3歳5ヶ月男。大阪府。
2015年1月1日,お餅を茹でていた鍋を患児がひっくり返し,両側上腕などに熱傷受傷。直ちに〇〇大学△△病院形成外科に救急搬送されて入院となった。入院時,「2週間後に皮膚移植をします」と説明されたが,父親がネットで熱傷治療について調べて神戸逓信病院の安藤先生(現在は京都逓信病院)に連絡。植皮をしないで治療できることを説明され,手術を拒否して退院させてもらった。その後,両側上肢は瘢痕治癒した。同年秋,右腕を動かして遊べるようになってから潰瘍ができたため,〇〇大学△△病院形成外科を受診。医師から「すぐに皮膚移植しないと瘢痕癌ができて命が危ない」脅された。その説明に疑問を懐き,一度診て欲しいとのことで当科を受診。
10月14日,当科を受診。「動かしながら治せば動くようになる。瘢痕癌はそもそもこういう状態で起こるものではない。その医者は皮膚移植がしたくてたまらないため,患者に嘘を付いてるんじゃないの?」と説明。大阪府内の湿潤治療をしている医師を紹介。創部はズイコウパッドで被覆。
10月14日 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1934/index.htm】