40歳女。
 2015年2月初旬,湯たんぽで右下腿に低温やけど。自宅で様子を見ていたが,痛みが出てきたため,18日に〇〇皮膚科を受診。「壊死しているので皮膚移植しないと治らない。入院しないといけない」と説明された。仕事があり入院できないため,ネットで低温熱傷について調べ,2月25日に当科を受診。
 初診時,右下腿外側に2×4センチの黒色壊死を認めた。低温熱傷の病態と今後の見通しについて説明し,局所麻酔下に壊死組織を除去し,止血を兼ねてヘモスタパッドで被覆。翌日,出血がないことを確認し,「穴あきポリ袋+紙おむつ」(勝手に鳥谷部先生のサイトにリンク)による治療を開始。

 同時に,ひどい冷え症があり,治療を希望したためドルナーを処方。3日内服しただけで冷え症は完治し,ドルナー内服は中止したが,以後,冷え症の再発はなかった。

2月25日 デブリ後 2月26日 3月4日

3月18日:21日後 4月1日:35日後 4月15日:49日後 4月30日:64日後

5月13日:77日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1481/index.htm】

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