《ジュラシック・シティ》 (2001年,アメリカ)


 「ジュラシック」とついた映画は沢山ありますが,元祖《ジュラシック・パーク》以外はどれもクズ映画,あるいは準クズ映画です(例:《ジュラシックジョーズ》。この映画の原題は《Raptor》で「ジュラシック」ではないのですが,邦題に「ジュラシック」とつけたためか(?),やはり取るに足らないB級クズ映画でした。そういうわけで,「オレはこんなクズ映画も見ているんだぜ」と自慢するときには役に立ちますが,それ以外の何の役にも立ちません。


 くだらないストーリーだけど,一応要約してみますね。

 アメリカの田舎と思われる町で,住民の惨殺死体が見つかります。初めは大型野生動物の仕業じゃないかと思われますが,実はその近くにある生物系の研究所で恐竜のクローンを作る実験をしていて,そいつが逃げ出したための事故だということが次第に明らかになってきます。

 この研究所は昔,軍と協同で「恐竜を蘇らせて人間の知能を植え付けて最強の戦士に仕立てよう」という,誰が考えてもそりゃ無理だろ,という研究をしていたらしいのですよ。しかし,失敗続きのために軍は手を引いたんだけど,研究者は研究を続け,ついに恐竜を復活させたのですね。

 で,町の保安官が動物保護局(だったかな?)の女性(保安官の元カノらしいけどよく判らない)と一緒に謎に迫り,一方,極秘研究が続いていたことを知った軍が海兵隊のデルタフォースを投入して研究所を破壊しようとする,という映画だったような気がします。

ま,要するに,どこにでもある「恐竜を蘇らせちゃった」映画の一つですね。


 まずすごいのは,21世紀に公開された映画なのに恐竜が着ぐるみである点です。CGを全く使っていない21世紀の映画って久しぶりに見ました。当然,迫力はゼロです。迫力のなさでは,《ダイナソー・ファイター》といい勝負です。
 こういう映画を見てしまうと,《ジュラシック・パーク》って昔の映画だけどすごかったなぁ,金をかけていたんだなぁ,ということがよく判ります。だから,この映画で人間が恐竜に食われるシーンも,「着ぐるみの恐竜が人形を加えて振り回してま〜す」としか見えなくて情けないです。


 後半,投入されるデルタフォースですが,相手が恐竜なのに装備が軽すぎ! 恐竜相手なんだから,もっと重火器で装備してから来ようね。

 脱出用のヘリに女性パイロットが残っていて,ヘリをいつでも飛ばせるようにしていたのに,後部座席にいつの間にか恐竜君が潜んでいて襲われる,ってのも絶対変だぞ。あんなに大きいのが入ってきて気がつかなかったのか,君は。寝てたのか?

 最後の救援ヘリから黄色いレインコートみたいなのを着た兵士たちが大量に降りてきて建物に突入するシーンがあるんだけど,全員素手で武器を持っていません。それで歓声(?)を上げながら突入するんですが,この人たち,全然仕事をしないまま,また建物から出てきます。あの黄色いレインコート集団,一体何だったのでしょうか。


 それと,映画が始まって15分くらいのところで,保安官の娘(シリコン系巨乳と診断しました)が恋人(とは言っても父親の同僚のオヤジです)とトラックの荷台でエッチするシーンがありますが,これが長いの何のって,7分以上(?)続きます。しかも単一体位です。飽きてきたんで早送りにしても,まだやってました。
 普通,このタイプの映画だと,こういうエッチシーンがあると2分後くらいにモンスターが登場して二人を喰っちゃう,というのがお約束なんだけど,約束を無視して延々とエッチしております。ま,結局は男の方が喰われちゃうんだけど,何のための長大なエッチシーンだったのか,意味不明。


 でも,そんな欠点だらけのダメ映画ですが,ただ一つだけ美点(?)がありました。動物保護局のお姉さんが,それはそれは見事な巨乳お姉さんである点です。ブラ姿のサービスシーンもあり,かなりの迫力です。彼女のオッパイポロリはありませんが,許しちゃいましょう。

 というわけで,このお姉さん以外に褒めるところはなかったです。

(2007/03/20)

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