9ヶ月男児
 2月18日,壊れていた電気ポットから熱湯が吹き出して,右腕と右足に熱傷受傷。〇〇医大病院皮膚科を受診。軟膏での治療だった。2月下旬に手術が必要と言われたため,皮膚移植をしない熱傷治療についてネットで調べて「熱傷は保険診療ではまともな治療はできない。私費診療でなければきれいに治らない。一日1万円で,6ヶ月間毎日通院」と宣伝している△△医院に3月1日から通院して,秘伝の軟膏治療を受けている。しかし,あまりの治療費の高さに受診が難しくなり,再度,ネットで検索し,当科を受診。
 当科では「すでに上皮化している状態で,このまま直射日光を避ける程度で何も治療しなくても次第に目立たなくなる。半年から1年もすれば気にならない程度になるでしょう」と説明。上皮化した部分が乾燥気味のため,ワセリンを塗布して保湿するように説明した。

【右前腕伸側】

2014年3月28日 4月4日 4月25日 8月15日(140日後)
12月26日(273日後)

【右大腿外側】

2014年3月28日 4月4日 4月25日 9月4日
(160日後)
ドレニゾンテープ処方
2014年12月26日
(273日後)
2015年2月18日
(327日後)
3月27日
(364日後)
6月15日
(444日後)

9月28日(549日後) 2016年10月11日
928日後
12月2日
980日後
2017年2月15日
1055日後


 本コーナーでたびたび登場する△△医院であるが,この病院の医師は次のようなトリックをうまく利用しているものだ(医療としてはもちろん外道であるが)

 つまり,A という事実を知らなければ,B でお祈りをした人は「毎日お祈りしたから傷跡がきれいになった。ありがたや」となるし,C の病院を受診した人は「毎日通院したから,傷跡がきれいになった。頑張って通院した甲斐がありました」となる。B も C も結果として「傷跡がきれいになる」のだから,効果が無いわけでもない。
 これは次のように置き換えるとよく分かると思う。

【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/793/index.htm】

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