10ヶ月男児
 2013年12月30日,加湿器の湯気で左手指に熱傷受傷。〇〇病院救急室を受診し,翌日から数日間通院。治療はアズノール軟膏。その後,△△病院形成外科への紹介状を書いてもらったが,両親がネットで調べて当科を2014年1月8日に受診。
 当科では次のように説明。

  1. 1歳未満の乳児の手掌熱傷では瘢痕拘縮(屈曲拘縮・進展障害)がほぼ全例で発生する。しかも受傷から10日経過しているので,瘢痕拘縮は避けられないだろう。
  2. その場合には子どもの全身麻酔が可能になる病院の形成外科に紹介する。
  3. とりあえず,プラスモイスト(R)で被覆して治療するが,日中,気がついたら手指を伸ばすようにして拘縮を予防して欲しい。
 

1月8日 1月14日 1月24日
1月31日
この時点では拘縮はなかったが
3月7日
1か月後には拘縮発生
総合病院形成外科に紹介


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/650/index.htm】

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