51歳男。東京都清瀬市
 15年前から左下腿に潰瘍があり,2007年,〇〇病院心臓血管外科で静脈瘤の手術を受けたが,一時潰瘍は小さくなったが,その後また拡大。2013年に同科で再手術を受け,術後は同院皮膚科に通院し,ゲーベンクリーム,ソフラチュール・ガーゼで治療。しかし,潰瘍はさらに拡大して深くなり,痛みが強くなって歩行も困難になり,痛みで夜目が覚めるようになった。
 皮膚科医師が「こういう治療をしている先生がいる」と当サイトを教えてくれ,「多分あなたの傷は皮膚科の治療では治らないと思う。この先生に診てもらって下さい」と紹介状を書いてくれた。
 2014年12月22日,当科受診。ゲーベンをきれいに洗い流し,「穴あきポリ袋+紙おむつ」(勝手に鳥谷部先生のサイトにリンク)で被覆したところ,直後から痛みが軽くなり,歩けるようになり帰宅。
 同時に,当院心臓血管外科に下肢静脈系の精査を依頼し,静脈瘤残存が発見されたため,2015年1月26日に手術。
 2015年2月中旬,〇〇病院皮膚科を受診し,創部を見せたところ,「こんなに良くなるとは想像していなかったです。そちらの病院に紹介して本当によかった」と我が事のように喜んでいたそうだ。
 以下,症状がひどかった左内果の経過を供覧。

2014年12月22日 左外果

2014年12月22日 2015年1月8日 1月27日:36日後 2月3日:43日後

2月10日:50日後 3月11日:79日後 4月7日:108日後 6月9日:169日後

7月14日:204日後 8月26日:247日後 9月4日:256日後 12月14日:357日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1671/index.htm】

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