41歳女。
2019年1月10日,転倒して意識を失い,〇〇病院に救急搬送された。CT検査などを行い,前額部の裂挫創を縫合。翌日からは,△△病院脳外科を紹介されて受診。「傷跡は必ず残るので,傷跡が気になるようなら形成外科を受診するように」と説明された。
傷跡について不安になり,ネットで検索して,1月16日に当院を受診。
初診時の状態 | |
全抜糸したが,一部創離開していて,その先は3センチほどのポケットになっていた。 ポケットの深さを示す。 ハイドロコロイド被覆材を皮膚に貼ってテーピング固定の土台にする。 |
|
ナイロン糸ドレーンを2本挿入。 | |
ナイロン糸を絆創膏固定。 糸の出口に浸出液吸収用のプラスモイストを載せ,さらにハイドロコロイド被覆材で創部全体を覆い,挫滅された皮膚の治療も行う。 |
|
1月18日(2日後)の状態。ドレナージは終了。 その後も上皮化が完了するまでハイドロコロイド被覆材で治療し,遮光のためにハイドロコロイド貼付を続けさせた。 |
|
2月19日(44日後)の状態。 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/3181/index.htm】