67歳女。
 下腿静脈瘤で2度手術をうけたことがある。
 1年前から体幹と四肢に湿疹が出現。近くの皮膚科医院を受診。ダニによるものと診断され軟膏が処方された。その後,左下腿の痒みが増強し,掻き壊したために傷が拡大。〇〇医院に通院したが治らないため,△△クリニックに通院。処方薬はプロスタンディン軟膏⇒フィブラストスプレー®ゲーベンクリーム®⇒キシロカインゼリー⇒アクトシン軟膏®の順に変更され,石鹸でよく洗うように指導された。痛みがどんどん強くなり,痛みで目が覚めるようになり,不眠症の薬も必要になった。
 この治療はおかしいと直感し,ネットで検索。
 2016年11月22日に当科を受診。 ネットで調べて受診。ズイコウパッドで創部を被覆したところ痛みが軽くなり,歩いて帰れるようになった。
 12月20日に肉芽が黒変したが,抗生剤内服で2日で色調は回復した。
 その後,治癒が遷延したため,血管外科に精査を依頼。静脈の逆流が見つかり,7月20日に手術が行われた。

2016年11月22日 12月6日 12月20日 2017年1月10日

1月24日
63日後
2月8日
78日後
3月7日
105日後
4月6日
135日後

5月2日
161日後
6月13日
203日後
7月11日
231日後
8月8日
259日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2511/index.htm】

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