71歳男。
 2016年2月10日,自転車に乗っていて転倒し,左下腿前面を強打。〇〇医院を受診し,ゲンタシン軟膏とガーゼで治療。以後,同院に通院しているが傷が全く治らない。ネットで傷の治療について検索。
 2月19日(金),当科受診。左下腿前面中央に3センチの裂創を認め,波動を触知。局所麻酔下に切開し,血腫を除去
 金曜日で次回受診が3日後になるため,ペンローズドレーンの確実な固定のため,1.5センチ離れた場所を切開し,ペンローズドレーンを貫通させ,ドレーン断端同士を縫合固定し,抜けないように工夫した。ズイコウパッドで被覆。
 2月22日,浸出液が少量で波動も触れないため,ペンローズドレーンを抜去し,こより状にしたナイロン糸を創内に通して両端を絆創膏で固定。3日後にこれも抜去し,以後はズイコウパッド被覆のみとした。

2月19日 拡大 ドレーン留置

2月22日 3月1日 3月14日

3月28日:38日後 4月11日:52日後 5月16日:87日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2131/index.htm】

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