39歳女性。大阪在住。
2014年1月24日,〇〇医療センター皮膚科で前頭部の基底細胞癌切除を行い,人工真皮移植が行われた。術後,植皮を勧められたが,自然に上皮化させる方法を希望。主治医は軟膏による治療を選択し,プロスタンディン軟膏を処方。上皮化が進まないため,ネグミンシュガー軟膏,次にフシジンレオ軟膏,次はアクトシン軟膏と,軟膏を次々に変更したが,上皮化が進まなかった。特に,アクトシン軟膏®はとても痛かった。
主治医の説明が二転三転するため不信感を持ち,弟(麻酔科医)のすすめもあり,4月22日に当科を受診。前頭部に直径2.5センチの肉芽創を認め,プラスモイストでの治療開始。大阪在住の方なので,郡田先生に紹介した。
郡田先生によると,6月初旬まではゆっくりと上皮化が進み,7月に入ってから加速度的に上皮化が進んで7月22日で完治したそうである。
4月22日 | 6月19日 | 6月24日 | 7月8日 |
7月15日 | 7月22日 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/837/index.htm】