49歳女。秋田県。
 2016年11月10日,自宅で転倒してストーブの上のヤカンを倒し,顔面〜頚部に熱傷受傷。〇〇病院救急室に救急搬送され,メロリンガーゼ®と軟膏で治療。翌日からは同院皮膚科に通院。軽いやけどと説明されたが,不安になりネット検索。「東京なら名医がいる」とわかり,娘さんが埼玉県に住んでいるため,13日夜に夜行バスで埼玉へ。14日朝,「熱傷は保険診療ではきれいに治らない。当院の秘伝の軟膏ならきれいに治る」とうたっている都内の△△医院を受診。「非常に深い熱傷であり,1年以上毎日通院しないと治らない」と説明され,2万円請求された。これでは治るまで600万円かかることに気付き,再度ネット検索。
 11月14日,当科受診。当科では「非常に浅い熱傷で,素人が治療しても痕は残らない」と同様症例の経過写真を見せて説明し,ハイドロコロイド被覆材で治療。1ヶ月で跡形なく完治。

2016年11月14日

11月25日 12月16日

2018年4月27日
529日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2525/index.htm】

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