指使いが書き込まれた楽譜


 以前からメールのやり取りを時々しているイタリアのピアニストの方から,Carlo Vidussoが指使いをすべて書き込んだブラームスの【パガニーニ変奏曲】の楽譜をいただきました。Vidussoといえばイタリアの名ピアニスト,マウリチオ・ポリーニの師として有名な人です。その彼が,ほぼすべての音に指使いの番号を振っている楽譜ですから,これからこの曲を練習しようとする人にはとても参考になるのではないかと思います。

 このような楽譜を興味をお持ちの方に配布しますので,本名を明記してメールでご連絡下さい

  1. ブラームス:パガニーニ変奏曲(Carlo Vidussoの指使い入り)
  2. チャイコフスキー(パブスト編曲):「エフゲニ・オネーギン」パラフレーズ(マイケル・ポンティの指使い入り)


 ついでにと言ってはなんですが,私がまだまじめにピアノを弾いていたころの証拠の品(遺品,という感じだな)として,指使いをかなり工夫して書き込んでいる2点の楽譜もありますので,これも見たいという御奇特な方にお見せしようと思います。こんな曲が弾けていた時期があったんですねえ(・・・遠い目をしています)。こちらもメールでご連絡下さい
 なお,アルベニスの方ですが,中間部の真ん中あたりから指使い書き込みが途絶えていますが,ここまで練習してあまりの難しさに投げ出してしまったことがバレバレですね。

  1. ファリャ:アンダルシア幻想曲
  2. アルベニス:ラ・ベーガ


 ついでに,もう最後のピアノネタということで,数少ない私のレパートリーの一つ,Schumann/Lisztの【献呈】の指使いの工夫。赤い線が右手,緑の線と緑の丸が左手です。








(2007/08/09)

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