70歳男性
 3月12日,階段から転落して右足背を強打。〇〇医院を受診し,中足骨骨折の疑いで当院整形外科紹介となった。骨折はなく経過観察となったが,その後,腫脹が軽減せず,24日から痛みがひどくなったため翌日,整形外科を受診し,血腫による創感染疑いで当科紹介となった。
 当科では直ちに局所麻酔下に切開し,大量の血腫を除去。切開口の大きさが十分あってドレナージに問題なしと判断し,ドレーンは留置せずにズイコウパッド(R)で創面を被覆するのみとした。以後はドレッシング交換のみ行い,2ヶ月ほどで創はほぼ上皮化。わずかに潰瘍は残っていたが,あとは自分で治します,とのことで通院は終了となった。

3月25日 切開後 3月26日
4月3日
創縁の皮膚が壊死した
4月11日 4月24日
5月8日 5月22日
通院終了


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/781/index.htm】

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