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2008/04/30
- 更新ネタに困ると映画ネタ,というパターンが多いんじゃないだろうか,というのに気がついたあなた,あなたは鋭い!
というわけで,またも映画ネタです。若いお姉ちゃんがひたすらマウンテンバイクで山道を走って殺人鬼から逃げる,というしょうもない映画,《Chain チェーン》について。タイトルも意味不明なら,とってつけたような展開がとってもナイス!
- 以前,『共生という生き方 -微生物がもたらす進化の潮流-』という本を紹介しましたが,ここ数日,また読み返しています。読み返すたびに新しい発見があり,以前気がつかなかった部分に深い意味があったことがわかり,新たな感動を覚えています。
2008/04/29
- カオス理論を背景に,「銀行強盗立てこもり事件が起き警察が突入したが,犯人の姿はなく盗まれた物もなかった」という奇妙な事件を描く映画,《カオス》について。ジグソーパズルのピースが一つ,また一つと明かされ,そのたびに事件の真相が二転三転するという複雑な構成の映画だが,ちょっと策を弄しすぎた感じです。
2008/04/28
- 6月19日(木)に茨城県下妻市の下條整形外科で講演することが決まりました。
- 日経BPに "Safety Japan" というサイトがあり,結構いい記事が載るのでよく見ているが,先日,大前研一さんの「新福岡空港にみる財界人の駄目さ加減」という秀逸な記事があった。
福岡空港といえば,日本一便利な空港であり,私も大好きだ。何しろ地下鉄5分でJR博多駅に到着できる。だから,空港でチェックインした後,地下鉄で博多に戻ってヨドバシカメラでも覗くかな,なんてことが簡単に出来る。他の空港ではこういう芸当はとても出来ない。他の空港から主要JR駅に戻ろうとしたら片道30分は覚悟しなければいけない。
その福岡空港に移転の動きがあるらしい。しかも,移転推進派(=地元財界)は海上空港を作ろうとしているのだ。もちろん,今よりかなり不便になる。でも,推進派にとっては便利か不便かなんてどうでもよくて,より金がかかる所に空港を作りたいだけで,これは他の「作ったはいいけれど不便で誰も使わない空港(例:広島空港,松本空港・・・)」と同じ構図だ・・・というのが,大前さんの論旨だ。論理明快,真っ当至極な正論である。
その中でももっとも鋭い指摘が「日本の空港は今の都道府県別ではなく江戸時代の藩の単位で作られる」という部分。なるほど,青森県に二つ空港があるのは南部藩と津軽藩,秋田も山形も藩ごとに空港を作ったから二つになったのか。見事な分析である。
- チベット問題に端を発する聖火リレーのトラブルを見て思ったのだが,中国の最大の問題は,中国の人たちには「中国,中国人,中国政府」の区別がついていないところにあるんじゃないだろうか。今回の聖火リレーに反対したり妨害している人たちは,何も中国や中国人を非難しているのでなく,単に,中国政府のチベット政策を非難しているだけなのである。中国政府は反省すべきだと言っているだけである。それなのに,中国の人たちはそれを聞くと「中国を批判するとは何事だ! 中国人は蜂起して抗議活動せよ!」と反応してしまうらしい。もちろん,本心からそう思っているのか,そういうフリをしなければ中国で生きていけないのかという問題はあるが・・・。
例えば,私たちは日本政府(福田政権)と日本は別物だと考えているし,ブッシュ政権とアメリカ人は同じだとは考えない。福田首相の政策が他国から非難されても別に怒ったりしないし,ブッシュ大統領は頭が悪いんじゃないか,と日本の雑誌が書いても,それでアメリカ人が日本大使館を取り囲んだりしない。しかしそこで大使館を取り囲んじゃうのが中国の人たちだ。「中国政府=中国」と考えているとしか思えないのだ。
政府と国民は違う,国民は政府を自由に批判できる,というのが世界の常識だが,どうやら中国に欠けているのはそういう「世界の常識」ではないかと思う。そして,そういう常識に触れる機会を奪っている政府しか持てなかったところに,中国の悲劇があるのではないだろうか。
自国の政府を批判する自由すらなく,それをおかしいと言えない国はおかしいのだ。私たちは他の国やその国の政府を批判するのと同様(あるいはそれ以上に),自国の政府を批判しているが,どうやら中国で生きていくためには,批判してもいいのは他国とその政府であり,自国と自国政府は絶対に批判してはいけないのである。
多分これは,紀元前の頃から20世紀初頭までは皇帝が支配する絶対王政のような中国しかなく,それ以後は共産主義一党独裁の中国しかなかったという歴史も影響しているのだろう。私たちにとって,大統領にしろ首相にしろ,気に入らなければ辞めさせることができるが,皇帝や共産党にそれはできない。
そう言えば,米ソの冷戦の真っ只中にソ連(今のロシアだよ)で流行した小話を思い出した。
- わがアメリカには言論の自由があり,ホワイトハウスの前で「アメリカ大統領の馬鹿野郎」と叫んでも逮捕されることはないんだぜ。
- それなら,わがソ連も同じだ。モスクワの赤の広場で「アメリカ大統領の馬鹿野郎!」と叫んでも逮捕されることはないぞ。
- それにしても,聖火リレーがこれほどの混乱を起こしていると,リレーをする(させられる?)国にとっては聖火は単なる厄介物である。リレーの沿道には中国人が集団を作って騒ぐし,中国政府の方針に反対する人たちと騒動になるし,地元民にとっては生活や商売の邪魔になるだけだし,なんでこんな迷惑なものをこの町でするんだろう,聖火リレーを拒めないなら諦めて形式的にリレーしてあげるから終わったらさっさと他の国に持って行って欲しい・・・と,そんな感じじゃないだろうか。聖火を次の国に引き渡すというより,別の国に追い出した,という風にしか見えない。
ちなみに,今回の長野でのリレー走者はスポンサー企業ごとに以前から決まっていて,スポンサーとの契約により断るに断れない状態だったとか。欽ちゃんも星野監督も北島君も個人の心情により聖火は辞退したい,なんて言えるる状況ではなかったようだし,中国企業のレノボ(御存知,Think Padのメーカーですね)の枠で走った有名走者も二人いたそうである。なるほど,スポンサーがらみじゃ断れないね。
2008/04/25
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,静岡県浜松市の太田整形外科医院 太田晴康先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 趣味でインラインスケートをしている方から,「このスポーツは転倒すると自転車と同様に擦り傷がひどいのですが,この世界では先生の治療法は常識になりつつあります」というメールをいただきました。
他のスポーツ分野の方からも時々同様のメールをいただきますが,やはり,スポーツの現場では早く痛みが取れ,現場に復帰できるかどうかが最大の問題です。「この方法だとすぐに走れるようになるよ」というのがわかれば,すぐに受け入れられるんでしょうね。
- 何とか金曜日にたどり着きました。長い一週間でした。これで休めます・・・が,ある雑誌からの依頼原稿の締め切りが待っていたりします。
- 4月20日のセミナーで使用したスライドファイル(4時間バージョンで具体的な治療のTipsをふんだんに盛り込んでいます)をご覧になりたい方は本名,所属を明記してメールでご連絡下さい。以前,講演スライドファイルをダウンロードしていらっしゃる方は,同じアドレスからダウンロードできますので,御自由にどうぞ。
2008/04/24
- 「日々の診察室から」に「ばね指ってのは電車とトンネルなんだ」と追加。
- 監督コーエン兄弟,主演トム・ハンクスという豪華メンバーによる駄作映画,《レディ キラーズ》について。間抜けな泥棒一味が神様が守っているおばあちゃんの家で悪事を働こうとしたけど,神様はそれを見逃さなかったよ,という抹香臭いだけの映画でございました。アメリカ人の大好きな「天使映画」なんですね。
2008/04/23
- 5月22日の筑豊感染症懇話会での講演ですが,会場は「のがみプレジデントホテル(福岡県飯塚市新立岩)」になりました。
- ご都合主義の部分は気になるけど,基本的にはそれなりに面白い航空機・サバイバル映画,《フライト・オブ・フェニックス》について。何しろ,壊れた飛行機から新たに一機の飛行機を作って脱出しようぜ,という発想が面白いです。ちなみに,1965年に公開された映画のリメイクです。
- 最近,植皮術に対する疑問を書いていますが,かつて植皮を受けた患者さんから「よくぞ書いてくれた」,「植皮されたところも,皮膚を取ったところも20年以上経っても人に見せられない状態だ」,「植皮をするときれいになると医者に騙されたようなものだった」,「皮膚を取ったところを毎日消毒されて,その痛みがひどかった」というようなメールを幾つかいただきました。
もちろん,植皮の結果に満足されていらっしゃる患者さんもいるのでしょうが,満足されていない,それどころか失望している患者さんもいるという確固たる証拠がこれらのメールではないでしょうか。
2008/04/22
- 「こんな質問」に「傷がきれいに治ると説明されて皮膚移植術を受けましたが,きれいになっていません」を追加。まだ真面目に形成外科医をしていた頃から植皮術に対して持っていた疑問について質問をいただいたので,まとめて見ました。
- 私が所属しているあるメーリングリストで,「海軍五省」として知られる標語(?)が紹介されていました。私は以前,漫画家の東海林さだお氏のエッセイでこの言葉に出会い,いい言葉だなと記憶に留めていたものです。
- 一、至誠(しせい)に悖(もと)るなかりしか(真心に反することはなかったか)
- 一、言行に恥ずるなかりしか (言葉と行ないに恥ずかしいところはなかったか)
- 一、気力に欠くるなかりしか (気力に欠いてはいなかったか)
- 一、努力に憾(うら)みなかりしか(努力不足ではなかったか)
- 一、不精に亘(わた)るなかりしか(不精になってはいなかったか)
これはそもそも,海軍兵学校で昭和の初期に海軍兵学校長の発案により採用されたもの,とされています。 海軍兵学校では,就寝前に目を閉じ,この5つの言葉を胸のうちで復唱し,その日の行いを反省したそうです。
そして,第二次大戦で日本を占領したアメリカ軍で,この「海軍五省」を知ってそれに感銘を受けた海軍将校が自国に持ち帰り,以後,アナポリスの海軍兵学校で基本精神として現在も使用しているとのことです。
ちなみに,戦時中,英語を敵国言語として使用を禁じた国と,日本語は敵国言語だからもっと学ぼうとした国が闘い,学んだ国が勝ったわけだが,負かして占領している国からもさらに学ぶものはないか,と考えていたのが1950年頃のアメリカでした。
- 「尿素クリームが正常皮膚に与える作用」の人体実験を何度かやっていますが,いずれも,「月曜日に始めて金曜日頃になると変化が見え始めるが,そこで週末になり,講演などがあってクリーム塗布ができなくなる。日曜日の夜に顕微鏡で見ると元の状態に戻っている」ということを繰り返しています。つまり,角質に対する作用と,角質のターンオーバーとの競争になっていて,日常業務をしながらこのような実験をすることの難しさを感じています。
逆に言えば,「尿素クリームは皮膚に無害」という実験は簡単にできるということもわかります。塗布回数を少なくすればいいだけの話ですからね。このあたりのトリックは,実際に自分で実験してみないと見えてこないところです。
しかし,尿素の蛋白質に対する作用,尿素が角質に対して起こす化学作用は明白ですから,皮膚に対して全く作用がないということは原理的にありえないはずです。
何とかできないかなぁ,と思っていたら,簡単なことに気がつきました。尿素そのものが手に入れられれば簡単に濃度を調節できるんじゃないか・・・ってね。で,ネットで調べたら,尿素って化粧品として普通に売っているんですね。しかも格安値段で。
ってことは,尿素が皮膚に及ぼす作用,クリームが皮膚に及ぼす作用を別々に実験できることになります。現在,どのような実験系にしたらいいのか,考えています。
- それにしても,まだ体調が戻っていません。今日も朝起きたとき,「今日はそろそろ金曜日だよね」と体が訴えています。ううむ,歳をとったもんだ。
2008/04/21
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,神奈川県藤沢市の辻堂クリニック 藤巻 淑先生,石川県金沢市の医療法人社団博友会 金沢西病院 外科 菊地 勤先生,大阪府吹田市のにいのぶクリニック 新居延高宏先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 昨日(20日)は東京の日本赤十字会館で開かれた『第1597回 最新医療セミナー 「実地医家のための外傷の治療の実際」』で講演でした。10:00~12:00に総論,13:00~15:00に各論,という構成でしたが,有料のセミナーにもかかわらず,多数の方にご参加いただき,ありがとうございました。
午前・午後と2時間ほぼ立ちっぱなし・喋りっぱなしで,しかもさまざまな質問を途中で受け,おまけに終了後は立ち話形式でさらなる質問攻め状態と,さすがの私も終わったときは疲労困憊でした。
今,21日(月)の早朝ですが,まだ体がだるく,「働き尽くめの週末の朝」みたいな感じです。歳をとったな,と思うのはこういう時ですね。ちなみにあと2週間で51歳になります。
ちなみに,4月20日のセミナーで使用したスライドファイル(4時間バージョンで具体的な治療のTipsをふんだんに盛り込んでいます),ご覧になりたい方は本名,所属を明記してメールでご連絡下さい。以前,講演スライドファイルをダウンロードしていらっしゃる方は,同じアドレスからダウンロードできますので,御自由にどうぞ。
- その前夜(19日)はスズキ病院の福島先生たちと宴会。福島先生とはこれで3度目の宴会だったと思いますが,とても楽しい時間でした。
- 先日,被覆材のハイドロサイトなどを販売しているスミス・アンド・ネフュー社のMRさんとの面談がありました。彼は私のサイトをほぼ毎日チェックしているらしく,「自社製品のカデックス軟膏で痛い思いをさせてしまい,すみません」と謝っておられましたが,私の両手両足に残る「人体実験」の痕を見て,さすがにびっくりしたようでした。そして,私の右上肢と右下肢の傷跡の様子を写真に撮り,「すぐに社内メールでこの傷跡を全国に送ります」と言っていました。
- 多くの男性諸氏は毎朝,髭剃りをしていると思う。替え刃タイプのものや電動式のものがあり,どの製品がいいのかについて「これだけは譲れない」という意見を持っている人も多いと思う。
さて,どんなタイプの製品にも共通しているのは替え時が難しいということだ。例えば私は Schick の Quattro というのを愛用している。4枚刃の替え刃タイプである。しかし,いくら4枚刃であっても所詮は刃物。次第に刃こぼれがしてきてやがて切れなくなってくる運命からは逃れられない。
問題なのは,その刃の減り方が気にならないほど緩やかである点にある。昨日の剃り味と今日の剃り味に違いがないのである。もちろん,新品の刃にした直後に比べると格段に剃り味が落ちているはずなんだが,その時の剃り味なんて覚えていないもんなぁ。おまけに髭が剃れないほど刃こぼれしているわけではなく,普通に剃れているのである。
だから,なにもわざわざ今日取り替える必要はないな,と思っちゃう。明日も同じくらい剃れるはずだからだ。取り替えるのは剃れなくなってからでいいや,って考えてしまう。かくして,何となく取り替えるタイミングを失ってしまう(・・・って,単なる貧乏症?)。
これって何も髭剃りに限ったことでなく,制度や法律も同じでしょう。できた時にはいい制度(法律)だったけれど,社会が変わったりして次第に合わなくなってきた。だが,運用の工夫で何となくうまく行っている,なんてのがそれだ。
制度や法律は制定された時代背景が必ずあり,社会が変わっていくと次第に制度や法律との軋轢が起こるのは当たり前だ。軋轢は日々増えていくんだけど,その増え方は目に見えるほどではないし体感もできるほどではない。だから,制度や法律を今すぐ替えなければいけないような逼迫間はない。まさに髭剃りをいつ交換するかと同じである。
この「髭剃り交換問題」は医療にもあり,その一つが治療法だ。昔からしている慣れ親しんだ治療法を捨てるのは大変だ。「昔からしているし,特に問題があるわけでもないし,何も新しい方法にすることはない。明日も同じ方法でいこう」と考えてしまう。
どんな制度にも治療法にも髭剃りにも寿命があり,少しずつ劣化していくが,その劣化は日々の生活では気がつかない。世の中,難しいものである。
2008/04/18
2008/04/17
2008/04/16
- 先日(4月2日),NHKで「褥創のラップ療法」が放送されました。見逃した方,もう一度見たい方,もう一度放送して欲しいという方は下記サイトから投票できます。ラップ療法の普及のためにも,皆さん,投票しましょう。
ちなみに,現在154票(トップは434票)で8位です。
- 現在,「軽微な皮膚表層損傷部位に対するケラチナミン コーワ軟膏の影響」について人体実験中ですが,ケラチナミンはわずかでも皮膚表層損傷があると,その損傷をさらに深くし,損傷に対する治療効果はないようです。今後,皮膚表層損傷の程度をさらに軽くするなどして,実験を続けてみようと思います。
そういえば,先週外来を受診した手荒れの患者さんは,「ケラチナミンを皮膚科医から処方されて使っているが,手に塗るとチクチク痛くて全然効かない。その点,ワセリンは痛くないし,手荒れもすぐに治る」と言っていました。この「ケラチナミンを塗るとチクチクと痛い」というのがこの患者さんだけに生じている現象かどうか,他の患者さんでも調べてみようと思っています。
手荒れといえば美容師さん,理容師さんの職業病です。いずれ暇ができたら,近隣の美容室や理容室を訪問し,「手荒れをしているかどうか,手荒れの治療として何を使っているか,それで症状が改善したか・悪化したか」を調べてみたいなぁ,と思っています。いわゆるフィールド・ワークってやつです。手間はかかるのが難点ですけど。
- ユーパスタ(イソジン・シュガー・ゲル)での1度目の人体実験,完了しました。イソジンゲルやアクトシン軟膏ほどの痛みはありませんでしたが,軽微な皮膚表層損傷でも潰瘍を作ってくれました。さらに追試をしてから,結果を公開しようと思います。
それにしても,7,8年ぶり(?)にユーパスタを使いましたが,使いにくい軟膏ですね。伸びないので傷に塗るのも大変,ガーゼで伸ばすのも手間がかかります。昔は一生懸命,ガーゼに塗っていたんですね・・・って思ったら,今も一生懸命ガーゼに塗っている病院も多数あるんでした。ご苦労なことです。ユーパスタの使用を止めると,その苦労がなくなるんですけど・・・。
- ウィルコムから面白いマシンが発売されるみたいです。Willcom D4です。6月に発売とのこと。
横幅18センチでキーの数が13個だから,キーの幅は14ミリ弱ってことか。キー配列は特殊じゃないみたいだし,楽勝でタッチタイピングできそうです。USBは2個あるし,Bluetooth内蔵だし,実物を見たら衝動買いしちゃいそうだな。
2008/04/15
- 先日,植皮について書きましたが,もう一つ,植皮ネタ。数年前の大阪皮膚科医会での思い出です。
- 4月26日に予定していた北野病院(大阪)での講演ですが,病院側の都合により中止となりました。
2008/04/14
- 内科の先生から次のようなメールをいただきました。
「アルギン酸塩被覆剤がない場合,カルシウムイオンを含む液体(たとえばどこの病院にもあるカルチコールアンプルなど)を浸したパットなどで圧迫すると、止血に関しては同じような機序での出血のコントロールが可能になるのでしょうか。」
カルシウムの濃度などの問題はありますが,アイディア自体は面白いと思いますが,はいかがでしょうか。
- かなりよく練られたサスペンス映画,《unknown アンノウン》について。
2008/04/11
- 愛知県の伊藤先生より,ナイロン糸ドレナージの小工夫についての投稿をいただきましたので,掲載させていただきました。伊藤先生,ありがとうございます。
- 日経メディカル4月号に取材記事『ガーゼと消毒薬が消える -創傷被覆材はもはや日常診療の必需品-』が掲載されました。
- 9月27日(土)に東京で開催される第8回桜整形外科セミナーで講演することが決まりました。日大の整形外科関連の集まりです。
- 北京オリンピックの聖火リレー,ムチャクチャなことになっています。ペキン五輪ではなくペテン五輪と呼ぶのが正しいらしいです。
ま,それはともかく,『三国志』(漫画版しか読んでないけど)にはしばしば「中国辺境に住む蛮族どもを中華文化の徳で感化して治める」場面が登場します。諸葛孔明が得意とする戦略です。もしかしたら中国政府は,チベットという蛮族の分際で反乱するとは何事か,優れた徳を持つ中華文明の仲間に入れてやろうというのに何が不満なのか,と思っているのかな? いわゆる中華思想ってやつですね。
- 久し振りのお買い物。骨伝導式ヘッドホンの "Fisher Z-GH1"。こめかみに当てているだけなのにとてもいい音が聞こえてきて,ちょっと不思議な感じですが,何しろ耳が塞がらないので圧迫感はないし,装着感も良好。新幹線や飛行機での移動が多いので,便利かなと思って購入しました。
2008/04/10
2008/04/09
- 「日々の診察室から」に「炎症の四徴候で何が最も重要か」を追加。
- なんとも小粒なサスペンス・ホラー映画,《デスバーガー》について。ま,暇つぶしくらいにはなりますけどね。
- 「エスカレーターで指切断」。どうやら環指の指尖部損傷のようです。治療している医師が湿潤治療のことを知っていることを祈るばかりです。断端形成されたら可哀想です。
2008/04/08
- 「治療例」に「犬咬傷で傷を縫合するなら」を追加。ドレナージがきちんと確保されていれば,動物咬傷でも縫合できるみたいです。しかも,抗生剤の投与も不要。重要なのはドレナージの方法です。
- 「日々の診療から」に「麻酔なしで膿瘍切開!」を追加。19世紀前半のペアン先生が現役だった時代と同じ治療をしている医者が,この日本にまだ沢山生き残っているんですね。
局所麻酔もできない医者,感染している膿瘍に局所麻酔は効かないと信じ込んでいる医者は,患者にとってはただただ迷惑なだけの存在です。さっさと引退するか死んで欲しいです。
2008/04/07
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,香川県高松市の塩見内科医院 塩見勝彦先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- またも新コーナーを作っちゃいました。日々の診療で患者さんから教えてもらったこと,患者さんを診て気がついたことを何となく書いてみました。
で,今回は「低温熱傷が治らないので縫合されたらどうなるか」と「どの病院でも治せなかった乳児湿疹」です。
- 上記の文章で,「手術しか能のない形成外科医は患者の迷惑」と書いていますが,そんな折,日本形成外科学会から「学会費を払え」という請求書が届きました。日本形成外科学会に金を払う意味がなくなったので,そろそろ脱会しようかと思っています。ドブに金を捨てるほど,裕福じゃないしね。
というわけでいずれ,所属している学会ゼロ,になりそうです。
- 稀代の殺人鬼にして美食家にして芸術愛好家・・・それがハンニバル・レクターだ。彼の出生の秘密を解き明かす(はずの)映画,《ハンニバル・ライジング》について。
これだけなら悪くない出来なのだが,レクター・シリーズの映画の一作目とすると失敗作かも・・・。
- ユーパスタ(R)(イソジン・シュガー・ゲル)を恵んでいただけないでしょうか。ユーパスタを傷に塗ったらどうなるか,という人体実験をしてみたいのです。よろしくお願いいたします。
2008/04/04
- 浩生会スズキ病院外科の福島先生から面白い症例について投稿いただきました。「皮膚掻痒症に10年間オイラックスクリームを処方され続け,使い続けた症例のガサガサ皮膚が,ワセリン塗布で4日で治っちゃった」という症例です。この患者さんはたまたまスズキ病院に入院し,たまたま福島先生が主治医で相談したからいいようなものの,そういう偶然がなかったら,さらにあと何年もオイラックスクリームを使っていたんでしょうね。ちなみに,オイラックスクリームを使う前はきれいな皮膚だったとか。
- 『必修化の小学英語、5・6年で「話す・聞く」中心に』・・・だそうですね。
日常的に使わない知識はすぐに忘れちゃうんだけどなぁ・・・。学校でしか使わない英語なんていつまで覚えているんだろうか。微積分とか三角関数とか,日常的に仕事で使っている人は覚えているけど,日常で使わない人(私だよ)は忘却の彼方です。それと同じではないかと思います。
英語を教える前に,自分の頭で考えること,自分の考えを表現すること,それを他者に伝えるにはどうしたらいいのか,を教えるほうが先だと思うけどね。伝えたいことがあれば片言の英語でも何とか通じるけど,伝えるものがなければいくら流暢な英語でも使いようがないです。
2008/04/03
2008/04/02
2008/04/01
- 「外傷を湿潤治療している医師」に,茨城県潮来市の常南医院 松崎弘明先生にもご参加いただきました。ありがとうございます。
- 「こんな質問」に「関節穿刺の際の消毒はイソジンと酒精綿で違いがあるの?」を追加しました。
- 12月20日(土)に和歌山県立医科大学で開かれる「第1回 創傷治癒の基礎と臨床」で講演することが決まりました。
- 神奈川県学校保健連合会の会報に「日常よくある外傷(ケガ)の治療」が掲載されました。