犬咬傷による皮膚軟部組織欠損:プラスモイスト治療例


 患者は80代男性。7月24日,自宅で大正13年2月4日生まれ。82歳。
 7月24日,近所の飼い犬に左腕を噛まれ,直ちに当院救急外来を受診。救急外来では局所麻酔後に洗浄,ブラッシングを行い,創遠位部を縫合してカルトスタットを貼付した。25日,救急外来で創洗浄後にハイドロサイトに交換し,26日,当科初診となった。
 抗生剤は,初診時に一度,セファメジンの点滴投与をしたのみだった。


7月26日 7月26日

  1. 当科初診時の状態。左前腕伸側中央に5×4センチの皮膚軟部組織欠損創を認める。
  2. プラスモイスト(プロトタイプ)を貼付した。


8月5日 8月13日 8月23日

  1. 8月5日。創のサイズはあまり変わっていないが,創面はほぼ平坦になっている。
  2. 8月13日。きれいな肉芽で覆われ,尺側から肉芽収縮が起きていることがわかる。
  3. 8月23日。尺側の肉芽収縮がさらに進行している。

8月30日 9月10日

  1. 8月30日。肉芽の大きさは直径1センチくらいになった。
  2. 9月10日。ほぼ上皮化が得られた。

 その後,1ヵ月後まで経過観察したが,瘢痕拘縮はほぼなく,日常作業にも問題はなかった。

(2006/03/14)

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