14歳女。
2016年7月11日夜,自宅でドアを足で開けようと蹴ったところガラスが割れて右足に怪我。しばらく押さえていたら出血が止まったため,その日は病院は受診せず。翌日,当科(以前,弟さんの熱傷を治療)を受診。
受傷から12時間以上を経過していて,縫合した場合,感染する可能性があることを説明したが,母親の強い希望で縫合することにした。
創内は特に洗浄せずにそのままラフに縫合。ナイロン糸ドレナージを行い,ズイコウパッドで創部被覆。抗生剤内服は2日のみ。翌日,発赤などがないことを確認。その後3日間,ドレーン留置。21日に抜糸したが,特に問題はなかった。
初診時の状態 | |
縫合終了 | |
ハイドロコロイド被覆材を貼布し,テーピングの土台にする。 | |
ナイロン糸ドレナージ。絆創膏でナイロン糸を固定。 | |
7月21日。抜糸後 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2402/index.htm】