【Mozart/Volodos: トルコ行進曲】
カプースチンの『「ブラジルの水彩画」によるパラフレーズ』に挑戦したものの,あまりの難しさに音を上げ,昔ちょっと挑戦したことがあるこの曲にロックオン。ド派手なパラフレーズで,素人が聞いても「これはすごい。超難しそう」とわかってくれる嬉しいアンコールピース。
これはヴォロドスのデビューCDに収められていた曲で,この1曲で世界中のピアノ・オタクの心を鷲づかみにし,その名を世界中に轟かせた爆音系・超絶技巧系の曲である。モーツァルトのコロコロと玉を転がすような典雅なロココ音楽が,重戦車が轟音を轟かせて超高速で爆走する暴走音楽に変身! 恐らく,この編曲を初めて聞いたら,開いた口がふさがらないと思う。
⇒Volodos plays Turkish March (YouTube)
実際に弾いてみるとわかるが,もちろん技術的には易しい曲ではないが,カプースチンやホロヴィッツに比べたら難易度はそれほど高くなく,私の分類では「まじめに練習すれば弾ける曲」の範疇である。
というわけで,私の指使い。使用した楽譜はChristian Jensenさんが採譜されたもの。
(2015/12/28)