41歳男。
2016年6月11日,軽井沢のキャンプ場でキャンプファイアをしていてキャンプファイアの中に転倒し,顔面と両側前腕に熱傷受傷。〇〇病院に救急搬送されて軟膏とガーゼで治療。翌日,都内に戻り△△大学付属病院救急室を受診。アズノール軟膏で治療。13日,◇◇病院皮膚科を受診したが,直ちに入院が必要と説明され入院となった。ゲーベンクリーム®とフィブラストスプレー®での治療になったが,治療直後から激痛となり,鎮痛剤も効かず,一睡もできなかった。治療に不信感を抱いた家族がネットで検索し,当科への紹介状を書いてもらい,退院を希望。
6月16日,当科受診。手掌は3度熱傷の状態であった。広範であったため,穴あきポリ袋で創部を被覆し,吸収シートで覆う方法で治療開始。痛みは程なく治まった。
1ヶ月半で上皮化が完了。7月26日の時点では母指に軽度瘢痕拘縮を認めたが,8月12日には母指伸展障害をきたしたため,△△大学付属病院形成外科に紹介。
6月16日 | 6月17日 | 6月20日 | 6月16日 |
6月23日 7日後 |
6月27日 11日後 |
6月30日 14日後 |
7月4日 18日後 |
7月12日 26日後 |
7月19日 33日後 |
7月26日 40日後 |
8月12日 57日後 |
9月5日 81日後 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2360/index.htm】