59歳女。
2016年4月26日,呼吸困難と食思不振で当院に救急搬送される。それまで病院にかかったことはない。全身性強皮症の診断を受けた。左手指の壊死について5月26日に当科紹介となる。
左手指は全てDIP関節部より遠位が完全壊死の状態であったが,「この手指の長さがないと生活に不便」とのことだったため,ミトン型にしたズイコウパッドで左手全体を覆う方法を指導(1本ずつ被覆するより処置が簡単)。いずれ,壊死組織は自然に脱落することを説明。
その後はしばらく受診しなかったが,2017年3月17日,骨髄炎を起こしているのではないかとのことで,内科から紹介。感染は起こしておらず,自然に壊死組織の融解が進んでいる状態であることを説明。浮いている壊死部分を少しずつ切除した。
2016年5月26日 | 2017年3月7日:285日後 | 4月4日:313日後 |
11月29日:552日後 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2324/index.htm】