1歳11ヶ月男児。
 3月30日,テーブルの上の熱いコーヒーの入ったマグカップに手を伸ばして落とし,顔面から胸部に熱傷受傷。直ちに都内の〇〇医療センターに救急搬送され,以後,同院形成外科に通院。両親は湿潤治療を求めたが,軟膏ガーゼの治療をされて「これが湿潤治療です」と説明を受けたため,それ以上は何も言えなかった。5月22日まで通院し,以後はエキザルベ軟膏を塗布するように指導され,通院不要と言われた。既に肥厚性瘢痕を生じていたため「治療法はないでしょうか?」と質問したが,形成外科医は「これは治療法がないので諦めて下さい」と説明。
 その後,改めてネットで熱傷治療について調べ,〇〇医療センターでの治療が湿潤治療ではないことを知って愕然とし,当科を受診した。
 当科では,肥厚性瘢痕に対しドレニゾンテープで治療を開始。

9月6日 9月20日


 インチキ商法には気をつけましょう。

【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/501/index.htm】

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