指尖部損傷ドレッシングの工夫

健和会大手町病院形成外科 石井義輝(投稿)


 色々と工夫の余地のある指尖部損傷でのドレッシングの工夫についての投稿です。以下,石井先生のメールです。


 先端部分にまで損傷が及んでいる(写真1,2)とドレッシング材を貼布・固定する際にどうしても創部を圧迫してしまいます。
 患者さんによっては結構痛がられることもあるので、どうしたものかと思案してハイドロサイトADを写真3,あるいは4の様に加工して、写真5−7のように貼布してみました。

 そうするとうまい具合に先端部分にスペースが残るのであまり痛がられずに処置が可能です。ハイドロサイトのスポンジ断面部分にはフレキシフィックスを貼布すれば水仕事、入浴も可能です。若干もこもこするのが難点ですが、処置時に痛がる(圧迫を痛みとして訴えられる)患者さんには好評でした。

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(2005/01/11)

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