7歳男。
 2015年1月29日,学校の休み時間に遊んでいて非常階段に角に頭をぶつけて出血。直ちに当科を受診。側頭部に裂創を認めた。
 創縁の毛髪を引き寄せて創を閉じ,看護師が毛髪を三つ編みにして固定し,三つ編みが解けないように絆創膏で固定した。5分ほど観察し,創部からの出血がないことを確認した上で帰宅させた。出血が無いため,ガーゼはあてていない。
 翌日,固定用絆創膏を除去し,創部が閉じていることを確認した上で,母親に「明日から洗髪していいが,最初に数日はお湯のみで洗うように。三つ編みは数日で自然に解けるでしょう。何かあったら受診するように」と説明。

1月29日 三つ編み 1月30日


 看護師が三つ編みしている間,患者さん(子供さん)が飽きないよう,幼稚園・小学校の話とか,テレビ番組の話とか,おもちゃの話とか,兄弟の話とか,友だちの話などをして飽きさせないようにするのは,治療上必須のテクニックですね。ちなみに,私はそういうのが得意です。

【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1422/index.htm】

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