濡れ手に粟で年間10億円（？）が自由に使えるわけですから・・・。これで長男が真人間に育ったら奇跡ですよ。
宗教団体非課税とは，クズ人間製造システムじゃないかと思います。
日本で仏教が「濡れ手に粟」になったのは江戸時代初期だったかな？ キリシタン対策として住民は必ずお寺の檀家として登録しなければならないという制度を作ったのが始まりだとか。要するに，お寺が住民監視システムになったわけです。それと同時に仏教は葬式のときだけ必要とされる「葬式仏教」になったそうです。そして，死んだ時が稼ぎ時となり，戒名やらお墓の管理料などを徴収するようになったんだとか。
キリスト教国，イスラム教国の場合は，宗教をベースに国などの集団を作ったので，当然，国家は宗教団体も宗教者も優遇します。その結果，クズが大量生産されます。カトリック国でカトリック教会が非課税かどうかは不明ですが，これだけクズがいるってことは，基本的に「濡れ手に粟」だからでしょう。
キリスト教国にしてもイスラム教国にしても，生まれてから死ぬまで（場合によっては死んだ後も）宗教から離れられず，生活上で宗教と無関係のものはむしろ少ないはず。ということは儲けになるってことです。生まれてから死ぬまでの様々なイベントに宗教を絡ませられるので，商売繁盛の御札とか家内安全の札とか安産祈願の御札とか，設けのネタはいくらでもあります。がっちりマンデーの出番っすよ。
これらの御札などのグッズは原価はタダ同然ですから，付加価値の設定次第でいくらでも値段を釣り上げられます（例：偉い坊さんが拝んでくれたとか）。まさに濡れ手に粟です。こういうシステムを考えたやつは頭がいいけど，クズもまた大量生産しちゃうんだ。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0828-2 -
【「騒音を訴えただけで禁固18カ月」という悲劇】
こういうニュースを見るにつけ，一神教は「ヒトの脳のバグ」だなって思う。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0828-4 -
クリニックを手足のイボ（尋常性疣贅）で受診される患者さんがいらっしゃいますが，他院で液体窒素冷凍凝固で治療を受けていて「何度治療しても取れない／痛みが強く治療を受けたくない」とのことで当院を受診される方が多いです。
液体窒素での尋常性疣贅の治癒率ってどのくらいなんでしょうか。ご存知の先生がいらっしゃったらご教示下さい。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0828-3
2018/08/27
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0827-1 -
「糖質制限と筋骨格系の疾患」についてのメールです。
私の質問を載せて頂き誠にありがとうございました。
ケトン食と痛みの論文等は非常に興味深いものがありました。
ケトン食とまではいかないにしても普段の間食と清涼飲料水を制限するだけで痛みが改善する方も大勢みえますのでケトン体というよりは単純にAGEｓ(終末糖化産物)が筋・筋膜に沈着、堆積し痛みにつながっているのではないでしょうか？
また痛みの経緯が長く、難治性なものはケトン食で対応してみたいと思います。
夏井先生の湿潤療法にも糖質制限は併用できるのではないでしょうか？
捻挫や肉離れ等の外傷患者でも糖質を制限させると回復が早い印象があります。
創傷・火傷治療でも回復速度や回復具合などに糖質が関与しているかもしれません。
また興味深い結果が出ましたら報告させて頂きます。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0827-7
- 糖質制限系のニュースなど。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0827-2
- 糖質制限関連の書籍情報メール。
糖質制限に批判的な本は出しても売れないようですこの記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0827-3
- 「ベルセレージュ」についてのメールです。
ベルセレージュ、知っていますよ！「使用後はお風呂を洗わなくてもカビも生えない」なんて生物学のイロハも知らないアホですね。この程度の嘘も見破れないのは情けないっすね。
化粧品や健康食品、浄水器なんかを扱っているマルチ講ですよね。
以前売っている方とお話したことがあります。入浴剤はとてもすごいらしく、使用後はお風呂を洗わなくてもカビも生えないそうです。適温で有機物質と水分があればカビは生えるのでは、と質問しましたが突然違う話を始めてしまわれました。
夏井先生のすごいところの一つは化粧品なんて有害で不要、という結論に達したところだと思います。それと化粧品会社のすごさとどう両立するのか、理解不能です。
このサイトは博士号を持っている人がたくさん覗いているにも関わらず、一番尊敬されるのは自分の頭で理論的に考えられる人間であり肩書は関係ない、という場所だと認識しています。博士だからという理由で信用する人はゼロだと思いますよ。
講演会を開催するのは結構お金がかかります。どこからその経費が出ているのでしょう。
商品にも販売方法にも関わりたくないです。
こういうアホな言動に騙されないためには自分で賢くなるしかないです。ちなみに「賢い」とは肩書でも学歴でもなく，「自分の頭で考える」という意味ね。世の中には高学歴のアホが腐るほどいます。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0827-11- 【みんなが自分の名前の漢字を口頭でどう説明してるのか調査してみた結果】
お子さんで時々，キラキラネームじゃないんだけどやたらと難しい漢字の名前があります。この場合の「難しい漢字」とは，熟語で使われることがほとんどなく読みもわからない漢字です。要するに，パソコンで漢字の出しようがないため，手書き入力で漢字を見つけるしかありません。多分，電話で自分の名前の漢字を相手に伝えるのも大変だろうなと思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0827-4
- 【ポンペオ国務長官の訪朝中止、米大統領「非核化進展遅い」】
北朝鮮にコケにされていることにようやく気がついた模様。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0827-5
- 【今から14億5000万年後、世界は海に沈むかもしれない】
拙書
太陽の誕生の数億年後，無数の微惑星の衝突により地球が誕生します。この時期の地球は微惑星の運動エネルギーで生じた熱エネルギーと，微惑星からもたらされた放射性同位元素の崩壊による熱で，「超高温のマグマの塊」状態であり，周囲の宇宙空間に熱を放射し続けました。
やがて，地球全体の温度が下がり，地球は中心核とその周辺部に分離し，中心核はさらに金属鉄の内核とその周辺の液体鉄の外核に分離し，3層構造になり，秩序化してエントロピーは小さくなります（同時に地磁気も発生した）。そして，外核の外側はマントルと地殻に分離し，地殻の表面温度が100℃以下になった時，水は水蒸気と液体の水に分離して海が誕生します。地球全体の秩序化が進みエントロピーは更に小さくなる過程で誕生したのが最初の生命体です。
そして地殻はさらに複雑化してプレートテクトニクスが始まり，これが造山運動となり地表（大陸）が形成されます。私達が知っている地球の姿はこのときに生まれました。
現在の地球内部では絶えず熱が作られていて，熱源は地球誕生時の微惑星の運動エネルギーと放射性同位元素の崩壊によるものですが，これらは無限のエネルギーではなく，次第に減弱していきます。つまり，どこかの時点でプレートテクトニクス現象を維持するのに必要なエネルギーを失ってプレートテクトニクスはストップすることになります。それがこの記事にある14億5000万年後です。
その後，どうなるかというと，元素崩壊による熱はマントル対流で地球表面に伝えられては宇宙空間に逃げていき，液体の水のほとんどは宇宙空間に逃げて海は消失します。地球全体はさらに冷えていき，マントルは液体から固体に変化して均質化し，地球全体の層構造は単純化していくはずです（つまり，エントロピーは増大）。そして最後は，液体である中心核も固体化し，地球全体が一つの個体の形になり，エントロピーは最大の状態になります。そしてこの頃，太陽も水素を消費し尽くして核融合反応を維持できなくなり，赤色巨星となって火星軌道のあたりまで膨張し，地球はこの時に太陽に飲み込まれます。これが恐らく50億年後。そして，太陽系100億年史は幕を閉じます。
太陽が誕生したのが今から50億年前，火の玉状態の地球が誕生したのが46億年前です。海の誕生が43～42億年前で，偶然にもこの時期に天王星の移動というビッグイベントが起きて後期重爆撃が誘発され，その結果，海で有機物が作られます。そしてなぜか同時期にプレートテクトニクスが始まり，有機物は地殻深部に運ばれて高温と高圧で重合化し，数千万年かけて海底地殻表面に運ばれ，そこで生命が誕生したと考えられています。つまり，後期重爆撃から生命誕生までは数億年を要したと考えられます。
その最初の生命体が細菌に進化するにも数億年が必要だったと思われます。そして，生命体は古細菌と真正細菌に分離し，この2つ生命体の共生から真核細胞が誕生しますが，細菌の誕生から10億年後の出来事です。この真核細胞が多細胞化したのが今からざっと15億年前。肉眼で見えるサイズになったのがエディアカラ紀の初め。そしてカンブリア大爆発。最初の哺乳類の祖先が誕生したのは今から2億年前だったでしょうか。
つまり，地球誕生から哺乳類誕生まで44億年が必要だったと考えられます。もしも太陽が大きな恒星だったら，地球での海誕生の頃に超新星爆発していただろうし，逆に小さな恒星だったら多細胞生物誕生の頃に赤色巨星となっていたかもしれません。太陽が赤色巨星化するまで100億年かかる平凡サイズの恒星だったため，地球で2億年かかって生命が誕生でき，44億年かけて哺乳類にまで進化できたのです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0827-6
- Tausig編曲に続いてHutcheson編曲の「ワルキューレの騎行」も何とか最後まで止まらずに弾けるようになったので（とは言ってもミスタッチだらけだけどね），次なる練習ターゲットとして「左手のための子犬のワルツ」にロックオン！ 確か，東大ピアノの会のKさんの編曲で，楽譜を頂いてから20年近く放置していたものです。だって，楽譜を見ただけで弾けそうになかったんだもの。
それから20年，実際に弾いてみましたが，やはり絶望的に難しいですね。1ページ目の半分くらいまでは楽勝ですが，その後はページを開くたびに技巧がどんどん複雑・困難になり，複数のメロディーが同時進行するという難行苦行が待っている模様。
とりあえず，全ての音符の指使いを決めるところから取り掛かり，8ページ全ての音符に指使いを書き入れただけでかなりの時間がかかりましたが，少なくとも左手だけで弾けることは確認できました。あとは愚直に練習するのみ！ ちなみにKさんの指定テンポは「1小節＝76」ですが，これは何が何でも速すぎでしょう。とりあえず私は「1小節＝40」を目指します。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0827-8
- 月に数回は顔を出す新宿紀伊国屋1階の「皮の専門店 ヤンピ」に昨日夕方に行ったら，店長（？）が「もうすぐ八千草薫さんがいらっしゃるよ。紀伊國屋ホールでのお芝居が明日，楽日なんで，その前にいらっしゃるみたい。彼女とは50年来の付き合いなのよ」と教えてくれました。しばしお店で待っていたら，ほどなく八千草薫様がいらっしゃって店長と立ち話。大きな帽子とサングラスを身に纏っていても消せない気品が漂っていて，とても素敵でした。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0827-9
- 【デーブ・スペクターさん「24時間テレビはチャリティーでギャラもらえる」「東京五輪は巨大なビジネスなのにボランティアはタダ働き」ツイート大反響】
ちなみに，広瀬すずを使って東京オリンピック／パラリンピックのボランティア募集TVCMを放送していますが，制作費は4,000万円とか・・・。4000万円あったら，ボランティアの日給にしたほうが効果的にボランティアが集められるんじゃないでしょうか。
既に学徒動員，鍋釜拠出が始まっていますから，政府と東京都が「八紘一宇」とか「日本人総火の玉」とか「欲しがりません，オリンピックが終わるまでは」とか「心頭滅却すれば気温40℃も亦た涼し」というスローガンを打ち出すのは時間の問題か？ それでもダメなら，あとは特攻隊だな。
第二次大戦で日本軍（日本陸軍）がなぜ負けたかは，この本とかこの本を読めば一目瞭然。
ちなみに，この分野での古典的名著と言われているのはクラウゼヴィッツの「戦争論」ですが，弁証法に立脚しているため論理の展開が遅くて「理解しにくい名著，読みにくい名著」となっています。私も途中で挫折しました。
そういう人におすすめなのが下記のKindle本。何しろ定価10円！ 漫画ですが要点はきちんと押さえているし，第二次大戦，その後の東西冷戦，そして21世紀のテロについても分析されていて，戦争の本質がさらに明確に提示されています。
この「10円シリーズ」は全巻買う価値があります。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0827-10 - 糖質制限系のニュースなど。
2018/08/25
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0825-1 -
【ブックファースト高田馬場店（元・あおい書店）8月24日閉店】
都内各地の大型書店が地味に姿を消していて，久しぶりに行ったら書店が消えていた／規模が縮小されていたということが珍しくなくなりました。そして高田馬場＠早稲田の学生街からも大きな書店が消えました。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0825-2 -
糖質制限系のニュースなど。
- 【“どん兵衛”から麺が消えた!?「日清麺なしどん兵衛 鴨だし豆腐スープ/肉だし豆腐スープ」--旨みたっぷり和風だし】
どん兵衛＠カップ麺界のドンから麺がどどんと消えました。 - 【「糖質制限で老化する」は本当か 衝撃の研究結果を徹底検証する】
- 【血糖値に影響しない、低糖質フルーツ＆野菜 BEST10】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0825-3- [人体実験シリーズ合成界面活性剤を読んで」というメールです。
ベルセレージュという会社をご存知でしょうか？
この会社は硫酸系石油系の界面活性剤や保存料を全く使用していない他には類を見ない製品を作っています。
ネットで調べても残念ですがネズミ講とかの情報しか出てこないかもしれません。
製品の製造に直接携わっている博士の無料講演会があり世の中にはびこる色々な事を教えていただきました。
夏井先生と同じくらい私には衝撃を与えられました！
こんな会社がある事を知っていただきたくメールいたしました。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0825-4
- 【飲酒に「ここまでなら大丈夫」はない、予防効果はリスクで相殺 研究】
私も江部先生も，一つくらい身体に悪い事をしとかないと，突然死した時に「死んだのは糖質制限のせい」って言われちゃうじゃないですか。だから，私らは身体に悪いと知りつつ，糖質制限のために体を張ってお酒を飲んでいるんだよ。先達者ってのはそういうものさ（・・・多分）。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0825-5
- 【代謝率と絶滅の関係を調査したところ，「怠け者の種」は生存率が高いことがわかった】
怠け者というよりは，同じ動作（例：獲物を捕食する）をするのに無駄な動きがなく，必要なときに必要なだけの動きをする生物が生き残っただけでは？この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0825-6
- 【ネット騒然!?高嶋ちさ子さんに「ふざけるな」とdisられた楽曲】
「金太の大冒険」，懐かしい！この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0825-7
- 【子どものケガ，何を塗る？何をはる？ 湿潤療法のコツ】
この取材の裏話が読みたい人は本名を記載してメールでご連絡下さい。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0825-8 - 【“どん兵衛”から麺が消えた!?「日清麺なしどん兵衛 鴨だし豆腐スープ/肉だし豆腐スープ」--旨みたっぷり和風だし】
2018/08/24
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0824-1 -
「胸郭出口症候群」についてのメールです。
胸郭出口症候群についてです。ある疾患／症候群について異なる診療科の医師が意見を戦わせるのは望ましいことだと思います。なぜかというと，ある診療科にとっては「当たり前過ぎて問題視されることすらない」疾患が，別の診療科から見ると「それってなんか変じゃないの？」ということがあるからです。
- 「胸郭出口症候群は鎖骨が下がることによって，腕神経叢や鎖骨下動脈が圧迫され，しびれや痛みが出るという仮説に基づいて診断される症候群」
- 「そもそも，私は胸郭出口症候群なんて病気はないと思っています」
と一昨日記されていました。
私は胸部心臓血管外科医として，胸郭出口症候群による血行障害例を2例手術しています。どちらも頚肋によって鎖骨下動脈が圧迫され，上肢の血流が低下していました。手の動き，首の位置により血流が低下していました。頚肋の切除で症状は改善しました。
胸郭出口症候群の原因は様々です。①の如く，鎖骨が下がるだけで生じるわけではありません。
胸郭出口症候群により，鎖骨下動脈が圧迫されて手指が壊死する事もあります。バージャー病と見まごう胸郭出口症候群の患者さんもいますが，胸部心臓血管外科を専門としている医師なら鑑別は容易です。
②のごとく，存在しないと言われるのは心外です。
胸郭出口症候群は胸部外科医なら普通に診察し治療(必要なら手術する)する「病気」です。
参考文献；
ちなみに，私に言わせれば乳児のアトピー性皮膚炎も高齢者の乾燥肌と皮膚掻痒症は実在しません。これらはすべて「合成界面活性剤による洗いすぎ／保湿クリーム使いすぎ」が原因です。同様に，「乳児の食物アレルギー」も嘘臭いっすね。
もちろん，異論・反論は大歓迎！この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0824-3 -
「ティファール電気ケトル熱傷」について，広島の伊藤先生からの報告です。
またティファール熱傷がありましたので，ご報告まで。
1歳男児です。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0824-4 -
糖質制限系のニュースなど。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0824-2
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【使えなかったエネループが100均の充電器で復活】
安物商品の常として安全性への配慮が低かったために，なぜか高級品／純正品にはない機能を持っています，という面白い実験記事。良い子は真似しちゃダメだぞ。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0824-5
2018/08/22
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0822-1 -
野球はピッチャーの役割が極めて大きい特異なスポーツだ。何しろ，豪腕ピッチャーが一人いて0点に押さえれば，勝利の確率は非常に高くなるが，5点取ってもピッチャーが2線級だけなら勝ちは望めないのだ。
一方，ピッチャーの肩は消耗品であり，投げ過ぎると壊れる，というのが現代野球の常識とされ，先発投手は100球を超えると交代させ，その後はリリーフを次々に登板させて最後は抑え（クローザー）が締める，という試合パターンが多い。また，先発ピッチャーは中5日くらいのペースだ。要するに，ピッチャーの負担が極めて重いからこそ，役割分担をしてピッチャー一人ひとりに負担をかけないように工夫しているのだろう。
この方式を成功させるためには1チームに所属するピッチャーはかなりの数が必要であり，実際，プロ野球チームは多数のピッチャーを雇っている。多数のピッチャーがいなければ勝利は望めないし，連戦を戦えないからだ。
一方，甲子園の高校野球大会を見ていると，複数のピッチャーを擁しているチームは少なく，エースピッチャーが一人で何試合も投げ抜く，というパターンが多いようだ。ピッチャーを複数擁しているという場合も，エース級が2人も3人もいるということはなく，エース以外のピッチャーは緊急避難的状況で投げることが多いようだ。
だから，チームに一人しかいないエース級ピッチャーは何試合も連続して投げるしかなく，限界以上に投げたために球威が落ちて打たれるか，投げ続けて肩が壊れるかのいずれかになることが多い。
プロ野球は「1試合は9回／3連戦」を半年間続けることでプロ野球という興行活動を維持している，これが成立する大前提は「一線級ピッチャーが複数所属している」ことである。つまり，「1試合は9回／3連戦」は「興行としてのプロ野球仕様」の条件といえる。
しかし，高校野球のチームでエース級ピッチャーは一人だけだ。地方大会なら非力な打者が相手なので連投でもなんとかなるが，甲子園大会となると，同等以上の力を持つ打者が相手となる。だから，連投の末に力尽きるか肩を壊してしまう。「興行としてのプロ野球仕様」をアマチュアにも適応しているからだ。
なぜ，プロ野球チームにエース級ピッチャーが複数いて，高校野球チームには一人だけなのか。
理由は，プロ野球チームは12しかなく，一方，高校野球参加校は3839校，甲子園大会参加校が50校以上あるからだ。全国から選手を集めて12球団に分散させているから，プロ野球は「1試合は9回／3連戦」を半年間続けられるのだ。つまり，一線級ピッチャーはプロ野球界で密度が最も高い。
一方，高校野球では好投手は1チームに一人いるかいないかになる。
以上から明らかなように，各チームが複数のエース級ピッチャーを擁することで維持できている「プロ仕様の試合システム（＝1試合は9回／3連戦）」を，エースピッチャーが一人しかいない高校野球が踏襲すること自体が無理なのだ。
プロ野球方式の「1試合は9回／3連戦」を高校野球にも適用するなら「甲子園大会は各県選抜チームで行う」しかないと思われる。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0822-2
2018/08/21
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0821-1 -
「糖質制限と筋骨格系の疾患」についてのメールです。
糖質やその他原因物質と筋骨格系の疾患の関連について最近のペインクリニックのトピックスとして「Fasciaリリース」というものがあります。
Fasciaは筋膜をはじめさまざまな線維性結合組織です。
そこに生理食塩水を入れるだけで痛みが改善する場合があります。
外傷ではない整形外科的な痛みを主訴とするものの中で，恐らく筋膜性疼痛の割合はかなり高いのではと思います。
その筋膜性疼痛の筋外膜間には痛み物質が多く，ヒアルロン酸の粘度が低いことなどが報告されています。
直接糖質の影響は不明ではありますが，糖質過剰摂取であると炎症を促進し，AGEなどの影響でFasciaが癒着を起こしやすくなるのでは？と考えています。
「Fasciaリリースの基本と臨床」という本も出ています。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0821-2 -
「胸郭出口症候群」についてのメールです。
胸郭出口症候群について，ちょっといろいろ思ったことがあるのでメールいたしました。
胸郭出口症候群は鎖骨が下がることによって，腕神経叢や鎖骨下動脈が圧迫され，しびれや痛みが出るという仮説に基づいて診断される症候群ですが，それによって指先が壊死することなど，あり得ないと思います。
上記の仮説が正しいとして，鎖骨が鎖骨下動脈を圧迫し指先の血流が悪くなれば，当然痛みが出ます。しかし，鎖骨の位置は肩を動かすだけで能動的に変えることが出来るので，痛みが出たら自然と痛くない位置に動かすはずです。正座してしびれたら足を伸ばすのと同じです。指先が壊死するほど我慢する人がいるはずありません。
そもそも，私は胸郭出口症候群なんて病気はないと思っています。他院で胸郭出口症候群と診断された患者さんのほとんど全部が肩周辺の（特に棘下筋）の筋筋膜性疼痛症候群だったからです。トリガーポイント注射でみんな症状が改善しました。
この症例も，胸郭出口症候群ではなくバージャー病などの動脈閉塞が原因の病気だと思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0821-3 -
「糖質制限と筋骨格系の疾患」についてのメールです。
私は肩こりや腰痛などの慢性痛の原因は圧痛を伴い右筋肉の緊張（トリガーポイント）と考えています。
糖質などが筋肉の血流障害を起こしトリガーポイントの原因になっているのであって，筋肉に沈着しているわけではないと思います。
ただ，ほとんどの整形外科医は，痛みの原因は骨や軟骨や神経の変形と考えていて，筋肉の緊張が慢性痛の原因とは考えていません。特に大学の偉い先生にこの傾向が顕著なので，慢性痛患者の筋肉の組織を切り出して，沈着物があるかどうか調べている研究者はあまりいない。というか一人もいないのではないでしょうか。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0821-4 -
「ビーチサッカーでの足底熱傷の処置」という質問メールをいただきました。
ビーチサッカーリーグでは今年になって，火傷のレベルが異常になってきており，「水疱の処理」について質問させていただければと思っております。このような足底熱傷の患者さんが受診された場合，私は次のように治療しています。
現在，砂浜が高温となり，ビーチソックスを履いていてもダメ，そのなかにソックスを履いてもダメ。
高温により，火傷になってしまう。という問題が出ております。
なんとか予防策を立ててはいるのですが，できてしまってた火傷による水疱に関してアドバイスをいただければと思っております。
- 水疱膜はできるだけ大きく切除。
- 創面を覆う被覆材は吸収力のあるものがベスト（例：ズイコウパッド，プラスモイスト）。
熱傷水疱膜に穴を開けた程度では水疱液が残ってしまい，圧迫による痛みの原因となります。だから，水疱膜は大きく切除します。
同じ意味で，被覆材は吸収力のあるものが痛みが少なく，ズイコウパッドがベストと思われます。ハイドロコロイドでは吸収力がほとんどないため，浸出液が多いケースでは痛みが残ることがあります。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0821-5 -
「糖質制限と筋骨格系の疾患」についてのメールです。
御質問の直接の回答にはならないかもしれませんが，参考にはなるかもしれない論文がありましたので情報をシェア致します。
その名もズバリ，「ケトン食と痛み」という論文です。
糖質制限を行う事で産生が促されるケトン体と鎮痛にどのような関連があるのか，細かく調べられている論文です。
大変興味深いので全訳しようかと頑張っていた時がありましたが，途中で挫折しました。
しかしアブストラクトだけでもと思い訳しましたので参考にして頂ければ幸いです。
Masino SA, Ruskin DN. Ketogenic diets and pain. J Child Neurol. 2013 Aug;28(8):993-1001. doi: 10.1177/0883073813487595. Epub 2013 May 16.
【概要】
ケトン食は優れた抗痙攣治療としてよく確立されている。痛みや炎症の基礎となるよう仮定される共通するメカニズムや，ケトン食の治療的効果の基礎となるよう仮定されるメカニズムに基づいて，ケトン食に痛みを和らげる能力がある事が最近の研究で新たにわかってきた。今回我々は現在までのところでケトン食の温熱痛，炎症，神経障害性疼痛に対する影響について調査している臨床および基礎研究について概説する。
痛みは最もよくみられる健康関連指標の一つであり，人生の質を下げることにつながるものである。当然のことながら，痛みに苦しむ人は健康な人々と比べて不安や抑うつにも苛まれる傾向 がある。痛みは評価し治療する事が時に困難であり，しばしば様々な薬物的および非薬物的アプローチでの長期的な管理を必要とする。
今回我々はケトン食が痛みや炎症を和らげるための非薬物的オプションを提供しうるという相関のある直接的なエビデンスについて概説する。高脂肪のケトン食は痙攣に対して効果的であることが長く知られており，代謝的には高脂質，超低炭水化物，蛋白を制限する内容で利用できるグルコース（糖質）を制限し，細胞のエネルギーとしてケトン体を利用できるように仕向けている。てんかんと同様に，痛みは様々な基礎状態を包含する状態である。
なぜケトン食が痛みや一見痛みと異 なる状態にも有効であると提案することができるのか。そこには，以下に述べるように，痛みに対する代謝的なアプローチが新たな臨床的なチャンスを与えうることを強固に示唆するいくつかのエビデンスラインが存在する。こうしたメカニズムのいくつかは直接試されており，追試が現在進行中である。
ケトン食，痛み，炎症：仮定されるメカニズム
ケトン食で考えられる疼痛軽減および抗炎症効果については多くの仮説が支持している。ここに4つの主な仮定されるメカニズムを提示する。- 痙攣発作と同様に，慢性痛はニューロンの興奮性を高まることが関係していると考えられている。痛みの場合は，この事が末梢と中枢神経の どちらか/あるいは両方に関与している。このように痙攣と痛みの間には基礎となる生物学にある程度の相同性がある。
- 抗痙攣薬はよく典型的な鎮痛薬に反応が乏しい神経障害性疼痛に対して処方されている（以下参照）。それなら論理的考えて，もしも抗痙攣薬の作用とケトン食の作用に何かしら共通性があるのであれば，ケトン食が神経障害性疼痛に何らかの効果をもたらすはずである。
- 絶食やカロリー制限，あるいは高脂質・炭水化物制限（ケトン食・修正アトキンス食）によって完遂されようと，2-デオキシグルコースで特異的に解糖をブロックしようと，いずれにしても解糖系代謝が減少すると抗痙攣作用 があるようである。並行して絶食と2-デオキシグルコースには共に鎮痛作用があるので，おそらくケトン食にも同様の作用があっても不思議ではない。
- 神経調節因子であるアデノシンには鎮痛作用があり，鍼療法の効果に関係することがわかっている。絶食やケトン食，2-デオキシグルコースで起こってくる代謝変化はすべてアデノシンのシグナル伝達を高めているというエビデンスが蓄積されてきている。最近の研究ではアデノシンを基礎としたメカニズムを介して運動が神経障害性疼痛に対して治療効果があることも示唆されている。
こうした共通性や臨床的潜在能力があるにも関わらず，ケトン食と痛みの関連を直接特徴づける研究はこれまでほとんどなかった。最近，代謝治療を考慮すべき，すなわち明らかに痛みや炎症の治療が一般的でかつ未だに対処されていない需要となっているような神経疾患の全体像の中で痛みが注目を集めるようになった。
今回我々は，ケトン食がさらに最適化と発展していくようなプラットホームを作れるように，我々の研究室からの陽性所見，陰性所見を含めて，臨床研究と基礎研究からエビデンスを提示する。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0821-6 -
【「食用」でセミの幼虫捕らないで 公園に出現の看板話題】
セミはもともと美味しい昆虫ですが，特に羽化寸前の幼虫は極めて美味と言われています（私は残念ながらまだ食べたことはありませんが）。
少なくとも，日本ではアブラゼミもミンミンゼミも絶滅危惧種ではないし，羽化寸前のセミの幼虫を食べる人がそれほど多いとは考えられません。採取を禁止する必然性はないと思うんだけどね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0821-7 -
【低炭水化物の食事は寿命を縮める可能性 米研究が示唆】
「1万5400人,25年分のデータ」の分析結果・・・というと，ものすごく信頼性がありそうですが，この手の研究は長期間で多人数相手の研究ほど信頼性は低くなります。被検者が多くなればなるほど，回答は解答用紙記入方式やメール回答方式に頼ることになり，判断は被検者に委ねられるからです。
食べ物と健康に関する正確なデータを取るのであれば，被検者一人に研究者一人が24時間張り付いて，食事内容を研究者が判断して記録しないと意味がありません。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0821-8 -
【総合研究大学院大学などが哺乳類と鳥類が体に比べ脳が大きい理由を解明】
昨日読んだいろいろな記事で一番興奮したのがこれです。
初期発生段階では哺乳類と鳥類は魚類に比べると脳は急激に大きくなり，その後，脳サイズの成長は減衰する，という研究結果ですが，[哺乳類，鳥類]と[魚類]で異なっているのは，恒温動物か変温動物かです（他にもいろいろあるけど・・・）。恒温性を獲得したことで結果的に胚発生初期の脳の発育が進むようになった，というシナリオかもしれません。
哺乳類も鳥類も最初期に登場したプロトタイプはどちらも肉食動物です。彼らが恒温性を維持するためには，変温動物時代とは比べ物にならないくらい大量の食料（＝蛋白質と脂質）を摂取し，消化管と筋肉で常に熱を発生し，外部環境に熱を放出することで体温を一定に保っています。発生初期の脳サイズ拡大は，この「過剰摂取した蛋白質と脂質」によるものではないでしょうか。つまり，第1段階として「脳細胞を目一杯増やす／増える」という変化が生じたわけです。
第2段階で脳の発達が減衰するのは，「出生時に必要な最低限の運動機能」を獲得するために，脳と筋肉の間のチューニングが必要になるからかもしれません。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0821-9
2018/08/20
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0820-1 -
糖質制限についての質問メールをいただきましたが，私にはこの質問に回答する知識がありません。どなたかご存知ですか？
接骨院を経営しているものです。
著書「炭水化物が人類を滅ぼす～糖質制限からみた生命の科学～」を拝読させて頂き，糖質制限が様々な病気や障害の改善につながると確信が持てるようになりました。
当院では以前から，痛みや不調を改善するために下記のものを積極的に摂らないよう患者様に伝えてきました。
- 糖質
- 乳製品
- カフェイン
- アルコール
- 薬物
- アレルギー物質 など
接骨院では主に整形外科領域の筋骨格系や神経疾患を診ることが多いですが，そのほとんどが筋肉のトラブルから症状が始まっています。
私は糖質やその他原因物質の代謝物が筋肉の細胞内に貯蔵，沈着することで筋肉が硬く，緊張状態になることで様々な不調につながっていると考えています。
糖質制限でダイエットに成功した方に慢性的な腰痛や肩こり，頭痛が改善された方は多いのではないでしょうか？
体重が軽くなったことは関係なく筋肉内に沈着していた代謝産物が減少したことで症状が改善されたのではないでしょうか？
糖質やその他原因物質と筋骨格系の疾患の関連について述べられている書物や論文はほとんどみられませんが，先生はご存知でしょうか？この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0820-5 -
「打ち水」についてのメールです。
暑い季節になると飼い犬が地面を掘り返してそこに腹ばいになり涼んでいます。
地表面から10センチ程度の深さでもいくらかは温度が低いようです。
熱源になっている地表面と，それよりは温度の低い地下との熱交換の役目を打ち水により染み込んだ水分が担っている部分もある気がしました。
確かにアスファルトでは水が蒸発する方向のみで地上から数メートルの湿度が一気に上昇し不快指数MAXかも。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0820-4 -
糖質制限系のニュースなど。
- 【材料２つで糖質オフ！食べてもやせる「豆腐パン」レシピ】
- 【10ヵ月で40キロの減量に成功「ケトン体ダイエットの是非」を証明した27歳の男】
- 【実は挫折率80％!?専門家が指摘する「糖質制限ダイエット成功への方程式」】
- 【毎日晩酌しても26kg減！ 酒好きでもラクやせできる，激ウマつまみレシピ】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0820-2 -
神とか宗教とか。
- 【カトリック教会は解体すべきだった】
「カトリック教会は宗教団体ではなく，マフィアと同じ組織犯罪グループに分類される組織だ」という指摘が強烈です。2000年近い歴史を持つ「カトリック」というシステムの制度疲労なのか，あるいはカトリックというシステム・制度の初期設定自体が間違っていたかの，どちらかではないかと思います。 - 【一流の科学者が「神の存在」を信じるワケ】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0820-3 - 【カトリック教会は解体すべきだった】
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上記の『科学者はなぜ神を信じるのか』という本の紹介文を読んでいて違和感を感じました。科学と一神教の神の存在は対立的ではないと思うからです。
私は一神教の信者ではないので思い違いかもしれませんが，一神教世界の神とは日本人のコメみたいな存在ではないかと思われます（かなり無理のある比喩かもしれませんが）。共通点は「どちらも自分で選んだわけではない」という点です。
一神教宗教の信者になるのは，それ以外の選択肢がない社会で育ったからです。一神教の家庭（社会）に生まれれば，否応なく信者になります。つまり，イスラム教信者は自分でイスラム教を選んだわけではないし，これはユダヤ教やキリスト教も同じです。その点で，昭和40年代以降の日本で生まれた子どもは離乳期になればコメのお粥を食べさせられ，1歳になれば白米を食べ，その後は白米を食べるために最適化された味のおかずで白米を主食とする生活をします。食事に関して言えば，子どもに拒否権はないし選択の余地もありません。
一神教の世界に生まれた子どもも同じではないでしょうか。神を信じるかどうか，どの神を信じるかについては選択の余地はありません。否応なしに親（社会）と同じ宗教の信者になるだけです。「一神教の神を信じる」ことが，その社会で生きていくための必要条件になっているからです。
だから，「一流の科学者が神を信じている」というのは「一流の科学者が白米を食べている」のと同じではないかと思われます。白米社会では「宗教と科学」は対立する概念ですが，白米社会では「白米と科学」は対立せずに共存できるし，そもそも対立概念ではありません
それと同様に，一神教社会では「宗教と科学」は最初から対立概念ですらないのです。彼らの社会では，一神教は社会を支える土台みたいなものです（日本人にとっての白米はまさにこれでしょう）。一方，科学は哲学や文学や芸術と同じ範疇に入り，いわば学科とか職業の一つです。つまり，一神教信者が科学者であるというのは，日本人が白米を食べて科学者になることを選択する，というのと同じです。
つまり，社会の常識／社会への参加条件として神を信じている人が職業として科学を選び，一流の科学者になっただけのことで，「神を信じるほど愚かなのに一流の科学者になれた」わけではありません。
一神教社会は神を信じる事を大前提にして組み立てられていて，それを実現するためのシステム（教育システム，教会，家庭で聖典を読み聞かせるなど）を築き上げてきました。別の言い方をすると，神を信じ込ませるために作り上げられたシステムが「教育」です。
なぜ，信じ込ませる作業が必要になるかといえば，一神教の神という概念は極めて人為的かつ作為的であり，自然発生的に生まれた概念とは考えられないからです。神の教えにしても聖典の記述にしても，疑ってかかれば矛盾点ばかりです。だから「矛盾点を指摘され，疑われたらお終い」です。
疑われなくするには，子どもの頃から繰り返し叩き込んで，疑問を抱かない大人に育てるしかありません。これが教育の始まりでしょう。「他の神は邪神であり，信じると地獄に行く」と教えることで信者を囲い込み，信者を確保します。繰り返しになりますが，一神教の神は疑われたら負けなのです。
「信者囲い込み」のための教育は結果的に，強固で知的な社会（集団）を作りました。一神教の聖典は膨大で複雑な内容ですが，幼児期から繰り返し読み聞かされた子どもは文字を学び，高度な言葉を学び，記憶テクニックを向上させていきます（聖典を丸暗記することは称賛されるから）。これが，一神教社会が早期に科学（哲学）や文明を生んだ下地になったと思われます。
つまり，一神教の神を信じているから科学が生まれたのでなく，一神教の神を信じ込ませるための教育システムと，そのような教育をするための教育者養成システムが，結果的に科学を生むことになっただけのことでしょう。
さらに妄想をふくらませると，一神教の教育システムは最も古い商売だったかもしれません。
一神教の教義は複雑で，聖典は膨大な量の文字情報を含みます。全てに目を通すだけでも大仕事で，中身を暗記するとなると誰にでもできることではありません。逆に言えば，「聖典丸暗記」ができれば聖職者として身分が保証されるわけで，職業と考えれば悪くはありません。
一神教の神は恐らく，最初にそれを思い付いたヒトの脳の中に浮かんだ妄想でしょう。何かの自然現象を見た人が「私は神を見た／神の言葉を聞いた」と言い出しただけでしょう。つまり神は実在しない空想の産物です。だから，否定も肯定もできません。「私は神を見た」という主張を否定するのは不可能です。「お前には神は見えないが，私は神に選ばれたから神に会えたのだ」と言い張る相手には説得は通じません。これが「反論も否定もできない」状態です。不在証明は本質的に不可能だからです。
しかし，不特定多数相手に「自分が見た神」を信じさせるためには，「自分は見た」だけでは力不足です。もっと強力な手段が必要です。それが恐らく「悪魔」と思われます。神と対立する悪の権化です。
つまり，日照りも洪水もコムギの不作も全て悪魔のせいと説明し，私たち聖職者は神様に悪魔が去るようにお願いするお祈りを知っている，と説くのです。
日照りも洪水も全て，誰もが知る現実の現象であり，それを支配する悪魔もまた現実の存在となります。ここで「悪魔が実在するから，それに対抗する神も実在する」という論法が成立します（もちろん，論理的には成立しない論法ですが，目の前の聴衆を煙に巻くにはこれは十分説得力を持ちます）。
そして，最後の決め手が「地獄」です。悪魔が支配する世界を地獄と定義し（＝でっち上げ），あとはリアルで凄惨で身の毛がよだつほどの拷問が繰り返される世界だと説明します。そして，地獄に落ちたくなければ神に祈りを捧げ，神に捧げる供物を持って来れば優先的に救われますよ，と一言添えるだけで十分です。一神教が利益を生んだはこの時でしょう。何しろ，神そのものは妄想であって元手はゼロだから，わずかの利益でも出れば十分にペイする経済活動となります。
そしてしばらくすると，日照りも害虫発生も自然に収まって元の生活が戻ってきます。その時，我々の祈りが神に届いたからだと説明するだけで説得力は十分でしょう。これで，祈るだけで金が入ってくるシステムが出来上がります。
あとは，教会内部で「信者獲得数と上納金により教会内で出世できる」という制度を作れば教会組織は盤石になります。聖職者は出世と経済的利益を得るために，放っておいても信者獲得に精を出すからです。
信者獲得競争に勝つためには，信者の子どもを自動的に信者に組み込むのが最も効果的です。新しく生まれた子供の選択権を奪って囲い込んでしまえば信者は自動的に増えていきます。一方，他の一神教の神（＝邪神）を信じている連中に「我々の神を信じよ」と説くのは時間の無駄です。彼らは彼らで，強固な信念を持って「邪神」を信じているからです。だから，こういう説得に応じない連中は皆殺しにするのがベストの選択となります。そして，「邪教の民」を皆殺しにしてできた空き地を新たな居住地にし，子どもが生まれれば新たな信者にする，というシステムが生まれます。
これが，私が妄想する「カトリックの誕生」です。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0820-6
」を拝読させて頂き，糖質制限が様々な病気や障害の改善につながると確信が持てるようになりました。2018/08/18
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0818-1 -
瑞光メディカルの新商品『キズ消臭シート』が発売されます。私は早い時期から試用していますが，薄い紙状のシートを被覆材の上に置くだけなのに抜群の消臭力が数週間続くことを確認しています。
以下，瑞光メディカルからのお知らせです。
来週の２１日（火）より商品名『キズ消臭シート』として正式に販売する運びとなりました。
なお，新発売のキャンペーンとして，弊社の販売管理部宛てに連絡頂ければ先着で３０名様に，無償でサンプルをお送りいたします。
＜サンプル希望連絡先＞
株式会社瑞光メディカル キズ消臭シートサンプル希望係
FAX：０７２－６５３－８８７６
メール：plus_moist@zuiko.co.jpこの記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0818-5 -
先日，猛暑だった日の午後，雨が短時間だけ降ったんですが，その後の街なかは雨が降る前より暑苦しかったのでです。この時，「現在の東京では打ち水は逆効果」であることを確信しました。
昔の「打ち水が冷却に有効だった日本」と現在の東京では相違点が2つあります。- 昔と今では気温が違いすぎる
- 土の地面からアスファルトとコンクリートの地面へ
一方，「酷暑で地面からアスファルトやコンクリート」の場合，水は染み込まずに表面を流れるか貯まるだけです。そして，アスファルトは熱を溜め込んでいますが，アスファルト表面を流れるだけの水はアスファルト内部に溜まった熱は下げられません。そのため，アスファルト表面の水は高い熱で一気に気化し，湿度は一気に上がります。だから，打ち水の後は気温は下がらずに湿度だけが上がった状態になります。
以上から，打ち水で温度を下げるにはゲリラ豪雨級の量の水を数時間に渡って撒き続け，地面を覆うアスファルトやコンクリートの温度自体を下げるしかないはずです。
というわけで，打ち水では東京は涼しくならず，かえって暑苦しくなるだけです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0818-2 -
【江戸時代の食生活の変化，書物の紙に混ざった毛髪で判明】
いろいろな研究方法があって面白いです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0818-3 -
【うどん1玉の量，どのくらい？ 東西ではっきりと違いが...】
うどん愛，糖質愛が止まらない！この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0818-6
2018/08/17
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0817-1 -
「1型糖尿病と糖質制限の文献集」というデータのみのメール。
- Dressler A, Reithofer E, Trimmel-Schwahofer P, Klebermasz K, Prayer D, Kasprian G, Rami B, Schober E, Feucht M (2010) Type 1 diabetes and epilepsy: efficacy and safety of the ketogenic diet. Epilepsia 51:1086-1089
- Roxana L. Aguirre Castaneda, Kenneth J. Mack, Aida Lteif (2012) Successful Treatment of Type 1 Diabetes and Seizures With Combined Ketogenic Diet and Insulin. Pediatrics 129:e511-e514
- Aylward NM, Shah N, Sellers EA (2014) The Ketogenic Diet for the Treatment of Myoclonic Astatic Epilepsy in a Child with Type 1 Diabetes Mellitus. Can J Diabetes 38:223-224
- Turton JL, Raab R, Rooney KB (2018) Low-carbohydrate diets for type 1 diabetes mellitus: A systematic review. PLOS ONE 13(3): e0194987.
- Eiswirth M, Clark E and Diamond M (2018) Low carbohydrate diet and improved glycaemic control in a patient with type one diabetes. Endocrinology, Diabetes & Metabolism Case Reports 03 2018, EDM180002
- Management of Type 1 Diabetes With a Very Low-Carbohydrate Diet Pediatrics June 2018, VOLUME 141 / ISSUE 6
- Two Types of Very Low-Carbohydrate Diets Bruce R. Bistrian, Pediatrics Aug 2018, 142 (2) e20181536A; DOI: 10.1542/peds.2018-1536A Management of Type 1 Diabetes With a Very Low-Carbohydrate Diet: A Word of Caution
- Elizabeth J. Mayer-Davis, Lori M. Laffel, John B. Buse Pediatrics Aug 2018, 142 (2) e20181536B; DOI: 10.1542/peds.2018-1536B Authors’Response David S. Ludwig, Belinda S. Lennerz Pediatrics Aug 2018, 142 (2) e20181536C; DOI: 10.1542/peds.2018-1536C
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0817-2 -
知れば知るほど愚策であることが明らかなのがサマータイム。関連したニュース。
- 【昭和のサマータイム廃止「朝日新聞の責任」，麻生氏「記者が飲みに行きにくくなるからだろ？」】
- 【サマータイム問題は「律儀で真面目な国民ならば十分乗り切れる」 自民・船田元氏の導入賛成論】
自民党はいよいよ，「いざとなったら竹槍を振りかざせば神風が吹いてB29なんぞは逃げ帰ったではないか」と無茶苦茶なことを言い出しそう。 - 【「戦時中かよ」「精神論か」自民・船田議員のサマータイム導入論「PCの時間設定変更は真面目な国民なら乗り切れる」にツッコミ殺到】
為政者側が精神論を持ち出した戦争はほぼ負け戦，というのが日本の歴史です。 - 【世界の国々が「愚策」と認めるサマータイム，人体にこんなに悪い 健康は二の次というのですか…？】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0817-3 -
「間に合う，間に合わないの問題なの？」についてのメールです。
8月14日のTop記事は，私にとってとてもよい内容でした。ありがとうございました。
黙って感激していても先生に伝わらないから，メールしました。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0817-4 -
【加速する地球温暖化は予測不能な段階に──全米で止まらぬ山火事と「仮説」の崩壊】
拙書この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0817-5 -
【運動しないほうが効率的!? アラフォーが健康的にやせる食事のとり方】
基本は糖質制限。多分，糖質制限という言葉を使いたくない先生が書いた記事かもしれませんが，説明が何とも苦しそう。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0817-6 -
【「イタリアントマト」，10年で100店舗以上を閉鎖】
うわぁ，懐かしい名前！ まだイタトマってあったんだ，と逆に驚いた記事。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0817-7 -
【甘いもの，食べるなら「日中に」 メタボリスク抑制か】
砂糖業界も必死なんだな・・・って思っちゃいましたが，名古屋大学研究チームが砂糖業界と結びついているわけじゃないでしょうから，私の単なる誤解ですね。
それにしても，なんでまた名古屋大学はこんなアホな実験をしたんでしょうか。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0817-8 -
【世界の異常高温「2022年まで続く」，最新予測研究】
「2022年まで続く」というだけで，「異常高温は2022年でお終い」という訳でなさそうです。多分，2023年以降も続くんだろうな。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0817-9 -
【主力の学生，確保に悩み 東京五輪のボランティア: 日本経済新聞】
ちなみに，75年前の昭和18年（1943年）にも同じことが行われました。学徒動員です。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0817-10
2018/08/15
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月刊誌『からだにいいこと』10月号（祥伝社）に湯シャンについてのインタビュー記事「たった4日で頭皮の変化を実感！」が掲載されました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0815-4
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いつも愉快なトランプ劇場。
- 【「トランプが大豆産業を壊滅させた」──悲鳴を上げるアメリカの大豆農家】
- 【米大統領元補佐官，今度はトランプ氏との会話録音を公開】
- 【4歳児が2歳児を誤って射殺 ある家族を襲った悲劇】
なぜ2歳児に銃の撃ち方を教えていなかったでしょうか，って今回も言うよね，大統領は。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0815-1 -
【「千円カット」ＱＢハウス値上げ 人材不足で１２００円】
私はいつも，自宅近くの爺ちゃんがやっている床屋さんで「カットのみ1000円」です。ここは値上げしないでほしいなぁ。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0815-2 -
【50歳を過ぎたら無理な運動をすべきではない】
考えてみたら，私の人生はスポーツや運動とは全く無縁です。高校卒業と同時に全くスポーツをしない人生です。
球技もジョギングもゴルフも水泳もスキーもスケートも登山もサイクリングも全く経験無し。しかも40年以上ほぼ毎日飲酒で休肝日なし。
それでいて血液検査はほぼ正常。糖質制限，最強だな。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0815-3 -
【サマータイムで日本中の電波時計がゴミになる(かも)という話（mzsm.me）】
電波時計のメカニズムがよく分かる記事です。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0815-5 -
【海面上昇でネット接続が遮断の危機，米研究チームが警告】
20世紀以降の人類文明は，いろいろな「暗黙の了解」を大前提にしてきました。「石油はいくら使ってもなくならない」，「淡水は掘ればいくらでも湧いてくる」，「人口がいくら増えても食料は増産できる」，「地球の資源は使いたい放題でなくなることはない」，「ネット接続ができなくなることはない」，「地球が駄目になったら月や火星に行けばいい」・・・というのが暗黙の了解の例です。
この記事を読むと，amazonもappleもGoogleも「ネット接続は需要増加に応じていくらでも増やせ，限界はない」ことを大前提にしているビジネスモデルであることに気が付きます。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0815-6
2018/08/14
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毎日，クリニックのホームページに問い合わせメールが届きますが，その多くは「消毒して軟膏ガーゼ」の治療を受けている熱傷患者さんとその家族からです。それに対し，湿潤治療でどのくらい早くきれいに治るか，皮膚移植が必要と言われた症例でも手術なしに治っていることを説明し，治療を行っている病院を紹介しますが，必ずと言っていいほど「今からでも遅くないですか？ 今からでも間に合いますか？」と質問してくる患者さんがいます。多分，「間に合う」と言ってほしいのでしょうが，これって間に合う，間に合わないという問題なんでしょうか。
こういう人には次のように返事を出しています。
逆に質問します。こんなメールを貰ったらあなたならどう答えますか？- 「たまたま入ったレストランの食事が不味いです。我慢して食べたほうがいいでしょうか。今から美味しいお店をスマホで探して遅くないでしょうか？」
- 「子どもの学習塾の先生が教え方が下手で成績がちっとも上がりません。今から別の先生を探して手遅れでしょうか？」
- 「炭水化物大好きで太って糖尿病です。今から糖質制限していいのでしょうか？ 間に合いますか？」
- 「道を間違えました。この道を歩き続けたほうがいいでしょうか？ 今から正しい道を探して間に合うでしょうか？
全部，同じなんですよ。まずい料理を我慢して食べるのを選ぶのも，さっさとそのお店を出て美味しいお店を探すのも，個人の自由であって他人に教えてもらうこと，決めてもらうことではありません。判断材料となる情報が手に入ったら，あとは自分で決めればいいのです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0814-2 -
【人類は1年分の地球資源を7カ月で使い切った，HSBCが警告】
人類はどんどん「持続不可能な世界」に突き進んでいるようです。人類文明を作り出した脳はは本質的に柴犬だからでしょう。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0814-1 -
【足の爪が剥がれたのはドクターフィッシュのせい？ 皮膚科医の間で議論に】
欧米の「爪専門の皮膚科医」って，爪の疾患は見たことがあっても，外傷による爪の変化については何も知らないんじゃないだろうか。
これは私に言わせれば，爪床の瘢痕化による爪甲形成不全です。爪母で作られた爪甲は次第に前方に伸び，この時，爪床からの血流が入って爪甲として成熟します。爪甲には血管が入っているからこそピンク色をしています。
しかし，爪床が瘢痕組織に置き換わってしまうと，瘢痕表面には血管がないため，爪甲にも血液は入らず，血流不足のために白濁したり脆くなって肥厚します。これがこの記事の爪です。
爪床の瘢痕化の原因は- 爪甲に繰り返し外力が加わった（マラソン選手やサッカー選手など）
- 爪下血腫を放置し，繰り返し血腫ができた
- 爪郭炎（陥入爪）の治療で繰り返し消毒された
- 合成界面活性剤（ボディーソープ，消毒薬）が爪甲と爪床の間に染み込んだ
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0814-3
2018/08/13
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【コオロギを食べ続けて，どんなことが分かってきたのか】
昆虫にはそれにふさわしい料理法がある，というのが鋭いです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0813-1 -
【夏バテとは違うその疲れ，もしかすると「糖質バテ」かも!?】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0813-2
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【岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち 大統領が引き起こす不安障害「TAD」】
強大な権限を持つ大統領が思慮の浅い衝動的な発言を繰り返すのですから，国民は溜まったもんじゃない。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0813-3 -
【抗生物質耐性菌の蔓延を食い止めるべく人体に無害な紫外線の活用が探られている】
レーウェンフックは顕微鏡で初めて見た未知の生物に「バクテリア」という名前をつけました。ギリシャ語に由来する「小さな棒」という意味です。
それから約100年後，パスツールはバクテリアに「病原菌」という別名を与えました。パスツールは「すべての細菌は病原菌であり，人間に病気をもたらすものだ。人間が健康になるためにはバクテリアは撲滅すべきだ」という信念を持っていたからです。彼の教え子たちはこの教えをセントラルドグマとして守り，いかにしたら細菌を絶滅できるかを考え，様々な薬剤を開発していきました。それが各種の消毒薬であり抗生物質です。
その結果生まれたのが耐性菌です。パスツールは細菌を「脳みそもないちっぽけで哀れな生物」と考えましたが，実は人間をはるかに凌ぐ能力を持っていたからです。パスツールは科学者としては偉大ですが，彼の信念は出発点から間違っていて，いわば「科学的能力に秀でた狂信者」でした。
しかし，パスツールの弟子・使徒を自認する者にとって，パスツールの教えは絶対的なものであり続け，ついに，紫外線まで持ち出して細菌を絶滅する戦いを始めたようです。
これも「科学者という柴犬」の暴走と思われます。勝算があろうとなかろうと，目的地があろうとなかろうと，柴犬は走り出しますから。
科学的に考えれば，このパスツールの使徒たちの試みは無謀です。理由は次の通り。
- 抗生剤耐性能力を獲得するためには，抗生剤を分解する能力を新たに獲得する必要がある。
- このため，耐性菌は野生株より遺伝子サイズが大きくなる。
- そのため，耐性菌は野生株より分裂に時間がかかり，自然状態では生存（＝コロニー獲得）に不利になる。
- 耐性菌が野生株より優位になるのは，抗生物質を絶え間なく人間（医者）が投与している環境になった時。抗生物質の投与がなくなると，耐性菌のコロニーは野生株に圧倒されて消失する。
- 人間に対する毒性を持つためにも，新たな遺伝子が必要となり，これも分裂を遅くする負荷となる。ただでさえ遺伝子が大きい耐性菌なのに，毒性遺伝子を新たに獲得すると，分裂能力は極端に落ち，常識的に言えば分裂能力を失う。
- 「患者から耐性菌が検出されたので，これが人体に毒性を持つ病原菌である」と考えるのはあまりに短絡的。生物学的に考えれば，「耐性菌であり，同時に毒性を持つ」ことは不可能。
以上のように考えると，耐性菌に対する対策は紫外線でないことは明白でしょう。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0813-4
2018/08/11
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いつも愉快なトランプ劇場！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0811-1
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気候変動というか異常気象というか，そういうニュース。
- 【豪東部に50年で最悪の大干ばつ，絶望する農家 シャワーは3分以内】
こういうニュース，今年になって何度見たことか。地球全体が一致団結して，我が物顔に振る舞い増え続けるヒト属の一掃に乗り出したと見たらいいのか，地球全体がついにこらえきれなくなってキレたと見るべきか・・・。 - 【すでに14号も。日本の台風がハリケーン並みの威力になる日も遠くない】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0811-2 - 【豪東部に50年で最悪の大干ばつ，絶望する農家 シャワーは3分以内】
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【プラスティックごみを分解する新しい化学的手法が，汚染された海を救う】
最近見た唯一の「これは希望が持てるかも」というニュース。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0811-3 -
【アフリカで壊滅的食害もたらした害虫，アジアで初確認 食料安保に警鐘】
油で揚げれば食べられそう。タンパク質不足も解消できるし。私ならとりあえず食べてみるけどね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0811-4 -
【サマータイム廃止した奈良県庁，導入時の庁内で起きていたこと「生活リズム崩れて体調不良と眠気」「早く来ても早くは帰れない」】
だから，サマータイムなんて愚策はせず，マラソンの開始時間だけ繰り上げればいいだけのこと。たかがオリンピックのために日本全体を巻き込むのは愚の骨頂！
サマータイムをゴリ押ししようとしているのは森さん＠オリンピックのドンですが，最近私は目が悪くなったようで，新アンガールズと森さんの区別がつきません。もちろん，AKBとか欅坂も区別つかないけどね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0811-5 -
【チキンカツカレーはフリーズドライにできる】
こういう技術系の記事は大好きです。ちなみに，東京駅というかKitteの地下でもアマノフーズのお店があって手に入るようです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0811-6
2018/08/10
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【砂糖の取り過ぎは，アルツハイマー病のリスクを高める！なぜ砂糖は身体に悪いのか？】
人工甘味料について質問された時は，「いろんなデータがあってよくわからないけど，砂糖より害は少ないんじゃないのかな？」と答えるようにしています。
同様に，食品添加物などについても「コメやコムギ，トウモロコシよりは害は少ないと思うけどね」と回答しています。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0810-1 -
【韓国人学者が「農業は朝鮮半島で世界一早く出現」と主張】
彼の国の学者先生によると，漢字も茶道もソメイヨシノも相撲もすべて韓国（古朝鮮）で誕生したんだそうです。そして今回は「農耕文明韓国起源説」です。
ユダヤ教の起源もヨーロッパ音楽の起源もジャズの起源もグレゴリオ聖歌の起源もユークリッド幾何学の起源もローマ神話の起源も人類の起源も宇宙の起源もビッグバンもすべて韓国で生まれた，という研究結果を発表するのも時間の問題かもね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0810-2 -
【創設から70周年 英国の国民医療制度は「常に危機状態」】
英国のNHS（National Health Service）が成立したのは1948年ですが，この頃の英国の平均寿命は69歳で，当時は世界最高の長寿国でした（フランスは65歳，アメリカは68歳，世界平均は49歳）。この「平均寿命69歳」を大前提として成立したのがNHSであり，多くの国民が60代で死ぬ状態が維持されていたら，今でも安定運営されていたはずです。平均寿命69歳なら，ほとんどの国民は糖尿病などの代謝性疾患が発症する前に死んでくれますから・・・。
また，この時代は「国力＝人口」でしたから，若い労働者が病気で働けなくなるくらいなら，国で金を出して病気の労働者を治してまた働いてもらった方がトータルとして安上がりだったと思われます。
ところが，平均寿命が80歳を超す世界になると，国民の大部分は働けなくなってもまだ生きているし，糖尿病などの慢性代謝疾患を発症し，世の中は「高齢の病人だらけ」になります。そして同時に，先進国に共通する「出生率低下」という現象も英国でも起こります。だから，NHSは崩壊の危機に見舞われているのでしょう。
これは要するに，1950年ころの交通事情を背景に作られた道路交通法をそのまま2018年でも施行しているようなものです。1950年と2018年では，道路事情も人口も走っている車の性能もまるで違っているのに，法律だけは変わっていないのです。これで交通事故が多発しないほうが不思議です。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0810-3
2018/08/09
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なついキズとやけどのクリニックは8月9日から8月16日まで夏季休業となります。
お盆期間ですが，湿潤治療を行っている小金井市のはぎクリニック（JR武蔵小金井駅から徒歩数分）は通常通りに営業していますので，急な怪我やヤケドの場合はこちらにご相談下さい。羽木先生は練馬光が丘病院時代に何度も見学に来られていて，湿潤治療を熟知している医師の一人です。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0809-1 -
糖質制限系のニュースなど。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0809-2 -
【昆虫食は腸内の善玉菌を増やし胃腸の健康にいいことが判明】
「初期人類の主要な食物は昆虫」というのが私の持論
ヒト属がチンパンジーやボノボから遺伝子的に分離したのは495万年前と考えられ，ヒト属はチンパンジーやボノボと異なり，樹上生活から草原の生活に移行したと考えられています。樹上生活では果実などの植物食が中心となりますが，草原生活では昆虫は最も豊富で最も容易に採取できる食物であり，5歳児でも自分の食料を遊びながら調達できます。先史人類はチンパンジーに比べ，タンパク質摂取量が多かったことがわかっていますが，これは昆虫（＝蛋白質と脂質の塊）を主食としていたから，と考えると矛盾がありません。その結果，脳細胞は次第に増え，脳容量は漸増していったと私は考えています。
その意味で，昆虫食はいわば究極の先祖返りです。だから，腸内常在菌を含め，さまざまな変化を人体にもたらすのではないでしょうか。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0809-3 -
猛暑系のニュース。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0809-4 -
ピアノネタです。
Wagner/Hutchesonの『ワルキューレの騎行』ですが，クライマックスの右手が広い音域を疾走する部分を残して「楽譜を見ながらなら弾けるかな？」程度のところまで来ました。あと2週間くらいで暗譜できるかな？ Wagner/Tausigは練習中にランナーズハイの状態になってドーパミンがドバドバ状態になりますが，Hutcheson編曲も派手な部分が多くて，何度も繰り返して弾きたくなります。こういう「体育会系ピアノ曲」が根っから好きなんですね。
となると，次にチャレンジする曲をそろそろ決めないといけません。「プロコフィエフの第7ソナタのフィナーレ」，「福間洸太朗編曲のモルダウ」，「Wagner/Lisztのタンホイザー序曲」などを考えましたが，誰も弾かないであろう派手な曲「Josef Hofmann／Sanctuary」も面白いかなと考え，所有している楽譜を拡大コピーしてPDFファイルを作ってみました。これなら，老眼でも譜読みが楽にできそうです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0809-5
2018/08/08
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0808-1 -
【忘れられた医学の「天才」，病院衛生と消毒の父ゼンメルワイス】
19世紀医学の真の天才と言えば，手を洗うという単純な操作で産褥熱を撲滅したイグナーツ・ゼンメルワイスです。
同時期に同じような仕事をしたもう一人の天才といえば傷の消毒により創感染を激減させたジョセフ・リスターがいますが，今日的な観点から言えばゼンメルワイスは100％正しかったのに対し，リスターの正しさは70％程度です（もちろん，これはこれですごいことですが）。ゼンメルワイスは細菌の侵入経路を根絶することに成功しましたが，リスターの石炭酸による防腐法（消毒法）は細菌の存在はゼロにできず，むしろ消毒薬による組織障害をもたらし，後にそれは「外科医と外科看護婦の手荒れと，皮膚表面の細菌増加」というトラブルを引き起こしました。
しかし，当時の社会ではゼンメルワイスは医学界から追放されて失意のうちに生涯を閉じたのに対し，リスターは救世主として賛美を浴び，栄光に包まれて一生を終えます。
両者を分けたのは，パスツールとコッホの活躍時期です。パスツールとコッホが細菌学の基礎理論を完成させた時，既にゼンメルワイスはこの世を去っていましたが，リスターは医学界との激しい論争の真っ只中の現役バリバリでした。そして，細菌学という新時代の学問がリスターの正しさを証明し，リスター理論は世界を席巻することになります。
医学の神は時に残酷です。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0808-2 -
明日9日（木）から16日（木）まで，クリニックは夏休みとなります。その間の当サイトですが，メールを頂いたり，面白いニュース・情報を見つけたら，それらをネタに更新を続ける予定です（とは言っても，木曜と日曜は休む予定）。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0808-3
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【サマータイムはデメリットだらけ 「ゴリ押し」森喜朗に菅長官も困った】
「日本全体をサマータイムにして，マラソンの開始時間を早める」と「サマータイムはしないで，マラソンの開始時間だけを早める」で，違いはないよね。という訳で，サマータイムに意味なし。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0808-4
2018/08/07
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0807-1 -
【ゆで卵がコンビニの隠れたヒット商品になった理由】
糖質制限的にOKだから。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0807-2 -
【五輪でサマータイム導入可否検討 政府与党，生活混乱の懸念も】
1時間や2時間，時刻を早めても気温はさほど変わらず，相変わらず猛暑のままです。そんなチマチマしたことを考えるより，「2020年は1月から始まりでなく11月から始まりです」ってしたほうがいいんじゃね？ そうすれば2020年8月は実質10月になって，猛暑は避けられるぞ。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0807-3 -
【イーロン・マスクの火星を水素爆弾で破壊する計画に，NASAは反論】
この人，本当はかなりヤバイ人じゃないの？ 頭の中身はB級ハリウッド映画？この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0807-4
2018/08/06
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0806-1 -
糖質制限後の私は夏も冬も絶好調ですが，今年の猛暑・高湿度の東京ではさすがに食欲が落ちるというか，食べる量が減り，少ない量の蛋白質と脂質で満足しています。これってもしかしたら，内臓で余分な熱を作らないようにする適応ではないでしょうか。
哺乳類などの恒温動物は，筋肉と内臓（主に消化管と肝臓だったと思う）で体温以上の熱を産生し，余分な熱を外部環境に放出することで体温を一定に保っています。体温を一定に保つために体内で過剰に熱を作り出しているわけです。熱放散量の調節は皮膚の毛細血管が行っていて，寒いときは毛細血管を収縮して熱放散を抑制し，暑い時は毛細血管を拡張させて熱放散を促しています。
ということは，外部環境の温度があまりに高い場合は毛細血管拡張で対処できなくなるため（熱放散量は，毛細血管最大拡張時の総面積と風力で決まるはず），食欲自体を落として消化管に入る食物の量を減らし，消化管と肝臓での熱産生料自体を落とす必要があるはずです。これが「夏バテで食欲が落ちる」理由かもしれません。
この推論が正しいとすれば，刺激物などで（無理やり）食欲を増進させるのは本末転倒で，むしろ体内熱過剰産生による熱中症を発症しやすくするだけかもしれません。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0806-7 -
【「水は週２回，コーラは毎日２リットル」で広がる健康被害 | メキシコの小さな都市の健康を蝕む巨大企業の思惑】
淡水が有限の資源であり，人口増加が止まらない以上，このような「水は飲めないがコーラは飲める」地域は今後さらに広がっていきます。安全な水は高価でコーラは安価だからです（水を原料として作るコーラがなぜこれほど安価かは・・・夏休みの課題ね）。
コカコーラっていずれは世界各地の水道事業に乗り出すんじゃないだろうか。目指すは「蛇口をひねればコーラが出てくる」世界！ その先に待っているのは，人類皆糖尿病の世界？この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0806-2 -
【東京五輪の暑さ対策 マラソンコースで意識調査】
カネを使わずに暑さ対策，という東京都のさもしい魂胆がミエミエでナイス！この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm0806-3# -
よく利用する地下鉄駅のプラットフォームに，駅近くにあるクリニックの宣伝ポスターが掲示されています。美人看護師さんがニコッとしているポスターなんですが，なんとその看護師さんがナースキャップ姿なんですよ。こんな昭和チックなナースキャップを見るのは15年ぶりでしょうか。このポスターの前を通るたびに，PC-98とか夜行列車とか白黒テレビの時代を思い出してしまいます。
それと，このような宣伝広告ってどのくらいの効果があるんでしょうか。この宣伝広告，調べてみるとかなりのお値段なんですが，この値段に見合うだけの患者を集めているんでしょうか。
常識的に考えれば「駅のポスターで見た病院で診てもらおう」と考える患者さんはほとんどいないと思います。
なぜかというと，私のクリニックを受診された新患患者さんには「どうしてこのクリニックを知ったの？」と質問していますが，そのほとんどが「門前仲町 ヤケド」とか「江東区 顔の怪我」とか「東京都 傷あとを残さない」などのキーワードでスマホでググって見つけたと話されるからです。そして，ググって見つけた複数の病院をネットでの評判を比較して病院を決められています。つまり，駅構内に宣伝広告を出している病院も出していない病院も，ネット空間では同列に扱われていて，駅に広告を出していることはアドバンテージになっていないと考えられます。
という訳で，駅構内の病院の宣伝も昭和の名残なのかもしれません。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0806-4 -
5歳くらいの男児は常に走り回っている。闇雲に走りだし，何かにぶつかるまで止まらない。どこかに目的地があるわけでもなく，体力の限りに走り回り，やがて電池が切れたように止まったと思うと眠っていたりする。何だか柴犬っぽい。
科学・科学史・技術史は柴犬ではないだろうか。
進む先に何があるのかを考えずにとりあえず猪突猛進するが，途中で歯止めが効かず，立ち止まることがない。壁や塀にぶつかるまで止まらず，往々にして壁を壊して前に進もうとする。その結果生み出したものを自分の手で制御できずに途方に暮れたりする。
核兵器はその最たるものだろう。作ってはみたものの威力が大き過ぎて実際の戦場ではうまく使えない。原子力発電も似ていて，廃棄物をどうするかを考えずに突っ走った結果，大量のプルトニウムを抱えて困り果てている。
今から1万年くらい前，メソポタミアでヤギの家畜化が始まる。それと同時に「ヤギを殺す者を殺せ／奴らは悪だ」という意識が生まれたはずだ。そして，オオカミなどの肉食獣殺しが行われ，ヤギのような性質を持つ動物が続々と家畜化された。
その結果，人畜共通感染症がヒトを苦しめるようになる。長らくそれはヒトを殺し，人口増加を抑えるリミッターとして機能した。しかし，19世紀に入り，ヒトは科学を武器に反転攻勢に出る。「人を殺すものは悪，悪を滅ぼすのは善」だからだ。そして，天然痘ウイルスが大量虐殺されて絶滅し，多くの感染症を起こす細菌も殺された。細菌相手の虐殺が一段落すると，次はインフルエンザなどのウイルス感染症がターゲットとなった。
その次はガンが悪の権化と見做され，ガン撲滅が叫ばれた。そして，ガン撲滅がある程度成功すると，医者・科学者は加齢そのものを「悪」と見定めた。科学にとって「死」はラスボスなのだ。ターゲットと定めた以上，恐らく，ヒトが死ななくなる日まで柴犬（科学者とも言う）は一心不乱に猪突猛進するだろう。
宇宙に行ってみたいも同じだ。たかだか地上から100km上昇して帰ってくるだけなのに，これまでは使い捨ての超高価なロケットが必要だった。大気圏突入で発生する熱による破壊が避けられなかったからだ。使い回しを目的にスペースシャトルが開発されたが，使い回しを続けるためには巨額のメンテナンス料が必要になり，結局は廃棄された。
それでも科学者は宇宙に行ってみたい。それで，国際宇宙ステーションを考えた。往復は使い捨てロケットを使うが，宇宙ステーションに到着すれば何ヶ月も宇宙に滞在でき，往復の回数を減らせて経済的です，という考えだ。
問題は，宇宙ステーションに巨額を投じる必要性を政府に納得させることだ。なにかもっともらしい理由が必要だ。そこで，無重力状態なら夢の新合金が作れるとか，難病の治療薬が作れるとか，生命現象の謎が解明できるなどの謳い文句で巨額の予算を得ることに成功した。その結果，多くの実験が国際宇宙ステーションで行われたが，未だ夢の新薬は作れず，生命現象の本質も解明できていない。ただ，無重力状態でメダカとモヤシを育て，小学生が思いついた実験をしただけだ。
これまでの宇宙開発の歴史を俯瞰して，それに投資した金額と，それにより得られた知識を勘案すると，費用対効果はプラスなのだろうか，マイナスなのだろうか。
最初にコムギを食べた者も同じだ。とりあえず目の前のコムギを食べることに夢中な柴犬状態になった。そして，彼が食べるのに成功すると，あとはコムギを大量に増やしたり，もっと美味しく食べる工夫したり，小麦に似た草探しに没頭したりと猪突猛進時代が始まる。その猪突猛進の道の先が破滅につながっていることに気が付き始めたのは21世紀初頭だった。
もしかしたら，宗教，特に一神教は柴犬の暴走で生まれたものかもしれない。柴犬の暴走だからこそ非論理的で不合理な教えが多く含まれているのだ。
恐らく，ヒトの脳は「柴犬の暴走」で生まれたものとそれ以外のものを判別できないのだ。これこそが，ヒトの脳最大のバグかも知れない。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0806-5 -
肉関係の記事。
- 【肉欲が満たされまくる！10種以上のステーキが食べ放題の天国のような店】
神保町か。クリニックから近いな。これは行かずばなるまい！ - 【1,290円～ステーキもローストビーフも食べ放題！？新宿の「肉づくし天国」に潜入してきた！】
西武新宿駅か。自宅から徒歩圏内じゃないですか。これは行かずばなるまい！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0806-6 - 【肉欲が満たされまくる！10種以上のステーキが食べ放題の天国のような店】
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【小さな生活習慣病が老後家計を崩壊させる】
だから，年寄りほど糖質制限したほうがいいよ，ってアドバイスしたんだよ。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0806-8 -
【干ばつに見舞われたイラク，耕地面積が半減】
人類文明誕生の地が現在イラクのあるメソポタミア地方です。チグリス川，ユーフラテス川という大河に挟まれた肥沃な土地でしかもコムギの原種であるエンマーコムギが自生していたことから，コムギ栽培が始まり，人口が増えて集落が幾つもでき，やがて都市が生まれ，メソポタミア文明が生まれました。しかし，両河川の水源地である東トルコの山岳地帯は積雪量も降水量も年ごとに変動し，メソポタミアは旱魃と洪水が気まぐれに起こる土地であり，メソポタミア文明は数千年で呆気なく滅びました（ちなみに，エジプト文明を支えたナイル川の水源地はモンスーン気候帯にあって安定した降水量が維持されていたため，メソポタミア文明より長い期間，繁栄を続けることができました）。
チグリス・ユーフラテス両河川の持つ地理学的な不安定さは現在も解消されていません。まして，水源地近くのトルコにダムを作れば水量はさらに減ります。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0806-9 -
【４０代もネット世代…平日利用，テレビを抜く】
私のテレビ視聴時間は一日平均10～30分程度です。ニュース以外は，曜日によって見る番組が幾つかありますが，あくまでも「食事のお供」として見ている程度です。それ以外の時間のほとんど全てはパソコンかスマホでネットを見ながら仕事をしています。
テレビは早送りも巻き戻しも中断もできないため不便です。例えば，ボクシング協会のヤ○ザ理事のクズ言い訳は聞き飽きたから次のニュースが見たい，と思ってもそれができません。視聴者にできることと言えば，他のニュース番組にチャンネルを変えることくらいですが，そこでも○クザ理事のクズ言い訳が放送されているんですよ。
これを例えると，ベートーヴェンのピアノソナタ全32曲を放送する番組みたいなものです。第29番の第4楽章だけ聞きたいのに，第1番の第1楽章から聞かないと第29番に辿り着けないのがテレビ番組です。ヒマでヒマでやることがない人にはボーッと見ているだけで時間潰しになるありがたい番組かもしれませんが，それ以外の人はこんな番組は見ないで，さっさとYouTubeで第29番第4楽章の動画を再生します。
という訳で，ヒマが有り余っているけどやることがない，という人たち向けのメディアがテレビ，となり，今後どんどん衰退していくのは必然と思われます。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0806-10
2018/08/04
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0804-1 -
糖質制限系の記事。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0804-2
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「能登先生の記事」についてのメールです。
能登さんに関する記事で『「インターネットに常に新しい情報を流す」のがベストの戦略であることは明らか』と有りましたが，今から２０～３０年位経った頃にはお二人ともこの世には存在していない可能性が有ります。後継者を必要とするものと必要としないものの違いは何か，この命題も面白いですね。
そうした時に情報発信者としての後継者がいるのだろうか？と心配になります。
しかし，その頃には「湿潤治療」も「糖質制限医療」も普遍化していて，そんな心配は結果的に不要になっているのではないかという気もします。
一方，そもそも「後継者問題」が発生するのは政治団体・企業・宗教団体等の「組織」においてであって，「湿潤治療」も「糖質制限医療」も「組織」でなく，ある意味「思想」(目に見える実践と確固たる科学的理論に基づいた)とも言えるものなので，「後継者問題」を持ち出すこと自体が見当違いなのかも知れません。
実際，アインシュタインがいなくなっても物理学の進歩は止まらなかったし，ソクラテスがいなくなっても哲学は続いています。
...まぁ，今から２０～３０年位経った頃には自分自身は確実にこの世にいないので，正直言って自分が死んだ後のことなんか知ったこっちゃないんですけどね(^_^;)
後継者養成が必要なものと言えば，例えば伝統工芸とか伝統芸能あたりがそうでしょう。名人芸で保たれている製造技術や検査技術なんてのもそうかな。あとは宗教と政治も後継者問題でよくトラブルが起こりますね。
例えば，音楽関係で言えば，ピアニストや指揮者，バイオリニストには後継者問題はありません。これらは「職業」として確立していて，教育体制も整っているからです。先生を見つけるのも容易です。
しかし，同じ鍵盤楽器でもクラヴサンやチェンバロとなると，演奏法を教える先生はごくわずかで，演奏者になりたければその先生に弟子入りするしかありません。これは伝統工芸，伝統芸能でも同じでしょう。
政治や宗教が後継者を必要とするのは，それらが「普通でない考え方」を必要とするからかもしれません。普通ではない考え方だからこそ，「後継者に強制的に学ばせる」という形で叩き込むしか伝承されない，と考えられます。
だから，「普通に考えれば理解できる」ことに関しては後継者問題は生じません。だから，物理学も科学も生物学も後継者なしに受け継がれています。逆に言えば，後継者がいなければ伝えられないものはエセ科学になります。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0804-3 -
【「現在の技術では火星をテラフォーミングすることは不可能」と科学者が結論を出す】
以前から思っていたけど，宇宙開発って必要なんだろうか。もちろん，知的好奇心から宇宙を解明したいという気持ちになるのはわかるけど，宇宙ステーション（ISS）やら月ロケットに巨額を投じても，得られるものはなにもないんじゃないだろうか。ISSでは様々な実験が行われてきたけど，それでなにか役立つものが作られたという話は聞いたことがありません。費用対効果が悪すぎます。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0804-4
2018/08/03
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0803-1 -
「あの能登先生がまだこんなことを書いてます」というメール。
本日「日経メディカルメール」の見出しを見ていたら「炭水化物制限食の長期的な優位性はまだ不明」というサブタイトルが目に入りまして，能登 洋先生みたいなことを言う人がいるんだなあと思って見たらやっぱり能登 洋先生の記事でした。「そもそも能登先生は何がしたいのでしょうか」についてですが，合理的に考えると意味不明の彼の言動は，[2：6：2]の[下位2割]だとすると単純明快です。つまり能登先生は[医者集団の下位2割]，[内科医集団の下位2割]，[糖尿病専門医集団の下位2割]であり，[下位2割]の思考パターンに従って考えて行動している，と考えるのです。
あいも変わらず，糖質制限もカロリー制限も時間が経てば結果は同じとか，多くのダイエット食の継続は難しいとか主張されていますが，糖質制限を実践した人から見ればなんと内容のないことかと思うのではないでしょうか。
引用しているメタアナリシスで低炭水化物食で死亡率が上がるなんていうのをさらっと織り交ぜていますが，どんな論文かと思ったらご自身の，確か江部先生に論破された論文だったりします。
まあ言い出せばきりがないのですが，そもそも能登先生は何がしたいのでしょうか。
より患者のために有効な治療を見出すためにやっているのか，自分が属している世界の治療を進めるがためにほかの(有用そうな）治療にケチをつけているのか。
能登先生が臨床で患者を診ておられるのかどうかは知りませんが，患者を治すための治療ではなく，ガイドラインを守って治療して良くならなければ患者が悪いとでも言いそうなイメージがあります。
糖質制限実践者は医師であれ患者であれ，それが短期的にも長期的にも正しいであろうという感触を持っていると思います。
何せ結果が圧倒的ですから。
能登先生も質の低い低炭水化物食のデータを混ぜて批判するのではなく，ご自身でスーパー糖質制限とカロリー制限の比較データを取ってみればいいと思うんですけど。
（確かに糖質制限側の論文ももっと欲しいところではありますよね，江部先生がやっていただければ最高なんですが）
[2：6：2]の[下位2割]は「新しいものはまず拒絶／常識の否定に嫌悪」します。これは恐らく生来のもので，知識とか地位とか職業とは無関係。新しいもの，目新しいものに触れたら反射的に拒否しちゃいます。
つまり，無意識的に古き良き糖尿病治療を守ろうとし，糖質制限は「新しい治療法」だから無意識的に否定します。だから，いろいろ難癖をつけては糖質制限を否定しますが，その根拠が科学的か否かは問題ありません。新しいものを否定すること自体が目的であり善ですから。
環境に変化がなければ，このタイプは圧倒的に生存に有利です。得体の知れない食べ物に手を出して食中毒で死んだり，見知らぬ動物に近づいて噛まれたり，知らない土地に歩きだして底なし沼にはまったりする危険性がないからです。変化がなければ，365日，同じことを繰り返すのが最善解です（ちなみに，得体の知れない食べ物を真っ先に食べて食中毒で死ぬのは，江部先生や鳥谷部先生，そして私ですね）。
しかし，環境が変化し始める[下位2割]より[上位2割]の方が生存に有利になります。それまで目にしたことのない動物や植物が増え，それまで慣れ親しんだ動植物が減ってくるからです。江部先生や鳥谷部先生はこういう場合に出番がやって来ます。
「江部先生が（論文作成を）やっていただければ最高なんですが」についてですが，次のように反論します。- 江部先生に論文作成まで求めるのは酷。糖質制限をしている他の医者が書けばいい。
- そもそも，医学論文を書けば認められる，というのが時代遅れの発想。
まず一点目。江部先生は毎日ブログを更新し，一般向けの本を年に数冊発行し，日々の診療をし，その合間を縫って全国で講演しています。その上，論文も書けというのはあまりにも無理な要求です。私の元にも時々，「夏井が英語の論文を書かないから，湿潤治療はマイナーなのだ」というお叱りメールを寄越す医者がいますが，そんなに言うならお前が書け，ですね。英語の論文を書く能力のある医者が論文を書き，私や江部先生を共著者に据えれば問題解決です。私は英語論文を書く能力もないし，そもそも論文執筆に費やす時間もありません。
そして二点目。私は「日本糖尿病学会に糖質制限を認めさせる／ガイドラインに入れてもらう」ことを目的にすべきではないと考えます。糖尿病学会は最初から相手にせず，糖尿病学会に所属しない医師，素人全体に糖質制限を普及させてしまえば勝ちなんですよ。つまり，「糖尿病学会所属医師は従来型の糖尿病治療をしているが，糖尿病患者が受診しない」状況を作り出せばいいのです。「糖尿病になったら糖尿病専門医でなく，自分で糖質制限すればいい」が常識になれば，糖尿病学会がガイドラインを振りかざして騒ごうと，能登先生がトンチキな論文を書こうと，全然怖くありません。つまり，糖尿病専門医の病院は閑古鳥で，糖質制限を指導している外科クリニックは糖尿病患者で一杯，という状況を作り出せばいい。
その上で何をすべきかシミュレーションしてみます。相手にすべきは糖尿病専門医ではなく，糖尿病患者とその家族，未来の糖尿病患者です。すると，医学雑誌に論文を載せるとか，海外雑誌に英文論文を投稿するという選択肢はなく，「インターネットに常に新しい情報を流す」のがベストの戦略であることは明らかです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0803-7 -
【一汁三菜｢おふくろの味｣には幻想がいっぱい ｢おかずの数｣プレッシャーはどこからくるか】
糖質制限をすると嫌でも「正しい食事スタイルとは何か。人類に普遍的な食事スタイルは存在するのか」なんてことに考えが及ぶようになります。
食生活を糖質制限にして最初に気付くのは，和食のおかずの味付けのしょっぱさと甘さです。白米を食べるためには濃い味付けが絶対に必要で，それが和食の味付けの基本になったことがわかります。
ちなみに，拙書この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0803-2 -
「暑さと発汗」についてのメールです。
昨日の糖質と発汗のメールを拝見して驚きました！
私は糖質制限を始めて２年になります。
最初の３ヶ月で６キロ程落ちまして，２年経った今はトータル１０キロ痩せました。
始めて２ヶ月経った頃自分の身体を触って「わ！やわやわしてる！」と驚きました(ﾟдﾟ)！
今までパンパンしていた全身のお肉が全体的にやわーっと柔らかいのです。
他人に話すと「齢取ったから弛んだんじゃないか？」とか「痩せたから皮が余ってるのでは？」なんて言われましたが，自分で感じる印象として！違う，これは，筋肉から水分が抜けている！と直感していました！
少し調べてみると，糖質は水分を取り込んた状態で体内に蓄積されるとかなんとか...ウムム
それで昨日のメールを拝見しまして，これは私が思っていた事と同じだとびっくりするとともに，やっぱりか!!!と共感できた事に嬉しく思いました。
発汗についても同じでダラダラと以前のように電車の中でハンカチでフキフキすることは全くなくなりました。
身体のやわやわについては，一種の張りがなくなったような感じがしてこれで良いのかと不安に思うこともありますが，糖質を過剰摂取しない人類の正しい歳のとり方と納得することとします。
それ以外体調はバッチリ良いですからねね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0803-3 -
スマホに関する話題が2つ。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0803-4
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【アルコール性消毒液への耐性が10倍になった細菌があることが判明】
抗生物質で細菌は根絶やしにすれば人間の健康を脅かすものはなくなる，と信じて疑わない狂信者とその手先（医者とも言う）が抗生物質を使いまくり，その結果生まれたのがどんな抗生物質も効かないバンコマイシン耐性腸球菌（VRE）。そのVREに有効な消毒薬のアルコールを使いまくったら，今度は消毒薬への耐性を獲得！
細菌は真核生物・多細胞生物に比べると格段に多彩な代謝経路を持っていて，しかも，遺伝子水平伝播で互いに遺伝子をやり取りすることができるため，どんな環境でも細菌が見つかります。その「環境」の一つが「抗生物質まみれの環境」であり「消毒用アルコールのある環境」なんですね。彼らがそういう「新たな環境」に適応していくのは，細菌にとっては「本来の正常な機能」に過ぎないのかもしれません。
人類文明と細菌の戦いは一種の軍拡競争ですが，それに最後に勝利するのは細菌であって人間ではないのかもしれません。つまり，軍拡競争に持ち込んだら絶対に負けます。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0803-5 -
【断酒にも過剰摂取と同様に認知症リスク高める可能性】
せっかく苦労して断酒できたのに・・・という声が聞こえてきます。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0803-6
2018/08/01
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［過去6年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0801-1 -
「プラスモイストP取り扱い薬局：東京都」に，江東区の「外山薬局南砂店」を追加しました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0801-3
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「暑さと発汗」についてのメールです。
今回の気温の話，非常に興味を惹かれましたので少し考えさせていただきました。
自身は夏ごろに3か月制限してみて，なんか合わないなぁと辞めた口ですが，糖質制限前後に関わらず，もともとの体質の影響か非常に汗をかきます（ただし臭いはほとんどつかない）。また口渇感も常にあります。
結論としては，糖質摂取者は体に余剰水があるから汗を出したい。糖質制限者はそんな余分がないから汗を出さない。なのではないかなと思いました。
糖質こと炭水化物は分解されてブドウ糖C6H12O6になり，これは6個の二酸化炭素と6個の水に分解されます。また，炭水化物は往々にしてオカズという名前の高塩分の食品と一緒に食べます。これによってしょっぱさの軽減に水が必要となり，炭水化物分解水の受け皿にもなっているのではないかと。しかし本来水は貴重なものであるから，露骨に出すこともできず，行き場を失っている状態になっている（むくむのもこの一環？むくむ女性で糖質嫌いな人をあまり見ない気がする）
気温が上がってくると，寒いときに毛皮を立てる立毛筋が逆に弛緩するようなシステムと連動して，水を排出する環境が整い，余剰水を汗として出す。これが体全身で起こり，体液からの一時的な水分減少を察知した脳が口渇感を出して水を欲しがる。
喉が渇く前に水を飲めというのは，脳のセンサーが水不足を感じる前に水をとれということになりますね。
一方糖質制限者である人が摂取するタンパク質や脂質は分解途中の段階で身体の構成成分として取り込まれるので水まで分解されるものはあまりいない。よってもともと水が過剰にないためエクリン腺の使用に前向きでない。だから基本は汗をかかないが，木陰につくなど，きわめて外気温が低い状態にさらされると，水の希少さよりも体温の上昇が喫緊の話題になるのでエクリン腺を動かすシステムを用いる
という感じなのかなと思いましたこの記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0801-2 -
【血糖値を上げずにタンパク質と食物繊維がとれる！ 理想の“第1食目”レシピ】
最近，このような糖質制限系の記事ばかり目に付き，糖質制限批判記事は鳴りを潜めている感じです。糖質制限反対派の先生方はどこに行っちゃったの？この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0801-4 -
【廃墟の中で，1台だけ残されたピアノの情趣的な姿を撮影した写真「ピアノの為のレクイエム」】
美しくも音を失ったピアノたち。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2018-08.htm#0801-5