クラシック批評こてんぱん(鈴木淳史,洋泉社)
明治から「2チャンネル」までのありとあらゆるクラシック音楽の批評を,時代ごとに大胆に分類し,それぞれの論理の展開の仕方,言葉の使い方,文体を鋭く論じた本。
文体模写がとにかく面白い。 こうやって読むと,吉田秀和の文章はやはり名文であることを改めて認識。
それにしても,表紙でも裏表紙でも,著者名を「敦史」と堂々と間違って書いている。本の中にこれに言及した小さな紙切れが挟まれているのはご愛嬌。 これって確信犯?

 

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