53歳女。
 2017年5月31日夜,自宅の飼い猫に右手を噛まれた。6月1日,〇〇整形外科を受診し,創部消毒後に抗生剤が処方されたが,帰宅後,さらに腫れてきて痛みが増強。6月2日,勤務先(△△耳鼻咽喉科医院)の医師に相談し,当科に紹介状を書いてもらった。
 同日,当科受診。局所麻酔下にゾンデで創の深さと方向を確認し,下記のようにナイロン糸ドレナージで治療。

6月2日。初診時の状態。
局所麻酔下に創の方向を探る。
ハイドロコロイド被覆材を貼布。
コヨリ状にしたナイロン糸を挿入。
>ハイドロコロイド被覆材で固定。
プラスモイストで創部被覆。
以後は,プラスモイストを毎日交換。
6月6日。
4日後でもしっかり固定されている。
この時点でドレナージ終了した。翌日には創も閉じた。


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2704/index.htm】
【なついキズとやけどのクリニック】
【新しい創傷治療】