2017/10/31

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 67歳女：足背熱傷
- 69歳女：顔面挫創
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1031-1

　「豚皮揚げを食べる会in北千住」の感想メールです。

　土曜日に北千住で行われた「続　豚皮揚げを食べる会in北千住」に参加しました。
　こじんまりした集まりで、皆さんとたくさんお話しできて楽しかったです。
　2:6:2の上位2割の人ばかりの集まりなので、他では出来ないようなマニアックなネタも多く、とても盛り上がりました。
　うなぎの白焼きやラタトゥイユ、採れたての立派な茹で落花生など、珍しいものやバラエティに富んだお料理も美味しかったです。
　pocoさんお忙しいとは思いますが、是非また開催お願いします(*^^*)

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1031-2

　「セイゲニストの会in松本」の幹事からの報告メールです。

　２８日の「セイゲニストの会in松本」ですが、台風が近づくなか、無事終了しました。
　今回の参加人数は、６名と少数でしたが、かえって、中身の濃い話ができたのではないかと思います。
　今回使用したイタリアンバーのシェフには、無理を言って糖質量２０ｇ以下の特別糖質制限コースメニューを作って貰いました。
　油揚げを使ったマルゲリータや、糖質０麺を使ったカルボナーラなど、大変美味しい料理の数々でした。
　糖質制限を語る会を催すことを考えている方は、是非シェフに相談してみてください。色々工夫してくれると思います。

　来年以降も「セイゲニストの会in松本」は続けていこうと思っています。
　その時は、こちらで告知させて頂きますので、宜しくお願いします。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1031-3

　「下腿裂挫創後の皮膚壊死」症例について
　先生のHPに掲載されている症例（25歳女　左下腿裂挫創）に関して、質問です。
　「2月8日　ワセリンを塗ったヘモスタパッドで被覆」とありますが、そこで質問です。
1. ヘモスタパッドにワセリンを塗ったことが無いのですが、ワセリンを塗る目的は何ですか？除痛ですか？　保湿ですか？　その他ですか？
2. ワセリンは、ヘモスタパッドに直接塗るのでしょうか？　　それとも、創部に直接ワセリンを塗ってから、ヘモスタパッドを貼るのでしょうか？　　（不良肉芽が出来た創部にステロイドをプラスモイスト側に塗って創部に貼る事が有りますが、　　　そのようなやり方なのでしょうか？）
　この症例は総表面がガチガチに乾燥していたため，少しでも融解を早めようと考えて「ワセリンを塗ったズイコウパッド」で被覆しています。
　ワセリンはズイコウパッドに塗り，傷に塗るわけではありません。傷面に塗ったら痛いでしょう？
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1031-4

【イギリス料理が「まずい」原因は、産業革命だった!?――学校では学べない世界近現代史入門】
　こういう記事，大好きです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1031-5

【ファミマ天才...！ダイエット中でも罪悪感なしのカラムーチョ爆誕】
　日々進化し続けている「コンビニ各社のサラダチキン」ですが，ついに湖池屋のカラムーチョと合体！これは食わずばなるまい・・・というか，今日の昼食はこれと豆乳で決まり！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1031-6

2017/10/30

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 41歳女：大腿熱傷
- 25歳女：左下腿裂挫創
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1030-1

【糖質制限中でも外食OK！　手軽に糖質オフできておいしく楽しめる外食チェーンメニューまとめ】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1030-2

【世界でいちばん不味いものとは何か？専門家に聞いてみました】
　食と味覚と文化についての示唆に富む記事。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1030-3

　そういえば，ニューズウィークに「宇宙では抗生物質が効かない恐怖」という記事がありました（ネットにはまだ上がっていないみたいだけど）。まだ確定した話ではないけど，宇宙空間では細菌の細胞壁が厚くなり，細胞自体は小さくなり，さらに，多数が集まって凝集するためらしいです。要するに，細胞壁の構造が変化して抗生物質で細胞壁合成阻害効きにくくなり，多数が凝集することで中心部に抗生物質が届かなくなる可能性があるためだとか。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1030-4

2017/10/28

　「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】」についてのメールです。

　以前は私の拙著「運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない」をご紹介いただきありがとうございました。

　先生の新刊、読ませていただきました。
　先生の知識の豊富さに驚かされるばかりでした。先生の前著を読んだ後、私も人類の進化についてたくさんの本を読んできましたが、先生のような疑問を持つこともなくただただ読んでいただけだと反省しております。
　確かに言われてみれば、進化に対する「定説」などはちょっと首をひねってしまうこともあります。しかしそこで、先生のような考え方にはなかなか行きつけませんでした。

　「不二子ちゃん」まで出てくるところは流石です。先生の表現、例えは非常に勉強になります。

　私のブログ「ドクターシミズのひとりごと」でも、僭越ながら先生の新刊の書評を書かせていただきました。
　お時間のあるときに読んでいただければ幸いです。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1028-1

　「テレビに出ます」についてのメールです。

　先生の新刊「炭水化物が人類を滅ぼす『最終解答編』植物vs,ヒトの全人類史」。ページをめくるのが楽しくてわくわくしながら読んでいます。

　ちょっと前に出演された「５時に夢中」の真面目な顔の先生とふざけたタレントとのやり取りがおかしいのとあまりの出演時間の短さに、先生よく出演OKなさったなぁと感心していました。
　でも新しいクリニック内の雰囲気が見られたし、ほんのちょっとの出演時間でも出演しちゃう先生っておちゃめと増々先生の事が好きになりました。

　そんな先生の人となりを垣間見て、本のページをめくるのが増々楽しくなってます。
　あの6分ほどの放送のために，実に1時間半の収録をしています。バラエティ番組の収録では通常，「放送時間の3～4倍の時間のリハーサル」があって，それを編集して番組として放送しますが，今回の「5時に夢中」はリハーサルをかなり長く取ったほうだと思います。
　例えば，タレントさん（脳みそ夫さん）がクリニックの入口を開けて私に挨拶するシーンだけで6回以上撮り直しているし，脳みそ夫さんに私が質問し，それに私が答えて彼が持ちネタの「歴史ネタ」でふざけるシーンにしても，何度撮り直したかわかりません。私が最後の方でちょっとムッとしていた表情になるのも完全に演技です。「もうちょっと呆れた表情をして下さい」なんて注文がディレクターからあって，それに合わせて私が演技するわけですね。
　基本的に，バラエティ系の収録番組では芸能人のセリフは台本で決まっていて，台本通りに驚いたり，台本通りにボケたりします。台本にないセリフを発言することはないと思います。私のような「一般人枠」の出演者もリハーサルの段階でセリフをすべて覚えることが求められ，収録した動画を切り貼りして実際の放送に使われます。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1028-2

【「ヒルドイド」美容目的での使用推奨は法律違反のおそれ　製造販売元が注意喚起】
　化学的にはヒルドイドは合成界面活性剤の塊なので，皮膚の保湿剤でなく乾燥剤です。つまり，保湿作用はなく，皮膚はどんどん乾燥します。
　ヒルドイドは，「換気扇の油汚れ落としとレンジ周りの油汚れ落とし」には極めて有用ですが，皮膚に使ってはいけない薬剤でしょう。
　高校化学の知識のない人はヒルドイドに騙されて下さい。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1028-3

【精神医学の専門家が危惧する、トランプの「病的自己愛」と「ソシオパス」】
　多分，トランプ氏は「平気で嘘をつく／平気に嘘がつける」人々の一人でしょう。

書籍版 Kindle版

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1028-4

【硫黄呼吸　哺乳類も　ヒト生命維持に不可欠】
　硫黄呼吸はチューブワームやシロウリガイなどの共生細菌が有名ですが，哺乳類のミトコンドリアでも機能しているようです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1028-5

2017/10/27

　［過去5年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1027-1

　糖質制限関連の話題
1. 【「糖質オフ」×「◯◯」が売れる法則？　紀伊國屋書店新宿本店書店員さんに聞いた“売れ筋”糖質オフ本5選！】
2. 【2週間でマイナス約5.5kg!? 「お肉をたべるだけ」の斬新すぎるダイエット方法】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1027-2

【開発終了→オープンソース化で生き長らえたFTPソフト「FFFTP」、今度こそ終了か？】
　私がピアノ系サイトを作って公開したのは1996年10月1日，つまり21年前のことです。作成したHTMLファイルをネットで公開するためにはサーバーにアップロードする必要がありますが，アップロードをするソフトがFTPです。21年前にどのFTPソフトを使っていたのかはもう忘却の彼方ですが，数年後には既にFFFTPを使っていたはずです。圧倒的に使いやすかったからです。そのFFFTPの更新が停止する日がついにやってくるようです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1027-3

2017/10/26

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 4歳9ヶ月女：外眼角部挫創
- 5歳5ヶ月男：眉間部裂傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1026-1

【1千万年前の歯化石、「人類の起源」は言い過ぎ】
　初期人類についての研究を詳細に見ていくと，詳細なデータが揃っているわけではなく，断片的・痕跡的なデータを元に推論を積み重ねている部分が多いことに気が付きます。つまり，新しいデータ（証拠）が発見されると，それまでの定説が全て覆される可能性もあるんですね。
　このあたりがわかってくると，初期人類についての教科書の記述や定説は，鵜呑みにするのでなく眉に唾をつけて読むくらいがいいことがわかってきます。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1026-3

【日本の観光名所・浅草「仲見世商店街」が消滅の危機！　浅草寺が“家賃16倍”を要求！】
　「2万3000円の家賃をいきなり37万円に」の部分だけ読むと，浅草寺は強欲，って思っちゃうけど，37万円といったら私のクリニックの家賃とほぼ同じ，つまり常識的な家賃の相場です。あれだけの人通りが耐えない商店街ですから37万どころか50万円出しても出店したい人は大勢いるはず・・・と言うか，仲見世通りで「家賃37万円では儲けが出ません」と言った時点で商売人失格でしょう。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1026-2

2017/10/25

　［過去5年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1025-1

　ハイドロコロイド包帯とデュオアクティブETについての質問をいただきました。

　この症例で使用されているハイドロコロイドが、デュオアクティブでなく、ハイドロコロイド包帯のように見えるのですが、お子さんの口周りでも４日間剥がれていないようですが、口周りですと、印象なのですが、ややデュオアクティブのほうが粘着性があるので、剥がれにくいかと考えていたのですが、実際ハイドロコロイド包帯で剥がれてしまった、ということはあまりないのでしょうか。
　なさそうであれば、ハイドロコロイド包帯でよさそうに思いましたので、ご質問させていただきました。

　ただ、どうしても貼付によりかぶれが生じるお子さんは、ある程度はいますね。
　かぶれの治療をすれば、すみやかには治るのですが、それがハイドロコロイドの欠点といえば、欠点になると思うのですが、夏井先生の印象はどのように感じますでしょうか。
　まず，ハイドロコロイド包帯とデュオアクティブETですが，固定力（粘着力）はどちらも十分にあると思います。ただ，剥がす際にデュオアクティブの方が痛がる印象があるので，1日後ではデュオアクティブの方がより強固に固着しているのは確かと思われます。印象では，デュオアクティブの方がやや軟らかく，ハイドロコロイド包帯の方がやや硬い感じですが，これが1日後の粘着力の差になっているのかもしれません。
　かぶれはハイドロコロイドでは避けられない問題だと思いますが，全例でかぶれるわけでなく，数日間貼り続けても大丈夫な人が多いのも事実です。かぶれに対しては「ハイドロコロイドを傷ギリギリの大きさにする」ことである程度予防できます。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1025-3

　本日（10月25日）16：45からの静岡朝日テレビ『とびっきり！静岡』で，糖質制限を取り上げたコーナーが放送される予定，とのことです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1025-5

　「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】」についてのメールです。

　本当に面白く、驚きと感動の連続でした。
　誰もが見逃しているようなことに疑問を持ち、仮説を立て、膨大な事実から結論を導き出す思考実験の痛快なこと！
　先生の説が今後人類史や地球史のパラダイムシフトになると思います。

　歯牙の喪失の項も、爽快です。
　これからの歯科医療が方向転換していく起爆剤になります。
　自分も、口腔内常在菌や口腔フローラについて考えを深めていきたいと思っています。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1025-4

【居酒屋業界初の「おすそ分けシステム」誕生秘話】
　この居酒屋，行きたい！珍しいお酒を持ち込んで，皆におすそ分けしたい！この経営システムを考えた人は天才ですよ。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1025-2

【手のひらサイズの「通訳機」、想像以上に優秀だった】
　しかも，専用グローバルSIM（世界61カ国で対応）タイプでも29,800円！海外旅行の予定もなければ日本語を話せない患者さんを診察する予定もないけれど，なんか欲しいなぁ。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1025-6

2017/10/24

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 5歳7ヶ月男：下口唇裂傷
- 1歳5ヶ月男：顔面擦過傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1024-1

　「湿潤治療：愛知県」に，大口町のさくら総合病院　消化器／外傷センター　野村尚弘先生を追加しました。以前，外来見学に来られた先生です。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1024-3

【「炭水化物抜きダイエット」に潜む、2つの落とし穴とは…】
　いまだに「食べ物＝カロリー」だってさ。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1024-2

【炭水化物なしでも大満足！近所にあったら毎日通いたくなるヘルシーランチ】
　最近，こういう感じの記事が多いですね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1024-4

2017/10/23

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 2歳4ヶ月女：前額部挫創
- 9歳女：顔面・肩熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1023-1

　「顔のヤケドがきれいに治りました」というメールをいただきました。

　今年の2月にメールでご相談させていただいた〇〇と申します。2月22日娘が顔面を火傷し入院しました。藁にもすがる思いでネットで検索し、先生のホームページに出会いました。
　突然メールし、ご相談した際、大変お忙しいにも関わらずお返事いただき感激いたしました。本当にありがとうございました。

　入院していた△△病院では傷跡にプロペトをぬり、その上からガーゼを貼る治療をされようとしたり、傷が乾燥するまで2、3時間放置されて、傷がひきつれたりしました。
　夏井先生からのアドバイスをもとに、それを断り、入院中は乾燥しないようプロペトを常に塗り続け、退院してからはハイドロコロイドを貼るのみを続け、火傷痕が残らず治ることができました！！
　夏は日焼け防止に、ホームページ内で紹介されていたテープを火傷の箇所に貼り、プール遊びや外遊びもさせる事が出来ました。

　夏井先生のおかげです。夏井先生のホームページに出会わなければ痕が残ってしまったことと思います。本当に本当にありがとうございました。
　経過をご報告させていただきたくメールしました。もし症例としてお使いいただけるようであればと思い写真もいくつか載せさせていただきました。


2月23日	2月25日	2月26日


2月28日	3月2日	3月23日：29日後


5月3日：69日後	8月13日：171日後

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1023-6

　「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】」についてのブログ記事です。
1. たがしゅうブログ
2. パラダイムシフト好きの外科医のblog
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1023-3

　「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】」についてのメールです。

　先生の左脳に蓄えられた膨大な数の知識のピースが、一つまた一つと有機的に繋がりながら、これまた先生の右脳の中で、四次元時空間となって再現されている様子がよくわかります。

　先生の妥協を許さなかっただろう絶妙なことばの選択。
　本を読んでいるぼくは、生命の歴史をまるでライブ映像で見ているかのような錯覚に陥りました。

　「生きる」ことの本質の一つは「増やす」こと。
　この極めてシンプルな原則に従って、生命は次々と進化を繰り広げてきたんだなと感慨に耽りました。

　そして、もはや自然界には天敵がいないかのように振る舞い、爆発的増殖を続ける人類。
　それを許さずとして立ちはだかったのが、なんと人類に庇護されてきた植物(糖質)だったとは…
　あまりにも長いタイムスパンのため、こんなストーリー展開になっていたなんて誰も気がつかなった、というか、ほとんどの人がまだ気がついていない。

　先生の著書が売れることによって、人類が本当の結末を迎える前に、手遅れになる前に、このストーリー展開に「大どんでん返し」を書き加えてくれる誰かが登場してくれることをただただ祈るばかりです。

　余談ですが、中学生の息子にも読んでもらいたいと思うのですが、一部かなり刺激的な部分があり、躊躇しています。(笑)

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1023-4

　「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】」についてのメールです。

　「糖質が人類を滅ぼす」徴候は、小児科開業医の仕事を通じ、実感としてあることを報告しておきます。

　こどもは未来の象徴です。
　こどもが健康でなければ健全な未来はないと言わざるを得ません。

　今のこどもたちは、母体が摂取した過剰糖質により、胎児期からたびたび高血糖にさらされ続けています。
　これにより、胎児インスリンは否応なしに刺激を受け、脳にとって良質なエネルギー源であるケトン体はむしろ不足するはずです。

　現代の赤ちゃんの脳は、初期人類の脳の段階に相当すると仮定するならば、ケトン体不足は赤ちゃん脳の発育に何らかの障害を生じても何ら不思議はありません。

　事実、乳児健診をしていて、寝返りをしない、ハイハイをしない、名前の呼び掛けに反応しない、ことばがでない、あまり笑わない、などなど定型的発達からずれた発達パターンの赤ちゃんが多いので、本当に困惑しています。

　「何か大変なことが現在進行形で起こっている」

　漠然とはですが、巨大な力が作用している実感があります。
　これが糖質のせいだとしたら、いや、きっと糖質のせいではないか…

　早く手を討たないと大変な事態が待っている、そんな感覚がありながら、何もできない苛立ちがあります。
　せいぜいできるのは、健診の離乳食指導で肉食をすすめることです。ただし、これがなかなかお母様がたに伝わらないのです。

　少し大袈裟かもしれませんが、先生の著書がきっかけで人類救済につながればと切に思います。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1023-5

　「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】」についての質問メールです。

　○P22表1-1では、［果糖］の血糖値上昇を無～低とされ、制限すべきターゲットは［加熱でん粉］［ショ糖］［ブドウ糖］のみと記述。
　○P32では、果物→果糖は速やかに皮下脂肪になり肥満の原因になるので避けるべきと記述。

　矛盾されてませんか？

　また、果物のみを食べる人の話題がありましたが、この方が太らないのは果物が果糖主体･非加熱デンプンだからでは？
　「血糖上昇を防ぐ」ためにはショ糖とブドウ糖，加熱デンプンを避けるし，「肥満を防ぐ」のが目的なら果糖を避ける。目的が違っているので矛盾していません。
　「果糖摂取で太る」のは純然たる科学的事実で，「水素と酸素が反応すると水ができる」のと同じレベルの話。それは果糖代謝のメカニズムを見れば一目瞭然で，極めて速やかに全て中性脂肪に変化します。
　しかし，「果糖を摂取しているのに太らない人がいる」というのも事実。「ご飯を大食いしているのに痩せている人がいる」のと同じです。ただ，こういう人は極めて少数例だったり特異例だったりするので，こういう例を持ち出して普遍化するのには無理があります。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#

【タイの食通が注目、高級店のメニューにはい上がってきた虫料理】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1023-7

トランプ政権の話題。
1. 【トランプ政権を悩ませる側近たちの｢素行｣】
  　モラー特別捜査官は頑張って欲しいです。学ぼうとしない人，学ぶことを嫌う人，学ばない人は，そもそも国の指導者になるべきではないからです。
2. 【米国務長官、来年１月にも退任か　トランプ氏と「対立」】
  　手当たり次第に辞めさせているのは，トランプ一家だけで政権要職を独占するための布石かも・・・。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1023-8

2017/10/21

　「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】」について，たがしゅう先生からのメールです。

　新刊読ませて頂きました。非常に面白かったです。
　前著の時点ですでに様々な事柄について考え尽くされてきたのに、さらに思考を発展させてこれほどまでのボリュームのストーリーにまとめ上げることができるなんて驚きの限りです。
　スポーツの世界でよく「限界は自分で決めるな」と言われますが、思考においても同じことが言えるのだとこの本を読んで感じました。

　特にドーパミンについての御考察は圧巻でした。
　なるほど確かにそのように考えればドーパミンにまつわる様々な疑問が説明できると納得しました。まだ読んでいない人達のためにそこはあえて伏せておきますが、神経内科医の立場で見ても凄い説得力を持つ結論だと感じました。
　脳の事を知ろうとするには、脳の事だけ調べていてもダメなのですね。

　僭越ながら拙ブログでも新刊の書評について書かせて頂きました。
　私も先生をお手本に何か世の中へ有意義なメッセージを発信できるよう精進したいと思います。
　私はたがしゅう先生を勝手に「神経内科の師匠」とリスペクトしています。私の知らないことを山ほど知っているからです。その師匠から「凄い説得力」とお墨付きをいただき，ちょっと嬉しいです。

　さて，ご存知のように中脳のドーパミン分泌細胞は様々な物質や非物質に反応してドーパミンを放出します。見境なく選り好みせずに反応，という感じさえします。こんな神経細胞は他にないと思います。
　通常は，ドーパミン分泌細胞とドーパミン受容細胞（＝報酬系など）の機能をワンセットで考えますが，私は進化的に「ドーパミン分泌細胞が先にできて，受容細胞はその後しばらく経ってからできた」と考えました。その上で，「ドーパミン受容細胞は他の神経細胞に処理させられない刺激を一方的に押し付けられた」と想定したわけです。
　このアイデアは「アトピー性皮膚炎の診断基準」から思い付きました。アトピー性皮膚炎は「このような症状，検査結果があればアトピー性皮膚炎と確定診断できる」のではなく，「〇〇でもないし△△でもない，まして◇◇でもない皮膚の異常をまとめてアトピーとした」という歴史的経緯があります。要するに，診断のつかないものをまとめてアトピー性皮膚炎にしちゃった，という感じです。
　あとは，「ドーパミン分泌細胞が反応する物質／非物質」に共通する性質（＝一元的に説明できる理由付け）を見つけるだけです。そこで思い付いたのが「濃度が低下しない刺激」というキーワード。このキーワードを思い付くまでに数週間かかりました。

　基本的なアイデアは思い付いたとしても，それを裏付ける証拠は何一つありません。もちろん，文献もありません。
　そこで，愚直にドーパミン受容細胞がある部位をマッピングし，全て大脳であることが判明。そこで「脊索動物・脊椎動物で大脳がない生物がいたのか」という疑問を持ち，脊椎動物の脳の進化を勉強。ここでようやく，理論のグランドデザインが完成しました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1021-2

　昨日，3歳の双子ちゃんの一人（女の子）が顔面のすりむき傷で通院中ですが，双子ちゃんの男の子がキッズスペースで遊んでいてなかなか帰ろうとしなかったんですね。それを見て双子ちゃんの女の子が男の子に「ここはケガをしないと遊べないのよ」だって。
　微笑ましい一コマでした。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1021-1

2017/10/20

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 86歳男：顔面挫創
- 23歳女：顔面熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1020-1

　保湿剤についての情報メールです。
　
保湿剤、「一部保険適用外に」、健保連が提言　「化粧品代わり処方の流行の可能性が高い」

　健康保険組合連合会は10月6日、「政策立案に資するレセプト分析に関する調査研究3」を公表し、ヒルドイドなどの保湿剤に関して、「化粧品代わりに処方してもらうことが流行している可能性が高い」などとして、「皮膚乾燥症で、他の外皮用薬または抗ヒスタミン薬と同時処方されていない場合には保険適用から除外する」ことなどを提言した。
　健保連は健保組合の協力の下、2018年度診療報酬改定に向けてレセプトデータを分析するなどし、下記の3項目の提言をした（資料は、健保連のホームページ）。
1. 重複調剤防止に対するお薬手帳の有効性に関連し、「薬剤服用歴管理指導料は、全年齢階級の患者について算定が可能であるが、薬剤服用管理をより必要とする患者層に限定すべきである」
2. 歯科の診療実態調査に関連し、「現行の歯科診療報酬における『歯科疾患管理料（100点）』については、継続的な管理を行った場合に限定して算定できるようにすべきである」
3. 保湿剤処方のあり方について、「外来診療で皮膚乾燥症に対して保湿剤（ヘパリン類似物質または白色ワセリン）が他の外皮用薬もしくは抗ヒスタミン薬と同時処方されていない場合には、当該保湿剤を保険適用から除外する。中長期的には、海外の保険収載の状況や一般用医薬品の流通状況等を踏まえ、保湿剤の処方そのものを保険適用外とすることも検討すべきである」
　保湿剤、「化粧品代わり処方の流行の可能性」
　健保連はメディアやSNSなどでの動向を基に、「美容に関心の高い女性の間で、皮膚科等に受診し『乾燥肌（皮脂欠乏症）』等の訴えにより『ヒルドイド』（各種タイプ、後発品含む）を化粧品代わりに処方してもらうことが流行している可能性が高い」と分析。124健保組合における2014年10月から2016年9月の2年間で、保湿剤が1種類以上外来で処方された医科、調剤のレセプトデータを分析した。
　その結果、処方回の8割強において、ヘパリン類似物質（「ヒルドイド」等）が処方され、処方額は約147億円（2年間）だった。全国の薬剤費は年間1230億円程度となると推計している。保湿剤の処方額全体のうち、約17％は保湿剤の各成分（ヘパリン類似物質、白色ワセリン、ヘパリンナトリウム）のみの処方によるものであった。
　性別、年代別に分析すると、男性における保湿剤のみの処方額は約11億円、女性は約17億円で1.5倍の開きがあった。25～54歳に限ると、処方額は男性が1.2億円で、女性は5.9億円だった。2014年10月からの1年間と、2015年10月から1年間を比較すると、ヘパリン類似物質単剤処方のレセプト増加件数は、25～54歳において女性は男性の5倍以上だった。
　「ヘパリン類似物質のみの処方であり、かつ皮膚科系の傷病名が皮膚乾燥症のみ」のレセプトにおける処方額は約10億円（2年分）で、ヘパリン類似物質の外来処方額の約7%。全国では年間93億円程度と推計している。
　保湿剤は英・仏・米では保険収載されていない。健保連では、「保湿剤である白色ワセリンは第3類医薬品、ヘパリン類似物質・ヘパリンナトリウムは第2類医薬品として入手可能である」とも指摘。提言として「外来診療で皮膚乾燥症に対して保湿剤が他の外皮用薬もしくは抗ヒスタミン薬と同時処方されていない場合には、当該保湿剤を保険適用から除外する。中長期的には、保湿剤の処方そのものを保険適用外とすることも検討すべきである」と提言した。前者では年間約93億円、後者では年間約1200億円と推計している。

　薬剤服用管理、年代で限定を
　お薬手帳が重複調剤を防止する上で有効に機能しているかの検証では、40歳以上の患者では、お薬手帳の持参ありの場合は持参なしと比較して、重複調剤の発生率が低い傾向を有する結果が確認されたとして、「薬剤服用管理をより必要とする患者層に限定すべきである」と提言した。その根拠として、40歳以上の患者は、40歳未満の年齢階級の患者と比較して、処方日数の長い薬が処方される患者が多く、生活習慣病などの慢性疾患の患者の割合は、高齢になるほど高くなり、40代では7割以上、65歳以上では9割弱になることを挙げた。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1020-2

　「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】」についてのメールです。
　先生の新著、昨日無事Ａｍａｚｏｎから届き、早速読み始めました。
　そのなかで「一汁三菜」はテレビが普及させた食事法（P93）との記載があり、関連しそうなブログを先日読みましたのでご紹介いたします。

　深い意味を持つ「いただきます」の習慣、歴史は浅く昭和に定着か
　一汁三菜と「いただきます」「ごちそうさま」は、同じような経緯で定着したのかも知れませんね。

　また先日、医院に置く絵本について意見を募集されていましたので、わたしもひとつ。
- 『えんとつ町のプペル』西野亮廣（にしのあきひろ）
　インターネットで無料公開されたことがニュースになりましたのでご存知かもしれませんが、大人も考えさせられる内容でした。この映画の作成準備をされていますので、いまから楽しみです。
　西野さんは吉本興業の芸人ですが非常に多才で、考え方に共感する部分も多く、これから何をしてくれるのか目が離せないです。
　公式ブログ
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1020-4

　クリニックは木曜日，土曜日午後，そして祝祭日が休診日ですが，休診日になるとクリニックに行って3～4時間ほどピアノの練習をしています（猫の額より狭い院長室にヤマハのYAMAHA ハイブリッドピアノ NU1を入れています）。普段はヘッドホンでの練習ですが，両隣のクリニックも休診なので音を出して弾けてちょっと気持ちがいいです。
　10月初めから練習を開始したラフマニノフの「前奏曲ハ短調 Op.23-7」はほぼ暗譜＆高速で弾けるようになり，アムランの「Tico-Tico No Fuba」はもうちょっとで暗譜できそう（ショパンのOp.10-2と合体する部分はまだ指が怪しいけど・・・）。
　次に取り組む曲はリストの「ソナタ」かな。これまでテキトーに弾いたことはありますがきちんと練習したことがないので，1ページ目から真面目に譜読みを始め，さまざまな指使いを試しているところです（譜面に書かれている指使いはとりあえず全て無視）。曲は長大ですが技術的に超難所はなさそうなので，頑張れば弾けるかな，という感じです。何より，「還暦の素人がリストのソナタに挑戦」って，ちょっと格好いいでしょう？
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1020-3

2017/10/19

　［過去5年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1019-1

【＜罪悪感ゼロ！＞小腹が空いたら“持ち歩きできる糖質オフスイーツ”で至福の時間を作って実感！】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#019-2

【精白された小麦粉が人体に及ぼす影響とは】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1019-3

　消毒薬のクロルヘキシジンについてのメールです。

　このHPを10年以上見ている者にとっては、なんだかな～って内容ですが。

クロルヘキシジンに重大副作用追記、死亡例も
　厚生労働省、「アナフィラキシー」などで改訂指示

　厚生労働省は10月17日、殺菌消毒や口内炎・歯周炎治療に用いるクロルヘキシジン含有製剤2成分の使用上の注意に対し、重大な副作用の項に「アナフィラキシー」の追記などを求める改訂指示を出した。直近3年度に集積した国内副作用症例では、殺菌消毒薬のグルコン酸塩では、因果関係の否定できない死亡が1例報告されている。改訂指示は医療用医薬品と一般用医薬品の双方に出されており、医薬品医療機器総合機構（PMDA）が改訂情報を伝えた。
　改訂内容は、グルコン酸塩で重要な基本的注意の項のショックに関する注意喚起と、重大な副作用のショックの項に「アナフィラキシー」の追記。口内炎・歯周炎治療薬の塩酸塩含有製剤（クロルヘキシジン塩酸塩・ジフェンヒドラミンサリチル酸塩・ヒドロコルチゾン酢酸エステル・濃ベンザルコニウム塩化物液50）では、重要な基本的注意の項にショック、アナフィラキシーに関する注意喚起を追記するほか、重大な副作用の項を新設し、「ショック、アナフィラキシー」を記載する。
　直近3年度の国内副作用症例として、グルコン酸塩でアナフィラキシー関連症例が8例報告され、このうち3例で因果関係が否定できなかった。また、因果関係の否定できない死亡例も1例あったという。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1019-4

2017/10/18

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 55歳女：左下腿術後創潰瘍化
- 49歳女：手指電撃傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1018-1


書籍版	Kindle版

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1018-2

　「フルーツしか食べない人」についてのメールです。

　先日の記事中の、『ナッツをどのくらい食べているのか』の疑問について、ご本人のブログに記載がありましたのでご報告です。
　ナッツの他に栗、ぬか漬け、果実野菜、アボカドなどを召し上がっているようです。
　別な日のブログには、一般の方とは大きく異なる細菌叢だとの記載がありました。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1018-3

糖尿病治療の専門誌。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1018-4

2017/10/17

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 1歳8ヶ月男：顔面・上肢熱傷
- 28歳女：大腿熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1017-1

　高橋ウイメンズクリニックの高橋敬一先生が本を出されています。糖質制限についても言及されています。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1017-2

2017/10/16

　［過去5年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1016-1

【考古学が解き明かす「人類史上、戦争はいつどのように始まったのか」】
　明日発売の拙書炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】植物VS.ヒトの全人類史 (光文社新書)のテーマの1つが先史人類であり，もう一つはヒトの脳の発達です。
　先史時代には基本的に戦争はありません。人口密度が極めて低く（山手線の内側に6～60人程度），他の生活集団（10数人程度で構成）と接触する機会はほとんどなかったからです。また，他の集団と遭遇すれば「直ちに逃げる」のが先史時代人の基本姿勢です。これでは戦争が起こりようがありません。
　戦争や殺し合いが発生する前提条件として必須なのは「人口の増加（人口密度の増加）」です。先史時代の人口は5万年くらい前から微増し，農耕の開始（約1万年前）から増加のスピードが上がります。
　そして，5万年前にヒトは石器革命を起こし，それまでにない多種多様な石器を突如として作り始めます。この革命の原動力が前頭連合野の発達です。拙書で詳しく説明しているように，この前頭連合野の発達を促したのが人口密度の増加でしょう。
　そして，人口密度の増加は食料不足を起こし，その解決策としてメソポタミアでは農耕（＝コムギ栽培）を始めるわけです。そして，コムギ栽培に適した地域（メソポタミアではチグリス・ユーフラテス川の川岸）にヒトが集まるようになり，最初の都市が作られ，これがメソポタミア文明の基礎となります。
　しかし，農耕は気候（特に降水量）に左右されるため収穫は年毎の変動が大きく，おまけに，人口は食料の量と無関係に増加するため，人口増加と食料増産のイタチごっこになります。
　そこで，採れたコムギの一部を貯蔵するようになります。そんな中で，凶作が続いた時，「貯蔵コムギの奪い合い」が起こるようになります。相手の食糧を奪うため，農耕用に工夫した農機具が殺し合いの武器に転用されます。やがてこの地域では青銅器，鉄器が発明され，農機具はより便利に強力になり，武器はより殺傷能力を高めます。やがて，抗争相手は部落単位から都市単位のものとなり，これが最初期の戦争でしょう。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1016-2

【食パンの食べ過ぎは要注意！一般的な食パンに含まれる成分とは】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1016-3

【無理しないから続けられる！「ロカボスイーツ」で美味しく楽しく糖質オフダイエット♪】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1016-4

　「フルーツしか食べない人」というメール。

　半年ほど前、テレビで何年間もフルーツしか食べない大学の先生が紹介されたのをチラッと見て、気になっておりました（むしろ、その方の健康を心配していた・・・）。
　最近、ネットで検索したらこの方の記事が出てきました。例えば、

丸７年間「フルーツしか食べない男」が死ぬ覚悟で自らを実験台にした理由

７年間「フルーツしか食べない男」が激痩せしても精力アップ、驚異の健康生活とは…

　などです。テレビ番組「マツコの知らない世界」等にも出演されていたそうです。
　この方は、中野瑞樹さんという方で、フルーツのみ食べてどうなるか、自ら人体実験を7年間も続けているそうです。記事によれば、血液検査結果にも全く異常が無く、健康に過ごされているそうです。

　私自身は糖質制限生活8ヵ月になりますが、体重も減り、健康診断結果も改善され、気をよくしているところです。
　中野瑞樹氏のなさっていることは、糖質制限の考え方とは真逆のことと思われます。
　フルーツのみしか食べないということは、蛋白質・脂質を殆ど摂取せず、糖質ばかりを食べていることになります。
　それで健康が維持されるのか、甚だ疑問でした。体重も最大70Kgだったのが現在は50Kg程度に痩せたということです。
　糖質制限の理屈と真逆？のことをしているにも関わらず、痩せて、しかも健康も維持されているというところに驚愕しました。
　しかし、記事を読んでいて気になったのは、この方はフルーツのみ食べているが、その種であるナッツ類も食べているというところです。ナッツ類をどの程度食べているのかについては、まったく記載がありませんでした。
　もし、ナッツ類を毎日茶碗一杯以上食べているのであれば、蛋白質・脂質を充分補給できそうです。

　ということで、私はこの方がナッツ類をどの程度食べているのか明らかにされていないところに、怪しさを感じております。
　もし、ナッツ摂取量が僅かで、フルーツのみ7年間食べていたら、確実に栄養失調で入院するようになると思います。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1016-5

　最近出た本や記事についての情報メール。

壮大な内容の本炭水化物が人類を滅ぼす最終解答編

 やってはいけない目の治療スーパードクターが教える“ほんとうは怖い”目のはなし
深作秀春氏の最新刊、糖質制限にかなりページ数をさいています

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1016-6

2017/10/14

　電子楽譜末端Gvidoの使用感について加筆しました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1014-1

　「フィンランドで昆虫食が」というメール。

　食品安全情報（化学物質）No. 21/ 2017（2017. 10. 11）　国立医薬品食品衛生研究所安全情報部

● フィンランド食品安全局（Evira/ Finnish Food Safety Authority）
１．昆虫食がまもなく食事の一部となる Insect food soon to become part of our diet 25.9.2017 08:52

　フィンランドにおいても、昆虫がまもなく食用に飼育・販売され、昆虫食として提供されるようになるだろう。フィンランド食品安全局 Evira は、消費者に対して製品の安全性を保証するために、業界全体に向けたガイドラインの作成を始めた。ガイドラインが完成したら、昆虫を食用として製造したい製造業者は食品事業者として登録しなければならないことになる。
　Evira は、昆虫の飼育と販売に関する食品業界のガイダンスを作成しているところである。
　このプロジェクトは 11 月初めには完了予定である。ガイドラインの作成は、昆虫事業者と協力して行われており、食品管理局側と、昆虫ブリーダーや昆虫食を製造する企業の側の両者が使用することを意図している。ガイドラインが整えば、昆虫生産者は食品事業者として登録が可能になり、昆虫食の販売を始めることができるようになるだろう。
　法解釈の変更を伴うが、昆虫生産は今では食品製造の法的枠組みの中にあるとみなされ、食品法令に定められている前提条件や管理業務が要求される。食用の昆虫を製造および販売するためには、例えば、製品は消費者にとって安全でなければならず、製造工程で良好な衛生状態が遵守され、さらに正しく十分な情報がラベル表示されなければならない。昆虫のタンパク質がアレルギー反応を引き起こす可能性も表示されなければならない。
　諸々の計画によると、フィンランドでは、農場で飼育されたものを使用する場合に限って、丸ごとの虫体が認可されるであろう。昆虫を細かく切ったり、すりつぶしたりすることもできるが、一部を除去したり、昆虫から成分を単離または抽出したりしてはならない。
　Evira は食用に適した昆虫の種類のリストをまとめる予定である。例えばキッチンの飾り物として現在市販されている昆虫製品は、製品が食品法に従って管理されておらず、安全性を確認することができないため、食品としての市販は許可されない。
　新ガイダンスが利用できるようになると、Evira のウェブサイト上により詳細な更新情報が提示されることになっている。Evira は秋中に、食品管理局員や食品事業者向けにトレーニングを行う予定である。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1014-2

　「鈴木功先生，池澤孝夫先生の意見」についてのメールです。

　2型糖尿病　50代男性　スーパー糖質制限7年目　素人です。
　鈴木先生の発信される内容はいろいろ拝見しておりますが、前日に書き込みされた方と同様に「ケトーシスで末梢インスリン抵抗性が上昇」というのはどういう機序(推測)か読み込めずにもやもやしておりました。

　そんな折に水野先生が「見た目の末梢のインスリン抵抗性」について次のように発信(推測)されておられました。

必要な脳や赤血球にブドウ糖を使い、その他の組織はインスリンが作用しづらく脂質で動いている理想的状態。

　この僅か1行の短い文章ですが、私にはストンと腑に落ちました。
　糖新生によるブドウ糖は優先的に脳や赤血球に供給するよう筋肉などではブドウ糖に取り込みを抑えてケトン体優先で回しているのではないかと。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1014-3

2017/10/13

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 9歳女：下腿熱傷
- 5歳2ヶ月男：眉毛部裂傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1013-1

　12月19日（土）に「2017年12月糖質制限を語る会 in 鹿児島」が開催されます。詳細はこちらをご覧下さい。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1013-2

　「鈴木功先生，池澤孝夫先生の意見」についてのメールです。

　鈴木先生、池澤先生の御意見は「糖質制限絶対主義」に陥りがちな私達の考えに対する問題提起として意義深いものだと思います。
　科学的な知識でもって糖質を人為的に制限する私達の生活と先史時代の人類の自然な流れの中での食生活がほぼ同じとは言い切れないのは確かにそうかもしれません。

　ただ完全には同意しきれない部分もありますので、いくつか私の見解を述べさせて頂きます。

　「ケトーシスで末梢インスリン抵抗性が上昇」というのはどういう機序でしょうか。
　一般的にはインスリンが過剰に分泌される状況があって、肥満や炎症などがあってそれらのインスリンを処理しきれないような状況が「インスリン抵抗性」ありの状態と呼ばれます。
　ケトーシスが起こるような状況ではむしろインスリンは極小に抑えられているはずなので、ケトーシスのせいで末梢インスリン抵抗性が上昇するというメカニズムはよく理解できません。

　人為的に糖質を制限しすぎることで糖代謝を使わない時間が長くなることで、久しぶりの糖質過剰摂取に対応できなくなるいわゆる「糖質酔い」という現象は現実に観察されるので、極端な糖質制限状態を続けることが身体に負担をかける可能性は確かにあるように思います。

　しかしその状態によって「過酸化脂肪酸」が生み出されるかと言われたら、それは少し飛躍があると思います。
　脂肪酸があり酸化ストレスも高い状態があって初めて過酸化脂質の発生です。
　ケトン体には抗酸化作用があることはScienceの論文でも示されていますので、少々脂肪過多になったところで、額面通り過酸化脂質に変換されることはないのではないかと思います。

　ただし糖質制限を我慢しながら行っている、など「過剰な精神的ストレス」がかかっている場合は、酸化ストレスのリスクとなり、過酸化脂質を産生する可能性があります。

　ケトン体をATPに変換しにくい体質の人がlow T3症候群を介して易疲労感を呈するというのは、時々おられるやせ型体質の方で糖質制限をする事で急に体調を崩すという方の理由を一部説明しているところはあると思います。
　ただそういう方は一生「ケトン体をATPに変換しにくい体質」なのかと言われたら、そういうわけではないと私は思います。

　そもそも「ケトン体をATPに変換しにくく」なったのは、糖質頻回過剰摂取により脂質代謝不使用で糖質代謝ばかり使ってきたことが主因であって、錆びついた脂質代謝をいきなり使おうとしたから起こる現象です。
　錆びついた脂質代謝をメンテナンスするためには、今まで過剰駆動していた糖代謝の量を少しずつ減らしながら、脂質代謝の材料をゆっくりと補っていくという、いわゆる「緩やかな糖質制限」のスタンスが不可欠と思います。
　アルコール代謝の弱い人が少しずつ飲酒に慣らして飲酒可能になっていくのと同じようなものです。
　「ケトン体をATPに変換しにくい体質」の人も徐々に糖質制限に慣らしていけばケトン体に適応できるはずだと私は考えます。

　私の個人的な意見としては鈴木先生の御意見に近いです。
　個人的な経験を大事にする、すなわち「体調を最良のバロメータ」とするということです。
　ケトーシスの際に起こる一般基準値より低い血糖値を、「無自覚性低血糖」として捉えるのは考えすぎだと思います。
　体調がよければ、今までの低血糖の基準の方が間違っていたのではないかと考えるのが妥当です。

　糖代謝が過剰に錆びつかないように、時々自然な糖質を摂取して糖代謝を回すという考えも、それで体調が良いのであれば何も問題ありません。
　一方で糖代謝がオーバーヒートしてしまった糖尿病の人では同じような糖質選択をしても必ずしも体調が良くならない場合もあるでしょう。そこで見直せばいいわけです。

　どの先生の理論が一番正しいという風に考えるのではなく、体調をバロメータにしていれば、様々な意見に惑わされることなく、自分にとって最善の糖質制限を行うことができると思います。
　体調をバロメータにするためには、自分の身体の声を聴く力を普段から研ぎ澄ましておく事に尽きると思います。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1013-3

　「光免疫療法」についてのメール。

　以下、光免疫療法のテレビ動画です。ひふがん治療で、血管露出でなくなるそうですが、夏井せんせいの治療で、良いお知恵がないものでしょうか？
　これからの課題らしいです。がん細胞だけをはかいするそうですので、ひょっとしたらすごい方法なのではないかと思うものですから。ただの門外漢ですけれど。なにかのご参考に。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1013-4

　来週火曜日（10月17日）に発売開始の拙書『炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】植物VS.ヒトの全人類史 (光文社新書)』をamazonで予約された方に

　誠に申し訳ございませんが、以下のご注文商品の入荷が遅れており、当初の予定通りに商品をお届けできないことがわかりました。
　ご注文商品のお届けが遅れ、お客様へご迷惑をおかけしてしまうことをお詫びいたします。
　現在、ご注文商品のお届け予定日が確定していないため、調整を続けております。お届け予定日が確定しだい、Eメールでお知らせいたします。万が一、入荷の見込みがないことが判明した場合は、大変申し訳ございませんが、やむを得ずご注文をキャンセルさせていただくこともございます。

　というメールが次々と舞い込んでいるようです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1013-5

【これさえあれば“やせぐせ”がつく！　糖質オフの作りおきおかずで秋も美味しくダイエット！】

書籍版 Kindle版

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1013-7

2017/10/12

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 63歳男：大腿部打撲後血腫皮膚壊死？
- 88歳女：下腿低温熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1012-1

　クリニックに差出人不明の絵本数冊が届きました。この場を借りてお礼申し上げます。
　送られてきた本は次の通りです。

ピーターラビットのおはなし
はらぺこあおむし
いのちをいただく

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1012-2

　以下の質問メールをいただきました。皆様のご意見をお聞かせ下さい。

　最近は、

「糖質選択」
「糖質を摂るべき」
「ケトーシスは避けるべき」

　などといった意見があります。
　このような意見について、夏井先生や、このサイトのご覧の方々のご意見を頂けましたら幸いです。夏井先生、サイトをご覧の皆様、宜しくお願い致します。
　私は糖質はやはり制限すべき、と考えております。

　以下、参考としまして、引用による長文、失礼致します。

（１）
ボーンブロスなどで有名な鈴木内科クリニック院長の「鈴木功」先生は、2017年10月10日にFacebook上でこのように発言されていらっしゃいます（公開投稿）。

「糖質制限をしている限り、糖質依存はなくならない。体には、その人に見合った量の糖質をとることが必要だと思った。それを血糖が上がらない甘味料をとることで埋め合わせようとしても、体の糖質への渇望感はなくならない。毎回の食事でしっかり糖質をとるようになって、やっと糖質への渇望感はなくなった。間食しないようにするのではなく、間食する必要がなくなった。しっかり一日一回は食後のデザートまで食べたって、もう体重が増えたり、そのあとも食べ続けてしまうようなことはなくなった。いろいろな段階をへて、ようやく自分は今が一番安定した状態になれたと思う。個人的な経験はやはり大事。自分は違うという人、そんなことはないという人はそうなんでしょうからそれでいいんです。押し付けるつもりはまったくありませんが、思い当る人の参考になればと思って書きました。」

（２）
また、いけざわレディースクリニックの「池澤孝夫」先生は、2017年10月8日にFacebook上でこのように発言されていらっしゃいます（公開投稿）。

「非糖尿人が「脂質人」ではなく「中間人」を目指すということ
「ケトーシスの主なディメリット」（コメント欄参照）

末梢のインスリン抵抗性が上昇」し糖質摂取負荷がかかると食後高血糖が起こりやすく、インスリンの過剰分泌も起こって血糖値も不安定になり、日常生活に支障きたす。
「ブドウ糖→アセチルCoA」の代謝が休眠状態になり「過酸化脂肪酸」で、この経路の代謝をさらに悪化させ「糖尿病」になるリスクもないとは言えない。
糖新生機能が不十分だと「低血糖」が気づかずに起こっていることがあり、脳だけでなく全身の細胞に大きなダメージを与える恐れがある。
ケトン体がATPに変換しにくい体質の方は「ATP不足」から「低T3症候群」になり「易疲労感」など「甲状腺機能低下症」の症状を示すことがある。軽症だと検査しないとわからないことが多い。」

（コメント欄の池澤先生のコメント）
「ブドウ糖が不足しても「糖新生」があるから「糖質は必須栄養素ではない」とこれまで信じてきた。しかし「インスリン抵抗性」が脳に必要なエネルギー源である「ブドウ糖」を「低糖質食」でも送り込むことを可能にするために進化したものと考えれば「糖新生」と「インスリン抵抗性」は「バックアップ機能」ということになる。人類はもともと「高糖質食」であり、氷河時代に「低糖質食」を強いられたが、それでも間氷期には「糖質」をしっかりたべていたのだ。人類はもともと「低糖質食」というのは真っ赤な嘘。ブドウ糖が足りていれば、グリコーゲンも十分に補充でき「ブドウ糖」から「アセチルCoA」を経て「ATP」を産生する「解糖系」は高速回転で「ハイパワー」だ。一方「脂肪酸」が肝臓で分解されて「ケトン体」が産生され全身に運ばれ、これを「アセチルCoA」に戻してから「ATP」を産生する経路もある。「ケトン体」のエネルギー源としての働き以外の副効用もあり「脂肪酸代謝」をメインのエネルギー代謝とすべき考え方もあるが「ブドウ糖代謝」を長期にわたって休眠状態にしておくことのディメリットについて、これまで触れらることがほとんどなかった。ディメリットの一つは「末梢のインスリン抵抗性の増大」が起こり「糖質摂取」が少しでも増えると「血糖値が上がりやすくなり不安定になる」ということだ。もう一つは「ブドウ糖代謝障害の悪化の恐れ」であり、最悪「本当の糖尿人」になってしまう可能性もゼロではない。「β細胞」を休ませるメリットを上回るディメリットになる恐れがあるということだ。議論の余地はあると思うが「手遅れ」になってからでは取り返しがつかない。それと、もう一つ忘れてはいけないのは「糖新生」が不十分だと「低血糖」という恐ろしい副作用が起こってしまうということだ。これに気づかずにいると、脳だけでなく全身の組織に大きなストレスをかけることになる。これまでも述べてきた「低T3症候群」も隠れていることがあるので注意が必要であろう。」

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1012-3

　電子楽譜末端Gvido，買っちゃいました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1012-4

2017/10/11

　［過去5年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1011-1

　「子どもの多いクリニックに備えるべき絵本」についてのメールです。
　クリニックのキッズスペースの絵本についてですが、小学校2校での読み聞かせボランティアでの経験から好評だった絵本をお知らせしたく、メールいたしました。

『うみがめぐり』絵と文かわさきしゅんいち　仮説社

　砂の中で孵化したウミガメの子が海を旅する様子を追いながら、生物の多様性や「食べる・食べられる」関係を描いていきます。

　「いきてるあいだに　たくわえたいのちは
　たべものとして　うみへ還っていく」
　「たべるということは　いのちをうばうということではなく
　いのちを　すこしのあいだ　かりること
　いつか　かならず　かえすもの」

　リアルで美しいのに、どこかユーモラスな絵と一緒にいのちを学んでいけます。
　巻末には、ウミガメの図鑑・ウミガメ以外のこの本に登場したいきものの図鑑もあり、いきもの好きな子はいつまでも読み込めます。(小学校読み聞かせボランティアでは、ここに興味を持った子どもさんにゆっくり読んでもらうことができなくて、もどかしいのです…)
　今年発売されたばかりの絵本で、作者さんはこれがデビュー作、出版社も、絵本よりも学校の教材などがメインの会社さん…と、今は「知る人ぞ知る」絵本ですが、だからこそオススメします！

　他、読み聞かせで好評な絵本としては…
　『こんこんこんななお』
　りんごにかおがあったらどんなかお？　やかんは？　うめぼしは？　おしりは!?
　巻末の楽譜を参照して歌いながら読みますと、子ども達大興奮！(普通に読んでも楽しいです)

　『だいじょうぶだいじょうぶ』
　ぼくとおじいちゃんの散歩。たくさんの冒険や発見にときめきつつも、不安や悩みにもたくさん出会っていく。
　そんな恐れを振り払い、自信を持たせてくれるのは、おじいちゃんの「だいじょうぶだいじょうぶ」の言葉。
　おじいちゃんの言葉に守られて、ぼくは成長していく。
　そして、ぼくはずいぶん大きくなり、おじいちゃんはずいぶん年をとり…

　『ばっちゃん―助けられた繁殖犬たち』
　ドキュメンタリー写真絵本です。
　ペットショップに仔犬を卸す劣悪業者のもとで飼育されていた犬が助け出され、あたたかい家庭に迎えられるまでを報じます。

　『そしてトンキーもしんだ』
　戦時下の上野動物園での猛獣殺処分の絵本は『かわいそうなぞう』が有名ですが、『かわいそうな～』では
- 空襲が激しくなったので猛獣の殺処分を決めた
- トンキーを仙台に疎開させる計画もあったが、万一の際に仙台市民に迷惑をかけぬよう、上野で殺した
- 力尽きたトンキーの上を飛ぶ米軍機に、動物園関係者が　　「戦争をやめてくれー！」と叫ぶといった、事実と反する部分があります。
- まだ東京の空襲は激化してはいないが、殺処分を開始
- 猛獣殺処分の目的は「市民に緊張感を持たせるため」なので人気者のトンキーも殺す必要があり、疎開を認めなかった
- トンキーの死のシーンに続いて、「東京に爆弾の雨が降るのはそれから1年と2ヶ月も後のことでした」と綴るラスト
　と、『かわいそうな～』と同じ史実を描いた絵本ながら、読後感が大きく異なる絵本です。1982年放送のNHK特集の内容に基づいて、絵本に再編したものです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1011-2

【理由を知ると “アメリカが抱える闇” を感じてしまう… / なぜ今アメリカで「チョコレート菓子の写真」がリツイートされまくっているのか】
　アメリカ合衆国では，チョコのおまけのおもちゃは危険なので発売中止だけど，自動小銃は危険じゃないので許可証なしに購入できるんだぜ・・・というお話。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1011-3

【即席の自作防護服でスズメバチ狩りそしてハチ料理】
　ハブよりもヒグマよりも危険な生物がスズメバチですが，ホームセンターで揃えた道具とガムテープで駆除し，しかも，きちんと食べます。凄すぎます。これぞ，平坂さんの真骨頂！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1011-4

2017/10/10

　［過去5年間の治療例］を更新。
- 1歳0ヶ月女：上肢熱傷
- 74歳男：膝蓋部低温熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1010-1

　本日（10月10日）17：00～18：00の東京MXテレビの『5時に夢中』に出演し，糖質制限について語る予定。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1010-5

　11月23日（祝日）に静岡で糖質制限の講演会と懇親会が開かれます。詳しくはこちらをご覧下さい。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1010-2

【地球から砂がなくなってきている】
　平均体重60kgの霊長類が70億頭以上生息しているだけで異常事態なのに，それが文明という物質大量消費生活をしているのですから，地球自体がその負荷に耐え切れなくなり「無い袖は振れない」状態になっているのかもしれません。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1010-3

　amazonでピアノ楽譜を眺めていたら，Kindle版楽譜に『ショパン　名作曲楽譜シリーズ10巻セット』というのがあって，なんと，エチュード全曲，ポロネーズ7曲，ノクターン全曲，前奏曲全曲，スケルツォ全曲，バラード全曲がセットになっていて，kindle_unlimited なのでタダなんですよ（定価で買っても3,262円）。これだけの曲が入っていてタダですよ。もう一度書くと，これだけの楽譜がタダです！
　とりあえず購入ボタンをポチって，KindleとAndroidスマホでダウンロードしてみましたが，横スクロールでページめくりができます（ちなみに，指使いを見ると全音の楽譜と同じものみたいです）。クリニックにおいてある10インチのタブレットなら，「ちょっと小さめのピアノ楽譜」として使えそうです。ちなみに，12.3インチのMicrosoft Surfaceでもダウンロードしてみましたが，楽譜は実寸大で表示できたものの画面タッチでページめくりができないため，実用にはならない模様。
　これで，購入した楽譜はPDFファイルで保存できたら最高なんだけどなぁ・・・。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1010-4

2017/10/08

　10月10日（火）17：00～18：00の東京MXテレビの『5時に夢中』に出演します。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1008-1

　「子どもの多いクリニックに備えるべき絵本」についてのメールです。

　バムとケロ
　このシリーズ可愛くて思わず笑える絵本です
　今は高校生になった息子の愛読書でした

　①「バムとケロ」
　シリーズで何冊かありますが、全部おすすめです。絵が美しい、楽しい、隠し絵があって飽きないです。うちの子たちの読み聞かせリクエストナンバーワンでした。

　②「しろくまちゃんのホットケーキ」
　これもうちの子どもたちが大好きでした。

　③ヨシタケ　シンスケの絵本
　どれもこれもおすすめです。
　絵本ではありませんが、「よちよち父」最近読んで、子育て経験のあるご夫婦に読んでほしい本ナンバーワンになりました。

　絵本ですが…定番の絵本なら「ぐりとぐらシリーズ」や「ノンタンシリーズ」や「ひよちゃんシリーズ」や「たまちゃんシリーズ」や「こぐまちゃんシリーズ」や「ミッフィーシリーズ」や「松谷みよ子さんシリーズ」や「アンパンマンシリーズ」や「○歳シリーズ」や「おさるのジョージシリーズ」や「プーさんの知育絵本シリーズ」や「いないいないバ～シリーズ」等ですね。

　後は今年？パンダが誕生して命名されたので、それに因んで「ころころパンダ」や「ゆらゆらパンダ」等のパンダシリーズも良いかなぁ～って思います。

　後、雑誌系なら「ベビーブック」や「MOE」や「げんき」や「ねーねー」や「めばえ」等ですかね～。
　男の子小学低学年以下のお勧めの名著をお知らせします。いずれも我が家の息子たちが大好きだった本です。
1. しょうぼうじとうしゃじぷた
2. しゅっぱつしんこう!
3. くるまはいくつ
4. ぼうけんでんしゃぐるる～ん
5. はれときどきぶた
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1008-2

【日本酒、ビール、ワイン…　糖質が一番低いのはどれ？】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#

2017/10/07

　今日は午後１時から東京MXテレビの番組『５時に夢中』の収録の予定です。テーマは糖質制限。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1007-4

　「子どもの多いクリニックに備えるべき絵本」についてのメールです。

　絵本の件ですが、

0～1歳	だるまさんシリーズ
1～2歳	乗り物や動物や働く車に興味を示し始めます
3～4歳	はらぺこあおむしおおきなかぶ
4歳以降	14ひきシリーズ

　ちなみにうちの息子は年長さんの時に『のみのぴこ』にはまりました

　絵本の件ですがこちらがお勧めです
　　　　　　⇒ももいろのきりん (福音館創作童話シリーズ)

　キッズスペースに置く絵本ですが、三冊紹介します。

バートンの「せいめいのれきし改訂版」は必須かと思います。1964年初版の本ですが、なんと、今の版は内容も改訂されているので安心です。
スピアーの「せかいのひとびと (児童図書館・絵本の部屋)」も内容的に長持ちする絵本と思います。絵がちょっとステロタイプではありますが、クリニックに来る子どもたちの少々陰鬱な想いを和らげるかと。
最後は個人的な好みではありますが、高野文子「ドミトリーともきんす」。これは、漢字が多いので、小学３年生あたりからの内容ではありますが、非常にハイセンス＋高度な内容を盛り込んだ絵本（コミック）です。子どもにあわせた本ではなく、多少背伸びしても、こういった「ほんもの」に触れた方が良い場合もあると思います。

　うちの薬局に置いている、ほとんどのこどもが興奮して食いつく絵本の紹介です。
　その名もうんこ!
　内容は『みんなに「くっさー！」と嫌われるうんこが、百姓と出会い堆肥として大活躍する。』というような正直大したものではないのですが、そこはみんな大好きうんこ。
　男女問わず薬局に入るや否や「あ、うんこ！」と飛びつきます。
当然、ママに「読んで～。」とせがむわけなのですが、読んであげるママもまんざらでない感じが面白いです。
　老若男女、うんこは鉄板だと思い知ります。

　『ミッケ!―いつまでもあそべるかくれんぼ絵本 I SPY 1』。amazonでミッケ絵本で検索するとシリーズでいろいろ出ています。
　『ドラえもんをさがせ! (かくれんぼ絵本)』。小さい子も楽しめるそうです。

　おすすめの絵本ですが、うちのクリニックで不動の人気は島田ゆかさん「バムとケロのなかまたち(既7巻)」と「ガラゴ」のシリーズです。うちの子と私自身が好きすぎて全部そろえています。
　来院するお子さんにも人気があって、開院3年目くらいでボロボロになり、買いなおしたほどです。おススメです。

　ふくだすぐる著　『りんごがひとつ (えほん・ハートランド)』　をお勧めいたします。
　ほっこりします。大人でも初見ならば「むふっｗ」っていいます。

　私の好きな絵本になりますが…..

ジョン・バーニンガム「ねえ、どれがいい? (評論社の児童図書館・絵本の部屋) 」（究極の？選択を迫られます）
佐野洋子　（大人も楽しめます）
ゴフスタイン　（ほのぼの、かわいい、シンプル。切ない）
- 私の船長さん
- ブルッキーのひつじ
あと、定番かと思いますが

　息子に読み聞かせた、寒くなるこれからの季節におすすめしたいウクライナ民話で、私自身の子供の頃の愛読書でもあった古いベストセラー絵本です。
　『てぶくろ (世界傑作絵本シリーズ)』

　私のクリニックでもキッズスペースに本棚をおいております。我が家の子どもたち＆リニックのお子さんに人気のおすすめの絵本は下記です。

【病院関係の絵本】
- さるのせんせいとへびのかんごふさん
- へびのせんせいとさるのかんごふさん
  すごくおもしろくて、子どもが大笑いして読んでいました。
- ひとまねこざるびょういんへいく (岩波の子どもの本)
  こどもが入院するときに買いました。
- ノンタンがんばるもん (すきすきノンタン)
  子どもたちが、病院に来るときにとてもがんばって来てくれているのだということを逆に教えられました。
  来るたびに読んでいるお子さんもいます。
【しかけ絵本】
- きょうのおやつは (福音館の単行本)
  飛び出す絵本は、壊れやすいですが、この本は鏡のしかけ絵本なので、丈夫です。
- アンパンマンマグネットえほんうきうきどうぶつえん! (アンパンマンマグネットえほん 8)
【シリーズもの】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1007-5

【なぜカフェの朝ごはんは糖質だらけなのか？】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1007-3

2017/10/06

　［過去5年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1006-1

　【なついキズとやけどのクリニック】は毎週木曜日が休みとなるため，木曜朝の更新はちょっと遅めになります。悪しからず・・・。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1006-4

　【なついキズとやけどのクリニック】は30坪と狭いながらも待合室を贅沢に設計し，キッズスペースも広めに取っています（その結果，院長室は猫の額より狭くなってしまいましたが・・・）。
　キッズスペースの本棚に置く絵本でオススメのものはありますか？素敵な絵本をご存じの方，是非，ご教示下さい。
　　　　　⇒夏井まで
　ちなみに，クリニックで揃えたものは次の通りです。
1. きいろいのはちょうちょ
2. とうさんまいご
3. チャレンジミッケ！
4. りんごかもしれない
5. アンパンマンをさがせ！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1006-6

　香川県についてのメール。

　税金使って5年間調査したにも関わらず、香川県としてはどうしてもソウルフードである讃岐うどんを糖尿病の犯人にしたくないらしいですね。やっぱりダメだ、こりゃ。

ほっとけない香川　ＳＴＯＰ生活習慣病／第３部　１６年度血液検査から（１）さぬきっ子生活改善プロジェクト　依然「１割異常」

　5年目の検査結果も、傾向に大きな変化はみられなかった。浮かび上がるのは、生活習慣病のリスクがある児童が減少していない実態だ。県健康福祉部参事の星川洋一医師（公衆衛生）は「医療関係者や市町の学校保健部局、報道機関などと連携し、対策を強化していきたい」とする。
　2016年度、県内全域の小学4年生を対象に実施した血液検査（県小児生活習慣病予防健診）の結果がまとまった。
　「脂質」「肝機能」「2型糖尿病リスク」とも、1割程度の児童に異常が見られ、県は「一斉検査を開始した12年度からほぼ同様の傾向といえる」と分析。非アルコール性（脂肪性）肝疾患の疑いをみるため、今回から検査項目に追加した「脂肪肝」は、2・9％（男子4・3％、女子1・6％）が当てはまる。

　脂質異常の児童の割合は12.9％（男子11.9％、女子13.8％）、肝機能異常は11.4％（男子12.9％、女子9.8％）、2型糖尿病リスクが高いのは8.8％（男子9.6％、女子7.9％）だった。身長と体重を基に判定した肥満は9.6％（男子11.3％、女子7.9％）、やせは2.5％（男子2.3％、女子2.8％）。
　県は12年度からの推移について、▽脂質異常は男女とも増加傾向▽肝機能異常は男子が減少傾向、女子が横ばい▽2型糖尿病リスクは男女とも横ばい▽肥満は男子が横ばい、女子が減少傾向ーなどと分析している。
　また、併せて実施した生活習慣アンケートでは▽早く食べる（男子13.0％、女子4.4％）▽朝食を食べない日がある（男子11.3％、女子10.2％）▽休日や放課後に外で体を動かす遊びをしている（男子50.1％、女子36.4％）▽1日2時間以上ゲームをする（男子23.5％、女子10.5％）などの項目が、悪化もしくは横ばいの傾向で、改善が必要な状況であることも分かった。

　文部科学省が「全国でも異例」と評価する、生活習慣病の予防を目的とした全県レベルでの小学生の血液検査。5年目を迎えた16年度も、5年生を対象に独自に検査を行う東かがわ市を除き、16市町の4年生計7571人が検査を受けた。
　結果を基に、子どもの健康状態と生活実態を把握し、保護者や学校、地域ぐるみで生活習慣の改善を指導するのが狙いだ。ただ、一斉検査の開始から5年を経て、異常値の割合や、アンケート調査から浮かび上がる「改善が必要とみられる生活習慣」の状況に、大きな好転はみられない。
　香川の大人は、糖尿病の死亡率や受療率で、全国ワーストの水準が続く。子どもの血液検査結果からも、依然として、将来の生活習慣病の「予備群」が減少していない実態がうかがえる。県健康福祉総務課は「子どもの健康や生活習慣は、一緒に暮らす家族の影響が大きい。親を巻き込んだ啓発の重要性が高まっている」としている。

　　小学4年生を対象とした血液検査（県小児生活習慣病予防健診）の16年度の結果がまとまった。「ほっとけない香川・STOP生活習慣病」の第3部では、最新データを基に、求められる啓発や対策について探る。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1006-2

【糖質制限ブームもここまで来た！すためしどんどんが「めし抜き」メニューを販売中!! これって単なる○○じゃない？】
　「それにしても、糖質制限ブームはいつまで続くのだろうか。すためしでさえめしを抜くくらいなのだから、今後もしばらく続くことになるだろう」とありますが，糖質制限はブームじゃないのです。だから，これからも続きます。
　例えば，［話題のダイエット　2016年］とか［話題のダイエット　2015年］でググってみるとわかりますが，そのほとんどが「死語の世界」で,2017年10月の時点では影も形もありません（これについては，10月17日発売の『炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】植物vs.ヒトの全人類史 (光文社新書)』でも取り上げています）。要するに，どれもこれも長く続けられない方法なのです。
　そんな中で，糖質制限は無理なく，苦痛なく，努力なく続けられます。「食べ方を変えることで生き方が変わった」からですね。糖質に委ねた人生を，自分の手に取り戻すことが糖質制限の本質です。糖質制限の目的は痩せることではなく，生き方を変えることです。その点が，他のダイエット法と根本的に異なります。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1006-3

【富裕層が"月100万円分"の肉を食べる理由　ー食事は長寿と美容のための"ノルマ"】
　同じ糖質制限なのに，私の昼食代は【コンビニの130円のスモークチキンと100円のサラミ，100円の豆乳】だけなのでワンコイン以下，夜も散々食べて飲んでも2000円台前半のやきとん屋さん。あるいは【コンビニのジャンボフランクとゆで卵，低糖質な惣菜2つ，枝豆，低糖質ビール2本】で合計1000円で夕食，ということもあります。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1006-5

　【なついキズとやけどのクリニック】で，私が自分のためにお金を使ったのは，院長室に入れたヤマハのハイブリッドピアノ「NU1」だけです。鍵盤のタッチがアップライトと同じなので，その他のデジタルピアノとは比較にならないほど弾きやすいです。
　本当は，同じヤマハのデジタルピアノでもグランドピアノのタッチを備えるワンランク上の「NU2」や「N1（アバングランド）」が欲しかったのですが，どう頑張っても超狭い院長室には入らないんですね。
　というわけで，現在練習中なのがLoth編曲の『スケーターズワルツ』，Hamelin編曲『Tico Tico No Fuba』，ラフマニノフの『前奏曲ハ短調 Op.23-7』。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1006-7

2017/10/05

　［過去5年間の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1005-1

2017/10/04

　［過去5年間の治療例］を更新。
【追加症例】
- 41歳男：指尖部切断
- 8ヶ月男：上肢3度熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1004-1

　大阪の湿潤治療の旗手の一人，こおりたひろ整形形成外科クリニックの郡田大宇先生から，感動的なメールをいただきました。幸いにも初診時（2005年2月14日）の写真が残っていたため，時空を越えて4614日後の状態と比較することができました。
　郡田先生，ありがとうございます。

　スライサーで右拇指先端をスライスしてしまった患者さんを現在治療中です。
　その患者さんが本日受診されました。診察までの待ち時間、当院待合室に置いてある、数冊の夏井先生著のご本をご覧になられておられました。
　その後診察となりました。
　処置中に患者さんから

「待合室に有った湿潤療法の本って、夏井先生が書かれた本ですか？
私、今から約15年前に、松本市相澤病院で夏井先生から火傷の治療を受けたんです。
凄くきれいに治りました。」

　と。以前は松本市にお住まいだったそうです。

以前、確かに夏井先生は相澤病院で仕事をされておられた事。
今月より、東京でご開業されておられる事。
夏井先生は、私の師匠であること。

　をお話しし、大変処置中に盛り上がりました。
　患者さん曰く、右前腕から手背の熱傷だった様です。とても綺麗に治っておりました。
　一応、写真添付させて頂きます。

　こんなこともあるんですね。
　なんだか嬉しかったです。

2005年2月14日 2017年10月3日
4614日後

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1004-4

　昨日，「大分県で額に怪我をして，現地の病院でテーピングで治療してもらいました」という6歳のお子さんが受診されましたが，創縁にハイドロコロイドを貼ってテーピングする，という私の最新の方法で治療されていて，創縁はきれいに付いていました。グッジョブ！

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1004-3

【｢糖質制限｣論争に幕？一流医学誌に衝撃論文　｢炭水化物は危険､脂質は安全｣の波紋】
　江部先生の記事です。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1004-2

【血糖値管理、採血いらずに　糖尿病患者の「痛み解放」】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1004-5

2017/10/03

　［過去5年間の治療例］を更新。
【追加症例】
- 67歳男：頬部，上口唇挫創
- 2歳7ヶ月女：大腿熱傷
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1003-1

　昨日，【なついキズとやけどのクリニック】の診療を開始しました。午前・午後を通し，診療部門も事務部門も電子カルテも大きなトラブルなしに終えることができて，経営者的には一安心です。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1003-6

　「福岡鶏皮揚げを食べる会」の幹事さんからのメールです。

　一昨日、おかげさまで鶏皮揚げを食べる会を無事終えることができました。遠くは関東から、近くは会場から徒歩数分のところからと色んな所から、22名の参加をいただきました。
　6時間の長丁場でしたが、和やかな会となりました。先生からのメッセージとクリニック内覧会の写真を会場にある大型テレビで映し、大変に盛り上がりました。内覧会の途中で大変にお忙しいところ、リクエストにお応え頂き本当にありがとうございます。
　また次の会を計画しています。その時はよろしくお願い致します。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1003-3

　「福岡鶏皮揚げを食べる会」についてのメールです。

　１０月２日に、福岡で立ち上がった「鶏皮上げを食べる会」に〇〇先生から誘われて、参加させていただきました。会の運営は、「豚皮を揚げを食べる会」での伝統を引き継がれ、とてもスムーズに運営されて、２次会まで行われました。糖質制限という共通項はとても引力が強く、初対面なのに、いろんな職種の方とお知り合いになれます。前回も今回も居心地の良い空間の中に浸れて、とても楽しかったです。（でも幹事の方々のご努力があってのことというのは、じゅうじゅう承知しております。有り難うございました。次回もできれば参加したいです。）

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1003-7

【1日1400kcal、栄養バランス良くても糖尿病になる高齢者も】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1003-4

【「温暖化」以外にあった洪水被害の大原因　ー問題は「台風の数」ではなかった】
　［人口増加］⇒［居住に適さない土地（例：洪水が起きやすい土地）が居住地になった］⇒［洪水被害の増加］・・・という構図ですね。要するに「地表に体重60kgの霊長類が70億頭生息」を実現するためには，居住不適格地しか居住できる土地は残されていない，というです。
　問題は，「居住地が洪水頻発地であっても食糧が不足していても，人口は減らずに増え続ける」という点にあります。食べ物がないのに人口は増え続ける理由については，次著『炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】植物VS.ヒトの全人類史 (光文社新書)』で詳しく説明しています（・・・と，さり気なく宣伝する）。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1003-5

2017/10/02

　なついキズとやけどのクリニックは本日09：00より治療開始します。
　8月末日に退職してから1ヶ月間，患者さんの治療ができませんでしたが，これがとてもストレスでした。35年近く，患者さんと会話しては治療をするという毎日を送ってきたからです。第一号の患者さんと会話できるのが楽しみです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1002-4

　［過去5年間の治療例］を更新。
【追加症例】
- 13歳女：下腿低温熱傷
- 6歳女：頬部挫創
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1002-1

　「福岡鶏皮揚げを食べる会」についてのメールです。

　今週末、福岡鶏皮揚げを食べる会、いよいよ開催です。先生のおかげで無事、定員通り参加者20人、集まりました。本当にありがとうございます。
　豚皮会のときに先生から頂いていた、みなさんの持ち寄り品のメールをマネして送っています。このシステムは本当に素晴らしいです！！皆さん、何を持ち寄りしたら分からない方は他の方の持ち寄り品を参考にして貰えますし、持ち寄り品の内容のバランスを考えて頂くことができます。何より持ち寄り品のリストが長くなると、会が近づいてきた感じがします。
　幹事をすると今まで本当にお世話になっていたことがよくよく分かります。

　昨日、福岡豚皮を食べる会に参加してまいりました。
　出不精で帰省以外では福岡市からほとんど出ない自分は始めての豚皮の会でしたが、大阪や関東から来られた方もいらっしゃいまして驚きました。
　なんと朝一で夏井先生のクリニックの内覧会に行き、そのまま福岡へ来られた方も。
　夏井先生のサプライズビデオメッセージには一同盛りあがりました。
　これまでの豚皮の会の報告どおり、大変活気に満ちた会で楽しく過ごすことができました。
　企画していただいた皆様に感謝です。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1002-2

　「糖質制限を語る会 in 鹿児島」の幹事のたがしゅう先生からの報告メール。

　さて、9月30日（土）第2回目の「糖質制限を語る会 in 鹿児島」を執り行わせて頂きましたので、簡単ではございますが、御報告をさせて頂きます。

　今回は前回の8名から参加者枠を12名に増やして参加者募集を行いました。おかげ様で鹿児島だけではなく、遠くは熊本、福岡、大阪、愛知、東京、群馬からも御参加頂き、私も入れて最終的に13名＋αで行うことができました。
　13名で行うと一つのテーブルを全員で取り囲むということができず、2つのテーブルに別れて、グループごとで交流する形となりました。
　基本的に初心者同士が集まる会ですので、お互い多かれ少なかれ緊張するという事もあり、テーブルを超えて交流を深めるという人はあまりおられません。
　一応主催者の私が2つのグループのテーブルを行ったり来たりして交流を深めましたが、参加者の中からは全員と交流できなかったのが残念だったという意見も聞かれました。
　居酒屋のようなお店で座って一つのテーブルを囲んでみんなでゆっくり談笑するというスタイルで行く場合は、やはり8～10名が限界のような気が致しました。

　そういう意味では、本家豚皮の会のように立食パーティーで行う形にすれば、テーブルによって行動が制限されるという要素はなくなります。
　今後は当会でも本家に準じてレンタルスペースを借りて立食パーティー（勿論座りたい人のために椅子も準備）の形で運営していく方向性を探っていこうと思っています。おかげ様で地方でもそれなりのニーズが存在する事がわかったので、その形を取ることで参加者募集人数をもう少し増やすことができそうです。

　また初対面同士の緊張の壁を少しでも取り払うには事前自己紹介が有効だとも感じています。
　個人情報にうるさい昨今ですが、参加者の皆様には私からの発案で申し込みの際に簡単な自己紹介文を送ってもらうように依頼しています。全員分の自己紹介文が集まったところで、私がWord資料に取りまとめ、参加者全員に事前送付しているのですが、これによる情報漏洩のデメリットよりも、参加者同士の交流が円滑になるメリットの方が大きい印象を持っています。本家の会では会の最初に30秒ずつの自己紹介タイムがありますが、それだけでは30～40名のプロフィールを把握するのは到底無理ですし、誰が初心者で声をかけてあげた方がよいかということも自己紹介が終わる頃には忘れてしまうデメリットがありました。それを事前自己紹介は埋め合わせることができますし、事前自己紹介の内容が初対面同士の会話のきっかけになるという副次効果も出ているように思います。

　一方で今回は参加者の中で医師の方の申し出があり、フリースタイルリブレを用いた人体実験結果を紹介するというミニ発表の時間を設けました。
　10分程度の時間で、食事前に運動を行うと血糖値の上昇を防げるが、食後に運動する場合はよほど早くよほど強度を高めないと血糖値の上昇が抑えきれないということや、同じものを食べても夜よりも朝の方が血糖値が上昇しやすいことなど、その先生の個人の中でわかった事を御発表頂きました。
　参加者の皆さんへは事前資料としてのそのデータをお配りしましたが、皆さん熱心に聞き入っておられ、発表終了後も質問が多数あってかなりの盛り上がりを見せました。今回のミニ発表のおかげで満足度が高かったとおっしゃる参加者の方もいて、希望者が皆に伝えたい事をミニ発表してもらうというスタイルには可能性を感じました。

　それから今回幹事を行っての失敗談ですが、お店の黒豚しゃぶしゃぶコース料理を頼んでいたら、最後に〆のうどんが出てきて、これをあえなく残してしまう事になってしまいました。
　コースメニューの詳細を事前に確認し損ねた幹事のミスでした。同様に二次会の串揚げ食べ放題のコースでもフライドポテトが出てきてしまいました。
　糖質制限の会で居酒屋のコース料理を頼むと往々にしてこういう事が起こります。居酒屋のコースメニューを注文するときにきちんと詳細を確認し、明らかな高炭水化物食を抜いてもらうという配慮をするというのでもよいのですが、料理をコントロールするという点では、立食パーティーで飲食物は全て持ち込みにする形の方が適しているかもしれません。

　以上、第2回糖質制限を語る会 in 鹿児島の御報告でした。
　全国でも少しずつ同様の会が立ち上がってきているようで嬉しい限りですが、各会の幹事さん、参加者の皆さんの参考に少しでもなれば幸いです。
　また反省点を踏まえて当会もますます盛り上げていきたい所存です。

　これに対する私の回答です。

参加者が8人前後の場合は会場は特に気を使う必要はありませんが，10人以上の場合は「参加者全員が囲める大きな座卓があり，ふすまなどで仕切られた個室」がいいです。「椅子とテーブルの部屋」より「畳と座卓の部屋」の方が席を変えやすく，結果的に多くの人と話ができます。
20人以上の場合は，大きなテーブルを囲んでの立食パーティーがベストです。ただ，地方都市ではレンタルスペースそのものが見つけにくいのが難点。この場合，料理は持ち込みが安上がりですが，ちょっと割高になりますがケータリングサービスもあります。「コメ・コムギ・トウモロコシ・ジャガイモを使った料理は抜いて下さい」と事前に申し込めば，対応してくれるはず。
「〆のうどん」問題ですが，私は事前に「麺の持ち込みは大丈夫ですか？」と確認し，OKであれば「紀文の糖質ゼロg麺」を持ち込みます。お店側にしても経営的にプラスになる提案ですので，説明すればOKしてくれるお店はあるはず。
「二次会の糖質食」問題ですが，「一次会は会話をして食べる宴会」，「二次会は会話をして飲む宴会」と割り切りましょう。二次会で重要なのは飲み放題であることで，食事に関してはおまけ程度に考えます。糖質セイゲニストにとっての糖質は，甲殻類アレルギー患者にとってのエビ・カニ・昆虫だと割り切って考えましょう。自分で食べられないものを判別し，食べられないものは残して「体質的に食べられないのです。すみません」でいいと思います。とにかく，二次会で重要なのは「飲み放題」であって「糖質オフの料理」ではありません。むしろ，「飲み放題に料理がついている」程度に考えましょう。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1002-5

【2カ月で12.7㎏やせた人も！「ファミマで糖質コントロール生活」の結果報告会開催】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2017-10.htm#1002-3

　糖質制限系食品情報メール。

【アサヒの「おどろき麺０（ゼロ）」】

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【糖質制限完全マニュアル血糖値が安定すればやせられる】

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【シャリなし寿司？「糖質オフ」はここまで来た】
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2005年2月14日	2017年10月3日 4614日後