Pentax Optio W90のデジタル顕微鏡写真
ペンタックスのコンパクトデジカメ,Optio W90には「デジタル顕微鏡」機能があります。面白いので,いろいろな創面を撮影してみました。
18歳男性。8月19日受傷の化学熱傷(アルカリ性洗浄溶液)。8月24日に撮影したもので,「毛孔からの上皮化」の様子がわかる一枚。
13歳女性。8月5日,花火で大腿熱傷。近くの病院で治療を受けていたが皮膚移植が必要と言われ,不安になり,ネットで調べて8月10日,当科受診。プラスモイストで治療。上の2枚の写真は8月18日のもの。同じような創面でも上皮化が完了している部分と,まだ創面が残っている部分が混在していることがわかる。
85歳女性。8月4日受傷の右前腕の表皮剥脱創の8月17日の状態。プラスモイストで治療中だが,プラスモイストの網目状シートの形が肉芽に残っているが,上皮化すると速やかに平坦になることがわかる。
82歳の下腿熱傷(DDB)の熱傷創面。受傷後1ヶ月目に熱傷潰瘍の中に「上皮の島」が2個出現。
プラスモイストで治療中の低温熱傷の創縁。肉芽表面に周囲から上皮が順調に伸びているところ(写真の上側・右側)と,あまり伸びていないところ(写真の左側)があることがわかる。両者の違いの原因は何? 肉芽のちょっとした性状の違いとかなんだろうか。
プラスモイストで治療中の熱傷。白くなっているところは上皮化が完了し,表面は角質になっていると思われる。赤っぽいところはまだ上皮化が完了していない部分と思われる。プラスモイストのメッシュの網目がよくわかる。
熱傷。毛穴から上皮化するという証拠写真。潰瘍の中心に幾つも白い点が出現しているが,これが毛穴。ちょっとピンぼけだけど・・・。
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