5歳2ヶ月女。
 2016年5月1日,料理の手伝いをしていて椅子に立ってカレーの鍋をかき回していて足を滑らせて転倒し,落ちてきた鍋の熱湯で両側大腿,左下腿,左足背に熱傷受傷。〇〇大学△△病院に救急搬送されて形成外科入院となった。石鹸洗浄後にバラマイシンとフィブラストスプレー®で治療。5月31日,担当医からいきなり「右大腿は深い3度熱傷のため,直ちに手術が必要。来週火曜日に手術なので今日採血します」と説明された。それまで手術の話は一切なかったため,両親は不信感をいだき,ネットで「熱傷 植皮しない」と検索し,筆者にメールで相談。6月17日,同院退院後に当科を受診。
 6月17日,当科受診。左下肢は広範な2度熱傷,左大腿は小範囲(直径4センチ足らず)の3度熱傷だった。右大腿はハイドロコロイド被覆材で被覆し,左下肢は穴あきポリ袋で覆って吸収シートで覆う方法で治療。

 左下肢の状態のみ供覧。右大腿の3度熱傷は小範囲なので無視。

左大腿 左下腿 左足背
6月17日

6月20日:3日後

6月24日:7日後

6月30日:13日後

7月14日:27日後

9月14日:89日後

12月27日:193日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2328/index.htm】

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