19歳女。
 6月15日,バイト中にフライヤーで揚げたばかりの揚げ物を左前腕を付けて熱傷受傷。〇〇皮膚科に通院しているが,「深いヤケドなので傷跡が残る」と言われた。知人に相談したところ,当科を紹介された。
 当科では「浅い熱傷でもうすでに治る寸前であり,あと数日,ハイドロコロイド被覆材を貼っておけばきれいに治る。茶色の皮は日焼けでペリペリ剥ける皮膚と同じで,その下はきれいなピンク色をしているよ」と説明。すっかり明るい顔になり,帰宅。

7月1日


 こんな治る直前の浅い熱傷を「深いヤケドで傷が残る」と信じ込んでいる皮膚科の先生がいる,という事実に驚きます。熱傷治療をしたことがないお医者様なんでしょう。ちなみに,上記の説明を受けた患者さんは,心配で夜も眠れなかったそうです。

【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/〇〇/index.htm】

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