75歳女。
 以前から両側手掌の手荒れがひどく,幾つかの皮膚科医院に通院したが治らなかった。〇〇皮膚科クリニックでは掌蹠膿疱症と診断され,ビオチン散0.2% 0.5g,マイザー軟膏,オキサロール軟膏,アレグラが処方されたが,症状は改善しなかった。腰痛で通っている整骨院を受診した際,当科を受診するようにアドバイスされた。
 2016年5月24日,当科受診。合成界面活性剤について説明し,合成界面活性剤を含む商品(ボディソープ,シャンプー,保湿クリーム,ハンドクリームなど)の使用を止めるように指導。その上で,両手の亀裂がある部分はハイドロコロイド被覆材で被覆し,それ以外の部分にはワセリンを塗るように説明し,ワセリンの使い方を指導。

5月24日

5月31日

6月7日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2271/index.htm】

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