11ヶ月女。埼玉県。
 2015年12月13日朝,ティファール電気ケトルのコードを引っ張って倒し,前胸部,左上肢,両側大腿に熱傷受傷。〇〇病院ERに救急搬送された。石鹸で傷口を洗われ,アズノール軟膏で治療。
 母親は以前から湿潤治療のことをよく知っていて,小さな傷はラップで治してきたため,石鹸で洗うのは間違いだとすぐに気付いた。「ここに連れてくるんじゃなかった,もっと冷静になって湿潤治療をしている病院を探せばよかった」と反省し,病院の待合室でスマホで検索。
 12月14日,当科受診。プラスモイストで治療。
 なお,途中でハイドロコロイド被覆材での被覆に切り替えたが,手に貼ったハイドロコロイドを食べてしまったことがあるが,翌日,ウンコに出たことを母親が確認してくれた。

 なお,写真は左前腕〜手背,右上腕である。

2015年12月14日

12月17日

12月21日

12月25日

2016年2月3日:80日後

 2020年9月13日,お母様からメールを頂きました。

春には小学校に入学します。ピアノを毎日頑張っています。おかげさまで火傷の跡も目立たなくなり、今日久しぶりに本人に先生のホームページの自分の怪我のページを見せてみました。写真は本日のものです。今の自分の手と比べて驚いて「赤かったのに治ってよかったー」と申しておりました。
 

2020年9月12日:1734日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2038/index.htm】

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