http://www.wound-treatment.jp/next/question-3.htm#121
6月17日 | 6月18日 | 6月17日 | 6月18日 |
と,このような状況のようです。日本国内の犬に噛まれても狂犬病の心配はなさそうですが,絶対に安全かと言われると確証はない,という感じじゃないかと思います。
- 現時点でも,いったん発症したら治療法はないウイルス感染症である。
- 日本国内の犬に噛まれて発症した狂犬病は1957年以降,1例も発症していない。
- 1970年にネパールで犬に噛まれて狂犬病を発症した青年がいたが,日本人の発生例はこれが最後である。
- つまり,日本国内には狂犬病ウイルスを保有している犬はいないと思われるが,他の動物が持っている可能性はある。
- 日本以外の国では,年間5万人が狂犬病で死んでいる怖い病気である。
- 毎年,犬に予防注射する必要が本当にあるかと言われると,実はいろんな意見があって・・・。
>日本人の発生例はこれが最後である。
もう3~4年経ちますか・・・京都と神奈川の方が東南アジアで咬まれ,帰国後発症したのが犠牲になった方の最後ですね。
>他の動物が持っている可能性はある。
国内で確認しているの最後の罹患動物は猫だったと聞きますが,どうなったのやら・・・? ここは不確かな情報かも知れません。
ただ,日本国内に置いてはイヌに対して徹底的に接種することによって封じ込める事に成功したのも事実です。
>毎年,犬に予防注射する必要が本当にあるかと言われると,実は
確かに,子犬の頃から3年くらい接種し続けていれば,そう抗体価は落ちないので,3年に一度くらいでもという意見もありますね。
狂犬病予防法もかなり古い法律なんで,法改正されてもいいのかも。いいとこも悪いとこも含め。
外国より病気が入ってこないようにする為に日本国内ではイヌに接種を受けてもらっているんですが,近年接種率が下がってきたいるのも非常に問題になってます。
ワクチンは ONE FOR ALL , ALL FOR ONE . だということをわかってもらわなきゃですね。
外国へイヌやネコ連れていく時にワクチン接種したり抗体価調べたりするんですが,出国先によって抗体価の規定が違い,抗体価をあげるために2回以上追加接種する事もあるようです。
日本では狂犬病防疫上,重視されているのは北海道と富山です。ロシア船の寄港が多い事が関与してます。ロシアではイヌが航海の守り神らしく,必ず一緒にいて,かつ寄港先でリードも無しで港を散歩させているので。
ちなみに,厚労省で発表している狂犬病発生状況の地図です。
> 日本では狂犬病防疫上,重視されているのは北海道と富山です。ロシア船の寄港が多い事が関与してます。
> ロシアではイヌが航海の守り神らしく,必ず一緒にいて,かつ寄港先でリードも無しで港を散歩させているので
と北島先生が書かかれていますが,補足です。
確かに事実ですが,それとは別にロシア,中国のコンテナに動物が紛れ込んでいることが多いようで,全国の外国船が入る港に注意が必要です。また港に限らず,一定条件を満たすと内陸部の倉庫までコンテナごと運べるので,これもキケンなようです。
狂犬病清浄なハワイで本国から来たコンテナの中にコウモリがまぎれていて,このコウモリが狂犬病を保有していたことがあった様です。ハワイは動物の持込が非常に厳しく検疫官や港湾職員も意識が高いため,発見に至りましたが,一歩間違えば大変なことになっていました。
数年前東京港でも中国からのコンテナに猫がまぎれていて,捕獲し調べたところ狂犬病は幸いにも陰性だったということもありました。
もう一つ,猫からの感染例が非常に少ないのは,猫は狂犬病に感染すると狂騒状態にならずに,沈鬱傾向となり軒下など暗く静かなところで人知れず死んでいくからとのことです。
米国ではコウモリからの感染が多く,ニューヨークではアライグマがウイルス保有しているとのことです。
東京都獣医師会はこれらのことに危機感を持ち数年前から啓蒙活動に取り組んでいまして,板橋の佐藤克先生がこの道のエキスパートです。
こんなサイトもありますのでご参考までに。
http://www.rabies.jp/
「テレビを見る前に拍手(かしわで)を打つ家があり,その家族は必ず拍手を打ってからテレビをつけ,拍手を打たないとテレビを見られないと信じ込んでいます。しかし,隣の家では拍手を打っていないし,打たなくてもテレビはつきます」「拍手を打ってからテレビの電源を入れるとテレビがつく」のは事実ですが,だからといって「テレビをつけるには拍手が必要である」とはなりません。
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