26歳女。
 2016年1月18日,湯たんぽで左下腿に水疱ができていることに気が付き,会社近くの〇〇皮膚科医院を受診。抗生物質とゲーベンクリームが処方された。その後,自宅近くの△△皮膚科に通院。抗生剤とブロメライン軟膏が処方されている。「感染が怖いので」と説明され,1月18日から2ヶ月近く,抗生剤を飲み続けている。入院して手術が必要なので大学病院を紹介しますと説明され,入院できないため,低温熱傷の治療についてネットで検索。
 3月10日,当科を受診。7×3センチの全層皮膚欠損と白色壊死を認めた。局所麻酔下に壊死組織を切除し,ズイコウパッドで被覆。5月下旬に上皮化が完了。
 冷え症もひどいため(低温熱傷の患者の多くは冷え症であるために湯たんぽを使っていることが多い),ドルナーを処方したが,3日で完治し,以後は内服はしていないが冷え症は再発していない。

3月10日 3月17日 3月31日

4月21日:42日後 5月26日:77日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2194/index.htm】

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