60歳男。
 2013年12月,左下腿を打撲して傷ができた。病院は受診せずに市販の絆創膏を貼って様子を見ていたが治らないため,ネットで調べて湿潤治療を知り,2014年5月,自宅近くの〇〇病院を受診し,プラスモイストなどでの治療となった。しかし,なかなか治らないため,医師は静脈鬱滞性潰瘍と考え,下肢血管系の精査が必要と説明したが,患者が納得せず,当科紹介となった。
 7月18日,当科受診。潰瘍の性状から静脈鬱滞性潰瘍が最も疑われ,肉眼的にも静脈瘤を認め,両下腿の皮膚色も静脈鬱滞の存在を疑わせた。自宅近くの総合病院血管外科で検査してもらい,異常があればまずその治療(手術)をすべきであり,湿潤治療を続けても治らないと説明。

左下腿 右下腿


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/954/index.htm】

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