11歳男。
 2016年5月15日,調理中の鍋をひっくり返して右下肢熱傷を受傷。〇〇大学△△病院に救急搬送され,形成外科入院となった。最初の医師はラップで治療してくれたため,痛みは少なかったが,翌日からは医師が変わり,ガーゼと軟膏での治療となってからは激痛で眠れなくなった。この頃から両親はネットで熱傷治療について検索し,筆者とメールで相談。退院を申し出たが,軽度の発熱があったため,敗血症を起こす可能があると説明され,退院できなかった。5月23日,◇◇大学付属●●病院形成外科転院し,入院。5月31日に退院となり,その足で練馬に向かう。
 5月31日,当科受診。穴あきポリ袋で創部を被覆し,吸収シートで覆う方法で治療。
 6月下旬には上皮化が完了したが,その後,一部が肥厚性瘢痕となったため,9月13日からシリコンジェルシートを開始。

5月31日 6月3日 6月7日

6月14日:14日後 6月21日:21日後 6月28日:28日後

7月12日:42日後 8月2日:63日後 9月13日:105日後

10月18日:140日後 12月27日:210日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2374/index.htm】

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