54歳男。
 若いころ,アメフトをしていたが,その頃から自分の左足で右足内果を蹴る癖があり,よく傷を作っていた。2014年9月初旬,右内果を蹴ってができた。様子を見ていたが腫れてきたため,9月18日に〇〇医院を受診。軟膏と内服抗生剤が処方された。1ヶ月ほど通院したが治らないため,10月17日に△△医院を受診。ここでも軟膏と抗生剤が処方され,11月初めにゲーベンクリームに変更となったが,塗布直後から激痛だったため処方を止めてもらった。同院より当科紹介となり,11月12日に受診。
 右内果に直径1.5センチの全層皮膚欠損を認めた。湿潤治療について説明し,「穴あきポリ袋+紙おむつ」(勝手に鳥谷部先生のサイトにリンク)で創部を被覆。肉芽がなかなか上がってこず,創周囲の皮膚色の所見から下腿の静脈うっ滞性潰瘍を疑い,当院心臓血管外科に紹介。下肢静脈瘤が発見された。12月2日に下肢静脈瘤のストリッピング手術。
 以後は順調に上皮化が進んだ。

2014年11月12日   11月14日

12月2日
この日に静脈瘤手術
12月9日 12月15日

12月25日 2015年1月9日 1月20日

2月2日 2月16日 3月10日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1245/index.htm】

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