79歳女。
 2015年6月10日,「左足がジクジクする」を主訴に当院外科を受診。診察室に入った時点で異様な臭気を放ち,聞いてみると半年くらい入浴していないし,靴下もずっと履きっぱなしで履き替えていない,とのことだった(ちなみに,息子さんと二人暮らし)。直ちに靴下を脱がせると,角質と表面の汚れと悪臭がひどく,皮膚潰瘍と蜂窩織炎を認めた。十分に時間をかけて微温湯で洗浄して垢を落とし,プラスモイストで被覆。抗生剤処方。
 翌日,当科を受診。痛みはなく,普通に歩行できるようになったとのことであり,悪臭もなくなっていた。穴あきポリ袋で覆い,その上を吸収シートで覆う方法を指導。6月15日には創は収縮してきたが,以後は受診していない。

6月11日 ドレッシング 6月12日 6月15日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1705/index.htm】

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