47歳男。アルコール性肝硬変あり。以前,足趾熱傷で当科受診歴あり。
2015年10月16日,飲酒後に路上で倒れているところを発見され,当院に救急搬送された。
10月19日,顔面の皮下血腫,挫創で当科受診し,ハイドロコロイド被覆材で治療。血腫については,2週間で自然吸収される率が高く,2週間以上たっても吸収されない場合は受診するように説明した。
11月4日,左下眼瞼の血腫が残っていたため,局所麻酔下に5ミリほど切開して血腫除去し,ナイロン糸ドレナージを行い,5日には腫脹は消退した。
その後は通院していないが,同年12月,路上で倒れているところを再び発見され,当院に救急搬送され,ICU入院となったが,肝不全のため2週間後に死去された。
10月19日 |
11月4日 | 切開してドレナージ |
11月5日 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1946/index.htm】